2回
2017/07 訪問
ぶらり途中下車の呑み歩き 名古屋伏見 なごや柳ばし イチビキ編 ~開店前に売り切れる人気鰻店~
今週も静岡出張です
前夜は接待だったので宿泊してゆっくりめの時間帯で帰阪します
名古屋を通過するのが11時前頃だったので途中下車してランチをする事にしました
先週も静岡で鰻を食べたばかりだったのですが、また鰻が食べたくなりました
名古屋駅から徒歩圏内にある老舗の『イチビキ』へ久し振りに伺う事にしました!
店のかなり手前から遠目に見ても明らかな店前の人だかり
店の前に到着すると、行列は三軒西隣のコンビニの前まで延びているんです
仕方がないので最後尾に並んでみたのですが、本当に並ぶの?って自問自答
悩んでる間にお店の方が近付いて来て、鶯色のカードが渡され「13時過ぎになると思います」と云われた
そのカードが整理券で、小生の後ろのカップルで最後
それ以降の人達には「本日のお昼の鰻は売り切れました」と告げられました
この時点で開店時間の10分前、カードの総数は60枚・・・
要は開店前から長蛇の列、そして限定60食、開店前に全て売り切れって物凄いハードルの高さ
まぁキャリーバックを引きながらウロチョロするの面倒なので、並んで待つ事にしました
その後も結構な人が訪れては、「売り切れ」の案内を見て、驚いて帰って行きましたw
●イチビキって店名はやはり・・・
お店は名古屋駅から伏見方面へ徒歩で15分程度
広小路通沿いの路面店で納屋橋と幹線道路の江川線の中間辺りの立地
老舗感ありありの年季が入った純和風の佇まい
焼場の上のダクトからは、煙がもくもくと香ばしい匂いをまき散らしています(笑)
店内は日中でも薄暗く、外観以上に老舗感がたっぷり
テーブル席や小上り席を合わせて40席弱くらいの席数です
店先に焼場だけが在り、調理場は店の奥に別途在ります
鰻の焼き上がりに合わせて、ご飯だけ盛った丼等を焼場へ持って行き
鰻を盛付けて提供するスタイルです
創業は昭和14年、現在の店舗は当時から続くものなのでしょうか?
鰻の美味しい店って事で有名ですが、あくまでも割烹なんだそうです
実際にお品書きには、会席料理、刺身定食等の定食、親子丼等の丼物も在ります
店名の由来は・・・
東海地方在住の方や在住経験の在る方なら「イチビキ」って云うと
味噌、醤油メーカーってイメージが強いと思うんです
だからこの店を知った際には、その系列店なのではって思ってしまったんです
その謎の答えは、御献立の裏表紙に在りました
先代の女将さんが、若かりし頃に「イチビキ」の創業家に奉公していたそうです
結婚を期に奉公を辞めて、昭和14年に納屋橋にて料理店を始めるに当たって
「イチビキ」の承諾を得て、名付けたのが由来です
鰻のタレはイチビキのたまり醤油を使っているそうです
●御品書じゃ無くて御献立
【御鰻之部】
■うな丼(吸物付) 2350円
■小丼(吸物付) 1500円
■上丼(吸物付) 2850円
■特上丼(吸物付) 3500円
■長焼 2300円
■うなぎ定食 2850円
小長焼、小鉢、御飯、吸物
■うなぎまぶし(吸物付) 3400円
【御定食之部】
■茶碗むし定食(冬季のみ) 1100円
■上茶碗むし定食 2000円
■刺身定食 2000円
【御飯物之部】
■御飯(香の物付) 300円
■玉子丼 600円
■親子丼 800円
■海苔茶漬 500円
■まぐろ茶漬 900円
【御一品料理之部】
■御刺身 1500円
■御突出し 600円
■茶碗蒸し(冬季のみ) 650円
【御吸物之部】
■吸物 300円
■赤だし 300円
■きも吸 300円
【御会席之部】
■松 五品 4000円
■竹 六品 5000円
■梅 八品 6000円
※吸物、ご飯、フルーツ付
●目当ての特上丼は売切れでした
数年前の前回は、特上丼を註文しましたが、この日は売切れとの事
無いものは仕方がないので、上丼を註文しました!
■上丼
鰻丼のグレードの違いは質ではボリュームです
・小丼 2枚(1尾)
・うな丼 3枚(1.5尾)
・上丼 4枚(2尾)
・特上丼 上に4枚(2尾)、中詰めで1枚(半尾)、御飯も大盛
結局13時過ぎと云われてましたが、席に案内されたのは13時よりも少し前
結果的には他所へぶらぶらせずに並んでいて正解だったって事でしょうか??
席に案内される前に註文を済ませて在りましたが、無性に酒が呑みたくなりました
日本酒を常温で註文すると有料ですが、突出しを用意してくれました
そして鰻丼は呑んでからって事で調理場にマッタを・・・
突出しは、小帆立酢味噌和え、まぐろ刺身、冷奴味噌掛けの三種盛り
酒が進むつまみばかりなので、軽くお銚子が2本空いてしまいました
頃合いを見計らって「鰻の用意させて戴きましょうか」と声が掛かった
本当はもう1本呑みたかったのですが、あまり呑み過ぎると
鰻が美味しく食べられなくなっても嫌だったので、用意をお願いしました
普段見掛る丼物の器よりもやや大振りの丼です 多分??
結構しっかりと盛られた御飯とその上に折り重なる様に大きめの鰻が四枚
しかも断面の厚みが凄いんです
表面の所々が黒く炭化している中々ワイルドな焼き加減
早く食べる様に催促、いや脅されてるそんな気分になるビジュアルです
炭火で香ばしく焼かれていて、皮と焦げた表面はパリッとカリッとの食感
脂が適度にのって、鰻の旨味がやや濃いめのタレの味わいと相俟って
口の中いっぱいに広がります
関東風のトロふわ鰻とは全く別物でパリっとした焼き加減も香ばしくて美味しいですね
以前食べた事が在る、食べログで愛知県×うなぎ総合ランキング1位で4.00超えの
瀬戸市の『田代』程のワイルドさでは在りませんが
肉厚な鰻で、黒く炭化した部分が見受けられる焼き加減は似た感じがするのは
小生の思い違いでしょうか?
お目当ての特上丼は食べる事ができませんでしたが
肉厚の鰻2尾分を食べれる上丼でも満足度が高い鰻丼でした!
●最後に
前回此方へお邪魔したのは4年半ほど前だった筈です
その時は、ランチタイムの閉店時間ギリギリのタイミングで駆け込みましたが
何の問題も無く特上丼を食べる事ができました
整理券を渡された際に整理券の枚数を聞くと、この日は60枚
その60食分が開店前に売り切れてしまう繁盛ぶり
以前から名古屋では大衆的なお店でCPの高さは知られていましたが
いつからこんな超人気店に変貌してしまったのでしょうか?
CPだけでなく、ハードルの高さも名古屋トップクラスになってしまいましたw
この店に限らず、人気店は平日で在っても繁盛してる店ばかりなんです
愛知と静岡の人達は、本当に鰻好きなんですね
そして決して安価ではない鰻料理を頻繁に食べれる生活水準の高さには驚き
名古屋生まれの愚妻は子供の頃は、事ある毎に、特別な理由が無くても
頻繁に鰻を食べていたそうです
と話がそれました・・・
大変満足な鰻丼でした
ご馳走様でした!
店から三軒隣のコンビニまで続く行列 これは一回転めに入れなかった人達です
整理券 これが無いと食べれません
開店前に売切れ 小生の後ろ二人で整理券が無くなりました ギリギリセーフw
ダクトからの煙 待ってる間この鰻の香の煙に悩まされましたw
店の外観
焼場の窓
店先のショーケース
店内 焼場
店内
御献立 表紙
御献立
裏表紙 店名の由来
ひや酒と御突出し
御突出し 小帆立酢味噌和え、まぐろ刺身、冷奴味噌掛け
焼場 白焼状態の鰻
上丼
肝吸い
香の物
上丼 肉厚な鰻です
上丼 鰻とご飯リフト
上丼 青化粧
上丼 鰻リフト
2017/09/30 更新
2013/03 訪問
出張と云う名の食べ歩き 名古屋 なごや 柳ばし イチビキ編 ~鰻が食べたくなって途中下車~
この日は群馬出張の帰り
ANA便の予約が取れなかったので、久し振りに新幹線で帰阪
浜名湖を過ぎた頃に「浜名湖は鰻とすっぽんの養殖が盛ん」って事が頭に浮んだ
その瞬間に無性に美味しい鰻が食べたくなって、次の停車駅である名古屋で途中下車(笑)
判っては居るものの、大阪までの特急グリーン券は自動改札機に吸い込まれて出て来ませんでしたw
この時点で13時過ぎ
頭に浮んだ鰻木屋、うな富士、大和田、西本は名駅から離れているので、昼の営業に間に合わない可能性が・・・
大学時代に行った事が有るイチビキが柳橋に有るのを思い出してタクシーに乗りました
まぁタクシーに乗る程の距離では無いのですが、時間が無くて ←運転手さん近くて御免
店に到着すると焼場辺りから香ばしい香りの白い煙がもくもくと出ていたのでひと安心(笑)
此方は昭和14年創業の老舗で、佇まいはその当時まま?って思える位年季が入ってます
それと以前から思っていましたが、地元の味噌醬油メーカーのイチビキとの関係は謎のまま
店内に入ると閉店間際だったので客も疎らで静まり返っていましたw
御献立はこんな感じ・・・
【御鰻之部】
・うな丼(吸物付) 2000円
・小丼(吸物付) 1400円
・上丼(吸物付) 2500円
・特上丼(吸物付) 3000円
・長焼 2000円
・うなぎ定食(小長焼、小鉢、御飯、吸物) 2500円
・うなぎまぶし(吸物付) 3000円
【御定食之部】
・茶碗むし定食 1100円
・上茶碗むし定食 1700円
・刺身定食 1900円
【御飯物之部】
・御飯 300円
・玉子丼 600円
・親子丼 800円
・海苔茶漬 500円
・まぐろ茶漬 900円
・御数寄屋弁当(天ぷら、小長焼、炊合せ、御飯、吸物) 3000円
・ミニ丼 まぐろ&うどん 900円
他に一品料理、会席料理が有ります 天ぷらはお休み中です
註文は・・・
何も考えずに特上丼を註文!
閉店間際で串打ちから始めたからなのか結構待ちました ←待ってる間に閉店
15分以上待ったと思いますが、いよいよ特上丼が登場!
一般的な丼物より大きめの器に結構しっかりと盛られた御飯
その上に折り重なる様に大きめの鰻が四枚(驚)
一瞬焼き過ぎ?って思える位にワイルドな焼き加減
身はかなり分厚く、部分的には炭化して炭になってる様にも見えますw
「ほら!早く食べて見ろよ」って催促されてる様な気がしました(笑)
炭火で香ばしく焼かれていて、皮と焦げた表面はパリッと
脂が適度にのって、鰻の旨味が口の中いっぱいに広がります
関東風のトロふわって感じでは無く、関西風のパリっとした焼き加減も香ばしくて美味しいですね
「鰻食べてるぞ~」って実感しながら食べ進むと、ご飯の下からまた鰻が・・・
何と中詰だったんですねw
4枚の鰻とご飯半分で結構満腹中枢が刺激された状態ですが、これは嬉しい悲鳴
一度にこれだけの量の鰻が堪能できるなんて、時節柄、贅沢だなぁ・・・ってしみじみ思いました!
食後に丼の違いを聞いたのですが・・・
小丼 2枚(1尾)
うな丼 3枚(1.5尾)
上丼 4枚(2尾)
特上丼 上に4枚(2尾)、中に1枚(半尾)、御飯も大盛
そりゃ鰻2.5尾にご飯大盛りじゃ超満腹になる様なぁ・・・ 貧乏性だから完食したけど
説明の後に、「私のお勧めは上丼なんですよ」だって(爆)
それを特上丼註文した時に云って欲しかったなぁ・・・
何れにせよ、堪能させて戴きました 御馳走様でした!
この後呑みに行く心算でしたが、もう体が酒も受け付けない状態だったので大人しく帰りました(涙)
店の外観 焼場(左)から香ばしい煙が…
店内
店内 小上り
御献立 表紙
御献立 現在天ぷらは休止中
うなぎ特上丼
うなぎ特上丼アップ
うなぎ 迫力のどアップ!
うなぎとご飯 リフト
ご飯の下から更にうなぎが登場!
肝吸い
肝吸い 肝リフト
香の物
2013/04/03 更新
イチビキって店名はやはり・・・
お店は名古屋駅から伏見方面へ徒歩で15分程度
広小路通沿いの路面店で納屋橋と幹線道路の江川線の中間辺りの立地
老舗感ありありの年季が入った純和風の佇まい
焼場の上のダクトからは、煙がもくもくと香ばしい匂いをまき散らしています(笑)
店内は日中でも薄暗く、外観以上に老舗感がたっぷり
テーブル席や小上り席を合わせて40席弱くらいの席数です
店先に焼場だけが在り、調理場は店の奥に別途在ります
鰻の焼き上がりに合わせて、ご飯だけ盛った丼等を焼場へ持って行き
鰻を盛付けて提供するスタイルです
創業は昭和14年、現在の店舗は当時から続くものなのでしょうか?
鰻の美味しい店って事で有名ですが、あくまでも割烹なんだそうです
実際にお品書きには、会席料理、刺身定食等の定食、親子丼等の丼物も在ります
店名の由来は・・・
東海地方在住の方や在住経験の在る方なら「イチビキ」って云うと
味噌、醤油メーカーってイメージが強いと思うんです
だからこの店を知った際には、その系列店なのではって思ってしまったんです
その謎の答えは、御献立の裏表紙に在りました
先代の女将さんが、若かりし頃に「イチビキ」の創業家に奉公していたそうです
結婚を期に奉公を辞めて、昭和14年に納屋橋にて料理店を始めるに当たって
「イチビキ」の承諾を得て、名付けたのが由来です
鰻のタレはイチビキのたまり醤油を使っているそうです
名古屋には老舗、名店の鰻店が何軒も在りますが
ガッツリ鰻を堪能するなら此方がお勧めです
2018/02/06 更新