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1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2015/07訪問 2015/08/02
【閉店】
7月22日午前9時ごろスマホが鳴りました
いつもの様に部下からの業務連絡だと思い、スマホの画面を見ると登録も見覚えもない電話番号が表示
045-○○○-××××
何となく神奈川方面だろうと思いながら電話に出ると「横浜の武蔵屋です」と聞き覚えの在る喜久代おばちゃんの声
「急なんだけど、今月末でお店閉める事にしたのよ」
「○○さんはいつも遠方から来て下さるから、次いらした時にもうお店が無くなっていてご迷惑掛けるといけないから」
これ以降も体力的に厳しい事や、8月は恒例の夏休みだからキリが良いので7月末で閉店する事に決めた事等を話してくれました
小生は出張の予定も無く、今月中にお邪魔する事は不可能だと思い、電話で今までのお礼やお別れの挨拶を済ませました(涙)
しかし・・・
お歴々の常連さん達が沢山居る武蔵屋
そんな末席にも座れない程度の小生におばちゃん直々にお電話を戴いた事が感動と感謝で一杯!
このままで良いのだろうかって気になって仕方が在りませんでした
そんなモヤモヤな気持ちのまま数日が経過しましたが、思い切って31日の最終日におばちゃんに会いに行こうって決めました
でも日程の都合で日帰りするしかなく、始発と最終の羽田往復便を予約しました
関東在住の武蔵屋LOVEなレビュアーさんより色々と情報を戴いていて、1順めに席を確保しようと思うと結構高いハードル
当初13時頃から並ぼうと思っていましたが、暇潰しの友人とのランチも早く済んだので12時お店へ
流石に誰も並んでいなく1番乗りを果たす事ができました!
それ以降のこの日の様子は神奈川新聞の電子版にもレポートされていますのでご一読を!
「武蔵屋の一番長い日」
http://www.kanaloco.jp/article/112576
14:00過ぎには店内へ
「暑い中、待って戴くのが申し訳ない」とのおばちゃんの配慮
この日は、武蔵屋の卒業生が何にも自ら手伝いに訪れていました
皆さん現役時代に使用していた櫻正宗の前掛けを今でも取って在るとの事
時代により意匠の違う前掛けを着けた卒業生達が別れを惜しみながら手伝ってるのが印象的でした
普段はこの店の代名詞で在る「三杯屋」なのですが、閉店が公になってから「一杯屋」
少しでも多くの方にお店に入って貰いたいって事の様です
先払いで1000円を払うと、いよいよ武蔵屋の千秋楽の始まり
酢玉葱、おから、赤飯が目の前に並びます
可愛いお嬢ちゃん同伴で手伝いに訪れた卒業生の「あみちゃん」が現役同様の見事な放物線を描きながらコップへお酒を注いでくれました
名残惜しいので、普段食べ慣れた酢玉葱やおからも良く味わいながら
1杯のコップ酒も何度にも分けて呑み干しました
でも呑み終えても居座る様な無粋な客が居ない所もこの店の品格
おばちゃんからの最後の掟破りの1杯を戴き、おばちゃんへの感謝の気持ち、元気で居て欲しいとの気持ちを伝え
外で待つ同じ思いの人達と交代する為に店を後にしました
おばちゃんに花束を渡す際に、「電話貰って別れは済ませた筈だったけれど、それじゃ気が済まなく来ちゃった」って伝えると
「今日はいつもの荷物が無いね、出張じゃないの」と鋭い指摘(汗)
「実は会社サボって来ちゃった」って応えると、「ダメよ会社サボチちゃ」って窘められてしまいました(笑)
今まで長い間、本当にお疲れ様でした
これからも元気で長生きして下さいね
そんな在り来たりな言葉しか表せなくて御免なさい
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~出張の疲れが癒される店の雰囲気とおばちゃん心遣い~
【再訪】
もう何度お邪魔しているのか数え切れません
火曜、水曜、金曜の週3日のみの営業
8月は1ヶ月間の夏休み
92歳の女将である喜久代おばちゃんの健康状態によっては臨時休業
関西から出張の際にお邪魔する小生には中々ハードルが高いお店です
12月に入り最後の神奈川出張だったので此方の営業に合わせて出張の予定を入れました!
前回、前々回が臨時休業だったので、心配と一抹の不安を抱えながら、店に向うと
見慣れた建屋には灯りが点り、談笑する声が聞こえてきたのでひと安心
店に入ると、喜久代おばちゃんが笑顔で迎えてくれました!
おばちゃんの元気な笑顔が見れるとホッとするんですよね
いつも変わらぬ5品の肴と三杯の酒
そして帰り際のおばちゃんからの掟破りの4杯め
今年最後の武蔵屋でした!
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【再訪】
どうしても今月中に訪れたくて、無理やり出張予定を入れちゃいました(汗)
先月はおばちゃんが体調不良でお店が閉まっていて心配だった事
それと、店で唯一の男性である、大学生の佐藤くんが今春大学を卒業し就職する為にお店を卒業する事
そんな理由で・・・ おばちゃん元気そうで安心しました ホッ
最終日は3月29日なのですが、多分門出を祝い、別れを惜しむ常連さんで一杯になると思い
1日前の営業日である27日にお邪魔しました!
店はいつもと変わりない雰囲気
でも帰りがけには、常連さんが佐藤君に色々と言葉を賭けていました
小生も、ささやかなお祝いを渡し店を後にしました
新しい世界でも頑張って下さいね
そして今度は、同じ客としてご一緒しましょう(笑)
お疲れ様でした!
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【再訪】
この日はおばちゃんに年末の挨拶をする為に、必要も無いのに出張の前泊(汗)
最近口開けに間に合わないと行列必死の状態が続いているので
口開けに間に合う様にいつもより1本早い便で横浜入り
でも、小生の2組前で満席になっちゃいました(涙)
そしてこの後、寒空の下、1時間15分待ちました
お定まりの三杯と五品、それに追加の小鰭の酢〆と衣かつぎ
最近三杯めはひやで戴いてます
ひやは新しい一升瓶の封を目の前で切って、そのままコップに注いでくれます
今年最後の神奈川出張で有る事をおばちゃんに告げて、年末の挨拶を済ませて
『おばちゃんからの掟破りの4杯め』を戴き、店を後にしました!
今年一年、寛ぎのひと時を提供して戴き有難う御座いました
来年も出張の度に寄らせて戴きます!
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【再訪】
この日は急遽昼過ぎに神奈川出張が決定し、前泊の為に15時のANA便で羽田へ
前泊の必要は無かったが、先月口開け前に並んでも入れなかった此方へお邪魔する為に無理矢理w
羽田からバス、JRを乗り継いで店に向かうも、口開けには間に合わず、しかも満席(涙)
おばちゃんがすまなそうに「御免なさいね」と声を掛けて暮れました
何も予定が無かったので、席が空くまで店先で待つ事に・・・
店内を覗いては、恨めしそうな視線を送り続けながら40分程待ってやっと席へ
この日は燗酒では無くひや酒三杯といつもの肴
酢〆のこはだが有ったので追加しました
最後に恒例の掟破りの四杯めと、おばちゃんから「ホテルで戴いて」と櫻正宗の小瓶を戴いた(笑)
毎回、同じ事の繰り返しですが、それが物凄く心地よい!
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【再訪】
この日はバレンタインデー!
お店に寄るとおばちゃんからチョコレートを戴きました(笑)
今までチョコレートを戴いた中では最高齢ですw
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【再訪】
この日は今年最初の神奈川出張の前泊
新年の挨拶をしようと思い店に寄りました
おばちゃんは元気そうで何よりでした(笑)
席に着くとおばちゃんから「年賀状有難う」って・・・
座敷に黒猫が目立つ店の雰囲気とは違うポスターが張ってありました
よく見ると「野毛 武蔵屋 三杯屋の奇跡」と書いてあります
何とお店が劇になっちゃうんだってw
喜久代おばちゃんを演じるのは、常連さんの女優五大路子さん ←どんな感じになるんだろう?
しかも、店唯一の男性スタッフである、大学生の佐藤くんも出演するとの事w ←役どころは未定
日程が合えば、観てみたいなぁ・・・
小上がりの手前に今まで見かけなかった絵が掛けられていました
これは徳川宗家18代当主が1965年頃のお店の様子を描いた水彩画だそうです ←小生が2歳の頃かぁ・・・
先代のおばちゃん達のお父さん、40歳代のおばちゃん達も描かれてます ←確かに若い(笑)
こんな事を話題にしながら、いつもの料理といつものお酒・・・
最後には掟破りのおばちゃんからの四杯め・・・
何か実家にでも帰って来たかの様な和みの居心地
今回はこの店の常連客の客層の凄さをまざまざと感じてしまいました
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【再訪】
7月以来です
いつもの酒にいつもの肴、そしてお元気そうな喜久代おばちゃんの笑顔
これだけで十分なんです!
他に何にも望みません
この日も遠路遥遥ありがとうって事で茹でた里芋と掟破りの四杯目をおばちゃんから戴きました
そんな心遣いも嬉しいのですが、この店に寄れるだけで幸せです!
また寄らせて戴きますね(笑)
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【再訪】
3月以降、立ち寄る度に「本日休業致します」の張り紙
食ベログ等で再開しているのを知って、出張の予定を営業日に合せて行って来ました(汗)
羽田空港から店に電話を入れてこの日の営業を確認!
7月が誕生日の喜久代おばちゃんに遅ればせながらお祝いの花を持って店へ・・・
おばちゃんは照れ臭そうに喜んで受け取ってくれました(笑)
「本日休業致します」の張り紙の理由は喜久代おばちゃんが体調を崩して2度入院したとの事
妹の富久子おばちゃんも自宅療養中らしい・・・
89歳と87歳の姉妹にはまだまだ元気で頑張って欲しいものです!
それとおばちゃん達が「横浜の魅力づくりに貢献した」と横浜市から表彰されました(笑)
市長が自ら表彰に店に訪れたそうです!
いつもと変わらない酒の肴と三杯のお酒をいつもの様に戴きました ←この不変さが素晴らしい
帰り際に、最近恒例の掟破りの4杯目とお花のお返しにと櫻正宗の上撰を貰っちゃいました(笑)
8月は恒例の夏休み、休み明け営業はは9月6日からです
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【再訪】
5月中旬の水曜日、出張の途中で寄って見ました
桜木町駅の蛍光灯の間引きや「野毛ちかみち」のエスカレーターは全面運休と相変わらずの節電
関西とは違って原発事故による電力不足が如何に切実かを痛感(汗)
3ヶ月連続で今回も「本日休業致します」の張り紙(涙)
張り紙自体は別な紙に変わって居ましたが、セロテープで厳重に張られていましたw
店内では数回電話が掛かって居ましたが、誰も出る様子は有りませんでした
口コミには4月訪問って方のレビューが有るし・・・・
営業はしてるけど、たまたま運が悪いだけ?
現在毎週水曜日だけが休業?
震災以降何らかの理由で長期休業中?
どなたかご存知ありませんか?
3番目の理由でおばちゃん達の健康上の問題でない事を切に願っています!
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【再訪】
4月中旬の水曜日に今月も寄ってみました
前回に比べると幾分かマシになってるとは云え
横浜は相変わらずの節電モード
至る所でエスカレーターが運休して照明も暗め
動物園通りから店を覗くと店先の外灯が点いていたので近づくと・・・
「本日休業致します」の張り紙(涙)
しかも、この張り紙は前回と同じで時間の経過で少し劣化していました
って事は前回3月に訪れた時から休業が続いているって事なのでしょうか?
単に震災、節電絡みの休業ならよいのですが・・・・
店の再開とおばちゃん達の健康を祈念して店を後にした
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【再訪】
東日本大震災から10日以上が経った水曜日に寄ってみました
原発事故の影響で街中が節電モード
JR桜木町駅構内も大袈裟に云えば真っ暗
「野毛ちかみち」や「ブルーライン」のエスカレーターも前面運休
いつも賑わってる野毛の街も節電の為に看板の灯は疎ら、人通りも疎ら
動物園通りから店を望むと何となく暗い
節電かな?と思って店に近付くとガラスの引き戸に張り紙が
「本日休業致します」
律儀なおばちゃん達の事だから世相を意識しての休業だとは思うのですが・・・
おばちゃん達の健康上の理由での休業でない事を願って店を後にしました
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知る人ぞ知る野毛の名店「武蔵屋」
初めて訪れたのが今年の6月中旬
それからは毎月出張の度に寄ってます
と云うより出来る限り出張の予定を店の数少ない営業日(火、水、金)に合せてるって感じ(汗)
JR根岸線桜木町駅から「野毛ちかみち」を潜って「動物園通り」を進むと右手に店は有ります
初めて訪れた時は中々見付らずに四苦八苦
店には看板も暖簾も無く極普通のレトロな一軒家
店は今年米寿を迎えたおばちゃんともうひとりのおばちゃんの姉妹が切盛りしています
(手伝いの大学生はみんな横浜国大生との事)
8月1ヶ月間はお客さんが暑い中来店してもらうのが申し訳無い、手伝いの大学生に夏休みをゆっくり過ごして欲
しいとのおばちゃん達の気遣いから夏季休業となります
そしてこの店の仕来り(ルール)は「お品書き」がなく、定番の小鉢5品とコップ酒三杯で2200円
小鉢は酢玉葱、おくら、鱈豆腐、納豆、漬物盛、お酒は神戸魚崎郷の「櫻正宗」が定番
酒三杯呑み干すまではビールや定番以外の小鉢(里芋、〆コハダ等)を追加する事は出来ますが、三杯呑み干し
たら帰らなくてはなりません。
この仕来りはおばちゃん達のお父さんの先代が魚や豆類を肴にお酒も三杯までにしておけば、健康を害す事も
酔って人間関係損なう事も無いだろうと云う気遣いから始まり、今も脈々と受け継がれています。
他所では味わえない独特な雰囲気。時間の流れも遅く感じ、まったりと心がいやされる空間。
おばちゃん達と共にこの店がいつまでも続いてくれる事を願わずには居られない。
2位
1回
2013/02訪問 2013/11/19
呑んだ暮れ日記 仙台文化横丁 源氏編 ~念願の酒場で軽く呑んだ暮れる~
300レビューの節目は呑んだ暮れらしいお店を・・・
数年前から帰省の度に行って見たいと思いながら実現せず ←両親との付合い優先の為
募る思いを今回やっと果たす事が出来ました(嬉)
昭和の風情を色濃く残す文化横丁
この文化横丁には、子供の頃に亡き祖母に連れられて良く訪れた思い出の洋食店アメリカングリルも有ります
そんな横丁で、昭和25年から60年以上続く老舗の酒場が此方
地元は元より、東京から新幹線で通ってる常連も居るくらい、呑んだ暮れの間では著名な酒場なのです
この日は17:00の口開けを狙っての訪問
横丁から更に細い路地を奥へ進み、斜めに掛けられた玉暖簾を潜って引き戸開けると未だ誰もいませんでした
和服に割烹着姿の女将さんが、これ以上似合うシュチュエーションは有り得ないって感じの店内の雰囲気
電球の淡い光がすべてをセピア色に変えてしまっている様です ←表現が難しい
女将さんに右手奥の席を案内され、周囲を見渡しながらゆっくりと席に着きました
此方はお酒を註文すると、それに合わせたお通しが提供されます
それに合わせて、自分の好み、腹具合で追加で酒の肴を註文するのが流儀なのです
この日の註文はこんな感じ・・・
・高清水初しぼり
秋田の地酒です
秋から春に掛けて期間限定で呑む事が出来る新酒の様です
これを冷やで戴きました
後口が良く、少し酸味が有り、割と濃厚な味わいです
お通しは菜の花のおひたし、ゆで豆、漬物
実家ではファンヒーターがフル稼働している様な気候ですが、菜の花を食べると春を感じますね(笑)
漬物は創業当時から続いている糠床で漬けた自家製、これが何とも云えない旨さなんです
・新政
こちらも秋田の地酒
全国的にも知名度の高い秋田の銘酒
他所では見た事が無い酒燗器で燗を付けてコップから零れ滴る位注いで暮れます
この一連の所作は、店の雰囲気と相俟って神事の如く厳かに感じられます
大吟醸等の特別な酒では有りませんが、かなり美味しくと思えるのは、感じ取ったものの影響が大きいのでしょうか?
まぁ元々旨い酒って事なのでしょうねw
お通しは湯豆腐
弾力が有って大豆が濃厚な味わい
この豆腐は子供の頃に食べていた様な懐かしく美味しい一品でした!
・国盛にごり
愛知県知多半島の半田市の地酒
真っ白なにごり酒が店の薄暗いセピア色景色の中で幻想的に映ります
米の味がしっかりと感じる旨いにごりです
お通しはお造りでいさきと鰤
イサキはコリコリで鯛を食べている様・・・
鰤は油がのって旨い
このふた切れずつって云うのが程よい
4杯めのお通しは味噌汁かおでんを選らぶ事になる ←この日はやっと来れたと云う気持ちで胸一杯だったので3杯でストップ!
特に味噌汁は〆の意味の様で、この店は4杯呑んだらお終いって云うのが流儀との事
これは、健康的にお酒を愉しんで欲しいと云う店の思いが込められてる
これは小生のお気に入り、横浜野毛の武蔵屋の三杯流儀に相通じるものが有る
吉次の煮付け、ほっけ刺し、めひかり、莫久来(ばくらい)・・・
魅力的な料理のお品書が目に入るが、悲しいかなひとりでは限界です
感動と満足感、そして食べれなかった肴に後ろ髪引かれる思い、が複雑に混ざり合って店を後にしました
来年帰省した時も是非とも寄ってみたいと思います!
3位
4回
2019/04訪問 2019/05/12
呑んだ暮れ日記 大阪北新地 鮨処 多田編 ~自分の中では大阪で1番だと思う寿司処~
大阪でNo.1だと思っている鮨処
お店は関西を代表する夜の街、大阪北新地の永楽町通りの西エリア
「串カツだるま北新地店」の東隣のリンデンビル4階に在ります
決して大阪屈指の評価を受ける名店と云う店構えでは無く
テナントビル4階のこじんまりとした佇まいが意外なお店です
店内も極々普通の寿司屋然としていて、高級過ぎて敷居が高いって雰囲気は微塵も感じさせません
板場を囲む通常8席、場合によっては9席のスペシャルシートです
大将の多田さんは、何人もの一流寿司職人を輩出している「鮨処 平野」のご出身
「鮨処 金城」「すし ふく吉」「堂島 鮨 清水」等のお店の大将は、弟弟子に当たります
多田さんは、平野の女将さんの甥っ子さんって事は知る人ぞ知るエピーソード
同じ北新地のミシュラン店「寿し処 黒杉」の大将が独立する際に
此方の板場に短期間立った事が在り、色々とアドバイスを受けて独立開店したそうです
2001年5月に独立開店
食べログの大阪府×寿司の総合ランキングで3位、4.19ポイントの評価
2017年2018年2019年と3年連続で「The Tabelog Award Bronze」を受賞
2019.5.10現在
これ以上に多田さんの凄さは、シャンパーニュの最高峰のひとつ「KRUG」に造詣が深く
日本で数少ないアンバサダー(親善大使)に任命されているんです
しかも2018年には「魚とKRUGの究極マリアージュ」を求めて
世界で12名の料理長が選ばれた際にも、多田さんはその12名に選ばれています
お店は完全紹介制なので、店を訪れた事が在る方の紹介が必要となります
初めて予約を入れる際には、紹介者から予約を入れて貰う事をお勧めします
「多田さんはミシュランお断り」と云われていますが
この紹介制のシステムとミシュランの趣旨が相入れないんです
「ミシュランガイドを拝見して予約入れたいんですけど」では紹介制になりませんからね
寿司や料理の美味しさと素晴らしさ
多田さんのホスピタリティ
全てが大阪でトップクラスのお店です
この日は気心が知れた呑んだ暮れ仲間と月例の集まり
毎月お題目のジャンルを決めて、行って見たい店を各自が提案
その中から店を絞って皆の予定と予約の兼合いで店を決めているんです
1月は、丹波篠山の『囲炉裏料理 いわや』で雪景色を眺めながらぼたん鍋を堪能
2月は、西成の名店『すき焼・鍋物 なべや』でかきたっぷりのかき味噌鍋をはふはふ
そして3月は、念願だった『鮨処 多田』を貸切っちゃいました
個人的には何度も訪れていますが、このメンバーで揃ってお邪魔するのは初めて
昨年末の忘年会でお邪魔した際に予約して、この日を迎えました
リピーター5名、デビュー4名の計9名でお邪魔した!
●愉しく美味しいひと時
多田さんは、一見さんお断りの完全紹介制でミシュランの調査さえもお断りの店
そう書くと、気難しい大将のお店って感じもしないでは在りませんが
実際には、気さくで、ホスピタリティ溢れた愉しい御仁なんです
普段は、諸般の事情から撮影禁止なのですが、貸切りの場合は画像、動画に関わらず撮り放題
多田さん自ら撮影に協力してくれるパフォーマスなんかも登場しちゃうんです
此方へお邪魔っするなら、絶対に貸切をお勧めします
此方では、いつもシャンパーニュで乾杯してからスタートします
多田さんがアンバサダーを務める、シャンパーニュの最高峰のひとつ「KRUG」を
景気良く抜栓したい所なのですが、予算的には中々厳しいので別な泡で・・・
「Diebolt Vallois Brut Blanc de Blancs 2010」で乾杯して宴がスタートしました!
■先付 鮪のスジの煮凝り
鮪のスジ肉を柔らかく炊いて、そのゼラチン質で煮凝りにしたもの
添えて在る和辛子の風味を添えて戴きます
鮪は、生の本鮪を使った贅沢な一品です
■造り 白甘鯛の昆布〆
白甘鯛の昆布〆は多田さんがお気に入りの一品
多田さん独特の手法で皮ごと炙ってから昆布〆にして在ります
皮めに脂が多く在るので皮を引かずに炙っているとの事です
京都雲月の塩昆布が添えて在ります
そのまま、若しくは山葵を添えて・・・
■バッテラ昆布 小鯛の棒寿司
白甘鯛のやや脂ののったものを食べた後にスッキリサッパリと
〆た小鯛とシャリの間に刻んだガリと大葉が挟んで在ります
■わかめのしゃぶしゃぶ
生わかめの旬は2月3月なんだそうです
和歌山県の田辺周辺でしか採れない「ひと葉わかめ」を使っています
潮の香が高く、先ずはそのまま、後はポン酢で
いつも大根と共に添えていますが、旬で美味しいので一品として
シャキシャキの歯応えでそのまま食べても十分の美味しさです
■握り 鮪赤身
最近、前半戦から握りが登場する事って増えましたね
この日は、宮崎産の134㎏の生鮪です
しかも最近多い手渡し寿司
さっぱり旨い鮪で、ひとこ「旨い」って唸ってしまいました!
赤身で香りを愉しむなら春先の鮪が1番なんだそうです
■握り 鰆
続けて手渡し寿司です
クセが無く、ほろっとした甘みがあり
程良い脂が共存する美味しい一品です
■岩牡蠣
隠岐の人里離れた小さな湾で養殖された3年ものの岩牡蠣です
水質が奇麗で、潮の流れが在り、ほぼ無菌状態で養殖されています
肉厚のぷりっとした食感でさっぱりしているのに旨みが在ります
肝の部分は淡路産玉葱のポン酢で、身の部分は塩で戴きます
濃厚さが無いのに妙に美味しい不思議な牡蠣です
■烏賊げそ炒め 台湾唐墨添え
岩牡蠣が食べられ無い人用の代替料理です
烏賊げそをオリーブオイルでさっと炒めて台湾唐墨の粉をたっぷり振り掛けて在ります
■鰹のたたき ステーキ風
登場した瞬間「旨そう」って言葉が口に出ました
初鰹にブレンドした醤油にすり生姜、すりニンニクを溶いて塗りながら焼くので
ニンニクの風味が効いています
通常のたたきの倍以上の厚さに切るのでステーキ風です
そのまま、塩パラ山葵、生姜と玉葱何れかで・・・
厚みが在ってニンニクの心地良い香りで美味しい
■生のこの子とクリームチーズの金山寺味噌漬
蛍烏賊大吟醸粕漬と蛍烏賊沖漬けの代替料理
クリームチーズは味噌の風味が加わり濃厚さが増長
生のこの子は酒泥棒な一品です
■酒の肴になる巻物
・烏賊たらこ巻
・小肌と紫蘇、ガリ巻
・筋子、烏賊、紫蘇巻
小生は全て烏賊抜きで提供戴きました
巻物なのに酒が進むから不思議です
特に筋子巻が美味しく、酒がグビグビ進みました
■鰊のお料理
旬の北海道産の鰊を使った料理
・鰊の刺身
鰊は弾力の在る肉質で骨が硬くて抜けないので骨切りをして在ります
全く骨は気になりません
弾力の在る肉質は他にはない
・鰊の塩焼
焼いても骨が柔らかくならないので、刺身同様に骨切りをして焼いて在ります
塩梅抜群で食べ応え在ります
・数の子(色が濃い)
味噌漬けで1週間寝かせて在ります
・数の子(色が薄い)
薄塩で塩焼きにしたもの
■卵かけご飯
いくら醤油漬け、釧路の生馬糞雲丹、大分の龍の卵の三種の卵かけご飯
自家製いくらの醤油漬けは3月でシーズンが終了するので、最後のいくらを使っています
北海道釧路産の馬糞雲丹は、ミョウバンを使ってない海水生雲丹
大分産龍の卵の卵黄をソース代わりに掛けて在ります
三種類を混ぜるとただただ濃厚で美味しい卵かけご飯になります
塩梅はいくら醤油漬、酢飯との相性も抜群なんです
■握り 小肌
此処から後半戦がスタートです
これ食べないと寿司を食べた気になりません
醤油を塗った部分が、飴色掛かった銀色に輝く奇麗なビジュアル
塩と酢だけで絶妙な〆具合、ネタケースに並べる前に酢で再度洗っています
これ旨過ぎます!そして奇麗!
■握り 鮪漬け
先に食べた赤身と同じ宮崎産の134㎏の生鮪
鮪の赤身らしい濃い味わいと仕上げ醤油が抜群です
寿司を食べてますって気分になります
■握り 細魚
春が旬の魚です
光のもの中ではさっぱりと淡白な味わいです
これも好きなネタのひとつです
■握り 鮪中とろ
宮崎産の134㎏の生鮪の中とろです
背の部分に近い背とろの部位で、春の鮪なので脂ののりは控えめです
口の中では脂がじんわり広がる感じです
思ったよりも諄くな味わうと甘みの在る脂、シャリの酸味が相乗効果で旨い
後を引かない上質な脂です
■握り 喉黒
牡丹海老の代替料理です
脂がのってますね
長崎五島の上質な喉黒です
のどぐろって聞くだけで美味しいって魔法が掛けられた様です
■棒寿司 シャリコマの鯖寿司
〆加減が軽く、造りに近い幹事の鯖に少なめのシャリが程良く美味しい
多田さん曰く、一般の鯖寿司は色んな事情から、シャリが大変多い様に思えるとの事
鯖が覆っていないシャリの部分を切り分けて、覆った部分だけで食べるとバランスが良く
残ったシャリは、そのまま食べても、海苔や漬物を添えても二度美味しく食べられます
今回のシャリはそんな事を意識して少なめにしてあるとの事です
■握り 帆立
剣先烏賊の代替料理
多田さん名物「アナと雪の女王様」2019年金粉バージョン
「淡雪塩」がたっぷりと振り掛けて在ります
酢橘を軽く絞って、色鮮やかな錦胡麻が添えて在ります
貝柱の濃厚でミルキーな味わいと淡雪の塩梅が合います
多田さんで使用している「淡雪塩」は同じ北新地の名店「カハラ」で使用しているものと同じものです
広島県呉市の瀬戸鉄工が「瞬間高温高圧焼成法」と云う独自製法で作りだした
米粉が混じったオリジナルの塩なんです
淡雪のようなサラッとした感触とひらひらとした口溶けのとても上品な塩です
■握り 鮪大とろ炙り
手渡しです
全く噛む必要が無く、鮪と云うよりも霜降り牛肉って感じです
本当にとろとろなんです
■お椀 蜆汁
大粒の蜆の味噌汁です
蜆のエキスが滲み出ています
ほっこり落着きますね
■握り 穴子
表皮に張りが在りますが身はトロふわでペーストの様な食感なんです
甘過ぎず辛過ぎずで旨さ満点
焼きや蒸しの穴子も美味しいですが、煮穴子も美味しですね
■手巻き 炸裂ねぎトロ巻き
これも多田さん名物の一品!
白葱を刻み、本鮪の骨や皮から剥き身を取る所から始まります
スプーンを使って目の前でねぎっているシーンが見る事ができます
シャリとほぼ同量のねぎとろが口の中でトロトロに溶けて行くような感じです
上質で香り高くパリパリの海苔をたっぷりと使っています
■香の物 浅漬け胡瓜
昆布ダシに漬けた旨みが在る浅漬けです
シャンパーニュ
Diebolt Vallois Brut Blanc de Blancs 2010(仏)
日本酒
鶴齢 純米超辛口 青木酒造(新潟)
黒龍 九頭龍 純米 黒龍酒造(福井)
惣誉 生?仕込 純米吟醸 惣誉酒造(栃木)
●最後に
数少ない経験ですが、何軒かの一流と云われる店にお邪魔した事が在りますが
個人的には、多田さんが1番なんですよね
このクラスの寿司を甲乙付けれる程の舌は持ち合わせていません
って云うより差が在るとは思えないんです
後は、余程好みと違わない限り、大将との相性じゃないでしょうか?
そう考えると、多田さんとの相性は見事にバッチリなんです(小生の片思いですが・・・)
今流行りの赤酢を使った様なシャリでは無く、極々普通のシャリなのですが絶妙な酸味の加減
やや硬めの炊き加減で、口の中でパラっと解ける様な握り加減は好みどストライクなんです
決して頻繁に通える金額では在りませんが、年に1度はお邪魔したいものです
ご馳走様でした!
毎年恒例となっている、呑んだ暮れ仲間「我々クラス」の忘年会です
2年振りに新地の『鮨処 多田』へ
9名で貸切って、多田三昧を愉しみました!
●「KRUG」を2本開けて忘年会がスタート!
多田さんでは、いつもシャンパーニュで乾杯してからスタートしますが
この日は幹事さんの発案で、多田さんが惚れ込んでいて、アンバサダーを務める
シャンパーニュの最高峰のひとつ「KRUG」の栓を開ける事にしました
9人なので、少なめに注げば1本で済むところですが
我々クラスの忘年会は、そんな中途半端な事では済まさず
2本開けてたっぷりとグラスに注いで乾杯しました!
■先付 鮪のスジの煮凝り
鮪のスジ肉を柔らかく炊いて、そのゼラチン質で煮凝りにしたもの
添えて在る和辛子の風味を添えて戴きます
鮪は、大間産の本鮪を使った贅沢な一品です
■造り 明石の鮃
縁側と身を一切れずつ
醤油では無く多田さんお勧めの塩パラ山葵で戴きます
身が締まって適度に脂がのった白身なのに味わいが深い鮃です
■造り 愛媛八幡浜の白甘鯛の昆布〆
多田さんが日本一と考える産地の白甘鯛
多田さん独特の手法で皮ごと炙ってから昆布〆にして在ります
皮目に脂が多く在るので皮を引かずに炙っているとの事です
京都雲月の塩昆布を添えて
そのまま、若しくは山葵を添えて・・・
■造り 佐渡の寒鰤
12Kgの佐渡の寒鰤を5日間熟成を掛けたもの
しっとり良い脂が全体に廻っている一級品
多田さん曰く「これぞ鰤」だそうです
中トロと大トロがひと切れずつ
中トロは山葵醤油で、大トロは塩パラ山葵で
どちらも噛む必要が無く、口に中の温度で旨みたっぷりの脂が広がる感じです
醤油とも塩とマッチして甲乙付け難い美味しさです
■握り 大間の本鮪赤身
此処で握りが登場!
しかも多田さんの手渡しです
大間産の160kgの本鮪を7日間熟成を掛けたもの
ねっとりと旨味が舌に纏わり着きます
脂ののった寒鰤の後なので尚更、赤身の旨さが引き立ちます
■握り 淡路の寒鰆
本鮪赤身に続いて2貫めで同じく手渡し
鰆は魚編に春と書きますが、産卵前の11月から2月に掛けてが最も美味し旬です
軽く塩と酢で〆て3日間熟成掛けたもの
淡い酸味と甘さ、程良い脂が共存する美味しい一品です
■造り 八戸の炙り〆鯖
八戸産1.2Kgの脂がのり切った鯖
〆て3日間熟成掛けてから炙ったもの
炙りには、塩パラ山葵でと多田さんからは強いリコメンド
造りに近い、淡い塩梅の〆加減と炙りの香ばしが絶妙にマッチしています
■焼物 鱈白子の昆布焼き
多田さん独自のオリジナルの一品
ブレンドした醤油にすり生姜、すりニンニクを溶いて
白子に塗りながら香りを付けながら焼きます
タレの香ばしさと昆布の香ばしさが重なり合って鼻腔をくすぐります
ニンニクの香が勝る様な気がしていました、殆ど気にならない程度の微香
表面には張りが在りますが、中はクリーミー
噛むとプチっと弾けて、ジュワーっとクリーミーに広がるの繰り返しです
■椀物 五島の九会スープ仕立て
柴山のセコ蟹の代替料理
長崎県五島列島で獲れた30kgの九会
九会のあら、昆布、淡路の玉葱で出汁を取ったスープで軽く炊いたもの
淡い味わいなのに奥行や深さの在る不思議な味わいで絶品の旨さ胃袋に染み渡ります
■小肌と大葉の巻鮨と小鯛の棒鮨
大好きな小肌が大葉と一緒に巻寿司に仕上げて在ります
小肌の〆加減が絶妙ですね大葉のクセとの相俟って旨さ倍増って感じです
小鯛の棒寿司は鯖の棒寿司に比べるとあっさりとしています
■本日の卵かけご飯
生いくら醤油漬け、釧路の生馬糞雲丹、大分の龍の卵の
三種の卵かけご飯のチョコッと丼です
この日の主役は生いくらです
本当の生ものは9月から12月にしか食べられないんです
三種類を混ぜるとただただ濃厚で美味しい卵かけご飯になります
酢飯との相性も抜群なんです
■握り 小肌
何故か?皆が無言になってしまった一品です
醤油を塗った部分が、飴色掛かった銀色に輝く奇麗なビジュアル
塩と酢だけで絶妙な〆具合、ネタケースに並べる前に酢で再度洗っています
これ旨過ぎます!
■握り 大間の本鮪中トロ
大間産の160kg級の本鮪の中トロです
脂ののりの良さよりも脂自身の良さ旨さが強く感じられます
適度やほど良いって表現が的確な表現の一品です
■握り さより
剣先いかの代替の一品です
多田さん名物「アナと雪の女王様」2018年バージョン
「淡雪塩」がたっぷりと振り掛けて在ります
酢橘を軽く絞って、色鮮やかな錦胡麻が添えて在ります
あっさり白身に最中の皮の様な淡い食感の塩が絶品です
多田さんで使用している「淡雪塩」は同じ北新地の名店「カハラ」で
使用しているものと同じものです
広島県呉市の瀬戸鉄工が「瞬間高温高圧焼成法」と云う独自製法で作りだした
米粉が混じったオリジナルの塩なんです
淡雪のようなサラッとした感触とひらひらとした口溶けのとても上品な塩です
■握り 大間の本鮪大トロ
またまた手渡しです 手渡しか否かは何が違うのでしょうか??
大間の160kg級の本鮪の大トロ
室温だけでも溶けだし始めてる脂ののり加減
口の中ではとろけっぱなしで噛む必要もないほど
濃厚な旨みたっぷりな脂とシャリの加減が相乗効果で旨み爆発
でも凄くさっぱりとした後引きの良い味わい
■軍艦 カツオ酒盗 オムレツ風
パッと見は雲丹軍艦に見えてしまいますが、玉子なんです
五島列島の漁師の手造りの歯鰹の酒盗を龍の卵の全卵でオムレツ風に
酒盗と海苔の海の風味がマッチ、酒盗の塩梅の卵も程良く酒が進む塩梅です
■握り 煮穴子
表皮に張りが在りますが身はトロふわでペーストの様な食感なんです
甘過ぎず辛過ぎずで旨さ満点
焼きや蒸しの穴子も美味しいですが、煮穴子も美味しですね
■椀物 蜆の白味噌仕立て
味噌椀で小休止
普段食べている蜆とは違って大粒な蜆の旨みが味噌汁に滲み出ています
赤出汁や合わせ味噌とは違った美味しさでとてもシンプルな味わいです
■手巻き 爆裂ねぎトロ巻き
これも多田さん名物の一品!
白葱を刻み、大間の本鮪の骨や皮から剥き身を取る所から始まります
スプーンを使って目の前でねぎっているシーンが見る事ができます
シャリとほぼ同量のねぎとろが口の中でトロトロに溶けて行くような感じです
上質で香り高い海苔をたっぷりと使っています
■巻き 干瓢
妙に甘過ぎず、醤油味が濃過ぎず個人的にはドンピシャな塩梅
パリッとした香りの良い海苔と旨みの浸みた干瓢が美味しい
■玉 龍の卵を使ったKRUG焼印の玉
多田さんとこの玉の焼印と云えば、プロ野球シーズン中は阪神タイガースのマーク
それ以外のシーズンは店名の「多田」の二種類が在る事は知っていましたが
今回はなななんと「KRUG」の焼印で登場して皆が驚きと笑みとが爆発!
流石に「KRUG」の親善大使で、その中から、世界の凄腕料理長12名に選ばれた
多田さんならではの焼印ですね
濃厚な味わいで間違いのない美味しさ、エンドカットの香ばしさは堪りませんね
シャンパーニュ
KRUG Grande Cuvée 166 Ème Édition Brut NV(仏)
Doyard Cuvée Vendémiaire 1er Cru Brut(仏)
日本酒
真野鶴 超辛口純米無濾過生原酒 尾畑酒造(新潟)
真野鶴 辛口純米酒 尾畑酒造(新潟)
惣誉 生酛仕込 純米吟醸 惣誉酒造(栃木)
大雪渓 特別純米生原酒 大雪渓酒造(長野)
●最後に
このクラスの寿司を甲乙付けれる程の舌は持ち合わせていません
って云うより差が在るとは思えないんです
後は個々の好みの違いじゃないでしょうか?
大将との相性やシャリの加減、店の雰囲気、泡やワインの有無、日本酒のラインナップ等々
そう考えると、多田さんの愉しく話題豊富なキャラクターは、毎回愉しく過ごす事ができます
今流行りの赤酢を使った様なシャリでは無く、極々普通のシャリなのですが絶妙な酸味の加減
やや硬めの炊き加減で、口の中でパラっと解ける様な握り加減は好みどストライク!
派手や重厚な敷居の高い雰囲気ではなく、極普通の寿司屋然とした佇まい
KRUGを始めとする豊富な泡のラインナップ・・・
トータルで考えると、1番だと思えるお店は、此方なんですよね
少し間が空いての訪問だったので、改めてそう感じました!
帰りに、3月に貸切で予約を入れたので、今度は春先の旬のネタが愉しめそうです
次回も愉しみにしています
ご馳走様でした!
12月の中旬
毎年恒例となっている、呑んだ暮れ仲間「我々クラス」の忘年会です
この日はゲストメンバーを加え6人でお邪魔しました!
●この日のラインナップ
■先付
まぐろ煮込み
大間のまぐろのスジと皮を柔らかく煮込んだもの
■造り 寒鰤
13.8Kgの佐渡の寒鰤 熟成5日
寒鰤で有名な富山県氷見産はこの時期に海温が未だ下がり切らなく
脂ののりはイマイチ
佐渡島周辺の鰤の方が脂ののりが良いとの事
塩パラ山葵が絶品
■造り カワハギ肝和え
丸ハギを軽く塩で〆てから肝で和えて在る
肝醤油やポン酢で食べるのが一般的ですが
この肝和えが旬ならではで1番の旨さ
■握り 白甘鯛の昆布〆
このタイミングでいきなり握りが・・・
しかも多田さん手渡しです(笑)
皮付のまま炙り昆布〆
京都雲月の小松こんぶ
■造り 寒鰆炙り
鰆は魚辺に春って書くが旬は11月から2月の冬
淡路産の玉葱を摩り下ろしたポン酢で戴きます
上質な脂を感じます
■まぐろほほ肉の炙り
大間産135Kgの本まぐろのホホ肉
殆ど赤身肉ですね
しかも上質な・・・
適度な噛み応えに、動物っぽい味わい
山形県の山一醤油謹製の「あけがらし」で戴きます
「あけがらし」は、米麹、からし、醤油、唐辛子、麻の実、三温糖で作られ
白いご飯、冷奴、野菜スティックなどに付けて食べても美味しいらしい
■焼物 白子の昆布焼き
昆布の上に白子をのせて炙って在ります
食べる前から昆布の良い香りが・・・
口の中でプチジュワ~の連続の食感
濃厚なミルクの様な味わい
■蒸物 あん肝
ペドロ・ヒメネス種のシェリー酒に漬け込んだあん肝
やや褐色掛かったビジュアルです
多田さんのお勧めで
あん肝単独と1973年醸造の古酒AFT
あん肝に奈良漬けを重ねて純米酒のぬる燗
旨みが変化して違った美味しいものになるんです
面白いマリアージュを考えますね
■クエのスープ仕立て
35kgの五島列島のクエを
丸ハゲ、昆布、淡路の玉葱で出汁を取ったスープで軽く炊いたもの
淡い味わいですが、絶品の旨さ、胃袋に染み渡ります
多田さん自ら仕入れに行った代物です
■鮨 鯖寿司
青森八戸の鯖
持ち帰りや寝かせて食べる用ではなく
仕込んだその日に店で食べる用に仕込み
軽く造りに近い状態の〆加減
■握り こはだ
大好物です!
〆具合が絶品です!
寿司では欠かせないネタのひとつ
■握り 赤身
大間産の135kgの本まぐろ
ねっとりと旨味が舌に纏わり着きます
■握り 漬け
赤身と同じまぐろの漬け
赤身以上にねっとりした舌触り
漬かり加減も程よく美味しい
■ちょっと丼
多田さん定番の一品
釧路の馬糞雲丹と北海道産のいくら
シャリよりも雲丹いくらの方が多い贅沢な一品
■焼きたて玉子焼き
プロ野球シーズンが終了したのでタイガースロゴの焼印もシーズンオフ
エンドカットの香ばしさが堪りません
■握り つゆだく煮蛤
蛤出汁のジュレがのっています
口の中でジュレが解けて正につゆだくです
蛤の味が濃厚で柔らかく煮上がってます
■握り のどぐろ
多田さんから手渡しで食べる様にと云われましたが
一旦置いて撮影しちゃいましたw
白身ですが脂がのってます
のどぐろって聞くだけで美味しいって魔法が掛けられた様ですw
■握り しらさ海老
食べてません
■握り さより
しらさ海老の代替料理
好きなネタで嬉しいです
■握り 焼穴子
焼き目の在る表面はややパリッとしていますが
内側はふわとろです
海苔で巻いて食べると磯の香りが加わって旨みが増します
■手巻き 爆裂ネギトロ巻き
これも多田名物の一品!
唯一醤油を使う寿司です
白葱を刻み、骨や皮から剥き身を取る所から始まります
口の中でトロトロに溶けて行くような感じです
■巻き 干瓢
妙に甘過ぎないのが良いです
パリッとした香りの良い海苔に旨みの浸みた干瓢が美味しい
■巻き 梅紫蘇胡瓜
梅の酸味と紫蘇の風味で口の中がスッキリ!
■お新香 胡瓜
多田さんが特注している漬物
昆布だしに鷹の爪を加えて浅漬けにしたもの
絶品の漬物です
■水菓子 蜜柑 紅まどんなと有田みかんの手絞りジュース
紅まどんな
愛媛県農林水産研究所果樹研究センターで開発された品種
JA全農えひめの登録商標
たいへん薄くてやわらかい外皮とじょうのう膜(薄皮)を持ち
果肉もゼリーのようになめらかで果汁たっぷりです
有田みかんの手絞りジュースは素朴な味わい
シャンパーニュ
■SELOSSE PAJON Grand Cru Avize Blnac de Blanc(仏)
日本酒
■陸奥男山 超辛純米酒 八戸酒造(青森)
■龍力 山田錦生誕80周年 純米酒80 本田商店(兵庫)
■あたごのまつ 特別純米 新澤醸造店(宮城県)
■亀泉 純米吟醸原酒 高育63号 火入 亀泉酒造(高知)
■木戸泉 長期熟成酒ニューアフス(AFS)1973 木戸泉酒造(千葉)
■常きげん 山廃仕込み純米酒 鹿野酒造(石川)
■黒龍 純米吟醸 純吟三十八号 黒龍酒造(福井)
■田中六五 純米生酒 糸島産一等米山田錦 白糸酒造(福岡
グラッパ
■Berta PAOLO BERTA
■Berta Casalotto
●最後に
北新地で評判の高い店は結構行って見ましたが
寿司と料理自体は小生のバカ舌では甲乙付けられません
結局は、お店、強いて云えば大将との相性がポイントではないでしょうか??
その観点で云えば、我々クラス全員一致で此方『鮨処 多田』が
OUR BEST 寿司店って事で再認識しました
またお世話になりますネ
ご馳走様でした!
『画像と料理更新』
師走のある日、呑んだ暮れ仲間のH氏とK氏と三人で忘年会
かなり久振りに多田さんへ泡と寿司を堪能しに行って来ました!
今回は、貸切では無いので原則撮影は禁止
多田さんの許可を得て、許される範囲で撮影した画像のみアップしています
中途半端な構成ですが、ご理解下さい
【先付け】
■多田さんが1番美味しいと思う豆腐と鯛の酒盗
まったり濃厚な豆腐の味わいに酒盗が合います
鰹の酒盗に比べるとあっさりって云うか上品な味わい
この美味しい豆腐って何処の豆腐か聞くの忘れました
【造り】
■ひらめ
熊本県天草産の天然もの
白身なのに濃厚な味わい、食感は歯応えが在るのねっとり
多田さんお得意の塩パラ山葵で戴きました
「皆さんで世界に広めましょう」って云ってましたw
■寒鰤
佐渡産の13kgの大物 熟成四日
程好い脂ののりです
寒鰤と云えば富山県氷見産が有名ですが
12月に入っても海温が下がらず脂ののりがイマイチ
だから佐渡産なんだそうです
■カワハギ
旬の肴
肝と薄造り別々に食べてもOKですが
肝を薄造りで巻いて戴くのがお勧め
ぽん酢、山葵醤油、塩パラ山葵どれでもOKです
普段は肝醤油で刺身を食べますが、この食べ方の方が旨さが倍増です
■〆鯖ちょい炙り
関鯖です
身が厚く脂ののりが抜群
しっとりとした食感に濃厚な味わい
多田さん一押しのネタです
生姜と玉葱のおろしぽん酢との相性抜群です
勿論、塩パラ山葵でも美味しい!
【料理】
■せこ蟹
兵庫県北部、香住の柴山漁港で水揚げされた一品
小生はNGなのでパスw
たっぷりの外子の醤油漬、かに酢で食べます
身を外した際に出た細かい身を使った「蟹酒」を皆さん美味しそうに召し上がってました
■白子
せこ蟹の代替料理
生で食べられる鮮度の白子
軽くボイルして在ります
濃厚でクリーミーな味わい
新潟県妙高市で作られる辛味調味料「かんずり」で食べると中々美味しかったです
ぽん酢は使わずに、かんずりと塩ぱら山葵で半分ずつ食べました
■クエのスープ仕立て
五島列島40kgの大物
水揚げされた際の写真を見せてもらいましたが不気味で大きなビジュアルでした
ぽん酢を使わなくてもクエ本来の味と出汁の味わいで食べる事ができます
このタイミングでのスープはひと息付けます
■焼きたて阪神タイガース焼印付玉子焼き
熱々です
ふんわり味わいの在る玉子焼き
添えられたエンドカットは香ばしくて絶品です!
でも小生はタイガースファンじゃ無いのに・・・w
■鰯の塩焼
追加で全員が註文!
多田さんで扱ってる鰯は大きめで身が厚く脂ののりも抜群
醤油も大根おろしも必要なく、軽く振られた塩だけで十分美味しく食べる事ができます
毎度必ず食べる必須メニューです
■牡蠣の昆布敷きちょい焼き
追加で小生だけが註文!
北海道サロマ湖産の1年ものの牡蠣
1年ものは無菌なんだそうです
生で食べるか?炙って食べるかをチョイスできます
小生は炙りをチョイス!
炙りと云っても昆布の上に牡蠣を並べ、牡蠣を直接炙るのでは無く昆布に火を通します
牡蠣は殆ど生の状態ですが昆布の風味が加わって旨みが倍増します
■チョッと丼
生いくらと雲丹のひと口丼
今シーズン最後の生いくら
雲丹は北海道産の馬糞雲丹
シャリの上に溶いた黄身を垂らし、その上に雲丹、更にいくらが盛られてます
プチプチの食感のいくら、クリーミーな雲丹
どちらも濃厚な味わい、特に雲丹は溶いた黄身と相俟って特濃状態なんです
【鮨】
いつもなら多田さんにお任せしてひと通り食べてから好きなネタを追加するのですが
今回は多田さんの提案で、各自が好きなものを註文する事になりました!
■こはだ
大好物です!
〆具合が絶品です!
店に入って最初にネタケースを見たときから狙ってました(笑)
■さより
すり生姜であっさりと戴きます!
上品な味わいのネタです
こはだ同様に好きな一品
■つぶ貝
噛み応えの在る食感
海の味がします
■赤貝
肉厚で食感が素晴らしい
普段食べてるものとは何が違うのでしょうか?
口の中で磯の香りが広がります
■鯖
〆鯖と同じ関鯖です
身の厚み、脂ののりは実証済み
ある意味おかわりです
■のどくろ炙り
これは多田さんのリコメンド
三人共に戴きました
のどくろって云うだけで旨いと洗脳されてしまいますね
■笹蒸し穴子
熊笹の葉に包んで蒸し焼きにして有ります
ほのかに笹の移り香が漂います
ヅメと塩とふたつの味わいを愉しみます
口の中で蕩けてしまいましたw
■つゆだく煮蛤
かなり大粒です
後掛けでジュレの様なとろみの在る煮汁を塗ります
だからつゆだく?
貝味わいを凝縮した一品です
シャンパーニュ
Alexandre Penet Extra Brut(仏)
CHARLES HEIDSIECK BRUT RESERVE(仏)
日本酒
白鷺の城 稀代 天秤搾り しぼりたて特別純米生酒 田中酒造場(兵庫姫路)
今回、寿司に関しては、お任せでは無く自分のチョイス!
全8貫中、貝類が3貫、光物が3貫と完全に好みに偏ったラインナップ
H氏が美味しそうに食べていた大間の本鮪を食べなかった事を翌朝に後悔w
やはり多田さんのリコメンドで食べた方がバランス良く食べられるんでしょうね
今年は例年よりも新地の高評価の寿司店へ行く機会に恵まれました
最高峰と云われる予約困難店や此方の師匠や弟弟子のお店にもお邪魔しました
どちらの店も流石に評判に見合った内容のお店ばかり
でも今回改めて認識したのは、多田さんのシャリ具合が1番好みって事
それだけで無く、店との相性も良い様に思えます
本当に美味しくて満足できました
ご馳走様でした!
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【再訪】
久し振りに多田さん貸切りました!
席に着くと、宝石箱の様な旨いもんが詰まったネタケースが、視覚に訴えて来ます(笑)
この日戴いた旨い料理はこんな感じ・・・
【お通し】
■丹波の黒枝豆
多田さんで戴くと枝豆もひと味もふた味も違います(笑)
【お造り】
■ひらめ
明石産の天然ものです
多田さんお得意の塩パラ山葵で戴きました
■生蝦蛄
能登産です
この大きさは今年は中々手に入らないとの事
小生は食べれませんw
■赤身
食べれない生蝦蛄の代役
戸井(函館)産の140Kg級の本鮪
ねっとりと旨味が舌に纏わり着きます(笑)
■ひらめの肝
最初に登場した明石産の天然ものの肝
濃厚で魚ではなく四足系のレバーの様な味わい
■秋刀魚
北海道根室産です
大阪の市場に入荷する秋刀魚の中では最も大きいサイズ
脂がのってます(笑)
■ちょい炙りの〆鯖
五島列島産です
〆具合抜群! 軽く炙って香ばしさがプラスされて旨味が深く感じます
■鰹の塩たたき
三陸産のもどり鰹です
塩はシンプルで美味しです
表面温かく、中心が冷たい食感が面白い
【料理】
■明石たこと大根の炊き合せ
諸般の事情で食べておりませんw
■クエのスープ仕立て
白身魚と玉葱から取ったスープでクエを・・・
クエは五島産で35Kgクラス
クエの身の旨さより、スープの旨さが勝っていると思います
■クリームチーズの金山寺味噌漬け
この時呑んでいた酒「奥播磨 恩」に合せて出してくれた肴です
腐乳の様なキツめの発酵具合では無く優しくほのかにって感じが酒と合います
■ちょっと丼
これも多田名物
この日は、馬糞雲丹(北海道)、赤雲丹(しまなみ街道)、いくら(北海道)の三色丼
雲丹の食べ比べも面白いですね
個人的には赤雲丹の方が繊細な味わいで好みでした!
【鮨】
■こはだ
大好物です!
■白甘鯛
八幡浜産
軽く熟成させた白甘鯛に小松こんぶ(京都雲月)を添えて有ります
■赤身
戸井(函館)産の140Kg級の本鮪
下手なトロや大トロを食べるより、間違いなくこの赤身の方が濃厚で旨味が詰まってます
■ボタン海老
富山産です
立派な大きさですね
NGの小生は見てるだけで蕁麻疹が出て来そうです(爆)
食べてません! 勿体ないなんて云わないでねw
■赤貝
北海道産で磯の香満点です!
■大トロ
戸井(函館)産の140Kg級の本鮪
室温で溶け出す位の脂ののり具合!
口の中では噛まずに溶けちゃいましたw
■〆かすご
本鯛の稚魚で漢字では春子鯛と書きます
鯛に比べるとあっさりとした味わい
〆て食べるのが一般的な様です
■煮はまぐり
かなり大粒です
表現の出来ない味わいw
味が濃厚なのだけは判ります
■笹蒸し穴子
淡路産です
笹の葉に包んで蒸し焼きにして有ります
ほのかに笹の移り香が漂います
口の中で蕩けてしまいましたw
■生さば
五島産です
〆て有るのとは別もんです
脂がのっていて美味しいんです
■爆裂ネギトロ手巻き
これも多田名物の一品!
唯一醤油を使う寿司です
白葱を刻み、骨や皮から剥き身を取る所から始まります
口の中でトロトロに溶けて行くような感じです
■玉(阪神タイガースロゴ入り)
クライマックスシリーズ必勝祈願!
でもこの時は、広島に負けるとは・・・
■蜆の味噌汁
これで〆てご馳走様でした!
毎度ながら、幸せな気分になれました! 満足 満足・・・・
シャンパーニュ
Varnier Fanniere Grand Cru Avize Blanc de Blancs Brut Zero
David Coutelas Cuvée César Millésime2002
日本酒
ねぶた 淡麗純米酒(青森)
天領 長期冷蔵熟成 純米大吟醸(岐阜)
奥播磨 「恩」 純米吟醸 雄町50 9BY(兵庫)
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【再訪】
先月に引き続き2度めです!
一見さんお断り、撮影お断り、取材お断り、ミシュランさえもお断り・・・
どうしても画像が欲しかったので今回は総勢9名で貸切っちゃいました(汗)
ではこの日料理の数々を・・・
・シャキシャキもずくの温かいスープ仕立て
今回はスープ仕立てです
梅肉と生姜で味を調えてあります
先ずはこれで体を温めて、暖機運転させる為の一品
・ひらめ造り
明石産の2.5Kgの天然もの!
塩パラわさびで戴きました
初めて食べるひらめの肝煮は酒の肴に最高です(笑)
・生しゃこ
アレルギーなので食べていませんが食感はカニ、味はエビって感じで絶品だそうですw
・〆さば
鯖も明石産
軽く〆て出す前に酢洗いしているとの事
生なのか〆たのか迷うくらい絶妙な塩梅が滅茶苦茶いい感じ!
軽く生姜醤油を付けると違った味わいも愉しめます
・生白子
北海道産の真鱈の白子
生で食べるのは初めて、全く臭みやエグみは有りません
美味しい自家製のポン酢で戴きました!
・もどり鰹のたたき
醤油を塗りながら炙って有ります
藁で炙ったものより、香ばしくて薬味要らずで十二分に美味しい
塩ぱらわさびで食べてもGood!
・昆布出汁と淡路産玉葱で炊いたクエ
五島列島産の8Kgの大物
隠し味でカルピスバターが加えられています
出汁が胃袋に染み渡ります!
・いわしのタレ焼き
大ぶりで脂がのっています
前回の塩焼きも感動でしたが、鰯ってこんなに美味しんですね(涙)
白飯カモ~ンって感じですw
・うに、いくらミニ丼
本来は甘エビとの三種なのですが、アレルギーなので甘エビ抜き
その分うにといくらの量が増えたので大満足(爆)
いくらは粒が大きくて味が濃厚、うには滅茶苦茶クリーミー・・・
思わず納豆飯の様に掻き混ぜて食べちゃいました(爆)
ここで前半戦が終了し、後半戦へ・・・
お酒も日本酒にチェンジ!
・こはだ
〆具合が絶品!
〆さば同様に軽く酢で〆てにぎる前に酢洗いしてあります
好物の鮨ネタのひとつ
・さより
すり生姜であっさりと戴きます!
これも好物の鮨ネタのひとつ
・玉
今回は最初から作る所を見せて戴きました ←貸切特権
半面が焼けて半熟の状態で板に移してひっくり返します
焼き上がると、焼印を押して切り分けます
この店の焼印は店名と虎党のマークの2種類
店主曰く阪神は色んな意味で終わっちゃったのでしばらくはお蔵入りだそうです(爆)
竜党マーク作って来るから使ってって云ったら拒否されましたw
・赤身
軽くヅケにしてあるそうです
他のネタの素晴らしさに若干存在感が薄かったかも?
・しらさ海老
殻をむく所から始まります
この海老としてはかなりの大ものの様です ←シャリがすっぽり隠れてます
まぁアレルギーなので・・・・
・ちだい
漢字で書くと血鯛
何となくオドロオドロしい名前ですが、上品な高級魚の様です
福井名産小鯛の笹漬の鯛と仲間の様です
バッテラ昆布がのっていて、江戸前と関西が融合した一品です!
・赤貝
コリコリ感満点!
普段食べてる赤貝と何が違うのでしょうか?
旨味も満点です!
・大トロ
最近大間産のマグロの入荷が殆ど無い様です
この日はカナダ産
室温で溶け出す位の脂ののり具合!
口の中では噛まずに溶けちゃいそうです
濃厚な旨味が詰まってます
個人的には大間産じゃなくても全然満足なんですけどねw
・穴子
笹の葉に包んで蒸し焼きにして有ります
ほのかに笹の移り香が・・・
タレと塩で一貫ずつ
・ネギトロ手巻き
唯一醤油を使う寿司です ←他の寿司はいっさい醤油を使いません
白葱を刻み、骨や皮から剥き身を取る所から始まります
口の中でトロトロに溶けて行くような感じです
・〆さば
数量限定でしたが、アレルーギー特権で!
造りで食べても絶品ですが、シャリと合わさると更に旨さ倍増(笑)
この店のシャリは本当に美味しく、口の中でのほぐれ方が素晴らしい感動もんです
炊き方、にぎり具合の妙が作り出す匠の技なんでしょうね!
だって口の中でシャリの一粒一粒がハッキリと判る感覚
兎に角、シャリが美味しいって感じたのは、この店が初めてなんです!
・蜆の味噌汁
大粒の蜆が旨く、味噌汁は胃袋に染み渡りました
赤出汁では無く、白味噌です
・山芋の梅酢漬け
口の中がサッパリ!
シャンパーニュ
・Domaine Guy Larmandier Grand Cru Cramant Blanc de Blanc Brut
・Veuve Eleonore Cuvee prestige d'antan Blanc de Blanc Grand Cru 1998
いや~この日も、旨くて感動的な肴と鮨!そして泡と日本酒!堪能致しました(笑)
年内にもう一度来れたら幸せだろうなぁ・・・・
主催してくれたH氏に感謝!
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この日は呑んだ暮れ仲間のH氏のお誘いで新地の人気鮨店多田へ・・・・
同じく呑んだ暮れ仲間のK氏と三人で鮨屋呑み! ←新地で寿司屋呑みって何年振りでしょうか?
このお店は一見さんお断りで、紹介もしくは一度以上来店していないと入れません(汗)
店内はカウンターのみ9席(8席って情報も有りますが・・・)で思っていたより庶民的な雰囲気(笑)
鮨ネタの木札の中にシャンパン各種って書いてあって思わず笑ってしまいましたw ←泡はネタの一種なんですね・・・
この日は同じ時間に3組の予約でしたが、どちらの席にもシャンパンのボトルが・・・
この店では泡を呑みながら魚をつまむのが日常的な様です ←我々はこの後、泡を2本軽く空けちゃいましたw
因みに、撮影禁止だと聞いていたので店内では一枚も撮っていません ←果たして文章だけで伝わるのかな・・・
・じゃこおろしと青森産もずくの酢の物
パッと見はじゃこおろしですが、その下に美味しいもずく酢が隠れています
自家製のポン酢は、酢は一切使わず柑橘のみなので優しい酸味
・めいち鯛造り
フエフキダイの一種の高級魚
夏から秋が旬の様で、上品な脂がのって旨みの詰まった白身
店主お勧めの塩パラわさびで食べました(笑)
・大間の鮪の赤身造り
200Kg超えの鮪の赤身は今まで食べた事が無い絶品!
これも塩パラわさびで食べてみました
・秋刀魚醤油焼き
骨抜きの切り身を重ねて焼いてあります
表面はカリカリで中はレアで面白い味わいの一品
・ごま鯖造り
鯖の中でも足が早く、余程鮮度が良くないと造りでは食べれない魚
甘みの有る脂がのって美味しい!
・もどり鰹のたたき
生暖かいままで提供されますが臭みも無くて薬味は使わず食べます
これも今まで食べた事があるたたきとは全く別もんです
・昆布出汁と淡路産玉葱で炊いたクエと松茸
クエは長崎の五島列島産の20Kg超の大物(笑)
クエは冬が旬だと思っていたが、1番美味しいのは今だそうですw
松茸は長野産の高級品で香りが抜群
昆布と玉葱の出汁は、ほんのり甘みが有り、クエの旨みと松茸の香りで贅沢な一品
・いくらと赤うにのミニ丼
いくらは今年初物!粒が大きくて味が濃厚あっさりと仕上げてあります
赤うには愛媛産でクリーミーで濃厚、口の中で解けて行きます(笑)
・鰯の塩焼き
大きくて身が締まっていて脂ものっている・・・
H氏ご推奨の一品
そろそろ頃合も良くなったのでここから握りに、酒も日本酒に・・・
・こはだ握り
〆具合が絶品
シャリはほんのり温かく、口の中でひと粒ひと粒が判る位の硬さの炊き方
味わいのあるシャリで今までに食べた事が無い感じで実に旨い!
・赤貝
コリコリの食感と磯の香りが・・
・鮑
生じゃなく蒸?煮?ひと手間加えてあり、柔らかい!
鮑はコリコリの食感で食べるものだと思い込んでいましたが、目から鱗の一品
肝も軽く火が通してあり、生以上に濃厚さが・・・
・うに軍艦
淡路島の由良産のうにです
今の時期は1番美味しいらしい
・中とろ
大間産の200Kg超の鮪の中とろ
何も云うことはありませんw
・中とろ炙り
炙ると香ばしさが出て、旨みが増す様な気がします
・玉
焼きたての玉に阪神マークの焼印
店主の阪神頑張れ!の気持ちを込めて・・・
竜党の小生は一口で阪神マークを平らげました(笑)
・穴子
笹の葉に包んで蒸し焼きにして有ります
ほのかに笹の移り香が・・・
タレと塩で一貫ずつ
・ネギトロ手巻き
多分中とろだと思います
贅沢な手巻きで〆ました(笑)
・蜆の味噌汁
大粒の蜆が旨く、味噌汁は胃袋に染み渡りました
・山芋の梅酢漬け
口の中がサッパリ!
多分最近食べた鮨の中では断トツの1番は間違いないと思います! ←味や感動以外に料金もね(爆)
感動に関して云えば、銀座 久兵衛 銀座本店で食べた時を上回って居た様に思えました
取り敢えず、次月も来ようって事になり、貸切予約をして店を出ました(汗)
4位
1回
2013/03訪問 2013/11/19
ぶらり途中下車の呑み歩き 東京月島 大衆酒場 岸田屋編 ~東京三大煮込みと呼ばれるもつ煮を戴く~
この日は羽田空港から群馬県の高崎へ移動し前泊って云う予定
フライト時間を此方の店の開店に間に合う様にセッティングw
中々来る機会に恵まれなかったので、今回は用意周到にと思いきや、羽田着が15分程遅れた(涙)
有楽町から地下鉄で月島へ・・・
駅から月島西仲通り商店街(通称もんじゃストリート)を進むと左手に此方の店が有ります ←8割はもんじゃ屋って感じ
行列は無かったものの、店内はほぼ満席(汗)
右手の壁に向かったカウンターの手前に何とかひと席確保しました(笑)
所で、東京の酒呑みの間では「東京三大煮込み」と云う言葉が定着している様です
これは、北千住の大はし、森下の山利喜、月島の此方の三店の煮込み料理の事
更に、立石の宇ち多゛、門前仲町の大坂屋を加えると「東京五大煮込み」となるそうです!
店内は昭和の臭いがぷんぷんするザ・大衆酒場
縦にコの字のカウンターと壁に向かったカウンターで20席チョッと位でしょうか? 人の行き来もやっとって感じです
天井には、良い色に煤けた魚拓、小生の席の横には大量に張り重ねられた大相撲の番付表 ←一番下は昭和50年
この雰囲気だけでも酒が呑めそうです(笑)
確認できたメニューはこんな感じ・・・
・あなご煮付 600円
・銀だら(塩焼、煮付) 650円
・きんめ(焼、煮付) 600円
・あじのひらき 400円
・焼はま 600円
・刺盛 1200円
・貝盛 1200円
・まぐろ刺し 600円
・平目刺し 600円
・アラ(刺し、塩焼) 1000円
・生カキ(2ケ) 500円
・アラちり煮 700円
・干だら 600円
・くさや 500円
・えいひれ 350えん
・ぬた 400円
・ハリコ(サンマの子供) 300円
・シラスおろし 250円
・肉どうふ 650円
・牛にこみ 480円
・なめこ汁 350円
・はまつゆ 400円
・いわしつみれ吸物 300円
・おにぎり(鮭、昆布、おかか、めんたい、梅) 300円
この日の註文は・・・
・松竹梅(一合) 350円
・菊正宗(一合) 400円 ×2
・牛にこみ
これが東京三大・・・
牛モツのいろいろな部位が、トロトロに煮込まれていて和風シチューって食感です
味は醤油の風味漂う少し濃い目の味付けなので酒が進みます
刻んだ白葱と一緒に食べると一味違います
・生カキ
何と大粒のシェルオイスターが2個で500円! 安い!旨い!
濃厚な海のミルクでした
・平目刺し
思ったよりボリュームが・・・
コリコリの舌触りが最高です
個人的には赤身より白身や光物が好きだなぁ・・・
・いわしつみれ吸物
汁ものは〆に必ず註文しようと思っていました!
背中合わせの席の女性が註文したのを見て余りに美味しそうだったので・・・
つみれは柔らかく、口の中で良い感じで崩れます
程良い味わいが胃袋に染み渡ります
葱と出汁の風味が良い感じに絡み合ってます
いつもの事ですが、おひとり様だと色んなものが食べる事が出来ません(涙)
今回は煮魚、焼き魚系は敢えてパスして、次の機会へ取っておきます!
店の佇まい、雰囲気も素晴らしく居心地が良いのですが・・・
それ以上に女将さんや娘さん達のさり気無いおもてなしの気持ちが溢れていて居心地の良さに拍車を掛けます(笑)
この店も我呑んだ暮れチームの先発ローテーション入り決定ですね!
5位
1回
2013/10訪問 2013/11/27
呑んだ暮れ日記 大阪北新地 寿し処 黒杉編 ~意外と気取らない居心地の良いミシュラン店~
この日は呑んだ暮れ仲間のH氏と久し振りの新地呑み!
以前、呑んだ時に久し振りに『多田』を貸切って呑もうって事が話題になりました
小生がたまには他の店へ行って見たいと云ったら、それじゃ『黒杉』行っとく?って事に(爆)
予約はH氏が入れてくれましたが、ひと月前に手配したので、割とスムーズに確保できた様です
店は『ANAクラウンプラザホテル大阪』の北側の二葉ビルの3階です
暖簾を潜り、引き戸を開けると店内なのに石畳のアプローチが(驚)
店内は思っていたより、こじんまり
L字型のカウンターは10席 新地の華との同伴組が大半でした ←我々は親爺二人組ですがw
あっそうそう・・・ 此方はミシュランひとつ星店です
小生はミシュラン星付の寿司店はこの日が初体験です(笑) 優しくしてねw
この日はこんな感じで堪能させて頂きました! 勿論NG食材を伝えて、お任せです
【刺身】
■鯛
1週間熟成させたとの事です
そう云われると味が濃厚の様な気がしますね(汗)
・コチ
「これで召し上がって下さい」って出された「肝醤油」が絶品!
残った分は呑んじゃった(爆)
■鰤
脂がのってますね
生姜醤油との相性もバッチリ!
■ひっさげ
ひっさげって知ってますか?? 小生は知りませんでした
幼魚であるヨコワと大人の鮪の中間の鮪
両手でやっとこさひっさげられる大きさである事に由来する様です
【料理】
■のど黒の一夜干
干しているとは思えないしっとりとした身です
でも明らかに旨味だらけ
■鰻串塩焼き
鰻の身を捻りながら串に刺して塩で焼き上げてあります
ポーションが少なめだったので、食べた気がしなかったのが残念
■クエと松茸の土瓶蒸し おこげ添え
今年初物の国産松茸です(笑)
蓋を開けると松茸の香りが・・・
クエで味わい深い出汁になっています
思ったよりも濃い?濃厚?な味わいが以外でした・・・
中国料理の「鍋巴(おこげ)」をアクセントに入れてあります
【寿司】
■鮪赤身
殆ど中とろです
これが赤身って云うの反則かなw
赤酢を使ったシャリの素晴らしさでハートを打ち抜かれてしまいました(汗)
炊き加減、酢の塩梅、口の中でひと粒ひと粒が解れるのが判る握り具合
顔の筋肉が緩み、目尻が下がっているのが自覚しちゃいましたw
■鮪とろ
脂がのり過ぎず
でも口の中で溶けそうな・・・
■昆布〆鯛
一週間熟成させているそうです
コリコリ感は落ちてますが濃厚な味わいです
■小肌
小生の大好物!
おかわりしたかったのにネタ切れになっちゃいました(涙)
■秋刀魚
生姜で戴きます
脂のってるなぁ・・・
■牡蠣
煮るって云うよりは出汁に潜らせてるって感じです
生とは違う歯触りと風味です
■小柱
これは普通かな??
■煮蛤
煮てもこの大きさって事はかなりの大きさなんでしょうね
■玉
海老じゃなくて鱧のすり身が入っています
何とも云えない旨さ(笑)
■蒸し穴子
言葉が出ませんw
トロトロ
【寿司(追加)】
■鮪とろ
おかわりです
■蒸し鮑
柔らかい!
鮑がこんなにふわっとなるなんて・・・
一体どんな仕事してるんだろう!
■雲丹いくら丼
カクテルグラスにシャリといくらと雲丹
ひと口サイズですが旨さはそれ以上
これで〆ました
【水菓子】
■梨の日本酒ジュレ掛け
食べたっけ?
美食家のH氏もご満悦の様子
全般的に美味しいですね
流石にミシュラン店だと思いました
特にシャリが素晴らしくてネタの存在が薄れちゃいました(汗)
この日何が1番って聞かれたら、迷わず「シャリ」って答えちゃいます ←大将ゴメンw
もっと硬いイメージだと思っていましたが、結構気さくな大将なんですよね
本当に愉しませて戴きました!
ご馳走様でした(笑)
シャンパーニュ
Serge Mathieu Extra Brut Pur Pinot
日本酒
雁木 純米無ろ過夏辛口純米(山口)
後日、多田の大将に聞いたところに依ると・・・
黒杉の大将が店をオープンさせる前に、短期間多田で馴らしの為の修業してた事が有るとの事
しかも、店の設計の段階で、多田の大将の意見も参考になってるんだって
そんな関係とは知りませんでしたw
6位
1回
2013/02訪問 2013/02/19
呑んだ暮れ日記 大阪野田 上田温酒場編 ~時間が止まる様な居心地の良いお店~
【再訪】
この日は寒かったので関東煮で一杯引っ掛けてから帰ろうと思い上田温酒場へ
出先から直帰だったので口開けと同時に店内へ
・どて焼き
・結びこんにゃく
・こんにゃく
・豆腐
・ひら天
・半熟玉子
・焼売
それにぬる燗の忠勇を三杯
いつもの如く、JR海老江駅に着く頃には寒さで折角温まった体も元の木阿弥(汗)
自宅の近所にこの店が有ったらなぁ・・・
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【再訪】
おでんが恋しい季節ですね!
この日は寒かったので、三ヶ月以上振りに上田温酒場へ
錫のちょろりに入れた忠勇を酒燗器で燗を付けてコップ酒で戴きます(笑)
酒のお供は・・・
・どて焼き
・結びこんにゃく
・豆腐
・鮪の葱間
・平天
・飛龍頭
・半熟玉子
・こんにゃく
・焼売
身も心もほっこりとしました!
でも外は寒く、店から商店街を抜けてJR海老江駅に着く頃にはすっかり冷めてしまいました(汗)
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【再訪】
朝夕は肌寒くなってきましたので、おでんのシーズン到来! ←真夏でも通ってますがw
珍しく1か月近く間が空いてしまったので、何か滅茶苦茶久し振りの様な気が・・・
この日は・・・
・忠勇コップ酒のぬる燗3杯
・どて焼き
・厚揚げ
・こんにゃく
・大根
・結びこんにゃく
・平てん
・昆布
・ネギま
閉店近くまで女将さんと世間話をしながらホッコリさせて戴きました!
落ち着くわ・・・この店(笑)
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【再訪】
定例の如く、今週も来ちゃいました!
暖簾が夏バージョンの「サッポロ生ビール」に変わっていました
やはり「忠勇」バージョンに比べると涼しげな感じがします!
お酒4杯、関東煮5品を戴いて、どて焼をお持ち帰りを用意してもらい
いつもの如く小一時間呑んで店を後にし、地元の小田商店へ
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【再訪】
四国へ旅行に行ったので女将さんにお土産を持参しての訪問
6月初めての上田温酒場です!
この店のお酒「忠勇」の元蔵元の一族の方のグループとご一緒になる
ランチ抜きだったのでお酒4杯、関東煮7品と若干多目
いつもの如く小一時間呑んで店を後にし、地元の小田商店へ
許容範囲超えで画像のUpが出来なくなってる事に気付く(汗)
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【再訪】
GW明け、初営業の日に行ってきました!
この日は小雨がパラついて湿度やや高め
雨に濡れるお店はいつもと違う風情を感じます
生憎の天候なのにほぼ満席、女将さんはてんてこ舞でゆっくり話も出来ずw
いつもはぬる燗で日本酒なのですが、この日はひや酒
関東煮は頃合の良いネタを女将さんにお任せ!
お酒4杯、糸こんにゃく、シューマイ、ひらてん、半熟玉子、野菜ボールで小一時間
勘定は1300円! あれ?安過ぎる
足元が悪いのに寄ってくれたからと女将さんの心遣いでした(笑)
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【再訪】
再訪って云っても通い始めてから3月までは、ほぼ毎週、4月は隔週でお邪魔しています
「お勧め」や「日替り」が有る訳でも無く、いつ行っても普遍の関東煮メニュー!
「代り映え」しないけれど、いつ行っても同じものが同じレベルで提供される安心感が上回っています
この日も温る燗3杯、関東煮4品と、いつもの定量
そして女将さんと世間話をして1時間チョッとで店を後にする
最近、このパターンが生活の一部となりつつあります
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阪神本線野田駅で降り、駅前の大きな交差点を渡り、昔ながらのアーケードの無い「野田阪神本通商店街」を
ひたすら進みます。
しばらく進んで商店街も外れ、もしかして間違い?と不安感が出てくる頃に「かんとうだき」の赤提灯と店名が
染抜かれた暖簾、が右手にポツリと現れるとそこが「上田温酒場」。小学校の向かいです。
暖簾を潜り、間口の広いガラスの引き戸を開けると、心温まる笑顔の女将さんとセピア色の様な店内が出迎えて
暮れます。
店内は先代から70年以上追い足しのダシに浸かるおでん鍋を中心にコの字型のカウンター席が12席。
壁に張られた薄茶色に染まった模造紙の手書きのメニューはかなり年季が入っている。
って事は暫くの間、料金が値上がりしてないって事のなのかな?
女将さん曰く、書き直すのが面倒な事と10円20円上げても計算が大変になるからそのまま据え置いている
との事。
多分この2つの理由は客の為に値上げをしない事への女将さんの優しい言い訳で無いかとふと思いました。
先ずは関東煮の前に註文する「どてやき」
丁寧に掃除されたばら肉を白味噌ベースでトロトロに煮込まれた逸品!欠かせな一品
関東煮のネタは1部を除いて100円、150円が中心(たこ300円、葱間250円、ロールキャベツ・もち入り袋・
ゆば200円)
日々追い足された出汁の色は濃いが、味は見た目とは裏腹で優しく旨い。
何を食べても旨いのですが、個人的には「半熟玉子」「ゆば」「ねぎま」が絶品!
酒は「清酒 忠勇」を錫の酒器で温め、コップから溢れ皿に零れる位に注いで暮れます。
「清酒 忠勇」は現在、白鶴酒造のブランドとして製造されているが、店は忠勇が独自の酒蔵の頃からの付き合い
の様で、店の奥のにあるお稲荷さんの奥には当時の忠勇の看板が残っていて時代を感じさて暮れます。
そう云った店内の雰囲気がそう感じさせるのか?女将さんとの会話が弾むからなのか?毎度の事ですがアッと
云う間に時間過ぎ2時間が1時間位にしか感じません!
閉店時間は21時ですが20時以降に関東煮のネタが少なくなると早仕舞いする事も有ります。
態々駅から遠い店に来て戴いて満席だったり、早仕舞いだったりすると申し訳ないので「必ず電話下さい」が
女将さんの口癖。小生は必ず前もって電話入れてからお邪魔する事にしています。
7位
1回
2013/04訪問 2013/05/05
ぶらり途中下車の呑み歩き 名古屋 末廣屋編 ~途中下車しても寄りたい店~
【再訪】
この日は此方に寄りたくて、意図的に新幹線で移動
15時に名古屋駅に到着して、急いでタクシーでお店へ・・・
15時15分頃に店に到着すると店内はカウンター1席と子上がり以外は満席(汗)
最後のカウンター1席を確保
レビューで確認すると、最後に訪れたのは昨年の9月・・・って事は半年以上ぶりの訪問だったんですねぇ
女将のすみちゃんからも、佐久間さんからも「ホント、久し振りだがネェ」って云われちゃいました(笑)
この日は・・・
・2合徳利 どん燗を2本
・筍と蕗の煮物
・コハダ酢〆
・卵焼き
相変らず美味しい酒の肴達
コハダの〆具合は抜群です! 普段中々食べれない蕗も味がしみていて、ほっこり美味
ご馳走様でした!
ではタクシーで次のお店へ・・・
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【再訪】
この日は日帰りで静岡出張!
朝は意図的に名古屋で乗換えて朝きしめんを愉しみ、帰路は途中下車して名古屋呑みw
本日静岡での滞在時間はたったの3時間でした(汗)
名駅から地下鉄東山線、鶴舞線と乗継いで大須観音駅で下車、店に到着したのは口開け前の14時45分でした
カウンターに座ると女将のすみちゃんから「8月は来なかったでしょ」と名古屋弁で云われてしまったw
この日の註文は・・・
・葱まぐろ煮
・玉子巻き
・〆こはだ
・まぐろ造り
初めて玉子巻きを食べましたが、出汁巻きって感じでは無く、砂糖でほんのり甘い玉子焼き
昔お袋が作ってくれたヤツと同じ様で懐かしい味わいでした(笑)
大好物のこはだは〆具合抜群!
まぐろは相変わらず赤身と云う名の中トロです
この日はランチ抜きだったので、いつもよりは食べたかな?
酒の肴が旨いので酒が勧んじゃって、この日は銚子大4本、冷酒2杯を呑み干しましたw
そして後輩と待合せた、CBC近くのPilsenへ移動しました
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【再訪】
この日は静岡出張の帰りに久し振りに名古屋で途中下車!
15:30頃に店に到着すると、小上りとカウンター2席を除いて満席
外は夏の太陽がサンサンと輝いているのに冷房が効いた店内は皆さんお酒をたしなまれてますw
カウンターの1番奥の席を確保!
ビールを呑まない小生は、ノッケから宮城の地酒一ノ蔵
酒の肴は・・・
・ねぎマグロ(煮魚)
・鱧の湯引き
・まぐろの刺身
どれを食べても酒が進みます
この日は5杯も呑んじゃいましたw
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【再訪】
中々寄ることが出来ずに今年初の此方へ・・・
今回も口開け前から店内で待機!
「本当に久し振りだがねぇ~」って云われちゃいました(汗)
この日の註文は・・・
・日本酒鈍燗大2本
・一ノ蔵 2杯
・鰯の煮付け
・穴子柵
・サザエ
・酢牡蠣
相変わらず何を食べても美味しく酒に合います(笑)
居心地が良く、気持ちも和みます
呑んだ暮れ天国です(爆)
この日の途中下車は結構ほろ酔いだったので、此方一軒で名古屋を後にしました!
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【再訪】
静岡出張の帰りに途中下車
この日も口開け前から店内で待機!
15:15には満席になる盛況ぶりでしたぁ~
この日の註文は・・・・
・日本酒鈍燗大2本
・冷酒 真澄 1杯
・〆コハダ
〆具合の塩梅が絶妙です
・さざえ
コリコリの身と濃い味の肝が絶妙です!
・ハモ皮
ハモ皮とわかめの酢の物
ハモ皮が香ばしくて美味しい!
隣席の82歳の大先輩と政治、国際問題について語らいながら、酒を愉しみました!
また!寄らせて戴きます
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【再訪】
この日は神奈川出張の帰りに途中下車
口開けの15分前に店内に入り待機、次から次へと人生の先輩方が集まってきます
残暑が厳しいのでこの日は常温で日本酒を・・・
・日本酒常温大2本
・とこぶし煮付け
チョッと鮑気分で・・・
・マグロ刺身
これが赤身なんです
どう見ても中トロにしか見えないんですが・・・
・牛たたき
この店で初めて肉料理を食べました
ニンニク醤油で食べると美味しいです
さぁアペリティフも終わったので、次に出撃!
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【再訪】
この日も静岡出張の帰りに名古屋で途中下車
三か月ぶりです!この日はいつもと違って口開け前では無く、18時到着
初めて並びましたw
席も初めてのテーブル席で相席
すみちゃんから「久し振りだがネ~こんな時間めずらしい」って云われました(汗) ←完全に覚えられてる
この日註文したのは・・・
・鈍燗(ぬる燗)大 2本
・冷酒「一ノ蔵」
我故郷宮城のの銘酒!
・十六ささげ(味噌)
十六ささげは愛知の伝統野菜で、見た目はいんげんに似ているが、いんげんより柔らかく、食味が良いのが特徴
さやの中の豆が16個あることから十六ささげと呼ばれているそうです
初めて食べましたが、旨かったです!
・牛蒡と鶏皮の煮物
前回美味しかったので、再び註文(笑)
・平目の造り
これまた前回美味しかったので註文
コリコリで絶品!
途中下車してでも寄りたい店です
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【再訪】
静岡出張の帰りに名古屋で途中下車
口開けの15時にはまだ早かったので名古屋駅から約40分歩いて大須へ
毎度の事ながら開店前に店に入ると、いつもとは違って既に10名位の先輩方が・・・
中には女性の先輩のグループもw
カウンター内、奥の調理場はてんやわんや準備中
席に着くと「先月は来なかったでしょ」とすみちゃん(多分女将)の挨拶代わりのお言葉(笑)
前月は水曜定休である事を忘れてて店の前まできて気付いたのでした(汗)←笑われた
我実家が仙台で有る事を覚えて暮れていた様で心配してくれていた様です(感謝)
15:15頃には座敷を除いて満席!
この日もカウンターの上には旨そうな料理が盛られた大皿が一杯
この日に註文したのは・・・
・どん燗(ぬる燗)一合
・茹でそら豆
塩を軽く振って食べると口の中に豆の風味が広がります
・牛蒡と鶏皮の煮物
結構ハッキリ濃いめの味付けで酒が進みます
鶏皮の脂がいい味出してます
・角麩と穴子の煮物
これは牛蒡に比べるとアッサリした味わい
パッと見ホルモン系に見えるヒダヒダのヤツが「角麩」
「角麩」は名古屋独特の食材で家庭では煮物、すき焼きによく使われます
・冷酒「一ノ蔵」
我故郷の銘酒!震災復興を祈りながら呑みました
・平目の造り
もうコリコリで絶品!
この店の刺身のつまはキャベツの千切
堪能させて戴きました
来月も来ますネ!
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学生時代に住んでた街名古屋
青春時代の思い出が一杯の街名古屋
仕事の都合上(取引先が無い)、名古屋へ出張する事は殆ど有りませんが
関東方面や静岡出張の帰りに無理やり途中下車をして呑み歩く様になりました(汗)
末廣屋は大須の赤門通り沿いに有ります
大須は学生時代、電気製品や家具を購入する時以外は訪れる事がない街でした
今は古着やアクセサリー、フィギア等若者が集まる街へと変化した様です
店は15時開店
いつも口開け前に店に入り、準備風景を楽しみながら開店を待ちます(待たせて戴いております)
店内はL字カウンター12席、4名掛けテーブルが4卓、小上がりは4名掛け2卓
そのL字カウンターの上には大皿に盛られた酒の肴が所狭しと並んでいます
手慣れた常連さん達は席を立って、カウンターに並ぶ料理を指さし「これとこれ、お願いね」って感じで註文
最近はその一員と化しています(笑)
開店から、早ければ15分、遅くとも30分で店内は満席に
平日は9割以上が人生の先輩方々←みなさんお元気です!
小生なんかは、まだまだ若輩者の部類に入りますw
ビールを呑まない小生は必ず日本酒のぬる燗(名古屋では「どん燗」と云う)を最初から…
酒の肴は煮物、おひたし、焼き物、茹でた野菜(いんげん、茄子等)の名古屋ならではの八丁味噌掛け等々
高くても400円位と、体にも財布にも優しい料理ばかり!
開店直後にカウンターに熱々湯気いっぱいで登場する煮魚
〆具合が絶品なコハダ
新鮮で註文を受けてから包丁を入れる刺身
これまた600円までとリーズナブル
特にマグロはこの店の名物!
中トロ(場合によってはトロ)としか思えない脂がのった赤身がこの値段で堪能できます
旨い酒と肴、何故か心地よく聞こえる客同士の会話や周囲の音
すべての要素が居心地の良さを作り出してる様に思えます
それと、気さくに話し掛けてくれる先輩方との会話も酒を旨く呑める要素のひとつかも?
次の出張が楽しみです!
8位
1回
2015/05訪問 2015/06/09
ぶらり途中下車の呑み歩き 名古屋 大甚本店編 ~100年を超える歴史ある居酒屋~
創業100年を超える歴史ある大衆酒場
お店は、名古屋の繁華街と名古屋駅の中間辺りの伏見エリア
広小路通と伏見通の交差点南西角、地下鉄伏見駅7番出入口の目の前に在ります
和風の雰囲気が施された3階建のビル、1階の軒先には歴史を感じさせる看板が掲げられています
店内は間口から想像できない位に奥へ延びていて
創業明治40年の老舗の空間は全てがセピアカラー
歴史を感じさせる黒味掛った檜のテーブルは相席が当り前
座敷や2階席を合わせると120席を超える大箱なんです
口開け前から店に入り、薄暗い中、準備風景を楽しみながら開店を待つ事ができます
柱時計の音が16時を伝えると店内が明るくなり営業開始
先ずはお酒を註文します
焼酎やワインは無く、酒の賀茂鶴と菊正宗、ビールのキリンとサッポロのみの硬派な品揃え
各自でガラスケースの上のに並んだ小皿料理から好きな肴を勝手に取ってくるシステム
皿の意匠によって価格が決められている様です
お造りや焼魚、煮魚は調理場へ註文すれば席まで持ってきてくれます
16時半を過ぎると1階席はほぼ満席
テーブル席は相席が当り前なので、人生の先輩達に良い話を聞かせて貰える事もしばしば
歴史有る老舗だからと妙に構えた所が無く、一見の客、常連客も関係なく酒を愉しめます
中々懐が深く、居心地の良い店です
居心地満点です!
【再訪】
日帰りで静岡の事業所へ出張です!
行きは名古屋駅で意図的に乗り換えてホームの『住よし』できしめん朝食
その一杯が久し振りの名古屋メシ願望に火を付けてしまったのか?
無性に「あんかけスパ」「台湾ラーメン」「鯱乃家のカレーうどん」が食べたくなり
帰りも名古屋で途中下車w
『マ・メゾン エスカ店』で遅めのランチであんかけスパを堪能してからの二軒め
名古屋を代表する100年以上の歴史の在る大衆酒場『大甚本店』へ
玉ひも、海鼠酢、もろきゅうを肴に樽香満点の加茂鶴をひや酒で戴きました!
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【再訪】
この日は静岡出張の帰りに急遽名古屋で途中下車!
途中下車の予定では無かったので、名古屋、大阪間の特急・グリーン券は無効に(大汗)
地下鉄でひと駅なので、歩いて店へ
いつもは口開け前後に出撃するのですが、この日は17時を廻った頃に到着
外は未だ明るいのに店内はほぼ満席(汗) 店主の案内で何とか中程のテーブルに席を確保
勿論相席、しかもどう見ても小生が最年少間違いなし(笑)
菊正宗のどん燗(ぬる燗)を註文して、酒の肴を選びに料理が並べられた料理台へ・・・
この日選んだ酒の肴は・・・
・高野豆腐と筍の煮物
・〆鯖
・白和え
肴を摘まみながら温めの酒をクイッとやると、何となく微笑んでしまいそうな幸福感
隣りの席の老紳士(結構良い身形)に話し掛けられました(笑)
老紳士はリタイヤして、週に一回この店に来る事が、世間との唯一の接点だと云ってました
小生は学生時代に名古屋に住んでた事や、愚妻が名古屋出身って事や、途中下車した事や・・・・
話しながら小一時間でお銚子三本w
せっかく途中下車して、他にも寄りたい店が有ったのでこの辺で・・・
老紳士に別れを告げて店を後にしました!
とにかく、時間がゆっくりと流れます、そして他所には無い歴史も感じます
機会が有れば、是非にとお勧めしたいお店です
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学生時代に住んでた街名古屋
青春時代の思い出が一杯の街名古屋
仕事の都合上(取引先が無い)、名古屋へ出張する事は殆ど有りませんが
関東方面や静岡出張の帰りに無理やり途中下車して呑み歩く様になりました
「大甚本店」は広小路通と伏見通の交差点南西角、地下鉄伏見駅7番出入り口に有ります
この店は明治40年(1907年)創業の日本でも有数の歴史有る老舗大衆居酒屋
「名古屋の居酒屋の草分け」と呼ばれ100年以上続く呑んだ暮れの聖地の様な店です
店の歴史同様に歴史を重ねた先輩方が店内の大半を占めます
店は16:00に開店
こちらも出来るだけ口開け前に店に入り、薄暗い中、準備風景を楽しみながら開店を待ちます
口開け直後の時間帯は店の歴史同様に歴史を重ねた先輩方が店内の大半を占めます
店内は4名~6名掛けの合席必須の味のある檜のテーブル席が多数、奥には座敷
2階にも同じ様にテーブル席があり全体で100を超える席数を誇ります!
店内の柱時計が16時を伝えると店内が明るくなり営業開始
先ずはお酒を註文します(焼酎やワインは無く、日本酒とビールのみ)
日本酒は「賀茂鶴(広島)」「菊正宗(神戸)」、ビールは「サッポロ」「キリン」
特に賀茂鶴は樽酒で呑むとほんのり木の香を感じます
酒を註文した後は各自でガラスケース上のに並んだ小皿料理から好きな肴を勝手に取ってくるシステム
皿数が多い時はアルミのお盆を手渡されます
お造りや焼魚、煮魚は調理場へ註文すれば席まで持ってきてくれます
料理は皿や小鉢の意匠によって値段が決まっています(未だに料理の値段を把握してませんw)
酒と肴を堪能していると16:30頃には1階は満席!
以降は2階席へ案内されます
お勧めの小皿、小鉢料理
・〆さば
酢の塩梅が程よく〆具合が絶妙!
針生姜と食べると生姜の風味が旨みを増します
・貝柱とぬた、あさりとぬた
さすが尾張名古屋!
ぬたの酢味噌が八丁味噌なんです
慣れるとこんな旨いもの有りませんって感じです(笑)
・ぬるぬる
ぬるぬる食品の盛合せw
オクラ、山芋、なめこ等々を出汁で味付け
・ポテトサラダ
取り立てて特別では有りませんが旨いから不思議
・鶏の心臓と玉紐の煮付け
今は亡き祖母がよく作ってくれた個人的に懐かしい料理
帰る際に「勘定」って云うと、大将が五珠のそろばんを持って来て計算
店主の愛想の良い風貌とそろばんの組合せが妙にマッチしていて笑いが出てくるw
歴史有る老舗だからと妙に構えた所が無く、一見の客、常連客も関係なく
中々懐が深い店だと思います
居心地満点です!
9位
1回
2013/01訪問 2013/02/06
ぶらり途中下車の呑み歩き 東京木場 河本編 ~時間の流れがゆっくりした酒場~
この日は相模原での仕事を終えてから群馬県の高崎へ移動です!
その道すがらでの毎度恒例の途中下車(笑)
前々からご一緒しましょうってお約束していた東京のご同好の士との呑み
この日は王手が掛かった『東京五大煮込み制覇の野望』達成の為に最後の店である門前仲町の大坂屋がターゲット!
東京五大煮込みの詳細は下記参照↓
http://matome.naver.jp/odai/2133464729277271701
野望達成の前に是非と云う事で東京メトロ東西線の木場駅で待合せて、木場の歴史的な大衆酒場で有る河本へ
此方は昭和7年創業の老舗大衆酒場で、にこみとホッピーと女将の満寿美さんが代名詞の歴史的酒場です
木場の河本って名前は知っておりましたが、小生にとって意外と盲点だった店なんですw
木場駅から永代通りを門仲方面へ、首都高を越えてエネオスの角を左折、橋を渡って右手の角に店があります
店の前に立つと「マジですか」と呟きたくなる様な佇まい、明らかに周囲の風景とは異質な感じがしますw
創業当時のままって感じの佇まいのこの店の時間の経過だけが周囲より遅いのでは?って思えちゃいます(汗)
何処と無く、武蔵屋と同じ匂いがする様な気がします
元々は何色だったか想像も付かない位に色褪せた暖簾を潜り、引き戸を開けると、店内にはセピア色の世界が・・・
カウンターはどう表現して良いのか判らない形、店の奥の一辺は地元常連さんの指定席との暗黙のルール
我々は煮込み鍋の前に陣取り、ご同好の士のリードに任せて、黒ホッピーで乾杯!
此方のホッピーは氷無しで戴く三冷ホッピーって云う呑み方 ←小生は初体験(笑)
酒の肴はこんな感じ・・・
・にこみ 300円
・おでん 400円
・さらしくじら 400円
・タコ 400円
・かけじょうゆ(マグロブツ) 400円
・ゆどうふ 大200円 小100円
・身欠けニシン 400円
・とまと 400円
・もろきゅう 300円
・しおから 200円
・柿の種 200円
・バタピーナッツ 200円
註文は・・・
・ホッピー、黒ホッピー
冷えたホッピージョッキに馴れた手付きで満寿美さんが冷えたキンミヤを注いで冷えたホッピーと一緒に渡してくれます
この店の雰囲気で呑むホッピーは数段美味しく感じます
キンミヤは記参照↓
http://nomitakute.blog92.fc2.com/blog-entry-199.html
・さらしくじら
関西ではおばけと呼ばれる鯨料理
日本酒の方が合いそうな気もしますが、酢味噌が良いお供になります
・ゆどうふ
小で註文すると大きめの豆腐の半丁がド~んと付けタレと登場!
全く飾り気の無い、シンプル以外の何者でも無いって云う代物
味の濃い木綿豆腐の湯豆腐です
100円は素晴らしい価格ですね!
・身欠けニシン
甘からく煮込んであるニシン
噛めば噛むほど味が口の中に広がります
・にこみ
この店の代名詞のひとつ
この日のにこみは、ご同好の士が絶賛する出来栄えとの事 ←今までで最高の味と大絶賛!
確かに旨いんです(笑)
今まで食べた煮込みの中でも間違いなく上位に位置する美味しさです
味の濃厚さ塩梅全てが小生に程よく無心で食べちゃいましたw
箸とホッピーが進みます
二人とも暗黙の内におかわり・・・・
ふた皿めは通称にこ玉の玉子入りで註文 ←価格不明
これもあっという間に完食(汗)
いや~参りました
気に入っちゃいました
ハートを打ち抜かれてしまいました
完全なるひとめ惚れです
店の佇まいも煮込みもホッピーも満寿美さんも・・・
この後、野望達成の目的が無ければもっとゆっくりしたかったです
是非再会したいお店です!
10位
1回
2013/10訪問 2013/11/10
呑んだ暮れ日記 京都綾小路 にこみ 鈴や編 ~京都らしい感じの煮込み~
呑んだ暮れマイレビュアーのヤッケさんのレビューを拝見してひとめ惚れしたお店
リアル昭和の佇まい、そしてお上品な顔立ちの「煮込み」
この日は思い切って京都へ遠征して来ました!
同じ関西圏で有りながら、中々訪れる機会が無い、近くて遠い街
自宅最寄駅の芦屋川駅から烏丸駅まで阪急電車で約1時間の少旅行です(笑)
烏丸駅に到着して、地上へ上がると一瞬方向感覚が・・・
流石に観光都市なので、至る所に地図があるので瞬時に位置関係を把握出来ました!
四条通の一本南側の通りである「綾小路」
氣志團の綾小路翔や綾小路きみまろとの関わりや所以は知りませんが・・・
烏丸通から綾小路を河原町方面へ5分程度
周囲の町家とは違った雰囲気の古い一軒家がこの日のターゲットの『にこみ 鈴や』
この店は、昭和初期に建てられた理容店を改装したもの
改装したと云っても、外観は殆ど手を入れていない様子
店内は、L字のカウンター12席のみ、木を多用して落着いた雰囲気です
オーナーは、骨董品店が本業
店で使われている一部の器は幕末から明治の価値あるものだそうです(驚)
最近有りがちな、それ風のポスターやホーロー製の看板を飾り立てたエセレトロとは訳が違いますw
お品書はこんな感じ・・・
■もつ味噌煮込み 600円
■おでん
・大根 200円
・すじ 250円
・豆腐 200円
・玉子 150円
・白滝 150円
■ミノおろしポン酢和え 650円
■ポテトサラダ 350円
■きゅうり1本漬 250円
■まかないカレー 大750円 中450円 小300円
■近江牛ハラミ 950円
■タンすじ 500円
■焼ズッキーニ 350円
■ハツ生 600円
■生セン 600円
■自家製蒸し豚 450円
■エシャロット 400円
■トマト 300円
註文は・・・
■菊正宗一合瓶
ひやで・・・
まぁ高価な大吟醸とかの地酒以外では「菊正宗」って旨い酒です
この日は調子にのって4合もw
■もつ味噌煮込み
これこれ(笑)
見た目は味噌煮込みッぽく無いんですよね
今まで関東や名古屋で煮込みを結構食べましたが、見た目も味わいもこんな上品な味わいは初めて
まぁこれの為に京都へ来たって云っても過言じゃないですからねw
納得の一品でした!
■きゅうり1本漬
これも旨いです!
提供する際に味の○を堂々と振りかけて登場
実は旨味調味料の味わいって嫌いじゃないんですよね(汗)
自宅でも食べれそうな一品ですが、この雰囲気で食べると違いますねw
■ポテトサラダ
旨い煮込みと菊正宗を愉しみながら、調理場を眺めてると、店長がポテサラの仕込みを始める
本当は肉系を註文する心算でしたが、思わず出来たてのポテサラを註文(爆)
さらした玉葱のスライスのみのシンプルな一品
粒マスタードも加わってチョッと風味の違う感じのポテサラです!
ひとり酒だと、品数豊富に註文できません
今回はこれでEnough!
次回はいつ来れるか判りませんが、肉系やおでんを戴きに再訪したいと思います
この店の雰囲気好きだなぁ・・・
ご馳走様でした!
今年も沢山のお店にお邪魔しました
しかし、ラインナップは代り映えしませんねぇ(汗)