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店内
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シャンパンカクテル
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リエット
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バゲット
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アミューズ
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アヴァン・デセール
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グラン・デセール
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コーヒー
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小菓子:マカロン
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■ キャーヴ・ド・ポール・ボキューズ(広尾・フレンチ)について/24.4.30
広尾にあるPAUL BOCUSEブランドのブラッスリー「キャーヴ・ド・ポール・ボキューズ」
ひらまつ系列のレストランは、独自のルートでワインを輸入しており、美味しく安くワインが飲めるので、どの店の私のお気に入り!
今回は、その中でも広尾にあるブラッスリーに初訪問させていただきました。
広尾店のコンセプトは、ワイン蔵(キャーヴ)をイメージし、ワインとの相性を第一に考えられた料理が供されるとのこと。
ワインにこだわるひらまつグループの中でも、更にワインに特化したお店というのだから、非常に期待が高まります。
場所は、地下鉄日比谷線「広尾駅」3番出口の正面にある「cafe des pres」の地下にあります。
一休.comを利用し、一週間前に予約を入れ訪問しました。
1.雰囲気について
カフェの中の階段から、レストランに向かうというアプローチは、隠れ家的要素が付加され、何だかわくわくさせられます。
初めて訪問される方で、スマートに入りたい人は、HPのレイアウト図で階段の位置を確認してから訪問するのも良いでしょう。
店内に入ると、横長にずらっとテーブルが配置され、壁際にはワイングラスが飾られている店内は、圧巻の一言。
地下ということもあり、周囲の喧騒から遮断され、非常に落ち着いた雰囲気で食事を楽しむことができます。
代官山のメゾンと比べてしまうと、隣席との距離の近さ、テーブルが小ささが気になるところですが、ナプキンは布ナプキン、フォーク等も取り替えてくれるので、巷のブラッスリーとは比較にならないほど、居心地が良い雰囲気です。
30~40代の大人の方がカジュアルに料理を楽しむのにはぴったりのレストランだと思います。
2.料理について
料理は、一休.com限定プラン「シェフのおまかせコース」(\5,000)を事前に予約して訪問しました。
メニュー構成は下記のとおりですが、仕入状況により変更があるらしく、一休.comに紹介されていた内容より、「豪華」なものになっていましたので、予めご注意を。
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□ 前菜(グリーン・アスパラガスのムースリーヌ 小海老のポッシェ添え 甲殻類のコンソメゼリーと共に)
□ 魚料理(パート包み、リゾットを添えてヤリイカのソテーサフランのリゾット プロヴァンスの香り
□ 肉料理(鴨肉のパイ包み焼き フォアグラ風味 タイムの香りのジューソース 季節の野菜添え)
□ アヴァン・デセール
□ グラン・デセール
□ 小菓子(マカロン)
□ コーヒー
□ パン&リエット(スパイスの香りを付けた鶏肉のリエット “マルコポーロ風”)
□ 乾杯用スパークリングワイン1杯
□ フリードリンク(グラスワイン赤&白、オレンジジュース、ストレートアイスティー)
※ 価格は税込みで、サービス料はかかりません!(つまり5,000円)
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ボキューズの料理に関する理念「良い素材・良い火加減・良い味付け」というのは有名なコンセプトですが、広尾店ではそれに加え、料理とワインのマリアージュを念頭において料理が考えられているのが特徴的。
今回のコースは、料理もワインもおまかせなので、ボキューズプロデュースのマリアージュを味わうコースといえるでしょう。
料理は総じて、至ってクラシカルなフレンチであり、確かな技術に基づき調理された料理は、どれも安定感があり完成度も高い。
代官山のメゾンのセカンドライン的な位置付けでしょうが、料理に関してはメゾンにも決して負けないクオリティーを持っていると思います。
個々の感想は下記のとおり。
(1)スパイスの香りを付けた鶏肉のリエット “マルコポーロ風”&オリーブオイル
最初にパンとともに供されたのが、リエットとオリーブオイル。
ボキューズ系列のブラッスリーでは定番のリエットで、鶏肉のリエットに数種のスパイスを加え、カレー風味に仕上げたもの。
この料理は、スパイスの分量が重要と思われ、スパイスを入れすぎると肉本来の旨みが消されてしまうのですが、絶妙な配合により、肉本来の旨みを十分残しつつ、スパイスにより食が進むという秀逸なりエット。
なお、オリーブはナチュラルなタイプのものでしたが、リエットが美味しかったのでほぼ使用しませんでした。
(2)前菜:グリーン・アスパラガスのムースリーヌ 小海老のポッシェ添え 甲殻類のコンソメゼリーと共に
カクテルグラスに盛られて運ばれた前菜は、宝石のように美しく、食べてしまうのがもったいないくらいの料理。
この料理は、グリーンアスパラのムースの上に、海老、オクラ、トマト、甲殻類のゼリーを乗せ、カリカリに揚げたベーコンを添えたというもの。
それぞれの食材ごとに分けて味わうと、何てこと無い味わいなのですが、アスパラの持つ自然な甘さを抽出したムース、香ばしい香りを楽しむための甲殻類のゼリー、食感と季節感を楽しむための海老・トマト・オクラ、これらが融合したときの味わいが複雑で美味。
特に甲殻類のゼリーが、スモーキーで若干苦味が感じられ、料理全体を奥深いものに変えていました。
したがって、上からちょっとづつすくって食べるのはNGで、スプーンを垂直に入れて味わいましょう。
(3)魚料理:甘鯛のパート・ブリック包み焼き サフランのソース サフランのリゾット添え (個人的に命名)
魚料理は、甘鯛をパート・ブリックで包み焼きにしたものに、サフランのリゾット、素揚げしたチンゲン菜を添えたものが添えられ、ソースもサフランをベースにした一品です。
甘鯛は、パート・ブリックで包むことにより、パイ包み焼きのような身のホクホク感、旨みの凝縮感が味わえ、鯛の身から出る上品な脂がデリシャス!
サフランのソースは、爽やかな味わいで、ソース自体は主張するものではなく、鯛の美味しさを引き出す役割。
チンゲン菜は、少し苦味のある味わいで、料理の良いアクセントとなっているとともに、素揚げすることにより、ソースがよく染み込み、ソースの秀逸さをより一層味わえるようになっていました。
初夏を思わせる爽やかな魚料理でした。
(4)肉料理:鴨肉のパイ包み焼き フォアグラ風味 タイムの香りのジューソース 季節の野菜添え
肉料理は、鴨肉のパイ包み焼き。
事前にお店のHPを見て、この料理が一番食べたかったのでラッキーでした。
パイ包みは、拳よりやや小さめの鴨肉を包んだもので、パイ生地の香ばしい香り、匂いたつフォアグラの風味が食欲をそそります。
パイ包み焼きの上にちょこんと乗せられているのはタイムの葉で、付け合せにはほうれん草、グリンピース、ベビーリーフ等の緑の野菜が添えられて、ソースは食欲をそそる色をした濃厚なジュのソースが使用された一品です。
パイ生地にナイフを入れると、中から鴨汁が溢れ出し、非常にジューシー。(写真を見てください!)
パイ生地の中には、鴨肉がギッシリと詰まっており、ちょっと小さめのポーションかなと思っていましたが、ちょうど良いボリューム。
鴨肉も身が締まっており、噛みしめる度に肉の旨みが伝わってきます。
また、フォアグラを少し使用することにより、味の深みが格段に増し、ワンランク上の料理へと昇華していました。
ワインとの愛称も素晴らしく、赤ワインなら何を飲んでも美味しいのではないでしょうか。
美味しいを通り越し、食べることに幸せを感じる料理でした。
(5)アヴァン・デセール:シャーベット
口直しに供されたのが、シャーベットにピスタチオを砕いたものを塗したもの。(供される料理が多すぎて、何のシャーベットだったかは失念)
この価格でアヴァン・デセールが出されたのが驚きで、コースを間違って予約してしてないか、スマホで予約履歴を確認したほど。
余りにも肉料理の余韻が強烈でしたので、爽やかなシャーベットは、味を一度リセットするためにもありがたい一品でした。
(6)グラン・デセール:サクランボのムース
グラン・デセールは、サクランボのムースの上に円状の飴細工をのせたもの。
添えてあるのはカットされた苺で、あまりにもギッシリ敷き詰められているので、苺にムースを添えたデザートともいえるかもしれません。
苺は非常に甘く、チョコレートのソースが敷かれていますが、ソースをつける必要は全くないくらい甘かったです。
ムースはさくらんぼの存在がしっかり感じ取れ、甘さは控えめで飴細工とチョコレートのソースで甘さを調整して味わうようになっています。
デザートも非常に豪華な一品で驚きの一言。
どうやったらこの価格でこれだけの料理が提供できるのでしょうか?
(7)小菓子:苺のマカロン
マカロンは、人工的な甘さを感じるただ甘いだけのものがありますが、これは自然な甘さで、苺のほのかな酸っぱさもしっかりと感じられるもの。
スイーツ専門店で売られているそれと比べてもクオリティーは高く、最後の最後まで手抜かりの無いコース料理でした。
3.ワインについて
ワインについても料理同様おまかせで、食前にシャンパンカクテル、前菜~魚料理に白ワイン、肉料理に赤ワインが供されます。
なお、シャンパンカクテルは1杯のみですが、赤・白ワインに関してはフリーで、無くなるとサーヴしてくれます。
総じた印象は、フリーのワインとしては、ものすごくクオリティーは高いのですが、料理のクオリティーと比較すると、いささか安っぽい感じがするのが否めなく、心の底から美味しいと思えるワインには巡り合いませんでした。
なお、ワインをグレードアップしたコースもありましたので、真のマリアージュを味わうにはそちらのコースかと思われます。
個々の感想は、下記のとおりです。
(1)シャンパンカクテル
シャンパンにオレンジを加えてシェークしたもの。
濁りがあるタイプで、果実のフレッシュ感がダイレクトに伝わってきて良いです。
また、細かな氷をあえて入れることにより、清涼感が増し、これからの季節に良さそうです。
シャンパンに何かを混ぜたものは、これまで好みではなかったのですが、これは美味しかった!さすがボキューズ。
(2)白・赤ワイン(銘柄等失念)
白ワインは、フランスのスペイン国境近くで生産されたシャルドネのワインで、魚料理に合わせて用意されたものとのこと。
南の方のワインということで、酸味が柔らかく、力強い果実味が味わえるもの。
魚料理も、地中海をイメージした料理っぽかったので、必然的にワインとよく合いました。
なお、赤ワインは、鴨肉のパイ包み焼きがあまりにも美味しく、ワインについては不覚にも忘れてしまいましたので、コメントは割愛させていただきます。
4.接客について
私の席周辺は、30~40代のジェントルマンがほぼ1人対応してくれました。
非常に物腰が柔らかく丁寧で、料理・ワインの説明等も的確で的を得たもの。
フレンチを食べ慣れていると思われる人には細かな説明を、余り食べなれていないと思われる人には、とてもわかりやすい説明をされていました。
終始にこやかで、楽しんで接客をしているなーという雰囲気が、お客にも伝わってくるのが好印象。
その他の方を見ていても非常にレベルが高いので、誰でも安心して食事を楽しめます。
5.コストパフォーマンスについて
これでもかと言うくらい料理が出され、ワインはフリーとくれば、間違いなく★★★★★であえて語る必要はないでしょう。
なお、特質すべきはディナータイムも、ランチとそれほど大差ない価格設定なので、今度はディナーで行ってみようかな。
6.総評
何といっても料理&コスパが素晴らしく、5,000円でいただくのが申し訳ないと恐縮してしまうレベル。
大人がスタイリッシュ&カジュアルに料理を楽しめるという雰囲気も好印象で、カフェの地下というロケーションも心憎く、こういう隠れ家的なレストランは必ず1つは押さえておきたいところ。
評価については、限りなく5点に近いのですが、唯一減点(0.5点)したのはワインのクオリティーで、美味しいのは間違いないのですが、料理と比較してしまうと感動が薄くなってしまいます。
ドリンクをアップグレードさせたコース(6,500円)もあるとのことなので、次回訪問するときは是非そのコースで予約したい。
それにしても、鴨肉のパイ包み焼きは感動的な美味しさ、今でも余韻が続いていそうな気分です。