4門さんのマイ★ベストレストラン 2012

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★浅草ベースのB級グルメ探訪図録!

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

●今年、何だかんだで一番リピートしたのは「晴晴飯店」であった!気さくなママさんと旨い料理には、今年1年お世話になりました。。。
●振り返ると、今年は猛烈な勢いで「天丼」を喰った1年であった。浅草に点在する数多い「天丼」を今現在も食べ比べているが、
  未だに「尾張屋」のクオリティを抜く「天丼」は出ていない!引き続き、来年の「浅草天丼劇場」に期待がかかる。。。
  そんな中、「あかし」や「蔵前いせや」「天ぷら福岡」「天健」等の美味しい天丼を提供してくれるお店も次々に発見することが出来た!
●また、美味しいカレー店も引き続き知ることが出来、特にTVでも話題になった「燻カレ」のクオリティは圧倒的で秀逸であった!
  「パスカレッソ」は奥様主人が個人的に作っている手作りの最高に美味しいカレー!このカレーは毎日でも食べたいと思う。。。
  その他にも「ニューダイカマ」や「日正カレー」、「芳野家」「正直ビアホール」等の、昭和遺産な下町カレーをたくさん発掘出来た。
●浅草の老舗店「レストラン大宮」「釜めし むつみ」「弁天」等のクオリティとサービスは相変わらずの素晴らしさを再確認した。
  他の「陳麻婆豆腐店」「神田まつや」等も、変わらずブレないクオリティの素晴らしさがさすがであった。またリピートしたくなる。。。
●激戦区に火種を注いだ入谷から浅草にかけての「言問通りラーメン戦争」!
  その中でも今年相次いでオープンした「麺処 晴」「自家製麺 くら」の存在は、そのクオリティの高さと味のグレードに驚かされた。
  「麺屋 御神本」が11月に新業態オープンした「七麺鳥」も、相変わらず最初から素晴らしいラーメンを提供しているが、店主曰く、
  まだまだ真のラーメンスープは発展途上であり未完成である。その点を考慮して、あえて10位とした。

マイ★ベストレストラン

1位

晴々飯店 (上野、稲荷町、京成上野 / 中華料理、四川料理、居酒屋)

5回

  • 夜の点数: 4.7

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.1
    • | CP 3.6
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 昼の点数: 4.8

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.8
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 ~¥999

2020/06訪問 2020/06/26

今夏も本場感満載で登場「棒棒鶏冷麺」!

今年もちゃんと登場してくれた夏の風物詩
限定の「棒棒鶏冷麺」!今夏は30円値上がり
したが、タレの進化も行われているようだ…。

◆棒棒鶏冷麺   830円

昭和通りを挟んだ向かいの店舗『天王2号店』
でも同じメニューがあるが、その造りは全然
違うのである。此方のは本場四川成都仕様!!

自分は成都市で同じような「棒棒鶏涼麺」を
食べた事があるが、本場ではもっともっと辛
く麺があまり冷えてないという違いこそ有れ、
風味やスパイシーさは全く現地と同じ仕様だ。

日本人にも耐えられる辛さ、そして「冷やし」
が大好きな日本人に向けてソコだけは日本的
にしているが、味も香りも癖も正に成都の味!

ましてや、今年は「パクチー増し」トッピング
だけでなく「棒棒鶏の倍盛り」という肉好きの
方向けのトッピングも用意されている。。。

結構個性の強い味付けなので「好き・嫌い」の
別れる麺メニューかもしれないが、日本在住の
成都人がコレを目当てに来店する光景を見ると、
「棒棒鶏冷麺」が如何に貴重な本場麺か分かる。

昼のランチ時に注文すると、トレーに杏仁豆腐
やミニサラダ等も同額で付いて来るのでお勧め!



前はちょくちょくお邪魔してた晴々飯店。

しかし最近はこの「食べログ」でも3.58
も有って行列のできる人気店になった!

そんな訳で、個人的にもピークタイムは
避けないと店にも入れないので、今回は
複数人で珍しく予約なんかして入店した。

相変わらず安定して美味しい此方の
プレミアム麻婆豆腐」はママが頻繁に
成都へ帰ってはごっそり買い込んで来る
という粒青花椒の香りが新鮮で旨過ぎだ。


昨年の夏位からリニューアルされた此方
の「成都お勧め料理」を自分は一通り
食べてはいるが、結局日本人なマイ舌は
馴染みある味と四川味の融合に目が無い!

今回はそんな舌感覚の同じ仲間らと入店
したので、此方の人気「麻婆豆腐」以外
の豆腐料理もお勧めしながら再食した!


◆黄金旨味豆腐   850円

コレが最近の此方では自分が一番ハマり
何度も食べているヘビロテ料理である!

ピータンで使うガチョウの卵黄を使った
日本人でも何処か懐かしく感じる味付け。
卵の風味が豆腐に絡んでメッチャ旨い!!

コレって子供にも絶対にウケると思う。

全然辛くないし、日本で出来た様な料理
なんだが、純粋たる成都のローカル料理
なんである。自分も最初に食べた時は
ド肝を抜いた味付けとクオリティだった。

当たり前だが、白飯に滅茶苦茶合う!!

一緒に食べた仲間の一人も、
「私も麻婆豆腐より好きかも!」と絶賛。


◆スパイシー黄金旨味豆腐   880円

上記した「黄金旨味豆腐」に赤青の唐辛子
を加えた辛いバージョン!元々は辛くない
のに、辛くしても流石に合う四川料理だ…。

個人的には、この豆腐料理は塩ラーメンの
上に乗せて食べたら旨いと考えている。。。

少しレモン等を絞っても美味い筈である。

そんな連想をさせる、ソレに近いイメージ
のラーメンを小川町の『成都正宗担々麺
つじ田』で食べたことがあるからでる。

自分は辛くないバージョンの方が好きだが、
こっちの味も当然捨てがたく美味しい。。。


◆家常(ジャーチャン)豆腐   900円

一時、陳建一が白子の入った麻婆豆腐を
紹介して盛り上がったことがあったが、
元々四川にはそうした魚を入れた麻婆豆腐
の料理があるそうである。コレもソレだ!

厳密には麻婆豆腐にそのまま魚の白身を
入れただけのレシピではない。

豆板醤やその他の香辛料の配合も違って、
花椒も敢えて入れない全く辛くない料理だ。

我々はどうしてもこういうビジュアルに
辛味を直結させてしまう。。。

なので、どうしても何か物足りなく感じて
しまいがちだが、そもそも豆腐と白身魚の
食感と自然な旨味を味わう料理なのである。

海の無い四川省で珍しい魚フューチャーの
料理である。成程そう考えると深い味わい
の四川料理だと思える。日本人は旨い魚を
知ってているからこうはしないと思いがち。


自分は以前本場の成都でいくつか豆腐料理
を食べているが、代表的な麻婆豆腐を始め
あっちはそもそもの豆腐が美味しくない!

水がキレイじゃないからだろうし、
食感も硬いし、あまり大豆の味がしない。

でも、そこに絡む調味料や香辛料・ソース
の味が世界一に美味しいのである。。。

…ってことは、
世界一美味しい日本の豆腐を使って、
本場のレシピで料理すれば、それはもう
世界で一番旨い中華豆腐料理となろう…!

つい先日もテレビの「マツコの知らない世界」で
此方の「麻婆豆腐」が紹介されていた為か、
最近は土日なんか開店前から行列が出来ている!

店はボロくとも、安くて美味い物を出していれば
必ず繁盛する…という事を実証してる此方である。

そんな人気絶頂の『晴々飯店』がやっとと言うか
かなり久し振りにランチメニューをリニューアル
した! 長らくメニューを変えなかったのは、
どの料理も全部売れているから。。。凄いな…!

まぁ、リニューアルと言っても、半分位の料理を
入れ替えただけだし、この食材高騰季の折にも
断固値上げをしてないのも企業努力と言える…。

そんな訳で、早速新参入メニュー3品を頂いた!


◆十宝菜 定食   830円

「八宝菜」ならぬ、10種の品目を入れた十宝菜!
豚肉・海老・いか・人参・木耳・白菜・小松菜・
シメジ・筍・ヤングコーン等が入っている。。。

全体量も確り350g以上あるから、これで大人が
必要な野菜摂取料1日分が取れそうである…!!

オーソドックスな醤油&オイスターソース風味の
正統派な海鮮野菜炒めである。白飯が進む。。。


◆トマト&玉子炒め 定食   780円

以前出していた「海老&玉子炒め」は軽い塩味
だったが、今回のは若干ケチャップ味が利いた、
コレも白飯が進むオカズである。酸味も爽快!

少し甘酸っぱく、濃厚円やかな風味も顔を出す。
なんか、色んな中華料理の良いとこ取りをしてる
印象の中々美味くて飽きない逸品であった。。。


◆鶏肉とナッツの炒め 定食   800円

街の中華屋でよく見掛ける比較的定番な一品料理
「鶏肉とカシューナッツの炒め」の元祖がコレだ!

そもそもが「宮保鶏丁」という純粋な四川料理で、
いつの間にか日本ではカシューナッツが使われて
いるが、本来は小さなピーナッツが入っている。

味付けも、日本では割とピリ辛で醤油チックな品
が多いが、本場の味は濃厚で甘辛。そして微量な
酸味があって中々奥深い美味しさなのである。。。

コレはまさに本場成都の味付けそのまま!
自分も現地で何度も食べたが、コレを食べると
成都旅行のあの日を思い出す嬉しい味であった。


兼ねてから自分は、本場成都で食べて超旨かった
料理で、日本で食べた事ないヤツを「晴々飯店」
で出してほしいとママさんにリクエストしている。

でもママさんは「日本では売れないと思うから」
といつも少々渋っている。。。

日本人もランチ選びの時は確かに保守的なところ
があって中々見慣れない料理は食べない傾向あり。

だけど、本当に旨い料理には国境が無いと思う
ので、是非今後も旨い本場の成都料理を出して
ほしいのである。マジに期待しています。。。



久々に出た新商品を戴きに『晴々飯店』へ…!

夕刻なのに1階席は満席。凄い人気だ!
2階席も18時~宴会客が入っているという…。
このところ此方へは新規のお客さんが多い。。。

今日は、姉妹店『リトル成都』の料理長が
考案したという有りそうで無かったメニューを。
夜の一品メニューなので定食にしてもらった。


◆麻婆唐揚げ  880円

鶏の排骨肉麻婆ソースを掛けたもの。
外側カリカリの衣の中にしっとり旨いチキン肉。
食感も楽しいし、不味い訳がない。。。

ソースは麻婆豆腐用のものがそのまんま掛かった
訳でなく、辛さ控えめで甘味と花椒の爽やかさが
絶妙に口内に残る工夫されたソースである…。

このソースが掛かった下部のキャベツや水菜が
また美味しい。こりゃ日本人の好きな味だろう!

サラッとしたそーすではなく、まったりと少々
とろみのある麻婆ソースが良い感じである。。。

ただ単に、鶏排骨の上に麻婆豆腐を掛けただけ
ではこういう味と食感にはならない。流石だ!
とにかく白飯に合う。

同じようでも「よだれ鶏」等とは全然違うのが
好いし、本当に今まで有っても良さそうな料理だ。

青花椒の爽快感がずっとソースを伝って
口内に残る。好きな人にはパクチーと合わせても
絶対旨いと思われる。今の成都人が食べる料理だ。



此方には毎月お邪魔しているのに、
1年振り以上のレビューとなってしまった。。。

自分は酒を飲まないので此方に夜お邪魔する事は
滅多に無く、ちょくちょく昼間に利用して此方の
レギュラーメニューを色々と試してみた・・・!!

そして、とどめに此方のお得な食べ放題を利用し、
今年7月に出た「リトル成都宣言2」の新お勧め
料理を全コンプリートで食べる事が出来た。。。


此方は正直コックさんのその日のコンディション
によって料理のコンディションまで上下する悪い
クセがある。この事はどの安い中華屋でもあるの
だが、最近はママさんの監督振りが行き届いてる
みたいで、差ほど酷い状態ではなくなった。。。

見てない所で手を抜くのが中国人の定説である!

しかし、その分と言うとおかしいかもしれないが、
此方は店主のママさんと料理長の故郷である
四川省成都の家庭料理にシフトしてからは、
得意な料理である事からも品質と味は安定した。

現在、新お勧め料理である「リトル成都宣言2
全20品有るが、以前の「宣言1」からは
少し商品が入れ替っっている・・・!

そしてつい最近、昼メニューも新しくなった!

その中でも、
特に自分が気に入った料理をここにご紹介したい。

先ずは、お昼のランチメニューから。。。


◇ 麻婆茄子定食 ◇  780円 ★★★☆

今のシーズンの茄子は嫁に喰わしてはアカン!
瑞々しい茄子を此方の麻婆の味付で仕上げた品。
今の時期は特に食べておきたい美味しさである。

茄子の水分が若干出ている分、少し濃厚さには
欠ける味なのと、不思議と「麻婆茄子」って
日本的な味わいの方が良いという気もする。。。


◇ 海老の玉子炒め定食 ◇ 800円 ★★★★

この玉子の仕上り方は絶対に家庭では味わえない!
芯がほぼ生で、中央部が半熟、外側がふんわりと
3段階に火の通り方が違う絶妙な仕上がりである。

味の塩加減海老のプリプリ感も文句無し!!
何気ない料理にこうしてコックの技が出る。。。


◇ 中華好香カレー定食 ◇ 700円 ★★★★

これは四川料理に使う調味料をふんだんに使った
創作カレーである。芝麻醤・豆板醤・甜麺醤・
豆鼓・八角・花椒・中華スープ等が入っている。

かといって、そんなに激辛ではなく旨味重視
その日によって中の具材は違うが、確かに中華味
日本的なカレーを味わえるのが好い。。。

とかインゲン等という、普通カレーには入らない
具材が入ってる時もあるが不思議と合わなくない!

以前「宣言1」に有った「四川風カレー」とは違う
仕様であり、因みに「四川風カレー」は今は無い。


◇成都オールスター3品セット◇ 1080円 ★★★★

此方の人気料理である「麻婆豆腐」「成都担担面」
「李姐餃子」が一緒になった夢のセットメニュー!

どれも通常よりも縮小サイズの量だが、
白飯をお替りして全部食べたらお腹はパンパンだ!

~13時迄のランチピーク時は提供されないので
要注意である! 休日も提供されるのは嬉しい…。


◇ 高級黒酢の酢鶏 ◇  880円  ★★★★☆

これはレギュラーメニューに追加された逸品!
ねっとりとした黒酢のタレが最高で、酸味よりも
濃厚な甘味が白飯を進ませる。メッチャ美味い!!
一時自分も病み付きになってしまった。。。


◇ プレミアム麻婆豆腐 ◇ 1080円 ★★★★

レシピを見直し、現地四川の『陳麻婆豆腐店』で
元祖麻婆豆腐を造った陳婆さんの子孫から直接調理
を伝授されたという伝説の料理人から指導を受け、
再構築された「麻婆豆腐」である。美味くて当然!

葉大蒜も入ってより美味しくなっている!!

マイレビュアーにして麻婆豆腐の女王、
本生さんからも超美味い!とお墨付きを貰って、
ママさんも大変喜んでいる様子であった。。。

辛味の調整も勿論出来るが、
自分はデフォルトでの風味が一番好きである!


◇ 成都担担面 ◇  480円  ★★★★

及ばずながら自分も開発に並々ならぬ協力をした
商品である。限りなく現地本場の味と仕様に拘り、
量のサイズや値段も現地に近付けた。。。

コレこそが本場成都の中国政府公認の店舗で
売られている担々麺に最も近く、むしろだけ
は日本の特注太麺なので、現地よりも旨い!

この味がダメな人は本場に行ってもダメだという
結論になる事になる。賛否両論は覚悟の商品だ!


◇ リアル青椒肉絲 ◇  800円 ★★★★☆

青椒肉絲」も実は立派な四川料理である!!
でも現地で食べられている物は日本とは随分違う。
あっちではは無いってないし青唐辛子が入る!

なので基本が青唐辛子による鋭角な辛さなのだ。
でも、コレが癖になるほど美味い!!
自分は一時ハマってしまって毎週食べていた・・・。

ある日は「リアル青椒肉絲麺」にしてもらって
汗だくになって食べたのが今年の夏の思い出だ!

この商品により、此方の「リアル」シリーズが
全部で5~6品程出揃った。。。
いずれも日本のとはかなり違う味付けなのだ…!

●リアル青椒肉絲
●リアル回鍋肉
●本場のエビチリ
●成都担担面
●李姐餃子(紅油水餃)
●プレミアム麻婆豆腐



◇ 排骨鶏肉の炒め ◇  880円  ★★★☆

これも成都で食べた現地の味を思い出す逸品である!

成都住民はとにかくこの骨付の鶏肉をよく食べる。
我々日本人には凄く食べ難いのだが、骨付き独特の
濃厚ワイルドな味わいの方を重視してるようだ…。

コレも数回食べると病み付きになる。。。


リトル成都宣言2」の他のメニューは、、、

◇帆立と茸のXO醤炒め◇  980円 ★★★☆
◇海老と野菜餡炒め◇    880円 ★★★
◇香酥スペアリブ◇     980円 ★★★★
◇白身魚と玉子の生姜味◇  880円 ★★★
◇海鮮麻辣煮込み◇    1280円 ★★★★
◇白身魚の麻辣煮込み◇  1280円 ★★★★
◇四川漬物と挽肉の炒め◇  780円 ★★☆
◇海老とチョリソーの乾鍋◇ 980円 ★★★☆
◇牛肉の乾鍋◇       980円 ★★★
◇蒸し茄子の四川風◇    800円 ★★★☆
◇青豆と海老の塩炒め◇   880円 ★★★★
◇イカの花椒揚げ◇     780円 ★★★☆
◇鶏のクミン炒め◇     880円 ★★★☆
◇隠元の濃密炒め◇     800円 ★★★☆
◇セロリの冷製◇      480円 ★★★★



食材によって好き嫌いは出るだろうけど、
全体に美味しく頂ける構成にはなっている。。。

特に辛くない四川料理の充実と旨さは秀逸である!
ただ、此方の弱点は蒸し料理が出来ない事だ。

四川料理には美味しい蒸し料理が沢山あるので
悔しいところであるが、厨房のシステム状仕方ない。


以下は余談の情報だが・・・、

現在此方では「LINE」の友達登録をやっている!
登録するとお得なクーポンが貰えるシステムである。
自分は登録して早速ランチ割引を毎回利用している!
(晴晴飯店 LINE ID:@lvv8492t)

そして、此方の名物美人李姐ママ
相変わらず一人だけお洒落で老朽店の一輪の牡丹だが、
なんとマジで現在彼氏募集中だという事である!!

我こそは!と思う方は是非食後にでも告白してみよう!
只自分が思うに、ママさんはかなりの面食いだが。

あと、ママさんは基本的に料理は出来ない。。。が、
それらを考慮の上、独身の中年男性は是非とも色々と
楽しみながら訪問してみよう…!!!


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▼2014年夏の限定冷し麺も「晴晴飯店」らしい逸品!▼


この6月から新発売された限定の「冷し麺」2種!

早速2つとも頂いて来たが、どちらも個性ある味で
中々「晴晴飯店」らしいクオリティで素晴らしかった。

この2種は、いずれも一昨年発売していた物がベース。
一昨年のバージョンもそこそこ美味しかったが、
今年の方がより此方らしい個性を発揮している。。。

料理長が変わり、レシピもアプローチも一新したのだ!
特に、得意の辣油や花椒を使った新ダレは素晴らしい!


◇ 辣油と花椒の四川式棒棒鶏冷し麺 ◇ ★★★★

商品名はウソつかない!!
辣油の辛味と旨味を旨く利用したタレに花椒の痺れが
程良く絡んでくる。誠に爽やかな瞬間である。。。

冷し担々麺とも麻辣麺とも違う独特の四川風味!
この味を出すのが難しいのでは…と思うのである。

麻辣ナッツ」という四川省のおつまみナッツを砕き、
糸唐辛子と共にトッピングされ、何とも香ばしい…!
山椒の粒が爽やかさと痺れと香ばしさを運んで来る。

脇に添えられた胡瓜も素晴らしく相性が良いのである。
やはり、柔らかい鶏肉の「棒棒鶏」が、麺と胡瓜
との間を取り持ち、非常に上手い構成となっている。

この味は、中々他店ではお目にかかれない。。。
素晴らしくオリジナル製の高い商品だと思う…!


◇ 胡麻とカシューナッツソースの海鮮冷し麺 ◇★★★

この商品も、他では味わった事のない風味である。
胡麻とカシューナッツと生姜で出来たタレ。
香ばしくビターな大人の味のドレッシングのようだ。

柔らかくボイルされたイカ小エビ
下に敷かれたレタス等の生野菜にも合うタレである。

辛味や痺れ等は無く、濃厚な風味が特徴の新しい麺!
酸っぱい「冷し中華」があまり好きでない自分には
こういう商品が非常に嬉しいのである。。。


いずれの「冷し麺」も税込各800円である。
麺大盛無料である!CPも中々悪くない。。。


(2014.6.記)


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▼ 食べ放題もできる本格「リトル成都宣言」! ▼


つい先日クリスマスだったような気がするが、
実質はもう正月も松の内を終わり平常に戻った。

1年は本当に早い。。。
特に毎日ボ~っとテレビなんか観ていると、、、
Xmasも終わった直後には「厄除け大師」のCM。

そして、正月に入った今は「恵方巻」と「雛人形」の
CMが流れているという節操の無さ。。。
日本人は本当に急ぎ足で1年を過ごす生き物だ。


今日は今年初の「晴晴飯店」
今日も美味しいランチ定食を頂いて来た。
ママさんは中国へ出張中。
ヨウさんが小さな身体で頑張っていた!

昨年末も職場の仲間達と此方で忘年会を決行。

今回はママさんと料理長が満を持して発表した、
本場四川の成都料理の数々が新しく「食べ放題」
のメニューに参戦し、新たな楽しみが出来た。。。


「リトル成都」宣言をした此方晴晴飯店
今後も本格的に四川省成都の料理を出して行こう
という店側の決意表明である!

「四川料理店」は数多いが、、、
本場のそのままの味付けと使用で料理を出している
店は意外と少ない!しかも殆どが高級料理店である。

四川料理の本来の味付けのものを低価格で提供!

この根本的なサービスを実践している店は、
実は本当に少ないのである。。。


「リトル成都宣言 全メニュー」

■ プレミアム麻婆豆腐 ■ \1080
■ リアル回鍋肉 ■ \880
■ 本場の海老チリ ■ \980
■ 成都風チャーハン ■ \880
■ 白身魚の四川麻辣煮込み ■ \1280
■ 牛肉の四川風カレー ■ \880
■ ミミガーの旨味炒め ■ \780
■ インゲンの濃密炒め ■ \780
■ 夫妻肺片 ■ \680
■ よだれ鶏 ■ \580
■ 海老の香味揚げ ■ \780
■ イカの花椒揚げ ■ \780
■ 青豆と鶏肉の豆板醤炒め ■ \880
■ XO醤チャーハン ■ \960
■ セロリの冷製 ■ \480

この全15品が、現行の「食べ放題」に千円追加で
全て食べる事が出来るのである。相変わらず太っ腹!
「飲み放題」付きで合計\3980!何というCPの良さ!!

個人的には、中国にもこんなに本格的でスパイシーな
カレーがあったのね!という「四川風牛肉カレー」や、
ケチャップなんか使わない「海老チリ」が美味しかった!

仲間には「リアル回鍋肉」が大好評で、
今まで我々日本人が喰っていたのは何だったんだ?
と思う位に味付けが違う!味噌なんて全く使わんのね。。。

既存のメニューにある「牛肉の四川麻辣煮込み」
白身魚(川魚)バージョンは、こっちがオリジナルという
明快な味のメリハリがあり、強烈に辛くて旨い・・・!

その他の、日本人には馴染みの浅い各料理達も、
本当に新鮮な味付けと何処か懐かしい旨さがあった。。。

定番にして此方の看板料理「麻婆豆腐」の上級版、
「プレミアム麻婆豆腐」もビックリする位に旨かった!!

豚挽肉を牛挽肉にし、具材から調味料まで全てを
料理長が納得する素材を使ったというこの「麻婆豆腐」は、
自分個人は、元祖の「陳麻婆豆腐」と双璧を成すもの
だと思っている。。。

この「麻婆豆腐」を掛けたラーメンを以前頂いたのだが、
その完成度の高さたるや、100点満点を付けられる
衝撃の「麻婆豆腐麺」であった!自分史上も勿論一番。
又、生卵を溶き入れると円やかになり一層旨くなる!


料理の美味さやクオリティだけでなく、
相変わらず日本人以上の気配りが利くママさんのCS!

自分は2杯目以降は酒が飲めないので自宅ではいつも
ダイエットコーラなのだが、店にはコーラしか無いのに
わざわざ自分だけの為に「カロリー0」を用意してくれた!


結局、「リトル成都宣言メニュー」全てを頂いたが、
全ての料理にハズレ無しのクオリティであった。。。
自分も仲間も大満足!!

今年から、徐々にこの「リトル成都」メニューからも
ランチ定食メニューが参入する予定のようだし、、、
今後も本場の「成都料理」をメニューに加えていくらしい。

また、人気商品になっている「李姐餃子」のネット通販も
じきにスタート予定だと聞く。。。

今年も「晴晴飯店」の快進撃は止まりそうにない。
今後も美味しい四川料理を期待したい!

(2014.1. 記)


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2980円のオーダー制「食べ&飲み放題」は圧巻のCP!! ▼    (2012.12. 記)


今年一年、何かと通ってお世話になった「晴晴飯店」で忘年会をしてきた。。。

常連客の特別待遇ではなく、日常普通に行われている驚異の「食べ&飲み放題」を今回初体験した。
税込総計\2980でグランドメニュー全品が食べ&飲み放題(2時間)という驚異のCPである!!!
2階に新しく個室が出来たので会社の部下との6人でささやかな忘年会。しかし内容は豪華に終れた。

まずは生ビールで乾杯!ママさんが紹興酒のボトルを特別にサービスしてくれた。
でも自分は酒があまり飲めないし、紹興酒なんて好きではない。。。ゴメンね!ママさん。
最初に数種類の「前菜盛合せ」が出てくる。乾杯時につまみが無くてシラケないようにとの配慮だ。

グランドメニューの中から、とりあえずアレコレと注文する。「食べ放題」とは言っても一応礼儀がある。
後で凄く食べ残しが出たらこっちの面目も丸潰れである。センス良く大人の注文をしたい。。。

此方はやっぱり「四川料理」系が美味い!料理長が変わってもそれは確りキープされている。
前菜からメイン料理まで、とりあえず四川料理の品をチョイスした。間違いの無い選択である!

■ 棒々鶏 ■\420  ★★★☆
■ 四川風冷奴 ■\300  ★★★
■ 李姐餃子 ■\400  ★★★★★
■ 鶏肉と胡瓜の四川風味 ■\700  ★★★☆
■ 茄子の山椒揚げ ■\880  ★★★★
■ イカげそ揚げの四川炒め ■\700  ★★★
■ 鶏の唐辛子揚げ炒め ■\880  ★★★★☆
■ 本格四川麻婆豆腐 ■\600  ★★★★☆
■ 四川麻婆茄子 ■\750  ★★★☆

改めてどの「四川料理」もマジ旨い!本格的な部分と家庭的な部分を併せ持つ嬉しい中華である。
此方の料理は、平均して大体\650~\800位の価格帯である。
ということは、一人当たりビール2杯と料理2品以上食べれば元は取れる訳である。コレはお得!
若い連中はとにかく飲み、食べる。ワシワシと定番中華もオーダーしまくりである。

■ 高級黒酢の酢豚 ■\800  ★★★☆
■ 青椒肉絲 ■\750  ★★★
■ 鶏とカシューナッツの炒め ■\750  ★★★
■ トマトと玉子炒め ■\750 ★★★
■ 苗豆炒め ■\680  ★★★☆
■ 台湾オムレツ ■\750  ★★★

正直、特筆すべきところはないが、どれもが間違いのない味!
お酒のつまみにもなるし、白飯のオカズでも抜群の美味さである。箸がガンガン進む。
その後もバシバシ喰いまくり、主食のオーダーで〆ていく。。。

■ 広東麺 ■\750  ★★★★
■ 五目タンメン ■\700  ★★★☆
■ 五目焼きそば ■\750  ★★★
■ 四川麻辣麺 ■\780  ★★★★
■ 四川担々麺 ■\780  ★★★☆

自分は特に「四川麻辣麺」が好き!激辛で四川料理の旨さが凝縮している。。。
また、今回初めて食べた「四川山椒の牛肉煮込み」にも感動した!
この四川料理の魂みたいなスープの中にラーメンの麺を入れて食べたかった・・・!

此方の名物料理になっているママさんの愛称が付けられた「李姐餃子」。
要するに四川の山椒と辣油がたっぷり入った赤いタレで食べる水餃子なのだが、
やっぱり名物化するだけあってめっちゃ美味しい!
若い衆も気に入って何度もおかわりしていた。。。

前菜からデザートまで、散々喰って飲んで、やっぱりお会計は一人\2980で済んだ。
此方はこれでやっていけるのか!?絶対に赤字になってる筈だと思うんだが。。。
今回は、ちょっと調子こいて頼みすぎてしまったが、全部残さずに喰ったから仁義は果たした。

今年は料理長の2度に渡る交代劇や店内の改装工事まで、様々な事があった「晴晴飯店」。
紆余曲折等もあり、こうして名物餃子も出来上がった訳である。。。
自分もなんだかんだで昼夜共にお世話になり、今年の〆の宴会も此方でやらせてもらった。
おかげで、忘年会も気分良く終了することができ、既に社員からは新年会も此方でという声も!

此方は狭くて、お世辞にも綺麗だとは言えないお店であるが、
安いだけでなく、味のクオリティと、おぼつかなくとも真心のあるホスピタリティが人気の核である。
是非とも来年もこの調子で頑張って頂きたいものである。。。

今年一年、ご馳走様でした!


※尚、此方は料理内容に若干のマイナーチェンジが施され、メニュー表も一新した為、
料理写真やレビュー・コメント等も過去の情報は削除し、現在あるものだけを変更しました。

  • 今年の棒棒鶏冷麺!
  • 本場の棒棒鶏が香る!
  • 辛くて花椒の痺れが堪らない!

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2位

ねぎどん (浅草(つくばEXP)、入谷 / そば、うどん、天ぷら)

3回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.3
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.3
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2019/03訪問 2019/03/08

死守するその味と蕎麦のクオリティ!

1年振りの『ねぎどん』!!

若干の営業時間や体制も変わり、
スタッフも入れ替わりが有ったようだが、
そのクオリティは確り死守されてて旨い。

今回頂いた、、、

もりそば   420円
かき揚げ天ぷら   130円
ミニカレー   330円


も、その美味しさは変わらず、
むしろカレーなんか旨さが上がったか!?


現在「細うどん」は販売休止と
券売機に張り紙されてあったが、
他のメニューに支障はないようである。


此方で安価で旨い蕎麦を食べてしまうと、
他店の小麦粉率の高いフニャ蕎麦なんか
を食べる気がしなくなる。
あと、作り置きの「かき揚げ」もだ。。。

自分流に色々カスタマイズして
美味しく食べられる良心的な店舗である。


約2年振りの『ねぎどん』である。

営業時間も若干変わり、
女将さんの他、新しいおばちゃんも2人参加。

価格帯も確りと値上げされており、
久しぶりに色々と迷いながら食券を買った…。

デフォルトの「そば・うどん」は40円値上げ。
110円だった天ぷらも150円になっていた。
このご時世だから仕方ないのは承知している。


◆かけそば+生卵+桜えび天=620円

上記3点で「桜えび天玉そば」の出来上がり!
天ぷらはオーダー毎に揚げてくれて、
提供時は別皿で出してくれるのが此方流である。

少し残念だったのは、、、
以前の「桜えび天」は薄衣のガッツリ桜えびで
海老の風味と香りがダイレクトに来たもんだが、
今のは玉葱の入った厚衣のかき揚げ風の状態だ。

勿論美味しいのには間違いないが、
桜えびの風味が弱くてカサ増し状態だったのが
以前のクォリティを知ってるだけに悔やまれた。

だが、
蕎麦もつゆも相変わらず美味しい!!
厚衣がつゆに浸みても油っこくならない…!

相変わらずのねぎどんクォリティにして
ねぎどんパワーを改めて知らしめられた。

熱々の汁そば。
この寒い日には本当に身体があったまる!


久しぶりに『ねぎどん』へ行った。

このところ営業時間もちょくちょく変わり、
中々営業時間に行けるチャンスも無かった。

毎年この時期に出る「辛みそうどん」や
冷やしきつね」「冷やしたぬき」等…。

そのクォリティは素晴らしく、
毎年楽しみにしている常連客は多い。。。

只、ここ最近の食材高騰の折、
高くても500円代だったメニューも、
いつの間にか600円越えを果たしていた!


◇ 冷やしきつねそば ◇ 650円 ★★★★

もはやファスト蕎麦とは言えない価格。
グレードもファストではないので文句は無いが、
となるとライバルは普通の蕎麦屋となる…。

以前食べた同品の食材も替わった。
胡瓜がカイワレとなり、蒲鉾がカニかまに。

グレードアップしたのかダウンしたのかが
イマイチ分かりにくいが、以前より約100円
値上がってるのには納得はし難い。。。

それでも蕎麦は又進化しているように思えるし、
相変わらずオバチャン達の接客は素晴らしい!


QSC」としては以前5点満点を付けたが、
今は「V(ヴァリュー)」点について下がっても
仕方なくなった。とすると全体の評価も下がる。

ま、それでもこの近所では間違いなく一番旨い
蕎麦を出してくれる『ねぎどん』である。

此方で出される15種の蕎麦の
平均価格は586円となっていた!
もうスタンド蕎麦の価格帯ではない。。。


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▼ 「ねぎどん」は地元浅草の誇りです! ▼


人事体制も営業時間も一新し、復活リニューアルをしたのが確か去年の夏。
あれから1年以上も経つが、いまだに「ねぎどん」は進化している。それって素晴らしい!

朝10時からやっている此方は、早めのランチを取りたい一部の人間にはとても助かっている。
今日も夜勤明けで眠れぬまま此方へ。自宅のバルコニーから此方が見えるので、客の入り状態も確認出来る。

今日は久々に此方の「天丼」を頂きにやって来た。。。
以前食べた、あの超シャバシャバな薄い丼タレの「天丼」を今一度確認しに訪れたのである。
しかし、今日の「天丼」は違っていた!タレも変更され、見事な「天丼」らしい姿に生まれ変わっていた。。。

【 天丼 】¥680
天ぷらの内容は海老2尾・玉ネギと人参のかき揚げ・ししとう2個。それに豆腐の味噌汁とお新香が付く。高CP!
因みに此方は、好きな単品の天ぷらを選んで「天丼」にすることも出来る。例えば、海老天は単品で\180である。

以前は本当に「かけそば」の温つゆをそのまま掛けたような超サラッとした丼つゆだったのだが、
今回は適度に粘度と濃さが有り、甘味も加わって見事な「天丼」のつゆらしい仕上がりになっていた!
しかも甘味は控えめで、此方らしい出汁とカエシの旨味がしっかりと活かされていたし。。。

具材を全部丼つゆに浸すタイプではなく、つゆを後掛けするタイプなのでサクサク感も良い感じに残っている!
何よりも、若旦那が目の前で丁寧に揚げる天ぷら!揚げたての極上サクサク感は既に実証済みである。
逆に揚げ立て過ぎるので若干の油っこさは残るものの、オーソドックスでハイレベルな「天丼」に仕上がっている。
¥680でこのクオリティは素晴らしい!毎度お新香も味噌汁もバッチリ旨かった。。。


若旦那とおばちゃんの、いつ来ても明るく気持ちの良い接客。文句ないグレードの蕎麦と揚げ物。そしてCP!
「天丼」も天ぷらの素材の質もアップし、ししとう等の具材も増えた。揚げ方も技が上がり丼タレも旨くなっている。

今回の再訪で総合点を最高にしない方が不自然である。お畏れながら「最高評価」とさせて頂きたい。。。
「ねぎどん」の他に、これほどのQSCレベルの簡易蕎麦屋を自分は知らない。誰か教えてくれ!

因みに、「浅草そば屋の天丼劇場」としての総合評価点は、「天丼」★★★★といったところであった。
まだまだ成長し続ける「ねぎどん」に今回は感服致しました。。。ご馳走様!


(2012.10. 記)


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★★★ 鉄壁のQ.S.C.が物語る、B級グルメ界の超A級簡易蕎麦! ★★★ (2012.5.記)

数ヶ月ぶりの訪問。此方に来れば何でも旨いが、迷った時の「天玉そば」¥510也
トォオーダーで揚げてくれる大きなかき揚げ。しっかり茹で上げる生蕎麦。
もうここから既に「立ち食いそば屋」の域は超えている。。。
明るく温かい接客。丁寧な仕事。このCPにして、そんじょそこらの蕎麦屋を完全に凌駕している。

茹で上げた蕎麦を一旦水切りし、再び湯に潜らす。丼は既に茹で湯で温められている。
麺が上がったとほぼ同時に、たった今揚がったばかりの「かき揚げ」の油切りも完了する。
ほんのり甘く、鰹の風味も濃厚な正統派のつゆが蕎麦に掛けられ、その上に生卵が落とされる。
熱々の為、生卵が若干白く色づく。大きな「かき揚げ」が別皿に盛られ、月見蕎麦と一緒に登場!
こんな完璧な「天玉そば」を¥510で頂ける嬉しさと満足感は、滅多に味わえるものではない。。。
当然、一滴のつゆも残すことなく全て完食である。旨かったぁ・・・。ご馳走様!

浅草には、名店・老舗・新店・激安店と、蕎麦屋の数は計り知れないほど在る。
そんな中で、簡易的「立ち食いそば」のカテゴリーにおいて、紛れもなく最高位の店舗だと思う。
製麺所も営む此方が作ってる「生蕎麦」も「手打ちうどん」も、もうB級とは呼べないレベルである。
こういうお店が自宅の近所に在るのは、本当に幸せな事だと、お世辞抜きに思える。

また夏がやって来る。此方の「冷やし」シリーズがすこぶる旨い季節の到来である。期待大!
リアルに「知る人ぞ知る」名店が、此方の「ねぎどん」なのである!


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★★★ 隠れた名店!人気が裏付ける本格的なグレードの味と品質。 ★★★ (2012.1月.記)

久々に「ねぎどん」さんへ訪問。今年お初だ。
電撃の復活後、営業時間が短くなってしまったので、いつにも増して混雑ぶりが覗える。
閉店間際の14:30〜15:00の時間帯に行けばだいたいすぐに座ることが出来る。
こちらは地元でも知る人ぞ知る名店で、噂を聞きつけて訪れた客は必ずリピートするというお店。
千束五差路付近の、ちょっと分かりにくい場所に在る隠れ家的な店舗である。

そば・うどんは自家製で、揚げ物は作り置きを一切せず全て揚げたてを提供してくれるので、
とても立ち食いそば屋系のクォリティではない!
自分もこちらを知ってしまってからは、他の立ち食いそば屋へ行く気が殆ど失せてしまった。。。
またQSCも素晴らしく、スタッフにいつも明るく気持ち良く接してもらえる貴重なお店である。

こちらは普通のそばとうどんの他に「細うどん」というものがあり、とても人気の商品だ。
券売機等には表記が無いが、おばちゃんに食券を渡す際に「細うどんで!」と言えば済む。
自分はコシが強い蕎麦が好きなので、細うどんは正直イマイチ好まない。
なんか、太めのにゅうめんのような感じがソフト過ぎて好きになれないのだ。

自分のオススメは、蕎麦の香りと食感を一番ダイレクトに感じられる「もり」や「冷やし」のそば類。
そして、何と言っても毎度揚げたての天ぷら類である!
桜海老天の圧倒的な香りの強さと旨さ、ごぼう天の食感と香り、玉ねぎ天の甘さと旨味、
ちくわ天の香ばしさ等、どれもが素晴らしいグレードであるが、特に桜海老天のパンチ力は凄い!
また、どれも大きさがデカいので、かけそばをベースに天ぷらを二つ以上頼むと絶対に丼には入らない。

好きな天ぷらをチョイスして天丼にも出来るのも人気だが、
自分は丼つゆがしゃばしゃばで薄めなので、イマイチこれも好きではない。。。
カレーライスはとても美味しくて、コレを目当てに来る客も多い。
ミニサイズもあるので、そば等のサイドで頼むとボリュームと満足感UPである。
おにぎり類もオススメで、大きさもデカいがホロッと柔らかく握られたソフト感が秀逸である。

今日頂いたのは、天玉そば¥510と鮭おにぎり¥120のセット。これでボリューム満点だ!
店舗復活後¥490だった「天玉そば」がいつの間にか¥500となり、今日行ったら¥510であった。
壁紙のメニュー表が¥500のままで、券売機だけが¥510となっているあたりも下町的御愛敬である。
かき揚げは衣が凄く薄いので、つゆに浸けるとすぐにしなってしまう。
蕎麦と揚げ物は別提供なので、カリカリ食感を楽しみたい場合はかき揚げを半分ずつ丼入れすると良い。
生卵が溶け込んだそばつゆを飲みながら頂く鮭おにぎりの味がまた最高なのである。

下町価格で頂けるハイクラスのおそばと天ぷら。
そば屋の多い浅草だからこそ、こういう店舗が生まれるのだと思う。
いつまでも永〜く運営してもらいたいものである。。。

  • かき揚げ天+もりそば 550円
  • ミニカレー 330円
  • 艶々&ツルシコの蕎麦!

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3位

燻製カレー くんかれ 日本橋人形町店 (水天宮前、人形町、茅場町 / カレー、バル)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 昼の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.3
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 ¥1,000~¥1,999

2012/07訪問 2012/12/08

今年一番ヤバイ「カレーライス」でした!

年内にもう一度喰っておきたかったカレーが、この「燻製カレー」である。
今年の夏に食べて以来、すっかりハマってしまった。。。
圧倒的な燻製の旨さは唯一無二!自宅の近所に在ったなら、絶対に毎月通うだろう・・・。
人形町は水天宮の交差点のすぐ傍に此方のお店は在る。土日のアイドルタイムが狙い目だ。

■燻製カレー(燻度3・辛口・大盛)+燻製ベジタブル・燻製ベーコン&チキン■\1,320

燻製度数は当然一番深い「3」にした!辛さはミディアムホット。あまり辛くすると香りが飛ぶ。
前回頂いた「全部乗せ」も勿論美味しかったが、今回はまだ未食の「燻製野菜」を入れてみた。
ベーコン&チキンは間違いのないテッパンの旨さ!やはり燻製チーズや燻製玉子も少し恋しい。
燻製されたズッキーニ・パプリカ・ナス等がたくさん。肉類に比べるとやはり燻製度は弱い。。。

カレーのルウ自体は差ほど特徴のあるものではないのだが、最初甘めな口当たりで、
後半じんわりと辛味がスピンして来る欧風カレー独特の風味。コレが燻製されるとメッチャ旨い!
此方はライス以外全てスモークしてある訳だが、ライス自体も凄く美味しく炊き上がっている。。。
まったりとしたカレーに香ばしい香り。鼻から抜けていくスモークの味わいが最高である!!!

■くんかれサラダ(スモーク)&ドリンクセット■\300

めちゃくちゃ細かく刻まれた野菜達!人参・胡瓜・玉葱・椎茸・ナッツ・レーズン・・・。
ドレッシングもスモークされているらしいが、さすがにカレー程はよく分からない。。。
程よい酸味で、どこかコールスロー的な美味さも感じられる独特なサラダである。
コレをちぎったレタスの上に散りばめたバージョンも「アリ」ではないかと思った。。。


しばらく来なかった間に異レギュラーなメニューがいくつか告知されていた。
「燻製ナンとカレーのセット」「ランチ限定燻製スープカレー」「燻製オムレツカレー」等など。。。
特に「燻製オムレツ」と「燻製スープカレー」はめっちゃ食べてみたい!また再訪は必須だな!!

しかし、それにしても此方の店主の「燻製」にかける情熱は凄いな!半端無い拘りを感じる。
今、自宅で燻製出来るキットや、干物が作れる調理器具とかがめちゃめちゃ売れているらしい。
ついこの間の「塩麹」ブームにしても、素材の活かし方でこんなに旨くなる!っていうコンセプトが
今とてもムーブメントになっている。本当に旨いから当然であるが、この「くんかれ」は衝撃的だ!
帰宅した今も、燻製カレーの旨味と香りがず~っと鼻奥に残っている。。。


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 ● スモークのポテンシャル恐るべし。文句なく美味しい燻製カレー! ●  (2012.7. 記)


こちらも去年からずっとBMしたまま訪問出来なかった店舗。今日やっと待望の入店である。
「くんかれ」。「燻製」というピンポイントにシフトしたマニアックなカレー店である。。。
全てのトッピング食材がスモークされているだけでなく、カレールウにも燻製が施されている。
そんな、話題の「燻製カレー」をやっと食べられるので、初老のオッサンもテンションが上がった。

店内は薄暗く、ブラックを基調としたお洒落な内装である。
見渡すと、珍しい果実酒やワイン等がたくさん並んでいる。一瞬にして女性客が多い事が認識出来た。
確かに、TVでオンエアされた取材VTRでも女性客が多かった。BARっぽい佇まいが人気なのだろう。
手前がカウンター席となっており、奥がテーブル席。ゆったりとカレーとお酒を楽しめる雰囲気だ。

カレーのルウは基本的に1種類で、辛さが5段階から選ぶことが出来る。
燻製度合いも3段階。「通常」「やや濃いめ」「風味重視の濃厚」からチョイス出来る。
トッピング具材も豊富。チーズ・チキン・ベーコン・エッグ・ベジタブル・シーフード。何でもある。
ライスの量も選べるし、自分でカスタマイズ出来るシステムも女性に人気の秘密であろう。。。
そんな訳で、初訪の自分が注文したのは、、、

「燻製カレー全部のせ」(ミディアムホット/辛口)¥1,000
器もお洒落!オレンジ色で、あの「ル・クレーゼ」の鍋のような器にカレーが入って提供される。
店員さんが、提供時に器の蓋を開けてくれる。すると、まず香ばしい燻製の香り!という寸法である。
スモークされたベーコン・チキン・エッグ・チーズがトッピングされている。どれも凄く香ばしい!
細かく刻まれたキュウリの付け合わせもとても美味しかった。何から何までシャレオツである。。。

カレールウがまた絶品!炒め玉ネギの甘味とフォンドボーの旨味の、典型的な欧風カレーなのだが、
甘過ぎず、濃厚過ぎず、微妙に軽くて絶妙なバランスの風味に仕上がっている。凄く洗練されている。
(ただ、もしこのルウが甘口だったなら、きっと普通の風味過ぎてイマイチだったろう。辛口で正解!)
そのカレールウが深く燻されているのである。味も香りも抜群である。まさに深みがありコクが増す。
最初はほんのりと甘く、あとからじんわりとスパイシーな辛さがやって来る。奥の深い美味しさだ。
ひとつひとつの具材を噛みしめながら、香りと共に楽しんでいく。チーズと玉子が特に濃厚で旨かった。

ライスの出来がまた素晴らしかった!
かなり硬めに炊き込まれていたが、全体に艶やかでとてもスッキリした糖度の白飯。
このカレーには抜群のコンビネーションを発揮していた。細部にまで拘った素晴らしいカレーである!

ひとつ後悔したのが、「燻製ナッツ」を見逃していたこと!
この「燻製ナッツ」をライス上にトッピングしてもらっていたら、きっともっと完璧だったろう。。。
自分はあまり酒を吞まないが、ワインやビールと共に、この燻製ずくしのカレーライスを頂くのも、
絶対に美味しいに違いない。久しぶりに美味しい欧風カレーの魅力に触れた気がした。

やはり「燻製」って凄いな!物凄いポテンシャルである。スモークカレーの旨味は特に圧巻であった。
いつも頂いているジャンクなカレーも旨いし、辛くてスパイシーなインドカレーも物凄く旨い!
でも、たまにはこういう奥深い風味と香りの欧風カレーも良いもんである。満足度マックスである。
次回は、是非「ベリーホット」の「燻製ナッツ」入り全部のせカレーを頂きたいと思う。
あと、「燻製サラダ」も気になってたから、次回は是非とも狙いたい。。。
久しぶりに、多くの人にオススメ出来るカレーであった。

  • 辛口大盛ベジタブル+チキン+ベーコン(燻度3)\1320
  • 圧倒的な燻製カレーの香り!
  • スモークベーコンもやっぱり美味い!

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4位

陳麻婆豆腐 東急プラザ赤坂店 (赤坂見附、永田町、赤坂 / 四川料理、中華料理)

1回

  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.3
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥4,000~¥4,999

2012/04訪問 2014/10/14

他の追随を許さない圧巻の元祖麻婆豆腐!でも辛さは日本向け?

本日は、自分が常連の、東上野の中華料理店「晴晴飯店」ママさんのリクエストにより、
彼女を引率しながら、自分も約1年振りにこちらを訪問した。。。

自分はこの「陳麻婆豆腐店」には凄く思い入れがある。
以前、約20年程前にテレビの旅行番組で、こちらのお店の四川省成都本店が紹介されていた。
勿論、こちらが「麻婆豆腐」発祥の店としてである。自分はそれ以来ずっと成都へ行きたかった。
本場の、日本のものとは全然違う麻婆豆腐を食べに、中国四川まで真剣に旅行を考えていた。。。
その後、時は過ぎ、約10年程前にお台場デックスにこちらの日本第1号店が出店されるとの情報が入った。
自分は狂喜乱舞して、お台場まで何度も何度も通った想い出がある。それはそれはインパクトがあった!

今では、そのお台場デックスにはこちらの店舗は無く、自宅から一番近いのがこの赤坂店である。
いつの間にか料理メニューは増え、最初に味わったあの強烈な辛さも今の麻婆豆腐には無い。
段々と日本人向け仕様となり、せっかくの本場の味も軟弱化していると言える。ちょっと残念である。
それでも、本場成都生まれの「晴晴飯店」のママさんは、是非にとこちらに来たがった。
ならば、二人で本場の味を確かめましょう。。。

まずは「棒々鶏」。これはママさんによると、本場成都では胡麻は使用しないとのこと。
やはり、この胡麻ソースってのは日本人向けの改良バージョンなのである。でも旨かったけど。

そして「鐘さんの水餃子」。自分には充分美味しかったが、本場のはもっとニンニクが利いているらしい。
この汁無しの水餃子。辣油と黒酢醤油がなんとも美味い。ママさんの店でも出すようリクエストした!

続いて「郭夫妻の成都名小吃」。牛の内臓を辣油で和えた家庭料理だが、これは旨い!最高の酒の肴だ。
味は本場成都の味付けそのものだと言う。普段モツなんか喰わない自分も充分堪能出来る美味しさである。

「本場四川省の海老チリ」。これは逆に全然辛くない。塩味の仕上がりの珍しい海老チリ。
何とかという赤い野菜の漬物が入っており、この酸味が本場の味らしいが、海老チリの味は不明とのこと。

「坦々麺」!小さな茶碗で出される本場中国のスタイルであるが、四川の成都では全て汁無しが基本。
こちらのは汁はあるが、スープと言える程は入っていない。麺は柔いが味付けはピカイチ!超美味い!!
そんなには辛さが無くコレも日本仕様か!? 当然本場の味とは異なるが、ママさんはおかわりを食べていた。

そしてメインの「麻婆豆腐」である。
旨味・辛味・甘味・塩味・痺れ・粘度・香り、やはり全てのバランスが桁違いである。美味い!
でも、やはり辛さ的には本場のものとはかなりかけ離れているらしい。。。
本店の辛さは、成都で生まれ育ったママさんも辛過ぎて喰えない!と言っていたほどである。
そう言えば、こちらの日本第1号店が出来たばかりの時、自分の横に居た若いラブラブのカップルは、
話題の麻婆豆腐を食べに来たんだろうが、一口食べただけであと全てを残していたのを思い出す。
あの時は、内心ザマ〜ミロ!と思って笑っていたが、それ程尋常じゃない辛さであったのだ。。。
自分も本当に経験の無い辛味に襲われ、テレビで観る罰ゲームのようなリアクションになっていた。

食べながら、ママさんに本場成都の「麻婆豆腐」の名前の由来や歴史を聞く。こういううんちくは有難い!
ママさんも、さすがに麻婆豆腐の味自体は本場のものと認め、帰りにお土産を買っていた。
自分のお店の料理長に試食させる為である。自分はレトルトパックの麻婆豆腐の調味料を買った。
これは自宅の近所では買えないが、よく「成城石井」等で売っており、店の味を出せる調味料である。
以前から自分はよく使っていて、四川山椒の粉末なんかも同封されていてとても重宝する。
丸美屋や理研の「麻婆豆腐の素」が子供の喰いもんであることを再確認させてくれる恐るべき調味料だ!
初めて「坦々麺の素」も発見し購入。この商品もきっと期待出来る・・・。

結論として、自分もママさんも決して激辛派ではないのであるが、
やはり日本人向けにマイナーチェンジせず、本場の味そのままを提供してもらいたいものである。
でないと、星の数ほど存在する他の中華料理店との差別化が出来ないはずだと思うのだが、
そんな事はやはり商売として「大きなお世話」なのであろうか・・・。(賛否別れる選択ではあるが)

そして本来、思い入れ的には5点満点付けたい気分なのであるが、こちらはサービス店員がイマイチな事と、
一番やってはいけない「日によって麻婆豆腐の味にブレがある」事である。これはアカン!
自分も何度か経験しているガチで駄目なやつである。味の管理体制に疑問が残るのがマイナスである。

  • 成都市本店の麻婆豆腐
  • 本格四川坦々麺¥480
  • 郭夫妻の成都名小吃

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5位

気ままなキッチン (浅草(つくばEXP)、田原町、入谷 / ケーキ、パスタ、カフェ)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2012/12訪問 2014/06/12

浅草で一番好きなカレーでリベンジを果たす!

足繁く通っている、浅草で一番好きなカレーの店。

…ってな割にはご無沙汰してしまってた。。。

ここ数回カレーはハズしてばかりいたので、
キッパリ払拭しようと此方へ訪問した訳である。

消費税アップもどこへやら、此方は値上げ無し!!
今回もサービス過剰のママさんがもてなしてくれた。


◇ ポークカレー ◇ 900円   ★★★★☆

炒め玉葱の甘味、圧倒的なスパイスの辛味と旨味。
サラッとした口当たりの中に、
手作りにしか出来ないフレッシュな美味しさ!

小麦粉等は一切使っていない
ダイレクトなスパイスの深味に爽やかさ。。。
ブラックペッパーの香る素晴らしいカレーだ。

いつ来てもピッカピカなライス!
いつでも炊き立てのような艶の秘密が知りたい…。


此方のお店は元々ママさんの作るシフォンケーキ
が有名で「食べログ」でも選出された店である。

単品のカレーは900円である。
サラダケーキ等の付いたセットが1600円

でも此方はママさんの過剰ともいえるサービスで
カレー単品を頼んでも、毎度サラダやケーキを
どんどん出してくれちゃうんである。。。

とても有難く嬉しく思うが、逆に恐縮しまくりだ。
ママさんは、誰差別なくいつもサービスをしてる。
これじゃ~誰もセットを頼まなくなってしまう…。

そういう心配をこっちがしてしまう程、
此方のママさんはもてなし上手な人である。。。

何はともあれ、、、
ママさんが作るカレーフォンケーキ
とにかく極上に美味しい…!!

これで、ここ最近のやられてるカレーのリベンジ
は見事果たされた訳である。ご馳走様。。。


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▼ 大好きな手作りブラックカレー! ▼   (2012.12 記)


12月は本当に忙しい!
「師走」ってくらいだから当然である。。。

今年も色んな「旨い店」「駄目な店」に出会うことが出来たが、そんな中でも、
「年内にもう一度食べておきたい」シリーズに真っ先に入れたいのが、此方のカレーである!

専門店のインドカレーでもないし、欧風カレーでもない。
昔懐かしい昭和のカレーでは勿論ないし、焼いたりスモークしちゃう変化球カレーでもない。
強いて言えば、究極の「玄人はだし」カレーである!

やり手で研究熱心な女将さんが毎日手作りしている、本当に「玄人はだし」のカレー。
そもそもが此方はカレー屋さんではないし、「食べログ」ではシフォンケーキで賞を獲得している。
その手作りシフォンケーキも確かに美味しいし、生パスタも評判が良いようだ。。。

■チキンカレーAセット(サラダ・スープ付)■¥1300

ミニサラダではなく、ガッツリ大きなサラダが出てくる。多種の野菜も新鮮で凄く美味しい!
食べ応え・手作り感・フレッシュ感・ドレッシングの味、そのどれもが理想的。素晴らしい。。。

何と言ってもカレーの美味さだ!
丁寧に仕込まれた玉葱ベースの黒胡椒がバッチリ利いたスパイシーなカレー!
こういうタイプのカレーは、逆に専門店でも中々見かけることは出来ない。。。
基本は「ポークカレー」と同じベースのルーだが、香ばしいチキンの食感がより爽やかな後口である。

旨過ぎて、食べると無くなってしまうのがとても悲しいのである。
皿に付いたカレールーも、本当は全て舐めてしまいたいくらいだ。ああ、ずっと喰っていたい・・・。

自宅の近くで、しかもカレー屋さんではない店で抜群のカレーを見付けたこの喜びは、
日々食べ歩いた成果であり、うんざりする程多数のダメ店の中から篩にかけて出て来た砂金のようだ。
何にでも言える事だが、やはり物事は探求して数を経験しないと本物には辿り着けないものである。。。


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 ●● 抜群の美味しさと手作り感。ただものではないブラックカレー! ●● (2012.7.27 記)


街の小さな喫茶店のような佇まい。
美味しい手作りパスタと手作りカレー。
自家製のシフォンケーキも大人気。「食べログ」でも何度も賞を獲得。
気さくなママさんのサービスが光るアットホームなお店。。。

このキーワードだけを聞くと、
いかにも御近所の奥様や若いOLさん達が通う、自由が丘辺りに在りそうな店舗を想像してしまう。。。
でも、ここは浅草。下町の裏通りである。

上記のキーワードも、訪問した自分の正直な感想を簡潔に書くとこうなってしまう。
文面に何ひとつ嘘は無いが、これだけでは此方の実力を本当に伝えきれていないと、自分は思う。

自分は、此方のママさんが作るカレーが大好きである!

味のベースになっている炒め玉ネギの旨味。甘過ぎず効果的に使われている。
黒胡椒の辛味と香りが活かされた本格的なブラックカレー。スパイシーでコクがある。
ルーの形状や美味しさの中に、随所に感じられる手作りの拘りと自信。
一度でも自宅で本格的なカレーを作った者ならば、このルーの奥深さや仕込みの大変さが解るだろう。
¥900というCPだけを見れば、浅草の下町値段ではないが、確実に価格に見合う質の高さが伺える。

インド風でもなく欧風でもなく、タイ風でも日本風でもないオリジナルな様相。他では味わえない。
各タイプの良いところが活かされている、まさに「良いとこ取り」の手作りカレーである。
カレー独特の油脂のこってり感が無く、ヘルシーな印象を受けるのもハンドメイドの良い所である。

今日もチョッとだけサービスして頂いちゃった評判のシフォンケーキ。
普段こんなもんを食さない者にとっても理屈抜きに美味い!甘すぎないし香りは抜群。
カレーライスのアフターには最高この上ないコンビネーションである。。。

手作り感覚の可愛い装飾の店内。ママさんの気さくで温かみのあるサービス。
個人店の小さなお店はこうでなくちゃいけない!と思わせる説得力あるQSCである。

カレーフリークの自分は、今年の夏も地元浅草界隈の「旨い」と言われるカレーを日々食いまくっている。
そんな中でも、やっぱり今日のポークカレー¥900も相変わらずの素晴らしさで本当に旨かった!
間違いなく浅草ではNo.1の実力店だと言えるし、こういうお店が地元に在ることを誇りに思う。。。


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 ● 自慢のシフォンケーキにも劣らない胡椒の利いた極旨ブラックカレー! ● (2012.5. 記)


マイレビュアーさんのレビューを見てからずっとBMしたままだったお店である。
浅草はビューホテルの裏手に、最近それよりデカいマンションが建った。
根っからの地元民には賛否ある「浅草タワーマンション」である。その山麓にこのお店は在る。

外観は至って地味。飾り気のないその外観からは、逆にイチゲンさんが入りづらい空気も出ている。
しかし店内はアットホームな雰囲気で、器や食器がいちいち小洒落ていて、何だかとっても温かい。
何でも此方は、手作りの「羽根付きシフォンケーキ」が評判で、食べログの「ベストスイーツ」で、
なんと2010年・2011年と2年連続で賞を貰っているという。だから、さすがにいつも女性客が目立つ。
手作り料理も美味いと聞きつけやって来た、自分のようなオッサンにはやっぱりチョッと入りづらい。

案の定、店内には奥様達がお茶しながら談笑しているし、若いカップルがシフォンケーキを喰っている。
当初は、カレーに、サラダ・コーヒー・ケーキが付いたセットメニューを注文しようと思っていたが、
カレーライス単品に、ハーフサイズのシフォンケーキをちょこっと味見して帰ることにした。。。
とっとと喰って、さっさとけぇるのが、江戸っ子の流儀ってぇ〜もんだ!長居はしちゃぁならねぇ〜!

「ポークカレー」¥900也
正直そのグレードは想像以上だった。玉葱の甘味と黒胡椒が利いたブラックタイプのカレー。凄く好み!
野菜が溶け込まれたタイプだが、欧風カレーのようなまったり感は無くとてもスッキリしている。
それでいてインドカレーのようなシャバシャバではなく、家庭で作る日本のカレーとも違う。。。
かなり本格的に作られているのだが、とても親しみ安い敷居の低さも持ち合わせたカレーライスである。
けっこうな辛さもあってとてもスパイシーである。その辛味も奥深いのにシャープで爽快だ。
自分のようなオヤジにはライスの量が物足りないし、もう少し油脂系のこってり感も欲しいところだが、
ライスの量はさておき、このカレーにはこういうアプローチが最適なのだろう...という説得力も感じる。

「カレーは飲み物」という名言があるが、こんなもん、その気ならものの2分で完食出来る。
とっとと喰って帰るつもりでいたが、ゆっくり味わってからにすることにした。優柔不断極まりない。
炒めた玉葱による甘味もコクも、クドくなる寸前で止めてある辺りが、他店では中々味わえない旨さだ。
自分もカレーは色々と自作研究するタイプなので、こういうカレーを作る難しさはよく知っている。
こういうバランスのカレーって、作る度に味にブレが生じやすいのである。素材で味も随分変わるし。
味だけでなく、食感に飽きないよう大きな豚肉片もゴロゴロ入っている。チョッとした気遣いだ。
付属のサラダもおざなり感が全くない。全体的にとても丁寧な仕事だということが伝わって来る。。。

「紅茶のシフォンケーキ」ハーフサイズ¥250也
自分はケーキについての知識は全く無いのだが、ただシフォンケーキは好きである。
中々お手軽には美味しいモノに出会えないが、此方のはふわっふわ!これは高評価なのも頷ける。
素朴な旨さと、洗練された美味しさを両方兼ね備えている。生クリームもとっても軽い。
他にも色んな味の種類があるようだし、量もオヤジにはハーフサイズで充分である。CPも高い!

オッサンが独りで喰いに来てるもんだから、作り手と思われるママさんが味の感想を聞きに来た。
お客一人一人の声を大事にしているのだろう。こういうところはとてもアットホームで下町的である。
店頭でたくさんのシフォンケーキが売っている。オヤジとしてはカレールーのお土産も欲しい気分だ。
絶対にチェーン店では出せない手作りの深みと、専門店でも難しい素朴な精密さを持ったこのカレー。
こりゃぁ〜、再訪の日はかなり近い!チキンも絶対食べみたいし、パスタにも俄然興味をそそられた。
外観がガラス張りで助かった。まずは、浅草マダム達が少ない時間帯をリサーチしなくてはならない。

  • ポークカレー 900円
  • 白飯のいつもピッカピカ!
  • 玉葱の旨味と香辛料の辛味が絶妙!

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6位

レストラン大宮 (浅草(東武・都営・メトロ)、浅草(つくばEXP)、田原町 / 洋食、フレンチ、ハンバーグ)

2回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 2.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.2
    • | 雰囲気 3.1
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 ¥1,000~¥1,999

2018/09訪問 2019/02/10

レストラン大宮の定番チキンカレー!

此方でカレーライスを頂くのは10数年振り。

相変わらず大宮シェフは不在だったが、
今は若手のチーフが頑張って仕切っている。

もう味も忘れてしまう位久々のカレーは、
ライスが少ない印象だったので、大盛を
頼むと出て来た量は400gは有るだろう姿!

結果、残さず食べたので腹はパンパン!!

最初に出て来るミニスープが超美味い!
今日は枝豆の冷製ポタージュ。此方らしい
丁寧な仕事に濃厚な味わいが最高である。

ソースポットに入ったカレーは美しい
ブラウン色。欧風カレーにしてはサラサラ
の状態だ。艶やかで如何にも美味しそう…。

フルーティーでスパイシー!
甘くもなく辛くもなくスッキリした旨さだ。

ただ、此方の色々な料理で使われるソース
の絶品な美味しさと比べると、どうしても
ハードルが上がったあっさりし過ぎた印象。

ゴロゴロ入った鶏肉は、柔らかい上に張り
のある弾力の食感!それは、先に鶏肉を
ソテーしてから後でカレーと合わせるから。
このひと手間が此方らしい。。。


開店直後に入店したので、炊き立ての白飯
とサラサラカレーはやはり相性は良くない。

自家製のピクルスはメチャ美味しかった!


何年も変わらぬレシピのチキンカレー。
下町浅草の一角で味わうカレーにしては
至極贅沢で気分も上がる丁寧なカレーだ。
地元浅草。先週末は「三社祭」と「スカイツリー開業」に沸き、今日は観音裏では「植木市」がやっている。
次は入谷の「朝顔市」が控えているし、その次は浅草寺での「ほおずき市」に「サンバカーニバル」も待機。
浅草界隈は本当に季節感があるイベントが多くて、そこだけは誇れる素晴らしい地域だと思う。。。

本日も抜群の陽気。見事な五月晴れである。風邪も凄く気持ちいい。
あまりにも気持ちが良いので、今日はいつものB級グルメではなく、ちょっと奮発したランチを頂きに来た。

老舗有名洋食レストランの「大宮」さんである。オーナーシェフの大宮さんはTVでもよく顔を拝見する。
浅草には「ヨシカミ」「ぱいち」「アリゾナ」「香味屋」等々、名だたる有名老舗洋食店は数多い。
その中において、此方の「大宮」さんは特にフレンチに寄った本格的な洋食を提供しているお店である。

自分の中では、浅草の各お店での利用法を独自にランク分けをしており、
大きな仕事をやりきった日や、目標等を達成出来た時には「色川」さんで鰻重を喰い、
特別な日や、何かめでたいことがあった時等には、此方の「大宮」さんを昔から利用している。。。

今日は全くめでたい事は無かったが、たまの贅沢とあまりの陽気の良さについつい足が向いたのである。
ま、他のお店が混み過ぎていたという理由もあるし、このところ自分には全然めでたい事が無かった・・・
っていう、笑えないリアルな理由もあったからでもある。。。

「Aランチ 若鶏の蒸し焼きマスタードソース 」¥2,300也。
ライス or パン、珈琲、デザート付きの定番ランチである。この料理は単品価格が¥2,000なので、
そう考えるとお得感のあるランチと言える。只、ライスがちっちゃ! 量もお皿も猫の餌ほどである。
抜群のソースの旨さと、蒸した若鶏の肉質の柔らかさがハンパない。格が違う風味である。
以前、外側をカリカリにソテーした「鶏肉の粒マスタードソース」を頂いたことがあるのだが、
あの時の料理は、自分の「チキン粒マスタードソース」史上いまだ最高ランクである!

「シーザーサラダ」¥1,300と「コンビネーションサラダ」¥1,000も最高に美味い!
素材の質の良さもさることながら、各ドレッシングのセンスの良い風味が圧巻である。旨〜い!!
酒に弱い自分も、思わず途中からグラスビールを注文しちまったぜぇい!

やっぱり「大宮」さんの料理は違うなぁ。。。
料理職人として有名な大宮さんではあるが、料理研究者としても調理技術者としても、
更には、後継者を育てる師匠としても、とても尊敬出来る料理人である。彼の料理本等を見るとよく解る。
こと仕事の確かさと丁寧さでは、日本でも屈指のシェフであることは、あまりテレビ画面では表れていない。

浅草の老舗洋食店は、えてして「家庭的」な雰囲気を残した仕上がりが重宝される風潮であるが、
此方の洋食はストイックなまでにレストラン仕様である。かと言って「純仏式で」もない。
その辺りのバランス感覚における美意識が自分は凄く気に入っている。料理も理屈抜きに美味しいし。。。
ただ、仕方なくも、浅草下町価格ではないのである。

また次は、いつ自分にめでたい事が訪れるのであろうか。。。


  • チキンカレー大盛 1480円
  • 伝統レシピのカレー!
  • 冷静ポタージュスープ

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7位

尾張屋 本店 (浅草(つくばEXP)、田原町、浅草(東武・都営・メトロ) / そば、天丼)

2回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.1
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.6

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 3.3
    • | 雰囲気 3.3
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 ¥1,000~¥1,999

2017/12訪問 2017/12/03

江戸前「そば屋の天丼」なら日本一!!

暫く振りの訪問である。
随分とご無沙汰してしまったようだ。。。


勿論、此方への目的は「天丼」である。
此方の天丼は「蕎麦屋の天丼」としては
日本一と豪語しても差し支えないものだ!

此方は、やはり人気の3大商品である
「天ぷら蕎麦」「天せいろ」「天丼」が
1番売れる為に、此方と支店と合わせて
1日2000尾が消費されているらしい。。。

だから、いつも新鮮な海老が入って来るし、
いつも安定した品質の海老が食べられる。

天丼の種類は3種類!

★天重(本車海老大サイズ)   2200円
★天丼(熊海老大サイズ)    1600円
★天丼(熊海老中サイズ)    1400円



自分が食べた、1番売れる「天丼」は、
「熊海老」という車海老科の美味しい品種!
味や食感は、正直ほとんど変わらない…。

仕込みの際、店主のテクニックで海老身の
間接に微妙に切れ目を入れ、どれも均等な
長さの海老天を作っていく訳である。。。

シンプルにデカい海老が2尾。
丼つゆも江戸っ子が好きそうな甘くない
あっさりと旨味の感じるタレである!!

熱々の吸い物、味の濃い漬物。
どれもが下町的なクォリティでとても好い。

天丼好きを自負している方なら、
絶対に食べておかねばならない「天丼」
だと言っていい。それくらい旨いのである。

1840年の創業も伊達じゃない!!!

浅草の天丼を全て食べ尽くした自分だから
ハッキリと言える。。。

浅草の雷門通りで「天丼」を喰うなら、
迷わず此方に決定した方が賢明である…。

価格も味も絶対に納得出来る筈だから。



久々に此方へ訪問し「天ぷらそば」を喰う。。。

地味に確実に値上がった蕎麦はクォリティは同じ。
熱々の汁に浸った海老天のサクサク衣は、
直ぐに溶けてヘナヘナ状態になり汁に油分をもたらす。

それを好きな方は堪らないのだろうが、
自分は速攻海老身が裸にされてしまうのは好きじゃない!
肌もあらわになった海老の天ぷら。

それはそれで旨いのかもしれないが、
此方は蕎麦もつゆも至って普通なので自分はやっぱり
天丼」の方が此方の場合好きである。。。

同じ車海老を使っていても、
全ての面において此方ならではの個性が光るが、
汁蕎麦の場合はそうでもないのである…。

勿論個人的な好みもあるが、
やはり此方は「天丼」が美味い!!!

尾張屋の天丼は浅草一旨い!
改めてそう思える。。。


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▼ 浅草そば屋の天丼劇場@雷門通り「尾張屋本店」編♪ ▼


創業明治三年の「尾張屋」本店。

両店共同じ雷門通り沿いに在り、歩いても三分と違わない。。。
だが支店は雷門のすぐ脇にあり、店内はいつも観光客で混んで賑わっている。

此方も勿論混んでいる店だが、国際通りに近く比較的観光客よりも地元の馴染み客が多い。
店内も支店よりこじんまりとしていて、自分のような一人客には此方の方が落ち着く空間だ。

メニューも殆ど変わりはなく、商品の味・品質とも全く損傷はない。。。
ただ支店には「尾張屋」の名物職人、「大島専務」が厨房で陣頭指揮を取っておられるので、
微妙に海老天の仕上がりが違うと言えなくはない。。。えらいマニアックな話だが。


■ 天丼(お新香・お吸物付き) ■ ¥1,400   ★★★★★

この上に「本車海老」を使った「上」も存在するが、「熊海老」もクルマエビ科で立派な海老だ。
ぷりっぷりの食感に、濃い海老の旨味、圧倒的な大きさの満足感は「熊海老」でも全然充分である。

圧巻の海老の重量感と旨さ。厚過ぎない適度な衣。甘くないタレがカラッと揚がった海老天を浸す。
タレで適度にしなった独特の衣のしんなり感。飯の炊き具合。飯に掛かるタレの割合。新香の旨さ。
吸い物の風味と温度。番茶の優しさ。。。書ききれない程の旨さの秘密が、さり気なく提供される。
これぞ、浅草老舗そば屋の「粋」を、ひとつの丼からたっぷりと味わうことが出来るのである!

浅草には本当に個性的で旨い「天丼」を出す店は多い。おそらく日本一の場所であろう。
その中で、いわゆる海老天丼におけるプロトタイプな「THE 天丼」では、此方が最高に旨い!!
個人的にはそう思っている。そもそも蕎麦つゆが旨いから丼つゆも旨くて当然だし。。。

勿論、CPの良さや接客、お店の清潔感等、それら全てを考慮してのことであるが・・・。


(2012.6.記)

  • 天丼 1600円
  • セット一式
  • デカい熊海老が2尾!

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8位

あかし (田原町、浅草(つくばEXP)、浅草(東武・都営・メトロ) / 天ぷら、天丼)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.4
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2012/09訪問 2012/12/15

浅草天ぷら屋の天丼劇場@田原町「あかし」編♪

浅草は田原町の駅近に在りながら、とても目立たない場所でひっそりと営業している此方のお店。
地元の天ぷら好き達に愛される、路地の小さな老舗天ぷら屋である。

店内はカウンター席のみ11席。オープンの揚げ場を囲むようにL字状にカウンターが配されている。
昼は13時までしかやっておらず、夜も\5000からのコースのみという典型的な純天ぷら屋さん。
そこで頂ける「天丼」は【竹】\900と【上】\1200の2種類のみで、天丼単品はランチのみの限定である。

午前中からビールで天ぷらコースを行っちゃってる主婦軍団。天丼にかぶりついてるサラリーマン。
ここだけ時間はゆったりと流れている。しかし、後から客は訪れて並ぶことになってるんだが。。。

店主が手際よく揚げている天ぷら油は透明でクリスタル。衣も白く薄く、典型的な高級天ぷらの佇まい。
鍋で1度に揚げられる食材個数は決まっているし、その素材により揚げ時間も異なるので、
注文してから揚げ上がるまでにかなりの時間を要す。自分の「天丼」も結局出るまでに25分はかかった。

■上天丼■¥1200

海老2尾・キス・茄子・芋・獅子唐・小海老のかき揚げという豪華な具材!他に味噌汁とお新香が付く。
天ぷら屋さん独特の、極限まで薄い衣で素材の美味しさを楽しめるように揚げられた各天ぷら達。
丼つゆも食材の味を壊さないギリギリの味付けのタレである。味噌汁もお新香の風味も全てそこが肝。
あくまでも「天ぷら」になった食材の風味を最優先した演出となっている。。。

下町の蕎麦屋の「天丼」は、丼つゆの味と、そのタレが滲みた衣の旨味と飯を楽しむものであるが、
高級天ぷら屋の「天丼」というのは、あくまでも素材命の料理としての「天丼」である。この差はデカい!

日本屈指の天ぷら職人は皆こう言う・・・。
生でも美味しい食材が、生の状態の時より旨くなってなければ天ぷらにする意味は無い!」と。。。

今回頂いた「天丼」は、まさにそんな言葉を彷彿とさせる作品であった。
薄く白い衣がまとった半生に近い状態で揚がった食材。各素材の食感と風味がハッキリと伝わってくる。
そして、上品にして芯のある食材を邪魔しない丼つゆの風味。甘くなく、塩辛くなく、ほろ苦過ぎない。
風味の要素の全てのバランスが天ぷら食材の味の奥の方で鳴る。見事な味付けのタレである。

かと言って淡白な丼つゆかと言えば決してそんな事はなく、主張はあるのに天ぷらを遮らないのである。
全体にカラッと揚がった天ぷらなので、サックリ感とタレに浸かったシットリ感が両方楽しめる。。。
胡麻油を使用してないので江戸前天丼独特の香ばしさは無いが、それさえも食材の鮮度優先な感じだ。

丼つゆも白飯に絶妙な分量のみ掛かっている。こういった全てのバランスが素晴らしい。
具材も豊富でボリュームも満点!この仕様でこの価格は本当にお得である。抜群なCPだ!
毎日食べるならこういう「天丼」だと思う。ガツンとした旨味やインパクトが無い分飽きの来ない味である。

天衣の厚さ : ★☆        素材を活かした薄めの衣。        
丼つゆの濃さ : ★★★     濃いめではあるが控えめなタレ。誰からも嫌われない味。
丼つゆの粘度 : ★☆      適度な粘度。食べていて全く気にならない。
丼つゆの甘さ : ★        甘味はあるが甘くない!味は深く、塩味・辛味のバランスが良い。
丼つゆの浸り度 : ★★☆    飯には絶妙な掛かり具合!天ぷらは1度タレ風呂に浸かっている。
総合評価 : ★★★★☆    浅草の「天ぷら屋」の天丼では最高峰の味と言える。

久しぶりに「丼つゆ」ありきではない「天丼」を食べた気がする。
蕎麦屋の「天丼」も旨くて大好きだが、こういうストイックな天ぷら屋の「天丼」も凄く感動的である。
なんと言ってもモタレない「天丼」であった。あっさりと、そして濃く味わい深く頂けた。CPも良い。
浅草に来て、こういう「天ぷら屋」の天丼を食べるのなら、此方のお店がお勧めと言えよう。。。

  • 上天丼\1200
  • 海老2本・キス・茄子・芋・ししとう・海老のかき揚げ
  • 薄めの衣に上品な丼つゆ!

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9位

天ぷら 福岡 (浅草(つくばEXP)、田原町、稲荷町 / 天ぷら)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2012/06訪問 2012/12/15

浅草の穴場発見!ニューヨーク仕込みの天丼は斬新な旨さ!

浅草は、合羽橋のメイン通り。ポリ製品の「岩井商会」2号店の路地を入ると此方が在る。
メイン通りは毎日のように通るが、こんな路地は地元民でも用事が無きゃ滅多に通らない。
其処に小さな天ぷら屋さんを発見! 名前は「福岡」。聞けば、去年の5月にオープンしたらしい。
今日は、ライチタイムも終了間際の14時20分。滑り込みセーフで訪問した。。。

店内は小さく、カウンターは6席程。テーブル席も2席しか無い。
壁には有名人とご主人との写真が、所狭しと飾られている。。。
パッと見ただけでも、小泉元総理・ゴジラ松井・日野皓正・ボブジェームス等の顔が見える。
聞けば、ご主人は元々ニューヨークで30年以上「天ぷら専門店」を営んでおられ、
去年帰国してこの場所にお店をオープンさせたとのこと。。。なるほど。納得!

壁面にはニューヨーク系のジャズミュージシャン達のレコードジャケットも飾られている。
自分も大の音楽好き!ジャズも勿論大好き。こちとら元祖音楽オタクなんである。すぐに食いつく!
天ぷらのコースメニューには、全てニューヨークのジャズミュージシャンの名前が付けられている。
¥3,500コースが「ボブ」、¥5,000コースが「コルトレーン」、¥7,000コースが「マイルス」。
こんな感じである。「ボブ」が、ボブジェームスの事だと自分はすぐ理解したが、
それを分かるお客は殆ど居ない...と、ご主人は喜んでくれた! しばしジャズの話で盛り上がる。。。

「天丼セット」(サラダ・お新香・味噌汁付)¥1,000也
お得なランチメニュー。エノキの味噌汁と自家製のお新香が付いた。味噌汁がまた旨い!
胡瓜と白菜の浅漬けもこれまた絶品!サラダも新鮮!こういう仕事にお店の美意識が光るもんである。

天ぷらは、海老天2尾・カボチャ・キス・ししとう・茄子・ブロッコリーという布陣。
ブロッコリーがユニークでニューヨークっぽい。こじんまりしてるが、どれも丁寧に揚がっている。
薄めの衣だが、各食材達はしっかりくるまれ、味も香りも完全に封じ込められている。。。
一口噛めば、食材の香りがふわぁ〜っと広がって、旨味がジュワッと溢れ出る。職人の技を見た!

自分が気に入ったのが丼つゆ。黒く香ばしい江戸前風だが、甘味が抑えてあって凄く美味しい!
蕎麦つゆ程しゃばしゃばしてないし、「てんや」のようなねっとりした丼つゆでもない。。。
しっかりと濃く、そしてさっぱりした飽きのこないビターな丼つゆである。ちょっと他には無い感じだ。
これがニューヨーカー好みの「丼つゆ」なのであろうか・・・。
全体にサラッとした胸焼けのしない天丼であり、尚且つ、濃い風味が楽しめる嬉しい仕上がりである。


浅草は、言わずと知れた「天ぷら・天丼」激戦区である。
ガッツリ濃厚胸焼け必須の天丼から、あっさりサッパリのサラサラ天丼まで色々点在する。
そこに、このような、ほのかに斬新なアプローチが見える「NY天丼」の参戦である。まさに穴場発見!
是非とも夜の各コースを味あわなければならくなった。。。

もう一軒、自分ちの近くに「大塚」さんというお店が在るが、そこも新参戦組で、
元は名店からの独立で、中々素晴らしい「天丼」を食べさせてくれる。。。
このような、浅草とはいえ場所は決して良いとは言えない所にもどんどんと新勢力が参戦している。
「天ぷら相乗効果」とも言えるこの現象は、地元民には大歓迎であるが、反面心配もしてしまう。
が、浅草には自分も含め「天丼」にうるせぇ〜輩がいっぱい居るから、大きなお世話なんであるが。。。
変わり種の天ぷらにビターな丼つゆ。そしてBGMはニューヨークJAZZである。これだけでも斬新!!

  • 天丼セット¥1,000
  • 海老・鱚・南瓜・茄子・獅子唐
  • 海老天

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10位

七麺鳥 (入谷、鶯谷、上野 / ラーメン、つけ麺)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 ~¥999

2013/11訪問 2013/11/18

祝!開店1周年!「七麺鳥+くろ㐂コラボ麺」の衝撃!

「御神本」「七麺鳥」を初めて二毛作化して早1年!

「超濃厚ド豚骨」とは対照的な「淡麗鶏醤油」で勝負に出て、
そちらも見事に成功&高評価を得た「七麺鳥」である。

そんな、更なるステップアップを果たした此方が、
1日限定で、なんと「饗 くろ㐂」とのコラボ麺をやるという!

元々仲が良くて横の繋がりがある「御神本」と「饗 くろ㐂」。
淡麗系のスープで「七麺鳥」をオープンするにあたり、
「くろ㐂」の店主にも様々な助言をしてもらったという。。。

素人目に見ても、両店主はストイックな職人であり研究熱心。
方向性は違えど、旨いラーメンを作りたいという信念は同じ。
そこで共鳴していた形にならないモノが今回形になった訳だ。


最近はこのラーメン店同士の「コラボ作品」というのが
凄く流行っている!コンビニのカップ麺でもよく見かける。
この現象は、今の日本の「ラーメン業界」の成熟度を物語る。

すぐご近所の人気店「麺処 晴」もしょっちゅうこのコラボ麺
やっているし、世間に蔓延したラーメンオタク達のハートを
キャッチするには持って来いの企画であることは明白だ。

今や秋葉原地区で最も行列が出来るラーメン店「饗 くろ㐂」
そこが今回「七麺鳥」とコラボレーションするということで、
11月17日の午前11時には店頭に長い行列が出来た・・・!

「行列」が大嫌いな自分も、さすがに整理券を貰いに並んだ。
仕事の夜勤明けで寝ないで並んだのである。我ながら凄い!
その整理券があれば、17時迄はいつ来ても食べられるという。


■ 七麺鳥+くろ㐂コラボ麺 ■ ¥800   ★★★★☆

美しい琥珀色の淡麗スープは、上品にしてエッヂの利いた
見事な鶏出汁スープである。旨味・深味、言うこと無しである。
当日の明け方まで仕込んだという渾身のスープは流石だ!

「浅草開化楼」ではなく、「くろ㐂」の店主が打ったという
オリジナルの麺!平打ち気味の麺は食感も素晴らしい!!
ツルッとした滑らかさと、確りした歯応えを両立している。

トッピングは、海苔・葱・深煎りメンマ・穂先メンマ・鶏叉焼
2種ある鶏叉焼は、外側がカリッと炙られた肉厚のものと、
ハーブで仕上げたと思われるしっとり柔らかいムネ肉の仕様。

無駄のない、それでいて各素材の味がラーメンに好影響を
及ぼす素晴らしいトッピング群である。。。

麺もスープもトッピングも、いずれも上品で淡白な仕様なの
にも関わらず、それぞれが確りと自分達の役割を完結させ、
見事過ぎるチームワークを表現させている。

ただ、個人的に自分は「くろ㐂」よりも「七麺鳥」ファン!
そういう意味で言えば、このコラボ麺はほぼ「饗 くろ㐂」に
寄り過ぎている。。。 7:3くらいの比率か!?

完璧な鶏醤油ラーメンではあったが、
もう少し「七麺鳥」らしい表現が出ていれば100点であった。

今回は、先輩でありリスペクトしている「くろ㐂」の胸を借りた
というか、「くろ㐂」に花を持たせた感じのコラボ麺である。


夜勤開けで朝8時過ぎに帰宅し、そのまま寝ずに11時に
整理券を貰い、少し寝てから出勤前にコラボ麺を食べて
そのまま又出勤するという、チョッとしんどい一日であった。

しかし、今日はそれだけこっちも努力を「する甲斐のあった
素晴らしいラーメン作品を頂くことが出来たのである。。。

いつもの「七麺鳥」の厨房に「くろ㐂」の店主が立っている
面白さも味わえたし、途中あの湯島の「大喜」の大将が
食べに来る・・・という連絡も入っていたりしていた。。。

今日のこのコラボは、きっと業界にも波紋を投げた筈である。
色んな意味で今年一番のラーメンニュースと言える日だった。


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丸鶏を120%活かした「鶏白湯まぜそば」と「鶏醤油つけ麺」▼(2013.8. 記)


「御神本」と「七麺鳥」でスープを分けて二毛作をしている此方。

店主は元々「豚骨スープ」を作る職人歴が長い方である。
そんな店主が「くろ喜」の御主人と共に「鶏出汁」を始めたのが
此方の「七麺鳥」である。

丸鶏のみ100%で仕込んだ拘りのスープ。
あっさり味の醤油スープと、こってり味の鶏白湯スープが魅力。

毎度研究熱心で、普遍的な新作を生み出してくれる店主さん。
あっさり味、こってり味の各麺類のバリエーションも豊富で、
それぞれ麺も分けている拘りが素晴らしい。。。

そんな職人気質でイケメンな店主が更なるメニューに磨きをかけた!
新発売から数か月で完璧に個性が仕上がった二品を紹介したい・・・


■ とり玉(鶏白湯/汁なし) ■ \770   ★★★★☆

デフォトッピングの「生卵」は全卵か卵黄かを選べる。
基本的には「御神本」の人気商品「まぜ玉」の鶏白湯バージョン!

元来、豚骨の焚き出汁の抽出技術にたけている店主。
その技を鶏白湯の焚き込みに見事応用した濃密なスープが凄い。
圧倒的な旨味の濃さ、ポタージュのような口当たりが素晴らしい。

今年の3月に新発売した時に食べた頃も勿論旨かったのだが、
あれから約5か月。完全に「まぜ玉」とは異なった個性が突出し、
見事ワン&オンリーな味に仕上がっているのである。。。

ただ可愛くて初々しかっただけの新人女優が、
大成して唯一無二の個性派大女優に変身した感じ・・・!

「浅草開花楼」の特注太麺。
絶妙な茹で加減と抜群の食感、小麦の香り等が旨過ぎる。

もやし・メンマ・クラッシュ叉焼・フライドオニオン生卵
シンプルなトッピングだが、食べ易く考えられた布陣である。
マイルド&クリーミーな汁に確実なアクセントをもたらしてくれる。

自分はこの「とり玉」の完成を見た時、店主を胴上げしたかった!

そして店主に言いたかった・・・
「いい加減にしろ!旨過ぎるにも程があるだろう!」と。。。


■ あっさり鶏醤油つけ麺(大盛) ■ \850   ★★★★

これも今年5月に発売された待望のアッサリつけ麺!

つけ汁は至ってシンプル。
しかし味には深い奥行きとコクがあって旨い!

普通、一般的な鶏がら醤油系の「つけ麺」スープは、
確かにアッサリだけど物足りない風味か、
やたらカエシの醤油味が立った塩辛い仕様のものが多い。

しかし、此方の店主がそんな仕上げで商品化する訳がない!
微量の心地よい酸味の奥に、鶏の旨味が感じられる豊かな風味。
そして、その更に奥からはほんのりと魚介の美味しさが香ってくる。

なんとも繊細でありながら芳醇なスープである。
細かく刻まれたネギの香りと風味も抜群の相乗効果を上げている。
このスープは、きっと冷え冷えの状態でも旨いかもしれないと思う。

このスープには「浅草開花楼」の細麺を合わせている。。。
飽きずに何度も食べられる普遍的な「つけ麺」ではないだろうか。


個人的にかなりお気に入りの「七麺鳥/御神本」であるが、
自分の舌と脳に完全にハマったということである!
そういうお店に出会えた事は嬉しいし有り難い事である。。。


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▼ 水・金曜日は「七麺鳥」+「御神本」の集大成的な濃厚鶏白湯ラーメン! ▼ (2013.4. 記)


今「七麺鳥」は大変なことになっている。。。
研究熱心でサービス精神旺盛なイケメン店主は、1週間7日の内に3種のラーメンを提供している!
スケジュールはこうだ・・・。


● 日・月曜日 : 「麺屋 御神本」として、今までどおり「濃厚豚骨」ラーメンを提供中!
● 火・木・土曜日 : 「七麺鳥」として、基本の「あっさり鶏出汁」ラーメンを提供中!
● 水・金曜日 : 「七麺鳥」として「濃厚鶏白湯」ラーメンを提供中!



ラーメンフリークには嬉しい限りの濃密スケジュールだが、お店さんは完全なるオーバーワーク!
大丈夫かイケメン店長!?他人事ながら心配になってしまう。。。
マジで身体を壊さないように頑張ってほしいものである。(としか言えない!)

毎日いつ訪れても美味しくてクオリティの高い商品を頂ける、進化した三毛作のお店となった此方。
狭い厨房で、毎日時間と手間と技術を変えて仕込むスープはどれも外さない極上品である!


■ 特製鶏白湯ラーメン ■\860   ★★★★☆

デフォのラーメンに+\180で叉焼2枚と味玉が追加されたお得なメニューである。
麺はデフォで細麺仕様。「浅草開化楼」の特注麺で、極細だが食感と存在感は圧倒的だ!
+\20で太麺に変更する事もでき、細麺に限っては\150で「替え玉」も準備されている。

店主は「豚骨」出身の職人。その骨肉焚き出し技術を、この鶏白湯にも遺憾なく発揮している!
大好物「御神本」の濃厚豚骨を彷彿とさせる素晴らしいクオリティのスープ。濃密感が凄い。
この鶏感凝縮のとろみスープは、完全に他店の「鶏白湯」とは一線を画している。。。

外側がこんがりローストされた完璧な叉焼!その柔らかい食感と旨味は卒倒しそうなくらい旨い。
卵黄が限りなく生に近い仕上がりの極上味玉。濃厚なスープに溶け出して抜群の風味になる。

一瞬「豚骨」と見まごう、極めて「御神本」らしい作品とも言える出来上がりのこのラーメンは、
ある意味「御神本」「七麺鳥」の技術とセンスの集大成的作品だと言う事が出来る!
旨過ぎてアッという間に完食してしまうので、細麺(140g)の場合は「大盛」をお勧めしたい。。。


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▼ 「七麺鳥」の新作味噌つけ麵!  ▼     (2013.2. 記)


此方のオープン当初から店主の構想上にあった「味噌つけ麵」。きっと既に何か閃いていたのだろう。
研究熱心&ストイックな店主である。今日まで相当な試行錯誤が繰り広げられていたに違いない。
そんな事を想像すると、風邪気味と過労の重なった店主の顔を見て、こちらも感情移入してしまう。。。

味噌つけ麵 ■  ★★★★☆

ひとくちめの印象は、おおそう来たか!という感じだった。
鶏100%の濃密&淡麗出汁が圧倒的な「七麺鳥」のスープ。その清湯系のつけ汁を想像してたが、
実際は凄く濃厚でまったりした味噌スープであった。「御神本」の遺伝子が組み込まれた感じ!
「七麺鳥」の鶏の旨さと、「御神本」の濃厚なクリーミー感を合わせたようなスープなのである。

でも、豚骨じゃないからコッテリ感とは微妙に違い、まったりと来る心地良さなのである。
いつもの特製ダレのかかったモヤシが別盛で提供され、スープ側にはいつものクラッシュ叉焼が。
麵は「浅草開化楼」製の「御神本」仕様の太麵である!コレで不味い訳がなかろう。。。

最初はまったりと、味噌と鶏の旨味が押し寄せる。しかし後味はしつこくない。切れが良いのだ!
麵の食感は申し分なく、最後まで美味さが持続し、飽きずに完食まで至れる。ある意味完璧だ。

後半、用意された「特製マー油」を投入すれば味の印象がガラッと変わる。これは考えたなぁ~。。。

正直自分は、あまりにもデフォのスープが美味いので、マー油が無くても全然満足だったが、
この手法は今までの此方では無かったアイデアである。こういう斬新さはきっとウケるはずだ!

味噌の旨さはシンプルかつ正統的で、鶏出汁の味も自然過ぎてインパクトには欠ける。。。
しかし、そこに凝縮極まる「鶏」の旨味と「御神本」で培った濃厚バランスの妙を一体化させている。
ある意味、此方の店主の技と感性の集大成的「つけ麵」だとも言える。素晴らしい・・・!

これだけシンプルでスタンダードな旨味のスープの中に、キラリと光る個性を輝かせる職人技。
やはり此方の店主は唯者ではない。。。

「七麺鳥×御神本」の良さを丸ごと活かして合体させた、まさに集大成的「つけ麵」である。
これならば、「御神本」ファンにも「七麺鳥」ファンにもきっとアピールするだろう。。。
だが、あえてソコを狙った訳ではなく、最終的にココに辿り着いた感じが本当に素晴らしい!


本日も「名古屋コーチン卵かけご飯」を頂いたが、
その卵の美味さ・薬味のウマさ・醬油の旨さは相変わらず圧倒的だった。。。

それから、此方には新しく「細麵」仕様の「替え玉」制度が導入されていた!
「バリかた」~「普通」まで、3段階を30秒ずつの茹で時間でチョイス出来るようになっている。

これも朗報ではないだろうか。。。


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▼ 濃厚豚骨「御神本」から濃密鶏出汁「七麺鳥」へ! ▼    (2012.11. 記)


今週、自分の所へ衝撃的なニュースが飛び込んで来た!
オープン以来足繁く通っている、中毒症状の豚骨ラーメン「御神本」が業態&屋号変更したと言う!
既に今週の月曜日12日から、新規一転「鶏だし中華そば 七麺鳥」として再出発していたのだ!

確認すると、「御神本」もオープン5年目を迎え、極めた濃厚豚骨路線に一区切りし、
今度は丸鶏と鶏ガラだけを使った究極の「鶏100%出汁」に拘って、ずっと研究していたようである。

元来ストイックにして研究熱心な店主。その仕事にはラーメンフリーク達からも一目置かれている。
他には無い至極の濃厚豚骨スープを作り上げ、自分も含めファンはかなり多かった。
そこでの新たな挑戦は、きっと店主の一大決心の度合いが相当なものだったと想像出来る。。。

此方の店主、イケメンなルックスだけではなく人柄も良く、当然の事ながら横の繋がりも広い!
以前から「ラーメン長山」や、人気行列店「くろ喜」のご主人とも親交がある事は知っていた。。。

聞くところによれば、今回の「丸鶏100%出汁」を完成させる為に、「くろ喜」のご主人が全面協力を
してくれたとの事。ここ連日、忙しい自店も顧みず新しいスープ制作の為に心血を注いでくれたのだ!
なんという素晴らしい友情関係であろうか。。。師弟関係でもないのに・・・。
くろ喜」のご主人も拘りの人で有名だし、だからこそ人気のラーメン類に支持が集まっている。
お互いの「拘り」の姿勢が共鳴した究極のコラボ作業だったに違いない。羨ましい人間関係だ。。。

ここ連日、店主も「くろ喜」のご主人も、徹夜に近い状態でスープ作りをしていたと言う。。。
気の毒に、店主の顔からその状況は見て取れる。それでもまだスープは完成に至っていないと言う。
どんだけ目標は高いねん!と、新しいラーメンを実食した自分はそう思う・・・。職人ってそんなもんだ。

■特製鶏醤油ラーメン■¥860  ★★★★

デフォの醤油ラーメンが¥680。それに味玉が付き、叉焼が2枚増えているのでお得感がある。
麺は「浅草開花楼」に新たに特注したという細麺!この辺も店主の気合いと拘りが読み取れる。。。

なんという濃厚・濃密な鶏出汁スープであろう。旨味が濃くてビックリする!塩味も結構濃い。
鶏の旨味が凝縮されているのに後味はスッキリ!煮干しも何も使ってないのに見事な味のバランス。
ここまで鶏を炊き込んで、最終的に品の有る風味に仕上げてある所が「御神本」イズムを貫いている。
美しくも美味しい鶏の油に、その辺のセンスの良さが隠せない。。。

味玉は、以前のような外側真っ黒な仕様を抑え、幾分ライトな仕上がりになっている。
微量に甘味のあるメンマもこのスープに合っている。葱や海苔の風味も鶏の旨味に花を添える。

■鶏味噌ラーメン■¥750  ★★★☆

鶏出汁の味噌味なので、仕上がりは王道中の王道!この味噌味を不味いと言う者は居ないだろう。
鶏の油が良い感じにコッテリ感を添えている。豆板醤やニンニクの薬味も当然相性が良い。

デフォでもモヤシや白髪ネギがたっぷり乗っている。この辺りも、相変わらず店主は商売っ気が無い。
ネギの風味、モヤシの食感、味噌ラーメンと合わない訳がなかろう!至福の旨さである。
麺は「醤油」とは異なり、浅草開花楼の中太麺を使用している。当然の事ながらスープと良く絡む。

■名古屋コーチンの卵かけご飯■(小)¥300  ★★★★

ピッカピカの白飯に、小さめだけど濃厚な旨味が特徴の名古屋コーチン生卵!
特製出汁醤油と削り節・刻み葱が用意されている。コレだけでも至極の美味しさだが、
ラーメンに合わせると又最高に旨い!新鮮で弾けるような生卵の旨味が一番良い状態で頂ける。


さて、まだ完成じゃないと言い張る店主の志とは裏腹に、かなり満足度の高いラーメンを頂いた。
しかしそうなると、今まで足繁く通って食べた豚骨ラーメン各種の運命である。。。
当然の事ながら自分のようなコアなファンは大勢居る訳である。その辺は今後どうなるのか・・・?

狭い店内。当然調理場の場所もスペースは変わらない。全く「豚骨」の時とは違う仕込みの工程。
同じ場所で二つの仕込みは出来ない。聞けば、当分は日によってスープの仕込みを変えると言う。
「御神本」のラーメン類が消滅することはひとまず無さそうである。良かった。良かった。。。

とりあえず次の日・月は豚骨スープのラーメンを提供するらしいが、まだ曜日はフィクスではない。
いずれ曜日によって「豚骨の日/御神本」と「鶏出汁の日/七麺鳥」と使い分けていくだろうが、
現代のラーメンにはおういうスタイルだってアリだと思う。店主は大変だがファンには嬉しい!

明らかにここ数日やつれ顔の店主であるが、先ずは年内いっぱい頑張ってほしいものである。
自分も「御神本」の「まぜそば」に毎度気分をリセットさせてもらっている。
確実にセロトニンが脳内から出て来る。此方のラーメンにはそういう効能もあるのだ!
是非、今後も「濃厚豚骨」「濃密丸鶏」の対比で我々を楽しませてほしい!応援しております。

  • 七麺鳥+くろ㐂コラボ麺¥800
  • 素晴らしい鶏出汁醤油スープ!
  • 麺は浅草開化楼ではなく、くろ㐂の大将が打った麺!

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