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アミューズ
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外観
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店内
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ショープレート
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シャンパン
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パン
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バター
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バター
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前菜
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白ワイン
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メイン
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赤ワイン
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デザート
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エスプレッソ
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小菓子
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■ モノリス (渋谷・フレンチ)について/23.9.18
渋谷にあるフレンチレストラン「モノリス」。(ミシュラン東京2011 1つ★)
モノリスという店名は、映画「2001年宇宙の旅」に登場する進化の象徴である1枚岩に由来し、料理・スタッフ共に進化していこうという思いから命名されたとのこと。
シェフは過去に「モナリザ丸の内」の料理長という経歴をもち、当時3年連続ミシュラン1つ★を獲得し、この店においても既に1つ★を獲得したという実力派です。
場所は、渋谷駅から徒歩10分、宮益坂をのぼり青学の手前で六本木通り方面に右折するとお店はあります。
日曜ランチで訪問させていただきました。
1.雰囲気について
渋谷の雑然とした商業地を歩き進むと、こげ茶の外観を持つ店舗が目に入ります。
店内は、全体的に白・黒のモノトーンでまとめられ、シックで大人の雰囲気。
隣席との距離が若干狭めで、全体的に静かな店内なので、大人数で会食するというよりは、少人数でじっくりと料理を楽しむ使い方に向いています。
2人でディナーに訪れるのがベストでしょう。
2.料理について
訪問した際のランチのコースは下記の3種類で、高いコースほど選択指が増えるというもの。
(※ 現行メニューとは、多少異なります。)
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★ Menu A:アミューズ+前菜+魚又は肉+デザート+食後のお飲み物(\3,045)
★ Menu B:アミューズ+前菜+魚又は肉+デザート+食後のお飲み物(\4,045)
★ Menu Traditional:旬のコース (\5,880)
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一番価格がお安い「MENU A」のコースをオーダーしました。
料理の全体的な印象としては、お店のHP等の写真を見てわかるように、見た目が美しいということ。
あらゆる料理に色鮮やかな野菜がが多用されているのが特徴的で、野菜好きにもうれしいところ。
料理の味付けは、全体的に薄味かつ繊細で、素材本来の美味しさを味わうタイプ。
いわゆる、女子受けしそうな要素を盛り込んだ料理といったところでしょうか。
個々の料理の感想は下記のとおりです。
(1)アミューズ:茄子のムース/セサミのスティック
アミューズとして供されたのは、茄子のムース。
ムースは、茄子とチーズをあわせたもので、口に含んだ瞬間に、茄子の風味がふわっと広がり、後からチーズの香りと味わいが追いかけてくるというもので、茄子及びチーズの双方の存在が感じられるムースです。
ムースの上に載せられているのは、イカを小さく刻んだもの・バジルのペースト・茄子のチップスの3種で、イカの深みのある味わい、バジルの爽やかさ、チップスのパリパリとした食感で、秀逸なムースをさらに複雑な味わいへと導く役割。
セサミのスティックも温かく、ゴマの香りが香ばしく、お酒にもよく合いました。
見た目の美しさ、味わい共にクオリティーが高く、前菜クラスの充実度でした。
(2)前菜:焼きトウモロコシのババロア、アボカドと天使の海老のジュレ寄せ
前菜は、トウモロコシのババロアの周りに、コンソメのジュレで包んだ海老とアボガドを添えたもの。
この料理も非常に繊細な味わいで、トウモロコシの香ばしさと自然な甘さを楽しむことに主眼がおかれてており、コンソメのジュレなどは非常に薄味でババロアの存在を引き立てる役割。
海老もジュレ同様、非常に薄い塩味がついているだけで、身のプリプリ感を楽しむアクセント的な存在。
最低限の味付けで、素材の味を最大限に引き出した秀逸な料理です。
(3)メイン:イベリコ豚のセクレタのグリエ 野菜のファルシーとスペッツレ添え
メインは、肉料理か魚料理の2択で、肉料理を選択。
当日の肉料理は、イベリコ豚のセクレタ(肩ロースの上についている脂と脂の中に入っている赤身の部分)をグリエし、付け合わせマッシュルーム等数種類のキノコ、ヤングコーン、しし唐、ルッコラを添えたもの。
味付けにはバルサミコのソースが使用されています。
メインは前菜までの傾向に反して、直球勝負の調理法で肉食動物の本能を刺激するような料理。
セクレタという部分は初めて食べたのですが、赤身でありながら非常にジューシーで甘みが強く、なぜ今まで知らなかったのだろうと少し後悔するほどの旨さ。
直球勝負の料理ですが、素材の味を生かすということに関しては、オードブルから一貫されており、イベリコ豚のセクレタをじっくり堪能させていただきました。
(4)デザート:バナナのケーキ、キャラメルアイス
デザートは数種類から選べ、ケーキとアイスの盛り合わせをいただきました。
ケーキはバナナのしっとりとしたケーキで、その上にキャラメルのアイスが乗っており、チョコレートのスッティックが添えられているというもの。
個人的にはキャラメルアイスが好み。
苦味が強いタイプのキャラメルアイスで、まさに大人の味わいです。
デザートのために少し残しておいた赤ワインと一緒に食べても絶品でした。
(5)食後の飲み物&小菓子
食後の飲み物は、コーヒー・紅茶・エスプレッソから選べます。
飲み物と一緒にフィナンシェも運ばれてくるのですが、これが熱々の状態で運ばれてくるのにはビックリ。
最後の最後まで細かい配慮が行き届いているのには脱帽です。
3.ワインについて
アミューズに合わせてシャンパーニュ、前菜にグラスの白、メインにグラスの赤をいただきました。
グラスワインの品揃えはフランス中心で価格は1,000円程度。
訪問した日は赤・白ともにブルゴーニュワインが選べたので、ブルゴーニュ好きの私としてはうれしい限り。
個々の感想は下記のとおりです。(残念ながらシャンパーニュは忘れてしまいました。)
(1)グラスワイン(白):マコン/シャルドネ
白のグラスワインは下記の3択で(記憶にある情報のみ記載)、マコンのシャルドネをオーダー。
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★ アルザス/リースリング
★ マコン/シャルドネ
★ イタリア/ソーヴィニヨン・ブラン
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比較的強い酸味としっかりとしたミネラルをもち、バランス系の洗練された印象のする白ワイン。
他の2種のように主張は強くないのですが、繊細な前菜と合わせるとなるとコレがベスト。
(2)グラスワイン(赤):マルサネ
赤は下記の3択で、ブルゴーニュ好きとしては選択肢は1つ。
「マルサネ」をオーダーしました。
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★ マルサネ/ピノ・ノワール
★ TEMPERANCE/ボルドー/メルローとカベルネソーヴィニヨンのブレンド
★ ラングドック/シラー
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写真で見てわかるとおり、深いルビー色の美しい色調のワインで口当たりも滑らか。
飲み口はとても柔らかく上品ながらも、実はしっかりとした骨格で余韻が長いという、典型的な美味しいブルゴーニュワイン。
料理と合わせるのを忘れてしまいそうなほど、ワインに魅了されてしまいました。
4.接客について
店の雰囲気と同様、静かかつ落ち着いた接客で、料理の説明等も不必要に長くないタイプ。
個人的には、同席者との会話を寸断されるのがあまり好きじゃないので、こういった感じの接客が好き。
また、店を出るときにはシェフが見送りに着てくれ、一番お安いコースを頼んだのにわざわざ来てくれてと、非常に恐縮してしまいました。
5.コストパフォーマンスについて
3,000円程度のコースで、しっかりと作り込まれたアミューズと小菓子がつくのは、かなりのお得感があります。
また、料理のボリュームもしっかりしたもので、美味しい料理を、お安く、お腹一杯に食べることができ、この上ない満足感を味わうことができました。
6.総評
接客・コスパ等すべての面においてレベルが高いのですが、何といっても料理が美味しい。
元モナリザの料理長ということもあり、相当期待して訪問したのですが、想像どおりの美味しさで、しかもそれは一番お安いランチコース。
次回訪れるときは、是非スペシャリテをオーダーし、心行くまでクオリティーの高い料理を堪能したい。