3回
2023/04 訪問
後世に残したい全国級無化調ラーメン⑦無化調を超えたその向こうに・・・。
醤油味のらぁ麺
醤油味のらぁ麺
醤油味のらぁ麺
泡白湯
泡白湯
蛤
蛤
2023/04/07 更新
2021/12 訪問
2021 マイトップ５セレクト ラーメン編③ これぞ真の無化調。
＜はじめに＞
今年、最も感激したお店の１つが、こちらのまほろばさんです。評価点５どころか、６くらい差し上げてもいいと思うほどに洗練されたスープを提供されます。無化調でありながら、無化調と謳わず、それも、ここまで無化調なお店は全国的にも類を見ないほどの徹底したこだわりがあります。
砂糖や味醂を大量に入れても無化調と謳っておられるお店も多い中、そこまでこだわる必要があるのか、と思うほどに細部に至るまで余念がないくらいに味へのこだわりがすごい。
まず、こちらのスープのすごいところは、その後味の良さです。単なるテイストの問題でなく、連食しても、胸やけしにくく、喉が渇きにくいのです。５０も半ばに近づくと、連食すると、キャパオーバーから腹を壊すことが多くなってきたのですが、これまで連食を重ねてきましたが、一度もお腹を壊さず、それどころか、ラーメンを頂いた後の胃腸の具合とは思えないほどに、すこぶるいい感じで身体に吸収されていく感じです。
こちらのお店も、基本何を食べても美味しいのですが、特に特徴的な泡トリュフを推させて頂きます。
＜泡トリュフ＞
こちらは、泡白湯に白トリュフの香味油を合わせたものとなりますが、泡白湯だけでも十分美味しいのですが、トリュフのアクセントがついて、さらに旨味成分がナチュラルに舌から脳に伝わって参ります。
「地鶏のコクに蛤と浅利の滑らかかつ濃厚な口当たり」を狙ったスープは、上品かつ深遠なコクを時間をかけて舌の全ての部分で時間差で旨味を拾っていくイメージでしょうか。また、余分な脂分を取り除くことに時間をかけておられるようで、マイルドにして、食後数時間に渡って、旨味が頭の中をこだまするような印象を受けます。
まあ、エッジの効いた、こってりがお好きな方にとっては、少し物足りなく感じられる方もおられるかもしれませんが、淡麗派の方や、無化調派の方にとってみては、ある意味完成形に近いスープに仕上がっているのではないでしょうか。
あまり褒め過ぎると、アンチの方からは、ステマだの、色々と言われそうなのですが、元ラーメン屋の立場から言わせてもらえれば、恐れ入りますの一言です。これからも、ますます進化を続けていかれると思いますが、美味しさを創り出す味の方程式は全て頭の中に入っておられる店主さん。
「あれを、こうすれば、もっと大衆に受けるラーメンは作れるんですが、あえて作らない」という、真のラーメン好きな精神がとても気に入りました。
これからも、頑張って下さい！
2021/12/19 更新
2021/03 訪問
洗練された匠の技。全国でもかなり上位に入りますね。
＜はじめに＞
最近、コロナの影響もあり、少しレビューを控えていたところもあるのですが、どうしても書いておきたいレビューをゴールデンウィーク中に１０軒ほど紹介致します。
ここ半年間で、新規でお伺いしたお店で最も感動を覚えたのが、こちらのもほろばさんであります。
食べログで福井県ラーメン部門で首位を走るお店でありますが、なかなかタイミングが合わず、これまで来れなかったのですが、約２日間で全てのメニューを頂戴してみました。
＜泡白湯（８５０円）＞
まず、最初に頂いたのが、こちらの泡白湯。
いつもは醤油から頂くのですが、見た目こちらの方が味がマイルドかなと思い、白湯→醤油の順で頂きます。
正直、私の好みでは、これまで泡立ったタイプのスープは好みでないことの方が多かったのですが、こちらの泡白湯、素晴らしいの一言です。
完成度が高いというか、旨味が前に出過ぎず、かといって必要十分な旨味が何層にもわたって口の中で広がるようです。もちろん、スープは飲み干してしまうタイプなのですが、最初の１口から最後の１滴まで飽きずに頂けます。
鶏白湯でいうと、春日井にあるらぁ麺 飛鶏さんもかなり好みなのですが、飛鶏さんと同じかそれ以上の一杯を頂くことができました。
＜鶏醤油（８００円）＞
１杯目の白湯があまりにも美味しく、お腹の中に自然に馴染んだもので、２杯目の鶏醤油に箸を進めます。こちらの店主さん、尼崎のロックンの信者さんであられ、かなり通われたそうです。私も、何度か尼崎遠征の際には頂いたのですが、個人的には元祖ロックンも素晴らしいですが、こちらの醤油の方が食べやすいですね。
まあ、タレや醤油等の味ではなく、鶏の旨味そのものを味わってもらいたいというのもコンセプトとして分かるのですが、個人的には、若干量味のトーンを強めて欲しいと思っていたところ、こちらのロックン醤油は私の理想なバランスでしょうか。
店主さんが、最もこだわっているという醤油だけに、醤油好きな方は、是非こちらを頂いて頂きたいです。
＜煮干し（８００円）＞
さて、ここからは訪問２日目のレビューであります。昔でしたら、１日で全メニュー制覇なんてやっていたのですが、最近は胃腸が弱って参り、この日は四女と一緒に参り、シェアーをしながら、頂きます。
目下のところ、最も売り切れになりやすいと言われる煮干し。煮干し系結構好きなのですが、最近あまり特に美味しいと思える煮干しに出会えておらず、かなり期待であります。
おおお～、こちら秋田県は自家製麺 伊藤を思い起すような、何とも深い味わい。
煮干しがビター過ぎず、甘すぎず、薄すぎず、濃すぎず・・・。これは、旨いですね～。
麺とのバランスも素晴らしいです。煮干しはテイストを２種類用意されているようなのですが、常連さんは、それらの情報も事前に得てから訪問されるようですね。
＜担々麺＞
正直、迷ったのですが、限定の担々麺にも手を出すことに。実は、この日、泡白湯＋トフュフフレーバーも頂いており、四女があまり食べなかったこともあり、実質３杯目となります。
それも、この担々麺、かなり濃厚なタイプであります。完食できるだろうか。。。
店主さんも、あまり無理をしないように勧めて下さいますが、これ、食欲有ったらかなり美味しいタイプの担々麺であります。手間暇も相当かかっており、濃厚ですが、飽きのこない、喉越しの良いスープであります。
＜総括＞
福井県、かなり美味しいラーメン屋があり、レビューも書ききれていないのですが、福井県食べログラーメン部門No1の実力は本物でありました。出張が重なったこともありますが、１週間に２回訪問した甲斐がありました。
どのメニューも完成度が高く、どれがおすすめか、とても難しいところなのですが、個人的には、泡白湯のオリジナリティが高いと感じ、イチオシでしょうか。特に女性の方にはお勧めです。店主が一番こだわっていると言われる醤油とバランスのとれた煮干しは甲乙つけがたく、好み次第かと。美味しい店というのは、何を食べても美味しいですが、こちらはそういったお店の典型でしょうか。
ミシュランで星取られるのも時間の問題かと。福井県のラーメンの水準の高さに驚いている今日この頃でありますが、こちらのお店、全国でも私の中ではTOP１０入りしており、北陸エリアに限定すればTOP3に入るでしょうか。
いやはや、ラーメン道、奥が深いですね～。こちら、味やお店の評価を考えれば、夜の時間帯、あまり混雑せず、かなり穴場かと。また、お伺いしたいですね。
追記：
味はもちろん、後味も素晴らしかったです。
最近、ラーメン２杯食べるとお腹を壊してしまうことが多いのですが、こちらのお店、２回お伺いして、それぞれ２杯以上頂いたのですが、お腹を壊すことはなく、逆に消化もよく、身体のコンディションも良かったです。後味も含めて考えれば、全国ＴＯＰ３の中に入るかもです。
泡白湯
泡白湯
泡白湯
鶏醤油
鶏醤油
鶏醤油
煮干し
煮干し
泡白湯＋トフュフフレーバー
泡白湯＋トフュフフレーバー
限定：担々麺
限定：担々麺
2021/05/01 更新
ランキングと口コミで探せるグルメサイト
グルメキュレーションサイト
毎日の外食が楽しくなるグルメ情報
＜はじめに＞
全国レベルにして、福井県のロックン系？にして、食べログでもラーメン部門一位を獲得しているお店。
食べ歩いている人ならば、一口でこのお店のすごさは理解でくると思いますが、どちらかというと万人受けする味というよりも、本物志向の方に標準を合わせておられる感じがします。
ラーメン道を語り始めると１時間でも２時間でも話してしまう感じの店主さん。これだけラーメンに熱い店主さんも珍しいと思うほどに、食に対しての情熱が燃え滾っている熱血漢であられます。
いわゆる「無化調」ラーメンを提供されながらも、「無化調」の概念があいまいということもあり、あえて無化調という言葉を出しておられない。「美味しくしようと思えば、化学調味料を入れずとも、いくらでも美味しくできる」。店主さんの頭の中には、大衆受けする全てのカードを持っておられる上で、あえて自らのこだわりと、ラーメンを作品としてとらえておられるというか、独自性？というか、何とも概念的かつ哲学的なものになるのかもしれませんが、相当な試行錯誤の上に現在の味に至っておられるようであります。
＜醤油味のらぁ麺＞
さて、こちらのお店で一番お勧めは？と聴かれると、以前は泡白湯だったのですが、今回頂いてみて、醤油の方の奥行というか、完成度が更に上がっているように感じました。
素材という意味では、こちらの店主さん、相当多くのアンテナを持ってあられ、いいものを、かなり割安なコストで仕入れることができる才をお持ちである。
兵庫県のロックンビリーS1を拝しておられるところもあり、独自路線とは言え、どこか共通するものも感じます。
ここのラーメンのすごいところは、胃腸の弱い私が、２杯、３杯頂いても、胸やけせず、食後の胃腸の調子がすこぶるいいことであります。
おそらく、食後の後味と言った意味では、全国トップレベルかと。
それだけ新鮮な素材にこだわり、身体への負荷が少ないラーメンなんだと思います。その意味では無化調の中でも、トップレベルにヘルシーな方ではないかと（ラーメンでヘルシーとか言うなよ！と言われそうですが）。
＜泡白湯＞
そして、やはりこちらの泡白湯。。。
もうこちらは万人受けするというか、これをマズイという人はおられないでしょうね。まあ、好みの問題もありますが、私と一緒に全国色々なラーメン店を回っている次女も、この泡白湯は満点評価でありましたね。
詳細については、以前のレビューをご覧頂きたいですが、まあ、よく無化調でここまでの旨味、それも飽きない旨味を表現できるものだと感心致します。
＜蛤＞
そして、最後に蛤ラーメン！
つい先日頂いた桑名の蛤ラーメンの完成度が高すぎて、どうしてもそちらと比べてしまいます。
かなりレベルの高いスープで美味しいのですが、蛤のCPでいうと、どうしてもらぁめん登里勝のインパクトが強すぎて。。。ごめんなさい。
まあ、蛤というカテゴリーで観なければ、こちらのスープ、かなり好みでありますね。飽きないというか、毎日でも頂けそうなマイルドなのど越しで、それでいて、しっかり蛤の存在感は残ります。
＜総括＞
私の中では、北陸で最も好きなラーメンTOP３の中に入るこちらのお店。
好みもありますが、美味しいだけでなく、後味も含め、ここのお店に叶うお店はそう無いのではと思います。
何を食べても間違いないですが、まずは醤油からでしょうか。ロックン系にして、青山節が効いております。
近所に支店を出して欲しいくらいです（笑）。