TINTIN@呑んだ暮れさんが投稿した月泉(大阪/南森町)の口コミ詳細

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TINTIN@呑んだ暮れの呑み食べ歩き

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月泉なにわ橋、北浜、南森町/中華料理

1

  • 夜の点数:4.8

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.8
      • |雰囲気 4.6
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 4.8
1回目

2018/09 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.6
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.8
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

呑んだ暮れ日記 大阪南森町 中國菜 月泉編 ~料理もおもてなしも大満足~

この日は気心が知れた呑んだ暮れ仲間との月例の集まり

食べて見たいジャンルや行って見たい店を各自が提案して店の候補を挙げて

その中から、メンバーの予定と店の予約状況の兼合いで店を決めているんです

1月は、皆さん多忙だった為に未開催

2月は、神戸の人気焼肉店系列の『あまがさき ポッサムチプ -29-

3月は、季節に応じて天然の食材を愉しめるお店『天然鳥獣山菜魚料理 山女庵

4月は、美味しい韓国料理、特に参鶏湯が愉しめる新福島の『韓国食堂 入ル

5月は、手切り肉のしゃぶしゃぶで人気の都島区『しゃぶしゃぶ やすだ

6月は、ほのぼのした雰囲気の十三の天ぷら店『天ぷら はせ川

7月は、カウンター12席を貸切って、北新地の話題の寿司店『鮨処 髙橋 謙太郎

8月は、天満の人気店『裏HIROYA』出身のオーナーシェフの店『イタリア食堂 Anello

そして9月は、南森町の予約困難な人気の中国料理店『中國菜 月泉

メンバーが頑張って予約を取ってくれたので6人でお邪魔しました!


雰囲気が良く寛げる雰囲気のお店

 お店は、西天満の大阪地方裁判所の東側のエリア
 堺筋の大川に架かる難波橋の北詰、東へカーブする三叉路の西側
 「RECO HOTEL Nakanoshima」の北側の角のビルの1階に在ります
 梅田辺りから歩くと20分チョッと掛かります

 経年を感じる4階建てビルの1階、ビルの雰囲気を上手く生かしたクラシカルな佇まい
 店の側面に紹興酒の甕が並べられているのが目印です
 店内は、オープンキッチンに向いたカウンター席が6席、中国料理らしい7名掛け円卓が1席
 6名掛けと4名掛けのテーブル席が1席ずつの計23席、予約に合わせてレイアウトは変わる様です
 テーブル席のデザインやセンターに在る配膳テーブルの意匠は店の雰囲気に上手く溶け込んでいます

 オーナーの岡田さんは中国料理の名店『酒中花 空心』の出身
 2014年に此方をオープンさせました
 予約は毎月1日の15時から翌月の予約を受け付けるシステムです


料理もおもてなしも大満足

 先ずは泡で乾杯!
 店主自らセレクトしたスパークリングワインを3本を説明してくれました
 風変りなラベルとコルクでは無く瓶ビールの様な王冠って物珍しさだけでチョイスした
 南アフリカ産の「El Bandito I Wish I Was a Ninja petillant 2017 Testalonga」
 ラベルのキャップにサングラスの御仁は誰なんでしょうね?
 欧米では人気の生産者のナチュラルワインで、日本では輸入数が少なく
 割当販売の希少なスパークリングワインの様です
 軽い口当たりで爽やかな後味、スッキリタイプで料理を選ばない味わいです

 料理はお任せです
 小生が甲殻類、多足がNGなので、魚料理がメインのコース内容です

 前菜は全部で6品、他所では見掛けない、未体験なものばかりでした
 
 ■前菜 口水雞 よだれ鶏
  骨付き鶏肉を柔らかく丁寧に火入れ
  野菜主体で化学調味料は使わないソースで  
  見ためとは違って優しい麻辣加減
  それでいて深みの在る味わいで、香菜のクセがピッタリとマッチ

 ■前菜 蜆の紹興酒漬け
  60度の低温で軽く熱を加え、紹興酒に1週間漬込んだもの
  以前台湾料理で生蜆の紹興酒漬けを食べた事が在りますが
  それよりもコクの在る濃い味わい、生臭さ等は一切なく紹興酒が効いていて美味しく
  漬け汁も蜆エキスたっぷりで紹興酒風味で旨いんです

 ■前菜 徳島産 海老芋と唐辛子
  海老芋はアサリの出汁で一度炊いてから、マッシュしてライドポテトの様に揚げて在ります
  赤いのは唐辛子を水で戻して、油で揚げ、オーブンで焼き上げ
  ピスタオとスパイスを加えて砕いたもの
  イメージはスナック菓子の「カラムーチョ」なんだそうです
  海老芋は香ばしさとしっとり感が共存
  唐辛子は全く辛くは無く、ピスタチオの風味が主体で、五香粉の様なスパイスが淡く効いています

 ■前菜 揚げ皮蛋の豆腐ソース掛け
  皮蛋を素揚げにして、タレを掛け
  半日水切りした豆腐に刻んだ搾菜と葱を入れって叩いたもの 
  揚げた皮蛋は、そのまま食べるよりもクセが少なく食べ易い
  皮蛋好きにはやや物足りないのですが、表面が薄っすらカリっとした食感で
  チョッと風変わりな皮蛋が愉しめます
  豆腐のソースは大豆の濃い味わいに搾菜の塩梅が程良く馴染んだ味わいです

 ■前菜 鰹の炙り 葱、山椒、茗荷のソース
  鰹の腹身を塩を振って炙り、葱と山椒を叩いたソースに茗荷の刻みを加えたもの
  炙りが軽めなので、ほぼ刺身に近い状態ですが、口の中でほんのり香ばしが感じます
  葱と生姜は定番ですが、山椒の痺れも合うんですね

 ■前菜 縞鯵 茉莉花茶の茶葉で燻したもの
  腹身に塩をしてひと晩寝かせたものを茉莉花茶の茶葉で燻したもの
  塩でひと晩寝かせて燻してあるので、レア感はゼロ
  やや干物の様な食感と味わいなのですが、口の中からジャスミン茶の香りが
  鼻に抜ける感じがします

 ■大根餅 秋刀魚醤添え
  摺り下ろした大根と餅粉と干し貝柱を練り込んで蒸した大根餅を揚げて
  秋刀魚の腹腸と身を焦がす様に豆板醤を加えて炒め揚げた秋刀魚醤を添えて在ります
  焼いた秋刀魚を食べる際に大根おろしを添える事が発想で大根餅に秋刀魚醤を添えてみたとの事
  大好物の大根餅、干し貝柱の風味がタップりでそのまま食べても絶品なのですが  
  苦み走った秋刀魚醤を加える味変して違った美味しさが訪れます
  チョッと和のテイストを感じました

 ■空心菜とムール貝の炒め
  ムール貝は、世界的に有名なフランスノルマンディ地方のモンサンミッシェル産を使用
  旬の活けのムール貝と空心菜を炒めたシンプルな一品
  青菜炒めの中でも空心菜は食感が良く1番好きな葉野菜
  ムール貝のエキスたっぷりのスープと共に食べると旨さが何倍になります
  クリーム色がかったオレンジ色の身が縮まらくふっくらとした火入れ加減も絶妙です

 ■グジの鱗揚げ
  福井や京都ではグジと呼ばれますが、甘鯛の事です
  鱗を付けたまま高温で揚げると、松笠が開いたように鱗が立ちます
  魚醤を掛け、たっぷりの白葱、香菜を乗せ熱したピーナッツオイル掛けて
  白葱と香菜の香りを立たせています
  カリカリサクサクに揚ったグジは上品なのに旨味の濃い白身です
  ピーナッツオイルの香ばしい香りと白葱と香菜の香りが良い風味で鼻孔を刺激します

  中骨はカリカリに揚げられて骨煎餅として食べる事ができます
  カルシューム摂らないとね!

 ■黒酢酢豚 蒸焼玉葱添え
  キューブ状の大きな豚肉の塊を積み重ね
  蒸焼の玉葱が添えられて、漆黒の黒酢の甘酢がたっぷりと掛けられているビジュアルは圧巻です
  肉は蒸しを入れてから表面を焼いてあるのでしょうか?
  箸で十分に崩せる柔らかさです
  黒々とした黒酢の甘酢は、酸味も甘味も控えめで、見た目ほどくどくはなく
  コースの後半ですが、軽く食べ切る事ができます

 〆料理は、四川風麻婆豆腐と白飯、炒飯、汁そばから〆の一品を選ぶ事ができ
 麻婆豆腐と炒飯を半々ずつでも良いとの配慮だったので二品をチョイス
 
 ■四川風麻婆豆腐と白飯
  見ただけで美味しそうと思える麻婆豆腐です
  大きめに刻んだ葱が目立ち、肉味噌が多めで豆腐はあまり崩れていないタイプ
  表面には辣油と花椒粉がたっぷり
  麻辣は個人的には物足りませんが、バランスよくコクが在るのにすっきり
  食べた後味は、スパイスカレーを食べた時と同じ様なスパイス感が残ります
  半分はそのまま、半分は白飯にのせて即席麻婆丼で戴きました
 
 ■金華火腿炒飯 金華ハム炒飯
  見事な黄金色の炒飯です
  世界三大ハムのひとつ「金華火腿」と刻み葱、玉子のシンプルで見るからに美味しそうな一品
  パラパラ感を追及する為なのでしょうか?ご飯はジャスミン米を使用しています
  際立つジャスミン米の香り、細かく刻んだ金華ハムの深い味わい、ひと粒毎にコーティングされた
  卵、箸では口元へ運べない程のパラパラ感、口元が緩んで思わず微笑んでしまう程に美味しんです
  近年食べた炒飯の中では間違いなく1番だと思える炒飯でした

 デザートは、杏仁豆腐と胡麻団子からのチョイス

 ■杏仁豆腐
  薄い象牙色で果物等は一切入っていないタイプ
  試しにひと口食べてみましたが、柑橘系の酸味と皮の渋みが共存した味わいです
  柑橘の正体は、レモンだろうと思っていましたが橙でした
  甘さ控えめで柑橘が利いていたので、珍しく半分以上食べました
  口の中がスッキリしました

 ■芝麻球 胡麻団子
  白玉粉に水と胡麻油を混ぜた生地で餡を包み、まわりに胡麻をまぶし揚げた
  中国料理の代表的な甜点心のひとつです
  この日は、黒胡麻餡を包んで在りました


最後に

 できる限り、店主自らが席へ赴き料理の詳細を説明してくれます
 これって、貸切りでない限り、結構面倒なことだと思うんです
 この日って、カウンターも含めて満席だったのですが・・・
 サービス担当の女性陣の気遣いや心配りも料理を更に美味しく愉しめる一翼を担っています
 ハードルの高い、予約争奪戦に参加してでも、再び訪れたいと思わせるお店でした

 硬派な美味しい料理を愉しむ『中國菜 火ノ鳥
 寛ぎの美味しい料理を愉しむ『中國菜 月泉
 最近訪れた大阪の中国料理店では、抜きん出たお店でした
 また是非ともお邪魔したいと訪れたいと思います
 ご馳走様でした!

 

  • 月泉

  • 店の外観

  • 店のエントランス

  • 店内 オープンキッチンとカウンター席

  • 店内 円卓

  • 飲料菜単

  • El Bandito I Wish I Was a Ninja petillant 2017 Testalonga(南阿)

  • 前菜 口水雞 よだれ鶏

  • 前菜 口水雞 よだれ鶏

  • 前菜 蜆の紹興酒漬け

  • 前菜 蜆の紹興酒漬け

  • 前菜 徳島産海老芋と唐辛子

  • 前菜 徳島産海老芋と唐辛子

  • 前菜 揚げ皮蛋の豆腐ソース掛け

  • 前菜 揚げ皮蛋の豆腐ソース掛け

  • 前菜 縞鯵 茉莉花茶の茶葉で燻したもの

  • 前菜 縞鯵 茉莉花茶の茶葉で燻したもの

  • 前菜 鰹の炙り 葱、山椒、茗荷のソース

  • 前菜 鰹の炙り 葱、山椒、茗荷のソース

  • 前菜 全てをひと皿に盛ってみました

  • 大根餅 秋刀魚醤添え

  • 大根餅 秋刀魚醤添え

  • 大根餅 秋刀魚醤添え 小皿に取り分け

  • 空心菜とムール貝の炒め

  • 空心菜とムール貝の炒め

  • 料理はセンターのテーブルで取り分けてくれます

  • 空心菜とムール貝の炒め 小皿に取り分け

  • 紹興酒 古越龍山5年

  • グジの鱗揚げ

  • グジの鱗揚げ

  • グジの鱗揚げ

  • グジの鱗揚げ 小皿に取り分け

  • グジの鱗揚げ 中骨、頭も食べれます

  • 黒酢酢豚 蒸焼玉葱添え

  • 黒酢酢豚 蒸焼玉葱添え

  • 黒酢酢豚 蒸焼玉葱添え 小皿に取り分け

  • 四川風麻婆豆腐

  • 四川風麻婆豆腐

  • 四川風麻婆豆腐 即席麻婆丼

  • 四川風麻婆豆腐 即席麻婆丼

  • 金華火腿炒飯 金華ハム炒飯

  • 金華火腿炒飯 金華ハム炒飯

  • 金華火腿炒飯 金華ハム炒飯 小皿に取り分け

  • 橙の杏仁豆腐

  • 橙の杏仁豆腐

  • 芝麻球 胡麻団子

2018/10/19 更新

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