釣バカまっどさんが投稿したアルカナイズ(静岡/伊豆市その他)の口コミ詳細

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湘南 釣りバカまっどのレストランガイド

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アルカナイズ伊豆市その他/料理旅館、フレンチ

1

  • 夜の点数:5.0

      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 5.0
1回目

2010/11 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0

潔いコンセプト、癒しとリフレッシュする素晴らしいオーベルジェ

友人の紹介で今週は家内とアルカナ・イズに来た。

宿の周りは何も無くて、こんなところにホテルがあるのか?と思っていたら、アルカナ・イズのエントランスが。

静々と車で入ると直ぐにスタッフ4名がお出迎え。荷物を運んでもらい、車は駐車場まで運んで頂き、直ぐに部屋へ。フロントとかあるのかと思ったら、ここは宿泊の部屋とレストランがあるだけで、フロントとかホールのようなものはないとのこと。へぇ〜。

部屋に入ると目の前に大きな窓とその向こうには紅葉が始まった木々が出迎えてくれた。部屋でチェックインして直ぐにお風呂へ。

目の前に狩野川と紅葉を眺めながら湯船に浸かると体が溶けて行くよう・・・ 部屋の冷蔵庫にある飲み物は全てフリーとのことで風呂に入りながら麒麟の一番搾りを呑む。ああああ、最高だぁ。 

湯から上がり、CDを聞きながらソファーに横たわっていたら思わず寝てしまった。心地いいんだよねこういう寝方は。

食事の30分前に家内に起こされ、いよいよフレンチレストラン リュミエールへ。ネットでみるとここは大阪が本店のようで、ミシュランで2つ星をとっているとのことで期待大。

レストランに入ってビックリ。高い天井、大きな窓、大きなオープンキッチンに大勢のスタッフ。それに超セレブそうなお客さん達。

座ったのはシェフが料理の仕上げをする場所の目の前。シェフの仕事を見る事ができて中々良い席。 まずはソムリエの小林さんからシャンパンを頂いて乾杯。料理への期待が高まるなぁ。

まずはアミューズ。トマトの甘みが際立った一品。パンが出てくるがなんとトマトのソースをつけて食べるそうな。酸味が効いたソースでこれだけでバクバク食べられてしまう。美味い〜。

次に蟹身とホタテ貝のカネロニ仕立てが供される。蟹にホタテが巻いてありこれをバーナーで焦げ目がつけてあり、セロリのソースがまた合うんだよね。シャンパンと合わせて食べるとホタテと蟹の旨味が口に広がる。

次は鶉と星葡萄のパエリア、その周りに10種類のキノコがソテーして盛りつけてある。なんでもレストランの方が富士山の周りで採取したり、フランスから取り寄せた30種類以上のキノコの中から選んでいるとのこと。オープンキッチンにはその豊富なキノコが並んでいて、次々に料理されていく。 キノコはそれぞれ風味、味、歯ごたえが独特でまさに秋を堪能できる味。また鶉はミディアムレアの抜群の火加減とスモークで香りをつけた香ばしさが鼻をくすぐる。 小林ソムリエからは料理にあったワインを少しずつ出しましょうか?とのことで、出して頂いた赤ワインがこの鶉と相性抜群だった。

次に出てきた料理をみて思わず「うわぁあああ」と言ってしまった。大自然・伊豆の輝き 60種類のカラフル野菜。皿一面に野菜がちりばめられている。ボイルした海老と一緒に盛りつけられた野菜は小さくカットされているにも関わらず、どれもが香りと食感を主張していて、それでいてハーモニーが取れていてシェフの感性が感じられた一品だった。 食べ進めると野菜の下に敷かれたガラス皿の下からなんと土が見えてきた。土の上で野菜が育っているイメージなのかぁ。でも皿の上に土が盛られ居るなんて初めての経験。斬新だ!

次は金目鯛。豆の甘みとキンメの脂、皮の香ばしさがマッチした一品。でももう少し大きいキンメを使った方がもっとキンメの美味さが出たかもなぁ。 小林ソムリエからはきりっとした白の一品がサーブされる。キンメとあうねぇ。

次はアイスランド産仔羊のロースト。目の前でローストした仔羊を切り分けているのを見ていると肉の端を切り落として美味しい部分だけを盛りつけている。切り落としたお肉も食べたいところだったが、肉の一番美味いところだけを使う事で余計な雑味が入らないようにしているんだろうなぁ。吟醸酒をつくる時にコメを磨くようなもんだろうなぁ。こういうところで料理の味が変わってくるんだろう。仔羊は脂身が甘く、柔らかい肉は滋味タップリだった。 小林ソムリエからはスペインの赤ワインが出され、これが羊の風味とバッチリ。(マリアージュっていうんだっけ?)

ここまで来るとかなりお腹一杯になってきたが、最後にチーズのワゴンが目の前に来ると思わず「少しずつ全部食べたい!」と言ってしまった。 スペインの赤もグイグイ進んでしまうな。

ようやくチーズを食べ終わると最後にこれまた面白い一品。葡萄のグラニテ。ホワイトチョコの中にラムレーズン、レアチーズが入っていて初めて食べるデザート。

香り高いコーヒーを飲んでいると、これが本当に最後の伊豆の香りの一口菓子。試験管に入っているのはレモンをフリーズドライにしたお粉。口に含むと柚子のような風味が口に広がるのでした。

あああ、美味しいものを食べると幸せになる。家内も大満足。料理をつくった吉田シェフは32歳とのことでまだお若いのに繊細な料理と独創的な感性でただものではないと思いました。そうそう朝食も自家製のローストハムやオリーブなど全て自家製で真面目に一つ一つ作られているのが伝わってくる料理でした。

部屋に帰って、夜の紅葉を見ながらまたひと風呂浴びる。CDを聞きながら本を読む。川の流れの音を聞きながら眠る・・・非常に癒される時間だ。 このオーベルジェは部屋の心地よさと料理を徹底的に追及し、それ以外のいわゆる一般的なホテルや旅館にあるような大浴場や公共の場等を排除していてファミリー向けではないけど、この潔いコンセプトに共感しリピーターとなる人達は多いだろうな。 スタッフのサービスが行き届いているのが最大のこのオーベルジェの売り物だろう。

初めて満点。

おしまい

  • アルカナ・イズの中にルミエールはあります。

  • 看板

  • 大きなキッチン

  • 12600円のコース

  • アミューズ

  • パンにはトマトのソースをつけて

  • 蟹身とホタテ貝のカネロニ仕立て

  • 鶉肉と干しぶどうのパエリア、様々なキノコのファルシ

  • 大自然・伊豆の輝き 60種類のカラフル野菜

  • アップ!

  • これらの野菜がはいってます!

  • 金目鯛

  • アイスランド産仔羊のロースト

  • ひらい牧場の伊豆牛ロースト

  • チーズの盛り合わせ(2200円)

  • 葡萄のグラニテ

  • 伊豆の香りの一口菓子

  • シェフ

  • 朝食

  • 目の前の木々を見ながら朝食を

  • 部屋のお風呂

  • 紅葉

  • 部屋

  • 部屋

  • お風呂

2010/11/14 更新

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