鈴木ファンドさんが投稿したラ・ジョルジーナ(東京/代官山)の口コミ詳細

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鈴木ファンドの東京フレンチガイド

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移転ラ・ジョルジーナ代官山、恵比寿、渋谷/イタリアン、ビストロ、カフェ

1

  • 夜の点数:3.7

    • ¥6,000~¥7,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 3.0
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 2.5
1回目

2012/02 訪問

  • 夜の点数:3.7

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス3.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク2.5
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

代官山時代のレビューです。

■ ラ・ジョルジーナ (代官山・イタリアン)について/22.4.25/22.6.19/24.2.11

代官山にある隠れ家イタリアン「ラ・ジョルジーナ」
ジョルジーナとはイタリア語でダリアの花を意味し、その花言葉は「感謝」
店を始めるにあたり協力してくれた人たちやお客様に、常に感謝の心を持ち続けて料理を作りたいという気持を込めてこの名前に決めたとのこと。
シェフの浅野氏は、大学在学中に旅行で訪れたイタリアに魅せられ、卒業後イタリア料理の道を志したという異端の経歴を持つ。
食べログの口コミ数を増やしたいがために、なかなか同じ店には訪れない私ですが、ラ・ジョルジーナには今回で3度目(すべてディナー)の訪問となります。
場所は、代官山町の閑静な住宅街に位置し、代官山駅から徒歩6分、渋谷駅・恵比寿駅からは徒歩10分の距離。
レストラン周辺は、細い路地が多いことや、近くまで行かないとそれがレストランであると認識できないぐらい目立たない外観なので、初めて訪問される方は時間に余裕をもって訪問されたほうが良いでしょう。
なお、渋谷駅・恵比寿駅から向かう場合の比較的わかりやすいと思われるルートを下記に記載しました。
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① 山手線の西側線路沿いを歩き、渋谷駅~恵比寿駅間で唯一の「車道」の陸橋を目指す。(東横線の陸橋ではありません)
② 陸橋の横にある階段を登り、八幡通りに出る。
③ 八幡通りを旧山手通り方面(並木橋の反対方向)に進み、東急バス「鉢山中学校東」のバス停の手前の路地を左に入る。
④ 少し歩くとイタリアンレストラン「ブラーチェリア ラ ファーメ」があるので、チラリと見ながらさらに路地の奥に進む。
⑤ 路地の突き当たりまで行くと「ラ・ジョルジーナ」があります。
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1.雰囲気について 
 前述したとおり、店が奥まったところにあるため、人通りが疎らで、都会の喧騒を忘れさせてくれる雰囲気です。
店内は、テーブル席が10席、カウンター席が2席とシンプルでこじんまりとした店内。
厨房は、家庭と同じくらいの小さなサイズのオープンキッチンで、ホームパーティーにでも呼ばれたような雰囲気です。
ただ、客席と厨房との距離が近いが故に、調理器具やお皿を洗う音が客席まで響いたり、隣席との距離も近く、会話がまる聞こえなので、ここ一番という時の食事には向かず、親しい恋人や仲間と気軽な感覚で利用するのがベターかと思われます。

2.料理について
 ディナーのコースの下記のとおりで、一休限定プラン「シェフのおまかせコース(2.5hフリードリンク)」を予約し訪問しました。
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■ シェフのおまかせコース:冷前菜+温前菜+パスタ+メイン+デザート+コーヒー(\6,000)
■ アニバーサリーコース:食前酒+冷前菜+温前菜+2種のパスタ+メイン+スペシャルデザート+コーヒー(\6,500)
□ 一休ドットコム限定プラン:通常のシェフのおまかせコース+2.5hフリードリンク(\6,000)
※ 価格は税込みで、別途チャージ料(\500)がかかります。
※ シェフのおまかせコースは、ぐるなびクーポン使用で、\6000→\4,500になります。
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 料理の全体的な印象としては、調理法は極めてシンプルですが、新鮮な食材を惜しげもなく使用し、素材の良さを引き出すことに徹している印象。
また、油脂分控えめでイタリアンイタリアンしておらず、野菜が多く使用されているためヘルシーで、ボリュームもタップリなので、元気になること間違いなし。
店の自慢料理は手打ちのパスタとのことで、季節の食材をふんだんに使った手打ちパスタが常時5~6種類用意されています。
過去に3種類ほどいただいたのですが、どれも美味しく、今回もこのお店のパスタが食べたくて訪問しました。
個々の料理の感想は下記のとおり。

(1)冷たい前菜:本ズワイ蟹と帆立貝のミルフィーユ+カンパチのカルパッチョ サラダ仕立て白バルサミコとカシスのソースで
 最初の一皿は、帆立貝をズワイ蟹の身で包み込みミルフィーユ状にしたものと、分厚いカンパチの切り身にカシスのソースをかけたものの2種類。
お皿全体には、白バルサミコのソースを敷き、胡椒を軽く振ったという一品です。
特に美味しかったのはカンパチのカルパッチョ。
カンパチは新鮮で臭みがなく、魚の旨みが口に広がります。
ネットリした食感もたまらなく、分厚くスライスされているので、頬ばってかみ締める感覚もたまりません。
カシスソースは、どろっと濃厚で、ほんのり甘みが感じられる味わい深いソースで、カンパチの脂味にも負けないくらいパワフルなもの。
青魚とカシスの組み合わせは、絶対に合わないだろうと思いましたが、カンパチの脂っぽさをうまく包み込み、上品な味に昇華させる秀逸なソースでした。
ミルフィーユも、甲殻類と貝という異なる魚介の旨み、異なる食感の対比が楽しい一品でしした。
(2)暖かい前菜:仏産鴨胸肉の薄切りグリル ルッコラ添えヴィンコットソース 
 前菜の2品目は鴨肉をシンプルにグリルしたもの。
ソースはヴィンコットソースという糖度の高いぶどうを煮詰めたもので、紅心大根とパプリカが添えられた一品です。
鴨肉は仏産とのことですが、肉自体は声を上げて美味しいというものではありません。
ただ、ヴィンゴットソースにつけて食べることにより、鴨の旨みが引き出され、味わい深いものに変化します。
ソース自体も甘さとほろ苦さを併せ持つ味わい深いもので、パンにつけてもいいし、ワインもすすむ秀逸なソース。
鴨肉以上にソースの秀逸さが際立つ料理でした。
(3)パスタ:手打ちタリアテッレ牡蠣と焼き茄子・菜の花・カブのトマトソース 
 パスタは、ゴロゴロした牡蠣がたっぷり入ったタリアテッレ。
ソースはトマトソースで、茄子、菜の花、カブが入ったヘルシーなパスタです。
牡蠣は、かなり粒が大きいものが4個も入っており、かなり精力がつきそう(笑)
その牡蠣にかぶりついてみると、プリプリとした食感で、口の中にジュワッとエキスが広がります。
臭みなども一切なく、新鮮そのものの美味しい牡蠣でした。
また、自家製のタリアテッレもシコシコした食感がたまらなく、トマトソースともよく絡む。
手打ちのため、太さは均一ではありませんが、不ぞろいな故に、食感の違い、ソースの絡まり具合の違いが楽しめます。
野菜もゴロゴロとしたものがタップリ入っており、美味しく元気になれるパスタです。
(4)メイン:黒ソイ・ヤリイカ・ホッキ貝のグリルミストと岩中豚ロース肉のコートレッタの盛り合わせ
 メインは、魚料理と肉料理が1つのお皿に盛られるスタイル。
魚料理は、黒ソイ、ヤリイカ、ホッキガイをシンプルにグリルしたもの。
ガーリックで軽く味付けしただけで、この料理も素材の旨さを味わう料理。
また、前菜からメインに至るまで、7種類もの魚介類が供され、普段なかなか魚を摂取していない私にとってはうれしい限り。 
肉料理は、岩中豚のコートレッタ(カツレツ)で、上にフルーツトマトとモッツアレラチーズがのせられた一品。
衣はキメ細かくサクサクした食感で、脂抜けが良く、軽い印象。
また、バジルが練りこまれているのがポイントで、食べた後の豚肉の油っぽさが消え、風味も爽やか。
パスタを食べ終えた時点で、既にお腹一杯だったのですが、美味しく完食できました。
(5)デザート:デザートの盛り合わせ 
 デザートは、クレームブリュレ、イチゴのミルフィーユ、バニラとキャラメルのジェラートを盛り合わせたもの。
それぞれ一口サイズの大きさですが、丁寧につくられており、コーヒーともよく合います。
中でも、キャラメルのジャラートは、ほろ苦い味わいの大人のジェラート。
そのまま食べても美味しいし、ソースとしてミルフィーユに絡めて食べても美味しく、キャラメルのジェラートは外せない一品です。  
(6)パン  
 クラムもクラスともふわふわしっとりしたタイプのパンが供されます。
鴨のソースやパスタソースがよく染み込み大変美味しいのですが、料理のボリュームがあるお店なので、食べ過ぎると後で後悔しますので食べすぎにはご注意を。

3.ドリンクについて  
 フリードリンク2.5hのメニューは下記のとおりで、ワインの赤と白を数杯いただきました。
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■ ビール
■ ワイン:赤・白1種類づつ
■ カクテル:カンパリ、カシス、ディタ
■ ソフトドリンク:オレンジジュース、グレープフルーツジュース、ジンジャーエール、ウーロン茶
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 この価格設定で、フリードリンクまで追求するのは、野暮な話だとは思いつつも、内容についてはやや不満。
スプマンテなどの辛口発泡系のワインが無いのが少し寂しい気がしますし、供されるワインについても、クオリティーはそこそこ悪くないのですが、食事との相性を考えるとちょっと微妙なものがありました。
食事をより美味しく食べるために、ワインのセレクトをもう少し頑張ってほしいというのが本音です。
個々の感想は下記のとおり。

(1)グラスワイン(白):シェフがお忙しそうでしたので銘柄は確認せず
 スッキリしたタイプの白ワインで(品種はシャルドネ?)、果実味は控えめで、ミネラルが豊富なタイプ。
綺麗な酸味で、魚介との相性が良く、特に牡蠣のパスタとの相性は抜群。
ものによっては、牡蠣の生臭さを助長してしまうものも多々あるのですが、このワインは、牡蠣の臭みを包み込み、
ふくよかな味わいに変化せる秀逸なワインでした。
(2)グラスワイン(赤):こちらも銘柄等確認しておりません 
 赤ワインは、サンジョベーゼでもネッビオーロでもなく、おそらくニューワールドのカベルネ(間違ってたらごめんなさい)
果実味や香りが非常に強く、パワフルで、ワインそのものは悪くはないのですが、素材そのものの良さを味わう料理が多いこの店においては、いささかワインが勝っている印象でした。

4.接客について
 前回訪問したときは、接客は主に若い女性が担当していたのですが、今回はシェフ1人で料理と接客を担っていました。
(求人広告も出ているようなので、現在は、一人で切り盛りしているのでしょうか?)
小さなお店なので、接客に不満を持つことなど何一つもなかったのですが、お世辞にも接客上手とはいえないし(ぎこちない料理の説明を聞くのも楽しみではあるのですが(笑))、何よりシェフには料理に集中をしてほしいので、接客は専属のスタッフにまかせてほしいところ。

5.コストパフォーマンスについて
 代官山という立地条件、料理のクオリティーやボリューム、食材の品質の良さ、フリードリンクということを考慮すれば、6,500円という価格はかなりお安く、コストパフォーマンスは良い。
ただ、ワインが好きな方にとっては、フリードリンクが物足りないものと思われるので、ぐるなびクーポンを使用した4,500円のコースをオーダーし、別オーダーでボトルワイン等をオーダーした方がより満足度が高いものになるかと思われます。

6.総評
 代官山に店舗を構えますが、この街の持つオシャレな雰囲気な店ではないし、洗練されたイタリア料理が供されるわけもなく、郊外から電車を乗り継いでまで訪問する価値があるかというとハッキリ言って微妙です。
 ただし、ミシュランの星が乱立するこの界隈で、アットホームな雰囲気の中で、お手ごろ価格で、シンプルに旨いイタリアンを食すことができるというのは貴重な存在で、普段使いできるトラットリアとしての価値は大きい。
私は、ディナーでしか訪問したことがないのですが、ランチタイムには、1,000円で「パスタランチ」、2,500円で「フルコースランチ」が食べることが可能で、ディナーで供されるものと同じクオリティーであるならば、非常に高い満足感を得られることは間違いありません。
次回の訪問は、是非ともランチで訪問させていただきたいと思います。

■□■ 初訪問(22.4.25) ■□■
 アニバーサリーコースをオーダー。
料理は、今回食べた料理とほぼ内容でしたが、パスタはタリアテッレ桜海老と水菜のフレッシュトマトソースが供され、桜海老の磯の香り、水菜のシャキシャキ感が美味でした。
このパスタにハマリ何度も訪問する様になりました。

■□■ 2回目の訪問(22.6.19) ■□■
 8人でのパーティで利用。
料理は、4,000円と5,000円のコースがあり、4,000円のコースに飲み放題(2,500円)を付けて、貸切りました。
内容は、通常のコース料理とまったく遜色がないもので、料金も通常価格とほぼ同額。
ホームパーティのような雰囲気で楽しめる非常にお得なプランでした。

  • 冷たい前菜

  • パン

  • 温かい前菜

  • パスタ

  • メイン

  • デザート

  • コーヒー

  • 白ワイン

  • 赤ワイン

2012/02/27 更新

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