6回
2024/12 訪問
涙のアンコールは盛大に
週明けではあるけれど、年内で閉店してしまうお店もいくつかあるから、もはや魚メシだなんていうルーティーンにこだわっている場合ではなくなってきた師走後半
やってきたのは帝劇地下の「伊勢廣」で、先週一旦お別れは済ませているけれど、やはり名残は尽きないし、最後にどうしてもやっておきたいことがあるのでアンコールということでやってきました
お店の前には先週以上の行列で、お隣の「さば銀」の前で折り返すほどの長さ
なかには子供連れで並んでいる人もいるので、有楽町ビルの閉館に伴う「マーブル」が閉店した時ほどではないにしても、やはり有象無象勢がそれなりに湧き始めてきているようです
その有象無象勢のせいでできた行列の長さを見て諦めて去っていく近隣の会社勤めと思しき人を見ると、正直に言って腹立たしい思いがするのは「マーブル」閉店の時と一緒だな
お店からお兄さんが出てきて、タイミングを計りながら事前注文を取っているのは前回と同様
私が列についた時点で「そぼろ重」は売り切れたとの案内ですが、もともと私にとっては縁が薄いメニューだから大勢に影響なしです
私のオーダーは「焼鳥5本お重」、すなわち「やきとり重(1,300円)・ご飯大盛り(月曜日なので無料)・やきとり2本増し(800円)」
これ、最後に一度やってみたかったんだよなぁ
まあ、お別れだからパッといきましょう
今回も待ち時間は20分少々で、案内されたのはテーブルでの相席
このテーブル席ではその昔、夜の部のフルコースでカジュアルな接待なんていうこともやったよな
例によって鶏スープとお新香、お茶と箸が配され、ややあってやってきた「焼鳥5本お重」
蓋を開けてみれば実に壮観です
1本増しが「皮」なのは毎度おなじみだけれど、もう1本増すと「ねぎ巻き」が乗るのか
ちなみに、この「ねぎ巻き」はかつて1本増し要員を務めていたこともあったよな
いただいてみれば、まさに私がこの世で一番愛したお昼ごはんの究極形
私、これから先もどこかで「焼鳥丼(重)」を食べたら、この味と比較をして溜息をついてしまうんだろうなぁ
名残を惜しみながら席を立ち、支払いを済ませると、閉店に伴うサービスとのことで、おひとつどうぞと渡されたのは「伊勢廣」の鶏の刻印が入ったどら焼き
作っているのは「京橋 桃六」とあり、調べてみれば150年以上続く京橋の老舗らしいから、老舗つながりということなんでしょうね
もはやこれで思い残すことはないと言ったら噓になるけれど、閉店する金曜日に向けて、これからますます有象無象勢が押しかけてくるのだろうし、キリがなくなるからこれにて「伊勢廣」ともお別れとしましょう
長い間本当にありがとう
(殿堂入り)
https://ameblo.jp/captainsolo/entry-12878917563.html
2024/12/16 更新
2024/12 訪問
さらば 私がこの世で一番愛したお昼ごはん
昨日、帝劇地下の「伊勢廣」がビル建て替えのための閉館に伴って12月20日で閉店すると知り、さっそく惜別の思いで向かった本日
「伊勢廣」との付き合いは、私が入社後2年間の仙台支社勤務を終えて丸の内勤務になった1986年に当時の職場の先輩に連れられて来た時に始まるから、以来38年ということになります
その割に、国際ビル側から入ると、帝劇ビルとの連結の位置を探して行ったり来たりするのが毎度のお約束でしたが、今日はなぜか迷わずすんなり辿り着きました
やってきてみれば、そろそろ閉店の情報を聞きつけて昼休みの制約など関係なさそうな有象無象勢が湧き始めているのか、お昼時も半ばを過ぎているというのに結構な入店待ち人数
やっぱりなぁ
昨年有楽町ビルの閉館に伴なって「マーブル」が閉店した際は、閉店日が近づくにつれて有象無象勢があちらこちらから湧き出してきて、結局近隣に勤めている人間が割を食ってろくにお別れもできず悔しい思いをしたから、今回は最終週を待たずにこうしてやってきたわけで、その判断は正解だったかもしれません
お店からは時々お兄さんが出てきて、タイミングを計るように2組ぐらいづつ事前注文を取っており、その前にはがきサイズのお品書きを配っています
私にとっては注文をするのに今さらそんなものは不要だけれど、せっかくだから記念品として受け取っておくことにします
私のオーダーは毎度おなじみ「やきとり重(1,300円)・ご飯大盛り(100円)・やきとり1本増し(400円)」
そういえば、38年も通っているくせに「そぼろ重」はついに一度も食べることなく終わりそうです
待ち時間は20分少々で、案内されたのは既に鶏スープとお新香、お茶と箸の一式がセットされたカウンター席
思い返せばこれまでこちらに来る時は必ず誰かと一緒で、おひとりさまで来たことはなかったから、カウンター席に座るのもこれが初めてだな
それにしても驚いたのは提供のスピード
まるで事前注文から提供までの時間を正確に計算し尽くしていたように、席に着くとほどなく「やきとり重」が配されました
いやはやお見事だな
初めて1対1の差し向かいで味わうお重の方も相変わらず見事、というか、見事に美味し過ぎて食べ終わってしまうのが名残惜しくなります
今回は一応移転という体を取っているようだし、今後「伊勢廣」の味が恋しくなれば京橋に本店があるけれど、そちらでもお昼をいただいたことがある私としては、この帝劇店の味は唯一無二なんだよな
いずれにしても、これで私がこの世で一番愛したお昼ごはんとはお別れです
(9点/10点満点)
あ…でも…アンコールって…こういう場合でもあり…だよね
https://ameblo.jp/captainsolo/entry-12878429556.html
2024/12/12 更新
2024/06 訪問
もう40年近い付き合いだけれど、私にとっては相変わらずこの世で一番美味しい至福のお昼ごはん
本日お昼は所属のマネジャー氏と月に1度ミーティングと称して外食を共にする日で、案内したのは帝劇の地下にある「伊勢廣」
実はもともとは先月2日に予定をしていたのだけれど、出かける直前にマネジャー氏あてに厄介な電話がかかってきたため本日に繰り越しになっていました
こちら「伊勢廣」はこの界隈の飲食店の中でもその昔から切り札中の切り札にしているお店で、思い返せばもうかれこれ40年近い付き合いになります
とはいえ、名古屋勤務があったり、首都圏に戻ってからもコロナ禍のなか日本橋勤務だったりしたうえ、昨年丸の内に帰って来てからもいざという時のために温存していた(と言いながら、実際のところは目新しい先の食べ歩きにばかり目が向いていた)から、こちらに来るのは6年ぶりというのだから、不義理をするのもほどがあるなと我ながら反省します
まあ、その間、人形町にあるお弟子さん筋らしい「ももふく」に出会ったりはしていたんですがね
https://ameblo.jp/captainsolo/entry-12755769116.html
私がオーダーしたのはいつもながらの「焼鳥重(1,300円)・ご飯大盛り(月曜日は無料サービスとのこと←これまで一度も月曜日には来たことがなかったから知りませんでした)・焼鳥1本増し(400円)」
近頃はどこもかしこも値上がり基調の世の中だけれど、こちらもその例に漏れずで、いつの間にかなかなか結構な値段になってしまったな
ちなみに、もう40年近くこちらに通っていても、「ソボロお重」はまだ一度も食べたことはないんですがね
先に運ばれてくる鶏スープとお新香をチビチビいただきながら出来上がりを待つ至福の時間
ややあってお重が配され、久々のご対面と蓋を開けてみれば…
あれれ
私のオーダーの仕方が悪かったのか、お重の上にはデフォルトの焼鳥3本
慌ててもう1本追加オーダーすれば、やっぱり追加の皮が一番美味いんだよなぁ
(9点/10点満点)
https://ameblo.jp/captainsolo/entry-12854750575.html
2024/06/03 更新
2018/01 訪問
やっぱり美味い
週明け早々の午前中に天王洲の担当先でちょっとしたプレゼンがあり、現在の職務では大先輩にあたる後輩にサポートをしてもらった私
それではお礼にお昼ごはんでもと案内したのが帝劇地下の「伊勢廣」
私にとっては切り札にしているお店のひとつですが、私としてもやってくるのはずいぶん久しぶりです
オーダーしたのはいつもながらの「やきとり重(1,050円)・ご飯大盛り(50円)・やきとり1本増し(310円)」
久々にご対面をしていただいてみれば、やっぱり美味いなぁ
ともすればブルーになりがちな週明けですが、こういうお昼ごはんをいただくと、幸せな気分になって力が出ますね
(9点/10点満点)
https://blogs.yahoo.co.jp/captainsolo3192/65962755.html
2024/12/21 更新
2016/09 訪問
この世で一番美味しいお昼ご飯…だと思う
(2016.09.14)
本日は丸の内にて胃検診の日
飲まず食わずでやってきている身としては、検査後の朝食がささやかな楽しみなのですが、今回は検査の指定時間がもともと遅かったうえ、検査の流れも悪く、終了したのが10時30分
そうは言っても、モーニングサービスはまだ11時くらいまではやっているだろうと行ってみれば、お目当てにしていた八重洲地下街の店は、10時30分でモーニングサービスを終了しているばかりか、早くもランチビッフェの行列まで出来ちゃっています
ならばと気を取り直して、地上に上がって向かった八重洲さくら通りの喫茶店も、モーニングサービスは10時30分までとのこと
けしからんなぁ
実にけしからん
てめぇら覚えておけよ
近々まとめて成敗してやるからな
そりゃまあ、ファーストフード店や、チェーン店系のカフェにでも行けば、この時間だって朝ごはんくらい難なくありつけるとはわかっていますが、そんないい加減なもので一食を無駄にはしたくない私
とりあえず事務所に戻って計画を立て直すことにします
そういえば、本日午後は八重洲の担当先で月例の打ち合わせがありましたっけ
ならば、少し早めに出て、帝劇の下の「伊勢廣」で朝ごはんにしますか
「伊勢廣」の「やきとり重」を朝ごはんにできるのなら、モーニングサービスの食いっぱぐれくらい埋め合わせても、まだたっぷりとお釣りがくるというものです
お昼ごはんのことは、その後で考えればいいや、と「伊勢廣」に向かいます
久々の「伊勢廣」は、こういう時に限って、なぜかいつも以上に混んでいます
しばらく列に並んで、ようやく店内の小上がりに案内されてからの待ち時間も、いつもより長く感じるのは、朝食を食べ損ねた空腹感がそうさせるのかな
でも、久々に「やきとり重・一本増し」とのご対面を果たせば、ここまでのすったもんだも一気に吹っ飛びます
やっぱり「伊勢廣」の「やきとり重」は最高だね
ちなみに、自分の意思によらずに一食を抜くなどということが許せない私
打ち合わせが終わったら、お昼はお昼ということで、ラーメンかそばでも平然といただいてやろうと考えていましたが、ようやく「やきとり重」にありついたのは結局お昼時も後半
さすがにそうそう食べられたものではないし、どうせ食べるのなら美味しくいただける状態でいただかなくてはな、と、今回ばかりは食べ物の深い恨みを残しつつ自重しました
今日のところはこれで勘弁してやろう
でも、私を食いっぱぐれにした不届きな喫茶・カフェ2軒
明日から順々に成敗してやるから覚悟をしておけよ
もし美味くなかったら、それこそ容赦はしないからな
まあ、今回一番悪いのは、胃検診の設定時間と、こんな時間に予約を入れた気の利かない事務方であって、完全に逆恨みだとは自分でもわかっているんですがね
(9点/10点満点)
http://blogs.yahoo.co.jp/captainsolo3192/65469803.html
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(2014.03.20)
丸の内にて午後から会議
となれば、昼はこちら「伊勢廣」
オーダーは毎度おなじみ焼鳥重大盛り串一本増し1,350円
先に運ばれてくる鶏スープとお新香をチビチビいただきながら待つ至福の時間
ああ美味い
昨夏京橋の本店でも焼鳥丼をいただきましたが、こと昼に関しては、こちら帝劇店の方が美味いな
http://blogs.yahoo.co.jp/captainsolo3192/63856231.html
五反田の某店がミシュランの☆だというけれど、それならこちらは☆☆以上だと思うんですけどね
http://blogs.yahoo.co.jp/captainsolo3192/64181534.html
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(2012.12)
ここ「伊勢廣 帝劇店」にはもうかれこれ四半世紀通っていますかね
たまたま丸の内で昼にかかる会議があったので迷わずお邪魔しました
頼むのはいつもの一品
すなわち個人的に世界一のお昼ごはんと思っている焼鳥重大盛り串一本増し1,350円也
内訳はデフォルトの焼鳥重(もも肉・だんご(つくね)・砂肝)が1,000円
ご飯大盛りが50円
串一本増しが300円で、頼めば色々替えられるらしいけど何も言わなければ昨今は皮
乗っている物はどれも好物で美味いけれど、しいていえば、私的には皮→だんご→もも肉・砂肝ってのが好きな順位かな
やっぱり美味いねぇ
食べると幸せな気分になります
…でも、四半世紀通っていながら、そぼろ重はまだ一度も食べたことがないな
☆☆☆☆☆(死ぬまで通います)
2024/12/21 更新
ついにやってきた12月20日
週末金曜日の“カレーの日”で、お目当ての行先もあるし、「伊勢廣」には既にお別れも、アンコールも済ませてはいるけれど、やはり最終営業日を迎えたお店がどうなっているのかは気になります
お店の前を見てダメだこりゃというような行列ができていればそれはそれで諦めがつくから、一応見ておこうとやって来てみれば…
たしかに行列は一段と長くはなっているけれど、有象無象の一見勢はそれほど混じってはいないようだし、目算したところこれならなんとか入れそうだなという微妙な入店待ち人数です
うーん
カレーの行先なんて後回しにしてもいいし、こうなったら悔いを残さないように「伊勢廣」の最後の姿とその味をしっかり目と舌に刻み付けておきますか
行列の最後尾に着いてみれば、行列を捌いているのはいつもの体格のいいお兄さんではなく、今日に限ってはお姉さん
しばらく並んでお店側の列に進んだところで、例のお品書きを差し出して来たけれど、私のオーダーは既に決まっているから(こんなものを持っていて一見客と勘違いされるのも不本意だし…)とお断りをすると、これはまだ事前注文が済んでいないお客さんの目印だから持っていてくださいとのこと
なるほど
そういうことならわかりました
ややあって事前注文の順番が回って来て、私がオーダーしたのは「やきとり重(1,300円)・ご飯大盛り(100円)・やきとり1本増し(400円)」
38年に及ぶ「伊勢廣」との付き合い、最後の最後は私の“いつもの”に戻ります
ちなみに、もともとオーダーする気はなかったけれど、「そぼろ重」は最終日の今日も早々に売り切れたようです
当初の目算通り、待ち時間は30分少々で、案内されたのはカウンター席
カウンターの内側ではこれまで見たこともないような総力戦が展開されているようです
ほどなく、いつものように鶏スープとお新香、お茶とお箸が配されましたが、「やきとり重」の到着までにはいつになく時間がかかって、ここでの待ち時間は15分ほど
周りを見れば、昼日中からフルコースで一杯やっちゃっている空気の読めない年配カップルがいたりするから、そういうことも影響しているのかもしれません
とはいえ、お店としてもメニューに載せているわけだし、お客さんはお客さんで少なくとも有象無象の一見ではなさそうだから、文句を言う話ではないんですがね
でややあってやってきた「やきとり重」
君と会うのもこれが本当の最後になるんだな
そう思うと、こちらのお店での38年間の思い出を蘇らせながら、名残を惜しむようにいただきました
ああ…美味いなぁ
炭火焼きの余韻を感じながら支払いを済ませて、「伊勢廣」の鶏の刻印が入った「京橋 桃六」のどら焼きを受け取ったら、これが本当のラストシーン
でも、思いもかけず最終営業日にまで立ち会うことができたから、もはや一片の悔いもないな
(9点/10点満点)
https://ameblo.jp/captainsolo/entry-12879423096.html