asakusa777さんが投稿した鮨 橋口(東京/浅草)の口コミ詳細

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(主に)浅草の良い店美味しい店メモ(現在レビュー活動を物凄くスローペースで再開中です)

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閉店鮨 橋口浅草(東武・都営・メトロ)、浅草(つくばEXP)、田原町/寿司

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 4.5
  • 昼の点数:4.5

    • ¥3,000~¥3,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 4.5
1回目

2015/08 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人
  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

【浅草】二天門付近に移転、地元の大好きなお鮨屋さん。

(2015,8月)

久しぶりの橋口に友人と訪問、男同士で静かに鮨屋酒だ。
飲んだ酒は写真の宮城の名酒を皮切りに『鳳凰美田』『磯自慢』『東洋美人』、その後は覚えていないがかなり飲んだ。
肴と握りだが、明らかに進化していた。
一見何時もと変わらないように思えるが、一つ一つの斬れ味がより研ぎ澄まされていたように思えた。
肴のスタートは『星鰈』から。
この時季、マコガレイを常套とする東京の鮨屋に於いて白身の王者であり関西で特にその名を轟かす星鰈を1発目に繰り出された僕達は既にメロメロ状態にさせられた。純そのもののクリアな味わいが素晴らしい。
その他、『松茸の天ぷら』から『蒸し鮑』まで秀逸な肴が続いたが、特に泣かされたのが『かつをのたたき』である。
まっさらな藁で燻されたかつを、その燻具合が申し分なくて、コレは今まで食べたかつをのたたきの中でも文句なくNo,1だ。
握りもほぼ写真の通り。
甲乙つけ難い素晴らしい出来だったが、やはりこの時季なので『新子』に1票を投じたい。
しかし、ネタよりも僕の目を引いたのば『シャリ』だった。
赤酢を加えているようだった。
実は僕は赤酢のシャリはあまり好きではないのだが、このシャリの赤酢はとても控え目で、大将曰く「8:2くらいの割合でしょうかね〜」だそうだ。
なので、それほど抵抗なく味わう事が出来た。
こういった変化は悪くない。
日々研鑽を重ねた成果だろうし、ネタの出来も1ランク上がったようなので、素直に赤酢の風味をネタの香りに重ねて味わう事を楽しめた。
この鮨屋、間違いなくさらなる高みに上がったようだ。
この大将、浅草の老舗鮨店「高勢」の出身だが、今やその差は歴然のようだ。
嬉しくなったのと同時に、常に向上心を持ち続ける事がいかに大切かを教えられた気がした夜だった。


(2015,2月)

久しぶりの橋口。
友人からの「旨い鮨が食いたい」とのリクエストに、「そう言えばしばらく行ってないな〜」と思い前日に電話を入れてみた。
「お久しぶりです、店が移転した事はご存知でしたか?」と大将、聞けば去年の秋頃に浅草寺横の二天門付近に移ったそうだ。
そんなに行ってなかったか。思えば、この店が人気店になって予約が取り辛くなってから遠のいていた。何日も前から予約するのが嫌いで、その日の気分で行く店を決める僕としては地元で見つけた良い店が人気店になってしまうのは辛い。その後ダイエットを始めて鮨屋自体を遠ざけていたせいもあってこの店への訪問は1年半以上開いてしまったようだ。

移転した場所は馬道沿いの二天門の信号付近。(ちなみに店舗情報欄の住所は間違ってます)
ビルが立ち並ぶこの辺りでは珍しい平屋、それもとても趣のある純和風の造りだ。
相変わらず看板や暖簾は無く、一見客がフラっと入れる雰囲気は無い。
常連客を大切にしたいと言う大将のスタンスは移転と共に前より強くなったようで、僕にとってはありがたい。
肴は『平目、鮟鱇の肝、河豚白子、たいらぎ磯辺焼き、子持ち烏賊、のどぐろ塩焼き』、握りは『まぐろ赤身、中とろ、墨烏賊、こはだ、車海老、しめ鯖、穴子、煮はまぐり、雲丹手巻き、かんぴょう巻き』、酒は『磯自慢、白瀑、鳳凰美田』。
やはり全て旨い。
特筆すべきは平目。
このところ鮨屋で肴として出される白身は塩で食べさせる店が続いたがこの店は煮切りで食べさせる。逆に新鮮だった。旨みといい歯触りといいとても旨い平目だった。
河豚の白子もかなり良い物だった。河豚屋でどっさり出てくるとゲンナリしてくるが、これくらいだととても丁度良い。
シャリの具合がとても良いので握りもどれも旨かったが、僕は特に雲丹の手巻きが気に入った。
甘くて香りの良い雲丹もさる事ながら、なんといっても海苔の状態がとても良かったからだと思う。
仕込みの時にきっちりと炭火に叩いたからだろう、噛むと潔く切れる食感は極上だった。

この店は今や浅草の鮨屋としてはNo,1じゃないかな。
以前よりもさらに良くなったように思う。
酒もかなり飲んだがこれでお会計は2人で¥36000、大とろや鮑や赤貝などの高価なネタは無かったとはいえ、それら無しに満足させるバランスの良さも見事である事も含めCPの良さも相変わらずなのも嬉しかった。


(2013,7月)

いつもの橋口、いつもの旨い酒と鮨です。
しかし、しかし暑いですね〜。
食欲もすっかり失せて食事といったら冷たい麺類ばかりの今日この頃です。
なのでタマには好みの鮨屋で栄養つけなきゃですね。
酒は静岡の名酒『磯じまん』、肴は『マコガレイ、稚鮎醤油焼き、ナガスクジラ尾の身、岩牡蠣』、握りは『こはだ、墨烏賊、まぐろ赤身、まぐろ中とろ、関あじ、北海シマエビ、雲丹、穴子』です。
見事な初夏のラインアップですね〜。
やっぱし来て良かった〜。
稚鮎や岩牡蠣やナガスクジラや北海シマエビや関あじなんてこの店にしてはとても珍しいネタに出会えました。
築地で旬の旨いモノを常に探し求める大将の「ご馳走」ですね。どれも旨かった〜。
しかし、この日のNo,1は今が旬の『穴子』です
物凄く肉厚でフックラした穴子、普段はこの店では穴子は炙って出されるのですが、この日は煮上げた穴子をそのまま煮汁につけておいたものを握って出されました。「そのフックラ感を味わって欲しいですから〜。」と大将、まさに風味豊かな極上の穴子、極上の仕事ですね〜。
毎年進化を続ける橋口さん、素晴らしい職人さんです。


(2013,6月 再投稿)

地元で行きつけの橋口です。
土曜の夜、相方と茨城でゴルフした帰りに寄りました。
と言っても浅草に戻って来たのは夜の8時近く、夜が早い浅草では深夜に近い時間です。
なので橋口の大将に電話して「握りだけサクっと食べるから入れて〜。」って電話をしたら「モチロン良いですよ〜。お待ちしてます。」とのコト、入ってしまえばコッチのモンなので「冷酒を頂戴〜。」ですな。
で、大将が出してくれたお酒が『喜久泉』という吟醸酒ですが旨かった〜。綺麗さと力強さを兼ね備えた旨い酒です。コレは以前この店で飲んでかなり旨かった酒『善知鶏』と同じ『田酒』で有名な「西田酒造」の酒だそうです。この蔵ってスゴいですね〜。
で、握りだけのつもりでしたがネタ箱に見事な『太刀魚』を発見。「コレまた綺麗な太刀魚だね〜。普通太刀魚見て綺麗とは思わないケド、それは綺麗で旨そうだ。ソレ焼いて〜。」と言うと、「やっぱり見つかっちゃいましたか。コレ横須賀なんですよ。刺身でも良いと言うのですが、やはり太刀魚は塩焼きですよね。」と大将、塩焼きにしてくれました。
大味で脂にクセがある太刀魚ですが、コレはゼンゼンそんなコトなくて、物凄く繊細で上品な味わい、旨い旨い太刀魚でした。タチが良くて鮮度も良いのでしょうね。
こーゆーのを食べちゃうと他にも肴をいろいろ出して欲しくなっちゃいますが、遅い時間に来て長っ尻をしては迷惑なので、ここからは握りをツマミに酒を飲むコトにしました。
出してくれた握りは『マコガレイ、コハダ、バチまぐろ赤身、墨烏賊、本まぐろ中とろ、穴子、みる貝、雲丹』です。本まぐろは銚子とのコトでしたがあんまし旨いのでおかわりしました。この時期は近海まぐろが厳しいのですが、とても良いまぐろでした。
やはり酒を飲みながらだとあんまし食べれませんね。なので夜中に腹が減った時用に大将に『太巻き』のお土産を作って貰ってこの日は終了です。
いつものように旨い酒と旨い鮨、大将、アリガトね〜。


(2013,5月 再投稿)

いつもの橋口、相方と夜に行きました。
この日は暑くってすっかりバテバテなワタシ達、なので今日はお好みです。
大将が出してくれた酒は『磯自慢 大吟醸』と『鳳凰美田 別誂』です。
この鳳凰美田は品評会用に造られた酒だそうで、通常のモノより味が濃いのだそうですが、確かに淡麗なだけじゃなくて力強さも兼ね備えた旨い酒でした。
ツマミは『マコガレイ』『蒸しアワビ』『のどぐろの塩焼き』『生とり貝』です。
大好物のマコガレイ、プリプリです。
この弾力こそがマコの身上です。身が妙にダレたマコを平気で出す店もありますが、アレはイケません。プリっとした弾力と爽やかな甘みがなければマコを食べる意味が無い。この大将が出してくれるマコはいつも極上です。
見事な型ののどぐろを大将が捌いて焼いてくれました。脂がタップリ乗ってジューシーなのどぐろも旨かった〜。
そして、今日もネタ箱に見事なまぐろを見つけたワタシは、「これまた素晴らしいまぐろだね〜」というと、「そうなんです。今日のまぐろも特に良いですよ〜」と大将、なので握りは先ずまぐろから『赤身、中とろ、大とろ』を貰いました。
「旨い、旨すぎるっ!」
極上の香り、まさに春のまぐろの真骨頂です。
近海物はこれから秋まで型が小さくなるのでこーゆーまぐろとはしばらくお別れかなって思うと少し淋しいですが、そう思うと旨さもヒトシオですね。
ノッケからあまりに旨いまぐろを食べちゃったので、この感動を薄めたく無いと思い、握りはこの後の『こはだ』『』で終了です。
少し食べたらないカンジもあったので大将に『サビかん』を折詰にして貰いました。
イヤ〜、今日も大満足でした。

(2013,4月 再投稿)

いつもの橋口、相方と夜に行きました。
いつものようにツマミと握りを一通り、それらと冷酒(『黒龍』と『東洋美人』)を楽しみました。
ツマミは『マコガレイ刺身、マコガレイ肝の炙り、かつをのタタキ、煮トコブシ、コノワタと墨烏賊の和え物、キンキ塩焼き』です。
中でもマコガレイが最高でした。弾力ある食感、強い甘み、旨いマコガレイです。さらに初めて食べた肝の炙りもこの上無く旨い。肝はとても小さいのでメッタにお目にかかれないのですが、有ったら必食の逸品です。
かつをは藁で燻したばかり、藁の香りが凄く良いです。脂もだいぶ乗ってきて旨くなってきました。
握りもいつものオマカセの予定でしたが、他のお客さんに出すために大将が取り出したまぐろのネタ箱の中に、物凄く鮮やかなまぐろのブロックを発見!
大将に「コレは見事なまぐろだね〜」って言ったら、「そうなんです。この時期にしてはとても良いまぐろが手に入りました。ここのところまぐろは良くなかったのですが、コレはかなり良いと思います。」と大将。なのでオマカセの中身から雲丹と車海老を省いてもらってまぐろを追加してもらいました。
なので握りの内容は『墨烏賊、生とり貝、まぐろ中とろ、まぐろ蛇腹、まぐろカマとろ、小肌、穴子、かんぴょう巻』です。
冬の大間は濃厚な旨味が特徴ですが、春の近海まぐろは香りが身上です。食べた時に鼻に抜ける香りが堪らなく良い、それがこの時期のまぐろです。なので食べるなら赤身よりもとろが断然旨いです。赤身はやはり冬の近海モノには遠く及びませんからね。
この中とろ3種、サイコーに旨かったです。
そして、何よりまぐろはシャリに合う。握りにこれほど適したネタは無いでしょうな。この店のシャリも煮切りもまぐろにとても合った味わいですが、この日は時間が遅かったせいか、若干シャリが冷たかった、この点がいささか残念です。これでシャリが人肌の暖かさならこの握りはどれだけ旨かったか、それを思うと少し欲求不満が残ります。
このまぐろ、何日かして熟成が進むとどう変化するのか、それもかなり興味があるので、近いうちに早い時間に再訪してみようと思います。

(2013,3月 再投稿)

風邪をひいてしまった。相方共々けっこう重症。
一週間殆ど何も出来ずにダウン、どうしても外せない会議とアポ以外は何もしなかった一週間。
当然食事もロクなモンを食べてない。
やっと症状も殆ど治まったこの週末は「車大好き」様カップルとの浅草食事会、社会復帰には丁度いいタイミングです。
この店で4人で美味しい酒と料理と会話とオヤジギャグを楽しみました。

酒も料理も全て大将にオマカセのこの日、大将が出してくれた酒は『』と『善知鳥』です。
『貴』の旨さは周知の通り、初めて飲んだ『善知鳥』(うとう)という酒の旨さに感動しました。
この酒、蔵元は『田酒』で有名な青森の「西田酒造」の吟醸酒です。
とても爽やか、とても清々しい香りの酒なんですが同時に力強さも兼ね備えたスゴい酒です。コレは旨かった〜!

肴は『桜鯛 昆布締め、煮烏賊、初鰹、蒸鮑(トコブシ)、甘鯛の塩焼き、炙りくちこ
握りは『縞鯵、墨烏賊、中とろ、コハダ、車海老、〆鯖、雲丹手巻き、穴子、かんぴょう巻、玉子』です。
これまでいろいろ書きましたから、改めてこの店の料理の旨さについては詳しくは触れませんが、やはりどれもイイですね〜。
もう鰹があるんですね。とても爽やかな初鰹、かなり旨いです。
この店、コハダは季節によって〆方を変えます。この時期はかなり大きいので〆方はかなり浅め、生にかなり近いのですが、生臭さやエグさはミジンもありません。コハダの旨味を最大限に引き出した旨い旨いコハダです。

楽しい時間、美味しい料理、旨い酒、素敵な友人と過ごす時間はやっぱしいいモンですね〜。
この日は4人で三次会まで、遅くまで付き合ってくれた上に惜しげも無くセクシーダンスを披露してくれた車さん、いつもお綺麗な相方さん、ホントーにありがとうございました。相方も大喜び、とても楽しかったです。
またご一緒しましょうね〜。

(2012,12月 再投稿)

いつもの橋口です。
多忙だった週の土曜日、相方とゆっくり食事しに行きました。

11月に行ったばっかしなのでツマミ、握りの内容は先月とあまり変わりません。
こーゆー場合普通はレビューしないのですが、今回は新たな発見があったので書きました。
1つはツマミに出された『とらフグ』です。
表面を軽く炙ってあります。コレを『ポン酢』では無く『山葵醤油』で頂きました。
フグに山葵醤油、コレ以外と合いますね〜。オツな味わいです。熱燗にぴったしですな。
フグ料理屋で沢山のフグ料理を食べる場合はポン酢の方がいいのでしょうが、鮨屋で刺身だけをちょこっとツマむのなら山葵醤油も悪くありません。
もう1つは『鱈の白子』です。コレは軍艦巻きで頂きました。
ワタシ、鱈の白子はあんまし好きではありません。だから自ら進んで注文する事はありません。
しかし、コレを軍艦巻きで食べるのはいいですね〜。
「シャリと合う」と言うより「海苔と合う」んですな。
鱈の白子はフグの白子と比べて味が濃いぶん若干大味で野暮ったく感じるのですが、海苔と一体化する事でそれらを感じずに心地の良い風味となって広がるんですな。コレは旨かったです。
よく、こういった本格的な鮨屋で軍艦巻きを出される事を嫌う人がいます。雲丹などは「海苔の風味がジャマ」だと。
デモ、ワタシはちゃんとした鮨屋ならば軍艦巻きも大歓迎です。
雲丹やイクラそのものを味わいたければ鮨では無くそのまま食べればいい。
良い鮨屋は海苔にも拘ってます。よく行く銀座のきよ田では、海苔は使う直前に大将が炭火にバンバン海苔を叩きつけてます。湿気を飛ばして風味を高めるんですな。すきやばし 次郎でもその日使う分だけコレをやるそうです。
そういった海苔の風味は決してネタの味を損なうモノではありません。より「鮨」としてのネタを旨くするんですな。
「鮨屋は鮨を喰うところ。酒が飲みたい人や刺身を食べたい人は居酒屋に行けばいい。」、すきやばし次郎のオヤジさんがよく言うセリフですが、この白子の軍艦巻きを食べると「ナルホド、そのトーリ!」ってカンジですな。
「魚」を「旨くする」と書いて「鮨」、これぞ醍醐味ですな〜。
ただし、コレも良い鮨屋に限りますよ。旨いネタ、旨いシャリ、旨い海苔だからこそ相乗効果が生まれるってモンですから。
なのでワタシは雲丹もイクラも小柱も、そしてこの白子も、「軍艦巻きウェルカム」派です。
〆に大将が『雲丹の手巻き細巻き』を手渡してくれましたが、これこそ「鮨屋の旨い雲丹」です。

後は前回出た『香箱蟹』は相変わらずの旨さですし、今回は『のどぐろの塩焼き』も出されました。脂の乗りがサイコーですな。
握りでは、一通りもらった後に、「脂がサイコーに乗ったまぐろはある?」と聞いたら大将が『かまとろ』を握ってくれました。
キメ細かな霜降り、筋が無い部分なので口に入れると瞬間に溶けちゃいます。
脂に着眼すれば『じゃ腹』、『砂ずり』なのでしょうが、口当たりだとコッチですな〜。

イヤイヤ、やっぱし冬は鮨ですな〜。
今回も大満足でした。

(2012,11月 再投稿)

多くの鮨屋がひしめく浅草に於いて、CPが良く綺麗で丹精な鮨を出すこの店、この夜は仕事仲間と訪問です。

お酒は『国権』の大吟醸、肴は『海鼠、香箱蟹の小丼、焼き蛤、自家製唐墨』です。
特に旨かったのが香箱蟹ですな〜。
なかなか都内では食べられませんからね〜。解禁になったばかりの香箱蟹、その特徴である内子と外子がタップリです。器に少量のシャリを盛って、その上にほぐした身と内子外子を和えたものを乗せてくれました。もう泣けるほど旨かったですよ〜。
握りは『平目、鯖、まぐろ赤身、まぐろ中とろ、こはだ、ナガスクジラの尾の身、みる貝、穴子、雲丹の細巻き』です。
何と言ってもナガスクジラですな。クジラを普段から置いている店でもコレがあるのは珍しい。クジラの中でもメッタにお目にかかれない種類です。たまたまフラっと寄ったのにラッキーでした。
そして何より旨かったのはまぐろと鯖です。この時期のこれらの旨さは格別ですね。
ねっとり濃厚な味わい、香りも高貴です。

静かで品が良くってしみじみと酒と鮨と会話が楽しめる店、いいですな〜。
浅草のトップクラスのお鮨屋さん、でもサイフにも優しいとても良いお店ですな。


(2012、3月 再投稿デス)

浅草雷門の近く、仲見世とは反対側の静かなエリアにあるCPバツグンのお鮨屋さんです。
前回夜に相方と訪問して満足、その後2度ほどランチに伺いましたが2度とも予約でいっぱい。
この日は仕事が午後からだったので、ダメもとでフラっと行ってみたら入れました。

この店のランチ握りはオマカセで3,000円です
だからと言って、決して手抜きではなく、夜と同様に握る度にネタを切るとても丁寧な握りが食べられます。
この日のランチのオマカセは、『真子鰈、鯵、墨烏賊、中とろ2カン、小柱、小肌、車海老、穴子、かんぴょう巻き』としじみの味噌汁でした。
1カン1カン、握る度にネタを切りつけ、丁寧に煮切りを塗ってだされる握りです。
特に中とろは長崎近海の本マグロをしっかり熟成させたネットリ甘いこの時期にしては極上の味わいでした。
コレで3,000円はやっぱし安いですな~
握りの大きさも、前回「少し大き目で」とリクエストしたのを覚えてくれていたのかな、最初から好みの大きさでした。
シャリも今回は開店直後だったせいかちゃんと人肌で、コレも満足。
車海老はとても色鮮やかな綺麗なモノでしたが、茹で置きで冷たかったのが残念。せっかくいろいろ拘っているのだから茹でたての甘くて香りの良い海老をだして欲しかった。

ただ、今回改めて気が付いたのは、この店の鮨の旨さは『煮切り』によるところが大きいということ。
鮨屋の醤油は、生醤油に酒、ミリン、出汁、鰹節、砂糖、水などといったモノをマゼて煮切って作られますが、店によってレシピは違います。
煮切りによって味はガラっと変わりますが、この煮切りの味が強過ぎると煮切りの旨みが立ってしまって鮨本来の味を損なってしまう恐れがあるため旨けりゃいいってモンでもありません。
この店の煮切りはかなり旨みを強く出した煮切りです。
こーゆー煮切りはまぐろやサバなどといった味の強いネタにはとてもよく合いますが、白身や貝類のようなネタや生姜を添えるネタにはあんまし合わないと個人的に思ってます。そーゆー淡白な味のネタに旨みが強い煮切りを塗るとどれも同じ味になってしまう。なのでそーゆー場合は煮切りを塗る量を減らすかネタを厚く切るかですが、この店はそーゆー工夫は無いようでした。
あるいは夏場は煮切りの味を変えているのカモ知れませんし、シャリの味とのバランスもあるので一概に「どう」とも言えません。
この辺りは人それぞれの好みでしょうな~。
個人的にはあとほんのわずか旨み抑えめが好みかな~ってカンジですが、この値段でこれだけの鮨をだすのだからこの辺りも工夫の1つなのカモ知れません。

モチロン、3,000円で食べれる鮨としてはかなり秀逸であることに違いはありません。
鮨好きにとっては好みが分かれるトコロでしょうが、ワタシ的にはとてもいいお店だと思います。

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(2012、1月投稿分デス)

ココは雷門2丁目、浅草通り寄りの路地あるとっても綺麗なお鮨屋さんです。
以前より存在は承知してましたが、ココの大将は浅草の老舗鮨店高勢の出身、ソコはあんまし好きなタイプの鮨屋では無かったのでこれまで敬遠していました。この辺りで鮨といえばいつも大好きな鮨松波なのですが、タマには新規開拓と思い相方と行ってみるコトにしました。

鰻で有名なうなぎ 色川初小川の間くらいにあるマンションの一階にあります。竹やぶのような植え込みが設えてあって、ナカナカいい雰囲気です。
とても優しく静かな雰囲気の大将です。まずは熱燗をもらって少し切ってもらいました。
真鯛』、『蒸し鮑』が出てきました。
薄く引かれた真鯛、小振りながら濃厚な味わいの鮑、どちらもナカナカ旨いです。
次に『自家製 唐墨』、ちょっと炙って出してくれました。
次に『河豚 白子』の塩焼きです。
これも小振りながら味は爽やかで上品なとても美味しい白子でした。

握りはオマカセで、『小肌、墨烏賊、まぐろ中とろ、まぐろ大とろ、赤貝、雲丹、〆鯖、車海老、穴子、かんぴょう巻き』です。
最初の1貫は小さめな握りだったのですが、「大きさの好みがあったら言って下さい」と大将が言うので少し大き目に握ってもらいました。
まず、この店の握りは『シャリ』が好みです。甘みが少し強い味付けですが、こーゆーシャリは冬の脂が強いネタであるまぐろや〆鯖なんかにとてもよく合う。強いネタの旨さが何倍にも広がるシャリです。
米もちょっと大きめの粒、輪郭がハッキリした焚き上がりで、こーゆー米のシャリは大好きです。
ネタケース等はなく、握る度にネタ箱や冷蔵庫から出して引いて握ります。
特筆すべきは『小肌』、とても浅い締め方なので小肌の新鮮な食感と特有の旨さを堪能出来ます。
まぐろ』はとても濃厚な味わい、しっかりと熟成させたようでネットリとした甘さと、鼻に抜ける爽やかな香りが楽しめます。
車海老』は小さいサイズですが茹で置きではなく握る都度茹でてくれるので甘さが極上です。
かんぴょう巻き』は江戸風のしっかり濃い辛めの味付けで〆の1品にモッテコイです。ワサビが入れられるので嫌いな人は予め言うのが良いでしょう。

どれも、それほど極上高価なネタというワケではないでしょうが、丁寧な管理と仕事によってとっても旨い鮨になっています。
鮨屋とはこーあるべきですな~。
気になった点は2つ。
1点はシャリがちょっと冷たかったコト。
予約をして行ったワケではないのでいつもこうなのかは判りませんが、藁苞などで保温されていない小さなお櫃からシャリを握っていたのでどうしても冷めてしまう。やはりシャリは人肌が望ましい。
もう1点は、握りの終盤で味噌汁が出されたコト。
やはり鮨に味噌汁は合わない。爽やかな鮨の香りや味わいに対し味噌汁は味や香りが強すぎる。汁物は鮨屋では必要ないし、出すのならお吸い物がいいと思います。

これでお会計は2万3千円、これにはビックリしました。かなり安いですな
この内容なら3万円は超えるかなと思っていたのですが、仕事同様価格も良心的なお店です。
根津に同じく丁寧な仕事の旨い鮨をハイCPで食べさせる名店鮨 かじわらがありますが、そこに匹敵する良い店だと思います。

  • のどぐろ

  • ここから2015,8月

  • 星鰈

  • 雲丹

  • 松茸

  • かつを

  • 山牛蒡

  • あわび

  • まぐろあかみ

  • 新子

  • まぐろ中とろ

  • 墨烏賊

  • みる貝

  • 車海老

  • 穴子

  • かんぴょう

  • 玉子 ここまで2015,8月

  • 2015,2月

  • 2015,2月

  • 2015,2月

  • 2015,2月

  • 2015,2月

  • 2015,2月

  • 2015,2月

  • 2015,2月

  • 2015,2月

  • 2015,2月

  • 2015,2月

  • 2015,2月

  • 2015,2月

  • 真鯛、蒸し鮑

  • 河豚白子塩焼き

  • 唐墨

  • 海鼠

  • 焼き蛤

  • 香箱蟹

  • 香箱蟹アップ

  • 唐墨

  • 墨烏賊

  • 平目

  • ナガスクジラの尾の身

  • みる貝

  • まぐろ赤身

  • まぐろ中とろ

  • こはだ

  • 穴子

  • とらフグ 炙り

  • のどぐろ

  • ほんまぐろ 中とろ

  • ほんまぐろ かまとろ

  • 鱈白子 軍艦巻き

  • たまご

  • 赤貝

  • 2013.3月

  • 2013.3月 この酒は旨かった~。

  • 2013.3月 煮烏賊

  • 2013.3月 鰹

  • 2013.3月 甘鯛

  • 2013.3月 クチコ

  • 2013.3月 縞鯵

  • 2013.3月 墨烏賊

  • 2013.3月 コハダ

  • お猪口も粋でしょ~?

  • 2013.3月 穴子

  • 2013.4月

  • 2013.4月 マコガレイ

  • 2013.4月 コガレイの肝

  • 2013.4月 かつをのタタキ

  • 2013.4月 キンキ塩焼き

  • 2013.4月 生とり貝

  • 2013.4月 まぐろ中とろ

  • 2013.4月 まぐろ中とろ(腹)

  • 2013.4月 まぐろ中とろ(カマ)

  • 2013.4月 かんぴょう巻

  • (ここから2013.5月です)鳳凰美田 別誂

  • マコガレイ

  • 蒸し鮑

  • 生とり貝

  • 唐墨

  • のどぐろ

  • まぐろ 赤身

  • まぐろ 中とろ

  • まぐろ 大とろ

  • こはだ

  • わさかんの折り詰め

  • (ここから2013,6月です。)太刀魚

  • オミヤの太巻き

  • (ここから2013,7月です。)

  • マコガレイ

  • 岩牡蠣

  • ナガスクジラの尾の身

  • 稚鮎

  • こはだ

  • 北海シマエビ

  • 関あじ

  • 雲丹

  • 穴子

2016/06/29 更新

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