鈴木ファンドさんが投稿した銀座 シェ・トモ(東京/銀座一丁目)の口コミ詳細

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鈴木ファンドの東京フレンチガイド

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銀座 シェ・トモ銀座一丁目、京橋、宝町/フレンチ

1

  • 昼の点数:4.0

    • ¥6,000~¥7,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 3.0
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 4.5
1回目

2010/10 訪問

  • 昼の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

グラスワインのセレクトが素晴らしい「銀座シェ・トモ」

                                                          業 務 連 絡
                                                          22. 10. 31
                                                          鈴ファン第33号

★ ★ ★ ★ ★ ★ ★    銀座 シェ・トモ(フレンチ)について    ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★

銀座の一等地、ポーラビルにあるミシュラン1つ★レストラン「シェ・トモ」
シェフのスペシャリテである、「無農薬野菜の盛り合わせ」が目に留まり来訪させていただきました。
場所は、JR有楽町駅から歩くこと約5分。
2週間前に日曜日のランチの予約を入れたのですが、1330~のカウンターしか空いてないとのこと。
席はどうあれ、料理の方が気になっていたので迷わず訪問です。

1.雰囲気について
 エレベーターを降りると、そこはもうお店の受付。
 女性の店員に名前を告げ、コートを預け店内へ。
 内装は白を基調としたシックでシンプルなつくり。
 天井が高く、吹き抜けになっているので、非常に開放感があります。
 カウンターとはいえ、そこに2人席が置けるぐらいの広さがあり、十分なスペース。
 まずは銀座の景色を眺望しながらスパークリングワインを。

2.料理について
 ランチは¥2,890のコースのみ。
 プリフィックスで前菜とメインを選ぶスタイルです。
 前菜は7種類、メインは5種類の中から選択でき、バリエーションが豊富。(追加料金が発生するのは約半数)
 ¥980の追加料金でアミューズにシェフのスペシャリテである生ウニの貴婦人風がオーダー可能です。
 すべての料理にいえることですが、見た目が綺麗で、味付けは繊細。女子受けしそうなお料理ばかりです。
 個々の料理の量は少な目ですが、前菜が2つあるので十分。
 パン2つでも食べればお腹一杯でしょう。
 個々の感想は下記のとおりです。
 (1)パン
   まず最初に運ばれてくるのがバゲット。
   隣の茹で玉子のようなものはバターで、お店のロゴが入っていて面白いです。
   バゲットにしてはソフトなタイプで、皮はパリッとしているのですが、中はフワフワ。
   ソースがよく染み込みそうなパンです。
 (2)オードブル1皿目
   料理の名前は長いので忘れましたが、うずらのお肉の前菜です。
   小さな円状のうずらのお肉が3つ盛り付けられ、上下にクレソンとポルト酒のジュレが添えられています。
   ソースは栗とフォアグラの2層のムースで別のお皿で出されます。
   感動したのが2層のソース。
   フォアグラの旨味とコクを十分抽出したムースは、淡白で癖のないウズラのお肉を引きたたせます。
   また、栗を入れることによって重厚さが増し、ソースねっとり感がでて食材によく絡みます。
   少しニンニクが入っているので食欲をそそられ、このソースだけでパン1つ完食てしまいました。
 (3)オードブル2皿目:山梨県産無農薬野菜 28-30種の盛り合わせ
   このお店に訪問するきっかけとなったのがこのお料理。
   ため息がでるほど美麗で、宝石を散りばめた様。
   野菜好きの方にはまさに宝石です。
   全てのお野菜の味付けがそれぞれ異なり、塩ゆでから、ビネガー風味、アンチョビソース等々さまざまです。
   味付けは基本的には薄味で、素材の良さを活かすタイプ。
   山梨の野菜たちが元気でみずみずしかったです。   
   また、驚いたのがアスパラなどが、茹でたての状態で運ばれてきたこと。
   店の混雑具合からして、どうせ半ば出来合いのものが出されるのだろうと予想していたのですが、見事に予
   想を裏切られました。
 (4)メイン:パイ生地で蓋をしてココットの中で焼き上げた森の茸とフランス産仔牛肉のプレゼ
   仔牛肉をフォンドボーで柔らかく煮込んでパイ包み焼きにしてあります。
   フォン・ド・ヴォーベースのスープには、牛肉、シメジ、たまねぎ等具だくさん。
   ココットの中で様々なエキスが融合しています。
   パイ生地をスープに染み込ませることによってバターの風味が広がり優雅な余韻が続きます。
 (5)デザート
   3種類から選ぶスタイルで、バナナのロールケーキとアイス、チョコレートケーキ、プリンの中から選べます。
   私はバナナのケーキとアイスを選択。  
   ケーキは生地がしっとりしていて非常に滑らか、口当たりは軽やかで、バナナの風味もしっかりしています。
 (6)飲み物
   紅茶、コーヒー、エスプレッソから選べます。
   私はエスプレッソをオーダー。
   コクが豊でまろやかなタイプのエスプレッソ。
   銀座の景色を見ながら飲むエスプレッソは格別です。

3 ワインについて
 ウズラの前菜に合わせてスパークリングワイン、野菜の盛り合わせに合わせてグラスの白、メインに合わせて
 グラスの赤をオーダー。
 グラスワインのメニューは下記のとおりで赤白4種類づつ。
  ★白ワイン   
   ・シャトーフォングラーヴ2007(¥800)
   ・ブルゴーニュシャルドネ2007(¥850)
   ・リースリングレゼルヴ2009(¥950)
   ・ミュスカデ・セーヴル・エ・メイヌ・シュールリー2008(¥1000)

  ★赤ワイン
   ・アルザス・ピノノワール2007(¥900)
   ・クローズ・エルミタージュレ・メゾニエ2006(¥900)
   ・ラ・ローズ・ぺデスクロー2005(¥1,050)
   ・ラ・クロワ・ボニ2005(1,150)

 銀座の1等地で飲むワインにしては超破格のお値段。
 周辺のお店のコーヒーよりお安いのではないでしょうか?
 個々の感想は下記のとおり。
 (1)スパークリングワイン:銘柄不明(¥980)
   酸味とミネラル感あり、ややフルーティーなタイプ。
   炭酸が強めなので概ねどんな料理とも合いそうです。
   シャンパーニュは飲まなかったのですが、お安いスパークリングの方がウニの貴婦人風には合うかも。
   こちらも食べていないのですがね。。。 
 (2)白ワイン:ブルゴーニュシャルドネ2007
   青リンゴのニュアンスのするワイン。
   ミネラルがしっかりしていて、酸味よりはコクが勝っているタイプ。
   新鮮でみずみずしい野菜と合わせるには、ややまったりとした印象かな。
 (3)赤ワイン:ラ・クロワ・ボニ2005
   サンステフ地区のワインで、品種はカベルネ90%、メルロー10%のブレンド。
   赤インクのような色の濃さと、まろやかなコクが特徴。
   グラスを持つと他のワインと明らかに重さが違い、もの凄いポテンシャルのワイン。
   香りはシナモンからバニラへと変化しエレガントの一言。
   帰宅するや否や、早速ネットで購入してしまいました。

4.接客について
 スタッフの数は十分で、お客の目線で反応してくれる素晴らしい接客。
 あえて声を出してオーダーすることはありませんでした。
 ソムリエの方のジョークも上手で、和やかな気分にさせられます。
 間違いなく一流店の接客。

5.コストパフォーマンスについて
 基本価格は、¥2,890と非常にリーゾナブルですが、魅力的な料理と、ゴージャスな店の雰囲気で財布の紐
 が緩みがちになってしまいます。
 CPの良し悪しは、その人の自制心次第でしょうか。

6.総評
 お料理、接客、CP等々非の打ち所のないレベルで、ミシュランの星を獲得したというのも納得。
 ただ混雑する店の雰囲気から、どうしても大衆的な店に思えてしまうことが唯一のマイナスポイント。
 次回は個室を借りるか、ディナーで訪れゆっくり美味しいお料理を堪能したいですね。

★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★

  • スパークリングワイン

  • パン

  • 前菜その1

  • 前菜その2

  • ブルゴーニュ・シャルドネ2007

  • メイン

  • メイン 解体後

  • ラ・クロワ・ボニ2005

  • デザート

  • エスプレッソ

  • グラスの白 その1

  • グラスの白 その2

  • グラスの赤 その1

  • グラスの赤 その2

2011/02/13 更新

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