『GW四川省成都の旅(4日目) 最後の最後に食べたラーメンの不味さよ!』4門さんの日記

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★浅草ベースのB級グルメ探訪図録!

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日記詳細

今日は午後13時の飛行機で帰らないといけないので、この朝食が最後である。

中国は物価も安いし、友人達と飯に行くと基本的にに客人にはお金を払わせないという
文化があるみたいなので、自分の財布は全然お金が減らないのである。。。
今日でもう3日間は滞在してるのに、日本円にして5千円も使っていない…!


今朝もいつもの麺店で朝食。
そんな訳で、どうせ全部は喰えないが、今朝は3品もの料理を頼んでしまった!
店主も、そんなに喰えるのか?的な笑みを浮かべていたが、旨かったら完食するぜよ…
と、日本語で答えておいた。。。

牛挽肉が少々贅沢な担々麺の一種「生椒牛肉麺」が今日のメイン!
この独特のスパイシー加減と辛味。色んな担々麺があるが、そでぞれチューニングが違うのだ。
コレにも香菜がたっぷり入っていた。麺も相変わらず。旨味は少ないが、汁無しには良い麺だ。

2日目に頂いた「元祖担々麺」も凄く美味しかったが、コレも中々旨い!
やはり四川省成都の担々麺文化は着実に歴史と共に根付いているのが分かった。。。

極めてオーソドックスなワンタン「豚湯抄手」も頂いた。
塩味と香草によるスープ。どことなくベトナムの「フォー」的なスープに近い。
端麗で不味い訳がない。メインのワンタンは皮も硬くて粗末な物だが中々美味しかった。
一緒にトッピングされているレタスも斬新で面白かった。。。

最後に頂いたのが、此方の店主一押しだった「酸菜肉絲面」である!
基本的に此方は麺が全部同じ仕様。この商品はホルモン肉高菜の入った塩ラーメン。
又、読んで字の如し少し酸味のあるスープなんである。此方では一番人気らしい…。

でも、正直コレが一番美味しくなかった!!
酸味も塩味も非常に中途半端。スープの風味がボーっとしていて本当に家庭料理感覚なのだ。
申し訳ないがコレだけ残して帰った。。。

今日もお替り自由の謎の豆乳汁をやたらと勧められたが、コレは辛くない物には要らないな!


ホテルに戻る時に、隣の餡餅屋で最後のシャーピンを買う。まだ喰うか!!
此方でもオーソドックスな一品を食べるべく購入した物をホテルの部屋で開けてみたら、
なんと韮のみじん切りしか入ってない物だった。コレも正直旨くなし。。。


お世話になった友人達に別れを告げ、帰国の為に成都空港へ向かう。ホテルから15分位だった。

今回の成都滞在で印象に残ったのが、、、
朝から夜中まで、街はひっきりなしに車のクラクションが鳴っているということだ!
歩行者も基本的に信号は厳守しないし、オートバイだって平気で歩道を走っている。。。

国民全体のマナーがアバウトなので、走ってる車は常にクラクション鳴らして注意を促す。
だから日中はその音でウルサイ!うるさい!!
モラルや人間性が発達してないうちに道具だけが進むとこうなる。いい見本である。

その辺に寝てるホームレスにアルマーニのスーツを着せたのと同じ状態である。
傍からは分からないが、ちょっとした癖や行動でホームレスだとバレてしまうのである。。。
今の金持大国になった中国は、まさにこの状態と言える。教育が全く追いついていない!

街に歩いている人間も本当に痰を吐く!コレには本当にびっくりした。
老若男女、とにかく色んな人達が躊躇なく道端で「カ~~、ペッ!」と痰を吐くのだ。

乗車中、信号待ちの時に隣のタクシーの運転手がいきなり窓を開けて痰を吐いたりしている。
その光景も頻繁に目にする。。。
あの北京オリンピックの時に、政府が国民に注意・警告を出したのがやっと分かった。
本当に中国国民は痰を吐くしゲップする!こちらの国ではマナー違反にはならないみたいだし。


空港にて搭乗手続きを済ませた後、少々時間があった。。。
この3日間ありつけなかったコーヒーの店が在り、本能で足を運んだ!

さっきまでラーメン1杯が100円以下だった為、此方での珈琲1杯570円が物凄く高く感じる!
それでも有難く頂いた。。。あ~~うめぇ~~~~!

メニューの写真を撮り忘れてしまったが、このカフェにも麺類の食事メニューが幾つもある。
財布の中にはいつまでも減らない「人民元」の札がまだ沢山ある。。。
ここで最後の麺類を頂こうと、写真で旨そうなオシャレなスープ麺を頼んだ。コレも38元程度。

街では見なかった極細麺に清湯系のスープ。
トッピング具材は何故かレタス目玉焼き。ユニークだけど旨そうだ…!

だ、だけど、スープの風味がめっちゃ不味い!!
何だろう、この漢方のような苦味のあるスープの味は!今まで経験した事のない味なのである。
この商品の名前をひかえなかったのが悔やまれる。後でどうゆうラーメンなのか調べたかった。

最後の最後に成都で食べたラーメンがコレというのはチョッと納得がいかない。。。
その後の機内食も、行きの時より美味しくなくて一層ヤラレたけど…!



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最後に…

当日の日記には書けなかったが、一応近所の観光スポットには行ってみたし、
成都の新聞にも載っていた行列の出来る「肉まん」もわざわざ並んで買ってみたりした。

向こうの人が好む肉まんは、日本のコンビニにあるような物ではなく、
ヤーツァイがたっぷり入った物の方が売れる!自分は結局ソレは売り切れで買えなかったが、
肉メインの肉まんでも、野菜や漢方系のスパイスがギッシリ入っていた。。。

観光スポット内でも「麺屋」他の屋台は物凄く多い。
成都の住民は屋台の「串料理」がやたら好きみたいで、そうした屋台が何処も繁盛している。

特に味の無い、揚げ豆腐の串を皆並んで買っていたが、正直あまり旨い物ではなかった。
珍しかったのが、生の砂糖黍を搾った生ジュースは結構美味しかったし、
マンゴーのアイスクリームも何処となく洋風とは違う感じで旨かった。。。

晴晴飯店」のママさんが子供の頃から大好きで食べていた…という「三大砲」。
要するに、日本の物よりついた回数が少ない感じの荒いにきな粉と黒蜜を掛けた菓子。

日本でも馴染みのあるあの「きな粉餅」と同じなんだが、店内厨房では、わざと音を立てて
どん・どん・ど~ん!」と、大砲3回鳴ったように餅をつくのである!
あの「三国志」ゆかりのお菓子でもあるらしい。。。


ごく一部の人に買ったお土産や、ママさんに頼まれたミッションである
晴晴飯店」用の日本では中々買えない食材や調味料を鞄に入れ、無事帰国。

旅行前に確り準備していった薬の数々。
正露丸・太田胃酸・がスター10・ストッパ・コーラック・・・etc.
自分なりにかなり注意して食べていたので、結局はそれらの薬の世話にならなくて済んだ。

それも、ひとえにママさん他・中国の友人達のおかげである。。。
この度は本当にお世話になりました!ありがとうございます・・・<(_ _)>


The End.
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