『GW四川省成都の旅(1日目) さすが本場の「火鍋」の旨さに感服!』4門さんの日記

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★浅草ベースのB級グルメ探訪図録!

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日記詳細

成田空港から北京空港まで約5時間
北京から乗り継ぎで成都まで約2時間
日本と中国の時差は僅か1時間なのに、行くのには結局8時間以上かかった。

愛想のないエアチャイナのCA達。。。
英語の発音は分からな過ぎるし、ショッパナから中国大陸の洗礼を受ける。
それぞれの便で出た機内食も中々の不味さで、水やジュースもぬるく、
窮屈な機内の中、ひたすら時間と戦った。。。

成都在住の友人が空港まで迎えに来てくれていた!
日本のGWとは多少日にちがズレていたとは言え、結局は週末に訪問出来た事が、
こうして普通に仕事してる友人が迎えに来てくれる事に繋がった訳である。。。

空港から滞在する繁華街のホテルまで約20分。気候は東京とあまり変わらない。
広い国土の中国。メイン通りはさすがに8車線もあるのに早速渋滞している。
左ハンドルの中国、成都は以外にも日本車よりもヨーロッパの車が多く見られた。
因みに、友人の彼の車はニッサンだったけど。。。


着いたビジネスホテルの真横には、自分の大好きな「餡餅屋」が隣接していた!
これは予想以上にテンションがUP!最低でも今後毎日餡餅(シャーピン)だけは喰えるのだ。
餡餅」とは、餃子&おやきのような皮の中に餃子餡が入ったファストフードのこと。
日本でも最近は祭り事の屋台でよく観掛ける料理である。アレを自分は大好きなんである。。。

但し、ホテルの部屋は床に謎の水漏れ箇所が有るし…、
パソコンが完備と聞いていたのに、実際は故障していて使えなかったというお粗末!
さすがは中国。もう最初から出鼻を挫かれるが、もう殆ど諦めてるから腹も立たない。。。


【 家大院火鍋 】

友人の家族と合同で夕食を頂く…。
予約してくれた地元では人気の火鍋店らしい。外待ち客が行列を成していた。
屋号は「家大院火鍋」。中庭に鯉なんかが泳いでる雰囲気のあるお店である!

とにかく全ての注文は友人家族に任せ、自分はひたすら見よう見まねで喰うだけだ。
日本での「火鍋」は、勾玉型をした半々のスープが入る鍋が常識だが、
此方のは大きな丸鍋の中に小さな丸鍋があるタイプである。
本場では、辛くない白濁したスープで食べる民の方が圧倒的に少ないからか。。。

火鍋専用のゴマ油缶を開け、各自の小皿へ入れる。
刻みニンニク・ネギ・シャンツァイ(パクチー)等を入れ、お好みで牡蠣油も入れる。
黒酢を入れる人も多いらしいが、自分はこのブレンドが気に入った!!
タレの味自体は好みの塩の量で決まる。コレが本場のやり方らしい。。。

此方の「火鍋」は、とにかく好きな食材を順番に何でも入れて喰うのだ!
逆に、入れてはいけない物が無いという。さすが中国らしいフリーな世界である。
色々な食材がビッシリ書かれた伝票に食べたい物をチェックし、注文するシステムである。

肉は、鶏・豚・牛全部に、各種内臓類が多種多様。
鴨の喉骨部分とか、牛の血管とか、中々にマニアックなホルモンが次々と入れられる。

野菜も多種!
自分が確認しただけでも、蓮根・人参・大根・白菜・もやし・茸数種類が入る!
灰色した紙粘土のような物体はなんと豆腐であった。硬くて日本の豆腐とは全然違う。

意外に旨かったのがウズラの玉子スパムのような加工肉だった。
こういう淡白な食材の方がスープとタレの風味が立って、日本人には美味しく感じるのかも。

又「香菜(シャンツァイ)」が良い効果を上げていた。四川ではこの香菜をよく食べるという。
実際、後日食べる事になる「担々麺」にも必ずといっていいほど入っていた。。。

追加出来る粉唐辛子生唐辛子の調味料。
自分は勇気を出して生唐辛子を追加したが、ただ辛いだけではない奥深い旨辛加減!
汗が噴き出る辛さだが、ニンニクの旨味と香菜の爽やかさでいくらでも食べられるのである。

自分は過去にそれ程多くの「火鍋」を喰った訳ではないが、
コレは間違いなく自分史上一番美味しかった・・・!

飲み物は、皆「豆乳」のような物を飲んでいた。。。
自分も頂いたが、日本の「豆乳」よりは確実に薄いし他の味もする。
でも、コレを飲むと不思議と辛さが和らぐ効果があるのである。

後はコカ・コーラも飲んでみたが、味はコーラの方が甘いのに、
この豆乳の方が俄然と消辛効果がある。

因みに、この国には「コカ・コーラ・ゼロ」がとにかく売っていなかった!
大好きなコーラ・ゼロを探して、後であちこち探す事となる。。。

あと、ミネラルウオーターもこちらでは常温で売られているのが普通で、
冷えてるものが中々買えないのである。ホテルの部屋にも冷蔵庫は無いのだ!
これは信じられなかったが、四川省成都の民は、漢方上の信念から、
なるべく冷えているものは胃袋に入れないという価値観があるらしい…。
蒸し暑い成都にて、これは一番やられた事実である。恐るべし中国4千年である。



あと、自分は初日からホテル部屋のトイレを詰まらせてしまった…!
普通にトイレットペーパーを使って便器で流したのが駄目だったらしいのだ。
中国では、まだ一般的に糞して拭いた紙は別のゴミ箱に入れるんだって。知るか!

都会の成都でも、糞と紙を一緒に流してはいけないトイレが殆どらしい。
よく見たら、観光ガイドの本にもそう書いてあるやんけ~。。。

また、中国は紙が高価なのか、紙質も良くないし、どれもサイズが凄く小さい!
トイレットペーパーは掌に収まるサイズだし、一般的なペーパーホルダーに掛からず、
ホルダーの上へ乗っけてある。飲食店の紙ナプキンも日本の4分の1サイズである。

トイレットペーパーが小さいから、ついつい沢山使ってしまう。。。
ソレを便器に流すと確実に詰まる…という悪循環方式である。

空港にある飲み水用の紙コップの小さいのにも笑った!
普通のコップ1杯分の水を飲むのに、10回は水を注ぎ足さなければならなかった。
紙が貴重なら、何故日本のように下から上へ水を出して飲めるようにせんのか!


明日は「晴晴飯店」のママさん達と会う予定だ…。
そして、一緒に「麻婆豆腐」と「担々麺」を食べに行く。。。
その前に、明日早朝からホテル近所の「麺屋」へ色んな麺を食べるつもりである。
胃袋酷使の旅は明日も続く・・・
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