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1位
1回
2014/10訪問 2014/11/04
先月せっかく訪問したのに、
人手不足の臨時休業でフラれ遺恨の残った此方。
やっと本日リベンジ訪問出来たのである!
此方はオープン当初からチェックしていた店で、
その前評判も声高。それを裏切らないクオリティ
で今やすっかり行列店となっている。。。
此方のお洒落な様相の店主は、
香港の高級中華レストラン「MIST」で
料理長時代にミシュランの星を獲得した強者。
その腕前を引っ提げて、
大塚に「担々麺」専門店を開店させたのである。
話題は逸れるが、、、
日本における四川料理の勘違いが蔓延している。
その代表的な勘違いが以下の2点である。。。
①麻婆豆腐の元祖「陳麻婆豆腐店」の「陳」は、
陳建一ファミリーの事だと思われている件。
②日本でスタンダードのスープのある担々麺も、
陳建一の父が開発したとものと思われている件。
これくらい中華の鉄人「陳建一」の名前は大きく、
又それくらいまだ日本人は四川料理にウトいのだ!
ある中国人が言っていた。。。
日本の四川料理界は「陳王国」の独裁体制だ!と。
自分も陳建一の料理のファンであるし、
それくらい日本人にあった美味しい四川料理を
作るので仕方のない事だと思っているが、確かに
上記の2大勘違いは多く見受けられるのが実態だ。
自分の大好きな「麻婆豆腐」と「担々麺」が、
陳建一ファミリーの独擅場になっているのは、
少々寂しい気持ちになってくるのである。。。
さて、話を戻そう。
「担々麺」のルーツに関する正解は文末の補足を
見て頂くとして、自分が一際拘りを持つ担々麺。
その噂の評判店の味を楽しみに来た訳である。。。
店到着時刻は13時過ぎ。
外待ち2名、中待ち2名という状態であった。
もっと行列覚悟で来たので非常にラッキーだった!
◇ 麻辣担々麺 ◇ 850円 ★★★★
普通の「担々麺」に特製の辛玉が乗っている。
コレが有れば、普通の味も辛いのも両方行ける!
此方は、店主が丁寧にスープを小鍋に分けて作成。
なので、着席して食券を渡してからも随分待った。
麺は極細で茹で時間1分掛からないのに。。。
カプチーノの泡のごとくクリーミーな胡麻が浮く。
表面は濃厚で、かなり濃厚なスープかと思いきや
下の汁はシャバシャバな軽い仕様であった…!
スープをレンゲ掬うとソレが混ざって至極の旨さ。
鶏ガラだけではない複雑な出汁の味が奥深い。
そして各種スパイスの調合の妙!見事なバランス。
辣油による香ばしい辛さと旨味、ゴマの甘味と
ナッツの香り、スープだけでも相当楽しめる!
「炸醤肉末(味付挽肉)」のセンスの良い味付け。
具材はコレとネギしか無いが、これで十分である。
ベースの辛味はそれ程でもなく、胡麻の風味と
出汁の旨味が優先している。そこにさっきの辛玉。
徐々に溶かすと徐々に辛くなる。更に旨味も増す。
辛玉に練り込まれた花椒の香りと各種スパイスが
いい塩梅で一緒に溶け出て来る。香りも超美味い!
更に卓上のミルで花椒を振り掛ける。。。
四川省に最初から存在してたかの如く錯覚する味。
それでいてゴクゴク飲めてしまう旨いスープだ。
麺は博多ラーメンのもの(?) 全く同じ麺かな!?
茹で加減はバリカタ手前の程良い感じである…。
そもそも本場の担々麺はこうした加水低めの麺。
オリジナルの食感やそれに伴う風味も再現された。
どう考えても、このスープにはこの麺がベストだ。
旨味、辛味、深味、バランスの良さと胡麻のコク。
全てが理想的な「香港式担々麺」である!
日本人にも香港人にも四川人にもウケそうな味だ。
◇ 小さなチャーシューご飯 ◇ 150円 ★★★☆
昼限定のプチ叉焼丼。肉質の良さやタレの味、
此方のセンスの良さがこの商品にも凝縮されてる。
単品でも十分美味いが、当然担々スープにオン!
うひゃ~!柔らかい叉焼までもが更に旨味UP!!
麺の替玉をせずにコレを頼んで大正解だ!旨し!
こんなにも緻密に造られた「担々麺」は久しぶり。
計算され尽くした見事なバランスが、最終的には
シンプルな美味しさを醸し出しているのが凄い!
画素数の多い「4K」画面を観てるかのようだ。
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※前記した2大勘違いの補足回答です。
興味の無い方は是非ともスルーして下さい。。。
①「陳麻婆豆腐店」は、四川省成都に在る
麻婆豆腐発祥の店で、1860年代に陳婆さんが
作った麻婆豆腐を継承する日本の支店である。
陳建一とは名字が一緒なだけで、
この店とは何の関係も無いのだ。ややこしい!
②日本で一般的に認知されている担々麺は汁あり。
発症の地、四川省成都では、担々麺=汁無し。
これは比較的有名な話として浸透している。
しかし、この「日式担々麺」とも言われている
スープのある担々麺は、長年あの陳健一の父親、
陳健民が創作して日本で広めたとされている。
しかしこの説は間違いで、陳健民がNHKの
料理番組で「担々麺」を紹介したのが1950年代
後半であったが、香港では既にもう汁担々麺は
存在しており販売もされていたのだ。。。
この事実は2007年の朝日新聞にも載っており、
その記述には、四川省の料理人が香港へ渡り、
オリジナルの「汁なし担々麺」をお披露目し際、
香港民には辛過ぎて食べられないという結果に。
そこで四川の料理人が試行錯誤の上、
胡麻風味を効かせ、現在の辛味を抑えた
スープのある担々麺を完成させたというのだ!
1940年前後の話のようである。。。
この汁のある担々麺は、昔から中国国内では
「香港式」と呼ばれ、中国全土に広がると共に
我が日本でも広まったという歴史があるのだ。
そんでもって、
香港のミシュラン一ツ星中華レストラン
「香港Mist」で腕を振るっていた店主が作る
本場・本家の「香港式担々麺」である!!
納得の上に繋がる話であった。。。
長々と長文の御清読、
誠にありがとうございました・・・<(_ _)>
2位
1回
2014/02訪問 2014/05/02
浅草四丁目は観音裏ということで「裏浅草」と言われる。
千束通りから馬道通りを挟むエリアは中々マニアックな場所。
昔馴染みの浅草通か地元客が集う「夜の浅草」の町である。
ただでさえスナックや小料理屋の多い敷居の高い場所。
そこに昨年秋、ひっそりと出来た又マニアックな店が在る。。。
その名も「久留米や いのうえ」。
あの東武浅草駅前に在る「博多豚骨ラーメン」の最古参、
「博多らーめん いのうえ」の店主が新規開店した店である!
駅前の店はお弟子さんに任せ、御大は裏浅草で悠悠自適…
ということでもなかろうが、南国&ゴルフ好きの店主が、
半ばスローライフ的な発想で開いたお店のようである。。。
此方の場所は、以前も確か「蕎麦居酒屋」的な店舗だった。
そこを居抜きで使っているので、そのまま「ラーメン居酒屋」
的なスタンスと雰囲気がもう既に出来上がっている。
席もカウンター7席のみでイチゲン客には敷居が高い。
しかしそこには、格好良いナイスミドルな店主の人柄を求めて
酒好き・海好き・ゴルフ好き・麺好きが夜な夜な集まって来る!
旨い酒も飲めて、話せて、〆に豚骨ラーメンを喰らう…
という本場の久留米スタイルを継承しているお店なのだ。。。
そんな、唯のラーメン屋とは一味違う此方であるが、、、
その商品提供スタイルも非常にユニークな手法をとっている。
先ず、此方は本場久留米のラーメンに拘ったコンセプトで、
ラーメンスープも基本3種が常に数量限定で用意されている。
一つは、「いのうえ」のオリジナル豚骨スープ!
コレは浅草駅前のお店で出しているものと同じスープである。
一つは、本場久留米から毎週空輸しているというスープ!
店主の友人が営む現地の店の商品をそのまま使用とのこと。
そしてもう一つが、久留米ラーメンの有名店「梁山泊」の
スープもそのまま直送してもらい、調理・提供しているもの。
以上のスープに、いずれも店主が拘って特注している
オリジナルの麺を合わせているというスタイルである。。。
こういうやり方で営業しているラーメン専門店は先ず見ない。
まさに久留米豚骨のセレクトショップとも言える立ち位置だ。
ラーメン界の「BEAMS」だ!これは業界に一石を投じているな。
まあ、此方の厨房システムが本格的なラーメンを仕込む事が
出来ない…という悪環境を逆手に取ったフレキシブルな戦法である。
「本当に旨い本場の久留米ラーメンの味を伝える…」
という大義からすれば、確かにこれ以上合理的な事はない。
■ らーめん(梁山泊スープ) ■ \700 ★★★★
都内では今、中々嗅げないワイルドな豚骨臭が素敵!
豚の頭も丸ごと粉砕して炊き込んでいるという濃厚な出汁。
髄骨粉と思われる細かいザラザラした粒がスープ中に残る。
コレが本場の久留米豚骨なのだ…と納得させる圧倒的な
出汁の濃さと旨味の嵐!初めて味わった豚骨ラーメンである。
臭い・旨い・後を引く・・・。
こんな強烈なラーメンを、こんな場所で喰えるなんて・・・!!
麺は此方の特注品。博多ラーメンよりも少し太い麺である。
そこも久留米スタイルなんだそうだ。。。全てが自分は未体験。
木耳・海苔・叉焼・葱だけのシンプルなトッピングだが、
この存在感あるスープにはコレだけでも充分である。。。
(卓上には辛子高菜も紅生姜も常にスタンバイ!)
■ ねぎらーめん(マイルド系スープ) ■ \800 ★★★★
コレも現地からの直送スープらしいが、店の名前は不明。
「梁山泊」スープと比べると、確かにマイルド&クリーミーである。
しかし、このスープも凄く濃厚で濃密である。
素晴らしいね、本場の久留米豚骨スープってのは…!
以前、近所の「美登里」で食べた佐賀ラーメンも衝撃だったが、
それ以来のインパクトである!それでいて毎日喰える味なのだ。
あまりの旨さに、思わず「替玉」を注文してしまった程である。。。
■ つけめん(豚骨醤油) ■ \800 ★★★☆
この商品も現地久留米では人気店の「つけ麺」らしい。
何て店(屋号)なのかが凄く気になる。どうせ知らないけど。
粘度は差ほどでもないが、濃厚にしてスッキリした風味の汁。
そこに旨味の凝縮した油が絶妙に混ざっているスープである。
都内のその辺で喰える「豚骨醤油」の汁とはチョッと違う。。。
色んな食材が混ざってない、もっとストレートな豚骨風味だ!
別皿の薬味の魚粉とニンニクチップで更に風味とコクが増す。
麺も現地から直送のようで、加水高めの中細麺である。
一般的には「濃厚豚骨汁=太麺」というパターンが定番だが、
このスープにはやはりこの麺が似合う!凄く納得いくバランスだ。
乳白色の豚骨スープとは違うが、コレも確りと豚骨を感じれる。
スープ割をして、汁を改めて頂くと余計にソレが分かるのである。
■ チャーシューごはん ■ \350 ★★★☆
いわゆるサイドメニューだが、コレも中々旨い!
肉質とタレの旨さにおざなり感が無く、確りとした味わいである。
またラーメンスープと相性はバッチリ!!
ラーメンとのコンビなら色々な楽しみ方が出来るのである。
何処にでもある「ミニ叉焼丼」と違って、意外とアッサリ頂ける。
「替玉」とコレとどちらを取るかが難しいところだが、
味変や食感のバリエーションならコレに軍配だ!
まだ3度程の訪問だが、
こうしてみても、同じ店なのに全く違う味が楽しめる。
しかも、各商品が驚くべきハイクオリティーでである・・・!
こういう形式はセレクトショップならではの利点だな。
店主は中々良い所に目をつけたと思う。。。
此方には、まだ謎の有名店の「カレーライス」や
他店舗の限定秘蔵のスープも控えているようである。。。
こんなマネは、広いコネと深い信頼関係が無いと出来ない。
店主の人柄がそのまま商売になっていると言える店である。
因みに、此方は夜営業のみなので、
訪問されたい方はご注意を・・・!!
3位
1回
2014/10訪問 2014/10/14
久々の「陳麻婆豆腐店」。
今年5月に成都の本店へ行って以来である。
此方の赤坂アークヒルズ店は初めての訪問である。
実は、自分行きつけのお店「晴晴飯店」の
調理場スタッフである附さんと仲の良い友人が、
此方の料理長に就任…という情報を聞き、早速
紹介してもらい仕事で利用させて頂く運びとなった。
和食・洋食・エスニック料理等にに限らず、
日本の中華料理界の人間関係も結構狭いもんである。
テレビ朝日の真ん前に在る此方。
大きく重厚な入口を入れば、店内は広く迷路のよう。
個室にもなるボックス席の中は、
既に外国人客等がいっぱいで盛り上がっている。
中国人のベテラン系オバチャン店員さん達は、
他の赤坂の2店舗の「陳麻婆豆腐店」と比べて、
サービスは行き届いている印象だった。。。
とにかく、色々と定番料理を頼んで食べてみた!
◇ 郭夫妻の成都名小吃 ◇ 560円 ★★★★☆
◇ 成都市本店の麻婆豆腐 ◇ 1330円 ★★★★
◇ 岩手鶏の唐辛子炒め ◇ 1330円 ★★★★☆
◇ 本場四川省の回鍋肉 ◇ 1030円 ★★★★
◇ 本場四川省のエビチリ ◇ 1430円 ★★★★
◇ 四川風チャーハン ◇ 1030円 ★★★☆
◇ 本場四川省の担々麺 ◇ 500円 ★★★☆
◇ 鐘さんの水餃子 ◇ 300円 ★★★★
◇ 杏仁豆腐 ◇ 460円 ★★★
以上の料理を複数頼んで4人で食した。。。
先ず、知人の友人が料理長だから言う訳ではないが、
自分は今回で6店舗の「陳麻婆豆腐店」へ訪問したが、
料理全体の味の良さは此方が一番という印象だ!
本場生徒の本店で食べた料理と味は極めて近く、
むしろ「回鍋肉」や「夫妻肺片」等は現地より
癖が無く、日本人には食べ易く美味しい。。。
只、その反面「麻婆豆腐」が全く現地の辛さの半分も
行ってないし、花椒の分量もかなり抑えめで残念だ!
今は亡きお台場店の麻婆豆腐が一番強烈で旨かった。
此方の麻婆豆腐は味は良いが辛味等が物足りず、
赤坂本店の方が総合的には旨かった印象である。。。
それでもまぁ元祖&本家のレシピ!美味しさは秀逸。
自分の個人的意見では、、、
せめて「麻婆豆腐」位は辛味も含めて本店のレシピを
そのまま使うべきである。何たって元祖なのだから…。
あの強烈な辛味は一般の日本人には無理なのは分るが、
先ずはコレが本物なのだという事を知らしめてほしい!
そこから辛さをマイナス出来るシステムじゃないと、
本場の味をこよなく愛す者には逆に残念な結果となる。
それにしても、此方の葉ニンニクは旨いな。。。
「郭夫妻の成都名小吃(夫妻肺片)」も素晴らしい!
この味付けと香りの良さは秀逸であり、仕上がりは
むしろ成都本店よりも洗練されていて美味しかった…。
「海老チリ」は赤坂店よりも塩気が立ち旨味があった。
白飯の進む好い味。こういう本場の味を知ってしまうと、
日本のガキが喰うケチャップ味はもう食べられない。。。
あと、「担々麺」が考えてみると笑える…。
全体の仕様は限りなく現地的で忠実な味なのだが、
ちゃんと日本人に馴染みある「汁あり」と本場の
「汁なし」の中間に位置する造りになっている事!!
この品質なら2品メニューに載せなくても大丈夫だ。
食後、料理長の王さんと少し話せる機会を頂いた。
如何にも美味しい物を作れそうな体格に納得し、
少々マニアックな料理の質問もさせてもらったりした。
その中で収穫だったのが、此方の「麻婆豆腐」に
使われている豆板醤は、オリジナルではなく普通の
「ピーシェン豆板醤」だったということである。
それから、自分が生徒本店で食べた「咸焼白」が
一番旨かった事を伝えたら、料理長がたまたま作って
冷蔵庫に保管しておいた、店のメニューには載ってない
賄い用の「咸焼白」を包んで土産で持たせてくれた!
◇ 咸焼白(豚バラ肉と青菜漬の蒸し物) ◇ ★★★★
いやぁ~、コレも極めて本場の味で美味かった~!!
使われている青菜漬(ヤーツァイ)の量が惜しみない。
帰宅後、和辛子と白飯で食べたけど死ぬほど旨かった。
でも、何故日本では、こんな旨いもんをメニュー化
しないのか、誠にもって不思議である。。。
どうもありがとう!王料理長!!
この日は久々にクオリティの高い四川料理を満喫した。
赤坂周辺に3店舗が犇めき合う「陳麻婆豆腐店」。
味とクオリティは此方が一番秀逸でお勧め出来る…!
又、「麻婆豆腐」を御注文の際は、
是非「辛口・極辛」で頼んで頂きたいと思う。。。
花椒は各卓上のミルがあるので、
お好みで「麻婆豆腐」に好きなだけ掛けると良い…。
4位
1回
2014/12訪問 2014/12/19
前回の訪問ですっかり魅了されてしまった此方。
まだ此方で食べてみたい物もあったので、
今日は友人を誘って再訪問してみた。。。
前回とは明らかに違う何気ない店内の雰囲気。
確実に常連さん達が通ってる活気が出ている。
それに「食べログ人気店」のステッカー!
既に早々と注目店として認可されたようである。
本日、シェアして食べたのは、、、
◇アプサナ・ランチ◇ 950円 ★★★★
◇ホクホクチキンビリヤニ◇1030円 ★★★☆
◇ニハリ・セット◇ 1030円 ★★★☆
「アプサナ・ランチ」は、3種のカレーとナン。
今回食べたのは、チキンとダルとシーフード!
どれもオーソドックスで美味しいカレーだった。
「ニハリ」とは、パキスタンのスープカレー
というか、カレーシチューのような料理である。
要するに煮込み料理みたいなものだが、
柑橘系の香りと超スパイシーな激辛味!
コレは癖になる。。。
ロティで食べたが、ライスの方が合いそうだ…。
前回の「ラム肉ビリヤニ」が旨過ぎたので、
今回も期待した「チキンビリヤニ」だったが、
思ったよりも軽い仕上がりでスナック感覚!
味の深味は「ラム」の方が濃密であったが、
ライタやアチャール、ニハリ等と一緒に頂くと
味のマイルドさが邪魔をせず良い感じだった…。
今日もサービスでカジキマグロやマトンカレー
を出して頂いたが、此方は本当にオマケが多い!
現地のスタッフさんも日本人以上にサービスが
良いし、店の印象付けが完璧である。凄いな。
徹底して「QSC」に神経を尖らせている、
日本人の店以上に日本的なインド料理店である。
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▼嬉しいコスパでスーパー美味いビリヤニランチ!▼
地元の店にも関わらず、、、
マイレビュアー様達の詳細情報で俄然モチベが
上がって訪問する気になった此方である。。。
今年の6月に出来た新店らしいが、
以前も「スルターン」というインド料理店だった。
外観も内装の雰囲気も以前とは変わって、
ワンランク上にアップしたようなイメージである。
恰幅のいいチョッと強面のインド人がオーダーを取る。
一瞬この方がお店のオーナーだろうと解釈した。
しかし、後からやたら気の利く腰の低い若者が接客を
担当してくれ、その方がオーナーだったと分かった!
◇柔らかラムビリヤニセット◇ 1030円 ★★★★
ビリヤニのセットメニューは、他にチキンと野菜の
ビリヤニの2種類が用意されている。。。
サラダ・ライタ・ドリンク・デザートが付くセット。
ミニサラダもその辺のインド料理店で出てくるような
千切りキャベツばかりの粗末な仕様ではない。。。
生トマトやパプリカも沢山入った本格的なサラダだ。
続いてサービスドリンクが提供される。。。
その後、ビリヤニが出るまでに結構な時間を要した。
でも、待った甲斐のあるボリューム満点のビリヤニ!
皿の上に敷かれたバナナの皮も本格的に、
素晴らしい色彩に彩られたインディカ米が踊っている。
あちこちに見えるこんがり焼けたホール状の
カルダモン・クローブ、そしてシナモン等々…。
目からも鼻からもスパイシーな香ばしさが漂って来る。
黄色い米の中から骨付きのラム肉がゴロゴロ出て来る!
このラム肉が物凄く美味い!癖の無い肉質の風味と食感。
又、肉の油と旨味を米がきっちりと吸っているのである。
途中、この生のトマトや玉葱と一緒に食べる米。
コレが凄く本格的なアジアン感覚で旨いんである。。。
通常よりも少し辛くしてもらったビリヤニの味付け。
ヒリヒリ来る辛味が、これまたスーパー美味い!!
こんなに旨いビリヤニは本当に久しぶりに頂いた。
脇に添えられた、甘味とコクを足せる薬味。
コレが一体何なのかも分からずも…美味い!!!
後から提供されるライタ(ヨーグルトサラダ)も秀逸。
コレを掛けてビリヤニを頂くと辛味も緩和され又旨い!
こんなに本格的なビリヤニを頂ける店は浅草には無い。
途中、店主がサービスで持って来てくれた魚のカレー。
これもあまり食べた事のない風味で中々美味しかった。
辛味も酸味も独特の味でコレ又ビリヤニに合うのだ…。
クゥ~~!久々に本物のビリヤニを喰ったぜぃ~!
ヒリヒリしてる舌を小さなナッツ入りのアイスクリーム
が癒してくれる。。。こんな量が又丁度良いのだ。
完璧な構成のランチセットである。。。
味もCPの高さも抜群だ!
浅草界隈にもインド人が経営するインド料理店は数多い。
本当に今は中華料理とインド料理は飽和状態である。
そんな中、こうした本格派ビリヤニに特化した店が
出て来た事は必然的な成り行きなのであろうが、
アジアン料理ファンとしては大変歓迎出来る店舗である。
クオリティの素晴らしさや味の良さを伝えたら、
オーナー店主は気を良くして色々と説明をしてくれた。
銀座・六本木・横浜等にも同じ業態の店舗を出して
いるというの凄いと思ったが、その若さで日本で大成功
しているという事実にも驚かされた。。。
是非また再訪したいインド料理店である。
(2014.9.記)
5位
1回
2016/01訪問 2016/01/29
今日は午前中に赤坂まで仕事で来たので、
あの忘れられない旨さの「担々麺」に逢いに行った!
今日はランチでの再会である。
色々付属して、しかも単品注文より安い!!
行列も覚悟して溜池から真っ直ぐ此方へ向かった。
◇ 担々麺セット ◇ 950円 ★★★★
相変わらず美しいビジュアルのスープだ!!
胡麻・辣油・醤油スープの三層構造になっている。
食べながらそれらを混ぜて行き楽しむのである…。
ピリ辛で濃厚なこってり胡麻スープ。
今日の麺は幾分茹で不足でゴワゴワしていた!
流石にランチ時は多忙で仕事が雑になっている?
食べ易く切り揃えられた青梗菜と炸醤肉末の旨さ。
適度な自家製辣油の辛味になんてたって濃密&重厚
な胡麻の甘味と旨味がウルトラQの題字画面のよう
に芸術的な混ざり合い方をしているのである。。。
基本的には昭和の高級中華店に見られる伝統ある
「担々麺」の仕様なのだが、此方はより胡麻味に
重きを置いて日本人好みに仕上げているのだ…!
このスープの本当に濃厚なコクは、
白飯をスープに浸して食べた時に一層分かる仕組みだ。
旨い!美味過ぎる。。。
セットに付く杏仁豆腐もメチャ美味かった!!
やはり旨い店の作る小品も納得のクォリティなんだな。
此方は常連客が次々とやって来ては慣れた態度で
席に着く。麻婆豆腐や酸辣湯麺等も人気である…。
きっと担々麺意外も旨いのだろうなぁ~。。。
よし!
次の赤坂チャンスには、絶対に麻婆豆腐喰うぞ~!!
でも、とにかく、、、
世の担々麺好きの方には是非とも1度試して頂きたい!
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▼ フラレた直後に出逢った運命の激ウマ担々麺!! ▼
今日は、夜勤明けにして休日だった為、
職場の部下達を連れて久々に親睦会をした。
最後の〆で「担々麺」を喰いに行こう!
という自分発信での流れとなり、ここは赤坂。
久々に「希須林」へ行く運びとなった。。。
さあ、たった今「坦々担々探究団」と命名した
グループで、ぞろぞろと目的地まで歩き出す…。
しかし、店の近くまで行くと照明が消えている!
恐る恐る店主に事情を聞くと、照明の故障と
スープ切れが重なって、今日は昼迄で終了した。
…とのことであった。。。
ヘロヘロに疲れている気の毒な部下達は、
すぐ隣の「一点張」で〆ラーメンを頂く事に。
どうしても担々麺の口になっている自分は、
単独行動で第2候補の店(此方)へと向かった…。
あっという間に「「坦々担々探究団」は撤収!
でも、自分は散在せずに済んだけど。。。
んで、初訪の此方。場所が凄く分かりにくい。
どうやらスーパー「吉池」の2階のようだけど、
スマホのナビでもそこまでは出ない。。。
古くて狭いビルの2階。
それも迷路のようになっていて最初は理解不能。
半信半疑で他店の奥の奥へと進むと此方が在る。
あった~!「希須林」にフラレてから長かった!
この場所、この雰囲気、この佇まい。。。
「穴場感」がスパークしてるじゃないッスか~!
入口には「食べログ」のシール。期待が高まる。
◇ 担々麺+小ライス ◇ 1150円 ★★★★
これと全く同じセットが、ランチタイムでは
950円で頂けるみたいだ。しかも杏仁豆腐付き。
来るのが遅過ぎたな。。。
着丼された瞬間から、色彩豊かなビジュアルの
スープと甘くスパイシーな香りで目と耳が釘付け!
中を開けなくても当たりクジを引いたのが分かる。
白い芝麻醤の僧、赤く揺らめく辣油スープの層、
更に褐色の液体が散らかる自家製辣油の層…。
どれもが完全に混ぜられる事なくココにある。
そ~っとその場所場所のスープを飲んでみる。
微妙な味の違いと強弱とがグラデるグラデる。。。
水面下にもタップリある炸醤肉末。凄い存在感だ。
食べ易くカットされた多めの青梗菜。
肉具材としても存在感を示す沢山の炸醤肉末。
クリーミーでナッツの香りもする超濃厚なスープ。
圧倒的なゴマの甘味と旨味を活かしながら、
支えとしての花椒他香辛料の使い方。絶妙過ぎる!
マイルドな辛味は物凄く上品である。。。
卓上にある一味唐辛子の粉と自家製ラー油。
どちらもただ辛いだけでなく、旨味とコクが詰まる。
両方ともスープに足して更に旨さとパンチアップだ!
麺は普通の中華麺のようだが、加水率も過多でなく、
小麦感も食感の強さも両立している中々の麺である。
この挽肉の充実感と青梗菜の量。
そしてこの胡麻の濃厚さと、辣油の美味しさ…。
日本人の望む担々麺の要素を全て満たしている。
結局、中国スパイスの使い方と量がカギであるが、
極めてオーソドックスにして王道のバランスであり、
個性的な味わいは一切出してないのに超美味なのだ!
とにかく、
自分好みの素晴らしい「担々麺」であった。
美人と評判のおネエさんにはフラレてもうたけど、
その後ヤケクソで立ち寄ったキャバクラで、
超美系の娘に会って逆ナンされたような気分である。
満足、満足。 …ってどういう例えだ!?
(2014.11.記)
6位
1回
2014/12訪問 2014/12/02
無化調「喜多方ラーメン」で有名な此方。
その繊細な醤油味のスープは相変わらず人気だ。
そこにポツンと真逆な指向性のメニューがある。
それが此方の「担々麺」であるのだが、
WEBサイト等では毎年上位にランキングされる。
ここ最近とにかく「担々麺」を追求してる自分。
ラーメンのサイトで上位の人気店には全て
食べに行っているが、此方がまだであった…!
一時期の熱狂振りは落ち着いたものの、
まだまだ人気のある東京ラーメンストリート。
でも開店時から行列してるのは「六厘舎」位だ。
この日の此方なんて、自分が開店直前に並んで
いたのに、気付かず店員同士でお喋りしてた程。
全く、緊張感も薄れたもんである。。。
◇ 担々麺 ◇ 950円 ★★★★
出て来たのは、比較的小振りな器。。。
しかし、その中身は見るからに旨そうな物が!
知らない者にとって、、、
無化調の喜多方醤油ラーメンがメインの店で、
こんなに本格的で濃厚な担々麺が出るなんて、
誰が想像出来るであろうか。。。
濃厚な赤いスープはたっぷりの芝麻醤で濃い。
自分の好きな濃厚胡麻タイプだが、ありがちな
胡麻の甘味よりもビターな大人の風味である。
辣油による確りした辛味もきちんとキープ。
香辛料も多めで、花椒もピリッと効いている…!
多めの炸醤肉末が素晴らしい効果を上げている。
本格的な香辛料を多用した、
辛い四川風味のシャバ系スープのタイプと、
濃厚芝麻醤のねっとりクリーミー系スープの
完全日本式のタイプと大腿担々麺は二分する。
でも此方のは、その何方の良さも兼備えている!
濃厚胡麻で本格香辛料の「コク旨辛担々麺」だ!
こりゃぁ~旨い!!!
圧倒的な存在感を示す炸醤肉末。
長~い青梗菜。
そして此方自慢の極太縮れの喜多方麺!
ラーメンサイトでも毎年人気なのが凄く納得。
この担々麺は、こうした対極の喜多方醤油と
一緒にポツンと置いておくメニューではない!
この「担々麺」だけで別店舗を出しても良い位。
「麺や七彩」は喜多方ラーメンだけではない事
を真向から再確認させられた一杯である。。。
◇ 小ライス ◇ 100円 ★★★
完全白飯ではなく2割程麦飯が混入している。
そして和風味の肉味噌がデフォで乗っており、
色々手が込んでてCPは高いが、
担々麺のスープには正直邪魔な存在だ!
肉味噌は、担々麺の炸醤肉末と味は全く違うし、
スープに入れても風味の邪魔をしてくれる。
普通の白飯も販売してほしい。。。
此方の「担々麺」。
都内上位人気の専門店と比べても、
自分的にはベスト5入り決定である…!!
胡麻の甘味 : ★★☆
辣油の辛味 : ★★★☆
調味料の酸味: ☆
花椒の痺れ : ★★☆
香辛料濃度 : ★★★
スープの粘度: ★★★☆
麺の仕様 : 極太縮れ喜多方麺
7位
2回
2017/04訪問 2017/04/03
久し振りの『ほおずき』。
今日は中野の四季の森公園で行われている
「四川フェス」へ行ったのだが、まだ昼間の
14時過ぎだというのに殆どの出店の料理が
売切れというふざけた状況に腹が立って、
中野駅近くの此方へ昼食を食べに行ったのだ!
この全く見当違いの料理の仕込み数により、
売れ残ったしょ~もない料理にも行列が出来た。
この「四川フェス」、主催者側から見たら成功
と見做すのだろうが客から見たら詐欺であった。
で、とにかく、
せっかく楽しみにしていた四川料理を諦め、
此方へ名物の「担々麺」を食べに来た訳である。
いつもの「排骨担々麺」!少し値上がりした…。
相変わらずクリーミーで濃厚な胡麻感ある醤に、
スパイシーで出汁も塩味も強めのスープが融合。
クリーミー汁系の『阿吽』『たけくま』等と、
シャバ系汁の『はしご』『亜寿加』『四川飯店』
等のスープと丁度中間のような印象を受ける…。
又、多めの桜エビの香ばしさが此方の特徴で、
『阿吽』の干蝦の濃厚な旨味とは違って軽やか
に香って風味も香ばしいというのが人気の秘密。
小さめの排骨肉だが身が詰まってて旨いし、
何気に効果大の小松菜や、少なめの炸醤肉末!
中々辛いし味のバランスが素晴らしい。。。
今日の麺はデフォでバリカタだった。
サービスの白飯も硬め。
排骨肉やスープと共に白飯を頂く。旨過ぎる!
色々ふざけた部分が目立った「四川フェス」、
四川料理の祭典だったのに「担々麺」を出す
店は一軒も無かったから此方へ来て良かった。
本日は九段下まで仕事だったので、
食事は中野まで足を伸ばして此方へ訪問した。
此方は「担々麺」の大人気店!
既に多くのマイレビュアーの方々も
複数レビューなさっておられる位の人気店だ。
自分も早く追随せねば…と思っていた所に、
先月「ホンマでっか!?TV」という
明石家さんまのTV番組に、此方の店主である
吉澤晃さんが出演されていた。。。
そこで店主は担々麺作りの一部始終を説明・
作成しておられたが、その手間のかけ具合や、
各調味料の多さ等、観れば観る程旨そうだった!
そんな映像がまだ脳裏から消えないうちに、
地下鉄東西線での九段下~中野チャンスである。
中野ブロードウェイ商店街の入口付近に、
一部だけ賑わっている場所が在る。それが此方。
狭く細長い店内は常に満席&待機客が居る。
今日みたいに荷物の多い日は最悪な状態である。
店内には荷物置きもハンガーもありゃ~しない。
調理場もホールも人は多くシステマティック。
でも、あのテレビで観た店主は居なかった…。
居たところで、サイン貰うこともないんだが。
◇ 排骨担々麺(大辛) ◇ 950円 ★★★★
多くのレビュアー様達の文章から、
此方は「大辛」でもあまり辛くない事を予習。
案の定、自分には大辛で丁度良い辛さだった。
店には似つかわしくないシャレオツな左右非対称
の白い丼。全体的に内容量も小振りである。。。
サービスでミニライスが付く。後のお楽しみ!
先ずは、桜エビとスパイスの香ばしさが鼻を衝く。
コレで脳と胃袋が良い塩梅に刺激される。。。
食べる前のイントロから良い楽曲なのが解かる。
とろみのあるスープには、複雑にブレンドされた
調味料の数々が溶け込み沈んでいる。極上の旨味。
胡麻の濃厚な風味、辣油の辛味、花椒の香り…等、
奥深い味の糸が繊細に絡み合っている。。。
「桃天花」なんかもそうだが、こうした
オリジナルの担々ダレや炸醤肉末に凝る店って、
唯一無二そこでしか出せない旨さを確立している!
そして共通してるのが、多種の香辛料が挽かれた
後の舌に残るザラついた粒達の食感である。
それも旨味を感じる一つの要因なんだが。。。
細めで縮れた、硬めの食感の麺が又おもしろい!
こういう麺を合わせるのは、余程拘ってる証拠だ。
少しポキ感の残る食感が粘度あるスープには合う。
香り漂う小麦感も豊かな美味しい麺である。
排骨肉は薄く小さい。
まるで「新潟タレかつ」一枚位のボリュームだ。
搾菜・ホウレン草等はお約束の美味さ。
やはり桜エビと炸醤肉末の効果が絶大である。。。
確かに凄く美味しい「担々麺」だ!
一般的な普通の担々麺とは方向性が違うけど…!
人は単純な素材のみの旨さや、逆にこうした
計算され尽くした複雑な旨味に感動を覚える。
今回は自分も確かに「ホンマでっか!?」と
言いたくなる美味しい一時を過ごせた訳である。
多くのマイレビュアー様絶賛の理由も理解出来た。
8位
1回
2014/08訪問 2014/09/08
今日8月5日は、自分の大好きなドラマーで
ミュージシャンのJeff Porcaroの命日である。
ロックバンド「TOTO」のドラマーとして有名な
彼だが、それ以前にセッション・ドラマーとして
世界中のビッグネーム達との共演は今も色褪せない。
そんなジェフ・ポーカロをこよなく愛す店主が
やっているラーメン店が「麺ぽーかろぅ」である。
此方の存在を知ったのは約2年前。
店主がジェフモデルのドラムスティック型の箸を
作って売り出していたのをネットで見てからである。
自分もかなりのジェフ・フリークであるが、
世の中には好きな人が居るもんだなぁ~…と感じ、
ずっと訪問してみたいと思っていたラーメン店だ!
外の気温は既に35°C!!
JR常磐線に乗っていざ南柏駅まで向かう。。。
快速が止まらないので、一旦柏駅まで行って、
一つ前の南柏駅まで戻るという寸法だ。
初めて降りる南柏の地。
都内よりも幾分気温が高く感じるのは気のせいか?
既に汗だくだが、幸い店は駅から直ぐだった。
店内の壁やカウンターには、ジェフ・ポーカロ
所縁のCDやレコードジャケット等がディスプレイ。
話題のドラムスティック箸も券売機のメニューに!
自分は先ず、予習してきた「トマトラーメン」を
食べてみる事にした。。。中々楽しみである。
◇ とまとらーめん ◇ 850円 ★★★☆
久々に遭遇するクリアなスープの塩ラーメン!
あの「太陽のトマト麺」とは全く違う仕様だ。
塩味と出汁感は確りとあり、そこに乾燥バジルの
香ばしい風味と香り、生のフレッシュトマトが
最高のアクセントになっている。こりゃ~旨い!
和風でありイタリアンなラーメン!
途中からカルピスバターが溶け出して更に旨い。
正直、見た目の簡素さよりも3倍は楽しめる…!
基本的にはあっさりラーメンであるが、
バターのコクや生トマトの自然な酸味と旨味、
バジルのアクセントに固茹での中細麺が良く合う。
卓上のミルで挽いた黒胡椒もバッチリで、
想像してた以上のクオリティと味で大満足である。
食後、店主にスティック箸を欲しい事を申告!
それをキッカケにポーカロ話に花が咲いた。。。
自分が命日を選びわざわざ訪問した事を伝えると、
店主も喜んで下さり更にオタク話に花が咲く…!
いつの間にか店は昼休憩の時刻となり、
その間もずっとマニアックな話で盛り上がる。。。
店主のアシスタントの方は、自分と店主との会話
に半ば呆れ顔で様子を伺いながら作業をしている。
久々に誰にも伝わらない話が出来てマジ楽しい!
店主がサービスでマグロの刺身風に作った
シャーベットを出して下さった。サプライズ!
マグロの赤身はブラッドオレンジ、
ワサビはメロンシャーベットという訳だ。
店主の遊び心とサービス精神が光る一品である。
あっという間に1時間程の時間が過ぎてしまい、
店主さんとも連絡先を交換して店を出た。。。
あ~~、ラーメンは旨かったし、
久々にマニアック過ぎる話で盛り上がれたから、
この炎天下にラーメン1杯分以上の交通費を
使っても、此方に来た甲斐があったってもんだ!
お陰様で、自分もジェフの命日を良い弔いで
迎えられて非常に有意義であった。。。
因みに、店主曰く、、、
「自分は『命日』をあまり意識したくないので、
この店の開店日も敢えてジェフの誕生日である
4月1日にしてオープンしたんですよね…!」
店主さん、ホンマ好きでんなぁ~~~…!!!
9位
1回
2014/04訪問 2014/04/11
「食べログ」にレビューするクセが付くと、
近所で食事する時でもなるべく未訪の店を選びたくなる。
特に食べたい物が決まってない時は尚更そう思う。。。
でも、かなり昔から店の存在は認知しながらも、、、
営業時間のタイミングが合わなかったり、
普段の客層から勝手にイメージする趣向の違いだったり、
店頭に出ているメニューのあるある度等によって、
中々訪問までに辿り付かない場合の店が在る。。。
此方の店もまさにそんな感じ!!!
目の前に「千束小学校」が在る為に、昼間はママ会の
会場と化しているし、場所柄近所の爺婆客も多いのである。
メニュー達も至って普通過ぎる喫茶店系のラインナップに、
多少「洋食」の料理がプラスアルファされたイメージで、
正直今ひとつプライオリティの下がるお店だったのである。
しかしなぁ~、本当に外食のお店って~のは、
入って実際食べてみねぇ~と分からねぇ~もんなんである!
◇ ポークカレー ◇ 700円 ★★★★
ランチタイムは、サラダ&コーヒー付で800円である。
先ずミニサラダからして貫禄が違う。。。
大きな生トマトやオリーブの実を新鮮な葉物が支え、
彩も鮮やかで量も確りあって素晴らしい!
ドレッシングも黙って3種類が提供される。
どこの店でもある、とりあえずなサラダとは確実に異なる。
そして、素晴らしいクオリティの本格的なポークカレー!!
「日本の咖喱」はポークカレーが基本である。鶏でも牛でもない。
その意味と魅力を極限まで引き出した見事な美味しさである。
極小に刻まれた多種の野菜達の食感がギリギリ残る程度のルウ。
大きくも柔らかいポーク肉の旨さ!ライスの上りも良い感じだ。
欧風カレーのセオリー通り、甘く食べ易い口当たりの味付け。
野菜の甘味とフォンドボー、コクの深みが本格的である。。。
そして此方で一番感動的なのは、
スパイスや辛味の加減を客層に迎合していないところである!
意外にグンと踏み込んだシャープな辛さと、香り高いスパイス
の妙が「洋食」のカレーとして妥協をしていない感じがするのだ。
此方のオーナーシェフは、きっと腕のあるコックとして
昔はホテルや専門店等で手腕を揮っていたのだろうと想像出来る。
まあ、こっちの勝手な想像だけど。。。
でも、それくらい本格的な料理としてのカレーを堪能出来た!
きっと此方はパスタやピラフ等のメニューも旨いに違いない…。
とても「Snack(軽食)」なんていう素人料理ではなかった。
浅草のこんな地味な場所のカフェなのに凄いレベルの高さを見た。
個人的には「浅草の旨いカレーベスト5」にいきなり昇格である。
10位
1回
2014/07訪問 2014/07/17
親愛なるマイレビュアー様が4名も記している此方。
あまりに素敵なビジュアルに堪らず自分も突撃した!
それは、不意に訪れた大塚チャ~ンス!!
職場で突然、池袋までの野暮用が出来たのだ。
自分はすかさず「俺が行って来るよ!」と申し出た。
上司に気を遣う部下達が次々とそれを阻止する。
「そんな野暮用、僕が行って来ますよ!」と、
複数の若手達が立候補してくれる。。。
だが、ここはダチョウ倶楽部のように
「じゃあ、どうぞ…!」とは譲らないのである!
だって、ついでに大塚の此方へ行きたい訳だから。
そうして半ば強引に出掛け速攻野暮用を済まし、
直ぐに此方へやって来た!駅から近いので助かる。
◇ チャーシュー麺(並)◇ 800円 ★★★☆
麺量の並盛と中盛が同一価格!
初訪なので少々ビビッて「並盛」を注文した。。。
だが、丼の大きさが普通のラーメン店よりも小振り。
TGS(立ち食いソバ屋)レベルの丼器の大きさだ。
なので、これだけの肉が並んでても圧迫感は無い…。
喜多方ラーメンの叉焼にもよく似ているが、
アレ程ぷるんとした肉脂の食感は無く、箸でほぐれる
程の柔らかさとシットリ感があり豚角煮に近いかも。
麺は中太のストレート麺。適度な食感で旨~い。。。
そして、濃い目の甘辛い醤油ダレの利いたスープ!
かなり濃厚だが、徳島ラーメンのような甘味の強い
スープではなく、生姜効果でキリッとした醤油味だ。
こりゃ~白飯が進むがなぁ。。。
ランチ時のサービス白飯は3口で終わってしまう極小
サイズなのが少々残念!別料金でももっと食べたい。
味も、盛られた全体像も、何処か上品さがある。
ワイルド&ジャンクなイメージは実食にて払拭された。
とにかく、このポテンシャル高い醤油ダレが胆である。
愛想の良い女将と店主はモンゴルの方のようである。
お二人が永年賭けて開発した珠玉の醤油ラーメン!
このスープ一本でやっているのも凄いし、
確かに飽きの来ない素晴らしいクオリティのスープ。
自宅の近所に在ったら確実に通う店である。。。
近々、また食べに行きたい…。
今年の秋以降、急に「担々麺」にハマり、短期間のうちに都内の話題店にはほぼ全て訪問した!
なので、特に印象深かった店舗が3軒ランクインとなった。。。
1位の『鳴龍』は今更感が強いが、自分もやっと訪問できその素晴らしさを味わった。
4位の『たけくま』は目的の店にフラれて次に訪問したお店。期待してなかっただけに、その旨さと
完成度の高さに驚愕して帰ったのを記憶している。。。6位の『七彩』も驚きの旨さだった!!
2位の『いのうえ』は掲載保留となっているが、確実に店舗は存在し自分は幾度も訪問している。
店ごと「久留米」を推したコンセプトで、そこで出される本場の料理はどれもが美味しい。。。
3位の『陳麻婆豆腐アークヒルズ店』。数ある此方の支店の中でも、全体の味のバランスが一番素晴らしい状態であった。同じレシピでも、やはり料理長が違うと出る料理の味も一味違うものだ…!
5位の『ハリマ・ケバブ・ビリヤニ』は、台頭するインド料理店の中において、本格的なビリヤニを低価格で提供した事の新しさとコンセプトに注目したい。。。
7位の『麺ぽーかろぅ』は、店主と個人的にも仲良くなった事でとても印象的な店!
8位の『テッド・スナック』は自宅の近所に在りながらずっと訪問しなかった店で、たまたま入って食べた料理のクォリティの高さに驚かされた。まさに穴場中の穴場の店だが、地元浅草の自慢だ!
9位の『麺屋はるか』は、今年のラーメンムーブメントで一番話題をさらった「台湾まぜそば」の元祖店の姉妹店である。トピックも含め、今年の顔とも言える店と料理である。。。
最後10位の『北大塚ラーメン』!今年食べたラーメンの中でもかなりインパクトがあったのでランクインとなった。モンゴル人夫婦の作るシンプルな「醤油叉焼麺」であるが、その堂々とした風格たるや、相撲界でのモンゴル勢の快進撃をも彷彿とさせる凄いラーメンであった。。。
総括として、今年はアッと驚くような断トツに凄いQSCの店には出会えなかったように思う…!
都内で店を出して5年以上続く店は2割しか無いという統計が出ている昨今。
料理が旨くてリーズナブルなのは当たり前。今後は普遍的なコンセプトの新店に期待したい!!