T田系列の会社の健診に行ってきました。Iシンという大手だったので、産業医の目から
見ても、売店あり、食堂あり、喫煙は分煙となってますが、下請けや2次下請けの
町工場の健診にいくと、ひどいとこがある。健診(診察)は社長室、採血などは応接室、
狭い通路を工員が行ったり来たり。作業環境も劣悪です。彼らの話題といえば、どこの
スロットで2万スッたとか、どこやらのスナックは安いから自分らでも行けるとか・・・、
いやでも聞こえてくる。聴力検査なんてまともにできない。業者も「大まかでいいから、
時間内に終わらせてください」と、それが先決。彼らに明日はない。T田が左前に
なれば、チリのようにふっとび、タクシードライバーくらいしか道はない・・・。
T田系の産業医になり、正義感を振りかざそうとも頭では思うが、1人2人では、何も
できそうにない。第一健診を外注してんだから。1年に1回だけ、社員に会える貴重な
機会なのに。結果の書類だけ見て、お役所仕事みたいのをしてんだろな。
やはり、日本の未来は、マイケル・ムーアの「シッコ」の世界か・・・。