asakusa777さんが投稿した栄寿司(東京/浅草)の口コミ詳細

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(主に)浅草の良い店美味しい店メモ(現在レビュー活動を物凄くスローペースで再開中です)

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栄寿司浅草(つくばEXP)、浅草(東武・都営・メトロ)、田原町/寿司

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 3.5
1回目

2016/04 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気3.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

【浅草】観音堂裏にある静かで美味しくて、とても居心地の良いお鮨の老舗です。

いつもの栄寿司、金曜の夜に相方と訪問。
前回訪問からちょっと間が開いちゃったからなんだか照れくさくて、行く前にこの近くのお気に入りの洋菓子店ベルノートに寄って、大女将や若女将の為にシュークリームのお土産をさげて行った。
いつものように温かく迎えてくれる大将や大女将や若女将、自分の家に帰った時のようなホッとしたカンジ、やっぱし行きつけの店って良いね〜。
酒が本醸造から『七賢』の純米酒に変わっていた。
スッキリしていてとっても良い酒だ。
相方が大好きな『ダイヤレモンサイダー』の瓶も透明なものからグリーンのものに変わっていた。
久しぶりに来るとちょっとした変化があるもんだね。
『たたみいわし』や『蛍烏賊』のお通しの後に貰った肴は『サザエのつぼ焼き』、『青柳の炙り』、『春子鯛と平目の昆布締めのお造り』、『鯵のたたき』、『蛤の煮汁のお椀』。
水槽の中にデッカいサザエがいたのでつぼ焼きにしてもらった。まだ春なのに大きなサイズのサザエはとっても美味しかった。
この店のスペシャリティーの青柳の炙りは相変わらずの美味さ、「お椀は何か出来る?」と聞いたら「蛤を仕込んだ時に取った出汁がありますから、それをお吸い物で出しましょう」と大将、美味かったな〜。
酒をふた瓶開けたところで貰った握りは『車海老、赤貝、赤貝の紐、煮蛤、穴子、栄巻き』
やっぱしこの店の穴子は天下一品だ。
都内の高級有名店の穴子に一歩も引けを取っていない。
殻から剥きたての赤貝の鮮烈な香り、とっても清々しい。
春の鮨屋もまた良いね。
冬の鮨屋では脂を楽しむが、春の鮨屋では香りを楽しむ。
桜も散って青葉の季節を迎えようとする浅草観音堂裏の静かな夜の鮨屋酒でした。

(2015,3月)

いつもの栄寿司、相方と訪問。
この店はご近所寿司として僕が最も頻繁に利用する気楽な店だが、そう言えば去年のGWからダイエットを始めて以来の久しぶりの訪問となった。ダイエッターにとって鮨は「炭水化物爆弾」、好きなだけに遠ざけていたが理想の体重になり「減量」から「維持」の段階に入った今は、また以前のようにフラっと来れるようになった。
冷酒をもらって先ずは肴からだ。
この時季食べたいのが『細魚』、昆布締めと炙りでもらった。
春の味だね〜。とても旨い。
『青柳の炙り』、やっぱし旨い。
握りで目を見張ったのが「赤貝』、その都度貝を開くところから始める赤貝、身と紐を別々で握ってくれた。
ものすごく鮮烈、この上なく爽やかな香りの旨い旨い赤貝だった。
『こはだ』はこの時期にしてはかなり珍しく小ぶりの物が入っていた。
まるで新子のようなサイズ、2枚付けで握ってくれた。
そして『穴子』、コレコレ、これなんだよな〜。
この店に来て穴子食べなきゃ来た甲斐がない。
ちょっとでも気を抜けば崩れてしまいそうなほどフワフワで脂の乗った穴子、旨かった。
そして最後に僕のお吸い物のリクエストに大将が応えて出してくれたのが、この店とっておきのお吸い物の『はま吸い』だった。
はま吸いと言ってもお椀の中にはまぐりの姿はない。
具は豆腐と葱だけだ。
しかし、出汁はまさにはまぐりそのものだった。
煮はまぐりを仕込んだ際の茹で汁を取っておいてお吸い物として出してくれた。
大将、大女将、若女将、皆で楽しく会話しながらほんのりとした春の夜を過ごさせてもらった。
とても気楽なご近所鮨屋、やっぱしいいね。

(2013,12月)

いつもの栄寿司、相方と訪問です。
最近2人ともとても忙しくてお互いゆっくり食事する機会が全く無かった上に、東北巡業が続いて好きな鮨も全然食えていなかった昨今、鮨禁断症状が出始めで「今日は良い白身が入ってるの〜?」と寝言で言っているのを聞いた相方が「コレはヤバい!」と思い連れて来てくれました。
世間ではクリスマスイブのこの日、しかしキリスト教徒でもキリストを神と崇めているワケでも無いワタシ達には全くカンケーの無いハナシ。お気に入りの鮨屋で忙しかった1年を振り返り2人でしみじみする事が何よりありがたい。
クリスマスって、キリスト教徒が主の誕生日を祝い祈りを捧げる日の筈であって、信者でもない者がはしゃいだりカップルがイチャついたりする日では無い。外国人から見ると、クリスマスに日本人がケンタッキーフライドチキンに押し寄せる事が不思議でならないそうです。「何でファーストフード?」、その通りですな。全く日本のクリスマスってバカバカしさのオンパレードです。無視無視。
そんなワケで久しぶりのお気に入りの鮨屋で熱燗と肴と握りを存分に楽しみました。
今年1年で一番利用した鮨屋です。大将、女将さん、若女将さん、お世話になりました。
来年も旨い鮨と楽しい時間を宜しくお願い致します。


(2013,11月)

いつもの栄寿司、この日は相方と訪問です。
熱燗が旨い季節になりましたね〜。カウンターに座るなり「熱燗ちょ〜だい」がお決まりの季節がやって来ました。
多くの人が「とりあえずビール」から始めますが、ワタシはそーゆーのを止めました。ある種の習慣なのでしょうが、そうやってビール飲んでも旨くない。ゴルフ帰りや銭湯帰りなら良いのですが、「酒に移る前の準備」的な意味でビール飲んでも、特に鮨屋のお通しや肴には合わないしムダにハラを膨らませるだけですからね〜。
熱燗(と言うかヌル燗)をチビチビやりながら頼んだ肴は、もはやこの店に来たら外せない『青柳の炙り』と『カワハギ』です。
このカワハギ、兎に角肝が巨大です。身よりも肝が余るほど肝がデカい。旨いですよ〜、濃厚だけどしつこくない肝、トロけます。
握りはお好みで。大将が「何から握りましょう?」と言うので「じゃあバナメイエビから〜」と言う時節柄恐らく多くの人が言うであろうギャグをかましてから『こはだ、締め鯖、まぐろ中とろ、まぐろ大とろ、平目縁側、穴子』辺りを頂きました。
この時期のまぐろはタマりませんね〜。ねっとり濃厚、甘くて酸っぱくてキメ細かくて、旨いです。
そして大将が「今日の穴子はベラポーに良いですよ〜。」と胸を張る穴子、絶品でした。
「ベラポー」と言う言葉も久しぶりに聞きましたが、これだけ旨い穴子も久しぶりです。
「栄寿司で1番旨いネタは?」と聞かれたら、ワタシは迷わす「穴子!」って即答します。
大将が築地の穴子仙人から仕入れる穴子はいつも良いですが、この日の穴子は中でも最高でした。
フワッフワのトロットロ、口に運ぶ間に崩れてしまいそうです。
旨味も脂の乗りもサイコーな穴子、大将に感謝感謝です。
店内に飾られていたざくろとむべ、秋深しですね〜。
女将さんが「どうぞお持ち帰り下さい〜。」と言ってくれますが、どうやって食べたら良いかわからなかったので遠慮しました。


(2013,7月)

いつもの栄寿司、観音堂裏の行きつけです。
そして、いつも安定して旨い鮨を食べさせてくれるこの店ですが、タマにミラクルもおこしてくれます。
そして、この日のミラクルにも驚かされました。
そのミラクルとは『小柴の蝦蛄』のお出ましでした。
江戸前鮨を代表するネタのシャコ、東京湾の蝦蛄の中でも特に小柴産は1番のブランドですが、乱獲に次ぐ乱獲により数が激減、ほとんど獲れなくなっちゃいました。危機感を募らせた漁協は数年に渡り禁漁にしたらしいです。数年間禁漁した後に再開したけどそれでもやはりあまり獲れない。さらに数年禁漁にして、この度少量ではありますが市場に出たのだそうです。
銀座の高級店ならいざ知らず、このネタを引ける辺りにこの店の実力のほどが伺えますね。
店に入るや否や大将が「今日は最高のシャコがありますよ〜。」と嬉しそうに言いました。
良いネタを握れるって職人冥利に尽きるのでしょうね〜。
さっそく、子持ちと子持ちでない物の両方を握ってもらいました。
イヤ〜、旨かった〜。
型はやや小降りですが、身がとても柔らかくて極上の香りと甘みです。
こーゆーネタに思いがけずに出会うと、鮨好きとしてはたまらなくシアワセです。
その他、「穴子仙人」から仕入れる極上の穴子、絶品の鯵、絶品のまぐろ中とろとヅケなど、いろいろ握って貰いました。
そろそろ出始めたシンコは、なんとまだキロ3万円だそうです。味的にはタイシテ旨いモンじゃないシンコをそれだけの値段を出して仕入れるのは、それこそ銀座だけでいいでしょう。なのでもう少し待つコトにしましょう。
お吸い物は平目のアラに加えて、平目のキモと卵も入ってました。コレも旨かった。小さなミラクルですな。
イヤイヤ、今日も満足満足です。

(2013,4月 再投稿)

今日は仕事が早く終わったので相方と何か旨いモンでも食べに行こうと思ったケド、あいにく相方は遅くなりそう。
友人や仕事仲間数人に電話したけどみんな忙しそう。
「ヒマなの俺だけ〜?」ってカンジで、ちょっと淋しくお一人様ご飯です。
となると気心知れたこの店ですな。

冷酒をヤリながら『小柱のみぞれ和え、自家製鯵の干物、平目と細魚の昆布締め』辺りを出して貰いました。
旬の細魚は旨いですね〜。生で食べても旨いケド、昆布締めにすると細魚の甘みが引き立ってかなりGOOD!、酒に合います。
大将や女将さんと『男の遊び』について深く語り合いながら、一人酒を楽しみました。
浅草花街の老舗のお鮨屋さんなので、数々の豪傑な人達のエピソードを限りなくお持ちなお二人、とても楽しいし勉強になります。
握りはお好みで『こはだ、鯖、かつを、春子鯛、まぐろ赤身、まぐろ中とろ、穴』です。
やはりどれも旨かったのですが、まぐろが特に良かったですね〜。春のまぐろらしく極上の香り、赤身はキリっとした漬け、中とろはかなり深い霜降りでした。脂の甘さにウットリです。
しかし、この日のNo,1は穴子でした。
この店の穴子は何時も旨いのですが、この日の穴子は最高でした。築地の「穴子の仙人」と呼ばれる人から入れているとの事でしたが、脂のノリ具合がサイコーで、油断すると口に運ぶ途中で崩れちゃいそうになるくらいフルフルです。口に入れるとサワークリームのように「アッ」っと言う間に溶けちゃいました。この日食べた穴子は、恐らく人生最高の穴子でした。

そろそろ帰ろうかと思っていたところに相方から電話が入りました。「やっと終わったよ〜。今何処〜?え〜、栄寿司ぃ〜?いいな〜、私ご飯まだだからオミヤお願い〜。」と言うので一人前を包んで貰いました。
家に帰って相方から少し貰った『栄巻き』、やっぱし旨かった。
大将、女将さん、何時もありがとう御座います。

(2013,4月 再投稿)

いつもの栄寿司です。
この時期の天気ってわからないですよね〜。「暖かそう」と思って朝出かけると、夕方から急に冷え込んだりして。
この日も出先から浅草に戻ったらとても寒かった。急に熱燗が恋しくなってこの店に一直線です。
何時ものように優しく迎えてくれる大将と女将さん、「ホっ」っとしますな〜。
程なく相方も合流して春の夜の静かなお酒を楽しみました。

出してくれた肴はお通しの『白烏賊の沖漬け、畳イワシ』、『青柳の炙り、江戸前の真蛸、平目のアラ汁』です。
派手さは無いけど旨くて品がある、それがこの店の料理の良いところです。
烏賊の沖漬けもそんなに辛く無くてしみじみとした味わい、酒が進みます。
タコの刺身は1切れづつ違った味で楽しませてくれる辺りはニクいですな〜。
握りは『平目2種(生と昆布〆)、春子鯛、鯵、〆鯖、小肌、赤身漬け、穴子』です。
どれも旨かったのですが、この日のNo,1は何と言っても穴子です。
肉厚でフワフワで脂の乗りも申し分無い、まさかこの時期にこんな旨い穴子が食べれるなんてビックリです。
「コリャ旨い穴子だね〜」って大将に言ったら、「そうなんですよ。私も開いてみて驚きました。」って言ってました。
あんまし旨いんでおかわりしました。この店の穴子はワリとしっかり目に炙ります。だからこれだけ脂が乗った穴子は握ると物凄く熱くて職人さん泣かせなのは承知の上なのですが、それでもどうしてもおかわりせずにはいられません。
それどころか、この日初めてこの店に来たという2人連れのお客さんにも、「今日は絶対穴子を食べて下さい。今日の穴子は食べなきゃソンですよ〜」って勧めちゃいました。ゴメンね、大将。

気候の変化は鮨屋泣かせですね。
1番ダメな時期のハズの穴子がこんなに旨い代わりに、今年は旨いかつをがありません。
この店の大将も「今年はまだダメなんですよ〜」と言っていましたし、先日行ったすきやばし 次郎の二郎さんも「かつをは獲れているし市場にもありますが、ウチで使えるかつをはありません。アレらはただかつをってだけの代物です。」と言ってました。
かつをはワタシの大好物です。早く旨いかつをが食べたいなぁ〜、、、。

(2012,12月 再投稿)

今年の鮨の食べおさめとして、何処にしようかいろいろ考えましたがやっぱしご近所の行きつけのこの店に相方と行きました。
この店の営業も今日(29日)まで、今年一年いつでも旨い鮨を食べさせてくれた感謝も込めて沢山食べなくちゃなりません。

冬は貝も旨いですね。この店のスペシャリティーの『青柳の炙り」も肉厚でフワっとして甘い極上の味わいです。
同じく『平貝の磯部焼き』、下手に遠慮せずかなり醤油っ辛いタレに江戸前の粋を感じます。
雲丹の貝焼き』、コレは実は今年始めてです。熱を入れた雲丹ってあんまし好きでは無いのですが、なんと言っても今年の鮨の食べおさめですからいっとけってなモンです。
活車海老』は『塩焼き』で貰いました。小ぶりなサイズですが甘くて旨いです。殻ごとバリバリですな。
そしてこの店で大好きなメニューの一つの『平目のアラ汁』です。アラ汁なんてネーミングですが、とても上品で平目の旨味がシッカリ出たお吸い物です。
そして「今日の逸品No.1」は『金柑』です。女将さんが「お口直しにドーゾ」と言って出してくれました。コレ、そのまま丸ごとカジるんですな。とても爽やかな香りと仄かな甘みがまさに口直しにピッタシです。

握りは『赤貝、赤貝ヒモ、〆鯖、まぐろ赤身づけ、まぐろ中とろ、鯵、いくら醤油漬け、穴子』です。
いっぱい食べると言っておきながら相変わらずタイシテ食べられません。お酒も結構飲んでいましたからコレでハラいっぱいになっちゃいました。情けな〜い。
まあ、でもこれで満足です。鮨の食べおさめは無事終了ですな。
また来年も旨い鮨を沢山食べるぞ〜っ!

(2012,11月 再投稿)

毎度お馴染みの栄寿司、何時ものように相方とフラっと寄りました。

大将が「今日はいいがありますよ〜。時期ハズレですがとても旨いです。」と言いました。
ソレを刺身でもらいましたが、確かに旨かった〜。真夏の鯵に負けてませんな。
熱燗のアテに最高です。
握りもいろいろもらいましたが特に旨かったのが『しめ鯖』と『本まぐろ カマの炙り』です。
冬に脂が乗る魚の濃厚な旨みはタマリマセンね〜。良いネタが良い仕事を施されて極上な味わいに昇華する、江戸前鮨の醍醐味ですな〜。

旨いツマミや握りで熱燗をやりながら大将や女将さんと他愛も無い会話をしていましたが、その中で浅草六区の古い映画館が取り壊されて、全国チェーンの大手パチンコ店が入るレジャービルが出来る事を知りました。
映画館通りと言われるあの一帯、確かに今の時代には絶対ムリだと思われる古臭い映画館が並んでいますが、壊されるとなると淋しいですな。
何よりザンネンなのが、後に入るのが日本全国何処でも見掛けるチェーン店だという事です。
飲食店も、古くからやっている個人経営の店が無くなって、全国チェーンの店が増えてくる、浅草らしさがドンドン無くなってきています。
まあ、土地価格の高騰による家賃や固定資産税や相続税の関係など止むを得ない事情もあるのでしょうが、他所からおいでになる観光客の方も、何も浅草に来てまで何処にでもあるようなチェーン店なんか観たく無いでしょうに。
組合や町内会にはゼヒ頑張って浅草らしさを残す努力をして欲しい、そう思います。
この店がある観音堂裏はまだ浅草らしさが色濃く残った場所です。
浅草花柳界の雰囲気はまだ壊れていません。
とても「ホッ」とするエリアなので、ゼヒみなさんも機会があったらお出掛け下さいね〜。


(2012、9月 再投稿です)

地元で行きつけのお鮨屋さん、相方とちょっと遅い夕食に行きました。

この日のチョイスした肴は『かわはぎ造り』と『戻りがつお刺身』です。
どちらも最高の味わいでした。

かわはぎ造り
輝くような白身とタップリの肝、まずは肝を白身で包んでモミジおろしポン酢で食べます。濃厚な肝と白身の甘み、最強ですな~。
しかし、ワサビ醤油に肝を溶いて、ソレをソースのようにして白身にタップリつける大将オススメの食べ方もかなり旨い。日本酒との相性はコッチの方がいいかな。「旨い旨い」と、2人でアっと言う間に食べちゃいました。

戻りがつお刺身
これから旬に向かう戻りガツオ、どんどん旨くなる魚ですね。
カツオ好きには「初がつお好き」と「戻りがつお好き」とがいますが、ワタシは圧倒的に「戻りがつお」派です。
この店では、かつおの「赤身、中とろ、大とろ」と、それぞれ3つの部位が楽しめます。
戻りがつおの身上ははネットリ濃厚な赤身と軽くてタップリ乗った脂、これを別々に楽しめるのはいいですよ~。
タレは「生姜ですか?ニンニクにしますか?」と大将に聞かれますが、ワタシスペシャルはそのミックスです。ネギと生姜とニンニクを細かく刻んでタレに入れてくれますが、コレが最高です。初がつおには生姜だけがいいのですが、戻りがつおにはニンニクもマゼた方が好きですな。ゼヒお試しクダサイ。

握りもいろいろ食べましたが、この日特筆すべきは『小肌』です。
新子の季節が終り、やっと旨い小肌の季節が来ましたな~。
この日は、今日仕込んだ小肌3日前に仕込んだ小肌の両方がありました。
当然食べ比べです。
どちらもそれぞれ旨いです。キリっと爽やかな仕込みたての小肌も旨いのですが、ワタシ的にはすっかり熟れた3日前の方が好きかな~。

大将と女将さんの連携もバッチリ、静かで落ち着けて何より旨い、ホントーによい店です。
秋の夜の酒をしみじみ相方と楽しみました。

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(2012、7月 再投稿です)

ワタシが浅草で行きつけのお鮨屋さん、今日も相方と夕食に伺いました。

この日のお通しは『山芋短冊 練り梅』と『煮とこぶし』、このとこぶしがなんとも旨かった
柔らかく磯の風味タップリで肝もいいカンジの渋さです。
「やっぱし夏は貝だね~」と舌鼓を打ちながら横の水槽に目をやると、そこにはなんとも旨そうなアイツらを発見。

いつもは活きのいい才巻が入っている水槽に、この日はなんともカタチのいい『さざえ』と『』が元気に動いていました。
まずはさざえ、最初は『壺焼き』でお願いしたのですが、大将が中身を引っ張り出すと、「アレレ、コレ白ですよ」と言う。
どうやら「」とはさざえの雄の事のようで、本来深い緑色の肝の部分が真っ白のヤツのことです。
「だいたい5~6杯に1個の割合でいるんですが、こんなに白いのは久しぶりだなぁ。せっかくだから壺焼きは身の部分だけにして、白の部分はサっと湯引きしてポン酢で行きましょうか?」と大将が言います。
さざえの白子は初めてですが、コレがとっても旨かったです。濃厚なんだけど爽やか、まさに旬ならではの味わいですな。

』も旬まっさかりの味わいでした。
半分をお造りに、半分をバター焼きにしてもらいましたが、どちらも旨かった。
鮨屋で鮑といえば、ワタシはやっぱし「蒸し鮑」「酒煮」が好きなのですが、タマにはこーゆーのもいいですな。新鮮なお造り、スイカのような爽やかな香りと、決して硬いワケではないのですが「コリコリ」っとした食感が楽しいです。
バター焼きもいいですな。鮑は少しでも火を通し過ぎるとスグに硬くなっちゃいますが、コレも絶妙な具合でした。

握りは『新子、中とろ、白烏賊、穴子、車海老、蛸』をもらいました。
今年は新子が異常に高値、スタート時にはキロ10万円の値を付けた新子ですが、今ではダイブ落ち着いたようで、今月上旬に食べた新子より型も大きくなって味も乗ってきました。新子としては今の時期が一番いいかも知れません。
握る直前に水槽から取り出して茹でられる車海老、とっても甘くって「大将、これオボロとか忍ばせてないよね?」と、思わず再確認しちゃいました。ホントに旨い車海老です。
今が旬の白烏賊は塩と酢橘です。墨烏賊のパキっとした食感が好きなワタシですが、白烏賊の爽やかなネットリ感もいいですね。
この時期は日本海の中とろですが、相変わらずしっかり熟成させた旨い中とろです。
穴子は、炙る必要無い穴子を、それでも大将が炙って、アツアツを必死に握ってくれました。今が旬の穴子、脂が乗っているので熱いでしょうな~。その甲斐あってこの店の穴子もこの店を代表する逸品です。

いつ来ても冴えた鮨です。
鮨と言うのは鮨好きの中でもいろいろ好みが分かれますが、ワタシはこーゆーのが大好きです。

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少し肌さむいこの日、まずは『焼酎お湯割り、梅入り』です。シソまで入っていて雅ですな~。
相方はこの店の大将が子供の頃から慣れ親しんだというナゾの『ダイヤレモンサイダー』、サッパリしたサイダーで旨いです。
美味しいお造り、相変わらず冴えた握り、やはりこの店はホントーに素晴らしい。心から寛げる地元の大切な名店です。
半世紀以上に渡り浅草を見続けてきた女将さんの話も楽しい。特に場所柄浅草花柳界に詳しくて、そんなハナシを聞きながら一杯ヤルのも楽しいですよ~。


(2011、10月 再投稿です)

連休に韓国に行って暴飲暴食暴遊びをしてきたので、胃腸の具合がグッタリなワタシ。
本場の韓国料理はどれも旨いのですが、いろんな料理に使われているニンニクが日本のソレよりもゼンゼン強烈なので食べ続けると胃腸がヤラれます。
なのでリセットするために行きつけの鮨屋に行きました。

お目当てはこの店のスペシャリティー『平目の吸い物』、平目のアラがタップリ使われた吸い物は弱った胃に浸み渡ります。
しかし、この日出された『戻りカツオのお造り』はとんでもなく旨かった。
脂がタップリのった戻りカツオ、カツオの脂ってゼンゼンしつこくないのでホント旨いです。
で、こーなると薬味に「にんにく」は必須です。
大将が「じゃあニンニクやめてショウガだけにしときましょうか~?」と言ってくれたのですが、初カツオならともかくこの戻りカツオにニンニク無しなんて有り得ない。ショウガとニンニクを混ぜたこのタレはバツグンに旨い。なので元のモクアミ覚悟の上で「モチロン、ニンニクミックスね~」と言いました。
アっと言う間にカツオを食べちゃって、でもこのタレでもっと食べたかったので『アジのお造り』ももらってタレで食べました。
どうやら韓国で発症した「ニンニクシンドローム」はしばらく続きそうです。
この他、『いくらの醤油漬け』、この店のスペシャリティー『青柳の炙り』、で、結局日本酒を飲んじゃいました。
握りは軽めに『中とろ、平目昆布〆、穴子』、で、やはり外せない『栄巻き』で終了です。

相変わらず冴えた鮨です。
いくら海外で旨いモンを喰って来ても、やはり鮨がイチバンです。
日本にはこんなに旨いモンがある。日本人として誇れるコトですな~。

(韓国旅行の感想を日記に書いたので、ものスゴーク暇だったら見てみてクダサイ)

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(2011、6月 再投稿です)

ココの鮨はホントーに旨い。
目立たない店だけど確実で秀逸です。
そして静かでなんとも居心地がいい、ダンナ衆や芸者衆に支持されている理由がよく判ります。

今日はこの近くの歴史ある銭湯「曙湯」で夕方の風呂を楽しんで、その足でココに向かいました。
古くて趣ある「曙湯」、久しぶりに行ってみたら改装されてました。
キレイになったのはいいんだケド、以前の鄙びた雰囲気も好きだったな~。

店に入るといつものように優しい女将さんとその息子さんである大将が笑顔で迎えてくれます。
ビールで風呂上がりの渇いたノドを潤して、その後冷酒。
ツマミはまず、『胡瓜、エシャロット、金山時味噌』と『たたみいわしの炙り』です。
この『金山時味噌』がまた旨い。そんじょそこいらの「もろ味噌」とはワケが違います。
お造り』は『赤貝、とり貝、白烏賊、〆春子鯛』です。
そしてこの店の逸品『青柳の炙り』、塩が軽く振られていて、これにスダチをちょっと絞って食べます。
青柳の旨みと甘みが口いっぱいに広がります。
よく冷えた冷酒にぴったり、最高の味わいです。
平目のあら汁』という名前ですが、かつお節でキチっと出汁を引いた極上のお吸い物です。よく鮨屋で味噌汁を出されますが、アレはマッタク良くない。鮨に味噌汁は合わない。デモ、こーゆーちゃんとしたお吸い物を出す鮨屋は関東では少ない。そしてこの店自慢の平目です。
ツマミから握りに変わる時にこのお吸い物はピッタシです。

握りは順番はよく覚えてませんが『とろ、赤身漬け、小肌、真鯵、車海老、平目、穴子、雲丹、いくら、栄巻き』でした。
特筆すべきは、まずは『とろ
しっかり熟成された本マグロです。ネットリした食感で甘くて香りもいい。この時期銀座の高級鮨店でもこれだけのとろはなかなか食べられない。そして、良いとろはシャリと一緒になって旨さが何倍にもなる。まさに職人さんの目利き、努力の賜物です。
普通、鮨屋では白身は夏は鰈になりますが、ここは通年『平目』です。この平目の握りには紫蘇が忍んでます。この紫蘇が平目の儚い旨みを広げるようで、夏でも旨い平目の握りです。
車海老』は、店内の水槽で活けてあるものを取り出してその場で茹でます。なんとも色鮮やかなで、このサイズの車にしては旨み、甘みがとても強い。鮨屋の海老は色ばかりで味はイマイチという場合が多いですが、活きのいい海老の茹でたてで握る鮨は別物の旨さです。
穴子』は炙ったものです。炙らなくても十分に柔らかい穴子をあえて炙って、甘からず辛からずの丁度いい塩梅のツメが塗られます。
栄巻き』は、いわゆる「とろたく巻き」です。デモ、最高の状態のとろを巻くのですからコレも別物です。もう50年このスタイルで出している年季の入ったスペシャリティーです。

この店、知る人ぞ知る名店です。
できればあんまし有名になって欲しくない。
銭湯帰りにフラっと行って旨い鮨を喰える店、ワタシにとっての宝物のようなお店です。


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(2010、4月投稿分)

ココは雷5656会館のちょうど裏手にある地味な佇まいのお鮨屋さん。

このあたりは、鮨店の激戦区です。有名店、高級店、大衆店とさまざまありますが、握りの旨さで言えばこの「栄寿司」はトップクラスの名店です。

まだ若い大将を実の母親である大女将がサポートします。実の母子だけど店内ではお互い敬語で言葉を交わしているのがとても良いカンジです。

ツマミは「烏賊の醤油漬け」「山葵の葉の醤油漬け」という2種類のお通しの他に、「雲丹の煮きり焼き」と取りました。甘くて香ばしくてとっても美味しい一品です。

握りは「春子鯛」「平目の昆布締め」「穴子」「車海老」「赤貝」「トロ」「赤みのヅケ」、で最後に「かんぴょう巻き」で締めました。

全てが特筆に値しますが、特に「平目」。この時期「真子鰈」に移行する店が多いですが、昆布締めならやはり「平目」でしょう。この店は握る時にほんの少し細かく刻んだ「紫蘇」を忍ばせる。コレがなんともいいアクセントになってます。
次に「車海老」。コレはカウンター横の水槽から活きた海老を取り出してその都度茹でるので、甘み、香りとも最高です。
次に「赤貝」。コレも注文の度に貝を開くところから始めます。とにかく鮮烈で上品な香りが最高です。

浅草の老舗というと、多くの方が「ブッキラボウ」「ガサツ」「古臭くてゴチャゴチャした店」なんてイメージを持たれているようですが、実際そういうイメージに甘えて為すべき努力を怠っている老舗も沢山ありますが、本当の浅草の老舗とは、この店のように、「見かけは地味で古臭くても、掃除は行き届いているし、接客は大袈裟ではないけど誠意が溢れてる。常連だろうが一見だろうが区別することなく、訪れた人みんなに浅草のことを好きになってもらいたい」という店のことを言います。
そして料理は歴史に裏打ちされた良いものをドンドン出す。
こういう店がいつまでも残って欲しい、心からそう思います。

  • グリーンボトルになったダイヤレモンサイダー

  • 七賢 純米酒

  • たたみいわし

  • 蛍烏賊

  • サザエのつぼ焼き

  • サザエのつぼ焼き

  • お造り 春子鯛と平目の昆布締め

  • 春子鯛と平目の昆布締め

  • 青柳の炙り

  • 鯵のたたき

  • 車海老

  • 車海老

  • 煮蛤

  • 蛤の煮汁のお椀

  • 赤貝

  • 穴子

  • 2015,3月 はまぐりのお吸い物

  • お通し 蛍烏賊と葉わさびの御浸し

  • 細魚昆布締め

  • 細魚の炙り

  • 青柳の炙り

  • かわはぎ 肝醤油と肝ポン酢

  • こはだ

  • 春子

  • 赤貝

  • 煮はまぐり

  • 穴子

  • ここまで2015,3月です。

  • 栄寿司

  • お通し 平たけ

  • 自家製鯵の干物

  • 戻りがつおの刺身

  • 生姜とニンニクのタレ

  • かわはぎのお造り

  • かわはぎの肝のわさび醤油

  • 左が三日前、右が今日仕込んだコハダです。

  • 山芋短冊 練り梅

  • とこぶし

  • さざえ壺焼き

  • このサザエはなんと「白」でした。

  • なのでさざえの肝はポン酢和えで。

  • 水槽から取り出した鮑

  • 鮑のお造り

  • 鮑のバター焼き

  • 新子

  • 白烏賊

  • 穴子

  • 車海老

  • お造り(平目昆布〆、〆春子鯛、佐島蛸)

  • 中とろ

  • 小肌

  • 煮蛤

  • 赤身づけ

  • 焼酎お湯割り、梅入り

  • ナゾだけど旨い、ダイヤレモンサイダー

  • 胡瓜、エシャロット、金山時味噌

  • 戻りカツオ

  • ニンニク&生姜の旨いタレです

  • 青柳炙り、コレ絶品です。

  • アジたたき

  • いくら醤油漬け

  • お造り 赤貝、とり貝、白烏賊、〆春子鯛

  • 平目あら汁

  • 赤身漬け

  • とろ

  • 穴子

  • 車海老

  • 鮮やかに茹でられた車海老

  • 色合い、旨み、甘み、全て良し

  • たたみいわし

  • 雲丹、いくら

  • 栄巻き

  • お通し

  • トロ

  • 鯵 刺身

  • 〆鯖

  • コハダ

  • 本まぐろ かま炙り

  • 青柳の炙り

  • 平貝の磯辺焼き

  • 平目のアラ汁

  • 雲丹の貝焼き

  • 活車海老の塩焼き

  • 赤貝

  • 〆鯖

  • まぐろ赤身づけ

  • 穴子

  • 金柑

  • 2013.4月 酒とお通し

  • 2013.4月 江戸前真蛸の刺身

  • それぞれ違った味が楽しめます。

  • 2013.4月 平目 生&昆布〆

  • 2013.4月 この穴子は絶品です。

  • 2013.4月 玉子

  • 2013,4月 平目&さより昆布〆とさよりの炙り

  • 2013,4月 こはだ

  • 2013,4月 まぐろ赤身

  • 2013,4月 中とろ

  • (ココから2013,7月です。)小柴の蝦蛄

  • 右か子持ちです。

  • 爽やかそのものの鯵

  • 中とろ

  • 赤身ヅケ

  • 絶品穴子と平目昆布締め

  • ここから2013,11月です。

  • 青柳

  • カワハギ

  • 平目のアラのお吸い物

  • 平目昆布締め

  • 締め鯖

  • 平目の縁側

  • まぐろ中とろと大とろ

  • 穴子

  • 穴子

  • ざくろとむべ

  • ここから2013,12月です。

  • 貝柱と葱の炒め物

  • 平目のお吸い物には平目の白子が、ラッキー!

  • 煮はまぐり

  • いくら醤油漬け

  • こはだ

  • 大とろ(カマに近い部分)

2016/04/10 更新

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