8回
2024/05 訪問
武蔵小山の文化遺産にしたい老舗酒場。もう言う事ありません…
2024年5月3日、ひとりで再訪問。
もう数え切れないほど、お邪魔している、今年で創業60年を迎える武蔵小山でもトップクラスの老舗酒場。
佇まいから涙ものですが、店内もコの字カウンターと小上がりという雰囲気が抜群の酒場です。
カウンターのガラスのショーケースの上には、手作りのおばんざいがズラリ。
お店は、元々お蕎麦屋さんだったらしく、数十年前に近所からの立ち退きで、移転してきたとのことで、切り盛りは、割烹着が良く似合うお母さんと、もつ焼きと飲み物担当のお父さんの2名体制。
ちなみに、お母さんのお母さんが創業されたそうです。
基本、お品書きは壁の短冊のみで、しかもほんの一部しか書いていません。
おすすめメニューすらないので、ショーケースを指差しながら「お母さん、これなに?」と直接聞くのがローカルルールです。
それと侮れないのが、お刺身です。
これまたお母さんに「今日はお刺身何?」と聞いて、初めて仕入れた魚が解るシステムです(笑)
お通しは、ひと口刺身こんにゃく。
こんなんでいい、いや、こんなのがいい(by 井之頭五郎)
頂いたお料理は、
『お刺身盛り合わせ』…お品書きにはないので、お母さんから聞き出して、オーダーしました。
三点盛りにしてもらいました。
・鮪の脳天…超希少部位の本マグロの脳天です。
脂の載りは、大トロに近く、肉質は赤身。
最高級の鮪のお刺身です。
・天然ブリ…寒ブリも終わりに近いですが、脂の載り最盛期にまさるとも劣らない。
美味しい。
・関サバ…なんと、今日は「何が入ってる?」の質問に関サバがあると聞いてびっくり。
お母さんが、大分県出身だからかと聞きましたが、関係なく魚屋さんが持ってきてくれたそうです(笑)
美味しいです。
ご存知かと思いますが、“関サバ”は、大分県と愛媛県の間、海流の早い豊後水道で、大分県漁協佐賀関支店所属の漁師が一本釣りで獲った鯖に与えられる称号で、ブランド鯖の走りです。
鯖は、“鯖の生き腐れ”というくらい足が早い(傷みやすい)ですが、なんでもそれが遅いらしいです。
なので、鯖特有の生臭さがなく、生で食べられる貴重な鯖です(昔、銀座で一切れ1000円してました)
『イカのチリソース』…エビチリならぬイカチリです。
美味いなぁ…白飯にも合いそうです。
『もつ焼』(1本/160円)…3本頂きました。
豚太郎さんの名物です。
部位の指定はありませんが、みんな部位が違います。
自分的には、むさこで一番美味いもつ焼きです。
頂いた飲み物は、
『ハイサワーレモン』(500円)×2…やっぱりドリンクは、地元武蔵小山に本社がある博水社のハイサワーですね。
『ハイッピー』(500円)…これは、ビアテイストのレモンサワー。
〆には、サービスで、うどんを出して頂きました。
出汁の利いためちゃ美味しいおうどんでした。
※支払価格は税込。
【ここが凄い!】
美味い料理が頂ける老舗酒場。
【だったら良いな…】
特になし。
武蔵小山でも、創業60年は超老舗です。
なのになぜか地元民でも知らない方が多い隠れた名店です。
一見、常連さんが多く、入りにくそうですが、敷居を跨いだ瞬間から、常連さんになれます(笑)
お料理の美味さと品数は、むさこ随一だと思います。
多少のワガママも聞いてもらえるので、お母さんとのコミュニケーションを楽しんでください。
お母さんもお父さんも高齢の為、混むとお料理やドリンクの提供時間は掛かるので、それを納得の上、訪問ください。
価格表がないので、一品一品の価格は不明でしたが、お会計は、5280円でした。
また近々寄ります。
ごちそうさまでした。
2024/11/08 更新
2023/12 訪問
創業60年、むさこの文化遺産にしたい老舗酒場。手作りの優しいお料理が数えきれないほど待っています…
2023年12月23日久しぶりに1人で訪問。
今日の飲み歩き2軒目は、豚太郎さん。
こちらのお店、創業60年になり、武蔵小山では『牛太郎』さんに続いての老舗です。
お店は、ご夫婦で営まれていて、お料理は割烹着がトレードマークのお母さんが担当しています。
お父さんは、もつ焼きを焼くの配膳担当です。
基本すべてが手作りで、お母さんの故郷大分県の旬の柑橘を使ったサワーが絶品です。
もちろん地元むさこのブランド、博水社のハイサワーも置いてあります。
店内は、コの字カウンターと小上がりで、本当に居心地が良いです。
お通しは、カニかま(笑)
ここまで手が込んでないのも潔い。
でも、お通しなんてこんなんで良いです、料理名人のショーは、これから幕が開くのですから。
頂いたお料理は、
『ぶりと鰹の盛り合わせ』…店内のメニューにはお刺身系は書いてありませんが、間違いなく良い魚介類が入っているので、「今日は何か良い魚入ってますか?」と一言お母さんに、聞くと良いとお勧めを教えて貰えます。
今日のお勧めは、氷見産のぶり&鰹です。
氷見のぶりは、もうこれ以上ないくらい有名ですが、氷見の鰹は初めてです。
小皿に、わさび、にんにく、生姜と3種類出して頂きました。
いやぁ、美味しい。
臭みもなく、適度な熟成で深い旨味が溢れています。
『煮あわび』…トコブシと思いきや、小さいけど“鮑”でした。
良く煮てあり、肝も一緒に煮てあるので、味わい深いです。
鮑と聞く、お高いのかと思いましたが、今夜はクリスマスイブイブ。
思いきって頂きました。
一緒にクラゲの酢の物をサービスで出してくれました。
『スペアリブ』…とんかつ定食を食べてきたのに(笑)
煮玉子とトマトが添えられて、見るからに美味しそう。
骨を持って、歯でこ削げ取ると、血沸きに肉踊ります(笑)
濃い味つけが美味しい。
〆にいつも色々サービスで出して頂けます。
今日は、おうどんでした。
優しい味。
頂いた飲み物は、
『生かぼすサワー』(600円)…かぼす1個と、ガラス製の果汁しぼり器が懐かしいです。
やはり香りが素晴らしいです。
『緑茶ハイ』(500円)
※表示価格は、すべて税込み。
【ここが凄い!】
食材への拘りは素晴らしい。
【だったら良いな…】
特になし。
「まるで田舎に帰ったよう」…食べログのレビューを読んで頂いてお店に来てくれた学生さんたちの感想です。
気取らず、のんびり美味しいものをただ食べに来て欲しいです。
お品書きがないので、心配する方もいるかも知れませんが、食べたいものを相談して遠慮なしに値段を聞いちゃうか、多少贅沢しても、むさこ価格なんで安心です。
特にお刺身類は何があるか、聞くのが必須です。
今日も鮑を頂いても、4200円でした(笑)
また年明けに寄ります。
ごちそうさまでした。
お通しはカニかま(笑)
お醤油と薬味のわさび、にんにく、生姜
氷見のぶりと鰹
新鮮で美味い
クラゲの酢の物
煮あわび
小さいけど鮑です
スペアリブ&煮玉子&トマト
歯応え十分
サービスのうどん
良いお出汁
生かぼすサワー
搾るとコクが
緑茶ハイ
料理名人のお母さん
小上がり
コの字カウンター
立て看板
看板
外観
2023/12/26 更新
2022/12 訪問
むさこの老舗酒場最後の砦。創業60年を迎える、今行くべきお店です…
2022年12月11日、忘年会の2次会で、4人で訪問。
こちらのお店、来年創業60年を迎えるコの字酒場。
地元でも、案外知らない方が多い穴場中の穴場です。
むさこでは、今年、牛太郎(事実上の閉店)さん、日の出(閉店)さんと、老舗酒場が次々、無くなってしまいました。
豚太郎さんは、最後の砦になります。
高齢のご夫婦で切り盛りされており、なんとお休みは、第3日曜日のみ。
お料理は、ほぼ割烹着姿が可愛らしいお母さんが担当です。
店内は、コの字のカウンターと小上がりがあります。
素晴らしいエイジングで、めちゃ良い雰囲気です。
メニューは無く、短冊に書かれたお品書きがぶら下がっていますが、基本は、“カウンターの大皿のお料理を指差す”か、“お母さんに聞いてみる”の二つです。
特に豚太郎さんのお刺身は、めちゃめちゃ良いので、今日のおすすめを聞いてみると良いでしょう。
価格表示はありませんが、安いので安心です(笑)
お通しは、ちくわきゅうり。
ちくわの穴にきゅうりを通した、まさにお通し(笑)
酒飲みは、こんなんで良いのです。
頂いたお料理は、
『肉団子』…意外にもトマトソースで煮込んであり、おもいっきり洋風。
なんか家庭の味っぽくて、良いです。
『もつ焼き』(1本/160円)…部位の指定はなし。
たれのみ。
今回は、2本ずつ頂きましたが、違う部位を1本ずつ出してくれました。
甘辛のたれの美味さはトップクラス。
このたれ、お母さんは無くなったら作って足すと言っていましたが、これもしかして、50年以上継ぎ足しているってこと?
とにかく美味しいです。
『大根煮』…塩味の煮物です。
かなり長い時間炊いたみたいで、口の中で溶けて無くなるほど。
『筑前煮』…れんこん、ニンジン、えんどう豆、鶏肉などをじっくり煮込んであります。
美味いなぁ…(しみじみ)
〆にサービス、
『お味噌汁&一口お赤飯』…甘海老の頭で出汁を取ってあるので、旨味が凄いです。
またお赤飯も、もっちりで美味しい。
〆は、毎回違います。
ジャムサンドが出てびっくりしたことがあります(笑)
頂いた飲み物は、
『生かぼすサワー』…お母さんの田舎、大分から送ってもらう柑橘類でサワーを出してくれます。
今はギリギリで、完熟のかぼす。
とても甘い良い香りです。
旬があるので、季節に依っては国産レモンだったりしますが、無い時は、地元、博水社のハイサワーがデフォです。
※価格表示はありませんが、軽く飲み食いして、2000円前後~お刺身などを頼んでも、いつも5000円以内で収まります。
【ここが凄い!】
おばんざいの美味しさと、雰囲気が素晴らし過ぎる。
【だったら良いな…】
特になし。
2次会でしたので、友人たちもお腹が膨れていましたが、やっぱ食べ出すと食べてしまいます(笑)
毎回、おばんざいがほぼほぼ違うのは驚異的です。
そしてどれもが美味いのと、量もリクエストに応えてくれます。
お母さんも70代後半くらいなので、心配です。
いつまでも、お元気で続けて頂きたいなぁ…。
また寄ります。
ごちそうさまでした。
2022/12/16 更新
2022/05 訪問
創業60年を迎える今行くべき老舗酒場です。お料理の美味さはむさこでトップクラス…
2022年5月3日、友人4名と久しぶりの訪問。
こちらのお店、来年で創業60年を迎える武蔵小山でも、牛太郎さんに続く伝統的なコの字酒場で、あの吉田類さんの酒場放浪記でも紹介されました。
店内の壁は、元お蕎麦屋さんの物件だったので、黒曜石張り。
手前に焼き台とコの字カウンター、奥に小上がりがあります。
このレトロな雰囲気は、超良い感じ。
文化遺産クラスです(笑)
そして、こちらのお料理は、凄いの一言。
お父さんは、焼き物担当で、それ以外の調理は、割烹着が似合うお母さんが、ひとりで回していますが、お休みは第三日曜日しかありません。
食材は国産に拘っていて、ほとんどが手作りです。
今回は、豚太郎さん未踏の酒朋のリクエストで、他の酒朋にも声を掛けました。
お通しは、玉子豆腐。
こんなんで良いんですよね。
頂いたお料理は、
『おから』…自分が命名した“幻のおから”です。
一時、おからを仕入れていたお豆腐屋さんが廃業して、消えていましたが、千葉のお豆腐屋さんで、良いおからが見つかり復活しました。
ただかなり手間が掛かるので、あまり出会えません。
見つけたら必食です。
隠し味に桜エビが使われていて、10種類もの具材が炊き込んであります。
もうこれ以上のあてはありません。
思わず唸る美味しさです。
『刺身盛り合わせ』(時価)…今日は、凄い種類の魚が入っているようで、メニューにはありませんが盛り合わせにして頂きました。
マグロ、あじ、甘海老、いかなど、どれも高級寿司店の寿司ネタレベルです。
まぐろは、本マグロの大トロで、めちゃめちゃ美味い。
『蛤の酒蒸し』…小ぶりですが、出汁が濃い。
体に良い一品です。
『もつ焼き』(1本140円)…豚太郎さんと言えば“もつ焼き”です。
但し、部位はおまかせで、味はたれのみです。
今日は、かしらと豚たんでした。
こちらのたれの熟(こな)れ方は、半端ないです。
お母さんは、まったく意識せずに継ぎ足し継ぎ足しを40年以上しているみたいです。
もつ焼きの美味さでは、むさこでトップクラスだと思います。
『秋刀魚の煮付け』…よーく味が染みていて、骨までほろほろです。
こういうのが一番酒のあてには良いんだよなぁ…。
『レタス』(300円)…完全にサラダでした(笑)
『煮豚と煮玉子』…甘辛に煮たチャーシューです。
ラーメンに乗せたい!
『蕗の煮物』…これは天然の蕗なので、しゃきしゃき感が良いのに、味つけは濃いめで、しみしみ。酒のあてに丁度良いです。
『海老と空豆の炊き合わせ』…一つ一つ手で剥いた空豆と車海老の炊いたもので、味の深みが凄い。
美味しいなぁ♪
『おからと鰊の酢漬け』(サービス)…ままかりのような風味。
箸休めにぴったり。
『お赤飯とお味噌汁』(サービス)…このお赤飯がただ者ではない。
藁で炊いたそうです。
お味噌汁は、甘海老の頭の出汁で、本当に美味い。
料理名人のお母さんの真骨頂です。
頂いた飲み物は、
『レモンサワー』…国産レモンをあの懐かしいガラス製のレモン絞り器を使います。
焼酎は金宮。
素晴らしくすっきりしています。
『ハイッピー』(450円)…地元、博水社のレモンビアテイストの割り材を使ったドリンクです。
『芋焼酎』…吹上焼酎 薬王門。
中延の㈱こむろ商店のブランドです。
※おばんざいは、店内メニューに価格表示がありませんが、かなり飲み食いしても、大体5000円以内です。
【ここが凄い!】
存在自体が奇跡です。
【だったら良いな…】
いつまでも続けて頂きたい。
コロナ禍、ご高齢の女将ご夫婦なので、遠慮していましたが、お元気そうで何よりです。
以前は、19時半オープンでしたが、現在は18時半です。
現在のお母さんは、二代目。
昨日今日出来たチェーンの居酒屋とまったく別物です。
創業60年は伊達じゃありません。
絶対今行くべき酒場です。
ただお料理提供には時間が掛かる場合があるので気長に待てる方限定で、大勢で押し掛けるのは✕です。
食通の有名人も来ることがあるのでご配慮ください。
またお邪魔します。
ごちそうさまでした。
お通しの玉子豆腐
幻のおから
海老の風味が隠し味
刺身盛り合わせ
新鮮で高級寿司店のネタ並み
蛤の酒蒸し
もつ焼き(かしら)
もつ焼き(たん)
秋刀魚の煮付け
レタス
煮豚と煮玉子
蕗の煮物
海老と空豆の炊き合わせ
おからと鰊の酢漬け
お赤飯とお味噌汁
藁で炊いたお赤飯
甘海老のお味噌汁
生レモンサワーとガラス製レモン絞り
ハイッピー
芋焼酎
芋焼酎ロック
お品書き
お母さんは料理の天才
小上がり
コの字カウンター
看板
外観
2022/05/06 更新
2018/11 訪問
創業55年の老舗コの字酒場。お母さんの愛情たっぷりのお料理は、一度食べたら虜です…
2018年11月8日、友人と2人で訪問。
武蔵小山の駅からは、少し離れていて、場所は説明しにくいので、地図で調べてみてください。
もう数え切れないほど通っています。
最近はお父さんもお店に顔を出しますが、普段はお母さんが、お一人で第三日曜日以外は休みなしでやっているのが凄い。
お店は、創業昭和38年の老舗。
店内は、コの字カウンターと小上がりで、カウンターの上には大皿に手作りのお料理が一杯並んでいます。
冷凍ショーケースには、魚介類が入っているので、お刺身などは、お母さんに相談してみてください。
壁のお品書き以外はメニューはありませんが、お安いので心配なく。
お通しは、枝豆豆腐。
頂いたお料理は、
『煮バイ貝』…大きなバイ貝を優しい味つけで煮てあります。
『ハンバーグ』…豚太郎さんで初めて見ました。
お母さん曰く「気が向いた時に作るのよ~」
こりゃ頼むしかありませんわ。
出て来てびっくり。真っ赤か(笑)
付け合わせがゆで玉子とは、また可愛い。
ソースは、ケチャップベースで、まさに家庭の味です。
めちゃめちゃ美味しい♪
あれば必食です!
『お刺身盛り合わせ』…イカ、赤貝、サヨリ、中トロ、カツオと豪華。
豚太郎さんは、刺身も美味しい。
『もつ焼き』(1本130円)…もつ焼きは、デフォです。
とにかく臭みが無く、美味い。
基本、部位はおまかせですが、苦手はあれば伝えとけば良いです。
今日は、レバとシロでした。
豚太郎さんのタレは、ただ者ではないありません。もつ焼きの照りが違います。
創業以来55年間、継ぎ足し継ぎ足しで、タレを作るのに数時間、鍋を焦がさない様に混ぜながら煮詰めるそうです。
お鍋も歴史もの。
ちなみに煮込みも、創業以来の継ぎ足しだそうです。
サービス↓
・天然真鯛のあら煮…甘辛の良い出汁が美味しいです。
・お新香…大根の漬物。
・ひと口うどん…〆には必ず色々なものを出して頂けます。
頂いた飲み物は、
『生カボスサワー』×2…お母さんの田舎、大分から送ってもらっているカボスです。シーズン最終なので、大きくて黄色になっていました。また来年!
『冷酒』…菊正宗生貯蔵酒。
【ここが凄い!】
この雰囲気は、昨日今日オープンされたフューチャーレトロのお店には出せません。
お母さんの丁寧な仕事ぶりから生み出されるお料理は凄いの一言。
【だったら良いな…】
いつまでもお元気で、続けてください。
チェーン店と個人店の違いがこれほど分かるお店はありません。
本物の“おもてなし”を味わいたいならば、ぜひ行ってみてください。
吉田類の酒場放浪記特需も落ち着いたようです(笑)
これだけ頂いて、3500円ほどでした。
また寄りまーす。
このもつ焼きは、必食です
お任せのお刺身盛り合わせ
これが、ハンバーグ!?
真っ赤か
もちろん手作りです
煮バイ貝
サービスの天然真鯛のあら煮
サービスのお新香
サービスの小うどん
生かぼすサワーとお通しの枝豆豆腐
冷酒
手作りの大皿料理がズラリ
渋すぎる外観
2018/11/10 更新
2017/03 訪問
武蔵小山の美味すぎるコの字酒場。手料理に飢えてる人は集合!…
2017年3月23日、数えきれないほどの訪問。
今日は、ひとりです。
こちらのお店、割烹着の似合うお母さんがひとりで切り盛りしています。
詳しくは、以前のレビューを読んで頂くとして、前回書いたレビューの“幻のおから”が意外に反響があったらしく、お客様で「幻のおからください!」と言ってくる方が居たらしく、自分も嬉しく思います。
今日のお通しは、ほんの少しの卵豆腐。
これで良いんです。
頂いたお料理は、
『サクラマス南蛮漬け』…肉厚のサクラマスを天ぷらにしてあり、それに酸味の利いた餡を絡ませてあります。
美味しいなぁ~
『牛肉と大根の煮物』…濃いめの味付けが、こじゃれてないのが良い。
酒のあてはこうでなくちゃ(笑)
『おから』…おからの話題で盛り上がっていたら、明日出す予定だったのを特別に出して頂きました。
やっぱ美味い。
『もつ焼き』…豚太郎さんのもつ焼きは、トップクラスだと思います。
部位は指定せずに何本と伝えれば、適当に良いところを混ぜてくれます。
基本だれ焼きで、つやっつやで、臭みがまったくありません。
もつ焼きが苦手な方はぜひ食べて頂きたいです。
頂いた飲み物は、
『ハイッピー』(400円)
『生レモンサワー』…レモン丸ごと1個付いてきます。
今日の〆は、サービスのきしめんです。
ひと口ですが、こういうのが嬉しいんですよね。
料理や飲みものの値段は表示されていませんが、大体いつも3000円台くらいで収まります。
料理のクオリティを考えると、安い!と言えます。
安心して料理を堪能してください。
2017/03/30 更新
2016/12 訪問
ようやく幻のおからに出会えました。噂以上にめちゃめちゃ美味い…
2016年12月5日、数えきれないほどの訪問、数えきれないほどの感動をもらってるお店です。
創業昭和38年。お母さんの愛情たっぷりの美味しいお料理が頂ける大衆酒場です。
今日は、仕事で帰りが遅くなり、ついついお母さんの顔が見たくなって寄りました。
自分は、むさこNo.1の酒場だと思っています。
コの字カウンターのお店は自分が知ってる限り、武蔵小山では3軒くらい。
コの字のカウンターはやっぱり最強ですね。
まずは、黒ラベルの大瓶を頂き、そしてお通しは、胡瓜の糠漬け二切れと実にシンプル。
頂いたお料理は、
『お刺身三点盛り』…お任せで作って頂きました。
インド鮪の中とろと赤身、氷見の寒ブリ、天然ヒラメ。
豚太郎さんは、もつ焼きを始め“肉”のイメージですが、魚もどうして素晴らしい。
『おから』…これこれ、幻の卯の花です。
千葉の手作り豆腐店から取り寄せている、このおからに出会えたら本当にラッキーです。
噂には聞いていましたが、今まで食べたおからで、これほど美味しいものは初めてでした。
手間暇掛かるらしく、お母さんの気が向いたときにしか作らないみたい。
おそらく、魚介類で出汁を取っているのでしょう。
海老の風味がほんのりして優しくて奥が深い。
酒のあてにぴったりです。
訪問時にあれば注文必至です。
『鯵の大葉はさみ揚げ』と『ホタテの天ぷら』…醤油を浸けて頂きます。
白飯が欲しくなります。
『もつ焼き』…鉄板です。
濃ーいタレが美味しい。
『目玉焼き』(350円)…気になっていたのでお願いしましたが、まったくまんまの目玉焼きでした(笑)
炊き込みご飯となめこ汁…いつものサービス。
優しい味に泣けます。
頂いた飲み物は、
『サッポロ黒ラベル(大)』(600円)
『ハイッピー』(400円)
途中で若い友人が参戦してきましたば、彼女には〆はサンドイッチを出してもらっていました(笑)
今日も若者のグループが来店しにきました。
食べログを始め、ネットや雑誌に取り上げられるようになって、客層の幅の拡がり、お母さんも喜んでいます。
おからを生まれて初めて食べたらしい若者から「美味い!」「これ、ヤバイ!」の歓声を聞いて、自分もちょっと、嬉しくなりました。
ーーーー
2016年7月21日、ここのところ数えきれないほど再訪問してます。
今、武蔵小山で自分がイチオシの酒場です。
お店は、昭和の佇まいと丁寧な手作り料理が秀逸なお店。
創業は昭和38年。
道路拡張で近くから移られて来た、今の場所でも45年営業されている老舗大衆酒場です。
もつ焼きの下拵えは、お父さんが、手伝って、19時半の開店からお母さんひとりで切り盛りされます。
創業されたのは、大分県ご出身の先代のお母さんのお母さん。
お店は、常連さん専用っぽい、なかなか入るのに勇気がいる佇まいですが、食べログに紹介したことで、かなり払拭出来たらしく、毎度感謝されます(笑)
今回は友人と二人で腹ペコでの訪問です。
カウンターのガラスケースの上には大皿料理が乗っているので「これとこれを頂戴…」と頼みます。
お値段は書いてありませんが、とにかく安いから大丈夫。
頂いたお料理は、
『もつ焼き』(1本130円)…「適当に三本をたれで」お願いしました。
出てきたのは、しろ、れば、かしらの3種類出てきました。
『煮込み』(400円)…さっぱりした味噌味で、臭みもなく優しいお味です。
『ぶり大根』…濃いめの出汁がよ~く染み込んだ大根が美味い!
『麻婆茄子炒め』…ピリ辛で、酒が進みます。
『金目のあらの煮付け』…ガラスケースに金目鯛が入っていて、頭は煮付けにしてあるとのことなので、頂くことにしました。
料理屋さんの金目は、結構上品に薄味のところが多いですが、こちらは、濃いめの味付けが嬉しい。
飲み屋の煮付けはこうじゃなきゃ(笑)
頂いた飲み物は、
『ハイッピー』(400円)
『ハイサワー』(400円)
〆にひと口おにぎりと味噌汁をサービスしてくれました。
あとお隣さんが話していたサンドイッチ、旨そうだと話していたら聞こえちゃったらしく出してくれました(笑)
相変わらず、お料理をカウンター越しではなく、わざわざ、ぐるっと回って運んで来てくれます。
友人も恐縮していました(笑)
お母さん、また逢いに来ます!
ーーーー
2015年12月9日、友人2名と3人で再訪問。
武蔵小山に残ってる数少ない昭和の大衆酒場です。
詳細は以前のレビューを参考にして頂くとして、あまりにも歴史が有りすぎて、逆に意外に地元でも穴場です。
忙しいとき以外、基本お母さんがひとりで切り盛りされているのが素晴らしい。
お休みが月に1度(第三日曜日)というから凄いです。
食べログに紹介して以来、若いお客さんがかなり増えたらしく、大変喜んで頂きました。
なかなかこういう大衆酒場は若い方には敷居が高いかも知れませんが、ぜひ、勇気を出して行って頂きたい。
ハマります。
お品書き以外の大皿料理がお勧めです。
価格表示はありませんが、お財布にも優しいです。
お通しは、
さつま揚げでした。
頂いたお料理は、
『たらこの煮つけ』…これ好きなんです。
甘辛に煮付けた真鱈のたらこです。
『きのこ炒め』…なんか洋風なのにびっくり。
お母さん、ハイカラ~ (笑)
『かぼちゃの煮物』…田舎の大分から、送られてきたひょうたんみたいな珍しいカボチャで作ったとのこと。
優しいお味でした。
『お澄まし(うどん入り)』…サービスです。
飲んだ後に、優しい出汁の利いたお吸い物は最高です。
頂いた飲み物は、
『ハイッピー』(400円)…レモンビール味。
やや甘いです。
『レモンサワー』(400円)
元、お蕎麦屋さんだった佇まいからして、世界遺産に登録して欲しくなります(笑)
ちなみに歴史では武蔵小山で1、2を競う『おでん くりこ』さんとはお知り合いだとか。
優しい気持ちにさせてくれる武蔵小山の大切なお店です。
ーーーー
2015年8月13日、友人と2名で久しぶりの訪問。
相変わらず、こちらのお母さんの働きぶりは大したものです。
やきとんはお父さん(?)が黙々と焼いていました。
武蔵小山には『牛太郎』という超有名店がありますが、豚太郎も歴史と味では負けていません。
今回はすぐお隣の『鮨のわたなべ』さんからのハシゴでしたので軽くにしましたが、お母さんの手料理は最高です。
昔ながらの酒場の雰囲気も味わえます。
とにかく、1度は訪問をおすすめします。
金曜の夜のせいかかなり混んでいます。
カウンター越しで良いのに、わざわざ大回りして料理を運ぶお母さんのフットワーク全開です。
今日のお通しは手作りの肉団子風のシュウマイでした。
頂いたお料理は、
『ポテトサラダ』…手作り感満載で美味しいです。
『やきとん』(1串130円)…適当に6本ほどお願いします。
しろやレバー、軟骨など、タレでお願いしましたが、こちらのタレ、只者ではないと思います。
お寿司で腹が脹れているにも関わらず、いくらでも行けそうです。
二軒目とあって頂いた飲み物は、
『レモンサワー』1杯で撤収しました。
〆にサービスで、上品な出汁のにゅうめんを出してくれました。
これで、ひとり1000円ちょっと。
次回は腹を減らして色々頂きたいと思います。
ーーーー
2014年6月8日、友人と2名で初訪問。
1軒目に近くの『てりや』さんで食事を済ませて、ふらふら歩いていて偶然こちら見つけました。
直感的に良い店だと思い、スマホで調べると何にも出ません(笑)
かなり年季の入った佇まいと常連さんの談笑にちょっと入るのに躊躇しましたが、そこは酔った勢いで飛び込んでみました。
こちらのお店、今の場所の近くで昭和38年創業されたそうです。
道路の整備で今の場所に移って既に43年になるそうです。
お店はお母さん1人で切り盛りされています。
もともと先代のお母さんのお母さんが始めたそうですが若くして鬼籍に入られたので、お手伝いをしていたお母さんが継いだそうです。
ちなみに武蔵小山の人気店、『牛太郎』さんとは関係ないそうです
店内はコの字型のカウンターに奥に小上がりがあり、昔ながらの大衆酒場の普請です。
カウンターの上の大皿には美味しそうなお料理が並んでいます。
お腹は膨れていましたが食欲を誘います。
お通しはさつま揚げがちょこっと。
頂いたお料理は、
『長茄子のさつま揚げ』…長茄子に魚の擂り身を詰めて揚げたものです。
ものすごく優しい味でした。
『やきとん』(1本130円)…色々な種類があるらしいですが、カシラを出して頂きました。
コクのある甘めのタレが良いです。
『スペアリブ』…これも手作り感たっぷりで美味しい!
適度に歯応えもあり、無駄に濃い味付けではありません。
『南瓜の煮物』…んもー優し過ぎます。
子供の頃、母親が作ってくれたカボチャの煮物そのものです。
頂いた飲み物は、
『レモンサワー』(400円)×2
あと、赤だしの味噌汁とおいなりさんをサービスしてくれました。
優しいなぁ。
大皿料理はほぼ毎日違うものを作るそうです。
涙ものです。
お店の定休日は月にたったの1日だけです。
お母さん、いつまでもお元気で、無理せずお店を続けてください。
幻のおから
鯵の大葉はさみ揚げ
お刺身盛合せ
もつ焼き
〆の炊き込みご飯となめこ汁
黒ラベル&お通し(糠漬け)
コの字のカウンターは酒場のお約束
割烹着がトレードマークのお母さん
好きなおばんざいを選ぶシステム
美味しそうな日替わりのおばんざい
いい味の佇まいです
金目鯛のあらの煮付け
もつ焼き
大皿料理(麻婆茄子)
サービスのおにぎり&味噌汁
サービスのサンドイッチ
お通し&ハイッピー
料理名人のお母さん
茄子の煮物
きのこ炒め
たらこの煮付け
ハイッピー&お通し
サービスのお澄まし
働き者のお母さん
小上がり
カウンターには大皿料理がいっぱい
美味しそう
世界遺産に推薦したい(笑)
お任せやきとん1
お任せでやきとん2
照りが最高
サービスのにゅうめん
ポテトサラダ
お通し
手作りの大皿料理
レモンサワー
お品書き
まるでドラマに出てくるような酒場です
もつ焼き(カシラ)
長茄子のさつま揚げ詰め
スペアリブ
南瓜の煮物
赤だしとおいなりさん
お通し&レモンサワー
優しいお母さん
小上がり
大皿いっぱい手作りのお料理
看板
風情のある佇まい
2016/12/07 更新
2024年11月16日、友人と2名で訪問。
武蔵小山の至宝、豚太郎さんは、今年60周年を迎える老舗酒場です。
もう、数え切れないほど、お邪魔していますが、今年は春先に、地元中心の飲み会グループで、60周年祝いを兼ねて宴会をやらせて頂きました。
今回は、豚太郎さん未踏の友人を連れてお邪魔しました。
一軒家で、“サッポロビール”や“清酒 白鹿”の看板は、見るだけ嬉しくなります(笑)
絵に描いたような昭和の酒場です。
基本は、割烹着がよく似合うお母さんと、もつ焼とドリンク担当のお父さんの二人で回しています。
お二人共、80歳近くかな…
宴会の時は、娘さんがお手伝いに来てくれてました。
店内は、奥に小上がり、手前にコの字カウンターで、ガラスケースの上には、
お母さんの手作りお料理が並んでいます。
メニューは無く、多少お品書きの短冊は貼ってありますが、基本、むさこ価格なんで心配はいりません。
お通しは、かぼちゃ。
甘〜い(笑)
頂いたお料理は、
『お刺身盛り合わせ』…こちらもお品書きにはありませんが、自分は「お母さん、今日は魚なにがいい?」と聞くと、凄い魚が出てきます。
今日は、
・本マグロ…天然鮪の大トロです。
もう、言う事無し。
・ヒラメ…白身と言えばこれ。
・イカ…新鮮で歯応え良いです。
・鱈…お刺身、珍しいです。
凄く柔らかく、臭みはまったくありませんでした。
『おから』…自分が名付けた“幻のおから”
10回に1回しか出会えません。
以前の仕入先のお豆腐屋さんが廃業し、本当に幻になってしまいましたが、今は千葉県のお豆腐屋さんから取り寄せているそうですが、そちらのご主人も腰がヤバいらしい。
有れば、即注文してください(笑)
『四方竹(しほうちく)の煮物』…高知県の秋の味。
ほんの短い期間しか食べられないと聞いてお願いしました。
皮まで柔らかく、驚きの美味しさです。
『八宝菜』…豚肉、海老、白菜、玉ねぎ、きくらげ、ピーマンなど、絶妙の味付けです。
『もつ焼き』(1本/160円)…色々な部位(笑)
お父さんが丁寧に焼いてくれます。
部位指定は出来ませんが、どれも美味い。
豚太郎さんのたれは、継ぎ足し継ぎ足しで、恐らく数十年。
正直、むさこNo.1のもつ焼きだと思います。
必食。
〆のサービスは、おうどん。
優しい味が染みます。
頂いた飲み物は、
『サッポロ黒ラベル』(大瓶/700円)
『カボスサワー』(600円)…大分出身のお母さんの田舎から送ってくる秋冬限定。
香りが素晴らしいです。
『冷酒 菊正宗』(500円)
【ここが凄い!】
これぞ酒場。とにかくすぐ訪問。
【だったら良いな…】
特になし。
むさこで一番お料理が美味しいお店だと思います。
その数も凄く、お母さん一人で作っていると思うと感動してしまいます。
お料理も、お店の雰囲気も、お客さんも全てが優しいお店です。
食べログのレーティングも、例のレギュレーションの偏向で、落ちていましたが、また3.51と戻した実力店です。
【豚太郎さんマナー】
・19時30分丁度に開くので、鍵が開くまで待つ。
・お母さん、お父さん共に高齢なので、お料理が出てくるまで、急かさず気長に待つ。
・お品書きはないので、カウンターのおばんざいは、指差し注文。
・お刺身は、お母さんに直接何が良いか聞いて注文する。
・どうしても訪問したい場合は、電話予約で。但しお父さんがちょっと耳が遠いので、ゆっくり丁寧に伝えてください。
お初だった友人も、凄く気に入ったみたいでした。
以前の「酒場放浪記」に続いて、つい先週、BS-TBSの人気番組「おんな酒場放浪記」の撮影があったとのこと。
放送されたら、またまた混むなぁ…
また近い内にお邪魔します。
ごちそうさまでした。