みちのく五郎さんが投稿した麺屋 藤(徳島/那賀町その他)の口コミ詳細

レビュアーのカバー画像

グルメハイになれるお店を中心に紹介します。

メッセージを送る

みちのく五郎 (50代後半・男性・京都府) 認証済

この口コミは、みちのく五郎さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

麺屋 藤那賀町その他/ラーメン、中華料理

1

  • 夜の点数:4.5

    • ~¥999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク -
1回目

2012/10 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人

洗練された一杯。考え抜かれた一杯。徳島最強のラーメンと頷けます。

<前置き>

淡路島のはなふくを経て、徳島市内で一服した後、その後の行き先を悩みます。このまま、高松まで行ってうどんをいただけるだけ頂くか・・・。それとも、徳島にとどまり、夜もラーメンをいただき、そのまま国道195号線を通って、高知まで一気に出てしまうか。いわゆる四国一周計画を前倒しでやってしまうかどうか・・・。
とりあえず、自分が行きたい高松のうどん屋さんの多くが、夜遅くに営業していないお店ばかりでありましたので、この日高松に移動することは断念し、徳島でどうしても食べておきたかったこちら、麺屋藤さんを目指すことに。こちらのお店は、有り難いことに、夜の10時まで営業をされており、余裕を持って向かうことができます。が・・・・。

噂で聞いておりました、徳島市内の大渋滞に巻き込まれることに。丁度、ベジフルを出たのが、夕方の6時過ぎだったこともあるのですが、ありえないくらいの渋滞に巻き込まれることに。なるほど、徳島市内って、結構川に囲まれているというか、抜け道が少なく、すぐに渋滞してしまうんですね・・・。何と、この渋滞を抜け出すために、気が付いたら午後8時くらいになっています。ようやく、渋滞を抜けたかと思うと、今度は、大雨に見舞われます。それも、この世の終わりかと思う程の大雨である。ワイパーがほとんど効かないくらいの大雨で、低速運転で、気が付けば午後9時になっていました。それにしも、こちら麺屋藤さんは、徳島市内から遠いですね~。どんどん山道になって参り、本当にこんな所にお店なんてあるのだろうかと、かなり心配になってきます。天気も大荒れですし。すると、何も無い山道の中で突如灯かりが!!!無事にお店発見です!
もう、旅人が、山道を道に迷い、人里は離れた一軒家に辿り着いたような心境であります。

さすがに、これだけの大雨で、かつ町外れにあるお店でありますので、店内にはお客さんは誰もおられません。もう私は、人恋しい気持ちも加わり、初めてお伺いするお店であるにもかかわらず、もう話して話しまくりました(笑)。「よく話す客だな~」って、絶対に思われていたに違いありませんが、私は、大渋滞と空前の大雨、それに店に辿りつけないのではという不安感から解放され、一種のハイテンション状態になっていたようであります。

<東京Wスープ醤油らぅめん>

さて、前置きがかなり長くなりましたが、お店の方にお奨めをお伺いすると、こちらのお店の看板メニューである「東京Wスープ 醤油らぅめん」を薦めてくださいます。私も、もともとこれにしようと思っていましたので、迷わずこちらをオーダーします。
遅めの昼に3杯ラーメンを頂いていたこともあり、まだ、空腹とまでは行かなかったが、その前に食べた野菜ジュースが良かったのか、意外に胃腸の調子がいい。程無く、醤油らぁめんが参ります。

おおお、これは何とも美味しそうなルックスではありませんか!かなり、期待感をもって、スープを頂きます。

むふふふふ・・・・。これは、遠路はるばる、渋滞と大雨の中、参った甲斐がありました。このラーメン、少なくとも、ラーメンを100杯以上食べた方なら、このスープに潜む、奥深さは必ず理解されるのではないだろうか。もちろん、ラーメンは好みの世界ですので、何とも言えませんが、このスープは、本物でありますね~。とても、手間隙をかけておられるのが分かりますし、上品でありつつ、適度なパンチ力も兼ね備えており、最後まで飽きさせない、マルチな多様性のあるスープであります。

豚骨は一切入っておらず、鶏がらと、魚介系スープを、それぞれ別々の寸胴で取っておられ、いわゆるWスープとしての、上品でありつつ、深みのある味わいが、何とも言えませんね。また、利尻昆布が、結構いい仕事をしてくれています。鶏がらと、魚介系スープの架け橋的存在を担っているというか、全体に、甘味とまろやかさを演出しており、スープに独特の一体感をもたらしてくれています。

麺も、大変ランクの高い細麺なのですが、こちらも東京から取り寄せておられるという。輸送コストだけでも、結構かかるだろうが、麺に対するこだわりも、かなりあられるようで、確かに、このスープにして、この麺・・・・・。完全にマッチしておりますね!!お見事!!

<鶏白湯麺(ミニサイズ)>

いや~さすがに、6時間以内に4杯目でありましたので、流石にギブアップかな~と思っていましたら、あまりに醤油ラーメンが美味しかったこともあり、噂の鶏白湯麺も是非試したくなります。お店の方から、ミニサイズもありますよ、と優しいお言葉を書けて頂きます。ミニなら楽勝と思い、早速オーダーすることに。他に客が1人増えましたが、お店は、閉店間際ということもあり、ガラガラで、すぐに、鶏白湯麺がやってきます。

これは、見た目も美しい。食べる前から、かなり美味しいのではという予感が視覚神経を通じて、どんどん脳に流れて参ります。
そして、スープを一口・・・・。

「これは・・・・・・・・・・」

何て、素直で、優しくて、まろやかで、嫌味の無いスープなんだろう・・・。私、白湯スープは嫌いではないのですが、それほど好きな方でもなかったのですが、このスープは只者ではありませんね~。これまで頂いた白湯スープの中ではダントツでしょうか!このスープは、私の口から語りきれない部分があり、百聞は「一食」にしかずというか、これは食べてみなければ分からない世界でありますね。

<総括>

醤油も白湯も素晴らしかったです。どちらも甲乙付けがたいですね。こちらの大将さんは、もともと大阪の九州豚骨ラーメンで有名なお店に長年勤務されておられたのだが、ラーメンがとにかく好きで、東京などにも、頻繁に食べに行っておられたようである。そこで出会った東京のラーメンの味が忘れられず、地元徳島でラーメン店を開かれたという経緯があられます。
長年、九州豚骨ラーメンを作ってこられたにもかかわらず、豚骨はラーメンに一切使わず、あくまでも、魚介系と鶏がらのみで勝負されておられます。こちらのお店でも、豚骨を使おうと、何度か試されたようなのであるが、どうしてもキレが出ず、飽きらめられたようである。
大阪でいうと、洛二神さんから、結構影響を受けられたそうである。
ラーメン店での経験に加えて、大のラーメン好きということで、食べ歩き、研究に研究を重ねて、今の味にたどり着かれたようである。ただ、現在も、進行形で、味の進化は止まっていないようで、今後も、かなり期待ができるお店と言えます。
一昔前の私でしたら、間違いなく、総合評価「5」を付けていたことと思います。ただ、最近ラーメンで5の評価を控えるようにしており、以前より、1段かずつ、低めに評価をシフトダウンしているところがありまして、その点ご理解いただければと思います。

この後、国道195号線を通って、高知に向かうと言うと、それは絶対にやめた方がいいと制止されました。実は、国道195号線は、結構な山道であり、大雨となると、頻繁に崖崩れを起こすようで、危険であるのと、一度、崖崩れになると、1週間くらい復旧しないことも稀にあるという。
私の心は、すっかり高知にあったのですが、泣く泣く、徳島方面に少し戻った阿南市のホテルに一泊することに。

結局、次の日は、急に仕事が入り、大急ぎで神戸空港まで戻り、北海道に帰ることに。結局、せっかく四国まで参りましたが、うどん屋は全く行けず、ラーメン屋2軒に留まりました。それでも、とてもとてもレベルの高いラーメンに出会えて、とても幸せでありました。
こちらのお店は、マイレビュアーさんのhirokazu;Wさんのレビューに触発されてお伺いしたのでしたが、本当に素晴らしいお店を紹介下さり、有り難うございました。

  • 東京Wスープ醤油らぅめん(650円)

  • 東京Wスープ醤油らぅめん(650円)

  • 東京Wスープ醤油らぅめん(650円)

  • 東京Wスープ醤油らぅめん(650円) スープのみ

  • 鶏白湯麺(ミニサイズ)

  • 鶏白湯麺(ミニサイズ)

  • 鶏白湯麺(ミニサイズ)

  • スープ比較

  • 大将と女将さん 大将さんは大阪で修行されたが、ラーメンは東京ラーメン?

  • 恐るべし徳島の大渋滞

  • この世の終わりかと思うほどの大雨でした。

2012/10/12 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ