4門さんが投稿した成都担担面(中国/成都)の口コミ詳細

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成都担担面成都/担々麺、四川料理

1

  • 昼の点数:4.5

    • ~¥999/ 1人

      訪問時点の為替レート換算での金額になります。
      • 料理・味 4.5
      • サービス 3.0
      • 雰囲気 3.5
      • CP
      • 5.0
      • 酒・ドリンク -
1回目

2014/10 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス3.0
    • | 雰囲気3.5
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人訪問時点の為替レート換算での金額になります。

さすが元祖担々麺!感動の味と安さは世界一!!

食べログ」も最近は海外の店もレビュー出来るようになった!

住所や電話番号等、新規登録するのも大変だが、
海外に強いマイレビュアー様達も、
頑張って登録&レビューされている。。。

自分も、今年の5月に中国は四川省成都へ、
待望の担々麺&麻婆豆腐弾丸ツアーヘ独りで行ってきた!

3日間という短い滞在期間ながら、
麺類16杯麻婆豆腐5種類等をひたすら喰った。
ま、火鍋肉まんとかも色々頂いたけど。。。

その中でも、
特に「担々麺」と「麻婆豆腐」の発祥の店だけは、
まだ記憶が残っているうちに記録に残しておきたかった…。

当時の日記欄にはもっと詳細なレビューを記したが、
お店の料理については詳しく触れなかったので、
ここに改めて当時の感動を記録しておきたい。。。


担々麺発祥の店である此方「成都担担面」。
成都市内に4軒程在るようで、此方は本店である。

国内の他の地区にも店舗が存在するかは知らないが、
中国政府公認の老舗の証「中国老字号」に指定されている。
いわば、日本で言う「重要文化財」指定みたいなものか。

今でこそ店内も外観も完全にファストフード店な佇まいだが、
1840年代から続く歴史と伝統を受け継いでいる店である!


そもそも「担々麺」とは、、、
1840年前後に陳包包という仇名の男が、
天秤棒を担いで町で売り歩いていた辛味麺の事である。

日本でも江戸時代、豆腐や金魚を天秤棒に担いで売っていたし、
その「担ぐ」スタイルから「担々麺」となったと言われている。

又、「包包」という名前は中国では「」の事であり、
彼はいつも鞄のように軽々と麺や食器を肩にぶら下げていた…
のかもしれない。。。自分の想像だけど。

本場の「担々麺」は汁が無い!
もし汁があったら、肩に担いで歩けないからである。
こぼれちゃうし、熱く保温したまま汁を持ち歩けないから。。。

ここでも、ややこしい「」問題が日本人に混乱を来たす。
麻婆豆腐」を発明したのもさんという婆さんだし、
この「担々麺」を広めたのもという名のオッサンである。

これにより、あまり料理に興味のない日本人は、
皆「陳建民」か「陳建一」の事だと勘違いするのである!
層状効果で陳建一の店ばかり儲かっている。笑えない事実だ。

話は少し脱線したが、
想定外の現代的な店で、歴史ある本物の「担々麺」を頂く。


◇ 手幹担担面(担々麺) ◇ 6元  ★★★★☆

値段は1杯6元!当時のレートで100円以下である。安っ!!
まあ、丼のサイズが日本のご飯茶碗位なので凄く少ないんだが。
自分は旨過ぎて、結局2杯食べた。。。

担々麺」の元祖であり専門店だから、
色んな具材が乗った担々麺も有るのかと思っていたが1種だけ!
この辺りは日本と違って潔い感じがして面白かった。。。

テレビや雑誌や旅行ガイド本で穴の開く程見た実物と対面!!
この地に来るのも15年は夢見ていたので、感動はひとしおだ。
こんな粗末な麺料理を、どれ程待望していたことか。。。

乾麺を湯がいたような独特の麺。
加水率は比較的低めで、極若干平たい形になっている。
でも食感は悪くなく、それなりに弾力もあり中々イケる…!

どうにも説明出来ない中国の香辛料と唐辛子達が、
独特なオリジナルのタレとなって丼の底に鎮座している。
コレを一気に麺と一緒にかき混ぜて食べる訳である。。。

何ともシンプルだが、コレが本当に旨かった!!!
既に他の有名店でも同じ物を食べていたんだけれど、
やはりと言うか流石と言うか、此方のが1番美味しかった!

色々な辛さと、色々な旨味が交互にやって来る。。。
花椒の香りも痺れも、それなりに強いが強烈ではない。
いやぁ~、この味が日本では出せてないのだよぉ~~!!

ゴマの風味も無けりゃ、あからさまな辣油の辛味でもない。
深く、広く、旨く、辛い! 本当に元祖は違うと感じた…。

それにしても、この粗末な炸醤肉末(挽肉味噌)は、
どうしてこんなにも旨いのであろうか…!?マジ不思議!

タレという程液体にもなってなく、唯の調味料なんである。
ソレが唯一無二の旨さであり、ブレンドの妙である。。。
もうこの炸醤肉末は中国国家機密レベルなのかもしれん…。

中国の飲食店には必ず置いてある卓上の黒酢
此方にも黒酢しか置いてない!花椒辣油も無いのである。
一応、自分も黒酢を掛けて喰ってみたが、決して旨くはない。


◇ 排骨面 ◇ 10元  ★★★☆

排骨と言っても、本場は豚の内臓が多い。
コレも日本語で言うと「揚げ豚ホルモン入り麻辣麺」という感じ。

排骨肉も、粗末であまり美味しくはなかったが、
辣油たっぷりのスープは、濃厚で辛くてコクもあり旨かった!
この麻辣スープも此方秘伝のレシピらしい。素晴らしいな。


◇ 紅油耳片 ◇ 12元  ★★★

要するに「ミミガーの四川風辛味炒め」ってところか!
辛さも程々に、それなりに美味しい定番おつまみだが、
担々麺」の倍の値段を払って食べなくても良かった。
それでも激安過ぎるけど。。。

花椒の香りが効いた、あまり辛くない炒め物であった。
こっちは、餃子といいミミガーといい、
こういった「紅油」系の辛味ダレの料理が本当に多い。。。


此方のお店は、滞在したホテルから近場ではなかったので、
この1回こっきりでの体験だったが、もしホテルから近ければ、
是非とも滞在中毎日でも食べて脳裏に焼き付けたい味だった。
それくらい旨い「担々麺」である。


とは言え、、、
コレが日本の「汁なし麺」位のガッツリ量だったならば、
絶対に味に飽きてしまっていただろう…とも思う。。。
やはり、この1杯の少ない量と値段が絶妙なのである!


陳麻婆豆腐店」の本店では少々ガッカリした対面だったが、
此方の元祖担々麺は、他の店で食べたいくつもの同品よりも旨く、
その「他の追随を許さない」という言葉を地で行く素晴らしさに
感動して帰宅したのである。やっぱ「元祖至上主義」は正しかった!

それにしても日本に支店第1号が来てもおかしくないのだが、
やはり「中国老字号」って事で中国の文化遺産になってしまい、
その辺りはどうしても難しくなってしまったのかもしれない。。。


あと余談だが、
此方の店のロゴの『』の文字が凄く可愛らしかった!!

帰宅して写真を見たらピンボケだったし、
本場中国に習って、ロゴを複写してTシャツでも作ったら
売れそうなくらい楽しいロゴマークであった。悔しい~~!

  • 手幹担担面 6元

  • ご飯茶碗サイズの一杯

  • 丼底の調味料を混ぜ混ぜして頂きます!

  • 店舗外観全貌

  • 旨過ぎてお替りしました!

  • 辛く、旨く、スパイシー!

  • 汁は全くありません!

  • 紅油耳片 12元

  • 排骨面 10元

  • 日本の排骨麺とは随分違います…

  • 卓上に有るのは黒酢!

  • 店の「担」のロゴが可愛い過ぎたのに写真ピンボケ!

  • 店内は完全にファストフード店となってます。

  • 広々と清潔な店内

  • 奥の壁には担々麺のウンチクが…

  • と思いきや、旨い拉麺の作り方が書いてあるようです。

  • 挿し絵だけは担々麺の歴史!

  • メニュー(前の奥様の鞄が邪魔!)

  • 壁のメニュー

  • 店舗看板

2014/11/02 更新

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