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外観
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店内
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ワインセラー
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シャンパン
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バゲット
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バター
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オードブル:ホタテ貝と紅心大根 2色のスープ
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グラスワイン(白):サンジョセフ・ブラン・リスラ2007(¥1,200)
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グラスワイン(白):サンジョセフ・ブラン・リスラ2007(¥1,200)
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メイン:マダムビュルゴーのシャラン鴨
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グラスワイン(赤):サヴィニー・レ・ボーヌ2009(¥1,200)
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グラスワイン(赤)サヴィニー・レ・ボーヌ2009(¥1,200)
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グラスワイン(赤):クローズエルミタージュ2007(¥1,200)
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グラスワイン(赤):クローズエルミタージュ2007(¥1,200)
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デザート:ア・ニュのティラミス
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ドリンクメニュー
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エスプレッソ
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業 務 連 絡
23. 2. 25
鈴ファン第48号
★ ★ ★ ★ ★ ★ ア・ニュ ルトゥルヴェ・ヴー (広尾)について ★ ★ ★ ★ ★ ★
ミシュラン東京/鎌倉2011において新規に1つ星を獲得したフレンチレストラン「アニュ」。
アニュとは”ありのままの”という意味のフランス語で、ありのままであることを思い出さしてくれる空間を提供す
るというお店のコンセプトでもあります。
過去に3度休日ランチの予約を取ろうと試みたのですがすべて失敗。
どうしても行きたかったレストランでしたので、平日に休暇をいただき訪問しました。
1.雰囲気について
ウォールナットと白を基調としたインテリア、グレーと黒のレザーの椅子は、シンプルかつスタイリッシュ。
天井が高いのが特徴的で、隣席との距離もゆとりがあり、開放感溢れる空間です。
平日のランチということもあり、店内はマダムの集いが催されている状況。
落ち着いた環境の中で食事と会話を楽しみたいのであれば、ディナーで訪れたほうがよいかもしれません。
2.料理について
土曜ランチコースは下記の3種類。
3、500円のコースはプリフィックススタイル、6、000円のコースはシェフのスペシャリテとなっています。
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★ Menu de champagne:食前のお飲み物/前菜/お魚orお肉料理/デザート/食後のお飲み物 (\3,500)
★ Menu de luxe:前菜/本日のお魚料理/お肉料理/デザート/食後のお飲み物(\3,500)
★ Menu de specialites:前菜3品/お魚料理/お肉料理/デザート/食後のお飲み物(\6,000)
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コースにシャンパンが含まれる、ムニュードゥシャンパーニュのコース(¥3、500)をいただきました。
見た目の美しさや創造力豊かな食材の組み合わせに目を奪われがちですが、味わいは以外にストレート。
素材の良さを最大限に引き出すことを念頭に作られている印象です。
個々の料理は下記のとおり。
(1)パン/バター
アミューズはなく、最初に供されるのがバゲット。暖かい状態でサーヴされます。
バゲットはクラムがやや厚めで、パリパリと元気に飛び散るタイプ。
クラストはセミハードで気泡がやや大きめ。
ソースを余り吸収しないタイプなので、バターを付けていただきます。
バターは、無塩バターと無塩バターの上に岩塩をのせたものの2種類でした。
(2)オードブル:ホタテ貝と紅心大根 2色のスープ
前菜は下記の5種類で、本日のオードブルはサーモンの薫製でした。
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★ ホタテ貝と紅心大根 二色のスーフ
★ 宮城県鳴瀬産 牡蠣とスペルト小麦のリゾット ベーコンの泡
★ ア・ニュのテリーヌ グレックレギューム添え
★ 魚介と野菜を詰めた 長野県産カブのファルシ 生ハムのコンソメジュレ
★ 本日のオードブル
+1,000円でお皿をもう一皿追加可能。
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メインをガッツリ系にしたので、オードブルは比較的あっさり目のホタテと紅心大根のスープをセレクト。
白、黄、緑、紅色のコントラストが美しいオードブルは、温かいホタテのスープの上に、擦りおろした紅心大根、
オリーブオイル、刻んだチャイブを配したもの。
口に含むと、爽やかな磯の香りと凝縮感のあるホタテの旨みが口の中に広がります。
スープの中には角切りの紅心大根が隠れており、同じ食材を異なる食感で楽しませてくれます。
味わいは、ホタテの主張が強く、その他の食材は味のリズムを変えるアクセント的な役割。
特にホタテのコクのある旨みと大根のさっぱり感の対比が絶妙で、それぞれの良さが強調されている印象。
素材の良さを最大限に引き出したスープです。
(3)主菜:マダムビュルゴーのシャラン鴨もも肉のソテー白と赤のソース
主菜は下記の5択。
本日のお肉料理は、蝦夷鹿肉の腎臓を使った料理。
本日のお魚料理は、萩産真鯛のポワレでした。
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★ マダムビュルゴーのシャラン鴨もも肉のソテー 白と赤のソース
★ イベリコべジョータのカルビと季節野菜のココット蒸し焼き
★ 熟成和牛イチボのロティ アンチョビとケッパーのソース
★ タスマニア産オーロララムのロティ アリサノソース
★ 本日のお肉料理
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事前のチェックで、一番食べごたえのありそうだった鴨のソテーをオーダー。
マダムビュルゴー産の肉質のしっかりした鴨肉を、薄く塩胡椒で味付けし、ソテーしたもの。
ソースは2種類で、白いソースは玉ねぎのソース、赤いソースはビーツのソースとのこと。
付け合わせには、紫が鮮やかなビーツを薄くスライスしたものが添えられています。
この料理で印象的なのは、火入れの技法。
皮は唐揚げと思わせるくらいパリパリで固いのですが、中は均一なピンク色。
肉汁を外に一滴も逃さないぞという意志が伝わってくるような火入れです。
味わいは、この技法によって鴨肉の動物的な旨みが強く出ている印象でジビエのような滋味深い味わい。
異なる種類のグラスワイン2杯と合わせてじっくりと堪能させていただきました。
(4)デザート:ア・ニュのティラミス
デザートは、下記の6択。
本日のデザートは、宮城県産「もういっこ」というイチゴを使ったデザートでした。
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★ モンブラン ランヴェルセ
★ 紅玉りんごの温かいスフレチーズケーキ キャラメル・サレのアイス添え
★ ア・ニュのティラミス
★ マンダリンのスープ 白ワイン、ショコラのジュレ クルトンと共に
★ アイス盛り合わせ
★ 本日のデザート
+500円で、前菜をもう一皿追加可能
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これだけ選択肢が多いと迷ってしまうのですが、店名の入ったティラミスをオーダー。
供されたのは、マスカルポーネのソースの中に焦がしたメレンゲを浮かばせたもの。
ソースの中には、コーヒーに浸けたブラックタピオカが入っており、お皿に敷かれたカカオパウダーと混ぜてい
ただくと、口の中でティラミスの味覚になるという何とも遊び心があるデザート。
シェフの創造力に脱帽です。
(5)食後のお飲み物:エスプレッソ(アルペジオ)
食後の飲み物は、下記のコーヒー、エスプレッソ、お茶、ハーブティの中から選択。
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カフェ(コーヒーorエスプレッソ)
★ 季節のカフェ:季節に合わせ、バリスタが選び抜いた旬のカフェ
★ アルペジオ:高密度で力強い性質を持つ。メニューの中では一番の強さ。
★ ヴィヴァルト:強めの焙煎、軽やかな酸味、苦味を控えたバランス派。
★ ダルサオ:ブラジル豆のみを使用し、繊細で上品な風味を持つ。
★ フィネッツォ:フルーティーでライトなボディ。
★ デカフェルンゴ:カフェインレスだが力強さも持ち合わせる。
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お茶
★ ダージリン
★ アールグレイ
★ ウバ
★ 翠玉
★ 茉莉花茶
★ 宇治玉露
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ハーブティー
★ カモミール
★ ミント
★ ヴェルヴェーヌ
★ ローズ
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こちらも選択肢が多く、(玉露があるのには驚き。)選択に迷いましたが、一番濃厚なアルペジオというエスプ
レッソをオーダー。
濃厚なエスプレッソという売り文句ですが、そもそもエスプレッソは濃厚なものしか飲んだことがないもので他
店のそれとの違いは、残念ながら見い出せませんでした。
3 ワインについて
食前酒にコースにシャンパン、前菜と合わせてグラスの白、メインに合わせてグラスの赤を2杯オーダー。
グラスワインの品揃えは赤白供に4本。オールフランスの布陣です。
価格は、オーダーしたグラスワイン3杯はすべて1、200円。比較的良心的な価格です。
個々の感想は下記のとおり。
(1)シャンパン:銘柄は忘れてしまいました。
美しいグラスに注がれサーヴされたのは、コースに含まれるシャンパン。
味わい・香りともに、果実味が抑え目で、ドライかつシャープなタイプ。
シャンパン自体は美味しいのですが、何せアミューズが無いので何か物足りない印象。
イチゴのソルベにシャンパンを注いだものを店の方が薦めていたので、このコースに限っては、そちらの方が
満足感が得られるかも。。。
(2)白ワイン:サンジョセフ・ブラン・リスラ2007/ドメーヌ・イヴ・キュイロン(¥1、200)
マルサンヌとルーサンヌという品種のブドウをブレンドしたローヌの白ワイン。
粘性が高くボリューム感がありながら、全体的に柔らかな味わい。
ヴィオニエの様な華やかな芳香を持つのが特徴的で、ハチミツのニュアンスが強い印象。
爽やかなホタテと紅心大根のスープにはピッタリ。
一足早く春を先取りしたような気分にさせられます。
(3)赤ワイン:サヴィニー・レ・ボーヌ2009/Dominique ANCELLIN(\1,200)
ピノ・ノワール100%のブルゴーニュワイン。
味わいは、果実味が強く、酸味・タンニンは抑え目でまろやかな印象。
非常に香り高く、癖の強い鴨肉にも負けないアロマを持ちあわせます。
アタックはエレガントでしっかりとした主張をするのですが、アフターにかけてフワッとした感じのするワイン。
(4)赤ワイン:クローズ・エルミタージュ2007/アラン・グワイヨ(¥1,200)
シラー100%のローヌワイン。
シラー特有のスパイシーさ、豊富な果実味、まろやかなタンニンのバランスが秀逸な綺麗なワイン。
ここまで上品なシラーは珍しいのではないでしょうか。
4.接客について
料理の説明、ワインを勧めるタイミング、適度な客との距離感等々、どのスタッフも高いレベルにある印象。
ただ、スタッフの数が多いような感じが否めず、常に視線を感じるので何故か落ち着かない。
一人一人の能力が高いので、そう感じてしまうのかも知れませんが。。。
5.コストパフォーマンスについて
コース料理にシャンパンがついてこのお値段は破格。しかもミシュラン。
数ヵ月先まで予約が一杯というのも頷けます。
お会計を済ますと同時に、次の予約をいれたいほど。
6.総評
料理・接客・コスパの素晴らしさは、あえて語る必要がないほど素晴らしいもの。
特に料理の美味しさは感動もので、余韻がしばらく残りました。
仕事を休んでまで訪問する価値のあるレストラン。