4門さんのマイ★ベストレストラン 2013

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★浅草ベースのB級グルメ探訪図録!

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

●1位と2位は、まさかの今年オープンしたタイ料理店2軒がワンツーフィニッシュ!
「ジムジュム」の方が、本場タイの美人ママさんが作るリトルタイワールドである。
「チャムチャム」は日本人イケメン店主が作るセンスの良いタイ料理が美味しい!

●今年は特に「天丼劇場@」に力を注いだ年だったが、浅草での天丼体験は大腿横一線であった。
しかしながら「天三」の味とクオリティと値段の良さは特筆すべきものがあった。。。
久々に訪れた「天茂」も相変わらず素晴らしい味を継承していた!

●「マルハのカルビ丼」と「とり多津」は、今年一番ビックリした旨さだった!!
期待していなかっただけに衝撃は大きく、焼肉と唐揚げという馴染みある料理なのに新鮮な驚きがあった。
この2店舗がもしもっと自宅の近所に在ったなら、かなりのヘビロテは間違いなかったであろう。。。

●ラーメン部門は、今年地元でも多くの店が新規オープンしたが、どこもクオリティは平均的。
特に美味しかった部類の「ごっつぉラーメン」も、今年夏前にオープンし秋には閉店してしまった!
両店とも「汁なし担々麺」が美味しい「ほうきぼし」と「虎穴」。そのクオリティは普遍的な出来である。

●「翁そば」は、地元の旨くて安い蕎麦屋。こういう店にずっと永く頑張ってもらいたい。。。
「玄」という焼肉一頭買いの店は、ランチの食べ放題が良く、高い頻度でリピートしている。

マイ★ベストレストラン

1位

ジムジュム (浅草(つくばEXP)、田原町、稲荷町 / タイ料理、居酒屋、カレー)

1回

  • 昼の点数: 4.8

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2015/03訪問 2015/03/11

ママさんの新作「ブラックマッサマンカレー」登場!

浅草最強のタイ料理店
久々に又最近通っている。。。

暫くご無沙汰してる間にお客さんもかなり増え、
ママさんも体力の限界(千代の富士かっ!)で
とうとう水曜日が定休日になっていた…!
そりゃぁ~そうだよなぁ~~。。。

ランチメニューも一新しており、
値上がった品や値下がった品まで色々だ…。
そんな中、新メニューも増えた。。。

自分の好きなタイ風ラーメン「カオソーイ
は相変わらずの美味しさで毎度感動出来る味!

そして、今回は純粋なタイ料理ではなく、
初めてママさんが創作したオリジナル料理が
新登場したのである。。。


◇ ブラックマッサマンカレー ◇ 900円
 (毎週木曜日のみ数量限定品) ★★★★


日本の黒胡椒のスパイスカレーとマッサマン
カレーを融合させた完全オリジナルなカレー!

タイから空輸しているらしいプチ紫玉葱
切って長時間炒める事から始まって、とにかく
時間と手間の掛かっているカレーらしいのだ。

此方のママさんはとにかく半端無い料理研究家
なのである。料理には手間と材料を惜しまない!
その姿勢は話を聞けば聞くほど驚かされる。。。

それでも料理が大好きで、お客が美味しい!と
言うのが見たいからって、とにかく手を抜かず
楽しんで料理を作っている素敵な人である…。

こっちもそれ相応に有り難がって頂く。。。

ごろごろ入っている牛のステーキ肉も旨く、
素晴らしくスパイシーで大人の味のカレーだ!
煮込まれたヤングペッパーが口の中で弾ける。

黒胡椒のビターな辛味、確りマッサマンしてる
甘く深い旨味が見事にフュージョンされている。
こんなカレーは此方でしか食べられない…!!


毎度サービスで出て来る前菜の「生春巻」の
味も懐かしく、又更に進化しているデザート
に最後の最後まで楽しませてもらえる。。。

たった一人のタイ美人ママさんによる
タイ家庭料理リサイタル」である…。

自信作の「自家製味噌」を日本中に広める
…という夢をママさんは持っている。。。
料理好きの人が想う純粋な夢である。

又、物凄い手間と時間で作っているのに、
600円という破格値で売っている。。。

そういった商売とは別な次元でやってるのに、
こっちも素直に感動させられるのである…!


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▼ カレーも完ぺきでした! ▼     (2013.5. 記)


その味とクオリティに魅せられて、ほぼ毎週通っている此方。

今回は、タイカレー2種が衝撃的な美味さだったので是非ご紹介しましょう!


■ マサマンカレー(ライス・スープ・デザート付) ■ \790   ★★★★★

アメリカの人気情報サイト『CNNGo』が「世界で最もおいしい50種類の食べ物」
という企画の中で第1位に選ばれた事で、一気に人気に火が点いたカレーである!

しかし「マサマンカレー」は、そもそもがタイ南部に伝わるご当地カレーであり、
タイ国内でも主にイスラム教の人達が食べているので、都会では差ほど有名ではない。
自分が行ったバンコクでもあまり見る事はなかったし、日本でも出している店は少ない。

日本でタイカレーと言えば、大概はグリーン・レッド・イエローの3色であるが、
「マサマンカレー」はそれのどのカレーにも属さず、その3種より濃厚で甘みが強い!

とてもショッキングなくらい美味しかった!!
ココナッツミルクとピーナッツペーストの濃厚な甘みとコク。あとから辛みがじんわりと来る。
ナッツの香ばしさ等はママさんのアレンジ力によるものだが、非常に上品でクセになる味!
こんなに美味い「マサマンカレー」は初めて食べた!

大きくて柔らかい鶏肉と、ホクホクのジャガイモとピーナッツ。
アフリカ・ギニアのカレーにも似た、甘味と辛味の素晴らしいコラボレーションである。
これこそがタイ料理の醍醐味である。決してインドや日本のカレーでは味わえない!


■ ケーンキヨイワーンノマイ(ライス・スープ・デザート付) ■ \790   ★★★★★

要するに「グリーンカレー」である。これもお世辞抜きに旨過ぎだった!!!
もうね、甘味・塩味・辛味・旨味のバランスが最高なんである!
今日はママさんが気を使って、何も言わないのに辛口仕様にしてくれた。だから激旨!
お腹に限界が無かったら、延々と喰っていたかった。。。

入っている全ての具材にママさんの拘りが詰まっている。
パプリカ・ピーマンタケノコ・鶏肉・・・。ナンプラーや各種香草の風味バランスも完ぺき!
こんなに美味い「グリーンカレー」が、下町浅草の路地裏で頂けるなんて・・・!


いずれのカレーも、味角の尖ったワイルドなものを好みの方には向かない仕様かも。
あくまでも家庭料理の延長なのだが、タイ宮廷料理的上品さがあるのである。

自分は昔、1年で約70店舗程の有名タイ料理店を食べ歩いた経験があるが、
その中でも「グリーンカレー」は、日比谷の「シャム」のものが一番気に入っていた!
しかし此方のはソレに匹敵する(それ以上かも!)美味しいカレーで驚いた。。。

勿論、味には「好み」があるが、自分は此方を自信をもってお勧め出来る。
此方のお店は、とにかく料理にハズレた事がない。全てのメニューを制覇せねば・・・!


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●● やはりカオソーイの実力も本物でした。。。 ●●      (2013.5. 記)


今日は「カオソーイ」目当てで2回目の訪問。

先客は3名で既に食事中。
タイ人ママさんは自分の顔を覚えておいてくれたが、とにかく一人なんで忙しそうだ!
後からもお客さんが来るし、別途テイクアウト希望のお客さんは断る始末。。。
とにかくママさんは忙しいのだ!

それでも、お通しの「生春巻」は相変わらずサービス中である。
お水をセルフしてそいつを食べながらしばし待つ。。。


■ カオソーイ (スープ・デザート付き) ■\900   ★★★★☆

タイのラーメン「カオソーイ」!タイ北部で食べられている麺料理である。
普通はココナッツミルクのカレースープにライスヌードルという仕様であるが、
此方のは豆乳&ココナッツミルクのミックススープに中華麺というスタイルである。
揚げ麺と茹で麺の2種が入って、食感も何段階か楽しめるようになっている。。。

ゲーンマッサン系のカレースープがめちゃ旨い!甘く・辛く・奥深い。マジに美味い。
干し海老等の魚介の出汁。ラディッシュの代わりに紫玉ネギが入っていたり、
かなり日本風なアレンジにしてあるみたいだが、思いっきりタイ料理の味がする!
安っぽい味が一切しない、自分史上No.1の「カオソーイ」と言える作品である。

付属のレモンを絞ったり、卓上の唐辛子で辛味を足したりして最後まで味変が楽しめる!
でも素晴らしいのは、普通タイ料理(特に麺類)は自分で味をカスタマイズして食べるのが
一般的なのだが、此方のは味をいじる必要が感じられないくらい最初から美味しい!


何故か別途にスープが付いてくるが、これをジャスミンライスにしてくれれば完璧なのに。
しかし、それにしても圧倒的に美味い「カオソーイ」でした!
やはり此方のママさん、やるな。家庭料理なんだが、味のセンスが凄く洗練されている。

いや~、今日も旨かった~~!
また、ちょくちょくお邪魔させて頂きます。
ご馳走様でした。。。


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● タイのママさんのこだわりはハンパじゃない! ●           (2013.4. 記)


先日、オープンして間もないタイ料理の美味しい店「チャムチャム」へ行って感動したが、
又しても素晴らしいクオリティの、しかもCP抜群の新しいタイ料理店を発見してしまった!

場所は合羽橋道具街側の一本入った路地に在る。オープンしたのは去年の11月らしい。
店名は「ジムジュム」。なんか「チャムチャム」ともよく似てる。。。

路地だし、間口は狭いし扉が奥まった所に在るので、なんとなく入りにくい風貌は否めない。
店内はテーブル席が10名分くらいと、極小のカウンター席がある。アットホームな雰囲気だ。
お店は、なんとタイ人の美人ママさんが一人でやっている!ホールも厨房も兼ねてだ!!

だから、お水等は勿論セルフサービスとなる。珍しいけどラーメン屋さん方式である。
特に店内にそのような説明書きが無いから戸惑うが、コレを読んだ方は是非ご協力を!

メニューがめちゃめちゃ豊富で、どれも凄く安い!
しかもママさんに聞くと、料理が大好きなママさんが、拘って全て手作りしていると言う。
浸けるソースからドレッシング、スープに入れる魚介類等も、極力冷凍物は使用しないらしい。
ママさん曰く、自分がお婆ちゃんから教わった本当のタイ家庭料理を美味しく食べてほしい!
そんな真面目な気持ちを、初訪問した自分にも熱く語ってくれた。。。


■ カーウマンカイ ■\790   ★★★★

一般的な日本語発音では「カオマンガイ」である。
此方には2種類が存在し、ひとつはポピュラーな蒸し鶏のものと、今回頂いたのは揚げたもの。
珍しいチキンカツ版の「カオマンガイ」である。先ず、お通しに「生春巻」が出て驚いた!
この春巻も作り置きではなく今作ったもの!皮の食感と中身の新鮮さ、パクチーの良い香り。

小さめだが軽くて油っこくないチキンカツ。それを甘いソースか辛いソースを浸けて頂く。
ソースも勿論手作り!複雑で深いソースの旨味。調味料の中身判別は全く不可能である。

添えられたタイ米のクオリティの高さにビックリ!
香ばしい匂いにパラパラっとほぐれる炊き具合。そして米そのものが確りしており凄く旨い。
タイ米自体をこんなに美味しく頂いたのは何年振りであろう。拘っているのが充分伝わる。

少しぬるかったけどスープも美味く、デザートの生ライチもフレッシュで甘かった!
全体には小振りなランチセットだが、このクオリティでこの値段は凄いと思う。
しかも、セルフだけど食後のコーヒーもサービスしているという。。。大丈夫か・・・?


ママさんは7歳から料理の道に目覚め、母親・祖母からたくさんの料理を教わったと言う。
冷凍の食材や出来合いの調味料を使うと、まったくその味が出せないと言っていた。
だから、どうしても色んな細かい部分についつい拘って拘り過ぎてしまうと言うのである。

自分が本場バンコクで食べたマニアックな料理もさり気なくメニューに載っていたし、
どの料理もママさんお勧めで、麺類メニューの麺にも妥協を許してないとも言っていた!

先日の「チャムチャム」は、センスの良い日本人シェフが作る洗練されたタイ料理なのに対し、
此方は、筋金入りのタイ人ママが作る、本格的なタイ家庭料理が味わえるお店と言えよう。

心配なのは、そのママさんが毎日休みなく昼も夜もたった一人で営業してるということ。
このCPでやっていくならば、中々従業員も雇うことは出来ないであろう。気の毒だ。。。
これからちょくちょくお邪魔することになりそうだが、又しても行くのが楽しみな店が増えた。
しかし、ママさんに美味しい料理を提供してもらうには、
こちらもなるべくセルフサービス等に協力せねばなるまい。。。

  • ブラックマッサマンカレー 一式900円
  • 見た目のビジュアルも美しい!
  • いつもサービスの美味しい前菜!

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2位

チャムチャム (入谷、鶯谷、浅草(つくばEXP) / タイ料理、カレー、ラーメン)

1回

  • 夜の点数: 4.4

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.1
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 ~¥999

2013/05訪問 2013/05/26

なんと浅草開化楼麺のカオソーイ!

初訪問から、気に入ってちょくちょくお邪魔している此方。

さすがにその味の素晴らしさは徐々に広まり、夜は早い時間から盛況のようである。
自分は、その混み合う時間帯は避け、昼の部も夜も部も、早い時間にサクッと邪魔してる。

エグザイルのメンバーに居そうなイケメン・オーナーシェフが作るタイ料理は、
大概何も注文しても間違いが無い美味しさである。。。


■ カオソーイガイ ■ \900   ★★★★

タイのココナッツカレーラーメン「カオソーイガイ」。「ガイ」とは鶏肉のことである。
タイ料理屋でも、「バーミーナム」「パッタイ」を出す店は多いが、
意外と美味しい「カオソーイ」を出してくれる店は少ない。。。

スープはもあっさりめ!フレッシュな食材の味とココナッツの香りが新鮮だ。
鶏肉・袋茸・紫玉葱・パクチーの葉と茎・もやし・揚げ麺等が入った具だくさんなスープ。
パクチーが活躍する風味で、香草類が苦手な方には厳しいフレッシュさかもしれない。。。

酸っぱくない「トムヤムクン」のような雰囲気もあり、非常にサラッと食べ易いラーメンだ。
太い中華麺がとても美味しかったので店主に聞くと、なんと「浅草開化楼」の麺だそうだ!
これは驚き!此方では2種のタイラーメンを出しているが、その為にわざわざ「浅草開化楼」
まで麺を買い付けに行っているという。。。 拘っている!ま、「開花楼」へは近いからね。

後半は生のグリーンチリを頂いて、辛さとパンチとフレッシュさをアップ!
「タイ料理」としても、「カレーラーメン」としても、非常にグレードの高い商品であった。。。
夜の部のみに頂けるメニューなので要注意!


■ ガイガパオ ■ \850   ★★★★

この商品もも夜のメニュー!ご存知「ガパオライス」である。コレも美味しかった!
大きめに切られた鶏モモ肉の食感が、一般的な「ガパオ」よりも旨味や食べ応えがある。
此方の料理は、どれもフレッシュで丁寧な作りである。
こういう比較的ポピュラーなタイ料理を食べるとそれがよく分かる。。。

玉子の加減、味付け、タイ米の状態等、全てが日本人好みの感じに仕上げられている。
トッピングされた生のパクチーを除外すれば、広く皆に愛されそうな味作りだと思う。
是非ともランチでも頂けるようにしてほしいものである。。。


ご主人の作るタイ料理は、とても洗練されたセンスの良いバランスが栄える仕上がり。
とても女性好みでもあろうし、タイ料理ビギナーにもお勧め出来る親しみ易さもある。。。
しかし、使用されている野菜や食材が新鮮な分だけ、苦手な人には強く香る仕様である。

それにしても「浅草開化楼」ブランドの中太麺を使った本格的な「カオソーイ」
この辺りは最近ラーメン激戦区としても認知されてきているのだが、
近所で旨いラーメンを喰った序に、此方へ「カオソーイ」を連食しに来るラオタも居そうだ。

もう一軒、自分のお気に入りの近場のタイ料理店「JIMJUM」。
そちらで先日頂いた「カオソーイ」は、濃厚クリーミーで甘辛のパンチがある風味!
此方のは、あっさり系のフレッシュな爽やかさが魅力のスープである。
なんか、よくある「担々麺」の違いに似てなくもない。。。


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● お得なランチのグリーンカレーは圧巻の美味しさとクオリティ! ●    (2013.4. 記)


まだオープンして1ヶ月半程だという新参店の此方。
以前は「梅屋」という中華料理屋さんだった場所である。。。


店の間口は小さくて若干入りづらい雰囲気はあるものの、
幸いにしてガラス張りのウエルカム感覚が功を奏し、カフェのような佇まいがある。
1階には3席程しかなく、あとは2階に15席程あるようである。。。

実はタイ料理も大好きな自分。今日はフラッとランチにお邪魔した。
出迎えてくれたのが此方のご主人。エグザイル風で物腰の柔らかいイケメン店主である!
奥様と思われる女性の方と二人でお店を切り盛りしているようである。
もし奥様であれば、店主目当てに来店している女性客には容赦ない現実かも。。。

そんなこたぁ~どうでもいいのであるが、ランチメニューは常時5種類程用意されており、
「日替わり」に「タイカレー」、麺類等もあって、いずれも\800均一というリーズナブル価格である。

先ずは定番のグリーンカレー」を試してみて、此方の実力と方向性を覗いたいと思う。。。


■ グリーンカレー(サラダ・ライス・スープ付き) ■\800   ★★★★☆

先ずはサラダが提供される。レッシングが4種類も出てきて驚かされる!
いずれも此方のオリジナルで、パクチー系・チリソース系・ビネガー系・ナンプラー系と、
ここでもタイの味を満喫してもらおうというお店の工夫が見て取れる。心憎い演出だ!
因みに、サラダもおかわり無料サービスということである。。。

タイ米ライスの良い香り。トッピングされた生パクチーの香りと相まって一気に食欲が出てくる。
グリーンカレーが素晴らしい!見た目の彩りと具だくさんな感じのお得感。丁寧な印象を受ける。
味も良い!最高だ!甘味・深み・旨味・辛味、それぞれが順番に来てバランス良く融合している。

鶏肉・茄子・ピーマン・玉ねぎ・袋茸・香草等、どの具材も丁寧に仕込まれ、簡素感が無い。
ココナッツミルクの風味と甘味はセンス良くまとめ、カレーペーストと各調味スパイスの旨味、
ナンプラーの塩味等のバランスがピカイチである!
この圧倒的な美味しさには感動させられた。
ワイルドで鋭角なエスニックカレーではなく、マイルドな宮廷料理的な味わいのカレーである。。。

■ カオマンガイトー(サラダ・ライス・スープ付き) ■\800   ★★★☆

蒸し鶏を使った「カオマンガイ」の方がポピュラーだが、その鶏肉を唐揚げにしたバージョン。
2種類のソースで頂く。一つはニンニクの利いたピリ辛のタレ。もう一つが甘酸っぱい風味の物。

あとはライスだけなので極めてシンプル且つ粗末な料理だが、それだけにソースが重要だ!

そのソースの味付けが、やはり此方のセンスでとても美味しい!かなり日本人向けである。
味にメリハリと広がりがある。このソースのお陰で簡素なランチも楽しく満足感のあるものになる。
どうしても肉とライスの量バランスが合わないのが寂しいが、これは此方に限った事ではない。
 

どちらの付合せスープも凄く旨い!ここまで来ると作り手の味覚センスと自分の好みが合致した!
という事に尽きる。。。コレは本当に幸せなことである。自分には欠点が見付からなかった。

強いて言えば、ランチは各種「大盛り無料」という事で、自分も大盛り仕様にして頂いたが、
カレーの場合は当然ライスのみが大盛りって事であるから、バランス良く食べないと飯が余る。
それだけ。つったって、これはマイナスポイントではない訳だし・・・。


入谷~浅草の言問通り沿いに、こういう素晴らしい店が出来た事を心から喜びたい・・・!!
メニューも豊富で、この手作り感満載のメニュー表からも、良い意味でのハンドメイド的な印象が
料理のクオリティにも直結しているようで期待感に繋がるのだ。是非とも再訪したくなってくる。

イケメン店主にこんな美味いタイカレーを作られたら、女子達はきっとイチコロであろう。。。
奥様方達だって、ママ友を集ってランチに押し寄せるに決まってる。この店これから大変だな。
こうして初老のオッサンもKOされてしまった訳である。スイマセン!オヤジも通って良いですか?
お呼びでない事は重々自覚してますが、絶対にまた再訪させてもらいますので、あしからず。。。

  • カオソーイガイ\900
  • 具材もたくさん入ってる!
  • 麺はなんと「浅草開化楼」製!

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3位

天三 (稲荷町、新御徒町、田原町 / 天ぷら、うなぎ、天丼)

2回

  • 夜の点数: 4.7

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.6
    • | 雰囲気 3.3
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 ~¥999

2018/02訪問 2018/02/08

浅草でも1・2を争う江戸前天丼を喰おう!

浅草は雷門を基軸として、半径1キロ圏内に
「天丼」を食べさせる店は約100軒以上在る!

自分は更に商圏内を広げ、既に130軒以上の
店で天丼を食べて来たが、此方はその中でも
1・2を争う…と言って過言でない店である。


自分が此方を初めてレビューしたのが約5年前。
その時は確か、食べログ評価も「3.2」点位で
あったが、その後此方で食べられた方が次々と
高得点レビューをして今は「3.58」点である!

如何に此方が美味しくてコスパ等が良いかが
具体的に証明されたと言える事実であろう…。


又、浅草でも名だたる名店と言われる、、、
例えば、天丼発祥の店ともいわれる『葵丸進
は「3.24」点だし、1837年創業の老舗の名店
雷門 三定』でも「3.20」点である。。。

浅草の天丼で恐らく1番の人気店であろう
大黒家』でさえ「3.33」点というのが事実。
何とまぁ「食べログ」の点数は正直な事か…。

いくら有名店であっても、高価であまり旨く
ない店はこうして点数評価に出るのだ。。。


今日此方へ久しぶり(約3年振り)に訪問したが、
下町浅草らしい店構えや店内の雰囲気に加え、
親子2代での素晴らしい仕事、女将さんの接客、
そして揚げ技・素材・味の全てが相変わらず!

この素晴らし過ぎる「QSCA」は文化遺産級だ。

今日も、旨過ぎる「季節の天丼」を、
何と相変わらずの1200円という価格で頂けた。

牡蠣2個・海老・鱚・茄子・舞茸・獅子唐・
蓮根
という充実且つ新鮮な素材。。。

しっとり&ふっくらの江戸前天丼の揚げ技術。
味噌汁・漬物・サラダの美味さと満足感…。

基本的には主張せず素材の旨味を援護射撃し、
後からジンワリとその旨味を解らせる丼つゆ!
甘くも辛くもない本当に素晴らしい風味である。


やはり此方では「季節の天丼」を頂き、
他に好みの旬な食材を揚げてもらうのがお勧め!
今だと「ふきのとう」や「ワカサギ」なんかか。

とにかくどれもコスパが抜群に高いので、
これ程嬉しいことはないし、尚且つ美味いの
だから本当に文句のつけようがない。。。



幾度か利用させてもらってる『天三』さん。

浅草の天丼の中でも味と品質は1or2を争い、
値段を考慮すれば浅草No.1だと言って良い。

今日は友人が本当に旨い浅草天丼を喰いたい!
というので、本当は教えたくない此方へ誘った。

本当は自分もまだ未訪の店へ付き合わせても
良かったのだが、ハズレたら嫌なので此方へ…。
自分は此方で未食の「かき揚げ丼」を頂いた!


◇ かき揚げ丼 ◇ 980円  ★★★★☆

昨年30円程値上がったが、それでも千円以内
此方のこのクォリティで考えられない低価格!

小海老三つ葉のシンプルなかき揚げに、
獅子唐が乗った香ばしい「かき揚げ丼」だ!

何と言っても此方は「」が良い!!
油が良いからカラッと揚がるし全然ベタつかない。
炊き立ての水分多めの白飯にも纏わり付かない…!

上品な胡麻油の香り、食材の新鮮さ。。。
そして甘ったるくないキレの良い丼つゆ。旨い!

あと此方は味噌汁・サラダ・漬物も抜群の旨さ。
勿論この天丼のセットに付いて来る。。。

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天丼を食べてる友人が、イキってのたまう…。
「サックサクの天丼が喰いたかったなぁ~」と。

出ました~!この有りがちな勘違い~!!
もうこの案件は、自分も口が酸っぱくなる程まで
叫び尽している。自分は友人を一喝した。。。

サクっとした天丼が喰いたきゃ~、
高級天麩羅店のコース料理ので喰って来い!

そもそも「江戸前天丼」っつ~物は、
継ぎ足し使ってる丼つゆに揚げた天ぷらを
全部潜らせるのがセオリーである。。。
もうその時点でサクサク食感は無いのだ!

そして「江戸前天丼」は濃いタレが浸みた衣
も立派なオカズとして捉え白飯を喰らうのだ。
上から垂らして天ぷらの半分にも掛かってない
タレで食べる「天丼」なんて江戸風ではない。

とにかく、サクサクで軽い天丼を喰いたいのなら、
黙って「天ぷら定食」を頼んで、自分好みの
天つゆ加減で勝手に飯に天ぷらを乗せて喰っとけ!

天丼」と「天ぷら定食」は違う食べ物なのだ。
当たり前だろう。ボケっ!!

自分は怒り心頭で友人にコンコンと説教したった。
こういう友人みたいな輩は本当に多くて困る…。

そういう奴は「つけ麺」でも温かいスープが
冷めるのも嫌がるし、そのモノの粋な喰い方や
楽しみ方を全く分かっちゃ~いない!!
熱い麺と汁が必要なら最初からラーメンを喰え!

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とはいえ、、、
此方の「天丼」はタレのキレが良いので、
油の溜まり安い「かき揚げ丼」ですら全然
ベッタリとはしていないのが素晴らしい…!

濃く、甘くなく、キレの良い、香ばしいタレ
ふっくらと、軽く揚がったモタレないかき揚げ
季節の天丼」でも1100円という安さである!

本当の天丼好きならば必ず納得する筈である。。。


(2015.2. 記)


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いやぁ~、探せば在るもんである。こういうお店が。。。

地元「浅草」に住んではいるが、こうして真剣に「天丼ゲッター」活動をしていなければ、
もしかしたら出会っていなかったお店である。旨い「天丼」に出会う為には努力が必要だ!

浅草は「稲荷町」駅に程近い、浅草通沿いに在る太鼓屋「南部屋」のすぐ裏に在るお店。
「天ぷら・天丼」を中心に、「うなぎ」「ふぐ」が食べられるお店である。。。

店内は、昔ながらの下町小料理居酒屋のような佇まい。
入口を背にして、右側にカウンター5席、左側に座敷席が10席程ある。
年配のご夫婦とその息子さん(と思われる)が3人でお店を切り盛りしている。
言葉遣いがハッキリと聞きやすく、チャキチャキな江戸っ子感がとても心地よい。。。

ランチタイムは、お昼12時前には既にご近所の常連さん達で満席になってしまう人気ぶり。
久々に下町の「江戸前」的空気の中、天丼ゲッター出動である・・・!
 

■ 天丼(サラダ・お新香・味噌汁・付き) ■\950   ★★★★☆

海老2尾・イカ・キス・春菊・小海老かき揚げが入ったボリューム満点の天丼!凄く良心的。
丼タレと衣の香ばしさが圧倒的に旨い!胡麻油と素材の持つ香りと旨味が半端無い!!

衣は薄めなので、丼タレがたっぷり浸みた分べったり感は否めないが、それを上回る香ばしさ!
タレの味が良いから、これだけの具材と飯のボリュームでも全然苦にならない。。。

海老天は小振りだが、なんせタレの香ばしさと甲殻類の香ばしさが相まって最高に旨い!
イカの柔らかさ、キスの淡白な感じ、かき揚げの旨さ、濃いめの風味の中に楽しさがある。
また、豆腐の味噌汁や浅漬けのお新香が美味い。こういうのが良いお店たる所以である。


白飯は少し柔らかめ。お昼前だったから、炊いたばかりだったかもしれない。。。
全体のタレの浸み具合も丁度良く、かなりの量だったが最後まで美味しく頂けた!


天衣の厚さ : ◆◆◇        普通よりやや薄め。タレに浸かるとべっちゃりする。
丼つゆの濃さ : ◆◆◆◇     心地よい濃さ。圧倒的な香ばしさが魅力の丼タレ!
丼つゆの粘度 : ◆◆◆      普通の粘度だが、終始全くきにならないで食べられる。
丼つゆの甘さ : ◆         素材の風味を活かす江戸前独特の辛めの丼つゆ!
丼つゆの浸り度 : ◆◆◆     天ぷらには100%浸みており、白飯には程よく掛かる。



冒頭で溜息混じりのような言葉を記したが、久々に食べた穴場の美味しい「天丼」であった!
こういう旨い「天丼」に出会うと、やはり浅草は天丼文化の宝庫なのだと納得する。

いくら地元とはいえ、自分が全てのお店を食べて知っている訳ではない。。。
こうして美味しい「天丼」を求めて、改めて探索したからこそ巡り会えた褒美のような収穫だ。

この喜びは、一日中足で探し回って見つけた中古レコードや古本の魅力に似ている。。。
ソレを知るに至れた喜びが、今まで知らなかった悔しさをも凌駕する。
嬉しさや喜びは、人の心を豊かにするのである。。。


(2013.5. 記)

  • 季節の天丼 1200円
  • 牡蠣
  • 肝の苦味も旨い!

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4位

天茂 (赤坂、溜池山王、赤坂見附 / 天ぷら、天丼)

2回

  • 昼の点数: 4.4

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.1
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2019/01訪問 2019/02/05

天茂名物:かき揚げ天丼&赤だし!

30年近く通っている赤坂の老舗『天茂』。
今日は久方ぶりにランチでお邪魔した。

初代店主が亡くなってから、すっかり
天ぷら職人が板についた2代目店主の娘
さんだが、料理の腕も一層上がっている。

ランチの値段も暫くずっと値上げしない
のも御立派である!だからいつも激混み。

少し変わったのは店内の雰囲気…。

初代は根っからの頑固職人だったので、
調理場内はいつも張り詰めた空気が流れ
女将さんと店主は無駄口等一切しない!

でも今は、女将さんと娘(2代目)とで
終始お話ししながら和やかムードで
やっている。これも働き方改革か。。。

ともあれ、
此方名物の「かき揚げ丼」は旨い!!

1度だけザブンとタレ風呂に浸かる
大判かき揚げ。油が弾いた丼つゆで
かき揚げの中はふんわり外側サクサクだ。

しつこくも重たくもない絶妙なかき揚げ、
中の小海老も小柱も新鮮で美味しい。。。

最後に一片乗せられる柚子皮が本当に
良い仕事をしている。香ばしいタレに
寄り添うかのように柑橘系の香りをハモ
っているのだ。あ~コレを香水にしたい!

抜群の丼つゆの味!!
旨い自家製お新香!!
上品なシジミの赤だし味噌汁!!

至福のランチタイムは直ぐに終了…!

又次に来るのが楽しみである。。。



1980年代後半、世間は「第一次グルメブーム」が起きていた。
TVでは「料理の鉄人」が人気で、バブル時代の頃である。

その頃、TVの特番で「日本の10人」というSP番組があった!
不定期で放送されていたその番組は、日本を代表する料理人
にスポットを当てた、今で言う「情熱大陸」のようなドキュメントだ。

寿司では「すきやばし次郎」「きよ田」等の名店の主人等が
「寿司における日本の10人」として脚光を浴びていた。。。

そして、「天ぷらの日本の10人」としては、、、
今をときめく「みかわ」「天國」「てん茂」「天亭」等の主人と
此方「天茂」のご主人も特集されていたのである!


当時若かった自分も、貯金してそれらのお店に頑張って通った。
まさに若気の至りも甚だしいミーハー加減を今は恥じているが、
おかげで色々勉強もさせてもらった。今では良い思い出である。

あの当時、特に自分は此方を気に入ってしまい、
勤め先も同じ港区だったという事もあり、足繁く通わせてもらった。

昼間のランチはもとより、外国から友人が来日すれば必ず此方へ
連れて行ったり、仕事の接待で使ったりと、良い時間を過ごせた。

一見強面だった此方の先代のご主人。名前は倉茂富夫さん。
脚と上半身で独特のリズムを刻みながら、そしてぶつぶつと
独り言を口ずさみながら揚げる「天ぷら」は絶品であった・・・!
その特異な名人芸も、もう今は見られない。。。

今から10年程前に病で倒れられ、急遽今の店主である娘さんが
此方の二代目を継ぐことになった訳である。

急に他界してしまった先代の後を引き継いだ今の女主人。
先代の奥方である大女将は今でもご健在だが、
二人で名人と謳われた亡き店主の後を守るのは大変だった筈。

今はもうすっかりと味も技術も安定し、先代からの常連さんの他、
新たな若い客層等も取り込み、頑張っておられる。。。


前説が長くなってしまったが、、、
自分にとって凄く懐かしい此方に、本当に久々にお邪魔してきた。


■ 天丼 ■ \1300   ★★★★

此方のお店は「かき揚げ丼」の方が有名である。
しかし自分は、どうもこの「かき揚げ丼」ってのは飽きてしまう。

此方の「天丼」は、毎日の仕入れにより微妙にネタが変わる。
今日はたまたま「穴子」がメインであった。。。
正直「海老」が全然食べられなかったのは残念だが、
むしろ此方で「穴子天丼」がこの価格で頂けるのラッキーである!

天ぷらは、穴子1本・キス・ブロッコリーの若茎という構成。
小振りで薄めの穴子であったが、味の濃さと新鮮さは天下一品!
ふっくらと揚がった穴子とキスの身が本当に美味しくて絶品だった。

此方は、揚げた天ぷらをすぐさま隣で煮詰めた丼つゆに浸ける。
いわゆる「タレ風呂」に入れる訳だが、穴子とキスはサッと軽く浸す。
「かき揚げ」はザブンとたっぷりと風呂に入れてタレの味を入れる。

ほんのりと甘く、そして辛い丼つゆは本当に旨い!
風味も濃いがクドくなく素晴らしいバランスは相変わらずだが、
二代目になってからの方が、幾分ライトで食べ易くなった気がする。

白飯は若干硬めに炊き上げられ、タレとの相性が抜群である。
天ぷらの食感と丼つゆの風味、白飯の加減がもう最高である。。。

丼の中央に乗せられた一片の柚子皮。此方の特徴である!
しかしこの柚子の香りが今回は非常に貧弱であった。。。
昔は香ばしい胡麻油臭の前に、先ず柚子の爽香がしたものだ。


■ 赤だし ■ \100   ★★★★

別売りのシジミの赤だし。風味は申し分無し!
「天丼」との相性も言うことないし、上品で本当に美味しい。
名店の付属料理は、こういうふうに絶対にハズさないのである。
この価格は信じられない。。。


衣の厚さ : ◆◆◇      薄めで華の咲いた見事な衣。
タレの濃さ : ◆◆◆     下品なならないギリギリの濃さ!
タレの粘度 : ◆◆◇     サラッと煮詰められた絶妙の粘度。
タレの甘さ : ◆◆       気にならない甘さ。辛さも同居!
タレの浸り具合 : ◆◆◆  具には全て浸せ、白飯には少なめ。


先代よりも、いくらかマイルド&ライトに仕上がった印象の「天丼」
二代目になってからは味が落ちたと嘆く常連客も居ると聞く。。。

しかし、先代が残した継ぎ足しの「丼つゆ」は健在だし、
現主人が七転八倒して体得した技術は間違いのないものである。
個人的にも味と品質は今でも日本を代表する「天丼」だと言える!

お昼時は行列も出来るが、「天丼」は昼しかやっていない。
また次回「かき揚げ丼」の方も味わいたくなってしまった。。。
もし赤坂でランチの時は、絶対にお勧め出来るお店である!!


昔、亡き先代に、「天つゆ」「丼つゆ」との違いや、
素人でも出来る旨い「丼つゆ」の配合等を教えて頂いた事がある。

それをメモった当時のメモ帳と、
「日本の10人」を録画したベータマックスのビデオテープが、
今でも捨てられない自分の宝物のひとつである。。。

  • かき揚げ天丼 1300円
  • 小柱と小海老のかき揚げ
  • 丼つゆの味も超旨い!

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5位

北海道マルハ酒場 御徒町一号店 (御徒町、仲御徒町、上野御徒町 / 牛丼、居酒屋)

2回

  • 夜の点数: 4.4

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.7
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 ¥1,000~¥1,999

2017/11訪問 2017/11/20

彩美カルビ丼にマヨは要らなかった…?

久々に来てみた『マルハ酒場』のランチ。

全く変わらない店の風貌やメニューに一安心。

此方イチオシの「彩美カルビ丼」!
相変わらず旨い。肉質も良いしコスパの嬉しい。

今日は何を思ったか、
50円のマヨネーズトッピングをしたのだが、
小皿に別盛りのマヨではなく確り全面掛け状態。

折角の和牛カルビの脂の旨味と甘味が、
マヨの強味で台無し。一気にマヨ味のみとなる。
唐辛子をたっぷり掛けてマヨ一味にして喰らう。

この味も悪くは無いが、半分で良かった。。。

肉片は全部で8切れ有ったのだから、
マヨ塗れは4切れで充分。後悔先に立たず…!

考えてみれば、焼肉に普通マヨは付けない…。
貧乏人のしくじり…ってやつである。残念!!

美味かったのに、マヨの強さがしつこくて、
自分も店頭に設置されてある人形オブジェの
顔みたいな表情になっちまった。。。


とにかく、
マルハのカルビ丼は美味い!
その辺の肉丼と比べても断トツの旨さである。

だから、
黙って肉の旨味だけで白飯を喰うべきなのだ。

今日はちゃんとした焼肉丼が食べたくなって、
2年半振りに此方へお邪魔してみた…!!

久々に観た店舗は相変わらずごちゃごちゃした雰囲気。
より酒場然としたアトモスフィアとなり、
これだと夕刻以降は丼だけ食べには来れなさそうだな。

又しても進化したデジタル券売機の画面!
便利な筈の器械だが、どうしてこんなにも使い辛い
のだろうか。画面は見易いが買い方が難しいのか?


◇ 十勝彩美牛カルビ丼+肉1.5倍 ◇  1350円

同じレベルの肉を使っていたとしても、どうして
焼肉屋で食べる「焼肉丼」と一般的な丼屋で食べる
焼肉丼」はこんなに肉が違って感じるのだろうか?

この疑問を少し前に「叙々園」関係者の人に聞いた
ことがある。その人個人の答えによれば、、、

先ず、圧倒的に肉の質の違いがあり、
後は職人の肉の掃除の仕方でかなり食感と味に
違いが現れると言う。一般の丼屋ではそういった
肉の職人がカットしていないので余分な部分も一緒
に食べさせられている…とのこと。。。

特に安い丼屋では、全部の肉のグラム数が
ものを言う為に、余分な部分もそのまま切らずに
提供するのが通説だ…と言っておられた。。。

そう聞いて、素直に納得出来る理由であった!

此方のこの十勝産の和牛肉は確りと処理されていて、
本当に焼肉屋で今焼いた肉を飯の上に乗せたような
丼なのである。だから肉の増し盛りも嬉しいのだ!

付属のキムチワカメの味噌汁が合う。。。

一人で焼肉屋へ行くのは中々気が引けてしまうし、
満足するまで肉を食べると3000円にはなってしまう。
飯やスープを付けたらもう4000円位である…。

此方の牛カルビ丼シリーズは、
その半値以下で同じような満足感が得られる…!

今日も嬉しい『マルハ酒場』であった。。。


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▼ やっぱり抜群のクオリティ!「マルハの合盛カルビ丼」▼


毎年この時期になると、
今年出会って感動した店へ再訪し、
再度しみじみ旨い物を堪能するようにしている。

此方の「マルハのカルビ丼」もそんなお店で、
自分が選んだ「食べログ2013ベストレストラン」
にも勿論選定した店舗である。。。

このところ改装工事等で一時閉店していた此方。
最近復活してからは、夜の部は居酒屋仕様にも
したようである。北海道のつまみが色々楽しめる。


■ 合盛りカルビ丼(特盛) ■\740 ★★★★☆

此方といえばやっぱりコレである!
柔らかい「もち豚」のカルビと十勝の牛カルビ。
やっぱり肉のグレードはピカイチである。。。

今回はたっぷり肉を喰いたかったので「特盛」に。
しかし、白飯は並盛の2倍はあろうってのに、
肝心な肉達はデフォの1.3倍って程度であった!

「吉野家」のように「頭大盛」とかあったら良いのに。
でも、白飯の状態が絶妙で、甘いキムチなんかも
付いてくるもんだから、ついつい飯も進む。。。

流石にこの飯量は完食出来なかったものの、
自分にしては結構な量をスムーズに胃に運べた。
それくらい完成度の高い「焼肉丼」である。

いずれにせよ、コレと同等の肉を焼肉屋で食べたら、
この価格では絶対に済まない!
そこが此方の何よりの魅力である。


周りを見渡せば、飲食客が様々なつまみを喰っている。
いちいち「北海道は○○産の△△です!」とか言って
出される野菜や料理はどれも旨そうだ。。。

肉がこんだけ旨いんだから、、、
きっと野菜等他の食材も美味しいに違いない!
来年は肉だけでなく、是非野菜も頂いてみたいな・・・。

(2013.12.記)


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▼ 五日間で三回訪問してしまいました。。。 ▼   (2013.4. 記)


つい先日訪問したばかりなのに、あまりの「合盛カルビ丼」の美味さに、
その後も立て続けに再訪してしまいました!アホですね。○○を覚えた猿のよう。。。
一度は狙っていた「油そば」を頂きに。そしてもう一回は「牛カルビ丼」をテイクアウト!


■ 牛油めん(大盛) ■\790   ★★★☆

「濃厚海老風味!」というのが売り文句の「油そば」である。
何故、カルビ焼肉が本業の店で「海老風味」と「油そば」なのかは不明だが、
コレだけ「カルビ丼」のグレードが高い店だと、どうしても期待値が上がってしまう。。。

トッピングは、青ネギ・白ネギ・メンマ・味玉・叉焼というシンプルな具材。
確かに海老風味が確りメインとしてあるが、そんなに言う程濃厚ではなかった。
今流行りのガッツリ系海老風味のタレだと思っていただけに、少々期待ハズレだった!
醤油風味の強い海老味で、汁なしのタレとして上出来に旨い方である。油分も軽かった。

量も目論見通り。多分、デフォでもあまり麺量は無いだろうという予感は的中!
大盛りにした注文したが、麺量の体感は200g強くらいだと思う。。。
麺はブラウン気味の中細麺。一見、焼きそばみたいな色の麺だが、コレが中々悪くない。
コシのある麺で、肉屋が適当にあつらえた麺という感じはしない。。。

薬味に追加のクラッシュ葱とキムチが添えられる。キムチは自家製で甘めの仕様。
辛味を足すのには、卓上の一味を掛けた方が効果的である。このキムチはコク足し用だな。
海老風味の濃厚さ加減がもっと芳醇で、叉焼が此方のカルビ1枚でもトッピングされてたら、
きっともっと美味しくて、此方らしい「油そば」になっていたに違いない。。。


■ 牛カルビ丼(大盛)テイクアウト ■\750   ★★★★

前回のイートインで、その実力は分かってはいたので迷わず注文出来た。。。
今回は牛カルビのみであったが、相変わらず肉質は柔らかく、冷めても美味かった!
ただ、どうしてもレンジで温め直しとかすると、焼きたてのジューシー感は失われ、
全体にパサついた印象は否めない。それでも充分に他店の品よりは旨いのだけど。

また、全部同じ牛カルビなのも、若干の味の単調さを浮き彫りにした。
付属の白菜キムチでその辺は容易に克服出来るが、あの甘い豚カルビが懐かしい。。。
そう考えると、最初に食べた「合盛カルビ丼」という商品は、相当優れた丼なのである。

途中で自宅のマヨネーズを投入!コレが意外とマッチしていた!!
実際、店のメニューにもマヨネーズのトッピングは推奨されていた。\50という価格で。

肉質が良いので、カルビと言えども余計な油っこさが無く、マヨの油分も気にならなかった。

テイクアウトして、自宅で色々カスタマイズ調味するという新たな楽しみ方は良いと思う!
今流行りの「焼き牛丼」よりは倍近い価格だが、内容の満足度は4倍じゃあ利かないな。
また近いうちに再訪させて頂くとするか。。。


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● 良い店発見!安くて美味い丸ごと北海道産の本格カルビ丼!! ●(2013.3. 記)


北海道は札幌の北海道大学近くに本店が在るという「マルハのカルビ丼」
その東京進出第1号店として昨年オープンしたお店が此方である。。。

場所は御徒町駅のすぐ傍だが、「りそな銀行」の脇路地を入ったチョッと見付けにくい場所。
普段からこの辺をウロチョロしている自分でさえ、この場所は事前情報が無いと分からない。
表通りに派手な看板の店がたくさん在る中、立地的にはかなり厳しい場所と言える。。。

店内はこじんまりとしながらも38席程あるという。入口を入ると、今時のデジタル券売機が!
このタッチパネル式の券売機、画面が派手な分、最初は買うのに少々戸惑ってしまう。。。
この機械って、本社からパソコンであっという間に値段や告知情報を操作出来る為、
店側にはかなりメリットがある訳だが、各店毎に操作性が違うので困ってしまうのだ。

米は富良野産米、豚はルスツ産のもち豚、牛は十勝産彩美牛という丸ごと北海道産!
こういう、食材ごと東京に持って来てくれるのは本当に有難いし歓迎したい。。。


■ 合盛カルビ丼(並) ■\650   ★★★★☆

牛カルビと豚カルビが両方乗った「合盛丼」である。
並盛と大盛は同価格だが、おそらく大盛は白飯が多いのだろう。。。
たっぷりの量があり、自家製キムチと味噌汁が付いてこの値段はかなり頑張っている!
牛・豚肉共、各4~5切れは乗っかっており、肉の量もバッチリと食べ応えがある。

牛肉も豚肉もめっちゃ美味い!柔らかくて肉質も申し分ないクオリティである。
そんじょそこらの「焼肉丼」で見かける薄っぺラい肉ではないのだ。。。
本当に、そこそこのお値段のする「焼肉屋」で、牛と豚カルビを焼いて白飯に乗せた感じ。
タレもまさにそんな感じで、甘辛のバランスも素晴らしく、サラッとした美味しいタレである


キムチも美味しい!タレもたっぷりで、韮なんかも入っており、確り甘辛くて良い味が。
その辺のスーパーで買って来たような白菜キムチとは全然違う。さすが自家製である。
味噌汁も合格。確り炊かれた富良野の米も最高に美味く、味噌汁とベストマッチ!
見事にどれも美味しくて、久々に「料理・味」は4.5星を付けてしまった。。。

この店の近所には数多くの「焼肉丼」を出す店が点在しているが、
クオリティ×プライスを考えると、此方のお店で決定打が出てしまったような気がする!
目の前に在る大手チェーン店なんかは確かに安いけど、味×肉質×値段等を考えれば、
オジサン達は絶対に此方で食べますよ!何もかもが違うんですから。。。

久々に美味しい本物の「焼肉丼」を頂きました。値段も安くてバリュー感は本当に高い!
こういうお店がどんどん出来て、我地元にも是非来てもらいたいものである。
そうすれば、ヘビーユーズすることは間違いないであろう。。。
此方には麺類の丼もあるので、直ぐに再訪して確かめたい。

久々に、マイレビュアーの方々にも超お勧め出来る店を発見致しました!

  • 彩美カルビ丼+マヨネーズ
  • マヨは50円だけど要らなかった!?
  • 和カルビの旨味満載!

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6位

翁そば (浅草(つくばEXP)、浅草(東武・都営・メトロ)、田原町 / そば、うどん、カレーうどん)

2回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.4
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 ~¥999

2017/05訪問 2017/05/21

浅草の良心は裏路地に在り…!

久々の『翁そば』。
浅草の良心とも言える店である。


この店の人気商品は、
「カレー南蛮」派と「たぬき」派に分かれる。
勿論、どっちも美味いんだけど。。。

浅草芸人だと、ナイツの土屋氏がカレー派で
塙氏がたぬき派らしい。自分も「たぬき派」!

今の時期は「冷やし」も出ているし、
自分は欲張って「カレー南蛮」にも揚玉を
追加でトッピングしてもらう時さえある。。。

それくらい此方の「揚玉」は旨いのだ!!

今日は珍しく此方の「揚げ」も食べたかった為、
最初は「きつねそば」に揚玉トッピング…と
訳の分からない事をしかけたが、冷静になれば
ソレは「むじなそば」だと気付く。。。

貉蕎麦」、たぬきときつねのマリアージュ!
メニューには無いが頼めば普通にやってくれる。
此方はカスタマイズも嫌がらずに受けてくれる。

だから、自分なんか、卵も追加しちゃったゼ!


◆むじなそば(玉落とし)   600円

これで600円はリーズナブル過ぎる…!!

此方の蕎麦にはデフォで短冊切りの煮長ネギが
乗っている。コイツがまた旨い訳である。
別更に生の長ネギも添えられる。。。

きつね・たぬき・卵・長ネギ・・・と、
最強の四天王が一堂に会す。凄く贅沢だ!

此方独特の柔い平打ち蕎麦。
自分は、正直に言えばこの蕎麦は好きな方では
ないが、この優しい出汁つゆに凄く合う蕎麦だ。

黙々とすすっていると、本当に我が家へ帰って
来たような錯覚になる。リアルな自宅へ帰った
って、こんな美人女将も実直職人の店主も居る
訳がないんだが。。。錯覚というか妄想か…。


下町の代表、浅草へ来たなら、、、
並木藪』や『蕎亭 大黒屋』へ行くのも良いが、
是非とも此方や『ねぎどん』にも来てほしい!

本当の庶民の生活の味が味わえるから。。。
急に寒くなった日本列島。
流石に風邪を患っちまったじゃねぇ~かいっ!

風邪薬飲んだせいで眠気も襲って来たそんな日は、
此方の温かい蕎麦が恋しくなるんである・・・。

やはり此方は「たぬき」が美味しい!!
が、こういう寒びぃ~日は卵で綴じた蕎麦が好い。

たぬきとじそば 600円

優しい玉子と優しい汁に香ばしい揚げ玉の香り。
別小皿の刻み長葱が既存の煮込み長葱と相まって
甘辛く更に香ばしくなって美味しい。。。

此方独特の平打ち蕎麦の風味と食感。
うぅ~~~、鼻水流しながら熱々の蕎麦をすする…。

毎度、安くて美味くて身体が温まって最高である!

本当はこのまま寝たいが、仕事という宿命が待つ。
それが日本の厳しさである。なんつってな。。。


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▼ 千切り海苔の「ざるそば」550円の美味さ! ▼


じめじめとした夕刻、
おやつ代わりに「せいろ」を食べに入った。

夏場でも此方は常連客で常に賑わうお店である。
無言で相席となり、黙々と食べて帰る。。。
そういう下町らしいところも好きである。


◇ ざるそば ◇ 550円   ★★★★

キンキンに冷えた蕎麦ではない。
常温の水道水レベルの絞め具合だが、
此方独得の平打麺は水で締めるとコシがある。

この平打麺に合わせてか、
海苔は細切りにせず手で千切ったかたち…。
この方が海苔の表面積が多くなり香りも味も良い!

見栄えは良くないが確実のこの方が旨い。。。

カエシ濃いめの甘辛い蕎麦つゆ
太い麺を浸してワシワシと喰らう…!
江戸前蕎麦の醍醐味である。。。

ただし、此方の蕎麦の場合は、
喉越しよりも風味と歯応えを楽しむ蕎麦である。

これで550円は素晴らし過ぎる!!!
最近値上がったのにこの価格である。。。

丁度良い頃合いで「蕎麦湯」が提供される…。
そのタイミングの絶妙さは素晴らしい接客の証!

QSCのレベルは本当に高く、
まったく「下町の良心」的な店舗である。

「おやつ」だったのにお腹いっぱい!!
幸せなひと時でした。。。

(2015.8.記)


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▼ 今年もあったか~いのを頂きました。。。 ▼


今年も此方の「カレー南蛮そば」頂いた!
「クマムシ」宜しく、あったか~いんだからぁ~♪


熱々&とろとろのカレー南蛮
ホロホロの手打ち蕎麦の量もがっつり多く、
濃い出汁と合いまった汁が身体を温める。。。

今回は自分の大好きな「揚げ玉」を乗せて…。
題して「たぬきカレー南蛮」である。

柔らかい鶏肉玉ネギがマジに旨過ぎ。
そこへ生の長ネギ薬味。やげん堀を掛ければ完璧!

コレで680円である。
昨年に50円程寝上がってしまった。。。
それでもこの価格は嬉しい!


今日も今日とて、美人若女将の接客に癒される。
店の奥から旦那さんの元気な声も聞こえる…。
この店に来ると、いつも幸せな気分になれる。


(2015.2.記)


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▼ 浅草の良心。やっぱり此方は狸蕎麦! ▼


気が付けば再訪している此方。

「QSC」も完璧で、増してや値段が極安!
これぞ「浅草の良心」と声を大にして言える店である。

自分は、普段は蕎麦よりも圧倒的にラーメンを喰ってる。
コシのある麺が好きだし、それはラーメンも蕎麦も同じ。

でも、此方の蕎麦は平打ちのホロッと崩れるタイプの麺。
コシの強い新蕎麦みたいなのとはチョッと違うのだ。
(コレも此方の特徴であり、売りのところ・・・)

それでも通ってしまう旨さが此方にはあるのである!

創業が1914年(大正3年)という此方は、
歴代の大物浅草芸人達の胃袋も満たしていた。
今日もどっかで見た若手芸人が来ていたなぁ~・・・。


■ たぬきそば ■ \450   ★★★★☆

「冷やしたぬきそば」も勿論人気で旨いッスが、
「たぬき」の場合はやっぱり温そばが最高!

近所の老舗天ぷら屋から特別に仕入れている天かす
だから大きくて魚介の旨味が浸み込んでいる。
汁に浸かると直ぐにヘナヘナになる天かすとはモノが違う。

蕎麦のつゆに浸かってブクブク言っている。。。
食感と風味が申し分なく、もはや「天かす」の域ではない。

煮込まれた大きめの長葱の旨さと、
後乗せの生長葱とのコントラスト!気が利いている。

そして濃くて旨い蕎麦汁。
出汁も濃く、甘めのカエシも極濃い。下町江戸の味だ!
これを自分は卓上の「やげん堀」特選七味で少し引締める。

甘くて辛いつゆに浸った柔らかい蕎麦と最強の天かす。
旨過ぎて、むしろ誰にも教えたくない気持ちも湧いてくる。。。

グビグビとお冷を飲み干せば、スッと美人女将がやってくる。
お冷のお替りも飲み干して\450というお会計である!
コレを「浅草の良心」と言わずして他に何と表現する・・・?


(2013.10. 記)


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▼ 美人女将と冷やし蕎麦の効能 ▼     (2013.6. 記)


「冷やしそば」が美味い季節になってきた。。。

どこでも「冷やしそば」は有るが、此方のは別格に美味しくて値段も安い。
自分も基本的には「冷やし」を喰うなら「もり」を頼む方だが、此方は別。昔から大好きだ!

お昼の営業もそろそろ終わりに近い頃、
今日も(有名な)お笑い芸人さん達が蕎麦を食いながら談笑していた。。。
此方は芸人達にも人気のお店。すぐ目の前の「浅草演芸場・東洋館」からやって来ている。


■ 冷やしたぬきそば ■ \450   ★★★★☆

そもそも此方の「たぬきそば(温)」はべらぼーに旨い!その「冷やし」だから不味い訳なし!
わざわざ近場の某老舗「天ぷら屋」から仕入れているという「揚げ玉」
揚げられた天ぷら素材の色んな味を吸っていて凄く旨い。香りや食感も申し分ない!
よくありがちな、食感だけの味無しスカスカ「揚げ玉」とはレベルが違うのだ。。。

香ばしいカエシの蕎麦つゆに、山葵が溶けると温蕎麦とはまた違う味わいがあるものだ。
冷えた蕎麦に、つゆ・揚げ玉が一体]となった時、幸せ脳内ホルモン「オキシトシン」が出る。

旨い!美味い!美味過ぎる・・・! あ~~幸せ。。。


今日は、芸人さんが此方の商品をテレビで紹介したらしい。。。
今更ではあるが、此方はちょくちょくテレビに出てる。本音はあまり紹介してほしくないけどね。

此方は、毎度接客の声掛けとかも凄く良い。活気もあるし気持ちが良い。。。
そして、若女将が美人。浅草に美人女将は少なくないが、此方の若女将は「超」が付く!
美しくて愛想も良くて、こちとら又しても「オキシトシン」が出ちまうぜ。。。
いや、癒されるホルモンだけでなく、元気の出る「セロトニン」まで分泌されてるな。

美人女将と美味い蕎麦。 間違いない・・・!


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▼ 絶品の「狸」と「狐」 ▼       (2013.4 記)


浅草の自慢出来るところと言えば、
高級な老舗の蕎麦屋は勿論多いが、普段使い出来る庶民的で旨い蕎麦屋も多いこと!
此方のお店は、本当に安くて・旨くて・量もある、地元民にとって誇らしいお店である。

此方のホロホロした触感のそば粉十割平切り蕎麦には賛否有るかもしれないが、
蕎麦の旨味も、つゆの旨味も、美人若女将の気の利いたサービスも、全てが自然で素晴らしい!

自分は、特に此方の「たぬき」シリーズが大好きであるが、
同じくらいに此方の「きつね」シリーズファンも多いのである。。。他も全て美味いのであるが。


■ 冷やしきつねそば ■\450   ★★★★

いつものホロっと食感の十割蕎麦が、冷やすとシャキッと引き締まる。先ずそれで美味しい!
濃くて甘~い油揚げの風味を、ワサビとネギを入れた辛いつゆで頂く。最高のコントラストである。
そば粉の風味とつゆの風味が溶け合う。お浸し風になったほうれん草のアクセント。最高だ!

一応「冷やしそば」なので、つゆ用のそば湯を用意してくれる。
蕎麦と具を全て食べ終え、最後にそば湯でつゆまで全部美味しく頂ける訳である。。。
これだけの美味しい「冷やしきつねそば」がTGS価格の\450である!量もあって文句無し!

■ たぬきとじそば ■\550   ★★★☆

いつもの大きめな揚げ玉につゆが浸み込み、ソレが玉子で綴じられる。。。
普通の「たぬきそば」よりワンランク上の味わいになったが嬉しい!
つゆで煮込まれた長ネギの甘さと、後から入れる生長ネギの辛味。チョッとした事だがコレが旨い!

玉子のほっこりした甘味が、いつもの簡素な旨味に温か味を加えてくれる。
オヤジの腹でもこれ一杯でけっこう満腹になる。この値段で満足感を得られる「そば屋」はそう無い。


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●● 個性派たぬきそば\450 ●●           (2012.8. 記)


今日は、此方の「たぬきそば」を目当てに訪問した。。。

「たぬきそば」\450

揚げ立てだし、つゆを吸いこんでブクブク言っている。(写真参照!)
衣のグシっとした感じが又美味い!

辛めのつゆ。甘くない江戸前風で、鰹の旨味が強い!かなり自分好みの味である。
遠慮せずに全て完飲させて頂きました。これで腹持ちもいいだろう・・・。

完全平切りの十割そば。ポロポロ切れてしまうので、箸で掴んでツルツルすすれない蕎麦である。
丼を持ち上げ、かっこむタイプの短い蕎麦。この辺では珍しい。。。
自分は、こういうタイプの蕎麦は好みではないのだが、独特の旨味と食感が楽しめることは確かである。

既に茹でられた長ねぎが入っているが、更に別もりの生長ねぎをオンして食べる。シンプルだが美味い!
やはり、此方の「たぬきそば」は独特で旨い。これで\450である。立ち食いそば屋へ行くよりも全然良い!


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● ひやだい\600 ●           (2012.7. 記)


今日、食事の為に自宅を出たら、家の目の前の道路に珍しく人がわんさか居て邪魔臭かった。
よく見ると、人混みの中心は、ケンドーコバヤシと河本準一であった。テレビのロケ真っ最中である。。。
スカイツリーからの帰り道か、はたまたこれから吉原へ出かけるのかは定かではないが、メンバー的には・・・???

当然のことながら、浅草は超観光地なのでテレビのロケが日常茶飯事である。
雷門の前に半日でも立っていたなら、必ずテレビのロケが1~2本は入るであろう。。。ホントに頻繁!
自分も、たまたま停めた自転車の前でロケをやられていて、それが終わるまで自転車を回収出来なかった事がある。

浅草六区。明治時代に政府が決めた区画番号である。因みに、自分の自宅付近は浅草一区であった。。。
「浅草演芸ホール」の前の道をフラッと裏通りに入れば、殆ど観光客は来ない。増して此処の狭い路地には尚更だ。
此方のお店と、この並びに在る「水口食堂」は、演芸ホールに出演している芸人達の食堂的存在である。
今回食したこのメニューも、先代の故・林家三平師匠の大好物だったという商品である。息子の正蔵もよく来ている。
因みに、現・林家正蔵は、自分と幼稚園~小学校~中学校が一緒。彼は自分の一年後輩である。。。

大正時代に開業した此方のお店。昔からせっかちな江戸っ子に愛されてきたお店である。
だからメニューに余計なものが存在しない。そば屋だから蕎麦だけ!「かつ丼」「天丼」なんて物も無いのである。
値段も安い!観光地価格ではなく、あくまでも地元値段。小腹が空いたら此方で蕎麦を食う・・・。喫茶店感覚だ。

「ひやだい」(カレー南蛮そば)\600
此方は「カレー南蛮そば」が有名である。コレはいわゆるその裏メニュー。「カレー南蛮」の冷そばバージョンである。
冷たくした蕎麦につゆは入れず、直接熱々のカレーの餡を掛けたという逸品! コレが中々美味しいのである。

平打ちで全粒分麺の蕎麦は、つなぎの無いほぼ十割そば。だから麺が短く切れやすい。香りや食感は申し分無し!
その蕎麦を、茹で上げてから冷水で一旦冷やす。なので、一般的な温かい「カレーそば」より蕎麦にコシがあるのだ。
そこへ、そばつゆは入れず、カレーの餡だけを掛けるという寸法である。せっかく冷やした麺がもったいないけれど、
逆に言えば、普通の「カレー南蛮」のように熱々ではない訳である。だからパッとと急いで食うことが出来るのである。
まさに江戸っ子の好む蕎麦という事である。出番前の落語家さん等が、ササッと食ってとっとと店を出られる。

カレーの餡がまた個性的! 小麦粉が入ってないので、その色味はとてもダークでビター。珈琲のような色である。
しかし、片栗粉による餡の粘度は固めで存在感がある。鋭角的な辛味があるが、円やかでスパイシー!とても旨い。
玉ねぎと鶏肉も美味しく、別皿の刻み長ネギをたっぷり入れて頂くのが流儀である。更に七味唐辛子も掛けたい・・・。
自分は、普通の「カレー南蛮そば」よりもこっちの方が断然好き! あくまでも蕎麦が主役なところが良いんである。

この商品はメニューには無いので、頼む時には「カレー南蛮そば」を「ひやだい」で!と注文すれば良い。
「ひやだい」と言うと、三ノ輪の「角萬」のものが有名であるが、アレは「冷やし肉そばの大盛」という意味の「冷大」。
此方のは、「冷えたそばの上に餡を掛ける」という意味の「冷台」である。だから、カレーそばを「冷台」で!という訳だ。

それから、此方は「たぬきそば\450」「冷やしきつねそば\450」とかも凄く美味しい!
CPも抜群なので、是非とも多くの蕎麦好きに試してみて頂きたい。本当に、小腹が空いたら安くてサッと食べられる。
それに、此方は店員さんの接客も素晴らしい!活気があって、とっても下町的なのだが品もあって素敵なんである。
「QSC」も表通りの有名店舗に全然負けていない。むしろ、此方のお店の方が優秀なくらいである。また食べたい!

  • 貉そば玉落とし 600円
  • 最高の揚げ玉!
  • 旨いお揚げ!

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7位

とり多津 千駄木店 (西日暮里、千駄木、日暮里 / からあげ、弁当)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2013/02訪問 2013/02/21

おや、こんな所にもマイベスト唐揚げが!

先日、此方の根津店で始めて買った「鶏唐揚げ弁当」が衝撃的に美味かった!
また買って帰らなきゃ・・・と思いながら千駄木のラーメン店「神名備」へ訪問した。
帰宅の帰路途中、なんと直ぐ傍の同じ通り沿いに此方を発見!ナイスタイミング!!
調べたら、なんと今年に入っての新規オープン店らしい。。。

せっかくだから、前回買わなかった「唐揚げ」を色々チョイスしてみた。
此方の「唐揚げ弁当」には、基本ベースに3個の唐揚げが入っている。
その種類を各種1個ずつでも変更出来るシステムなのを今日知った。
それは有難いね!

とは言うものの、基本の弁当は普通の「醤油味唐揚げ」のままで、他に色々買ってみた。
醤油味は「鶏もも唐揚げ」の醤油部門で全国金賞だからね!コレだけは必須アイテムだ。

■ 鶏そぼろ唐揚げ弁当 ■\550  ★★★★☆

自転車の前カゴに入れて帰ったので、帰宅して開けてみたら「鶏そぼろ」が散乱していた。
確り浸みた濃い醤油の風味。ジューシーで柔らかい食感。それになんてたって形が良い!
根津店の唐揚げはゴワッとしたナチュラルな肉の形だったが、此方のは丸く成形してある。

鶏そぼろも甘くなくて美味しい。ホント、自分にとってマイベストな「唐揚げ弁当」である。
冷めても美味しい・・・ってところが又ポイントが高いのである!

■ ニンニク風味もも唐揚げ ■(100g \230)  ★★★★

ジュワッと美味しい食感に、かなり本格的な濃い味付けのニンニク唐揚げ。
これは白飯にピッタリである。香ばしくて芳醇。次回はコイツを弁当にしてもらおう!
まだお仕事中の方は遠慮した方が賢明である。かなりのニンニク味だから。。。

■ ハーブ塩もも唐揚げ ■(100g \230)  ★★★

これは、刻んでサラダに入ってても美味しいだろう唐揚げである。ハーブの香りが爽やか。
軽い塩味で何個もスイスイ食べてしまえる。白飯のオカズにはあまり適さないかも。
冷めてもとても美味しく頂けた。パンにも合いそうである。。。


あとは、スタンダードな「塩味もも唐揚げ」「七味唐辛子もも唐揚げ」が有るようだ。
それらは是非次に買ってみたい!
それでも、やはり「金賞」受賞「醤油もも」が1番だろうが。。。
今日も美味しい弁当を頂くことが出来て幸せである。


  • そぼろ唐揚げ弁当\550
  • 弁当の金賞受賞「醬油唐揚げ」!
  • ハーブ塩もも唐揚げ 100g \230

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8位

一頭買焼肉 玄 浅草本店 (浅草(つくばEXP)、田原町、浅草(東武・都営・メトロ) / 焼肉、韓国料理、ホルモン)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 3.9
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2013/11訪問 2013/11/19

山形牛のとろける肉と堪らないビーフカレー

山形牛とサイドメニュー食べ放題ランチが魅力の此方。

今日は焼肉気分なので、吸い込まれるように入店!
本日も広いソファー席を一人で占領である。

メイン料理が来る前に、サラダとキムチをがっつり頂く。
少し胃袋を温めておかねばならないからである。。。


■ 上焼肉定食ランチ ■ \1480   ★★★★

山形黒毛和牛上カルビが5枚。
めちゃくちゃ柔らかくて脂が乗った肉である。
口内で速攻溶けてしまう。儚い肉である。。。

どうしてこんなにとろけてしまうんだろう・・・。
上品な脂身の甘味が堪りませ~ん!
こういう肉って、逆に白飯が要らなくても大丈夫だ。

肉量のバランスに釣り合わない量のナムル盛合せ。
コレを駆使して先ずは白飯をかっ込む!
肉・ナムル・スープで丼飯一杯終了である。。。

もう一杯目は、勿論此方のビーフカレー
コイツが毎度旨いんである。今日も牛のエキス満載。
本当にこのカレーは満足度が高い。毎回楽しみである。

このカレーを食べる為にランチに来ても良いくらいだ!
肉と野菜とカレーで、今日も元は取ったな。。。


本日もお茶とコーヒーをおかわりして、お腹パンパン。
なんとも貧乏臭い行為でカッコは良くない!
サッサと食べて、とっとと帰るから許してね。。。


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▼ 満足の黒毛和牛カルビランチ\980 ▼      (2013.7. 気)


本日は「焼き肉」のランチを目当てに。。。
「サラダバー」「ドリンクバー」「カレーライス」「デザート」等が食べ放題!
それで\980だから、お腹いっぱい食べたい時には重宝するお店である。


■ 黒毛和牛カルビランチ ■ 980   ★★★★

先ずは「爽健美茶」を2杯程がぶ飲み。のど乾いてたからね。。。
そして、サラダバーで野菜を物色!種類は多くないけどたっぷり摂取!
今日はイタリアンドレッシングにしてみた。トマトや豆がフレッシュで美味しい。

直ぐに「肉」がやってきたので、味噌スープと白飯を用意。
さすがに「肉」が自慢のお店だけあって、ランチでも手を抜いてない!
肉片は小さいけど、ピッタリ10枚のカルビ肉。これで白飯をガッツリ行ける。

軽くサラダのお替りをしながら、今度はお気に入りの「ビーフカレー」を取りに。
相変わらず濃い褐色のルーの中にはゴロゴロとデカい牛肉が!
今日のカレーは前回よりも薄味でコクも辛さも弱くて少々残念。でも確り一杯頂く。

そして、今日のデザートの「マンゴープリン」を少量貰い、
「BOSS」アイスコーヒーでしばしの食休み。。。


一人でデカい4名テーブルを占拠しちゃったし、ランチの営業は回転率が命。
こちとらにも客としてのプライドもマナーも持ち合わせてるつもりだから、
上記の工程を30分掛からずに退転してきた!

やはり此方は「牛肉自慢」のお店。さすがに肉は良い物を出している!
コレで\980は、やっぱりお得なランチである。
お腹も気持ちも満腹。今後も月一程度に再訪したい。。。


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▼ 浅草開化楼麺の辛つけ麺と、お得感満載のランチに驚き! ▼ (2013.6. 記)


浅草ROXの裏手に在る大きな韓国料理屋さんです。

この辺は雑多な地域過ぎて、いつも此方はスルーしがちな店舗である。
大きな看板がいくつも有るにも関わらず、逆に街に馴染んで目立たない。

店内も献立も最近リニューアルされたようで、ランチメニューも一新されていた!
「焼肉定食」や昔から有る「つけ麺」がほぼ\980均一で、
全てのランチメニューにサラダバーとドリンクバーが付くのである!!
しかも、その他にもデザートや自家製カレー等も食べ放題なのだ!凄い太っ腹。

店内は広くゴージャス。
カウンター席は無いので、一人客でも4名のソファー席に案内してくれる。
メイン商品を注文し、後は小さなカウンターへ飲物やサラダを自分で取りに行く。
正直たいして大きくないサラダバーだけど、普通に食べる定番の食材は網羅。
ドリンクバーも同じで、ファミレスとは比べられないが内容は充分である。。。

一人暮らしのオヤジに不足しがちなのは「愛」「野菜」である。
コレ幸いに、サラダバーで2杯もお替りして野菜を摂取!アホ丸出し。
これ目当てに来てると思われる常連客達も、まぁ~野菜を盛ってる持ってる。
彼らも明らかにアホ。同じアホなら盛らなきゃ損損!

10分程が経ち、そろそろ着丼されると思いきや、
厨房の不具合で、まだ提供までに時間がかかるとバイト店員が言って来た。
普通ならイラッとしてしまうところだが、「食べ放題」のカレーでも頂くことに。。。

ところが、此方のカレーが驚きのグレード!
焼き肉で出た余り肉なのだろうが、大きなカルビ牛肉がゴロゴロ入っている。
よく煮込まれたビーフカレーは、深いコクとスパイシーな辛味が素晴らしい。
ルウに飛散している唐辛子の粒々が、いかにも韓国料理的で嬉しくなってくる。
このカレーを食べに\980を払っても良いくらいのクオリティが感じられるのだ。

カレーで既にお腹もいっぱいになりかけた頃、「辛赤つけ麺」は到着した。
丁寧に謝りながら「つけ麺」を持って来たバイト君店員の対応が初々しい。。。。


■ 辛赤つけ麺 ■ \980   ★★★

「つけ麺」は2種類あり、デフォ辛のコレと激辛仕様の「激辛 焔つけ麺」である。
なんと、麺は「浅草開化楼」製で、タピオカ粉が練り込まれた特注麺らしい!

真っ赤なスープには、カレーにも入ってた牛カルビのブロック肉が二つほど。
麺側の皿には沢山の水菜に白ネギ・韓国海苔のトッピング。具は少な目だ。
麺は軽く水道水で締められた程度で、既に水分が無くなり麺同士がくっついてる。

タピオカ粉入りという極太麺の量は200gくらいだろか。
すぐに無くなってしまう量だが、事前にカレーとサラダが胃中なので、これで充分。
歯に跳ね返る感じの弾力。さすがタピオカ粉入麺だが、冷えてればもっと旨い筈。

つけ汁は単品で飲むと結構辛いが、麺に浸けると丁度良い塩梅。驚辛ではない!
パンチ不足の風味だが、牛骨出汁が利いており、コクビターな味わいは悪くない。
多少粘度のある汁に水菜と白ネギの効果。ブロックの牛肉もトロ旨である。

韓国海苔が良いアクセントで、味玉やニンニクが欲しくなる。。。
いかにも韓国風の硬派なスープである。流行の魚介が弱い分、口当たりが新鮮。
ありがちな「つけ麺」専門店の辛味バージョンとは明らかに違うテイストが良い。


完食。
舌に微量に残る辛味も、デザートの「さつまいもプリン」が軌道修正してくれる。
「BOSS」のアイスコーヒーを頂き、お腹はもうパンパンである。。。喰い過ぎ。

お昼時は常連客がガンガン入店してくる。こちとら一人で4名席を占領してる身。
出っ腹を持ち上げてそそくさとお会計へ。。。

飲食店に慣れてない新規の学生バイト君達だろうか。
確かに接客はおぼつかな部分もあるが、その分誠実な一生懸命さが伝わる。

メニュー内容や、実食した料理で此方の肉の良さも分かった。
お腹もいっぱいになったし、かなりのお得感で気分も満足である。
ランチもディナーも、確実に再訪決定である!

  • 上焼肉定食\1480
  • サラダ・キムチ・スープは食べ放題!
  • 定食のナムル

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9位

ほうきぼし+ 神田店 (神田、淡路町、新日本橋 / 汁なし担々麺、担々麺、ラーメン)

2回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 2.8
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.1
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 ~¥999

2017/01訪問 2017/01/24

クリエイティビティ溢れる担担つけ麺!

冬は「つけ麺」が旨い!!

自分は暑い夏よりも、寒い冬の方が
つけ麺」が旨いと思うのである。。。

その理由は、茹で上げた麺を絞める水道水が
そもそもキンキンに冷えているからである。

つけ麺は麺を喰う料理。コシのある麺が主役。
「あつもり」なんか喰ってる奴は邪道も邪道。
そんな野郎は普通にラーメン喰ってばいい!

熱々の汁にキンキンに冷えた麺を入れて喰う。
コレが「つけ麺」の食べ方の本流である…!

ま、風が強くて極寒の日なんかは、
そんなつけ麺より温かいスープのラーメンを
欲する人の方が多いのは確かであるが。。。

とにかく、
寒い日の「つけ麺」は麺が輝いている!!


約2年振りの此方。
しかも此方でつけ麺を頂くのは約4年振りだ。

此方は「汁なし担々麺」の名店として人気だが、
いい加減お客さんにも飽きられているだろうと
思いきや、益々客足が伸びているオバケ店だ!

自分も久しぶりに此方の「汁なし担々麺」を
…と思っていたが、噂によればここ最近の
此方の「担々つけ麺」のグレードアップ度は
中々凄いと耳にした。本当かどうか確かめる!


◆担担つけ麺 850円

出されたスープを見て直ぐに旨いと分かった!
旨い担々汁ってのは色味に説得力があるのだ。

少し粘度のあるクリーミーな担々汁。
しかし、いきなりパンチを食らう爽やかな辛味。
スパイシーな味のバランスは流石此方である!

このマイルドからワイルドへの狭間が、
手品のように一瞬にして裏返りまた戻る。。。
旨味も辛味も濃厚で元気を貰えるスープだ!

あの4年前に頂いた「担々つけ麺」とは
もう味の印象が全然違う。今日まで確りと
進化した仕事でリニューアルされていたのだ。

此方の担々シリーズは、
以前は「汁なし担々麺」が圧倒的な旨さと
オリジナルなバランス感覚ある商品であり、
他の汁有りやつけ麺は別の商品の印象だった。

だが、今回頂いた担々汁のクォリティは、
その「汁なし担々麺」の風味と質を受け継ぐ
『ほうきぼし』の一貫性を感じる出来だった!

これこそが『ほうきぼし+』の担々つけ麺…
と納得できる素晴らしいリニューアルっぷり。

また、汁内のブロック叉焼も超極柔食感で、
自家製の太麺とぶつかるとホロっと崩れて、
まるで挽肉のように麺の周りに纏わりつく…。

こうした細部にまで考えられた仕事もとても
クリエイティブだ。良い仕事してますねぇ~!

別皿提供の砕きナッツも、麺に添えられた
茹でホウレン草も如何にも此方らしくて好い。


此方って、普通の汁のある「担々麺」は
それ程美味しくない!(個人の感想ですけど)

でも、この「担々つけ麺」の進化を見ると、
もしかしたら「担々麺」も「汁なし担々麺」
と同じ位のグレードになったのか気になる…。

また今度、確かめに行きたい。。。



ぴったし一年振りの「ほうきぼし」。
現在は日曜日の二毛作化も好調な「ほうきぼし+」だ!

オリジナルな「汁なし担々麺」が旨い此方。
新作の「台湾まぜそば」もずっと前から期待していた。
今日はやっと訪問する機会がありテンションが上がる。。。

店頭の券売機を見ると、来ない間に随分メニューも増えた。
でも、自分は迷うことなく「台湾まぜ麺Z」のボタンを!

相変わらず麺の茹で時間がかかるが、待つ価値のある麺だ。
あの食感の良い極太麺を想えば待つのも苦ではない。。。


◇ 台湾まぜ麺Z ◇ 800円  ★★★★

これでもか!と乗っているジャンクな具材達・・・。
挽肉・魚粉・刻み海苔・長葱・生韮・生大蒜・卵黄

味の要は、甘辛く煮詰められた味噌状の挽肉である。
この味付けと効果はホントに凄い!個性あり過ぎの脇役
トッピング達を見事仲間に引き入れる包容力があるのだ!

生ニラと刻みニンニクの臭味に加え、濃厚な魚粉も匂う。
しかし、それが混ざって旨味と化すや、笑うほど美味しい!

其々の生素材の新鮮さ&臭さがスパイスとなり、、、
表現不可能なジャンクな旨味の世界へと誘ってくれる。。。

甘く、辛く、臭く、旨い…。
ジャンク過ぎる仕上がりだが、
確りとあの「台湾ラーメン」の味に着地する。

全ては、最初に土台としてある挽肉味噌の味付けと汁が要。
汁なし担々麺」もそうだが、此方は土台のタレ作りが秀逸。
若い娘の子供店長だが、やはり才能ある逸材である。。。

そして、この極太自家製麺!いつも旨くてクセになる。
個性的でパンチのある風味にも全然負けない旨い麺である!


いやぁ~久々に頂いた本格的なジャンクまぜそば。
この味の奥行きの広さは、暫く経っても忘れない力がある。
口に運んでからソシャクするまでもどんどんと旨味が変わる。
とにかく匂いもあるので、勤務中は食べない方が賢明である。

この商品は、本場名古屋の方にも是非試して頂きたい…!
きっと、名古屋の「台湾まぜ麺」とはアプローチが違う筈。
逆に、自分も本場名古屋の商品を食べに行きたいけど。。。


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▼ ゴールデンウイーク限定の二郎インスパイア「YOU次郎」▼ (2013.5. 記)


ゴールデンウィークの神田界隈。
昔は開いてる店なんて皆無だったのに、時代は変わった!
オフィス街だけど、最近出来た新店等は何処も比較的営業している。

そんなゴールデンウィーク限定というラーメンの登場である。
1日限定20食!というプレミアムな逸品。題して「YOU次郎」である。
「二郎」じゃなく「次郎」!子供店長のブログ内でも、そこを強調していた。。。

要するに「ほうきぼし」の考える「二郎」インスパイアってことである。
若い女性店主がが作る「二郎」系って、どんな感じになるんだろう。。。


■ YOU次郎(限定品) ■\700   ★★★☆

茹で時間短めの極太モヤシが軽い小山を描き、てっぺんにはニンニク味噌が乗っている。
脇には大判のロール叉焼。肉厚で食感も良い。何よりも荒みじん切りの玉ネギが美味い!
キャベツは彩り程度。見るからに優しさ溢れる女性っぽい「二郎」である。。。

スープもライト!想像はしてたけどマジに女性的。ほんわかした繊細な豚骨醤油味だ。
作り手の加減だろうがスープがぬるい。だから余計にライトに感じてしまうのもあるな。

麺は結構な太麺。ツルモチの良い塩梅の麺だがコレも優しめ。全然ワイルドさが無い!
コシもそこそこあって、太いモヤシと荒みじんの玉ネギとで、食感の表情が変幻自在である。
この辺はプロのアイデアである。バランスが繊細で、とにかくワイルドじゃないぜぇ~。。。

付合せに出される「辛味調味料」がミソである!
ガツンとした辛さは無いが、中国系香辛料の醸し出すエスニックな香りと爽快感が旨味を増す。
こんな調味料を「二郎」スープと合わせる感じが、いかにも「ほうきぼし」的で素晴らしい!

此方の名物「担々麺」の流れを組む独特の辛味調味料が、このスープに華を添えている。。。

この効果のおかげで、スープの最後の1滴までコッテリ感無く食べられるのである。
こんな「二郎」初めて~♪という着地点へ誘われる訳だが、それなりに食べ応えは確りある。
見かけは確実に「二郎」だけど、スピリッツ的なものが根底から違う。そんな印象を受けた。

何と言うか、「男らしさ」とか「男くささ」みたいな処を、
昔の女性と今の若い娘とではかなり違う趣向性があるのと近い感じがした。。。

昔は男性の「胸毛」がアリだったが、今はナシの時代である。
そんな、色白で体毛つるんつるんの「二郎」といったところである!


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●●● 人気店「ほうきぼし」の担々麺四天王を制覇! ●●●   (2013.4. 記)


およそひと月振りの「ほうきぼし」。夜にお邪魔したのは初めてである。
最近も益々TVメディアに紹介されているので、店内は神田のサラリーマンばかりでなく、
いかにもラーメンオタクな人達も目につくようになった。。。全国から来てるのであろうなぁ。

今日はずっと未食のままだった「雪のたんたん」と、夜メニューの「餃子」を食べに来た!

■ 雪のたんたん ■\880   ★★★☆

オリジナル「担々麺」のマイルドバージョンという立ち位置で発売されている商品である。
商品名は、此方の名物店長:毛利由紀乃さんの名前をもじって作られたのであろう。。。

豆乳を使ったスープらしいが、結構確りした本格スパイスの為に、その風味は分からない。
辣油と芝麻醤、そして花山椒と唐辛子の風味と香りが、確り「四川省」していた!
挽肉味噌もオーソドックスだが、添えられた生プチトマトの酸味は初々しい。。。
こういう味のバランスが、女性店長らしい発想の現れだと感じることが出来る。

辛味とスパイシーさはあるものの、尖った鋭角的な辛さではなく、後からじんわり来るタイプ。
オリジナルの「担々麺」よりもコクがあり、味も良く、自分はこちらの方が好みである。
一般世間的には、此方のバージョンの方がスタンダードな「担々麺」なのではなかろうか。

■ 自家製餃子(6個) ■\500   ★★★★

いかにも手作りな感じの包み具合が良い!薄~い皮がまた今時ユニークである。
中の餡は韮とお肉でパンパン。中から肉汁もタップリ出てくる。。。
風味は軽く、全然しつこくないが、韮の旨味と臭味は確りと「餃子」している。
熱々で出てくるので、薄手の皮も食感がムッチリでとても美味しい!


相変わらず、中々のクオリティと味の良さであるが、正直思うのが価格の高さ。
「餃子」と「担々麺」を食べただけで合計\1380はチョッと高価だよなぁ~。。。
ここは神田だ!いくらアベノミクスが効果的だとは言え、ほぼ\1500する値段は安くない。
そこだけがリピートするモチベーションに影響がある。。。


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●● ネクストジェネレーションが作る全手作りの汁あり・汁なし担々麺! ●●(2013.3. 記)


この2月2日にオープンしたばかりの新店であるが、もう既に3~4回訪問している。
若干20歳の無修行娘が作る「担々麺」シリーズが、今チョッと気がかりだからだ。。。

先日も、此方の「子供店長」が、「麺家うえだ」の女店主と一緒にTVに出ていたなぁ。
あまりにも若くして人気店の店主となり、どうしてもそちらの話題の方が先行してしまうが、
自分も含め、所詮はラーメン屋なんだから、味が良くなければ客は来ないであろう・・・。

若く、修行もしていない新人類の店主が作るラーメン!
逆に、何事にも捉われない自由な発想で味を構築して行く。そこに自分は興味があるのだ。

此方のラーメンは、麺も含め殆ど全てが「子供店長」の手作りだという。。。
自らの公式ブログでも、日々の仕込みの大変さを少々ボヤいていたりして可愛い。
そして、その毎日の仕事の成果もあり、人気の「汁なし担々麺」は確かに旨かった・・・!

■ 汁なし担々麺(辛口・大盛)+温玉 ■\1080  ★★★★☆

自分の味の好みにはドンピシャだった!辛口を注文したが、確り辛くて山椒も利いている。
唇や口内が山椒の痺れでピリピリしてる。手作りのラー油や胡麻ペーストも味が深くて旨い。
王道の四川風味な担々ペーストが基本にあり、スパイスの選別・配合等が斬新である。
辛くてパンチがのある味の中に、深いコクと旨味が凝縮されている。正に新世代の担々麺。

麺も自家製の極太ストレート麺。この麺がまた良い!豊満で瑞々しい麺である。もちもち。
挽肉味噌・もやし・小松菜・ナッツ・乾燥麺という具材は、少し値段的に寂しい気はする。。。
だから「温玉」を追加したが、コレは必須だ!丼底の辛いタレと絡めると威力を発揮する!

卓上の「ガーリックチップスもたっぷり入れよう・・・!

魚介風味のミニスープが付属する。が、コレを飲むと、舌上の辛さが助長されてしまう。
自家製麺を揚げたものと、荒く砕かれたナッツの食感がちょっとキツい気がする。
麺と具を全部混ぜてしまうと、いきなり硬い食感が唐突にやって来るのだ!歯茎に注意!

ガツンと来る辛さ。グラマラスな自家製麺。圧巻の旨味とスパイシーさ。凄く好きな味だ!
これでCPが良ければ毎週でも食べたいクオリティである。ヤルねぇ~子供店長!!!

■ 担々麺(辛口)+味玉 ■\980  ★★☆

先日食べた「担々つけ麺」が中々の美味しさで、次の「汁なし担々麺」が凄く旨かった!
だから、おのずとこの「担々麺」には期待していたのだが、コレは正直あまり旨くなかった。
何だろう、この「担々麺」のスープの味だけが、「つけ麺」と「汁なし」とは違うカテゴリーのよう
に感じるのである。辛味が先に立った、まるで「蒙古タンメン中本」のような味作りなのだ。


辛口はけっこう辛いし、花山椒のピリピリもかなり来る。しかし、後から旨味がやって来ない。
コクや出汁の旨味が追いかけて来ないのである!コレは「つけ麺」「汁なし」とは違う。
スパイシーな中にも凝縮された旨味が弱いし、胡麻の濃厚さも足りないのである。。。
卓上のガーリックチップをたくさん入れてもコク味はイマイチ広がらなかった。

麺は「汁なし」よりも幾分細く、ストレートな色白麺は「大勝軒」の麺に似たタイプだ。
いつもの、もやし・挽肉・青菜・ナッツ等のトッピングもなんだか淡白に感じてしまう・・・。
追加の「味玉」は、黄身が8割りがた硬茹でだったところがかえって良かったかも。
あえて他の「担々麺」とテイストを変えたのかもしれないが、自分はあまり好きになれない。

同じ「担々麺」の種類なのに、こうまで印象が二分するとは意外だった。。。
あくまでも個人の好のみの問題なのだが、興味のある方は是非食べ比べて頂きたい。

蛇足だが、
CSに関しては徐々に改善されていると思う。声出し、声掛け、オペレーション等。。。
スタッフの笑顔も出ているし、着実に進捗が見られて頑張っているのが伝わりました。


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● 若干二十歳の子供店長が作る新感覚「担々つけ?」の実力! ●  (2013.2.記)


以前、高校を出たばかりの小柄な娘が、評判の「担々?」を作る・・・的なTV番組を観た。
もう1年以上前の話だが、その幼い頃からラーメン好きだった少女が、なんの修行もせず、
これ又ヤリ手な母親の援助を受けてオリジナルの新しい「担々?」作りに試行錯誤する・・・
というようなドキュメンタリー的内容だったと記憶している。

その店は「志茂駅」周辺に在るのだが、今時の娘さんが作るラーメンの工程は本格的で、
斬新なアイデアと天性の味覚センスで、見るからに美味しそうな「担々?」を作り上げていた。
しかも、スパイスの選別から調合、麺や調味料に至るまで全て手作りだというのも凄い!


「担々?」好きを自負する自分としても、最初は半ばバカにしながら観ていたものの、
番組を観終わった頃には「是非食べてみたい!」と思うようになったのである。。。

そんなお店がオープン1年も経たず神田駅北口に支店を出したという吉報!早速伺った。
それにしても余程人気みたいである。開店2年目で、もう2号店のオープンって凄過ぎる!
(どうやらこの場所は、以前父親が経営していた中華屋の跡地らしいが。なるほど!)

まだオープンして数日。店内は狭く券売機も無い。若い男女3人がホールも厨房もかけもち。
一般的なCSの基準値からは程遠く、オープンしたてとはいえ、客側が不安を隠しきれない。
当初は此方一押しの「汁なし担々?」を行くつもりだったが、諸先輩レビュアーに評判の良い
「担々?つけ?」を先ずは最初に頂くことにした。。。

お水を出してくれたのが、なんとTVで観たあのお姉ちゃん店長だった!愛想は抜群。
その後調理場へも入り、男の子にも調理過程を教えているが、雑談しながらのマイペース。
傍から見たら、どう見てもバイトの娘と少年だけで料理してるようで物凄く不安・・・!
やはり手際は悪いし、非効率的だし、言葉使いも段取りも、周りがあまり見えていないようだ。
こういうのを世間では「ちんたら」とか「ぐだぐだ」とかと表現するのだろう。。。

■ 担々つけ?(大盛300g) ■\950  ★★★★

客は自分を含め3人しか居ないのに、結局は20分程待たされて着丼。待ち疲れは濃厚。
うどんのように白く艶やかな極太?。自家製らしいが美しい!食感はもっちりとコシも充分。
?側にはナッツ・小松菜・揚げ?(多分同じ?を揚げたもの)がトッピングされている。
計算通りの食感の楽しさだが、根本的な?のポテンシャルも見逃せない!

つけ汁は濃厚どろどろ。8種のスパイスが配合らしいが、山椒の痺れはあまり無い。
クリーミーな胡麻の中にラー油は勿論、色んな複雑な風味が隠されている。これは斬新!
辛口にしてもらったが、コレが結構辛く、良い感じで舌中を刺激する。挽肉の食感も良い。
何というか、そしゃくするごとに複雑かつ奥の深い旨味が押し寄せて来るのだ。。。

日本式でも四川風でもない、まさにオリジナルな担々スープである。これは美味い!
キンキンに冷えた?は確り絞められ水切りも完璧!?の半分も浸ければ充分な味の汁。
むしろ、その都度?をタップリ絡めてたら直ぐにつけ汁は無くなってしまうドロドロ加減だ。

ラーメン修行どころか、社会人経験も無い若干20歳の娘が辿り着いた「担々?」の味!
この旨さは、自分の想像の範囲を越えていた。食べ慣れた味と未開拓な味が融合する。
この複雑な味の構築は、決して常識では作れないのかもしれない。。。
むしろラーメン修行などしてないからこの味を作れたのであろう。天才少女の出現だ!?


話題のお姉ちゃん店長は、いまや「子供店長」という愛称でブログ等でも人気者らしい。
お母ちゃんがまた「お願いランキング」なんかにも審査員で出て来ているやり手の母親だ。
この異色な母娘は現在「時の人」的扱いだが、店の商品を食べる限り実力は本物である。

正直CSやオペレーションは酷いものだが、この状況も秋葉原の「○○カフェ」みたいに、
いずれは状況ごとセットで楽しむような様式的なものになってしまうかもしれない。。。

「お待ちどうさまでぇ~す!」「辛さは充分足りてますかぁ~?」といったギャル口調な接客。
段取りの悪さの中から不意にお客に繰り出される満面の作り笑顔。インパクトはあるが、
これがバイトの小娘だったら店長から厳重注意である。でも店長はこの娘なのだ。
新しいっちゃ~、新しい。ラーメン業界も確実にネクストジェネレーションの時代に入っている。

  • 担担つけ麺 850円
  • つけ汁
  • 太麺

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