5回
2018/07 訪問
今日の叉焼も良い塩梅に煮込まれてました…!
今年の6月で祝開店1周年の『ざい八』!
ラーメン激戦区の浅草において、
しかもこんな裏通りの目立たない立地に、
確りと地元客を取り込んでいるのは凄い。
それは、
メインのラーメンが他に無い付加価値と、
無類のオリジナリティがあるからである。
ラッキーにも、今日も店主から…
「良い塩梅に叉焼が煮込まれてますよ!」
という嬉しい報告を受ける事が出来た。
それは、言い換えれば…
「今日のラーメンは特に旨いッスよ!」
という申告でもあるからである。。。
◆ラーメン 600円
此方の漆黒のラーメンスープは、
叉焼を煮込んだ醤油ダレを、別に取った
出汁で割った「竹岡式」を軸にした手法
で造られている。。。
だから、出汁のコクとカエシの香ばしさ
に加え、叉焼ダレの旨味と甘味が微妙に
活きた何とも懐かしい味のするスープだ!
その見た目ほど濃くないあっさり味の
スープは油分も全く癖が無く美味しい…。
懐かしの縮れ麺にメンマ、どれも好きだ。
無理を言って追加で100円分別皿でだして
もらった生玉葱の食感。シャクシャクして
旨い。「八王子ラーメン」にも通じるな。
懐かしさを高次元で味わえるラーメンで、
しかも町中華の様な粗末さは無く現代的。
尚且つ安価で行列なく(今のところ)喰える。
そして、
このラーメンの核となる「叉焼」の旨さ!
しっとり食感に脂身の甘味と肉の食感。
浸み込んだタレが本当に至高の旨さである。
この抜群な叉焼はいくらカブっても好いが、
「叉焼丼」のはちょっと乾いている。。。
そこを、ラーメンのスープ等で追い打ち
しながら食べるのだ!自然と口角が上がる。
まさに此方でしか体験出来ない美味しさ!
まだオープンして1年しか経っていないが、
この辺では1番浅草らしい醤油ラーメンと
言えるかもしれない。そんな粋な味なのだ。
酒もツマミも充実しているので、
好きな方はチョイ飲みの後に〆のラーメン
…なんていうのがやっぱり良いかも。。。
2018/07/22 更新
2017/06 訪問
『ざい八』新たなるスタートに期待大!
久々の訪問。
ここ最近、此方は公表の営業時間に閉まって
いたり、休みの日以外にお休みだったりと、
もしかして撤退しちゃった?と心配していた。
自分の麺友からも、最近『ざい八』は店を
閉めちゃったの~?と聞かれたりしていた…。
今日も半分不安を抱きながら覗いてみれば、
見慣れた職人さんの顔が見えたではないか!
早速チャリを止め入店!!
調理長に色々と話を聞いてみると、、、
丁度本日より、一調理人からこの店の主に
なった!…とのことであった。。。
どういう事かと言えば、
今まで此方には別にオーナー店主が居り、
雇われ店長として日々ラーメンを作るタスク
だったのが、この度晴れて此方の店主として
全てを取り仕切りる事になったようなのだ…。
そいつは目出度いね~~!!
オーナーの都合でヤム終えず早仕舞いや閉店
になっていたらしい状態も、今後は心機一転、
毎日気合と真心で旨いラーメンを造るとの事。
そいつは嬉しいね~~~!!!
新店主の「ミスター利根川」さんは、
実はバスフィッシング界ではかなりの有名人。
自分も知らなかったがブログも大人気の人だ。
(https://ameblo.jp/misutone/)
そんな利根川氏、昔は精肉業界でも腕利き
だったようで肉の知識が此方のバカ旨な叉焼
にも確り活かされている。やはり知識は宝だ。
◆ちゃーしゅーわんたんめん 1000円
今日のスープも当たりクジを引いた感じだ!
色も濃く、深い味だが、全然塩辛くないのだ。
まさに江戸っ子が喜びそうなスープである…。
相変わらずブレのない叉焼やワンタン。
浅草開化楼の細麺も、この芳醇極まりない
醤油の旨味にピッタリである!細メンマ旨し。
香ばしい醤油のカエシの奥に、フワっと生姜
の風味と爽味が顔を出す。素晴らしい汁じゃ!
昨今流行っている豪華食材や、調理技術の
押収的な彩りラーメンは凄いけど染みない。
こういう王道シンプルラーメンは心に響くな。
気持ちも新たな新店主、今後は新しいメニュー
等にも挑戦する意思があるようだ。期待大!!
個人的には此方の旨いスープの「冷やし」も
是非食べてみたいと思うし、『ふくじゅ』時代
に店主が作っていた「ニュータンタン麺」も
又味わいたい!新しい肉料理も良いかも。。。
何せ、丁寧な仕事と確実な技術を備える店主だ。
早くも勝手に新メニューや限定商品に心が躍る。
で、また此方のこの浅草的で東京的な、
濃い醤油ラーメンが恋しくなって食べ直すのだ。
奥浅草の名物ラーメン店になってもらいたい!
2017/06/10 更新
2017/01 訪問
スープの当たりくじ「大吉」を引きました!
正月気分もそろそろ抜けそうな1月2週目に訪問。
そろそろ此方の営業再開かな…と思っていたが、
むしろ此方は年末年始ずっと休まず営業してたらしい。
既に店員さんは疲労が祟ってハイ状態かも。。。
明日やっと休みという状態の時に自分はお邪魔した…。
店員さんには気の毒だが、今日はそんな店の状態が
見事にスープ等にも反映していたのである。。。
結果的に休まず継ぎ足し状態となった出汁スープの
加減は、ま~さ~に「当たり!」と言える程の深い
コクと旨味。色味もこの上なく深い状態でラッキー!!
◆ わんたんめん 750円
此方はいつもブレない良いスープを出してくれる。
勿論出来立ての琥珀色したフレッシュなスープも
間違いのない美味さなんだが、今回は年季の入った
ような「いぶし銀」的な旨さが爆発していた。。。
相変わらずチュルモチ食感の素晴らしいワンタン!
脂身の旨さを最大限に活かした豚バラ叉焼の妙!
麺と同じ細さで食感だけサプライズの極細メンマ!
さりげなくサポートに廻る美味しい刻み玉ネギ!
そして、地味な存在感ながら確実な準主役の細麺!
そこへ、、、
この老舗おでん屋の閉店間際のような煮詰まった出汁
と老舗うなぎ屋の壺の底に溜まっていたようなタレ…。
もう見た目の濃さからして違った。。。
見よ! この珈琲にも似た真っ黒なスープを!!
でも、味は全然あっさりしていて重くないのである。
このスープは「富山ブラック」のような塩分過多の
塩辛いスープなんかじゃないのだ!極あっさりの精湯。
素晴らし過ぎるこのギャップなんである。。。
年明け一発目の此方は、見事に当たりくじを引いた。
そんな気分である。。。
因みに、、、
此方の「叉焼丼(小) 350円」も間違いのない美味さ!
お腹に余裕のある人は是非頼んでみた方が良いだろう…。
あと、
追加の別トッピングの「粗みじん切り玉ネギ」は、
150円で量が多過ぎ!スープの温度は下がるし微妙だ。
これなら50円で量3分の1にしてもらった方が嬉しい…。
わんたんめん 750円
メンマと麺の見分けつかない
ちゅるもちのワンタン
確り旨い豚バラ叉焼
素晴らしい醤油ラーメンです!
極上のワンタン!
今回は濃厚なスープ!
玉葱トッピング 150円
玉葱の量が多過ぎ…?
トゥ・マッチ…
小叉焼丼 350円
間違いのない味!
2017/01/09 更新
2016/09 訪問
ミドル世代の浅草住民が待っていた醤油ラーメン!
2016年8月10日にオープンした新店である!!!
場所は浅草千束通りからちょいと奥浅草方面へ入った
住宅街。中々ディープな場所であり、直ぐ近所には
『浅草大勝軒』が在る。自分も暫く発見出来なかった。
見掛けの外観と「麺酒盗」なのる屋号等、
パッと観は居酒屋のソレだが、完全なラーメン店!
此方はオーナーがホールでサービスを担当。
厨房には、以前『浅草ふくじゅ』に居られた方が
調理を担当していた。かといって此方のラーメンが
『ふくじゅ』と似通った仕様という事はない。。。
此方のラーメンのスープは一種類のみで、、、
オーナーが拘った真っ黒いスープの醤油ラーメン!
あとは手作りで自慢の叉焼や雲吞が用意されている。
◇ わんたんめん ◇ 750円 ★★★☆
此方自慢のワンタンは厚皮と薄皮の2種類が有り、
注文時にどちらかを選べる。自分は厚皮をチョイス!
もっとりとした皮の食感と旨味、ちゅる~んとした
喉越しも懐かしく、4枚の大きなワンタンは最高だ!
久しぶりに美味しい雲吞麺を頂いた感じがした…。
何と言っても特徴的な真っ黒いスープ!!
江戸前の蕎麦つゆのような黒見なのに味はサッパリ。
鰹&昆布等の和風の味が冴える確り旨い汁である。
おそらく鶏出汁等も入っているようだが、
動物的な重みが前に出て来ない絶妙なバランスの汁。
昔懐かしい「夜泣きそば」のような風味も感じる…。
麺は細いストレート麺!メンマも麺位に細い。
この両者の食感も素晴らしく後を引く。。。
そしてこの「叉焼」の美味さよ!!!
店主が拘っているというのがよく分かるハンパない
豚ロース肉の仕上がり。次回は絶対叉焼麺にしたい!
浅草には、こうした懐かしい醤油ラーメンを出す店
は少なくないのだが、本当に昔から在る老舗の
どこか間の抜けた昭和名残のクォリティの店も多い。
また、逆に今の現代的な手法で「懐かしい」醤油
ラーメンを出す店は、如何にもなノスタルジーさで
裏のあざとさが見えてしまうクォリティの物が多い。
しかしこのラーメンは、平成の耐震設備を備えた
現代の建物構造でありながら、その外観は紛れもない
重要文化財級の古き良き佇まいを残した状態である。
まさに平成の「昭和東京ラーメン」といった仕様だ!
こういうラーメンを、ミドル世代の浅草住民は潜在的
に待っていたのではないだろうか…???
そう思わせるクォリティの醤油ラーメンであった…。
場所は悪いが、このまま浅草の名物に育ってほしい
ラーメンである。(あくまでも個人の感想です…!)
わんたんめん 750円
拘りの旨い叉焼は2枚!
細ストレート麺!
店舗外観
皮厚めのワンタンを…
広げるとこんなにデカい!
麺と同じ位の極細メンマ!
黒いスープはあっさり懐かしい味!
ちゃーしゅーめん 850円
懐かしくも新しい東京ラーメンの新しさ。
今日の豚肉のコンディションは少し硬めの仕上がり…
安心して頂ける醤油味!
卓上調味料
店内
屋号看板
店舗入口
2016/10/11 更新
何気に好きな味で通っている此方である。
最近は夜営業のみに変わったので
少し行ける回数が減ってしまった。。。
今日は何気なくいつもと違う麺を選択…。
それが想定以上に美味しくて笑えた!
◆麻婆らーめん 900円
此方は基本が、居酒屋でラーメン店だ。
だから当然品書きに「麻婆豆腐」は無い!
だが、店主:ミスター利根川氏が
豆腐を使って賄い食を作っていた時に
完成したのがこのメニューらしいのだ。
此方の売りである「竹岡式」の濃~い醤油
スープと、店主が造った自家製辣油がこの
作品にも見事に反映されていて素晴らしい。
麻婆豆腐は当然本場四川風ではなく安定の
日本式麻婆で食べ易い。この香ばしい醤油
ダレに絡まった麻婆餡は自家製辣油由来…。
麻婆豆腐が入ろうと、そのスープの味は
変わらず健在で、辣油の旨味と辛味の他、
刻み玉葱の辛味と食感、此方自慢の叉焼も
挽肉に混ざり本当に好い味を出している!
こういう「麻婆豆腐麺」は他では中々味わ
うことが出来ないだろう!まさに竹岡式の
醤油スープ有りきの個性的な味なのである。
あくまでも
此方の「醤油ラーメン」に麻婆豆腐が
トッピングされたという力関係を保った
ユニークな麻婆豆腐麺である。。。
普通だとどうしても麻婆豆腐のインパクト
が勝ってしまうのだがコレは違う…。
それは店主の作る麻婆のレシピにも由来
するのだろうが、良い意味で全て日本産!
絶対に中国人シェフには作れない作品だ。
町屋の『愛心』の麻婆豆腐麺も完全日本式
で旨かったが、彼方は煮干出汁など如何に
も日本風な造りをしていたが、此方のは
普通の醤油スープ麻婆麺なので面白い…。
店主ミスター利根川氏は中々器用な男だ。