asakusa777さんが投稿した鮨 なかむら(東京/六本木)の口コミ詳細

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(主に)浅草の良い店美味しい店メモ(現在レビュー活動を物凄くスローペースで再開中です)

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鮨 なかむら六本木、乃木坂、麻布十番/寿司

1

  • 夜の点数:4.5

      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2012/09 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.0

繊細で丁寧でトビキリ旨い、六本木の鮨の名店です。

(2012、9月再投稿です)

昨年の1月に友人と行って以来、すっかりワタシの鮨屋ローテーションの中核を担うようになったこの店、場所が六本木なだけに普段は取引先や友人と行く事が多いのですが、この日は虎ノ門で打ち合わせをしていた愛しの相方と合流して行きました。
この店、営業が12時近くまで、なのでスタートは9時を過ぎてもダイジョウブ、仕事で遅くなった時など使い勝手がとてもいいです。

この店のツマミや握りの特徴は、とにかく「丁寧」「繊細」という事です。
どれも日本料理の技法を用いて少~しひと捻りしてありますが、決して鮨屋の領分から出る事は無く、極上な鮨屋の料理として提供されるあたりこの大将の非凡さは大したモンですな。

ツマミは、
鰹のタタキ
 戻り鰹が日増しに旨くなる季節ですね。脂の乗りもダイブ良くなってきました。しかもこの鰹、おそらく「ヅケ」になってます。焼く前に漬けたのか焼いた後に漬けたのかは判りませんが、とっても濃厚な味わいです。かなり旨い。

若布の酢の物
 爽やかな若布、酢にひと捻りしてあるようで上品な味わいです。

鮑の刺身
 肉厚で飴色の身を見て蒸し鮑かと思いましたが、刺身でした。とにかく柔らかい。身自体がとても柔らかい鮑に、とても細かく飾り包丁、隠し包丁が入れられているので、食べるのに歯が要らないくらいです。蒸し鮑の柔らかさと生の鮑の極上な香りが同時に楽しめるスゴい1品でした。

浅蜊の潮汁
 この出汁もスゴいです。具は浅蜊の剝き身ですが、出汁には蛤も使っているそうです。浅蜊と蛤のコラボ、するとこんなに深い味わいになるんですね~。

新秋刀魚の塩焼き
 秋刀魚は塩焼きが1番旨い。下手に手を加えてもロクなコトになりません。しかしそこは非凡な大将、旨かったです。骨とハラワタを外してあるので純粋に身の旨さのみ味わえます。ご飯のオカズならハラワタも欲しいところですが、鮨屋の肴としてはコレがベストでしょう。

ばちこ
 ナマコの内臓の干物で、軽く炙ってあります。酒に圧倒的に合いますな~。

酒 『醸し人九平次 別誂
 通常の九平次の大吟醸よりも、さらに淡麗です。
鮨屋での酒の役割は重要です。肴や握りの旨さを何倍にも高めてくれるのと同時に、次のネタに移る際に口の中を完璧にリセットしてくれるのが旨い日本酒というものです。強いネタの後に繊細なネタを食べても一切影響させなくするのが日本酒という物で、それはビールやワインやシャンパンでは絶対に担えない大切な役割です。
なので、ワタシは鮨屋では必ず日本酒、しかも極力淡麗な物を選びますが、この酒はまさに鮨屋で飲むのに最適だと思いました。旨かった~。

握り 『鯵、平目、赤身づけ、才巻、小肌、新烏賊(墨烏賊)、赤貝、いくら、雲丹、穴子、玉子焼き

 ココの握り、とにかく姿がいいです。そして何よりシャリが旨い。まさしくワタシの好みドンピシャな塩梅です。さらに、この大将はシャリを少しずつ奥から持ってきます。人肌をキープする為でしょうな。握り10~15個分ずつを小さなお櫃に入れて、無くなったらまた奥へ取りに行って、コレを何度も繰り返す。仕事に対してホントに真摯な人なんでしょうね。素晴らしいのヒトコトです。
握りの大きさも丁度いいサイズです。すし匠系ほど小さくない、与志乃系までは大きくない、飲みながら食べる鮨としてはまさしく最適な大きさとバランスです。
 ネタとして特筆すべきは、やはり全てですが、中でも「」と「いくら」はこの店の大将らしいひと捻りが際立つ逸品でした。
」はとっても肉厚で深い味わいでしたが、上にほんの少し「あさつき」が乗せられていました。すると鯵の甘さと香りが一層増すんですな。
浅草の鮨松波の大将は鯵を握る前に手酢に「サッ」っと潜らせますが、すると鯵の甘みが増幅されます。しかし、あさつきを乗せるというのもかなりGOODです。
肉厚の身に、鮑同様キメ細かく隠し包丁、飾り包丁が入れられるので、口に入れるとシャリといっしょにネタまで潔くハラリと解けます。手をかけてより旨くするってまさにこの事ですな~。
いくら」は軍艦ですが、シャリにいくらを盛る前に、何かをシャリの上に乗せてました。聞いたらソレは細かく刻んだ煮〆た舞茸でした。コレがいくらとの相性がバツグン、いくらの魚卵っぽさが消えて、濃厚な旨みだけが「グワ~っ!」って爆発します。スゴいワザですな~。
まぐろ」は北海道産の香りのいいまぐろ、「新烏賊」はゲソ乗せ、「小肌」はサイズは大きいのですが味わいは新子に匹敵するくらいソフトで滑らかで鮮烈です。

イヤイヤ、相変わらず冴えた肴、冴えた鮨です。
」を「旨くする」と書いて「」、まさしくこの店のためにあるような文字ですな~。

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(2011、1月投稿分です)


友人と六本木で飲む際、ワタシに与えられた選択権はお食事処だけだった。
(つまり、その後のお店はゼンブ友人のお気に入りのお店ばっかし)
なので、食事は前から気になっていたこの鮨屋にしました。

六本木の鮨屋って、場所柄その多くが「飲める」店というカンジで、カンジンの「握り」に気合が入っている店ってワリと少ない。
デモ、前にこの店に行った知人から、「とにかくツマミも旨いが握りがサイコー」と聞いていたので、とても期待して行きました。
そして、その期待はマッタク裏切られなかった、ホントーに素晴しいお店でした。

この店のご主人、以前は和食の「吉兆」で働いていたんだそうです。
で、鮨は独学、それでコレはホントーに非凡な方ですな~。

お店は。六本木ヒルズ向かいの明治屋の裏手にあります。
中はカウンターだけで10人も入ればいっぱいってカンジの、完全予約制のお店です。
ツマミは「牡蠣の蒸し物」、「アンキモ豆腐」、「金目鯛の煮物」、「ばちこ」です。
まず「牡蠣の蒸し物」、コレがトンデモナク旨い。
酒蒸しって言い切れないようなとっても繊細な味付けです。コレが熱くも無く冷たくも無くちょうどいい具合です。
次に「アンキモ豆腐」、コレ、こうやって書いてしまうとなんだか安っぽく感じられますが、物凄く上品な味です。
フレンチっぽい盛り付けにセンスが出てます。
で、次に「金目鯛」の煮物、一口サイズが4切れ出されますが、コレは今まで食べたどのキンメの煮付けよりも旨かった。
丸ごと一匹貰って白いご飯をかっ喰らいたくなる衝動に駆られました。
そして、「ばちこ」。コレ普通は「くちこ」って言うものだと思います。
酒は「黒龍」、こーゆー繊細な料理やお鮨には、やっぱしこーゆー端麗な酒が合いますな~。

で、いよいよ握りです。
この日食べた握りは「平目昆布締め」「赤身ヅケ」「中トロ×2」「締め鯖」「さより」「雲丹」「穴子」、、、、あと忘れちゃいました、、、。
しっかし旨いっ!
なにより特筆すべきなのはこの店の「シャリ」です。
お米がちょっと小粒でしかもやたら丸っこいお米です。
で、食感はもの凄く「モッチリ」としています。
表面は硬めで中がモッチリ、それを赤酢で合わせてる。
持つと硬めなのですが口に入れると「ハラっ」っと解けるその感触がタマリマセン。
ネタはそのシャリを包むように握られているのですが、けっしてバランスが悪いワケではない。
温度もちょうどいい具合の「人肌」です。
旨い鮨というのは、味の好みは人それぞれですが、シャリはゼッタイ「人肌」でなければなりません。
いやいや、この店の最大の特徴はこの「シャリ」ではないでしょうか、それほど旨い「シャリ」でした。

モチロン、どのネタも味は極上、中トロは若干脂が薄めでしたが、これは好みの問題でしょう。
穴子が普通とは裏返しの、皮が表面を向いて握られますが、コレはよっぽどネタの良さ仕事の良さの自信の表れ、そしてその通り「フワ」っとした極上の穴子です。ツメがかなり控えめな味付けなのも穴子自体の味を楽しんで欲しいからなんでしょうな~。

そして、最後が「玉子焼き」です。
そして、この「玉子焼き」は今まで食べたどの店のソレより旨かった!

これは文句なく名店です。
ご主人はまだ若く職人さんも若いかたばかり、(はじめは誰がご主人なのか判りませんでした)
とても遠慮しながら料理を出します。デモ、これだけ旨いツマミや握りを出すのだからそんなに恐縮しなくてもって思いますが、場所が六本木だけにセルフディフェンスも必要なのかな~って思いました。

  • 鰹のたたき

  • 若布の酢の物

  • 浅蜊汁

  • 鮑の刺身

  • 秋刀魚

  • ばちこ

  • 車海老

  • 新烏賊

  • こはだ

  • 雲丹

  • いくら

  • 穴子

  • 玉子焼き

  • 〆に出してくれた飲用の温泉水

  • 中とろ

  • 赤身づけ

  • 〆鯖

  • 穴子

  • 玉子焼き

  • 牡蠣の蒸し物

  • アンキモ豆腐

  • 金目鯛

  • 雲丹

2012/09/06 更新

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