2回
2020/07 訪問
インディアンレストラン ロタ ■ 大名古屋カレー遠征 [#2] 豪華バングラデシュ料理会に参加! | ☆やみちゃんの世界食べ歩き☆
2020/08/03 更新
2019/11 訪問
インディアン・レストラン ロタ ■ 大名古屋カレー遠征 [1] 土日限定バングラデシュ家庭料理! | ☆やみちゃんの世界食べ歩き☆
インディアン・レストラン ロタ■大名古屋カレー遠征[1]土日限定バングラデシュ家庭料理!
カレー探偵、やみちゃんです。
はい、全国のカレー市民の皆さん、お待たせしました。
本日よりカレー探偵事務所は業務再開です。
それでは新シリーズ、『大名古屋カレー遠征2019秋』(全6回)をお楽しみください。
※【シンガポール&南インド遠征2019GW】、【ベトナム遠征2019お盆】、【新潟カレー遠征2019秋】、【京阪カレー遠征2019秋】と合わせてお楽しみください。
もちろん好評の「イミズスタン定点観測便り」、「イミズスタン新店情報」、「各種イベント・パーティ・食事会の開催・参加報告」も同時進行で公開していきます。
ますます盛りだくさんの『やみちゃんの世界食べ歩き』をこれからもよろしくお願いします!
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大名古屋カレー遠征[1]ロタ
探偵の食卓(全景)
ゴゴゴゴゴ・・・
***
やみ「しなの路、ぐいーーーーーん!!」
・・えっ??
いやだなあ、もう。
冗談に決まってるじゃありませんか、いくら私が信州スキーだからといってもここは大名古屋ですよ、大名古屋。
・・1年ぶりになるのかな?
「インディアン・レストラン ロタ」
(愛知県名古屋市緑区相原郷2-1412)
朝から高速をぶっとばして(※制限速度を遵守しましょう)昼過ぎにやってきた私たち3人が真っ先に向かったのはロタさん。
この地で営業約13年、確かな人気をもつお店です。
競争の激しい飲食店業界、10年もつ店は1割といわれていますから、13年というのは絶対的な安心感をおぼえますよね。
でもね、カレー探偵を10年やってきて、このお店に興味が湧いたのはここ最近のことなんですよ、ええ。
理由はこちら(↑)。
そう、2019年6月からはじまったという、”土日限定のバングラデシュ家庭料理のセット”が、地元のカレークラスタ住民から絶大なる支持を得ているという耳寄りの情報をお寄せいただいたからなんです。
昨年までは、(こういってはなんですが)どこにでも或る普通のインドカレー店に思われ、星の数ほどあるお店の中で優先的にこちらを調査しようとは思っていなかったわけで。
だけど、ガチなバングラ家庭料理を出すようになったとあっちゃあ話は別!
一気に調査優先度が「ぐいーーーーーん!」とうなぎ上りになりましたちゃ。
そう、それまで普通の友人だとしか思っていなかった君が、ふとしたきっかけで”特別な人”に変わってしまうかのように。。
店内風景。
日曜ということもあって、『バングラデシュ家庭料理のセット』をオーダーする人が多いようでした。
ここで《ロティサークル東海》の皆さん(3名)と合流、6人でのガチバングラ会スタートです。
こりゃたのしい!
まずはサラダが出てきてコンニチハ。
これはゴマドレで、とくにマスタードのツーーーン!は無し。
そしてガチバングラきたーーーー!!
フィッシュ(クロムツ)カレー
ハスイモ(サトイモの近縁種)のボッタ
きゅうり
魚の卵のドライカレー
トマトのボッタ
栗のボッタ
ほうれん草入りダール
おおっ、ターリーの中央にライス山脈、その右側にフィッシュカレー、左側にダールを配置するこのスタイルは!?
帝都のバングラデシュ居酒屋「シックダール」で食べた【マスダルバート】に、どえりゃー似とるがね!
↓
★参考随筆
大衆食堂シックダール/御徒町■帝都編[08]バングラ系の面白い居酒屋でマスダルバート!
https://ameblo.jp/yamikomon/entry-12338281958.html
フィッシュ(クロムツ)カレー
幼魚ではありますが、そもそもクロムツは高級魚。
(※ただし日本海側では馴染みが薄い)
その半身を豪快にガチバングラジョール化ですちゃ!
もちろん豪快に手喰いです!
新湊の漁師ですからー。
ほうれん草入りダール
私はダルスキー。
ムゲル(緑豆)がとまんない!
思わず叫んだ、正統派バングラダール!
そして珍しい、ハスイモのボッタです!
サトイモの近縁種なのでサトイモって言ったらサトイモにしか感じられないところを、ちゃんとハスイモって説明してくれたのはお店の奥様。
オーナーシェフであるロタさんと夫婦二人三脚で店を切り盛りされているわけですが、いろいろお話を伺っていると奥様も相当に知識・造詣の深い方で、思わず弟子入りしてガチバングラ道を突き進みたくなるような方でしたわ。
魚の卵のドライカレー(トルカリ)
おおっ、漁師ほいほい!
何の卵か魚種は聞きそびれましたが、タラの卵巣に似た食感。
(これもクロムツ?)
日本海側で馴染みの薄い魚にはてんで弱い漁師の弱点をさらしてしまい、ぶわぶわ。
トマトのボッタ
ボッタ(ボルタ)というのは食材を潰して、スパイスなどで味付けした団子状のベンガル料理ですが、富山県では「居酒屋マリア」さんでいただくことが出来ます。(※要予約)
かつて、「居酒屋マリア」さんで”ボッタいろいろ食べ比べ会”をした際には、店主ピーター氏の奥様が作ってくれました。
(家庭料理ゆえ、奥様の方が得意なのだとか)
↓
★参考随筆
■パンタバート&バングラ家庭料理■居酒屋マリア(高岡市)■ピーターさんのガチなバングラめし!
https://ameblo.jp/yamikomon/entry-12401444505.html
栗のボッタ
「居酒屋マリア」の奥様も「ボッタは100種類以上作ることが出来る」とおっしゃっていましたが、ロタさんの奥様も「理論上、それぐらいはできる」とのこと。
すげえにゃ!
ボッタ天国にゃ!
栗のボッタは甘くてさ~、ホクホクでさ~。
私はイモクリナンキンスキーだから、思わず大名古屋の青空に向かって吼えましたよ、
「もう”ぼったくり”とは言わせないっ!」
※意味不明です。
(”ぼったくり”言いたかっただけです。とっても美味しいです)
ダルとバートがとまんないっ!
おもわず頼んだ、お代わりを。
(※ライスとダールはお代わり可能と思われます。要確認)
HOLD ME TIGHT
今夜はもう好きにして!
手喰い証明図。
スヰーツまでついてくるー。
ココナッツミルクにタピオカが入ったオリジナル品でした。
からのーーーー、、
フレッシュミントガンイリチャイがきたーーー!
あまりに香りが良いのでロタさんに訊いたら、自慢の農園(?)を見せてくださることに。
それは店の外、このようなわずかなスペースや、店の前のプランター栽培ではありましたが、実に素晴らしい。
青チリが大豊作。
(プランターなのに)ミカンまでなっとるがや。
流石は太平洋側ですちゃ。
(※富山ではなかなかこうはいかない)
店主ロタさん(近影)。
いろいろバングラデシュのことを教えてくださり、ありがとうございましたー。
***
富山県でも、かつてはアタ粉で焼いたタンドールロティやチャパティが日本人向けに提供されることは少なかったのですが、ロティサークルが中心となり、その普及に貢献してきた経緯があります。
(※今では多くの店で日常的に食べられる)
また、私は漁師活動の一環として、多くの機会でベンガル人シェフに骨付きの魚を使ったフィッシュカレーを現地式で提供してもらうなど、(あくまでもお店の協力の範囲内で)より現地の味を追究し、リクエストしてきました。(合言葉は、「さあ、みんなで漁師になろう!」)
現地の味を知る機会が増え、そのファンが増えれば、リクエストする客(フォロワー)が増えて、それがちゃんとビジネスにもなると考えたからです。
このたびのロタさんにおける試み(バングラ家庭料理セット)を鑑みるに、富山よりも圧倒的に人口が多い大名古屋なのだから、顕在的・潜在的なガチバングラスキーは相当な数で存在し、ひとたび提供を始めれば、こうして確かな人気を得ることが実証されたように思われます。
富山でもまだまだ啓蒙活動をがんばろうと決意を新たにしたのでした。
***
インディアン・レストラン ロタ ■ 大名古屋カレー遠征 [1] 土日限定バングラデシュ家庭料理!
https://ameblo.jp/yamikomon/entry-12547044639.html
全日本ロティ普及促進委員会(Roti Circle)
https://www.facebook.com/groups/1634191376809747/
2019/11/20 更新
インディアンレストラン ロタ■大名古屋カレー遠征[#2]豪華バングラデシュ料理会に参加!
カレー探偵、やみちゃんです。
本日8月3日は、『やみの日』です。
やみちゃん、随筆11周年おめでとう。
ぐいーーーん!
以上、自分から自分へのエール。
・・さて、ちょっと前に1泊で名古屋に行ってきたときの話、
『大名古屋カレー遠征2020夏』(全4回)
の続きをお届けしたいと思います。
ではお楽しみください。
※注意
調査内容は7月中旬のものです。
COVID-19に注意して大人数の食事会は自粛しましょう。
(目安としては4人以下が理想、最大でも6人以下を推奨します!)
大名古屋カレー遠征[#2]ロタ
探偵の食卓(全景)
ゴゴゴゴゴ・・・
***
「インディアンレストラン ロタ」
(愛知県名古屋市緑区相原郷2丁目1412)
ロタさんは店の名前こそ”インディアンレストラン”ですが、オーナーシェフのミアさんとその妻のラキさんはバングラデシュ出身。
10年以上営業を続ける地域の人気店ですが、近年、常連さんからの求めに応じて週末限定で”純バングラデシュ料理”のプレートを提供するようになってから、そのあまりのレベルの高さにカレー業界が騒然となり、いまでは県外からもその味を求めて多くの来客があるという特筆すべきお店なんです。
私もその評判を聞きつけて昨年調査してきました。(過去記事参照)
↓
インディアン・レストラン ロタ■大名古屋カレー遠征[01]土日限定バングラデシュ家庭料理
https://ameblo.jp/yamikomon/entry-12547044639.html
そんなロタさんで、常連さんたちによるバングラデシュ料理会(パーティ)があるということで、私も縁あってご招待いただきました。
ありがとうございます。
では、順に見ていきましょう。
① Salad
まずはサラダ。
いわゆるカチュンバルサラダで、さっぱりと。
とくにマスタードは効いていませんでした。
(※全般にマスタードで鼻腔内がツーーンって料理は無かったです)
② Chitoi Pitha
出てきた順番に紹介しますね。
これはスヰーツ枠で、ベンガルの蒸しパンです。
ほの甘い系。
③ Doriya Patan Vorta
コリアンダーの葉(パクチー)のボルタ(ベンガル和え物)。
蒸しパンに付ける味変用。
④ Khejuren Ghur
同じベンガルでも西のコルカタ周辺と東のバングラデシュでは料理の名称が異なったり、調理法にも差異があったり。
これも名前だけ見ると何なのか分かりませんが、食べた感じでは黒糖のようなものでした。
⑤ Gaja
伝統的なミスティ(お菓子)で、甘いパイのようなものです。
スヰーツ系が続きますが、出てきた順番どおりなので。にゃはは。
⑥ Nobabi Semai
これもミスティで、中はもっちもち!
餅スキーさんにはたまらないやつやー。
これらミスティが最初に並んだのは、冷めても大丈夫なものを先に出してくれたのかなと。
⑦ Mutton Tehari (with 4 items)
マトンテハリは、バングラの混ぜご飯。
ビリヤニでもプラオでもない、テハリ。
何も言われずに出されたら「味付け優しめのプラオかな?」と思ってしまいそうな、穏やかで滋味深いマトンめし。
プレートには4つの副菜付き。
右から順に、
-Chicken Tikka
-Tuna Tikka
-Kabab
-Egg Devil
⑦-2 Tuna Tikka
ツナ入りのクリームコロッケのような料理でした。
おもしろい!
手喰い証明図。
腹バングラデッシュ©な夜。
⑧ Chingri Vorta
小海老のボルタ。
海老はアミエビを使用とのこと。
海老エキス&旨みの凝縮体。
これだけでも白メシ3杯いけるやつやー。
⑨ Begun Vaji
バングラ式ナス炒め。
そういえば、ベンガル地方、ベンガル人、ベンガル料理、ベンガル語・・・
一般的に「ベンガル」という名称は東ベンガルに位置する「バングラデシュ」を内包しているわけですが、バングラデシュのひとは自分たちのことを「バングラ人」とし、料理も「バングラ料理」であって「ベンガル料理」とは違うということを強調する場合があります。
この店のミアさんもそこはプライドをもって主張されるわけですが、それだけ郷土の料理に対して思い入れが強く、自信をもっておられるのでしょう。
かなり注意をもって食べないと、たとえばコルカタ(西ベンガル)の味付けと、ダッカ(東ベンガル)の味付けの違いには気づかないかもしれません。
(※調理法や、スパイスの使い方にそれぞれのスタイルがあります)
とはいえ、コルカタには出稼ぎに来たバングラ人向けのバングラスタイルの料理を出すレストランもたくさんあるので、コルカタで食べてもバングラの味わいであることがあったりするから余計に分かりにくいです。
私も両者を見極めることがまだまだ出来ていません。
日本においても、東日本と西日本で蕎麦の出汁の取り方が違うような感じでしょうか。
⑩ Sutki Vuna
これがめっちゃうまいやつー。
日本人のココロの琴線に触れまくり、掻き乱しまくりなアイテムです。
見た感じ、カタクチイワシを使っているのかな。
無加水でドライな仕上げで調理された佃煮みたいなやつ。
白メシ8.3杯お代わりくん。
⑪ Niramis
これは知ってる人も多いかな、「ニラミシュ」(野菜煮込み)です。
夏野菜がいっぱいミキシング。
油浮きのほとんどないさらっと仕上げがありがたい。
家庭の味、バングラの味です。
⑫ Daal
ダル風呂©きたーーー!!
味噌汁ポジションですねー。
肩まで浸かって83秒数えました!
手喰い証明図(その2)
白メシがなかったので「テハリ」にぶっかけ。
これがまたなかなかイケル!!
ダルっだるな午後!!
⑬ Fish Curry (Macher Torkari)
まだだ、まだ終わらんよ!
メインディッシュがいくつあるのか、もう数えることも出来ないやつやー。
ブリと冬瓜のスープ(ジョール)カレー。
ほんと、油浮きが無いですちゃね。
⑭ Mutton Vuna
そして問答無用、誰もが泣きやむ、見ただけで絶対美味しいと分かる説得力がありまくりの「マトンブナ」。
ほろっほろでした!!
⑮ Morok Musullam
正真正銘、これで最後です!
〆のフルチキン(丸鶏)!
撮影が終わったらミアさんにお願いして食べやすいサイズにカットしてもらいました~。
ムグライ系の濃厚リッチなグレービーを身にまとった破壊力ばつぐいーーん!な一品でしたよ!
⑯ Pudina Chai
ロタさん自家栽培の名物「ミントチャイ」で口腔内をさっぱりと。
んんーーーーーーっ!!!
何という種類の多さ、
何という完成度の高さ、
何というおいしさ、
何というボリューム、
これまで私が参加したカレー会の中でも、
種類数とボリュームにおいてはトップレベルです。。すげえよ。。
参加された愛知・三重・静岡の皆さんにも大変良くしていただきました。
ミアさん、ラキさん、心からのおもてなしありがとうございました。
そして主催者様、最大限の配慮と素晴らしき場を設けていただき、心からお礼申し上げます。
富山から参加させていただいて本当に良かったです!大感謝!
***
インディアンレストラン ロタ ■ 大名古屋カレー遠征 [#2] 豪華バングラデシュ料理会に参加!
https://ameblo.jp/yamikomon/entry-12615298195.html
全日本ロティ普及促進委員会(Roti Circle)
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