2回
2014/11 訪問
せっかくマツカワ入れて頂いたのにキャンセル(涙)。どなたか代わりに行かれませんか?
東海・関西紀行の途中ですが、北海道のお店でお願いがございます。
11月13日にアメリカより大変お世話になっている知人が来日し、シーフードがお好きだということで、こちら鮨天さんを予約して、マツカワまで入れて頂いていたのですが、そちらのアメリカ人の方がシーフードはお好きだが、生ものはダメだということが本日判明。急遽平謝りでキャンセルさせて頂いたのですが、どなたか代わりに美味しいマツカワを食べに行かれませんか(笑)。
このシーズン、海もしけて、あまりいい魚が入らないそうなのですが、マツカワは食べられますので、どうぞいらしてみて下さい。
その際、必ず予約を入れて下さいね。マツカワが売り切れている場合もありますので、「マツカワ食べられますか?」と伺ってもらった方がいいかと思います。こちらのお店、かなり田舎のお寿司やさんですので、今回に限らずお伺いされる際には、必ず予約を取ってから行って下さいね(できれば訪問する3日以上前に)。予約をしないで、電撃訪問すると、結構ガッカリな内容になる可能性が高いので、ご注意下さい!(笑)。別に11月13日でなくても大丈夫ですが、自身のFacebook等でもお願いしているので、意外に早くマツカワ売り切れてしまうかもです。その際はごめんなさい!
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■関西の超おばちゃんツアーガイド(その4)久方ぶりのマツカワを堪能します!
<はじめに>
関西からの8人の客人を率いての2日目のグルメツアーは、こちら日高の鮨天さんであります。
笑ってコラえてでご紹介させて頂いてから、本州の知人は、「あのテレビで紹介していた店に行きたい」というリクエストが多く、実際に紹介した関西の友人全員がかなり満足してくれたこともあり、今回もこちらにお伺いすることに。
ただ、こちら鮨天さんは、かなり田舎のお寿司屋さんで、腕と仕入れも上手なのであるが、やはり場所的に、かなり回転率が悪いです。ですので、お伺いする日によっては、当たり外れがあり、外れないためには、お伺いする1週間以上前に予約のご連絡をしておき、4人以上でお伺いすることであります。
この日も、訪問2週間前にご連絡をして、通常11:30開店のところ、何と10:00にお伺いすることに。8人のメンバーには朝食をとらないでいただき、朝昼一緒の食事という形にして頂いた。
そして、早目に、それも大人数で予約をした甲斐あって、何と、立派なマツカワを仕入れていて下さいました!!これはかなり嬉しいです!前日、前々日とかなり海が荒れ、よくぞ仕入れられたな〜と感心する限りであります!!
・・と、感心しておりますと、何と小上がりには、9人分の魚のフライが・・・。「・・・・えっ‼」
これ、結構美味しかったのですが、量があり、これで海鮮丼頂いたら、握りの鮨まで食べられないな・・・と思いつつ、美味しかったので、どちらも完食致しました。
そして、お待ちかねのマツカワの握り!!これは、本当に美味しいですね〜。適度に脂も乗っていて、珍味でもあります。
私は、これで、かなり満足だったのですが、ご一行の中には、どうしてもウニの握りが食べたい!!という方が出て来られます。実は、今のシーズン美味しいウニが無く、ミョウバンがどうしても入ったものになってしまうので、出さなかったと言われる。
それでもいいので、とりあえず出して頂くと、これはこれで、かなり美味しい!
そして、ウニウニと騒いでいると、裏の方から、全然違いルックスのウニ登場。あるじゃないですか〜。と思いつつ、これが、全く味が異なります。より磯の香りがして、甘味も増したものです。2番目に出て来たウニは利尻のウニだという。これも、マスター的には、イマイチらしく、10月くらいから美味しいものが入ってくるという。まあ、これでも十分なんですけれど・・・。
やはり、早目に予約をさせて頂いたので、とても物も良く、美味しかったです!関西のおばちゃん達も大喜びで、全体の評価では、空海の豚丼とタイの人気でありました。色々と無理を言ってしまい、恐縮でありましたが、マツカワまで頂けると思っておらず、一行は大満足で帯広方面に向かうのでありました。
当初は、襟裳岬経由で帯広に入る予定で、マイレビュアー様の流れ星様に色々とお店をお伺いしていたのですが、今回は経由できず、失礼しました。お伺いしましたお店、是非近日中に回りたいものです!
(続く)
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絶品の金さば(トロさば)は、このシーズン是非いただいてもらいたい一品です!!
2013 5月再訪
最近、名古屋の美味しいお店に複数出会い、そちらのレビューをアップしたいのだが、先に地元北海道のレビューをいくつかアップします。
島根県は出雲でお世話になっている高校の先生お二人が来道されることになり、急きょ寿司屋にお連れすることに。
地元千歳ですと、海鮮道楽たち花など、いいお店も結構あるのですが、やはり道外の方をお連れして一番喜ばれるのが、日高のこちらの鮨天ということもあり、最近忙しくて全く行けていなかったこちらのお店に約1年振りにお伺いすることに。
鮨天さんは、田舎のお寿司屋さんで、決して回転がとても良いお店とは言えず、その時の仕入れによって、かなり内容が変わるのですが、寿司を握る腕は素晴らしいです。新鮮さということだけでいうと、お近くの大豊寿司をお勧めしたいのだが、こちらの鮨天の大将が渾身の想いで握った一品は、正直本州の方が食べられてもうなってしまうものがあります。
今回の渾身の握りは、九州から取り寄せたという、特上の金サバであります。鮨天でこれまで鯖自体はいくつか頂いてきたが、今回の金鯖は圧巻でありました。トロ鯖というか、舌の上で鯖がトロリとろける感じで、脂が全く臭くない。独自の仕込みで、魚臭さを見事に消しており、魚嫌いな方でも、こちらの寿司は絶対に食べられるものと思います。
出雲から来られた2人の先生も、島根で、海の幸は豊富で、仕事の付き合いでも、多々寿司は食べてきたが、一番美味しく寿司をいただけたと大絶賛。本来私の方がお勘定を持つ予定が、あまりに満足されたのか、逆にご馳走していただくことに(笑)。
いや~、マツカワも美味しかったのですが、今回はこの金鯖に悩殺されてしまいました。
ただ、いつでもあるメニューではありませんので、必ずお電話で予約をしてから行かれることをお勧めします!みちのく五郎の紹介でって言ってもらえば、同じものを仕入れてもらえるかと思います(笑)。最近は、こちらのお店、笑ってコラえて以降も複数のテレビ番組に取り上げられるようになり、客も増えてきており、仕入れも良くなってきていますので、今が狙い目かもしれません。是非、とろ鯖を味わっていただきたいものです。
この後、出雲の先生が海産物のお土産を買われたいということで、鮨天の大将にお伺いすると、いいお店を紹介していただきます。次回はそちらのお店を紹介いたします。(早く名古屋のレビューを書きたくてしかたがないのですが・笑)
2012 5/5再訪
本日は5月5日の子供の日。我家は4人娘がおり、最近、娘達が食べ盛りに差し掛かり、その食欲は凄まじいものがある。
私も結構大食いの方なのであるが、私顔負けの娘達は、平気で大人2人前を1人で平らげてしまう。
そんな娘達に、「子供の日だから、好きなところに食べに連れて行ってあげる」というと、皆声をそろえて「鮨天」という。
鮨天・・・・。確かに美味しいが、千歳からは車で1時間以上かかり、結構遠い。それでも、子供たちのリクエストということもあり、いざ鮨天に向けて車を走らせることに。
最近、日高自動車道が、「日高門別IC」まで開通したことにより、お店のかなり近くまで、無料の高速を利用することができる。
今回は千歳から1時間弱でお伺いすることができました。
もう、家族で何度も来ていますので、子供たちもリラックスムードで、とにかく早く胃袋に鮨をたらふく詰め込みたい模様である。
特に最近食欲旺盛なのが、次女である。小柄な体格からは想像もできないような食欲で、どこにそんなに入るものかと感心するほどである。
良く、大蛇が、自分より身体の大きいワニを食べるシーンなどが話題になるが、まさにそのような世界である。そういえば、次女は蛇年生まれ(笑)
実際に食べる前の空腹でイライラしている写真と、料理が出てきた時の笑顔の表情、それに食べた瞬間の表情、それに食べ終わった時の満足気な表情をご覧いただければ、私のレビューも必要ないのではないかと思います。子供の舌は大人の舌よりも敏感で、かつ、かなり私と一緒に全国を食べ歩いていますので、コメントは大人顔負けに鋭いことがあります。将来、ギャル曽根ちゃんのような、大食いのグルメリポーターになるのが夢だとか・・・。
いや~美味しかったです。娘たちも大満足で、ルンルンでお店を出ますが、次女がまさかの「まだもう少し食べたい」と・・・。大人でも満腹になるちらしの大盛を平らげ、加えて握りをひょいひょいと食べた上に、まだ食べたいと・・・。まだ、小学校5年なのに、これが高校くらいになったら、我家は破産するのではないだろうか・・・。
子供の日のリクエストということで、この後、以前から行きたかったラーメン秀来に立ち寄り、ラーメンの塩と醤油の大盛と炒飯を完食することに・・・。秀来さんは、流行のラーメンではありませんが、スープの完成度が高く、かなり満足することができました。後日、またアップしたいと思います。
大食いグルメレポーター志望の娘をかかえ、食費におけるエンゲル係数が上がる一方でありますが、何とか頑張って働き、養っていきたいと思います(笑)
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2011 6/23再訪
関西で約3週間の出張を終え、フェリーで約20時間揺られて苫小牧東港に到着します。当初フェリーの中で食事を済ますはずだったのだが、せっかく厚真まで来たのなら、馴染みの鮨天に行きたくなり、お電話すると夜の10時までは営業されておられるという。
雨が強くなっておりましたが、高速を飛ばして、約20分強でお店に到着しました。
最近、忙しくて、なかなか来れていなかったのであるが、私がお伺いした際も、平日の雨降りの晩にもかかわらず、お客さんはおられました。
この地方、夜にもなると、人通りも少なくなり、客の入りは悪くなるようなのだが、意外にテレビの効果も有ってか、口コミで人気が出てきているという。
さて、色々と店主とお話をしていますと、ゴールデンウィークは大変だったようであります。もともと、大将と女将さんの2人でひっそりとやっておられたお店でありましたが、連日満席となり、そのご対応に大変苦慮されたようであります。どうしても、カウンター席のオーダーが通りやすく、テーブル席のお客が怒って帰ってしまったというのだ。何となく想像ができる・・・。いっそのこと、テーブル席を無くして、カウンター席だけにして、テーブル席のところに大きな水槽でも入れてはどうかと提案してみた(笑)。
また、私が、海鮮丼など、ランチメニューの安価なメニューを紹介しておりましたところ、夜でも同じメニューをオーダーされる方が多く、大変困っておられるという。夜は、最低でも2000円からの海鮮丼になりますので、ご注意ください。もちろん、1000円で作って下さいと言われれば、1000円のメニューは作りますが・・・とのことでありますが、夜の方が割高になるのでなく、アップグレードした内容になるということで、ご了承いただければとのことでありました。
ちなみに、こちらのお店は、結構おまけが多く付いてくることが多い。おまけの内容だけでも、いつも1000円くらいは付いてきているように感じていますので、2000円+1000円くらいのイメージで3000円で作ってくださいとお願いしました。
今回もかなり丁寧に作ってくださり、大満足である。正直、写真はアップしておりませんが、かなりのおまけもあり、海鮮丼を2、3杯は頂いたくらいのボリュームと満足感であった。正直、遠路はるばるきて、逆に1000円のメニューだけ頂いて帰るというのは、もったいないようにも感じる。
それにしても、ここのお店、ネタはそれほど新鮮に感じないものの、どのネタをとってみても、全く生臭くなく、臭みを感じない。前回のレビューでも書きましたが、どんな魚嫌いな方でも、ここの刺身だけは頂けるという方が実に多いのだ。「新鮮だから」と思っている方も多いかもしれませんが、新鮮だから生臭くないとは限らない。ある意味、魚も肉もある程度熟してからが美味しいと言われるように、ここは、魚の保存方法が抜群に上手なのである。田舎の寿司屋で、回転がそれほど良くないことを前提に、絶えず活きの良さを維持するために、ありとあらゆる工夫を凝らしておられるのだ。今回、その保存方法について、詳しくお伺いしましたが、「そこまでやるのか・・・」と絶句するほどの、丁寧で手間のかかる仕事をなされておられる。その方法については、さすがに企業秘密であり、お伝えできないが、この秘伝の保存方法、是非札幌で料理人として活躍されておられる息子さんに伝授し、鮨天を継承してもらいたいのだが、息子さんには、保存方法はおろか、鮨のノウハウは一切教えておられないという。死ぬ前に保存方法だけは教えてやるかも・・・とのことでしたが、その位、ここの鮨は、魚の鮮度に左右されないで、いつでも美味しく、最高の状態で鮨を頂けるのである。もちろん、超新鮮でないということだけで、古いものを出しておられるわけでもなければ、獲れたての新鮮なメニューも多く存在する。まっ、百聞は一見(「一口」だろうか・笑)にしかずということで、是非田舎のベテランの鮨職人の味を一度は味わってもらいたいものであります。
京都でも、多くの海鮮ものを頂いて参りましたが、やはり、ここの鮨は格別であります。ここの鮨は、アメリカ人が食べても絶対に満足すると思われます。もちろん、臭みは無いが、魚本来の旨みも無いでは全く意味がなく、臭みは無いが、旨みだけは、そのままか、逆に旨みをより引き出しておられるように感じます。ちなみに、私が行くと、女将さん、いつも奥に下がってしまわれます。テレビにも絶対出たくないと言われていましたし、ブログでも少しでも自分の事が書かれるのがお嫌なのかもしれませんが・・。本当に満足できました。また、北海道に来客が有った際には、是非お連れしようと思います。
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2011/4/5再訪
先程の日記にも書いたのですが、東北から北海道に戻り、東北で震災を逃れ、北海道の我が家に避難しておられる母子に、久方ぶりに美味しい魚介を食べてもらおうと、震災後の陣中見舞いも兼ねてお気に入りの鮨天さんにお伺いする。
震災後、牛乳や肉類はもちろん、食料が流通しなかったエリアにお住まいだったこともあり、生後2ヶ月の乳児をかかえるお母さんの方は本当に大変だったことが容易に想像できる。「好きなものを食べて下さい」とお奨めするも、やはり震災の影響もあり、若干メニューが減っていたように感じた。
それでも、今回幸運だったのは、翌日宴会が入っているということで、特別に入手困難なマツカワが入ったところだったのである!もちろん、そんなことは全く存じ上げなかったのであるが、その場でさばいていただくことに。マツカワは、さばいてすぐではなく、1晩寝かせてからの方が美味しいそうであるので、もし明日(4月6日)のお昼にでも食べに行ける方がおられたら、是非試していただきたいと思います。ただし、夜の宴会分に残しておかなければならないようで、お伺いされる際には事前にお電話をされることをお奨めしたい。
マツカワの仕入れ価格も、震災後は3割以上高くなっており、その他の魚も、倍近く高くなっているものも多いという。
ただ、お値段は据え置きしていただいており、大変そうであったが、安心していただくことができた。
こちらのお店は、最初に予算を言っておかれることをお奨めします。その中で最大限に努力してくださり、今回の場合は、会計が済んでから、「お母さんにウニ食べさせてあげなかったね」とウニを握ってくださった(私は食べれなかったが)。また、避難されてきているお母さんが「いくらが美味しかった」と言われると、いくらだけをお母さんの手に乗せて、食べさせていただきました。海苔を巻かないで食べると、また一種独特の美味しさがあるようです。
実際、こちらのお店は、マツカワがなくても、いくらとウニでかなり満足できてしまう。また鯖も美味しい。
テレビでマツカワが前面に出てしまったこともあり、最近は必ずマツカワが無いかと聞かれるらしいです(笑)。ますますこれから希少性を増すマツカワでありますが、本当に食べられてよかったです。
避難者のお母さんも東北ではこれまで三陸の美味しい魚を食べられましたが、こんなに美味しいお寿司ははじめてと感動されておられました。
ただ、今後三陸のお魚を当分食べられないと思うと、とてもさびしくなると嘆いておられました。本当に私も同感であります。あれだけの大きな津波の後で、もう一度船を買って生計を立てるというのは、至難の業であると思いますが、心より復興を願いたいものです。
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2011/2/18再訪
約1ヶ月振りの訪問となるが、本日は東京より大手旅行会社J◎Bの本社営業部のTさんが、仕事関係でお見えになり、前回テレビ放映された、鮨天さんと、いずみ食堂さんの2軒をはしごすることになりました。
今回は、前回800円の海鮮丼をいただいて、かなり感動したこともあり、これをアップグレードさせたら、どのようなものになるのかということで、今回、特別に2200円の松。1500円の竹の2種類を作っていただきました。もちろん、その日のネタの状況により、入ってくるものは違うかもしれませんが、おおよその目安ということでお考えいただければとのことでありました。
今回お客さんであるTさんには、松を、私は竹をいただくことに。
Tさんは、エリート営業マンとして、全国各地の団体旅行の手配などを手がけておられ、各地でかなり美味しいものを食べておられます。果たして、Tさんがこの海鮮ちらしを気に入ってくれるかどうか・・・。
最初にTさんの「松」の海鮮ちらしが登場!「おおおおおおおおおお!!」見た目がまず美味しそうである。中トロが何ともいえず、食欲が一気にピークに達する。そこで、私が待ったをかけて、写真を撮りまくる(20枚くらい撮りました)。「もう、食べてもいいですか」の一言で、一気に食べ始められました。時間が遅かったこともあり、かなり空腹だったこともありますが、あっと言う間に完食!
かなり、満足された模様です。想像以上に美味しかったようで、表情が満足に満ちておられました。
次に5分ほど送れて、「竹」の海鮮ちらしが登場する。「松」の中トロの代わりに赤いマグロが入っておりました。お味の方は、これまた本当に美味しい。マグロは、低価格な回転寿司のマグロとは全く味が異なり、いわゆるマグロ臭さ?が全く無い。言い換えれば、全く生臭くないのである。ここの中トロはとても美味しいことはよく知っていますが、このマグロの仕込みの上手さは圧巻である!
また、タコの頭の部分が、やたらに美味しい。個人的にタコの頭の部分のみの海鮮丼も、私にはアリなくらいに気に入ってしまいました。
日高地方では、ボタン海老もよく捕れるのであるが、これが本当に甘くて、新鮮でたまらない!
2200円の「松」、1500円の「竹」、800円の「梅」のどれが一番お奨めかというと、もちろんCPの高さでは800円の「梅」であるが、せっかく札幌や道外などの遠方からわざわざ食べに来られるのであれば、あえて、2200円の「松」をお奨めしたい。ここの中トロは、一般に食べる大トロよりも美味しく、口の中でのとろけ方は、尋常ではない(笑)。また、うにやカニなども入っている点では、付加価値は高いと思います。これを、全部握りでいただいたら、余裕で6000円以上になりますので、やはり割安なメニューかと思います。
かなり満腹となり、お腹に次のいずみ食堂さんのそばを入れるスペースを作りたいところであるが、大変満足で店を出ることができました。Tさんは、これだけ食べて2人で4000円にも行かないというのは信じがたい様子であったが、これだけでも、わざわざ東京より来られた甲斐があられたようである。
2011/1/19再訪
笑ってコラえての放送後1週間が経って、いずみ食堂さんと、こちらのお店の様子が気になり、お伺いしました。
放送のメインが、いずみ食堂さんだったこともあり、またお蕎麦と寿司というフィールドの違いもあり、鮨天さんの方が比較的に落ち着いておりました。札幌からTVを観ていらしたという方が丁度来店しておられ、ご挨拶申し上げましたが、極上寿司を破格の値段で頂けたと大絶賛で帰っていかれました。
本日は、ランチメニューとして、大変気になっておりました、海鮮丼といくら丼をいただくことに。既にいずみ食堂さんで、かもそばとかもせいろを頂いており、お腹は満たされていたのですが、どうしても気になりオーダーを致しました。
オーダーの際に、海鮮丼の値段が分からず、「ところで海鮮丼っておいくらですか?」とお伺いすると「800円」と返ってくる。聞き間違えたかな?「1800円ですか2800円ですか?」と聞き直してもやはり800円と返ってくる!
おそらく、後ろの冷蔵庫から、少し古くなったものや、余ったものをサービス品として盛り付けられるのかと思えば、通常の握り用のショーケースの中のお魚を切って盛り付けられている。盛り付けられた海鮮丼は、どうみても800円には見えない。どうみても1800円以上はするものだ(笑)。
あの1つ1つのネタが本当に美味しい、このお店の魚がこんなにも入って800円というのは、あまりにも嬉しくなって顔もニヤニヤ・・・。「うまい!!」を連発してしまった。これは、私の体の自然なリアクションであり、このリアクションが出た場合は5の評価以外にない・・・・ということで、昼間の評価を4.5から5に変更させていただきました。
TVの放映の際には映らなかったものの、マツカワ以外にもどのネタも本当に美味しい。撮影スタッフも、仕事を忘れて、寿司を堪能されておられました。色々と取材で全国を飛び回っておられる取材陣も、これほどのお寿司には、なかなか出会えないとおっしゃっておられました。
ただ、驚いたことには、地元の人々からは800円でも高いと言われる方がおられるようなのです!!信じられない。東京や京都でいただいたら、間違いなく2000円以上はします!!貨幣価値が違うのであろうか(笑)。
また、酢飯(シャリ)も相当にこだわっておられ、泣けるほど美味しいです。その他、私はお恥ずかしい限りなのですが、わさびとガリが苦手なのですが、ここのわさびは、わさび嫌いな方も不思議と食べられてしまいます。何と、5歳の娘も普段はわさびは嫌がり、口から出してしまうのですが、ここのわさびは、香りがいいわりには、食べやすく、娘もペロリと1口で平らげてしまいました。是非わさび嫌いな方にも試して頂きたいです。ガリも然りです。
このように、このお店のお寿司はコストパフォーマンスにおいて、これまで頂いた、どの分野の料理よりもダントツに高いと断言できます!!
そして、最後に出てきた、いくら丼は、真ん中に極上のウニが乗って、何と1500円である。このいくら、私がこれまでの人生でいただいた、どのいくらよりも美味しい。鮮度がいいこともあるのだろうが、やはり、高級日高昆布をふんだんに使った醤油タレが抜群に美味しいらしく、極上の旨みをかもし出している!
少しオーバーに聞こえたかもしれませんが、行けば必ず分かります!ラーメンや蕎麦は好みが分かれますが、ここのお寿司に関しては、ほとんどの方に気に入ってもらえるのではないかと思います。昼から御寿司は贅沢と思われるかもしれませんが、一度この破格の海鮮丼といくら丼を試してもらいたいものです。(夜は、丼のメニューはありません)
あと、海鮮丼は、+200円で、ウニを乗せてくれることもできるようです。ですので、1500円の海鮮丼と言っていただければ、1500円分の内容の海鮮丼が出てくるわけです。私は、ベースになっている800円の海鮮丼で十分でしたが(笑)。
久方振りに、味とCPの両面で感動を覚えてしまい、仕事が溜まりに溜まっているにもかかわらず、少し熱いレビューを書いてしまいました。仕事も頑張ります(笑)。
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先日アップしました「いずみ食堂」の「笑ってコラえて」のロケに行く道中で、是非立ち寄りたいお店として、ご紹介させて頂きました。こちらのお店は、もともと、地元の方から、「美味しいお寿司がいただけるお店」としてご紹介いただいていたのですが、正直、人に教えたくないお店といっても過言でないくらいに、美味しく、お値段も手頃な素晴らしいお店です!!人に教えたくないという意味で、食べログにもアップしていなかったのですが、TVで紹介してしまいましたので、ここで書かせていただくことにします。
このお店のお寿司がどれくらい美味しいかというと、40年以上、魚介類が嫌いで、磯の匂いをかいだだけでも、吐き気がするくらいの魚嫌いな方が、こちらのお店のお寿司は、「これなら食べれる!」「おいしい」を連発されるくらいのお店です。これには、本当に驚きました!!
まさに、どのネタを頂いても、ハズレが無い。ニヤリ、うなってしまうほど美味しさ・・・。少しオーバーに聴こえるかもしれないが、ここで寿司を食べられた方は、恐らく同じ意見が出てくることでしょう。
なぜ、こんなにも美味しいのか???TVロケということもあり、色々お伺いしてみると、ネタそのものの新鮮さもありますが、それ以上に、魚の保管の仕方、つまり仕込みにとても大きなヒントが隠されているようでした。
「寿司の美味しさ=保管の仕方の上手さ」と言い切る大将さんでありましたが、その意味が実に納得できるくらいに、魚の美味しさが堪能できます。
特に日高地方というと、「ししゃも」が有名なのですが、日高昆布を用いた、独特な仕込みをしている、ししゃも寿司は、恐らく全国でここでしか味わえないと言っていいほど、珍味でかつ、味わい深いです。しこしことした食感と、全く生臭くない、仕込みの技は、思わずうなってしまいますね・・・。
そして、何よりも感動したのは、この日、浜であがったばかりの高級魚マツカワカレイを目の前でさばいて下さり、新鮮そのものの、エンガワを表・裏両方頂いたことでありました。
正直、エンガワの概念が根本から覆させられました!!あの回転寿司で回っているエンガワとは、全く別物の、まるで口の中で羽が生えて飛び回っているかのごとく、美味しさと旨みが広がっていきます。美味しいとしかいいようのない絶品である・・・。
その他、定番のマグロ、カニ、海老・・・何を食べても美味しい。ああイクラもたまらなく美味しかった。
お値段の方も、200~300円台のものも結構多く、家族で行っても安心していただけます。ロケということを忘れて、食べることに没頭してしまいました。TVでオンエアされる前に、家族でもお伺いしましたが、子供達も大絶賛でした(当たり前ですが)!
海鮮チラシ
マツカワを仕入れて頂きました。やはり早目に予約をしておくべきですね。
マツカワ披露!!
やっぱり美味しかったマツカワ。
標準のウニ(オールシーズン)
特上ウニ(利尻ウニ)
最後、小出しで餌付けされるように、次々と色々なネタを頂きます(笑)。
蛸(頭部)
海鮮丼(800円)
海鮮丼(800円)
いくら丼(1500円)
いくら丼(1500円)
いくら丼(1500円)
海鮮丼(松)2200円
海鮮丼(松)2200円
海鮮丼(松)2200円
海鮮丼(松)2200円
海鮮丼(竹)1500円
海鮮丼(竹)1500円
海鮮丼(竹)1500円
海鮮丼(竹)1500円
ほっき(焼き)
空腹で笑っていてもひきつっている次女
料理到着時の喜びに満ちた表情の次女
蟹を堪能する次女
料理にとろけそうになる次女
やっぱりここのいくらは美味しい!!
最近生まれた四女の前で、ムンクの叫びのような顔をして必死に食べる三女
鮨を2人前平らげ、満足気な表情の次女
マツカワも相変わらず美味しいですね~。
味を付ける前の生のイクラを頂きましたが、滅茶苦茶美味しかったです!
この金さば、最高です!最近頂いた寿司の中ではトップクラスであります!
さばを単体で頂きましたが、これがまた美味い!!
2014/11/11 更新
<はじめに>
約6年振りの鮨天さんです。笑ってコラえての『口コミグルメサイトの旅』で取材をさせて頂いてから既に10年近くの歳月が過ぎました。久方ぶりにお伺いすると、大将かなり老けられたな~という感じで、少し痩せられたような気もします。
当時はテレビの影響もあり、逆にご迷惑をお掛けした部分もあったようですが、今は常連さんも多くついて、田舎の寿司屋ですが、何とか頑張っておられるようです。
この地域のお寿司屋さんは、ししゃも寿司を提供しているところが多く、こちらの鮨天さんもシーズンにはししゃも寿司を求めて全国から客が押し寄せるという。
<寿司各種>
北海道には多くの寿司屋がありますが、北海道だから美味しいという訳ではなく、小樽や観光地にお伺いすると、値段の割には・・と思えるお店が多く、なかなか安くて本当に美味しい店というのは少ないものです。
その意味で、こちらの鮨天、とにかく食材の保存の技術と食べ頃の選定の上手さという意味では、かなりお勧めなお店であります。また寿司職人は絶対に手の温かい方には向いていないということで、氷のように冷たい大将の手で握られたこともあります(笑)。
正直、震災後、海の環境が根本的に変わってしまったようで、ししゃもだけでなく、以前はよくとれていたものも、最近では全然ダメだとか。海流や餌場そのものが激変してしまったようですね。
そのような中、魚の価格はうなぎのぼりでかなり大変なようですが、かなり良心的な値段で頑張っておられます。
大変優秀な料理人の息子さんがおられるので、是非寿司屋を継いで欲しいとお願いするも、お店を継がれるお気持ちはないようで、大将の代でお店は閉めると言われる。
既に、この地域の寿司屋の多くが代替わりしてしまい、昔ながらの鮨を握れるのは、鮨天ほか、どれくらい残っているだろうか・・・。
魚嫌いな方でも魚好きにさせてしまう鮨天さんの握り。あと何年食べられることか。少しでも長く頑張ってもらいたいものです!!!やはり、大変美味しかったです!!