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1位
2回
2017/05訪問 2017/05/25
およそ3年振りの訪問。
確か3年前も3年振りの訪問だった…。
以前から此方や『辣椒漢』等が在る為に、
このエリアは担々麺が旨い店が多いという噂に。
ここ最近も『担々麺つじ田』や『ごまだら』等の
参戦により、一層担々麺激戦区になった感じだ!
彼是もう7~8年通っている此方だが、
スープ有る無しの「担々麺」基本2種類のみで
ずっと営業しているのは本当に凄い事である…。
毎年夏には「冷やし」は出るが、他店のように
季節限定やゲリラ限定のような商品は出さない!
値上げもしないし、本当に大したものだと思う。
◆排骨担々麺(3辛) 1050円
相変わらずのビジュアル、別皿提供の排骨肉、
『希須林』譲りの間違いのない味、茹で玉子と
もやし野菜が特徴の具材も不変的に美味しい!
クミンの香りの排骨肉や、乾麺のような食感力
がある麺も、本当に変わらない頑固さが健在だ。
もうこの担々麺の旨さは言わずもがなである。
ただ、此方は残念な事に接客態度も変わらない!
以前から何処か上から目線というか、店の細かい
ルールを客に押し付ける傾向が強いのだ。。。
この店のそういう所にイラっと来ている者は
少なくない。自分の担々麺仲間でも、此方の旨さ
の次に必ず話題になるのがそんな事である…!
カウンターしかないのに席を自由に選べないとか、
卓上ポットの位置をずらすと起こられる…とか、
隣同士の席間が開くと詰めるよう注意されるとか、
えっ?そんな細かい事で叱られるの~!?
という神経質な店主が躊躇なく客に声を掛ける!
こっちもゆっくり喰ってる暇が無いのである。。。
ごく普通に大人しく座って食べてるだけでも、
店側の決めたチョッとしたルールを強要される。
だから食後も敢えて器を卓台に置くのは止めた!
店主の細かすぎる異常な性格を客にも強要する…
という非常にカンにさわる接客態度はそのまま部
下にも継承される。気が付けば最悪なCSである。
店側も、嫌なら来なくて良い・・・と思っている
だろうが、こうして数年振りに来て接客の事を
忘れかけていると又そういう態度で印象が悪い!
店側も客を選べる権利があるが、お客も勿論店を
選べるので、本当に嫌なら訪問しなければいい…。
自分ももう行かなくても良いかな…と思っている。
およそ3年振りの再訪問。
小川町の店舗も雰囲気も全然変わらない。。。
変わったのは値上げされた価格のみである。
此方の担々麺類は、美味くお洒落な感じは
分かっているが、味の記憶が薄れてきたのだ。
今日はどんな旨さだったかを思い出しに来た…。
店内の客入りは4割程度なのに、
食券を買った瞬間に奥の厨房側の席に案内された。
客は、人と人との空間を極力空けたいものだが、
店側は、要するに入口側の席半分を空けたいのだ。
何故??? それはこっちには分からない。。。
◇ 汁なし排骨担々麺 ◇ 1050円 ★★★☆
暫らく来ない内に器と排骨肉の形状が変わった。
以前のような洒落た四角い器でなく丸い普通の器。
排骨肉も以前は四角く揃えて成形していたが、
今は肉の自然な形状のままである。ワイルド感UP!
要するに「オシャレ」を止めた印象である。。。
排骨肉の容姿は荒くなったが、
食感とスパイシーなカレー風味は変わらない。
此方の担々麺にはこの排骨肉がピッタリだ!
麺は覚えのある中太麺。食感は申し分ない。
モヤシや茹玉子、ゴマや挽肉の感じも懐かしい。
タレの風味は、ゴマのクリーミーさが増えて
香辛料のスパイス感が弱まった印象を受けた。
以前はもっとスパイシーだった気がする。。。
此方の店主は、元『希須林』の出身。
あの有名店の凛とした担々麺の流れを汲みながら、
より親しみやすい味を目指していた印象だった。
が今は、もっともっと庶民の味に寄せた感じだ。
要は、オシャレさよりも「実」を選んだって事か。
客層だって青山・赤坂とは違うし。。。
店の進化なんてそういうものだ。
でないと、永く商売なんてやってられない!
この味の微妙な違いは「進化」なのである。
辛さも、以前のような尖った感じは無くなった
ように感じた。全体に丸くなった感じである。
正直、以前のような希須林イズムは薄れた
印象だが、より地元に根付いた力強い味がした。
コレはこれで美味しいと思う。。。
が、そんな事を考えながら食べている最中、
店主から今居るお客全員に対し、席を少し左に
ずれるよう号令がかかった。皆食事中なのに…。
え?今??
日本人は偉い。皆黙って中腰になって席を移動。
でも、どうして???
それは、店主がカウンター席の入口側半分を
今直ぐ掃除したいから。。。
その前に、何だか荷物の入った衣装ケースを
カウンター席越しに何個も移動させている…。
何故、店主はそうまでして今やりたいのか!?
全くお客の事を優先してないし、完全な店都合。
せっかくの「担々麺」も台無しの行為である。
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▼ 丁寧な仕事で奥深い風味の高級坦々麺。 ▼ (2011.9.記)
神田小川町の、ちょっと裏通りにある話題の「かつぎや」へ訪問。
並びには「ラーメン波(シー)」等も点在するこのエリアである。
小綺麗なカウンターのみの店内。BGMはメインストリーム系のJazz!
こちらはラーメンの丼もお洒落で白い逆円錐状の丼、正直ちょっと食べ辛い。
せっかくレンゲなんかも大きくて丼の淵に掛けるとずり落ちないタイプだが、
丼底の面積が狭いので、レンゲが丼底に落ちても沈むことはない。。。
坦々麺のスープは甲殻類や野菜の出汁も利いていて、クリーミーにして奥行きの広い味。
高級な坦々麺の味がする。もっと胡麻やピーナッツの濃厚さがあっても良いがバランスは良い!
具材のもやしが多かったので、自分にはちょっと違和感があった。
坦々麺にもやしの食感は合わなくはないがベストな具材ではない。
やっぱり青菜系が良いと思う。。。
別皿で出されるパーコーは香ばしく、ほんのりカレー風味に仕上がってる。
不思議とこのカレー風味の豚肉を坦々麺のスープに浸すと、それはそれでとっても美味!
味・ボリューム・食感と、バランスも良く最後まで楽しく味わえた。。。
店主の拘った食材や仕事が生かされたオリジナルティ豊かな坦々麺であった。
2位
1回
2015/01訪問 2015/01/07
丸1年振りの『珉珉』である。
正月早々、相変わらずの客の入り!
着実に新規のジャンクファンも取り込んでいる…。
1年も来ないとメニューも微妙に値上がっていた!
平均20円~40円程の値上がりである。。。
メニューの内容は全く一緒。
◇ タンタンメン+半排骨 ◇ 1100円 ★★★☆
肉は特に値上げ率が高かった!
以前に食べた同じメニューが今回は100円高い。
この他に「小ライス 100円」も一緒に頼んだ。
此方の「担々麺」は辛くない。。。
最初はクリアなスープで、中央に沈む大量の肉味噌
を溶かしていくと徐々に味噌ラーメンみたいな色に!
胡麻の微妙な苦味とコクが味噌と相まって、
庶民的な旨味に変化する。細かい豚挽肉のコクが好い。
小松菜と刻み長ネギの青味も良いアクセントである。
只、もしコレに排骨肉が入っていなかったら、
単調な風味で終わっていたであろう「担々麺」である。
胡麻風味の「挽肉味噌ラーメン」という感じの商品。
排骨肉の圧倒的な存在感とライスによって
楽しみも旨味も増すオリジナリティー溢れる担々麺だ!
一般的な「担々麺」のイメージで頼むと後悔するかも。
あと、今回は麺の茹で加減がタイトで、
若干粉っぽい食感を味わう事が出来た。。。
いつものツルブニャ食感と違って新鮮であった!
今年も自分のジャンク担当の引出しでいてほしい。
此方の存在は、他店とは少々違う存在なのである。
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▼ 常連客が通うキレイな娘達&ごっつい肉のラーメン! ▼
夏以来の訪問。
忘れた頃に食べたくなる此方のラーメン!
特に、肉にかぶりつきたい時は思い出してしまう。
今回もそんな衝動にかられ、自宅からチャリを飛ばした。
此方のお店は、開店時間間際になると、
常連客達が自然と集まってくる。。。
そして、各人がカスタマイズした注文をコールする。
その呪文にも似た言葉が飛び交う状況は「ラーメン二郎」
にも負けず劣らずの面白い光景である!
自分の場合も「塩の半々と小ライス」とコールすれば、
下記の商品が運ばれて来るののである。。。
■ 塩・半チャーシュー&半パーコー麺 ■\1000 ★★★★☆
■ 小ライス ■ \100 ★★★★
此方の二大巨頭である「叉焼」と「排骨肉」を
両方とも半分ずつトッピングした欲張りなラーメンである!
とろ~り柔らかい叉焼と、噛み応えもワイルドなパーコー。
この二つを同時に味わえる贅沢は昼間の時間帯だけである。
同じ豚肉とは思えないこの風味と食感の対比が素晴らしい。
スープは自分は「塩」が好き!
ラードと化調の旨味が一番ストレートに発揮されているから。
また、胡椒やニンニクを入れても旨味のバランスは崩れない。
ラーメンが着丼されたら直ぐに「排骨肉」の2~3切れを
「小ライス」の上に乗せる。「豚唐揚げ」の衣が固いうちに。
少しスープに浸みた衣がピカピカの白飯と合体!メチャ旨い。
相変わらず「ひ弱」な細白麺は、固めに頼んでも意味は無い。
殆ど「そうめん」のような存在感である。。。
そう考えると、毎度此方のラーメンって、
トッピングの肉達への依存度が相当高いと言える訳である。
とにかく、後はひたすら、肉と麺と米をかっ込むのみ!
時折硬めの味玉やメンマ、多めの刻み葱が良い効果を発揮。
此方独特の「旨さの妙」を味わうことが出来る。。。
毎度此方へ来ると思うのだが、、、
此方の主人の娘達なのか親戚筋なのかは不明だが、
スタッフのお姉ちゃん達がとても綺麗で良い感じなんである。
どのお姉さまも中々の粒揃いである!
今流行りのギャルとか読者モデル系とかいう綺麗さではない。
下町のお姉ちゃんの美しさ!チョッとヤンキーも入ってる。。。
何というか、下町娘独特の実直な明るさと頭の回転の速さ。
気取ってない感じが実に美しく可愛い印象なのである。
彼女らは、常連客達の呪文のようなカスタマイズオーダーも、
なんなく覚えて間違いなくオーダーを通し、提供してくれる!
この頭の良さも凄く魅力のひとつである。。。
きっと彼女ら目当てで、実質よりも多めで店に通ってくる
野郎どもも少なくないのではないだろうか・・・!?
その気持ちはよく解る。。。
明るく気さくで器量の良いお姉ちゃんが出してくれるラーメン。
そのラーメンの中にはごっつい肉がいっぱいだ!
まさに「野郎」の為にある店である。
(2013.12.記)
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▼ 至極のパーコーと化調全開ラードスープが至福の旨さ! ▼ (2013.8. 記)
およそ8カ月振りの此方。
自宅からチャリで15分。急いでそのくらいの距離である。
白鬚橋を渡って、一路墨堤通りを左へ向かうと此方に着ける。
此方は、開店時間10分も過ぎないうちに満席となる。
特に店内のカウンター席は争奪戦である。
今日はなんとか間に合った。。。
■ 塩半パーコーメン+小ライス ■ \950 ★★★★☆
「固麺」で注文しても殆ど意味のない食感の色白細麺。
半分でも充分過ぎる量のある豚唐揚げ。コイツが目当てのラーメンである。
ニンニクと胡椒をたっぷり入れた何ともジャンクな味わい。至福の旨さである!
相変わらずの固茹での味玉。細かギ。メンマ。小松菜い刻みネギ。
そしてキラキラ光るラード油の旨味と化調風味全開の塩スープ。堪りません!
額から止めどなく滴る汗が丼へ落ちる。これで塩分も再加算だ。(汚っ!)
一口では噛み切れない分厚い「拝骨(パーコー)肉」。
衣がカリカリな部分は細い軟麺との相性が良く、柔くなった衣のは白飯と食べる。
見事な化調の塩味がパーコーに浸み渡り、白飯が進む進む・・・!旨過ぎである。
これだから此方の「パーコーメン」はやめられない!唯一無二の味と仕様。
この夏はこれで乗り切れそうな気がして来た。。。
自分のような貧乏人には「鰻」をたくさん摂取出来ないので、
こうしてビタミンB1豊富な豚肉パワーでスタミナを補給である。。。
しかし、それを差引いても「身体に悪い」ラーメンでもあるのは間違いないのだが。
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▼ 取材拒否の店「珉珉」!その全ラーメンを食べてみた。 ▼ (2012.11. 記)
マスコミに取材拒否なことでも有名な「珉珉」。それでもファンは増え続けている。。。
正直、通いにくい立地に在りながら、自分もこうして此方にハマッた中毒患者の一人である。
食堂のような店内。昼は家族経営の素晴らしさ溢れるホスピタリティにもジモティには人気だ。
夜の営業は基本「ラーメン」と「チャーシューメン」しか無いので、自分は2度訪問しただけだが、
昼間は豊富なメニューを楽しみに、今も定期的に足繁く通っている。。。
今日は今年最後になるであろう訪問で、未だ食べてなかった「味噌ラーメン」を頂いた。
これにより、やっと此方のラーメンコンプリートが達成されたのである。
自分の独断と偏見だけのレビューになるが、ここに全てのラーメンを紹介したい。。。
■醤油ラーメン■¥600 ★★☆
此方のラーメンは、基本的に化調(化学調味料)の出汁とラードの油で仕上げたスープである。
今の時代に逆行したと「身体に悪い」ラーメンと言えるが、逆にそのジャンクな味が哀愁をそそる。
柔くて白い細ストレート麺。ラードのおかげで、いつまでもスープが冷めないのも特徴である。
刻み葱・メンマ・小松菜・叉焼のトッピングが基本アイテムである。
■塩ラーメン■¥600 ★★★★
化調全開のスープがこの塩味で本領を発揮する!タンメンのスープにも似た化調の旨味が良い。
しっかりと「塩」の味が濃く、不思議とライスが一番似合うラーメンである。。。
■ネギラーメン(辛味入り)■¥650 ★★★
醤油ラーメンに、ラー油ベースで作られたオリジナルの辛味調味料に漬けられた長ネギが入る。
ネギの量は多くなく、一般的な白髪ネギではなく、短冊状に切られた状態なのが珍しい。。。
辛味調味料もそんなに辛くはなく、ほぼ風味付け程度の辛さである。
■玉子ラーメン■¥650 ★★★
流行の半熟味玉ではなく、黄身まで確り固茹での味付け玉子である。
確かに此方のラーメンには、これくらい固めの玉子の方がスープとの相性が良いように思う。。。
■鳥ラーメン(辛味入り)■¥700 ★★☆
塩味ベースのスープに鶏団子が入ったラーメン。そこに前出の辛味ネギが入っている。
単品の塩ラーメンよりも油と化調の量が少なめで、味は極めて薄い。卓上調味料で味変が必須。
■タンタンメン■¥800 ★★★
一般的な四川風担々麺とは別物。薄いが胡麻のクリーミー感は少し感じられる。
細かい挽肉味噌がドサッと乗っかっていて、これを溶かすと一応「担々麺」風になる。
全然辛くないし、油分が少なく誰でも気軽に食べられる仕様になっている。あくまでも担々風!
■チャーシューメン■¥900 ★★★☆
此方で一番人気のあるラーメン!元々少し入っているホロホロと柔らかい叉焼がたくさん入る。
外側が香ばしく焦げていて、中の柔らかい豚肉の旨さに多くのファンの支持を受けている。。。
■ネギチャーシューメン(辛味入り)■¥900 ★★★☆
こちらは「チャーシューメン」と「ネギラーメン」を合体したもの。基本的にどちらも醤油味だが、
塩・味噌のアレンジも可能!必然的に叉焼の量は「チャーシューメン」よりも若干少なくない。。。
■味噌ラーメン■¥600 ★★☆
味噌味も一応あるよ!程度の位置付けのラーメンである。さして特徴は無い。味噌も薄味だ。
小松菜の代わりにモヤシが入っている辺りが味噌ラーメンっぽいが、全体に薄味でコクが弱い。
■味噌チャーシューメン■¥750 ★★★
デフォの味噌ラーメンには叉焼が入ってないので、そこに叉焼を追加したバージョンである。
なので、前出の「チャーシューメン」よりも肉の量は少ない。値段が違うので当然である。。。
■パーコーメン■¥900 ★★★★☆
「パーコー(排骨肉)」(豚肉の唐揚げ)が入った究極にして至極のジャンクラーメン!!!
分厚い豚肉にガッツリ付いた衣。噛み応えもジャンクで最高に美味い!
これでもかと入ったパーコーは麺よりも確実に量がある。後半は絶対に肉の方が残る。。。
基本は醤油ラーメンだが塩・味噌もOK!少食の方には「半パーコー」も注文出来る!
■餃子■¥250 ★★★★
大き目の餃子が3個。ラーメンのサイドに合わせやすいポーションだ。注文は必須。旨い!
野菜率が多くニンニクの風味も確り利いている。アッサリ味だがラーメンとの相性は抜群。
此方は常連のリピート客が高い為、様々なカスタマイズに対応してくれるのが凄く嬉しい!
自分が一番好きななのは、、、
「塩パーコーメン(パーコー別盛)&小ライス」というパターンか、
「塩ネギ半パーコーメン+餃子+小ライス」という組み合わせである。
コレらを昼喰っちゃうと、夜遅くまでお腹は空かないし、味も満足感も★★★★★である!
言っちゃあ悪いが、身体に悪くて脳に良い究極のジャンクラーメンである。
どのラーメンの味も、基本的にはどれも皆濃厚ではないアッサリ風味なのである。
だけど、化調の嵐に油の海。健康志向のの方はご遠慮下さい。。。
とにかく自分は、此方の「パーコーメン」シリーズの中毒患者である。
此方の「パーコーメン」だけは都内でも屈指のインパクトとパンチ力がある!
これだけ個性のあるラーメンは他では決して頂けない。それだけでも貴重なお店である。
3位
1回
2014/12訪問 2014/12/01
昔やっていた此方の「限定」が復活していた!
経営者も変わったことにより、
徐々に新体制での改善が図られているようだ。
昼・夜、各10食というレアな限定担々麺!
今日は昼間に何とか頂く事が出来た。。。
◇ 味噌担々麺(限定品)◇ 900円 ★★★★
辛さは「3辛」。サービスライスも付く!
白胡麻使用の「阿吽担々麺」と基本味は一緒。
隠し味程度の味噌感は言われないと気付かない。
コクとまろ味が活かされた上品なスープである。
普通の「担々麺」と違うのは、
多めの水菜と花椒、そしてモヤシの存在。
爽やかな具材に香辛料の爽快さがプラスされ、
円やかな担々スープにアクセントを与えている。
相変わらず濃い芝麻醤の風味もそのままに、
安心して頂ける完全調和の「担々麺」である。
麺は残念ながら少々茹で過ぎた感があった。
炸醤肉末も相変わらず香ばしく濃い風味が圧巻!
自分もたまに豆乳や味噌を使って担々麺を作るが、
担々スープに味噌が合わない訳がない。。。
そういう意味では、実験的な限定品ではない!
此方の「担々麺」ファンの方には、
是非とも推薦出来る安定感ある逸品である…。
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▼先ずは変わらぬ「阿吽担々麺」に一安心!▼
常に此方でいつも調理場を仕切っておられた
スキンヘッドにバンダナにヒゲの調理人は、
実は此方の店主ではなく、お弟子さんだった。
店主は顎ヒゲにコック服。
いつもは滅多に調理場には居ない存在である。
そのお弟子さんが突如此方を辞め店が忽然と閉店!
という衝撃的な情報がもたらされたのが、
確か今年の2月頃だったと記憶する。。。
その後6月に無事復帰開店して胸を撫で下ろしたが、
全くの新しい調理人が商品を提供しているという
ことで、味が落ちた、ブレてる…という酷評を
よく小耳にしていた昨今である。。。
そんな中、やっと此方の確かめる機会が出来た。
大ファンでもある此方の担々麺の味が落ちてたら
正直ガッカリだからだ!不安と期待が入り混じる。
店内はいつも通りの賑わいを見せていた。
何気に地味に替わった外の白い看板の文字。
店内は相変わらずホール1人調理場1人の2人体制。
奥のテーブル席も相変わらず稼働していない!
2人でカウンター9席しか廻さないのも以前のまま。
待客が4名グループの場合、空席が2名分出ても
そのグループにどうするか等一切確認しない…。
正直このオペシステムはプロとしてどうか。。。
◇ 阿吽担々麺(3辛) ◇ 830円 ★★★★☆
過度な不安をよそに、出て来た担々麺の見た目は
以前と何の損傷も無かった。花椒の香りも今迄通り!
入念に仕込まれた炸醤肉末や高級青山椒も健在。
小蝦の香りと旨味も此方のセールスポイントだが、
花椒の強い刺激も此方を語るのに必須事項である…。
その痺れや香り感が若干以前よりもマイルドになった
気もするが、その分「尖り」の角が丸くなったようで、
高級な鉛筆の書き味が少しアップしたような感じだ。
善くも悪くも、小蝦&炸醤肉末のガツンと来る度合
が微量に緩和され、むしろ食べ易くなった感もある。
この辺は好みの問題だが、バランスはブレていない!
特製の炸醤肉末(味付挽肉)・小松菜・芝麻醤のコクと
甘味・辣油の辛味と旨味、中細麺の食感と喉越し等、
全てのバランスと格調の高さは「阿吽」のままである。
とりあえず安堵感で胸を撫で下ろす。。。
やはり「阿吽」の担々麺は特別だ!横綱級の旨さ。
先日食べた「鳴龍」のクオリティも素晴らしかったが、
やはり「阿吽」が香港=日式担々麺の羅針盤である。
と、自分個人は思っているのである。。。
極めて個人的なこの「阿吽」復帰した日に、
テレビでは今日から矢口真里が復帰していた…!
関係ねぇ~か・・・
(2014.10.記)
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▼ やはり、担々麺の真打です。 ▼ (2013.6.記)
気がつけば半年振りの訪問となる此方。
暑くなると、自然に脳と身体が此方の店まで誘導される感じだ。。。
此方に来ると、いつも圧倒的な美味さを誇る「つゆ無し担々麺」とどちらを喰おうか心底迷う!
今だけは、胃袋を広げて[b:「担々麺」と「つゆ無し担々麺」を両方食べたいと毎回マジで思う。
それだけ、此方のこの2大商品は凄い求心力のある商品なのだ。
■ 担々麺 ■ \800 ★★★★☆
個性的な「つゆ無し担々麺」と比べ、なんとも王道且つシンプルな「担々麺」である。。。
汁ありの「日本式担々麺」の魅力が全て詰まっていると言っていい見事な商品だ!
何だろう、この堂々たる元祖感!勿論、此方のは元祖でもないのに凄い存在感なのである。
刺激的な辛さ、深いコク、クリーミーな胡麻の旨味、スパイシーな挽肉、干し蝦の香り。
こんなにもスタンダードで圧倒的な美味しさを見せつける担々スープは他に無い。。。
格の違いというか、本物感というか、散々色んな「担々麺」を食べ散らかした後に真打登場!
・・・といったような「大御所感」が素晴らしい。。。
「紅白歌合戦」の北島三郎に例えるのとも違う程のグローバルスタンダード感さえ漂っている。
普段あまり好まない「中細ストレート麺」でさえ、この「担々麺」にはコレ以外考えられない!
何気ない麺なのに、実は「三河屋製麺所」に特注しているという拘りがラオタ達をも納得させる。
これだけ拘りのある「担々麺」で\800という価格は安いと思う。
やはり此方の「担々麺」は、自分にとっては最高峰に位置付けされるグレードである!
ここの「担々麺」が常にスタンダードとして脳裏にあると、、、
他店でたいして旨くない\900位の「担々麺」を食べちゃった日にゃ~、絶対苦笑してしまう。
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● 本格四川の味をスタイリッシュに仕上げた至極の担々麺! ● (2012.6. 記)
この時期、どうしても個人的に自然と「担々麺」の需要が増えてくる。
今日は久しぶりに、都内最高峰の担々麺専門店である此方へ訪問した。。。
此方は言わずと知れた行列店であり、お昼時は外待ち・中待ち含めて30〜50待ちの時もある。
奇麗でスタイリッシュな店内はJazzのBGMが流れ、女性客も多く、とても洒落た空間である。
随所に店主の拘りが感じられる「担々麺」は、「麻辣」の利いた本格四川仕込みの逸品である。
辛さ調整が出来る。「マイルド・3・4・5辛」とあり、特にこちらから申告しなければ、
「3辛」で提供される。「5辛」はかなり辛く、店主からも再三大丈夫か聞かれる。。。
嬉しいサービスは紙エプロンが用意されていること。女性には髪留めのゴムも置いてある配慮だ。
「担々麺」¥800
何処から見ても美しい様相。味のクオリティも素晴らしく、胡麻・酢・辣油・山椒のバランスが絶妙!
干し蝦が利いた肉味噌がとてもスパイシーで、此方の「担々麺」の要である。辛味も結構強い。
かなり本格的な四川スタイルではあるが、それを現代東京風の洗練されたスタイルで仕上げてある。
ここら辺の味の構築が此方の真骨頂であり、美味しさと辛さ、香りと痺れを逃さず表現している。
麺はストレートの中細麵。「三河屋製麺」の特注品で、ツルッと喉越しも良く食感もスマート。
濃厚な芝麻醤の深いコクと甘味、干し蝦から抽出された圧巻の旨味、自家製辣油のシャープな辛さ。
そこに本格四川山椒の素晴らしい香りと痺れが全体を見事にまとめ上げている。本当に完成度が高い。
濃厚な胡麻の風味が利いているので充分「3辛」で楽しめる。逆にあまり辛くしない方が旨いと思う。
「つゆ無し担々麺」¥800
此方の真骨頂的商品であり、意外にこの「つゆ無し担々麺」の方が一番人気なのである。
麺が縮れ太麺に替わり、モチモチの食感がこの「汁無し」にとても良く合っていて旨い。
胡麻の甘さが無い分、辣油の辛味と山椒の香りをダイレクトに感じることが出来る。
濃厚な旨さと爽やかな辛味と香り。本場四川省を彷彿とさせるガツンと来る山椒の香りと痺れ。
このパンチ力こそが「汁無し担々麺」の醍醐味なのである。ヒーヒー言いながら食べ進める。。。
ここでも干し蝦の肉味噌が大活躍!麺と具を混ぜれば混ぜる程、スパイシーな旨味が全体に伝わり、
この世のものとは思えない旨さと香りが鼻から脳に上がって行く。。。まさに一級品の美味しさだ!
同席した四川省成都出身の中国の友人は「成都のモノより美味しいかもしれない!」と呟いていた。
「3辛」でも充分辛いが、この麺は「4辛」のヒステリックな辛さがとても良く合い、旨いと思う。
「黒胡麻担々麺」¥900
ガッツリと黒胡麻を使用している割りには、黒胡麻独特のエグ味が全く出ていない!
作り方の行程は、基本的な白胡麻担々麺とアプローチは変わらないが、コクや甘みが全然違う。
大人の味のビターな「担々麺」といった印象である。当然香りは抜群で、胡麻好きにはたまらない。
甘くても激辛でも、どちらの辛さで仕上げられていても、黒胡麻の重量感がしっかり残るであろう、
とても泥臭い「担々麺」だと言える。しかし、あくまでも洗練された仕上がりになっているのが凄い。
成都出身の友人は言う。「四川には辛い担々麺は多いが、旨いのは意外と少ない。」と。
更に、「四川省には、こういう美味しい麺の坦々麺が無い。」と。。。
そういう意味では、「四川超え」を果たした「担々麺」だと言うことが出来るのである。。。
気が付けば、店主とその友人は四川の高級花山椒の話題で盛り上がっていた。
店主の並々ならぬ拘りと、「担々麺」に対するその神経質なまでのストイックな美意識は、
恐縮ながらこちらにもちゃんと伝わっておりまっせ〜・・・!
自分は、音楽でも芸術でも洗練された美しいものが好きである。
無駄を削ぎ落として磨き上げた「創作作品」の魅力が、此方の「担々麺」にもある。
以前、自分は「デニーズ」の「担々麺」を、日本人が美味しいと思う担々麺の味の全てを、
見事なマーケティングで平均値化した「究極の最大公約数的坦々麺」と評価した。
「阿吽」の「担々麺」も、日本人が好む「担々麺」の魅力がまんべんなく網羅された商品である。
でも、あの「デニーズ担々麺」が、絵画等で言うところの、印刷による普及品だとすると、
此方の「担々麺」は、ナンバリング付きのオリジナル・リトグラフだと言えるかもしれない。。。
本物のオーラと、作家の込めた想いが伝わって来るリアルな「担々麺」だ。普遍的な旨さである。
4位
2回
2017/03訪問 2017/04/08
人手不足から夜型営業になった『美登里』。
定期的に通っている佐賀ラーメンの名店だ。
営業時間帯も安定せず今に至っている為、
自分のように足が遠のいた客は少なくない
筈である。まさに負のスパイラル的である。
この店の初代大将も今は全然見掛けない…。
作り手が替われば味も微妙に変わる。
そもそもが超繊細なスープだけに、
初代のクォリティをキープするのは大変だ。
辛うじて此方の魅力を伝えられている豚骨
スープだが、昔の味を知る者としては若干
の物足りなさは正直否めない。。。
世間的にもっと高く評されて然るべき此方
のスープなのに、どうしても「豚骨=濃厚
=こってり」の図式に合わない此方の味は
こんな浅草の路地の深夜でくすぶっている。
昼間に此方の味を求めてやって来る客より、
深夜の閉店した後の水商売関係者の客の方
が多いから夜型営業になった理由でもある。
ふと気付けば、、、
久留米ラーメンの伝道師的セレクト店の
『いのうえ』もいつの間にか無くなったし、
静かなる醤油ラーメンの名店『喜粋』も
つい先日根津に移転してしまった。。。
この「浅草」という土地の住民は、
品格ある繊細な味の店を商売的に成立する
事を許さない駄舌な人間が多いという事か!
なんと哀しい事だろう…。
最近の此方の低迷も寂しいが、
その低迷に追い込んだのも浅草の近隣住民と
此方のような豚骨らしからぬ微妙なスープを
好まないラオタ野郎どもの仕業である。。。
言い過ぎだけど外れてはいない!
昨年の値上がりに続き、
早くも又メニュー価格が変わった…!!
ラーメンなんか1杯750円となり、
尚且つ叉焼が3枚から2枚に減った。。。
此方のラーメンは唯一無二で美味しいが、
そんなマイナーチェンジの度に再訪の足が
遠のいてしまうのが正直なところである…!
今回はラーメン&半炒飯のセットを頂いたが、
半サイズでも確り其の都度作ってくれる炒飯
は旨かったし、見事な美登里クォリティ!
だけど、一般的に「半チャン&ラーメン」で
千円超えはランチメニューにしては安くない。
少なくとも下町浅草には似合わない価格だ。。。
此方は食材も佐賀県から空輸してるから、
輸送費とか色々と大変な事情もあるだろう…。
アベノミクスなんか全然庶民には関係ないし。
だけど、もし今後も又値上げが進んだら、、、
自分はもう滅多に訪問する事は無くなるだろう。
他の選択肢もあるんだし。。。
此方は「夜型」の店であり、
昼時に利用する自分には行きにくい店である…。
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▼ シャンパンゴールドの豚骨スープが美しい… ▼
気が付けば1年振りの訪問となってしまった。
暫く来ないうちに値上げもされているし、
メニュー構成等も結構変わっている。。。
東京でもまだ認知度は低い佐賀のラーメン。
久留米が発祥と言われる「豚骨スープ」が、
熊本や長崎・佐賀に来ると、又全然変わる!
自分は此方のラーメンを頂く度に、
もっと「九州豚骨」の奥深さを探求したい…
という衝動にかられるのである。。。
◇ 味自慢ラーメン+生卵 ◇ ★★★★
豚キムチ丼が付いたランチセットを頂いた。
値段は1050円となってしまった。。。
佐賀から取り寄せた食材を使用してのラーメン。
今日も味にブレは無く美味しかった…!
完全に白濁していないシャンパンゴールド色の
クリアな豚骨スープ。色味も風味も繊細だ。
コレって鶏出汁なんじゃない?と疑問を持つ程、
清湯にして旨味の濃いスープなのである。。。
又、動物性のワイルドさが皆無!とてもクリア。
この感じが、逆に批判の対象となるレビューも
観たりするが、コレはコレである!
ダメな方は最初から博多豚骨を喰うべきだな。
薄叉焼も旨いし、目の詰まった有明海苔も最高。
高い卵黄のトッピングもやった方が美味しい!
麺も博多麺と違い、加水率が高くて食感が好い。
ただ、ガツンと来る豚骨感が無いので、
一緒に食べる料理に味の影響を受け易い。。。
出来るだけラーメン単品で頂いた方がベターだ!
◇ 豚キムチ丼 ◇ ★★☆
ランチセットの丼メニュー。
飯量はミニサイズでなくフルであるが、
上物のオカズの量は少々し寂しいかも。。。
白菜キムチは生。そのまま盛られるスタイル。
豚肉と一緒に炒めてないので、肉とキムチが
別々な印象だし、キムチの酸味が立っている…。
こういう粗末な丼は繊細なラーメンに不釣合い。
今回はセットの相棒のチョイスを誤った!
此方のラーメンはデリケートな風味であり、
白飯をお供にする程の自己主張は無い。。。
かと言って、
主張の強いサイドメニューを頼んでしまうと、
肝心なラーメンの味が台無しになってしまう。
リアルに佐賀ラーメンを堪能したいなら、
「味自慢ラーメン」の単品をお勧めする…!
(2014.9.記)
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▼ 珍しい「九州豚骨」の汁有り冷やしラーメンです! ▼
久々の此方。今年初訪問となってしまった。
店頭の告知にて「冷やし豚骨」が出た事を知った。。。
「九州豚骨」で汁有りの冷やしスープは初めて頂く。
昼・夜の部、各限定30食だそうである!
■ 美登里の冷やしトンコツ ■ \750 ★★★☆
此方独自の、相変わらず美しいビジュアル!
スープのクリアさ加減もいつもと同じで綺麗。
上手く脂分が処理された完全乳化の汁である。苦労の痕跡が伺える。
トッピングは、木耳・青葱・茹で玉子・叉焼三枚。
スープも麺も具材もキンキンに冷やされていて素晴らしい!
おかげで叉焼は冷えて固くなっているが、薄くスライスされて食べ易い。
木耳のコリコリ食感や固茹での玉子も、確り考えられた具材という印象。
麺はいつもの極細ストレート麺だが、この冷やし用の特別仕様だろうか。
いつも頂くものよりも加水が高めでツルツルした感じが強かった。旨し!
そして未体験のスープであるが、最初は全く「豚骨感」を感じない。
どちらかと言えば「塩ラーメン」のスープのようである。。。
口の中でスープの温度が上昇するにつれ、段々と塩味とこってり感が来る。
冷たいスープなので、こういう繊細な味付けは中々分かりにくい。
塩分も結構ある筈のスープなのに、どうしても最初の風味の淡白な印象。
しかし、飲む度にその塩味とコクが徐々に押し寄せてくる。
凄く試行錯誤と研究の跡が見えるスープだと思う。。。
此方自慢の温かい「豚骨ラーメン」も、繊細で上品な味わいが魅力。
極上のスープの旨味はさすがに冷えたスープでは再現不可能だが、
とにかく冷えてて爽やかで食べ易いし、上品な旨さは顕在である!
後半、紅ショウガを投入してみたが、コレが中々良い効果であった!
冷えた温度の下に眠る豚骨感や旨味成分が、紅ショウガで覚醒される。
本来の「佐賀豚骨スープ」の旨味が紅ショウガ少々で蘇ってくるのである。
「九州豚骨」ファンからは賛否分かれるスープかとも思われるが、
此方独特の美意識が活かされた、よく研究開発された「冷やしラーメン」だ!
商品名からも、その自信と覚悟が伺える。。。
(2013.8.)
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▼ メニューが大幅に変更されていました! ▼ (2012.10. 記)
大好きなラーメン店「美登里」の昼営業が復活し、メニュー構成が大幅に変わっていた!
おかげで又昼間に来れる事が出来て喜ばしい限りである。。。
メニュー構成がかなり変更されており、興味津々で早速訪問!
好きだった「佐賀ちゃんぽん」の姿が無くなり、新たに「焼きチャンポン」の姿が!
コイツは是非次回試してみたい。他にも「炒飯」や「ハヤシライス」の姿が見える。
「佐賀ちゃんぽん」がメニューから消えたのは正直残念である。。。
ランチセットが3種類ラインナップされており、各\1000均一価格である。
Aセット:味自慢ラーメン+半炒飯+水餃子
Bセット:味自慢ラーメン+野菜炒め+ライス
Cセット:味自慢ラーメン+がばいハヤシライス
今日は「Cセット」を注文!
因みに、セットに付くハヤシライスは単品メニューの「肉盛がばいハヤシ」の肉抜きである。
ルーには辛うじて溶けかけた玉葱片だけが形として残っている。。。
相変わらず極上の黄金スープが美味い「味自慢ラーメン」!九州豚骨では一番すきである。
また少し乳白色が薄くなっている気がするが、出汁の風味は変わらず旨~い!!!
有明のりとのコラボもやっぱり極上。叉焼も美味しい。が、やはり生卵が欲しくなってしまう。。。
「ハヤシライス」は極めてオーソドックスな味!
濃いドミグラス系の味ではなく、酸味の利いたプロトタイプなハヤシソースだ。
少々盛りは小さいが、炊き立てのライスも艶々で美味しかった。
しかし、このハヤシにこのラーメンは正直合わない!どっちも旨いけど風味は対極にあるからなぁ。
毛色の違ったメニューで腹一杯頂くには良いが、味を合わせたいのならAかBのセットが妥当だろう。。。
大幅なメニュー換えではあるが、こうして近所に住む常連客も物珍しさでやって来る。
戦略としては「正解」であると言わざるを得ない。。。
自分だって「焼きチャンポン」と「炒飯」は絶対食べたいので、あと2回は又近々再訪する事になる。
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●● 博多・長崎とは明確に違う豚骨とちゃんぽんの美味さ! ●● (2012.2 記)
都内で唯一と言われる本格的佐賀ラーメンが食べられるお店。
乳白色の博多とんこつスープとは明らかに違う黄金色の油が煌めく豚骨スープである。
自分も初めて食べた時には衝撃を受けた。素直に美味しいし、博多とんこつより洗練されている。
風味は自分的には佐賀ラーメンの方が好みである。あっさりでいてコクがありクセになるスープだ。
それでいて豚骨独特の獣臭がまったくしないも素晴らしい仕込みである。
麺は博多のよりは若干太めであるが、こちらの茹で加減なのかいつも柔らかめで提供される。
博多ラーメンで言うと、まさに「やわ」の麺である。好きな「バリかた」には程遠い食感が残念だ。
麺もその他の食材も全て佐賀直送という拘り。特に有明産の海苔は濃厚で美味い!
海苔も卵黄もこのラーメンにはピッタリである。ただ麺量は少なめ。ちょっと物足りない感は残る。
新メニューである「佐賀ちゃんぽん」もオススメ!
本場長崎のちゃんぽんと違うのは、野菜は麺と一緒に煮込まずフライパンで別にしっかり炒められること。
具材に付いた焦げ目も香ばしく、野菜本来の食感もボイルするよりナチュラルである。
そして具材に魚介類は入らず、豚肉・さつま揚げ・かまぼこ等も香ばしく炒めてあること。
これは好みの問題だが、自分は非常に気に入っている。。。
麺は太めのちゃんぽん麺だが、やはりこちらのは柔麺。いっぱんてきなちゃんぽんよりはかなり柔らかめ。
スープは意外に円やかで、キリッと塩味が引き立っている。長崎のものよりシャープな印象のスープである。
野菜はたっぷりだし麺量もラーメンより多い。そういう意味では満腹感はこちらの方が上だと言える。
自宅の近所でこういった本格的かつ個性的なラーメンを食べられるのは幸せなことである。
最近営業時間が長くなったようだし、より入店しやすくなったのではないだろうか。。。
今や遠方からも客が訪れる有名店のこちら。今後も限定メニュー等も出してくれると嬉しいところ。
こういうラーメン店はずっと永く頑張って頂きたいものである。。。
5位
1回
2011/08訪問 2011/08/29
今日は新宿まで届け物があり行って来ました。チャリンコで!!
午前中の、あまり暑くならない時間帯を選んで荷物を後カゴに入れて。
上野周辺から新宿を目指します。距離的には大した事はなく、1時間程あれば充分着ける距離。
台東区〜文京区〜新宿区・・・と3区間またぐだけの苦ではない道のりですが、
ゆるやかだけど大きな坂のアップダウンが、電動補助機能の無いチャリではさすがにこの老体にはしんどいです。
特に帰りは東池袋から不忍通りを通って来たので、何度も来る坂の上り下りは結構キツかったです。
今日は本当は、最初から新宿駅南口の懐かしの「山田屋ラーメン」を数年振りに頂くつもりでしたが、
な〜んと山田屋は大久保の方へ移転してしまったようで、この界隈には「よってこや」や「大勝軒」等の
新参店舗が幅を利かせていました。。。老舗のラーメン屋もこの界隈ではさすがに大手資本には弱いって訳か。
半ば悔しい思いをしながら歩いていると、ビルの2階の大きな赤い看板のこちらを発見!
以前からチェックしていたお店なので入ってみることにしました。。。
お昼時は行列必須と聞いていたこちらですが、13時を過ぎたら並ばずに入る事が出来ました。
想像と違ってかなり狭めの店内。入口から客席までの通路は人一人通るのがやっとの幅です。
一人の自分ですが4人用テーブルに案内され、半ば相席を覚悟した次第です・・・。
何のメニューにしようか迷いましたが、せっかくの訪問だし滅多に来る機会はないので、
思い切って「メカニック」という盛りの商品にしました。
「メカニック」とは、メガ(多い)という意味とニク(肉)を足したダジャレによるネーミングの商品。
チーズハンバーグ100gとベーコンハンバーグ100g、そしてサイコロ焼肉150gがセットのメガ盛りメニューです。
メガ盛りとは言っても総肉量は350gなのでキツいことはないだろうと注文!価格は¥1350です。
ライスとワンドリンクがセットで、ドリンクは入口付近のドリンクコーナーから紙コップにセルフです。
冷水も同じ場所にあり、こちらもセルフ。
15分程待つとお肉類はワンプレートの鉄板でサーブされます。
持って来たお兄さんがハンバーグにソースをかけると鉄板から湯気が上がります。
それを紙ナプキンでしばらくかわし、蒸気が落ち着いたらいただきます。。。
100gずつ2種のハンバーグはソースが同じなので風味もほぼ一緒。
とろけたチェダーチーズが乗ったハンバーグは、噂にたがわずお肉とチーズとソースのバランスが最高でした。
このオリジナルのソースが、なんともスパイシーな味わいで美味しく、
こちらならではの粗挽きのハンバーグに最高に良く合います!
このしっかりとした食感の肉質、ワイルドかつ繊細なソース。確実にファミレスで頂くようなものとは違います。
大手のハンバーグチェーンレストランとも確実に一線を画す見事な味のバランス。
人気店だということが頷ける体験でありました。
サイコロ焼肉もガーリックの利いた醤油ソースが旨く、肉の食感も調度良い塩梅で非常に美味しかったです。
同じ鉄板に配されたジャガイモやミックスベジタブル、インゲンに至るまで、あっという間に完食です。
案の定、ライスを足してもそれほどメガ盛りではなく、割りと普通に頂くことができました。。。
自分にとっては、余程ラーメン二郎の野菜マシの方がキツいです・・・。
とにかく、ソースの美味しさと肉の質と食感に感動したハンバーグでした。
ソフトで柔らかめのハンバーグも悪くはありませんが、粗挽きで肉々しいこのハンバーグに魅せられました。
こちらのハンバーグを頂いてしまったら、同じような価格でもうファミレス等へは行けません。。。
また是非リピートしたいお店です!ご馳走様!!
P.S.
店内は節電の為か非常に暗く、せっかくの料理写メも全然旨そうに見えず落胆。
フラッシュ撮影はさすがに遠慮しました・・・・・。
6位
1回
2012/08訪問 2012/08/14
かなり久しぶりの訪問。
自分が、此方の商品で一番気に入っている「和えそば」が暫くメニューから外されていたが、
今回いつの間にか「油そば」として復活していたので、期待に胸を膨らませ訪問してきた。。。
【 油そば 】¥700
気に入っていた以前の「和えそば」とは仕様がマイナーチェンジされていた。
基本ベースに大きな変化は無いのだが、以前の魚介風味さっぱり仕様の上に、ピリ辛挽肉が加算された。
此方の「旨辛豚骨」に使用されているものと同一だと思われる「旨辛挽肉」が、油分を混ぜ込まれての再登場である。
結果、全体的に動物的なこってり味となっており、以前の魚介さっぱり風味は影を潜めた形である。。。
オイリーでこってり味になった分、麺の弱さ(高加水・平打ちの柔麺)が際立ち、美味しさは半減してしまった。
味付けの仕様変更により、ユニークな出で立ちから有りがちな商品になってしまったのが少々残念である。
ブロック叉焼も炙り豚に換わり、コレも脂っこい!辛うじて丼底のタレや網海老の風味で以前の名残を感じるが、
魚介ラーメンに豚骨を足したような、分かりやすい重量感が増し、全体の旨味は浅くなってしまったようだ。
こちらの風味の方が「旨辛豚骨」味に近付いたので万人ウケはしそうだが、自分は昔の方が好きだった。。。
こってりになった分、風味の単調化も助長されたし、味の変化をつけようにもカスター類が充実していないので、
無料の大盛りが返って食べ疲れしてきてしまう結果となってしまった。野菜類のシャキシャキ感には助けられた!
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★ 「どげんか」のラーメンを全種類食べてみた。 ★ (2011.8 記)
「元祖 恵比寿ラーメン」「台湾小料理 縁」の跡地に今年7月にオープンした「麺屋 どげんか」。
名前のとおり宮崎のラーメンを出すお店と伺った。
そんな「どげんか」のラーメン&つけ麺を全種類食べてみた。。。
【 醤油らぁめん 】¥680
優しいマイルドな魚介出汁の風味と、淡い醤油のカエシが見事に融合された醤油ラーメンである。
どちらの味も際立っていない非常に上品な風味に仕上がっている。
このお店の界隈には美味しい醤油ラーメンを出す店舗は少なくないが、
その何処とも違うオリジナティ溢れる醤油味だ。反面、老若男女に愛される安心出来る優しい風味。
麺は博多ラーメンに近い細ストレート麺の形状だが、加水率高めのつるりとした食感の中華麺だ。
具材は、炙り叉焼・メンマ・かいわれ・ネギ。細長くて柔らかい穂先メンマが特徴なのと、
しっかり味付けされた香ばしい炙り叉焼がとても美味しい。。。
この香ばしさがこの醤油ラーメンの風味を全体的にまとめ上げている。
【 旨辛豚骨 】¥750
乳白色の豚骨スープにピリ辛の挽肉餡が乗った「とんこつ坦々麺」といったような印象。
風味はあくまでもマイルドで、辛さも優しく奥深い出汁の風味が新種の坦々麺を食べたかのるようである。
スープはとんこつと言えども濃厚ではなく、意外にあっさりと頂ける。辛さは全く気にならない。
麺は「醤油らぁめん」と同一の仕様。細麵なのでツルツル口に入る。
具は挽肉餡ともやしとカイワレ。ボリューム的にちょっと寂しいが、お昼時は「そぼろ飯」が付いてくる。
ラーメンのスープととても良く合い食が進む。おじや風にして頂くのがルールらしい。
ラーメンの方はの挽肉餡を徐々に混ぜながら食べると味の変化を楽しめる。
このサービスそぼろ飯を考慮してもかなりお得感があると思う。。。
【 つけ麺 】¥700
麺普通盛りが150g、大盛りが200gとかなり少なめである。
並盛りor大盛りも同一料金なので、大盛りにする方が無難である。因みに特盛り300g!
その麺は艶やかな中太平打ち麺。見た目柔らかそうだが、実際は中々コシもありモチモチの食感である。
スープは、動物系&魚介出汁のダブルスープに向日葵と黒酢の酸味を加えたものらしい。
確かに酸味は感じるが酸っぱいほどではなく、あくまでもアクセントといった感じである。
最初は円やかな酸味が爽やかにやって来て、出汁の旨味が後から追いかけてく来る・・・という印象である。
具はメンマ・青葱・細かく切られた叉焼で、これもちょっと寂しいトッピングの印象だ。
向日葵のエキスは自分には分らなかったが、自分の嫌いな酸味強めのスープではなく美味しく頂けた。
【 旨辛つけ麺 】¥700
「旨辛豚骨」のつけ麺バージョンといったところだが、つけ麺らしく酸味がスープに加えられている。
辣油のピリ辛と程良い酸味が最後まで爽やかに頂ける。麺は「つけ麺」と同じもの。プニュッとした食感である。
円やかで淡泊な豚骨スープに辣油の辛味が特徴であるが、いかんせん具材が寂し過ぎ。
少しのもやしと挽肉、そして刻み葱が少々というトッピング。正直貧相な感じを受けた。
風味は美味しいのだが、具材の寂しさと個人的には麺がイマイチなのでちょっと残念な印象である。
【 和えそば 】¥650
最近新しく出来たメニュー!要するに油そば。麺はつけ麺と同一仕様のものだと思われる。
並盛りも大盛りも同一料金。トッピングは万能葱・長葱・かいわれ・ブロック叉焼・刻み海苔・長い穂先メンマ。
かき混ぜると魚介の香りが上がってくる。風味も魚介。少し甘めの醤油味が九州を思わせる。。。
丼底には桜エビが居る。全体的には甘めの魚介味。意外にあっさり頂ける。油分もしつこくなく良好!
一般的な油そばとは違う風味なので、生卵やマヨネーズ系のものは必要としない。あとは辛味が少し欲しいかも。
ネギ類もかいわれも良く合うトッピングである。唯一豚肉だけがこってりした具だが、クドくはなく美味しく頂ける。
しっかりオイリーではあるが、さっぱり頂ける新しい「油そば」だと思う。自分的にはこの商品が一番好きである。
【 サイドメニュー 】
「チキン南蛮¥400」は自家製のタルタルソースが美味しいのであるが、チキンがレンチン仕上げのため、
全体的にしっとりした出来上がりでパリッと感がまったく無し。肉もかなり小さめでショボい。
「ぷぅタル飯」は、甘辛く煮た豚肉に前記の自家製タルタルソースを掛けたミニ丼である。
真ん中にタルタルソースが大きく掛かっているが、その部分には下に豚肉は無し。
ソースの周りに肉が円形状に盛られた、ちょっと騙された感のある丼である。肉量も少なく残念。
「ぷぅトロチャーシュー飯」も同じで、タルタルの無い豚丼。やはり肉がかなり少なめなので貧相に見えてしまう。
価格的にしょうがないのであろうが、器をもっと小さくした方が寂しい感じは減少するかもしれないだろう。。。
味はどちらも甘めな仕上がりだ。ラーメンのサイドメニューとしては調度良いかもしれない。
以上、どのメニューも全体的に優しい風味が印象の「どげんか」のラーメン。
不味い商品はひとつも無いので、きっと常連さんが増えて行きそうなお店だと思う。
個人的には「麺」をもう少し「どげんか」してほしい・・・という感想である。。。
今後も頑張ってもらいたいお店である!
7位
1回
2013/08訪問 2013/08/21
超久しぶりに此方へ訪れた。
実は今月はもう2度目で、
先日はお向かいの「二郎」がお盆休みで此方が行列。
なんともタイミングが悪かったのである。。。
先月から此方で「冷やしまぜそば」が出たのを知り、
どうしてもそのグレードを確認したくてチャリで再訪した!
■ 冷やしまぜそば(夏季限定) ■ \780 ★★★★
最初に断わっておくと、自分は本家「二郎」より此方の方が好き。
ラーメンスープの比較は微妙だが、こと「麺」に関しては此方が圧勝!
ワシゴワの極太麺が旨いので、当然「まぜそば」のクオリティも高くなる。
注文すると「鰹節は入れますか?」と聞かれる。
サービスで「削り節」をトッピングしてくられるらしい。勿論YES!
料理が出来上がる寸前にもう一度トッピングを聞かれる。
自分は「ニンニク」のみをお願いしたが、周りは皆「野菜増し」!!
相変わらず此方らしくて素晴らしいビジュアル!
「ジャンク・ビューティー」とはこのことである。。。(何ソレ?)
先ず、野菜も麺も汁も全てキンキンに冷やされているのが見事!
この「温度管理」だけでも、此方の仕事の素晴らしさが分かる。
水菜・キャベツ・もやし・紫玉葱・長葱・叉焼・卵黄・天かすetc.
煮野菜は確り冷蔵庫で保管されてた奴。葱類は生でシャキシャキ。
香ばしいブロック叉焼は相変わらずの旨さ。大好きである。
全体に極アッサリ風味でスイスイと食べ進められる。。。
濃縮の「めんつゆ」を此方の豚骨スープで伸ばしたような汁の味。
鰹節&揚げ玉と混ざると、「冷やしたぬき」のような風味もする。
しかし、味奥に残る豚骨感が非常に此方らしさを残している。
凄くアッサリ頂ける口当たりの中に、こってりの旨味が隠れている。
一瞬、脂トッピングをしなかった事を後悔しそうになるのだが、
最終的にはコレで良かったと納得させられる完成度の高い味である。
そして、前途で褒めた此方自慢の極太麺!量も多いし最高だ。
全部を混ぜる前に、各トッピングの部所で異なる味を楽しむ。。。
鰹の甘味に豚骨の旨味、ニンニクの辛味が三位一体で凄く旨い!
麺量も残り3分の1程になると、顎に疲労感が出る程の噛み応え。
やはり此方の麺は、冷水で締められると真価を発揮するなぁ~。
卓上にある此方オリジナルブレンドのカレー粉調味料が又良い。
全体の元味を壊さずに、良い塩梅でカレー方面へ持って行く。。。
コレは「ラーメン」でもイケるし、素晴らしい調味料である。
極アッサリで全く脂っこくない「まぜそば」であるが、
コク深い、豚骨と鰹の最強の旨味タッグが味わえた。
結果的に風味を「和」に寄せたのも、
既存の「温まぜそば」とキッチリ差別化出来ている。
やはり此方の商品はクオリティが高いと再認識した。。。
今日、久々に訪問して思い出したのだが、、、
此方のスタッフは閉店間際の時間帯が迫ると、
あからさまに「一刻も早く店を閉めて休憩したい!」
という「空気」を出してしまいがちである。。。
その「空気」をお客に分からせちゃ~駄目である。
この辺も相変わらずだなぁと思った・・・!
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▼ 考えうる最強の二郎インスパイアラーメン! ▼ (2011.8. 記)
今日は「豚ラーメン」¥830を頂いた。
食べるたびにいつも思う。ここの麺、物凄い存在感だ。
極太で食感はごわごわのわしわし。ぱきぽきのむちもちである。
子供の握り拳程もある豚肉。これが本当に旨い。食感も味付けもピカイチ!
適度に脂分を残したとろ〜り豚肉がこのスープと本当に良く合う。。。
ド乳化のとろみのある豚骨醤油スープ。シャキシャキの太いもやし群。
¥830にしてこの量と内容の充実度は本当に圧巻だ。
よっぽどお腹が調子よくないと完食するのが一苦労。。。
でも味が良いのでなんとか食べ進められる。気が付けばやっぱり完食。
このお店の目の前には本家「二郎」が在るが、
自分的には最強の「二郎インスパイア」ラーメンである!
ここでなければ味わえない満足感がある。おかげでお腹はパンパンだが。。。
旨かった〜。ご馳走様!
8位
4回
2018/03訪問 2018/03/02
天津ハンター、およそ1年振りの御対麺!!
夜18時過ぎ、店内は満席。
その8割が常連さんで、その他にも出前が凄い。
自分も此方へは昔から来ているが、
その味の良さと家族経営の接客の素晴らしさ、
如何にも下町のホッコリ間を味わえる良い店である。
此方は酸味少なめで円やかな「酸辣湯麺」が人気だが、
自分的にはこの「天津麺」が一番好きで旨いと思う…。
今日もブレないクォリティは流石であった。。。
今日のは若干微妙に蟹玉が固めだったのと、
スープの味がこれも微量に薄かったような気がした。
店内満席で、調理長一人で作ってるから仕方あるまい。
基本優しい醤油スープであるが、蟹玉に掛かっている
餡が少し甘めなので、より円やかで角が取れた味の
スープになっていて本当に癒される味だ!玉子も最高。
中には椎茸の旨味も加わっていて古くなく美味しい!
コレ程美味しい「天津麺」は都内でも珍しい筈である。
先日食べた鶯谷の『大弘軒』もそうだが、
こうした昭和からのメニューを現代でも十分通用する
味で提供するクリエイティブな町中華と言える。。。
あ~~、美味くてスープも全て飲んじまったヨ…!
自分の場合、いつもじゃないけど、
極たま~に食べたくなる中華定食に、
「にらレバ炒め」「鶏とカシューナッツ炒め」
「肉野菜炒め」「油淋鶏」「酢豚」等がある。
特にこれらの中華料理って、いつもの近所の
中華料理店でも良いんだけど、モノによって
もっと本格的なクォリティで食べたい…とか、
逆に日式中華のゆるい味が好い…とか、
その日の気分によっても選択肢がある。。。
今日の気分は、
野菜炒めよりはニラ炒めが食べたくて、
でも肉はレバーじゃないのが良い…って感じ。
なので、
今日は『十八番』で「肉ニラ炒め」定食!
という結論に至った。さぁ~善は急げである。
◆肉ニラ炒め 800円
◆ごはんセット 250円
此方は珍しく「酢豚」「レバにら」「八宝菜」
「肉野菜炒め」等の定食メニューが無い!
殆どは料理単品に、白飯・スープ・漬物の
「ごはんセット 250円」を別に付ける事に…。
だけど、「麻婆豆腐」「かに玉」「回鍋肉」
なんかは800円で定食メニューが有る。
この違いは何なのだろう?分からない。。。
そうなると、
「麻婆豆腐定食」に「半野菜炒め」を追加
した方が合計1100円となり、お得感あるかも!
それはさて置き、
豚バラ肉・人参・ニラ・もやしのシンプルな
この炒め料理は味付けもシンプルで凄く旨い!
味の素「Cook Do®」のCM、
「回鍋肉 無くなるよ」編のグっさんのように
ガツガツと「肉ニラ炒め」を頬張る。。。
んめぇ~~~!!!!
肉ニラ炒め → 白飯 → 漬物 → スープ…
この無限ループが最高に幸せなひととき!
此方のように安心して頂ける日式中華の店が
近所に在ることは幸せなことである。。。
若い頃は爪楊枝なんか使った事なかったのに、
オヤジになるとどうしてニラが歯に挟まるのか。
そんな事にイラっとしながら楊枝でシーハー!
大変美味しく頂きました。ご馳走様!!
この日は寒かったもんでこういう温かい麺を欲す。
久し振りに訪問したが、流石に店内は混雑無しだ。
それでも常連客は確り訪問してる地元の人気店!
長いカウンター席に置き過ぎやろっ!って位の
椅子が並んでいて正直すげ~邪魔である。。。
そこに一人で腰を下ろして天津麺を待つ…。
◆カニタマソバ 800円
此方では天津麺ではなく「カニタマソバ」の表記!
今時確りと蟹の身が入っているし、厚くて柔らかい
とろ~り玉子絶妙である。あと中身は椎茸とネギ。
そして比較的珍しい餡かけタイプに仕上げてあり、
その餡が円やかでほんのり甘味のある醤油餡である。
旨い餡が醤油スープと混ざって得も言われぬ味に!
麺は普通の細中華麺だけど、全体によくマッチし、
むしろ余り主張しない麺が玉子の旨さを際立てる。
いやぁ~、やはり此方の「天津麺・天津飯」は
区内、いや都内でも最高品質で美味い逸品である!
とにかく旨くて温かくてホッコリできるクォリティ。
自分も永いこと「天津」好きをやっているが…、
都内でも屈指の旨い店の直ぐ近くに住んでいる事に
物凄く「縁」を感じてしまうのである。。。
満足。満足。
超久々の「十八番」。
本日は「ニラソバ」が喰いたくて訪問。
自分は専門店の今風ラーメンもすきだけど、
昭和中華のオカズ乗っけラーメンも大好きだ!
この「ニラソバ」って奴も今は絶滅危惧種。
「ニラ玉そば」の存在に替わられた店も多い。
だけど浅草は、この王道のスタミナ系ラーメンを、
今でも普通にメニューに載せている店も多いのだ。
此方も、その店のひとつ。
此方は何を注文しても大概間違いはない。
特に「天津飯」「天津麺」は圧巻に美味い!
店は狭くて窮屈で奇麗ではないが、
その分、接客サービスは徹底的に確りしている。
色んな意味で浅草の良心と言える店である。。。
◇ ニラソバ ◇ 700円 ★★★★
実にシンプルな「韮そば」。
少しの豚バラ肉と韮のみのトッピングである。
しかし、韮の量がハンパ無い!
スーパーで買う韮1束分は丸ごと入っている。。。
良い塩梅でクタった所と、茎部のシャキリした所。
本来の韮の旨さと香りを活かした王道の仕上りだ!
又、適度にオイリーな濃い醤油スープが旨過ぎる。
お約束の灌水中華麺の食感と味。美味過ぎる。
チョッと辣油を垂らすと更に又旨し!
ほぼオカズは韮だけだが、もはや他の具は邪魔!
たっぷりと韮と麺を堪能出来る素敵なラーメンだ。
歯の間に韮の繊維が詰まるのだけが難儀である…。
こうも毎日爆発的な猛暑だと、
こういう古参の店はクーラーの効きが弱い。。。
クーラーの冷気よりも厨房の熱気の方が強いのだ。
気が付けば、自分の汗がラーメン丼に滴り落ちる。
何ともキモい状態だが、コレぞ昭和のラーメンだ。
ホールのおばちゃんは気を利かせてくれて
何度もお水のお替りを注いでくれるのだが、
極小タンブラーにぬるい水。キリが無い。。。
こんな状態で中華料理店の夏は何処も厳しいが、
此方は味とサービスでいつも混んでいる。。。
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▼ やっぱり、浅草で一番美味しい「天津飯」です! ▼ (2013. 記)
「天津丼」をこよなく愛す正義の集団「天津ハンター」。自分もその一員であり、日々美味しい「天津丼」を探している。
そんな「天津ハンター」仲間である関西支部長のSUSUさんから、
せっかく「大阪王将」の「天津飯フェア」の情報を頂いていたのに、結局訪問することが出来なかった。。。
自宅から一番近い「大阪王将」には幾度かチャレンジしてみたものの、そこではフェアは開催されていなかった。
「大阪王将」の本社へ問い合わせてみたところ、都内では新宿と葛西でしかフェアは実施されていなかったのだ。
そこまで調べ上げていたのに、多忙さも相まって、フェア開催中の7月6日迄には新宿へは行けなかったのである。
そんな反省を噛みしめながら、気持ちを軌道修正するべく、改めて浅草で一番美味しい「天津飯」を食べに行った!
そこが、此方「十八番」である。とんねるずの番組でフューチャーされてから客も増え、いつにない混雑も見られた。
儲かっているらしく、「キタナトラン」放送時のおんぼろテントは張り替えられ、最近眩い深紅のテントに変更された。
さあ、久々の訪問だ。こちらも気合を入れて「天津ハンターG4」に転身じゃ~!て~んし~ん!トォ~~っ!!
カニ玉丼(天津丼)¥800也
相変わらず素晴らしいクオリティである!玉子のふわとろ感、都内では珍しい酸っぱくない醤油餡、
餡と白飯と卵ののバランス、王道のグリーンピース3個、美味過ぎる中華スープ等、全てにおいてグレードが高い。
間違いなくこの辺りでは一番旨いと言い切れる「天津丼」である。
柔らかい玉子の中には、細切り長葱に極微量の蟹の身。餡の味は濃いめだが、塩辛くなく飽きの来ない味である。
凄くシンプルな「天津飯」なだけに、作り手の技とセンスが光る。いつ食べても旨い、マイフェイバリット天津飯である。
全国の「天津ハンター」の同士だけでなく、ごく一般の、あまり「天津飯」には馴染みの無い方にもお勧めしたい!
もし浅草へ来て「天津飯」が食べたくなったら、先ずは此方へ訪問してみて頂きたい!決して損はさせないから。。。
とんねるずの番組では「酸辣湯麺」で見事★★★を獲得したけれど、この「カニ玉」も本当に旨いのである。
なんなら記念に両方行っちゃっても結構である。お腹が許せば・・・。
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★★★ 下町的なCSの素晴らしさは、もはやモデルケース的存在! ★★★ (2012.1.21 記)
久々にお邪魔した。
TV効果か、最近は常連さんばかりでなくイチゲン客も増え昼間は混雑している。
おかげで儲かっているのだろう、最近は看板のテントも新調されて奇麗になっている。
これでは「キタナトラン」としてはもう出演出来ないな。。。
今日は「黒胡麻担々麺¥850」を頂いた。近所ではわりと評判が良いからだ。
しかし、結果的には自分にとって特筆すべきラーメン作品とは言えなかった。。。
見た目も味もごく普通の坦々麺であり、上に黒胡麻のペーストが掛けられているので、
それを全体に混ぜるとスープがいくらか黒くなるという坦々麺である。
なので、基本的には白胡麻ベースのスープだし、酸味が目立つが普通の坦々麺であった。
それにしてもこちらはいつも接客が素晴らしい!
作り手の店主も丁寧で腰が低いし、ホールのおばちゃん二人の年配者らしい気配り。
下町の良さであるアットホームなサービス精神と佇まいが、イヤミや押しつけがましくなってないのが良い!
ご近所からも人気がずっとあるのが頷けるお店である。
でも、やはりこちらは「天津麺」の完成度が一番素晴らしい!!
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★★ 圧倒的な技と愛情が詰まった天津麺の素晴らしさ! ★★ (2011.3.9 記)
昨年とんねるずの番組で紹介されプチブレイク中の「十八番」。
自分が少年の頃には「五十番」とか「十八番」とかいったような、
中国で縁起の良い数字が屋号になった店舗がけっこうたくさん有ったものだ。
そういう意味ではこちらも昭和の色彩を色濃く残す店舗と言える。。。
お昼もかなり時間は押し、アフタヌーンティーな頃訪問したが、
既に常連客達が店を占拠しており、大声で笑い、話してる。。。
自分はカウンター席の隅に着席。
小さなお婆ちゃんがお冷やを出してくれた。
TVで人気を博した「酸辣湯麺」は後に廻して、好物の天津シリーズを頂くことに。
「カニ玉ソバ」¥800をオーダー。いわゆる「天津麺」である。
自分の勝手な想像だが、厨房で料理を作っているのが息子さんで、
その横で調理の補助をしているのがお母さん。
そして、ホールで接客しているのが最年長の大女将のお婆ちゃんではないだろうか・・・。
約15分程で着丼。
大きめの丼一面を覆うカニ玉の大陸。そして多めに掛けられた甘酢餡。
この餡が甘すぎず酸っぱすぎずの絶妙な味ととろみ。
カニ玉の中には白髪葱のように切られたネギの歯応えと香りが。。。
普通天津麺のカニ玉はもっと固めに焼き揚げていても不思議ではないが、
こちらのカニ玉はあくまでも柔らかくふんわりと仕上げられている。
地の醤油スープはかえしの濃い正統派醤油味。
麺も一般的なかん水強めの中華麺だが、微妙に固麺に茹で上げられていて愛情を感じる。
餡のとろみと醤油スープのすっきり加減が絶妙に混じり合い、そこへ玉子と麺の食感がたたみかける。
シンプルな一品だが、調理人の仕事の確かさと愛情が感じられる素晴らしいラーメンだ。
この1杯で他の料理もかなりイケるであろうことは既に察することが出来る。。。
お冷やも抜群のタイミングでお婆ちゃんがおかわりをくれる。
完食後お金を払って外へ出た時、厨房の奥の主人がわざわざ入口まで出て来て挨拶とお辞儀をしてくれた。
言っちゃあ悪いが、こんな古めかしい、お世辞にも綺麗と言えないお店で、
これだけの料理の技と接客の素晴らしさを誰が期待したであろうか・・・・!?
確かに街の中華屋的レベルでは各お料理の値段は少々お高めかもしれない。。。
しかし、料理を食べ終え、店の皆さんの接客態度までもを味わえば、全てを納得するだろう。
色んな意味での、店のプライドというものを感じ考えさせられた時間帯であった。
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★ 「カニ玉丼」も絶品! 都内でも屈指の完成度。 ★ (2011.3.24 記)
昔から「天津」系を探求し、都内中心の昭和な中華屋で何かにつけて「天津麺」や「天津丼」を食している。
そんな中、先日頂いた「カニ玉メン」が中々美味しく好みの味だったので、今回は「カニ玉丼」を頂いてみた。
余談だが、若い客層も多い店舗ではたま〜にこの「天津」を「カニ玉」と置き換えたメニュー表記にしている。
ほとんどのお店で出る「カニ玉丼 or 麺」の中には蟹の身なんぞ殆ど入っちゃーいないのに・・・。
その理由は、この昭和チックな表記に平成生まれの若者がちんぷんかんぷんだからである。
「天津丼」「広東麺」「香港飯」「開化丼」「他人丼」なんて表記は、確かに今の若い人には意味が分からんだろう。
基本的に上物のカニ玉は「カニ玉メン」で提供されるものと全く同じものだ。
絶妙に柔らかい卵の食感。これはさりげないプロの技だ。まるで玉子スープの卵のようなふんわり感。
もう少々「焼き」の入った食感でも良い気もするが、それはあくまでも好みの問題。
カニ玉の中身もメンの時と同じく長ネギの千切りがメイン。個人的には椎茸や筍・人参等が入っていれば尚良かった。
特筆はやはり上に掛かった「甘酢餡」の旨さである。これも個人差でかなりの好みが分かれるところだが、
自分は、あのケチャップとお酢の酸味が支配するいかにもな甘酢餡が凄く嫌いなのである。
だから、関西圏で天津丼を頂く時は、基本的に醤油か塩ベースの餡なので安心して注文出来る。。。
東京で出て来る天津丼の餡はほぼ90%ケチャップ系甘酢餡なので、
この餡自体の風味で「天津丼」の味がかなり左右されてしまう。
自分も結構な店舗数の「天津丼」を頂いているが、この甘酢餡が美味しい処はまず珍しいのが経験的実感だ。
しかしこちら「十八番」の甘酢餡は非常に洗練されていて美味しい!
ケチャップのあの酸味とお酢の酸味ばぶつかると普通は相当な嫌みな酸味が強くなるが、こちらのはそうではない。
あくまでも優しい酸味で、酸っぱさは皆無。醤油とオイスターソース、ごま油等の風味と香りが立つ味が特徴である。
不味い甘酢餡を出す店に限って餡がたっぷり盛られてたりするので、レンゲで餡を極力どけて食べたりしている。
でも、こちらの餡は非常に食べ安くて旨味が上品。味の濃さも調度良く、付合わせのスープもお新香も全て絶品!
久しぶりに美味しい「天津丼」を食べた気がした。都内でも屈指の天津丼と言えると思う。
やはり回数食べ歩かないと美味しいものにはぶつからない・・・というのが真実である。。。
次回は、「カニ玉定食」というカニ玉とご飯がセパレートになったメニューを発見したので、是非挑戦したい。
久々に90点以上付けられる「天津丼」を頂きました!
ご馳走様!
9位
2回
2017/01訪問 2017/01/07
冬季限定の味噌ラーメン!
「醤油」専門店と謳う此方がいよいよ味噌を解禁。
昔の江戸甘味噌を使い、そして醤油に拘る此方の
面目躍如的な調味料である「キッコーゴ」醤油が入る。
「キッコーゴ」とは、都内の秋川渓谷に在る
老舗ブランド醤油の登録商標である。。。
キッコーマンならぬ「亀甲五」という意味である!
スープを飲むと、まぁ~優しい風味が口内に広がる…。
ほんのり甘い昔の江戸味噌。自分もガキの頃味噌汁で
味わった事がある。全体にあっさりした味噌ラーメン!
そんな甘いあっさり味噌のスープに青さが掛かって
良いアクセントになっている。まさに江戸前風な感じ。
キッコーゴ醤油の旨さはハッキリとは分からないが、
この優しい味噌を又優しくアシストしてある意味究極の
「日本のラーメン」に仕上げられていた。。。
この繊細さは日本人でないと絶対に作れないだろう!
柔らかい叉焼が2枚・メンマ・ネギ・・・という
超シンプルなトッピン具材。これが又昔っぽくて良い。
この風味で完成しているので、
七味唐辛子程度で他の調味料は一切入れない方が良い。
麺は太縮れ麺。手作り感が増す仕様である。
全体に地味な拘りが詰まった如何にも此方らしい
限定ラーメンだが、今現在世間に蔓延している「味噌」
と比べてしまうとどうしても実直で優し過ぎる印象だ。
ま、そこがこのラーメンの売りであり差別化なんだが。
このところ「ラーメン居酒屋」としてメニューも充実
してきた此方である。夜からの営業にして好調でもある。
そんな一品料理にも興味が沸くモノが出て来ている。。。
夏以来の訪問。
またしても、此方の新作ラーメンが登場した!
地元住民には嬉しいニュースである。。。
■ 燕三条インスパイアラーメン ■ \700 ★★★☆
既に我々にも馴染み深い「背脂チャッチャ」系ラーメンが、
新潟県の燕三条市のご当地ラーメンが発祥だった事を
自分は勉強不足で知らなかった。。。
とはいえ、自分の知るご近所に在る「弁慶」やホープ軒」、
最近の人気店「ごっつ」等は、基本ベースが豚骨スープである。
しかし「燕三条系」のスープは、
濃口醤油に魚介出汁、そこに豚の背脂の甘味が混ざる
「三位一体」のバランスを楽しむ東北のラーメンらしいのだ!
本場の「燕三条ラーメン」を食べたことはないが、
きっと素朴で甘辛く、濃いこってり系ラーメンなんであろう。。。
それを堂々と「インスパイア」として制作・販売したのがコレ。
此方らしいカッキリリとした明確な醤油味。拘りを感じさせる!
魚介の風味は前面に来ず、洗練されたバランスも此方らしい。
背脂の上品な甘味とコクが自然とこのスープに寄り添っている。
滑らかで口当たりの良い太麺。
デフォでも硬めの茹で加減が流石である!
背脂が麺に絡むと、また良い感じの食感で美味しい。。。
柔らかいホロ肉叉焼・メンマ・ネギ・ほうれん草。
シンプルで無駄の無いトッピングは間違いのないもの。
ニンニクや胡椒を入れると、風味もグッと増してくる!
スープが豚骨ベースではないので、
重心の重いこってり感ではない所が軽快で良い。
キレが良く、カエシの風味を楽しめるバランスになっている。
コッテリではあるが、自然と口に入って行く旨味の妙。
最近の「弁慶本店」の不調を考えると、この旨さが罪である。
単純に「背脂・醤油」のラーメンなら、こっちの方が旨い!!
もし、最近の「弁慶」のていたらくを考慮しての「客争奪戦」
だとしたら、笑えるけどシャレにならないかもしれない。。。
それ位、このラーメンは完成度が高いと言えるからである。
本当の「燕三条ラーメン」を知らないけど・・・。
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▼ 美しい鶏そば「浅草ホワイト」と名付けたい! ▼ (2013.7. 記)
かなり久し振りの訪問。
新作の「鶏そば」がある情報は知っていたが、
此方が夜営業になってから中々訪問出来なかった。。。
■ 鶏そば ■ ¥680 ★★★☆
スープがクリアで美しい!見るからに「きび」らしいビジュアルだ。
「塩」のスープかと思いきや、どうやら「白醤油」等のブレンドのよう。
此方は「醤油」に拘ったコンセプトの筈だし、
この風味のパンチ力は、「塩」だけでは表現不可能である。
(あくまでも個人の感想ですけども・・・)
キラキラ光るのは「鶏油」。コクと旨味と照り担当。
麺は極細の縮れ麺。
乾麺のような食感もありながら、モッチリ加減も残した絶妙な麺!
此方らしい「拘り」が伝わ珍しい麺である。「三河屋製麺」制。
ネギ・メンマ・ほうれん草・・・
そして、しっとり柔らか叉焼がこのラーメンをより見事なものに。
塩味のエッジが確り利いたかなり硬派なスープ!
今どきのマイルド軟弱スープとはチョッと違う。
味に自信がないと、こうは行かない。。。
卓上の調味料は無用な「味」の完成度と主張がある。
「きび」らしい頭脳派のラーメンだが、フィジカルに訴える力量がある。
「理屈抜き」という説得力に裏打ちされたラーメンだ。
「浅草ブラック」に対抗し、コレは「浅草ホワイト」と名付けたい!
スゲ~勉強が出来るのに、ダンスも踊れるイケメンな「東大生」みたい。
めっちゃモテそう! でも、頭が良いから同性の男からも嫌われない。
そんな「ラーメン」である。。。(意味不明は御了承を・・・)
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▼ 「きび太郎」のラーメンを全部食べてみた。 ▼ (2012.4. 記)
こちらは「神田支那そば きび」の運営する新ブランドの浅草進出店である。
「浅草」〜「下町」〜「醤油ラーメン」というストーリーで「醤油」に特化したコンセプトだ。
神田「きび」の正統派支那そばには確かな旨さと人気があるので、おのずとこちらにも期待値が上がる。
そんな「きび太郎」が提供する、現存するラーメン類をコンプリートして食べてみた。。。
【 醤油ラーメン 】¥670 ★★★☆
こちらのお店の基本となる醤油ラーメンである。
琥珀色のスープは濃いめで煮干しの出汁が利いている。
鶏と野菜のスープに鰹節・鯖節・煮干しを合わせたという出汁が奥深い旨味を充分に引き出している。
しかし煮干しが全面には主張しておらず、その他の出汁の旨味もしっかり生かされた絶妙なバランスである。
カエシの風味もすっきり。さすが「きび」ブランド!良い仕事が際立つ醤油スープだ。
麺は加水率高めのやや平打ち系の中太縮れ麺。これはきっと好き嫌いが分かれるところだろう。
大きめのナルト・白髮ネギ・メンマ・厚めの叉焼2枚というそ具材が麺とスープにもよくマッチしていた。
煮干しの合わせ方や油分の適度な処理等、随所に現代的なセンスと技を感じさせるラーメンである。
【 浅草ブラック 】¥730 ★★★☆
老舗の「千葉醤油」に、上品な甘みの濃い口醤油を特注したオリジナル醤油をブレンド。
名前のとおり真っ黒なスープだが、風味は意外とあっさり味。このあっさり感は意外だった。
濃厚な醤油の風味と香ばしさがあるが、いつまでも引っ張らないスッキリとした後味。
濃いと言っても塩味が強い訳ではないので、スープを完飲しても身体に悪そうな感じはしなかった。
節系と鶏系の出汁のバランスが良く、煮干しの風味も一段と抑えられている。
近所に最近「富山ブラック」ラーメンのお店が出来たが、そういうブラックとは全く異なる。
具材は「醤油ラーメン」と同じ。麺も同一のものを使用している。
不思議と「醤油ラーメン」よりあっさり頂けた印象なので、見た目だけでは判断出来ないものである。
【 豪快醤油ラーメン 】¥680 ★★★☆
あの「きび」が!? と一瞬驚かされた、まさかの「二郎」インスパイア系ラーメンである!
背脂が浮いた非乳化な豚骨スープ、適度な茹で加減のモヤシ&キャベツという具材に濃いカエシ醤油。
中々なの「ラーメン二郎」の再現である。麺も太めのごわつき麺で、これも「二郎」に近づけている。
加水率低めで小麦感のある太ストレート麺は、やはりこういったワイルド系スープにはよく似合う。
化調の風味が抑えられているので、どこか上品な口当たりの二郎インスパイアラーメンである。
ニンニクを入れると更に二郎感が増すが、いまいちワイルドに成り切れていないところが微笑ましい。
まるで不良になりきれないボンボンのような、どうしても上品さが顔を出してしまう二郎系ラーメンだ。
因みに「特製豪快醤油ラーメン¥880」は、味玉と叉焼が追加された豪華仕様のラーメンである。
【 濃厚つけ麺 】¥730 ★★★
今主流の豚骨&魚介のダブルスープによるつけ麺である。
豚骨を12時間以上も炊き込んだという濃厚豚骨のスープに魚粉を融合させている。
麺はけっこう太めの平打ち麺。手揉み風の縮れが豪快で、もっちり感と噛み応えもしっかりある。
普通盛りだと麺量が少なくてかなり物足りない。あと、このスープがかなり塩分強めでしょっぱく感じる。
濃厚でとろみのあるタイプのスープだが、濃厚さが塩辛さになっているのが悔やまれる。
麺はスープに半分くらい浸して食べることをお勧めしたい。でないと、塩味が強くて他の旨味が入って来ない。
具材は、ナルト・細メンマ・ほうれん草・切った叉焼。価格にしては満足感のある内容のトッピングである。
ほのかに香る魚介出汁の旨味等に仕込みのセンスを感じるが、いかんせんスープが塩辛いのでとても残念だ。
【 醤油つけ麺 】¥730 ★★☆
濃い醤油の風味と、爽やかな酸味が利いたオーソドックスな醤油味スープ。
万人ウケ狙いのさっぱりつけダレにしたのだろうが、言い換えれば可もなく不可もない無難なスープである。
具材と麺は「濃厚つけ麺」と同一の仕様。これといって特徴のないスープだが、やはり塩味強めの仕上がりだ。
ちょっとしょっぱめな風味を酸味がフォローするといった印象のつけダレ。
このつけ麺は、あくまでも「濃厚つけ麺」ありきで作られたつけ麺ではないかと想像してしまう。
「濃厚」に対する「あっさり」という定義で作成された作品だと思えてならない。。。
【 冷やし醤油ラーメン 】¥730 ★★★★
おそらく夏だけの限定商品だと思われるスープタイプの冷やしラーメン。
冷やしなのにスープがなみなみと丼に入っているこのスタイルは比較的珍しいタイプだと思う。
喜多方ラーメンに似たような商品があるが、こちらのはとにかくスープも具材もキンキンに冷えている。
具のメンマ・白髮ネギ・ナルト・三つ葉・叉焼もそれなりに冷えている訳だが、どれも違和感なく頂けた。
スープに油分が無いのと、叉焼にも脂分が少ない。それに叉焼の味付けが良いのでそれぞれが美味。
その辺は凄く計算されているようで、冷えた叉焼の旨さにも中々驚かされた。。。
勿論スープも相当計算されていて、煮干しの旨味と香りが核となり、柚子で仕上げた見事な出来栄えだった。
かなり濃いカエシの風味がするが、塩辛くなる手前で制御された絶妙なバランスである。
暑い季節には持って来いの商品だが、知覚過敏の方には要注意のラーメンと言える。。。
【 まぜそば 】¥850 ★★★★
最近導入された新メニューである。
「まぜそば」であり「油そば」ではない。しかも珍しく汁が存在する。
トッピングは、キャベツ・もやし・ブロック叉焼・ネギ・全卵という布陣。
そこに、背脂やフライドガーリック・魚粉・辛味調味料等が配されている。具材はかなり賑やか。
ドロッとしたスープ状のタレが多めに入っており、各調味料の部分で風味が七変化する。
全部混ぜるとかなり濃厚になり、ベジポタ仕様のつけ麺タレに麺と具が全て入ったような印象になる。
かなり斬新なまぜそば!こうなるとラーメンを食べているような錯覚に陥り、自然とスープが飲みたくなる。
でも、とてもスープは気軽に飲むことは出来ない。それは「まぜそば」の濃度だから。。。
面白い作品だがフラストレーションも残る。あと、CP的に手軽な値段ではない。
【 餃子 】¥400 ★★★
1人前5個の焼き餃子。
大きめに見えるが、中身の餡は適量なので厚みがなくぺったんこな状態で出て来る。
皮は厚めでも薄めでもないが、ふにゃっとしたワンタンに近い食感のもの。
よく焼かれた焼き目の部分は、噛むとサクッとした音がする。カリッではなくサクッである。
この食感は意外と珍しくて気に入った。中身は野菜中心で大蒜の風味が強く残る。
ご飯が欲しくなる濃いめの下味がついているので、ラーメンのお供というよりもビールにピッタリだと思う。
10位
1回
2011/08訪問 2012/06/28
初めての訪問。
噂に高いベジポタつけ麺を頂きました。「特製つけめん33塩」¥1000也。
外にある券売機で食券を買っている途中に、中から店員さんが店内へ誘導してくれます。
そして、たたみかけるようにあれこれと説明コールがかかります。
席は奥に詰めて着席してくれ!
つけ麺の汁には柚子を使用しているが大丈夫か!?
同じく、スープには甲殻類が使われているがアレルギー等はどうか!?
並盛りにするか中盛りにするか!?
手荷物は足下のフックへ掛けてくれ!
等といったような内容のコールがほんの数秒の間にたたみかけられます。
必死にその説明内容を聞き取り、理解し、速攻答えるのにこちらも必死に食らいつきます。
何かのアトラクションか!と着席してから心の中でツッコみ、自分でもおかしくなって一人笑い。
麺の茹で時間の為少々待たされますが、待つ甲斐のある素晴らしいつけ麺がのちに登場します。
麺は平打ちのちぢれタイプで太い麺。中盛りにしたので量も充分です。
つけ汁は濃厚なベジポタスープ!塩味でもさっぱりしたタイプではありません。。。
しかし、濃厚といっても味はそれほど濃くはなく、塩味も調度良く繊細な味わいです!
甘味・コク・塩味が渾然一体となっており、非常に奥行きが深いスープです。
確かに甲殻類や柚子の風味も生かされておりますが、どれも隠し味といってもいいくらいの出汁感覚。
中々普通にはお目にかかれない完成度の高いスープですね。。。
具材も特製をチョイスした甲斐があり、
大判海苔・もやし・小松菜・ナルト・かいわれ・鶏叉焼・豚叉焼・極太メンマ・味玉1個・鶏つくね
という豪華な布陣。それぞれの仕込み仕事が素晴らしく、食感・風味が本当にバラエティ豊か。
特に「鶏つくね」の美味さにはビックリでした!!
この食感と風味が濃厚ベジポタスープと見事なマッチングを見せつけます。
これだけでも「特製」にして良かったと思える満足度の高い商品でした!
初訪の自分には、デフォのつけ麺を頼んでいたら出会えなかったトッピングでした。。。
麺・スープ・具材、全てのバランスが見事に調和された、グレードの高いつけ麺を久々に頂きました。
旨かったです。ご馳走様!
「かつぎや」の坦々麺には確立した旨さを味わいました。「珉珉」のパーコーメンは今年最大の衝撃でした!時代と逆行する化調味も嬉しい遺産です。博多とんこつより好きになった佐賀ラーメンの「美登里」。ご近所では「どげんか」の開店と進化、「きび太郎」の安定した美味しさ、「十八番」地域密着の確かな料理等が好印象でした。「麺屋33」の確かな仕事や、「用心棒」の企業努力、「伊藤」の浅草出店など、今年もラーメン店の快進撃に目が離せない1年でした。