takaboさんが投稿したAmankila(インドネシア/チャンディダサ)の口コミ詳細

レビュアーのカバー画像

博士のグルメリポート

メッセージを送る

この口コミは、takaboさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

Amankilaチャンディダサ/ホテル

1

  • 夜の点数:5.0

    • ¥100,000~/ 1人

      訪問時点の為替レート換算での金額になります。
      • 料理・味 3.5
      • サービス 5.0
      • 雰囲気 5.0
      • CP 4.0
      • 酒・ドリンク 3.5
  • 昼の点数:5.0

    • ¥100,000~/ 1人

      訪問時点の為替レート換算での金額になります。
      • 料理・味 3.5
      • サービス 5.0
      • 雰囲気 5.0
      • CP
      • 4.0
      • 酒・ドリンク 3.5
1回目

2008/08 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味3.5
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥100,000~
    / 1人訪問時点の為替レート換算での金額になります。
  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味3.5
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥100,000~
    / 1人訪問時点の為替レート換算での金額になります。

アマンマジック

アマンキラはアマンリゾーツの1つである。アマンリゾーツとはエイドリアン・ゼッカが1988年、タイのプーケットに従来にないタイプの高級リゾートホテル、アマンプリを誕生させて以来、世界に展開されるラグジュアリーリゾートで、ホテル界最高のブランドである。1つのリゾートにあるヴィラの数は多くても50棟ぐらいまでという少人数の宿泊者に対して、その数倍のスタッフを配する徹底したホスピタリティが自慢。またエド・タートルをはじめとする著名な建築家による自然と調和したシンプルで美しい建築も人を惹きつけて止まない。宿泊費も高額である。

エイドリアン・ゼッカがインドネシア出身であることも関係するが、アマンの数はインドネシアが最も多い。中でも観光王国バリ島には3つものアマンがあるが、そのどれもが高い評価を得ている。バリの空港から最も離れた場所に位置するのがアマンキラ。といってもアマンの送迎車で約1時間で到着する。バリの中心地から離れているだけあって周囲は自然に囲まれ、リゾート感は一番だろう。この地でよく見かけるライステラス(棚田)を模した3段プールが、インド洋に向かって水平線を描くインフィニティープールは余りにも有名だ。写真でお気づきのことと思うが色々なアイテムが左右対称に並んでいる。このシンメトリーの構造はプールだけでなくヴィラなど随所に見受けられる。これがエド・タートルの美学である。

アマンキラには全室スイートのヴィラが30棟ほどある。今回私たちが宿泊したのはテラス続きでコネクティングにできる数少ない2棟。夫婦はプール付きのプールスイート、娘達は海の見えるオーシャンスイートに宿泊した。アマンキラの各ヴィラは高床式に作られており、石の空中回廊だけで繋がっている。ヴィラを結ぶこの独特の構造と、土地の段差や鬱蒼と繁る木々によってプライバシーは完全に保たれている。回廊から私たちのヴィラの木戸をくぐるとテラスがある。テラスにはテーブルと広々としたソファーベッド、プールチェアと、サンオイルやミネラルウォーターの準備された机。12mほどのプライベートプール(充分泳げる広さ!)にはこんこんと水が注ぎ込まれて澱みがない(なんたる贅沢)。プールの周りにはキャンドルが灯され、部屋の入り口には、バリの花を持った守り神2体が控えている。

寝室には天蓋付きのキングサイズベッド、ベッドサイドにはバリの花フランジパニが浮かべられた壺やiPodが置かれている。iPodスピーカーからはバリの楽器ガムランの音が心地良く流れている。持ち込みのパソコンはwifi無料接続ができる。サイドテーブルにはフルーツが準備されいつでも好きなだけ食べることができる。天井は高く、バリスタイルの藁葺き屋根。エアコンは効きすぎるぐらい。また不思議なことに窓を開けていても虫はほとんど入ってこない。実際、滞在中にアマンキラでは蚊を一匹も見なかったことは驚きだ。どういうマジックだろう?

奥の部屋にはトイレと大理石のバスとシャワールーム、2つの洗面台がある。部屋の構造は完全に左右対称のシンメトリーとなっている。無駄を省いた最低限の装飾と色。計算され尽くしたシンメトリー。豪華なのにシンプル。センスがよいとはこのことだろう。無料のミネラルウォーターが置かれ、部屋を空けると行われるルームキーピングの度にいくらでも補充される。タオルの上からトイレの中まで、随所にアマンキラを象徴するチューベローズの花びらが置かれ、芳香を漂わせている(夜になるとより一層薫ることから月下香とも言われる)。プールスイートとオーシャンスイートはテラスにプールがあるかないかの違いで、部屋の造りは同じ。テラスを含めると部屋と言うよりは1軒の家であり200平米以上はあろうかという広さである。

部屋でチェックインし、間取りを一通り見て回るとスタッフがウェルカムシャンパンを開けるためにテラスで待機していた。プールスイートにはモエの大瓶が、オーシャンスイートにはクリコの中瓶が用意されていた。乾杯。その日から4泊6日の夢のような生活が始まるのだが、食べログなので食事を中心にレポートしたい。

翌朝は10時頃ラフな格好でブレックファーストに向かう。ルームサービスを呼んでテラスでのプライベートな朝食を楽しむこともできるが、私たちはレストランに行った。朝食のレストランはメインのプールサイドにある。空中回廊を歩き、フロントを抜ける。アマンのスタッフは掃除をしている人も、ルームサービスを運んでいる人も誰もが笑顔で挨拶する。すれ違う他のゲストとも自然と笑顔で挨拶。こういったことも旅行の醍醐味である。

ライステラス(棚田)に似せた有名な3段プールはパンフレットの写真そのままに輝いていて絶景だ。海に落ち込んでゆくようなインフィニティプール。プールサイドにはバレ(東屋)がある。プールサイドには白い昇り布が立ち並んでいたが、これはその日にイベントがあるという印。

プールサイドのレストランは海側に開け放たれた開放的な造り。壁面は鏡張りで一層広々とした雰囲気になる。テーブルの上にはもちろんフランジパニの花が添えられている。私たちの滞在中は欧米系のゲストが7割といった印象で国際色も豊かであった。朝食代は込み。メニューを見ると料理の種類が豊富で迷ってしまう。バリコーヒーや数々のフレッシュジュース、数種類のパンが入ったペストリーバスケット、サンドイッチやワッフル、マッシュルームやアスパラガスなど具材を選ぶオムレツやホワイトオムレツ、もちろんナシゴレンやミーゴレンも。ついつい頼みすぎてしまう。フレッシュジュースは素朴な味。全体的にバリのフルーツは小ぶりで味も素朴なものが多いような気がする。パンが残ってしまったので部屋に持ち帰ってもよいかと聞くと、バスケットごとどうぞとのことで持ち帰った。もちろんもうすでにアマンキラのスタッフは誰でも私たちの名前を知っており、どこで何を食べてもサインレスであることは言うまでもない。アマンマジックだから。

夜7時からはメインプールサイドでバリの古典舞踏が行われる。部屋を出るのをちょっと遅れたら、会場に私たちがいないのを察して、今から始まりますよと電話がかかってきた。さすがアマン。ガムランの音色に誘われメインプールに向かうと、座布団が置かれている。座るとスタッフが来てポップコーンが振る舞われた。約40分の舞。その後、レストランに行きディナー。ビンタンビールで乾杯。ナシゴレンやバリ風カレーなどを食べた。

アマンキラのパッケージには滞在中希望するアクティビティが一つ無料でついていた。私たちはアマンXII号でのモーニング・クルーズを選んだ。アマンXII号は12mのアウトリガースタイルの船で、2階建てになっている。2階にはアマンお馴染みの白いふかふかのマットレスが敷き詰められている。1階はテーブルがあり食事ができる。結構揺れるが、安定性の良い船なので船酔いすることはない。でもビールやジュースが出されるのだが、固定する穴のある机に入れないとこぼれてしまう。ともかく、ベットで寝転がりながら海の上を移動するというのは非日常的な体験である。シュノーケリングポイントで楽しんだ後に1階のテーブルで軽食タイムとなる。オレンジジュースやコーヒーにココア、サンドイッチやサラダが所狭しと並べられるも、疲れてしまってこんなに沢山は食べられない。

翌朝はアクティビティ「ピクニック・ブレックファスト」。改造車で村を抜け山に登り、アマンキラの東屋に向かう。スタッフがバスケットを担いで行き、食事の準備。遠くが眺められる少し傾斜した場所に建てられた高床式の東屋。アマンキラお馴染みのふかふかマットレスが敷かれ、そこに朝食、フルーツのシリアル、サンドイッチ、パンやコーヒー、ミルク、ジュースなどが並べられる。帰りたくなったらこれを叩いてくださいと、つり下げられた木の棒を指してスタッフは去っていく。天気は曇りで景色は少し霞んでいるし、ハエが来るのには閉口した。

昼はまだ行ってなかったもう一つのプールとプライベートビーチに出かけた。ビーチプールは、メインプールの横を抜けて階段を下へ下へと下りていく。それほどアマンキラは高台に建てられているのである。帰りは車で迎えに行くから申し出てくださいねとスタッフ。メインプールと同様にここにも開放感溢れるレストランがある。ミーゴレン(インドネシアの焼きそば)、ピザやパスタを食べた。ミーゴレンはインドネシアの味付けで甘辛。ここでももちろん名前を言う必要はない。食事を済ませプールサイドに行くと、スタッフが現れビーチチェアにタオルをセットしライムの入った水を準備してくれる。42mの大きなプール。メインプールや部屋のプールと同じ緑色のタイルが美しく、きらきらと輝いている。ビーチからは防砂林で区切られ、芝生と椰子の木に囲まれている。

私たちの滞在したときはシェフはオーストラリア人であった。エスニック料理の味付けは標準的なインドネシア料理のものであろう。奇抜な味のものはなく食べやすいが、甘辛の味付けが好みかどうかは好みによる。美しい施設全体にチューベローズなどの芳香がたちこめていて夢見心地になる。建物のハード部分やスタッフ管理などのソフト部分は超一流。世界最高の宿の一つであることは間違いない。

  • 探知機を使った全車両対象のセキュリティーチェック

  • 石の空中回廊から我が部屋の木戸へと進む

  • プールスイートとコネクティングになっているオーシャンスイートへの路

  • テラスのソファーベッドとテーブル、バリの白い花を持つ壁の守り神

  • バリ意匠の天蓋付きベッド。ベッドの上にはバティックとスイーツのプレゼント

  • ベッドサイドにはiPodとフランジパニの花

  • ウェルカムメッセージとフルーツ

  • 奥の部屋の天井。ここにもシンメトリーが

  • 向かい合わせに2台並んだシンク。シンクの下にセキュリティーボックス

  • シャワールーム。水温、水量はもちろん完璧

  • 浴室にも明るい光が

  • プールから部屋を臨む。パラソル、チェア、椰子、白い花とビラ

  • 緑のタイルが美しい12mのプライベート・プール

  • テラスから眼下のビラの向こうに臨む海

  • GMのトレイシーから送られたチューベローズの鉢植え。夜になるとより一層薫ることから月下香とも

  • フロントにある蓮池

  • バリのライステラス(棚田)を似せたメインの3段プール

  • 海に落ち込んでゆくようなインフィニティプール。白い昇りはイベントの合図

  • 朝食はプールサイドレストランで。明るく開放的

  • 山盛りのペストリーバスケットは

  • 籠ごと部屋にお持ち帰り

  • インドネシア風おかゆ

  • フロントロビーにて、花飾りを作って、ゲストを出迎える少女

  • プールスタッフはさりげなくあらわれる

  • プールサイドにはバレ(東屋)

  • バレでジュース、カクテル、味噌汁を注文

  • プールサイドでの伝統舞踏

  • インドネシア料理のディナー

  • 砂浜を歩いてアマンXII号に乗り込む。2階はふかふかのマットレスが

  • シュノーケリングから上がると軽食が山盛り用意され

  • ピクニックの雰囲気一杯の改造車

  • アマンキラの運転手が籠を担いで行き東屋での朝食を準備

  • 準備された朝食。高床式の東屋にはふかふかのマットが

  • 東屋からの風景

  • 椰子の木に囲まれた42mの大きなビーチプール。ここもまた緑のタイルが美しい

  • 明るく開放的なビーチレストラン

  • ミーゴレン(やきそば)は甘辛味

  • 普通のサラダやパスタもある

  • 黒い砂のプライベート・ビーチ。人影はまばら

2019/01/25 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ