この口コミは、くまくま ごうさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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夜の点数:4.7
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¥15,000~¥19,999 / 1人
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料理・味 4.7
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|サービス 4.3
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|雰囲気 5.0
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|CP 4.3
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|酒・ドリンク 4.7
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2022/03/29 更新
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[ 料理・味4.7
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| サービス4.3
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| 雰囲気5.0
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| CP4.3
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| 酒・ドリンク4.7 ]
2022/02/22 更新
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[ 料理・味4.7
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| サービス4.3
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| 雰囲気5.0
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| CP4.3
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| 酒・ドリンク4.7 ]
他に類のない美味しいすっぽん鍋。ゆったりと時が流れる独特の店の空気。大好きなお店です。
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2022/03/29 更新
ここは、こっそり人に教えたくなるような、でもやっぱり秘密にしておきたくなるような、そんな大好きなお店です。
すっぽんは、力強くも優しい味。大量の酒と生姜で臭みをごまかすような他の店とは全く違う味わいです。河豚や季節の懐石も美味しいです。
もう一つの素敵な魅力は、板さんと女将さんのお2人のやりとりが生み出す空気感。茶道の師範でもある板さんは、言葉遣いも表情も佇まいも柔らかく優雅で、それでいて立ち居振る舞いは颯として凛としています。70歳を過ぎてもお元気な女将さんも、しゃんとして優しく接客してくれます。2人とも、客に対するすばらしい心遣いはもちろん、お互いを大事に思いやっている様子がうかがえ、凛とした緊張感と温かな和みが同居する、独特の空気を生み出しています。
7席ほどのカウンターと、驚くほど小さな調理場(板さんが自分が責任を持ってコントロールできる広さにしたそうです)。そんな小さな空間を、ゆったりと時間が流れていきます。
【2017年2月訪問】
すっぽん鍋コース 14,000円
平目の造り
平目というと、そぎ切りの薄造りが多いが、こちらは厚めの糸造り。おろし立てのわさびを乗せて、すだちを絞った醤油についけて食べると、噛むたびに適度な歯ごたえを感じるとともに、奥から甘さと旨味がにじみ出てくる。
すっぽん鍋
優しい味わいのスープを鍋にたっぷり張り、決して煮立たせないまま、その中を2人前で1匹分のすっぽんをゆったりと泳がせる。すっぽんというと、醤油・酒・生姜汁の濃い味付けで、コークスの高温により鍋底が赤くなるほどぐつぐつと煮立たせた京都の大市が有名だが、その対極にある味。何年もかけて、すっぽんの旨味を逃がさずに臭みだけを取り去る方法を研究したという。個人的にはこちらの方が断然好み。
実際、スープは臭みは全くなく、このため生姜もかすかに香る程度しか使われていない。すっぽんの旨味がじんわりとにじみ出ているスープは、味つけを淡く繊細にとどめているので、いくらでも飲めてしまう。すっぽんは、後ろ足、胸骨、肩甲骨、前足、首と、部位ごとに分けて順番に、説明とともに給仕される。部位によって、サラッとした上質な脂(不飽和脂肪酸)や、ぷるぷるしたゼラチン質、噛めば噛むほど味が出てくる筋肉質など、異なる味わいが楽しめる。
雑炊
すっぽんを食べ終わると、残ったスープを用いて生米から土鍋で炊き上げる雑炊になる。この雑炊がまた美味しく、時間とともに味わいが変わっていく。1膳目は、ご飯の香りを強く感じる。お米の芯をやや残すアルデンテの食感。2膳目になると、ややねっとりとした食感に変わる。3膳目は、スープの旨味が凝縮され、おこげの香りが混じり、もっちりとした餅のような食感に。この雑炊を食べるために、その前の鍋があると思えてくる。
甘味
梅のブランデー漬
酒
ビールはエビス。陶器グラスできめ細かい泡。
日本酒は常温の八海山のみ。
梅酒はブランデーに漬けた女将さん特製。香り高い。
【2016年4月訪問】
懐石コース 15,000円
ここの懐石は、ジュレ、吸い物、たっぷりの出汁を張った煮物など、汁を味わうものが多い。出汁やスープが好きな私には嬉しいが、人によっては汁気が多すぎると感じるかもしれない。
すっぽんのジュレ
優しい上品な味わいに期待が高まる。
平目刺
薄造りではなく、歯ごたえと噛みやすさのバランスを絶妙に調和させた厚切りの細造り。すだちを絞った醤油につけて。噛むほどに白身の奥から旨味が感じられる。
蕪と菜の花の吸い物
蕪の白、菜の花の緑の上に散らされた柚子の黄の彩りが美しい。蕪と柚子の冬と菜の花の春とが出会い、季節の変化を感じる。
真魚鰹の柚庵焼
皮目もパリパリ。
筍煮
たっぷりの薄味の出汁の中に柔らく炊いた筍。途中で木の芽を一片落としただけで驚くほど香りが変化。
焼き筍
香ばしさと焦げてしまう前のぎりぎりの見切り。
筍ご飯
甘味
ブランデーに漬け込んだ女将さん特製の梅。
【2015年2月】
ふぐコース 確か35,000円くらい
2人で40cmを超える天然のとら河豚1匹を刺身や鍋で食べる。
刺身は、皮が3つの部位(黒っぽい外皮、身に近い身皮、その間のとおとうみ(身皮(三河)の隣にあるからとおとうみ(遠江)という洒落らしい)ごとに分けて添えられる。ふぐの皮にこんな違いがあることを初めて知った。それぞれの部位の味や食感の違いも楽しめるし、好きな組み合わせでミックスして楽しむこともできる。
ふぐちりや雑炊ももちろん美味。