各コンビニが馬鹿みたいに挙って出しているプライベートブランド商品。
滅多に行かない「サンクス」にも当然あったので買ってみた。。。
「スタイルワン」と名付けられたPBシリーズ!
結局泣かされているのは製造メーカーである。気の毒に。。。
昔、百貨店勤務の食品仕入担当の友人から聞いたが、
例えば、地震等の自然災害で売り物がダメになった場合でも、
大きな店舗や百貨店は、その仕事のパワーバランスを使って全てを製造メーカーが負担してくれるんだと!
それと同じように、各コンビニのPB商品も、メーカーの商品をそのまま直接売るのではなく、
メーカー名を隠された挙句に安く叩かれて作らされるというパワーハラスメントを受けている。
要するに、チャネル(販路)を沢山持っているディーラーの方がメーカーよりも強いという事である。。。
■ スタイルワン~冷凍「カルボナーラスパデティ」 ■ \198 ★★★
容量、内容、皿付き等、仕様は完璧にセブンイレブンを模しているが、出来は当然レベル低。
クリーミーで口当たりは良いのだが、コクが薄いというか、旨味が足りない。。。
実際の「カルボナーラ」には結構様々な仕様があるのに、何故わざわざ正攻法で勝負に挑むのか。
卵黄に寄せた黄色いカルボもあるし、あえて他社と差別化する道を選ばない方が不自然である。
結果、セブンイレブンの「カルボ」を100点とすると、この商品は75点というところである。
これって、あえて「そこそこ文句の出ない旨さ」を追求する、、、
「日高屋」「福しん」「来来亭」等と同じ戦略なのだろうか・・・!?
最初から70~75点を目指す商法って、商売としてはアリなのかもしれないが、
食事を作る側のスタンスとしては全く賛同出来ない!!
常に120点の美味しい料理を作ろうと考える料理人の立場ではもうない。。。
ただ単に「餌」を作っているのと同じである。
要するに、単なる商売の手段としての「食」。嫌いだなぁ~、そういうの。
勝手にこのサンクスの商品をそう決めつけたが、
もし、単純に「旨さ」と「低価格」を追及したのなら、完全な力不足!
オリンピックの100m走の決勝に日本人が出たみたいな感じ。
頑張りは認めるが、絶対に優勝は出来ん。。。