『GW四川省成都の旅(3日目) やっと出会えた「本家担々麺」の旨さと安さ!』4門さんの日記

レビュアーのカバー画像

★浅草ベースのB級グルメ探訪図録!

メッセージを送る

日記詳細

昨日(2日目)の続き・・・


【 成都担々麺店 】(1841年創業)

陳麻婆豆腐店」へ行った後、少し時間を置いて「成都担々麺店」へ行った。
此方も、自分には待望の「本家・担々麺」の店である。「聖地」と称しても良い。
ダンダンミェン」という発音ですぐに通じる。。。嬉しい。

実は、ガイドブックに載っていた一番大きな古い店へ行ったのだが、
どうやら他の別の店が新規に建っており、そこは撤退したようなんである。。。
この本家担々麺の店は支店が3~4軒在り、今回行ったのはリニューアルしたばかりの店舗。

店内はファストフード店のように綺麗で気軽に入れるようになっていて老舗感は皆無!
新規の担々麺の「担」のロゴが可愛らしくて笑った。。。(写真はピンボケです…<(_ _)>)
マジで、このロゴのTシャツを作って着たくなった…!

担々麺」の専門店だが、一応メニューは5~6種類あり、肝心の担々麺は1種類のみ。
自分は、待望の「担々麺」と「排骨麺」「ミミガーのピリ辛炒め」を頼んでみた。。。

本家の「汁無し担々麺」は、日本のラーメンの3分の1位の麺量で、味噌汁椀位の器に入ってくる。
値段は6元!日本円で90円くらいだ。安っ!!!
旨いし、食べやすいし、安いので、思わず追加でお替りしてしまった。。。

昨日食べた「龍抄手」の担々麺と外見はソックリだが味は全然違う。
あっちのも美味しかったが、こっちの方がもっと旨い!さすがは「本家」である!

意外とそんなに激辛ではなく食べ易く、タレのスパイス感のバランスが万人受けするタイプである。
辛く、香ばしく、スパイシーで奥深い。何だか色んな風味が入っているのだ。。。

この麺、独特のマテリアルで日本の麺と全然違う!
モチモチ感が多くないのに水分が低いという感じでもないのだ。何とも不思議な麺である。
日本の麺なら、こうして釜揚げの状態で汁が無いと麺同士がくっついてしまうが、そういう事がない。
この仕様の麺は、他のお店でも比較的よく見掛ける麺である。。。

排骨麺」は辛くなく、「ミミガー」は「晴晴飯店」に同じ物があるが、そっちの方が旨い。
此方はやっぱり「担々麺」が一番旨い!願わくば、もう一度帰国前に食べたい位に美味しかった!
この店がこのままの味で日本に進出してきても、確実にヒットしそうな味である。。。



成都旅行3日目(5月11日)


【 宜賓燃面 】

マイ・ホテルの近所にある麵屋さんで又朝食!
四川省南部、宜賓(イービン)に由来する店名で、「宜賓燃面」というのも彼方の担々麺の一種の名前。
現在では、四川省の至る所でこの屋号の店舗が在るそうである。色んな麺やワンタンがあって良い店だ。

此方は、店主のオジサンも女将と思われる女店員のオバサンも非常に愛想が良く、
中国滞在中一番親しみやすいお店だったので、結局3日連続訪問してしまった。。。

今朝は「排骨麺」を頂いた。
昨日「成都担々麺店」で食べたものとはスープの味が違い、此方のは軽い麻辣味。凄く旨かった!
ザク切りの排骨の破片が邪魔くさい。中国の調理の雑さ加減が分かって苦笑してしまう。。。

お替り自由の、謎の白い飲み物をやたらと店員に勧められる。
味は、豆乳を米の研ぎ汁で割ったような味。確かに辛味は緩和出来るが旨くはない…。
この飲み物、「麺屋」の殆どの店で遭遇した。。。


この日、午前中一足先に「晴晴飯店」のママさんは日本へ帰国。
「ありがとう、ママさん!また上野で会いましょう・・・!」
今日は日曜日ということもあり、ママさんの従妹夫妻が常連の高級中華料理屋へ案内してくれた。

自分は本当は、都内でいつも食べているような気軽な中華を食べたかったのである。
棒棒鶏」「青椒肉絲」「炒飯」「五目焼きそば」みたいな物の四川の現地味を試してみたかった。
しかし、それらの物はあまりにも家庭料理過ぎて、こういうお店では置いてないのだ…と言われ少々落胆。
日本で言えば、「お茶漬け」とか「卵かけご飯」をメニューに置くのと近いらしいのである。残念!

それでも「陳麻婆豆腐店」とは又一味違う「麻婆豆腐」は豆腐が日本の物に近くて旨かった。
凄く汁が多めなのだけど、確りした味付けで辛さも激しくなくて美味しい。
やはり、豆腐の食感が違うだけでも随分と「麻婆豆腐」の印象は変わるものだと実感した。

夫妻肺片」は美味しかったが、昨日食べた「豚バラ肉蒸し」は昨日の店の方が断然旨かった。。。


夕食は又別の友人と老舗の鍋料理を食べに行った…。

初日の「火鍋」とは違い、漢方のような辛くないスープで頂く料理。
でも、漬けダレが激辛なので結局は一緒。出汁のベースが違うかどうかである。。。
これもエリンギや蓮根、ホルモン等をたくさん日本で食べる。超激辛の生青唐辛子も旨かった。

あと、此方で頂いた「兎(ウサギ)肉の四川風辛炒め」が絶品!
固い兎肉は唐揚げのような処理で香ばしく、フライドポテトなんかも入ってる。コレは飯が進む。
煮込み中の鍋の上に金具を付けて、炒め料理も同時に頂けるよう工夫されているのに感心した。。。

此方の「炒飯」が旨い!と言うので、期待して食べてみたが、、、不味かった…!
味付けはボヤケて薄く、なんてったってやはり米の不味さよ。日本で食べる炒飯とは雲泥の差である。
此方で頂いた緑茶にはかなり癒された。日本茶とは違うけどホッとさせられた。。。


夜食は、又ホテル近くの「兄弟冒菜」という店で牛肉と野菜の煮込み料理を頂いた。
本当は何屋なのか分からず適当に入った店である。まさかの煮込み鍋料理2連食であった。。。
此方の白飯が一番ひどかった!ジャーの中に入った冷えた残り飯。コレをお客に平気で出すのだ。

その後、納得出来ず、近所にチキンのファストフード店を発見してチキンサンド的な物を頂いた。
でも中身のソースが甘ったるい仕様のものでヤラレた。此方もハズレの店であった。。。

今日も喰い過ぎ。
まだまだ旨い物にありつけるかもしれない…という欲求が人をアホにする。
今夜はふて寝して、明日又旨い物に遭遇出来るよう期待しよう…!

昨夜は深夜までやってた屋台の麺屋が今夜は無かった。
自分のホテルの極近所だったのに。。。

今夜はもう諦めて、近くのコンビニで日本へのお土産を買って帰った…。

成都の旅最後の夜は更けていく・・・
ページの先頭へ