この口コミは、asakusa777さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。
問題のある口コミを報告する
-
夜の点数:4.5
-
-
料理・味 4.5
-
|サービス 4.5
-
|雰囲気 5.0
-
|CP 4.0
-
|酒・ドリンク 4.0
-
-
[ 料理・味4.5
-
| サービス4.5
-
| 雰囲気5.0
-
| CP4.0
-
| 酒・ドリンク4.0 ]
今なお進化を続ける「さわ田劇場」、素晴らしいお鮨屋さんです。
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-8580319 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-8580319","content_type":"ReviewImage","content_id":8580319,"voted_flag":false,"count":4,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-8580320 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-8580320","content_type":"ReviewImage","content_id":8580320,"voted_flag":false,"count":4,"user_status":"","blocked":false}
-
今日はお互い着物です。
{"count_target":".js-result-ReviewImage-8580323 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-8580323","content_type":"ReviewImage","content_id":8580323,"voted_flag":false,"count":7,"user_status":"","blocked":false}
-
帯はクジラ
{"count_target":".js-result-ReviewImage-8580324 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-8580324","content_type":"ReviewImage","content_id":8580324,"voted_flag":false,"count":7,"user_status":"","blocked":false}
2011/07/11 更新
今日は相方と日本橋に扇子を新調しに出掛けた。
なので2人とも和装、相方は着物、ワタシは浴衣で出掛けました。
共に気に入った扇子を見つけて満悦したら、気分はすっかり鮨になってしまった。
「旨い冷酒を飲みながら鮨をつまみたい」、なのでこの「さわ田」を予約しました。
接待で以前来たことはあったが相方を連れてったコトはない、まさにこーゆー気分の時にモッテコイの店なので、日本橋から銀座へタクシーで向いました。
「さわ田劇場」の異名を持つこの店、まさしくご主人のさわだ氏が魅せる極上の舞台のようです。
つまみから握りへ、その一連の流れは淀むことなく、期待から満足へと移り変わる心境がなんとも心地良い、そんなお店です。
この店の鮨は、例えるなら「研ぎ澄まされたジャックナイフ」、とても鋭く、しかし滑らかです。
「写真撮影はご遠慮下さい」とのコトなので料理の写真を撮るコトは出来ませんでした。なので上手く伝えるコトは出来ませんが、しかし、この店の魅力は下手な写真で見るよりも実際に体験すべきもの、行った者のみが知り得る世界というコトでしょう。
つまみはどれも極上の味わい、デモ決して鮨屋の領分を出るコトはなく、極上のネタを活かしうる必要最低限の供し方です。
最初に『辛味大根のツマ』と『茗荷』が出され、『塩』『酢橘』『山葵』が用意されて「お好きにお使い下さい」と言われます。
『真子鰈、青利烏賊、とり貝、雲丹2種、蒸し鮑、タコ、炙りごま鯖、蝦蛄、蝦蛄ツメ、カツオ、マイクロトマト、炙りとろ、炙り蛇腹とろ、赤身、ばちこ、白身海苔巻き』
以上がこの日出されたツマミです。
全てに於いて拘ったツマミの数々、堪えられない旨さです。1品1品特筆したいのですが、ワタシの拙い文章力ではとても表現しきれない。ただ言えることはどれも想像を超えた味わいだというコトです。
酒は宮城の「伯楽星」、純米吟醸と特別吟醸を頂きました。とてもフルーティーで、それでいて数々のツマミの味を最大限に高める旨い酒です。
握りは『青利烏賊、みる貝、白身(失念)、小肌、カツオ、赤身、とろ2種、きす、車海老、塩水雲丹、烏賊印籠詰め、穴子』(順番は若干の違いありです)
この店の握りの特徴は、1にも2にもとにかく『シャリ』にアリです。
酢の合わせ具合はかなり強め、甘み、出汁も強めです。
こーゆーシャリは特に脂の強いまぐろとの相性がバツグン、まぐろの旨みを2倍にも3倍にも高めてくれるシャリです。
この店はまぐろを徹底的に熟成させることで有名、氷で冷やすクラシックな冷蔵庫を設えてるのもその証ですが、ホントーにこの店のまぐろの握りは日本でもトップなのではかいかと思います。
旨いまぐろ、極上のとろはシャリと一緒になることでその価値を何倍にも膨らむ、その意味はこの店のまぐろを食べれば瞬時に判ります。
最後のデザートは食用の『ほおずき』、コレがまたなんとも上品な味わいでした。
もうすっかり満腹、久しぶりに「鮨汗」をかくほどにお腹はパンパンで苦しいくらいでした。
特に着物の帯でキッチリ締めつけられている相方は店を一歩出たところで力尽きた様子で、「どこかのバーにでも行って最高の鮨の余韻を楽しもうか?」とのワタシの問いに、「もうムリ、早くこの帯解かないと息絶えるカモ知れない、、、、」とのコトなので、通りかかったタクシーに飛び乗って家路につきました。
銀座でもトップクラスの名店ですが、大将はとっても気さくで楽しい人柄、それでいて鮨に対する情熱と真剣さがヒシヒシと伝わる素晴らしい職人さんです。
鮨が好きな人ならゼヒここの鮨を一度は味わって欲しい、イヤ、味わうべき、そんな名店です。