『イタリア旅行記食事編 / ヴェネチア』takaboさんの日記

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宿泊先のグリッティ・パレスから徒歩1分。Ristorante al Giglio。雨なので室内へ。ガイドのシルバーノさんお薦めの店。ヴェネチアのスパークリングワインいわゆる「プロセッコ」と地ビール「Fabbrica di Pedavena」ワイン代はサービスでビール代と合わせて6.5€。地元産、手長エビのスパゲッティ。美味いです。22€。ボンゴレスパゲッティ。地産地消で美味いです20€。隣のテーブルではこの店のオーナー家族が和気あいあいと食事をしていました。

フェニーチェ劇場でオペラ「マダム・バタフライ」を見てから劇場近くのオステリア&ワインバー「Vino Vino」で軽く食べました。ほぼ満席状態でしたが、入り口で覗いていると給仕のおじさんが手招きしてテーブルに案内してくれました。これで満席。家内はいつも水、私はいつもプロセッコを飲んでます。モッツァレラとトマトのカルパチョ。ラザニア。美味しいです。ここからホテルまでもゆっくり歩いて徒歩5分ほど。でもヴェネチアは細い路地が入り組んでいるので5分ほどでもいろいろな風景が見えます。

「Osteria Al Mascaron」怖い仮面の看板の店。近くの教会の壁にその本体がありました。鬼瓦みたいなものです。地元の人で賑わうカジュアルな店。この店でもオーナー家族が和気あいあいと食事をしていました。オーナー家族がその店で食事をするというのは、ヴェネチアではよくある光景なのでしょうか。地ビール、その名も「Birra Venezia」(ヴェネチアのビール)そのまんま。ハウスワインの赤をグラスで頼んだら、白も味見をどうぞと、赤白それぞれをグラスではなくデキャンタでドンと持って来た。その分の料金はありません。イタリア人はテキトーはおおらかさです。魚介類の盛り合わせ。名産クモガニのスパゲッティ。ヴェネチアは基本的に食事が美味しい。この店ではトータルで70€。

ヴェネチアで(世界で)最も有名な老舗カフェ「フローリアン」。ヴェネチアの顔「サンマルコ広場」にあります。普通2€で飲めるエスプレッソが6.5€もする店。少し前はスッピンのレディ・ガガも滞在中毎日通っていたそうです。1720年創業。店内は黄金色のきらびやかな装飾で飾られています。いつも観光客でいっぱい。通りの観光客は店内を眺めて歩きます。エスプレッソ6.5€、カプチーノ12€、少しアルコールの入ったアニバーサリーコーヒー12.5€です。フローリアンの前では昼も夜もしばしば生演奏が行われます。

「Ristorante Sempione」は小さな運河に沿ったレストラン。有名な映画「旅情」の舞台となった「フィオリーニ荘」があった場所は今はこのレストランになっています。混雑してましたが「運河沿いの席を用意するまでお待ちください」と別の部屋に案内され「食前酒でもどうですか?」と勧められたのでまたプロセッコをもらいました。これはお店からのサービスでした。この店は珍しく日本語のメニューもあります。そこにはパスタは1皿で2人前以上の注文しか受けないと書かれていましたが、シルバーノさんが頼むと1人前ずつで2種類で良いことになりました。ヴェネチア名物、クモガニのサラダ。イカのスパゲティと書かれていましたが、確認するとイカ墨のスパゲティだったので注文。これも美味しい。魚介類のフリット。店の給仕のおじさんは、イタリアではどの店でもそうですがよく働きます。満席の店内を忙しく動き回っています。べたべたした愛想はありませんが、さっぱりして感じのよい応対です。チェックをお願いすると計算の合間に店のポストカードをポイッと投げてよこしました。店を出ると暗くなっていました。夜の景色もよいです。
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