鈴木ファンドさんが投稿したル・ジュー・ドゥ・ラシエット (東京/代官山)の口コミ詳細

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閉店ル・ジュー・ドゥ・ラシエット 代官山、恵比寿、中目黒/フレンチ

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.4
      • |サービス 4.3
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 4.8
1回目

2012/12 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.4
    • | サービス4.3
    • | 雰囲気4.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.8
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

創造性溢れる料理がカジュアルに楽しめるレストラン「ル・ジュー・ドゥ・ラシエット」

■ ル・ジュー・ドゥ・ラシエットについて(代官山・フレンチ)/22.12/23.12
 代官山にあるフレンチレストラン『 ル・ジュー・ドゥ・ラシエット 』
ル・ジュー・ドゥ・ラシエットとは、“お皿の上で遊ぶ”との意味をなし、シェフの創造力豊かな食材の組み合わせや驚きの調理法などにより遊び心ある料理が楽しめるレストランです。
このレストランのクリスマスメニューは、このレストランで評判が高い料理が勢ぞろいする集大成的な要素が高く、昨年に引き続き、今年も訪問してきました。
お店の場所は、恵比寿駅から代官山駅方面に歩くこと約7~8分。
前回訪問した際、店に辿り着くまでに迷った経緯があり、今回は10分前には到着するようにGPSを使用しながら向かったのですが、結局はギリギリの到着。
代官山は、細く高低差のある道が多く、方向感覚を失ってしまうため、私には苦手な街です。
レストランは、いつものことですが、訪問も満席。
ランチ・ディナーともに非常に人気の高いお店なので、2ヶ月前からの予約が必須です。

1.雰囲気について
 レストランは坂道沿いに位置し、窓からは雑貨屋、イタリア料理店等、若者向きのお洒落な店が軒を連ね、いかにも代官山といった景色が眺望できます。
店内は、白を基調とした清潔感のある内装で、カジュアルなのが特徴的。
有名店だけに、初訪問の際は厳格にドレスコードを遵守しなければならないレストランなんだろうと思いきや、星付きフレンチの中でも最もカジュアルな部類なので、きれい目の服であればOK。
女性のランチ会や20~30代のデート利用にぴったりのお店です。

2.料理について
 クリスマス期間中は、2万円の限定コース料理のみ。
料理の全体的な印象としては、見た目の美しさや意外な食材の組み合わせなどで楽しませてくれる料理が多く、シェフの創造力とセンスに驚かされますが、料理の味はその創造性を更に越えるものがあり、驚きを受けることは間違いなし。
23年バージョンの料理に関しては、和のテイストが強く感じられ、油脂分を控えた料理が多く、10皿以上の構成でしたが、最後まで飽きることなく美味しくいただくことができました。
個々の料理の感想は下記のとおりです。

(1)おつまみ
 前回訪問時(下記参照)と変わりませんが、幾分真鯛が大きくなったような気が。。。
きっと米粉で包み込む技術が向上したのでしょう

(2)ウフ ヴェネディクト トリュフ
 こちらも前回供されたのものですが、メニューがエッグ→ウフと仏語になったことと、トリュフの香り→トリュフとネーミングが変更されていました。
料理もその名のとおり生まれ変わり、前回はオランディーソースに刻まれたトリュフが入っていただけでしたが今回は、トリュフのスライスが2枚追加され、ゴージャス感と香りが格段にアップしていた。

(3)紅芯大根のジュレ 青森県産帆立のマリネ キャビア
 1つめの前菜は、下から紅心大根のすりおろし、紅芯大根のジュレ、帆立のレモンマリネ、キャビア、紅心大根、九条ネギにミョウガを配したという、豪華な海の幸と紅心大根満載の冷たい前菜。
キャビア、帆立が美味しかったのはもちろんですが、紅心大根のジュレが格段の旨さ。
ジュレは、おそらくコンソメベースのものに、大根のエキスを加え、ほんのりした大根の甘味と苦味と風味が楽しめる極めて繊細なもの。
また、大根のすりおろしは、ジュレよりもより強い味わいで、食感も含めて料理の良いアクセントとなる存在です。
キャビア、帆立という主役級の食材以上に紅心大根の旨さが際立った料理。

(4)フォアグラのテリーヌ エビスのチュイル ショコラの土
 お肉の前菜は、杏のピュレがのったフォアグラをチュイルで挟んだもの。
イチジクの実が添えられており、土に見立てているのはカカオを砕いたもので、フォアグラにつけて食べてくださいとのこと。
この食材の組み合わせであれば、フォアグラによく合うことは容易に想像できますが、カカオを土に見立てる創造力が何ともオシャレで素晴らしい。
この店らしい何とも遊び心に満ちた料理で、見た目と味で楽しめ、会話も弾む一品です。
 
(5)38℃で火を入れたタスマニアオーシャントラウトのコンフィ レモンとアーモンドの香り
 前回とほぼ同様のため下記を参照。
食べた後の余韻の長さは相変わらずで、ワインと供に30分かけていただきました。

(6)鱈の白子と蕪のフラン 柚子
 メインの前は、聖護院蕪を様々な技法で調理した優しいお味の料理。
泡状のものは蕪のスープで、その下にソテーした蕪、鱈の白子、チコリ、菜の花が隠れており、更にその下には蕪のフランが配され、お皿の底には泡のスープとは異なる温かいスープが注がれている料理。
紅心大根の前菜も和テイストでしたが、こちらは更に和テイスト。
特にお皿の底に注がれたスープが和風出汁のような味わいで、胃の中で優しく染みわたる感覚が心と身体に安らぎを与えてくれる。
ソテーした蕪やその他の野菜も薄味で食材そのものの旨みが堪能でき、繊細・複雑な味わいの料理が多いメニューの中の箸休め的な存在。

(7)活オマールと牛蒡のクリスティアン
 魚料理は、オマール海老を揚げた牛蒡でぐるぐる巻きにしたもの。
ソースも深みのある牛蒡のソースで、オマール海老と牛蒡のコラボを味わう料理。
オマール海老は身がプリッと引き締まり、凝縮感のある甲殻類の旨みが味わえます。
また、丁寧にオマール海老に巻かれた牛蒡がいい働きをしており、供されたばかりのカリット揚がった食感、牛蒡のスープがひたひたに染み渡った味わいともに良く、時間差で異なる味わいが楽しめる料理。

(8)ゆっくり火を入れた蝦夷鹿フィレのロース ソース グランヴヌール ねずの実の香り
 肉料理も、前回とほぼ同様でしたが、グランヴヌールソースにねずの実の香りがプラスされたとのこと。
正直ねずの実の香りがどんな香りか良く知らないのですが、ソースの複雑味は確実に増しており、力強い鹿肉にも太刀打ちできる存在感のあるソースに飛躍しておりました。

(9)みかんとココナッツのイルフロッタント
 アヴァンデセールは、みかんのソースの上にココナッツのアイスとムースをのせたもの。
みかんの風味が爽やかで、味わいも食感も軽い仕上がりのデザート。
野性味溢れる鹿肉とこの後に控えるボリューミーなデザートの前に相応しい料理。

(10)チョコレート球体 ヴァローナ社チョコレートマンジャリ フランボワーズ バニラ
 前回とほぼ同様のため下記参照

(11)ミニャルディーズ
 前回とほぼ同様のため下記参照

(12)食後の飲み物:カプチーノ(ヴィヴァルド)
 食後の飲み物は、3種類のエスプレッソ、2種類のカプチーノとコーヒー、3種類の紅茶、6種類のハーブティーから選べ、どれも魅力的で選ぶのに迷ってしまいます。
その中から選んだのが、コーヒーとミルクが別々の容器で運ばれてくるヴィヴァルドというもの。
コーヒーとミルクは自分で配合する仕組みで、カプチーノとしてもカフェオレとしても味わえるという楽しいものでした。

(13)パン&バター 
 パンは、「ファミーユ」のパンが使用されているとのこと。
ハードタイプの丸いプチパンが供され、塩気もほどよく、ソースにつけて食べるのにいい感じ。
バターは、無塩のものと岩塩をのせた有塩ものの2種類。
料理が塩分控えめなので、アクセントとして主に有塩バターを使用しました。

3.ワインについて
 紅心大根のジュレまではシャンパーニュ、フォアグラから魚料理にかけてグラスの白×2、肉料理に合わせグラスの赤をいただきました。
シャンパンが1種類、グラスの白が3種類、グラスの赤が2種類という品揃えでした。
個々の感想は下記のとおり。

(1)シャンパーニュ(¥1,785)
 シャンパンの銘柄は、入店したばかりの緊張感のせいでいつも失念してしまうのですが、黒葡萄100%使用したシャンパーニュとのことでこれは前年と同様。
写真ではわかりにくいのですが、きめ細かい泡が店の照明にキラキラ反射し何ともエレガント。
味わいは、果実味が強く、ほのかにアーモンドのニュアンスが感じられる芳醇なタイプのシャンパーニュで、アフターには微かなハチミツのニュアンスが感じられるテイスト。
前述しましたがトリュフとシャンパンを飲んだ時点で満足です。

(2)グラス(白):リースリング(¥1,680)
 フォアグラに合わせてオーダーしたのはもちろんリースリング。
辛口タイプのリースリングで、アタックには甘い香りと林檎と蜂蜜のニュアンスがするのですが、アフターにかけて切れの良い酸味が追いかけてきて余韻も長いもの。
フォアグラとも見事にマリアージュし美味しすぎて言葉も出ません。

(3)グラス(白):ピュリニーモンラッシェ(¥1,890)
 グラスの白は、私の大好きなモンラッシェ(生産者は失念)。
白い花の香り、綺麗な酸、豊富なミネラルと典型的なモンラッシェで、樽香は比較的強いタイプ。
燻製のトラウトサーモンとの愛称が良く、サーモンの余韻とモンラッシェの余韻に長く浸っていました。

(4)グラス(赤):コート・デュ・ローヌ/ユリッセリオ(¥1,890)
 赤はカベルネとグルナッシュの2択で、肉料理が蝦夷鹿でしたので、迷わず後者を選択。
100%グルナッシュを使用したワインとのことで、爆発的な果実味とスパイシーさが特徴的ですが、カベルネソーヴィニヨンのような優雅さとしなやかさを合わせ持つエレガントなワイン。
余りの美味しさにネットショッピングで購入してしまいました。
   
4.接客について
 若いスタッフが多く、爽やかかつフレンドリーな印象で、気さくに話しかけやすい感じが良い。
物腰が非常に丁寧で、誰に聞いても料理の説明が上手で楽しく、料理の作り方まで教えてもらいました。
帰り際には、シェフが階段を下りて来ていただき視界から消えるまで見送ってくれるので、いつも帰り道とは違う方向の脇道に一旦身を隠してしまいます。
気持ちよく食事をするには、何をすべきなのかということを、お客の立場に立って考えられた接客で、居心良い雰囲気を作り出す接客スタイルです。

5.コストパフォーマンスについて
 トリュフ・キャビア・フォアグラ等々の贅沢な食材をふんだんに使用した料理とワイン×4杯で約30,000円、これはグランメゾンともなると食事代だけの価格。
それでいて料理のクオリティは、グランメゾンと同等かそれ以上というのは、私があえてコメントするまでもなく、他の方の評価からもわかること。
2年続けて夢の様な一時を過ごさせて頂きました。

6.総評
 前回はシェフの創造力・発想力の豊かさにただただ脱帽するのみでしたが、それから更にどんどん新たなメニューを生み出しているのが認識でき、もはやひれ伏したいレベル。
また、クリスマスの様な特別な時は、驚きの要素も重要なポイントで料理の話題だけでも会話が弾み4時間以上かけて料理を楽しみました。
当面(店のカジュアルな雰囲気に対応できるまでは。。。)クリスマスは予約が取れれば「ルージュ・ドゥ・ラシエット」で決まりです!!


■□■ 2010年のクリスマスメニュー
(1)おつまみ
■ 真鯛のライムマリネ
 繭玉のような白い球体は、真鯛を米粉とゼラチンで包んだもの。
真鯛は一口サイズの大きさにカットされ、ライムでマリネされています。
それを包み込む白い球体は、米粉とゼラチンを一度泡状にしてから固めたもの。
口に含んだ瞬間は、米粉の泡のふわふわとした食感がするのですが、すぐに口の中でスッと消えてなくなるという非常に面白い食感。
中から現れた真鯛は、ほんのりした塩気と魚の旨味が感じられ、後からライムの爽やかな香りが追いかけてくるといった味わいで、見た目、食感、味覚、香りで楽しませてくれる料理。
■ パルメザンチーズと黒胡椒のスティック/1口サイズのピザ/青さ海苔のチップス
スティックはパルメザンチーズをたっぷりと練りこんだスナックで、チーズの香りが楽しめます。
ピザは、パイ生地にトマトジュースが入ったというもので、噛むと液体がピュと飛び出し、ピザのような味わいになるというもの。
あおさ海苔のチップスは、磯の風味を味わうもの。
すべて一口サイズなのですが、それぞれ風味が豊かで、余韻が残る味わい。

(2)エッグヴェネディクト トリュフの香り
 イングリッシュマフィンの上に、イベリコ豚の背油、黒トリュフ、ポーチドエッグをのせ、ブリオッシュで挟み込んだというもの。
ソースは定番のオランデーズソースですが、そこにトリュフをふんだんに使用した何とも贅沢な料理。
ナイフを入れると中から黄身が溢れ出し、食材すべてをまろやかにコーティング。
これらを一口でほお張ったときの味わいがたまりません。

(3)銚子産金目鯛の炙りカルパッチョ 発芽野菜と洋梨のサラダ キャビア
丸く模られた水菜の上に、鮮やかなピンク色の金目鯛が敷かれ、その上にキャビアと細かく刻んだ洋梨、蕎麦の芽とつまみ菜の2種類の発芽野菜がのせられています。
円状のソースは洋梨のピューレで、料理自体にも柑橘系のソースでうっすら味付けされています。
金目鯛は、臭味は皆無で、ネットリした食感が楽しめ、噛むと口の中に魚の旨みが滲み渡ります。
キャビアは金目鯛の味の深みを更に引き出し、洋梨は後味を爽やかな気分にさせてくれる役割。
洋梨のピューレは、刻んだ洋梨よりは甘く、アクセントとして使用するものでしょう。
魚・フルーツ・野菜のハーモニーが堪能できる爽やかな一品。

(4)38℃で火を入れたサーモンのコンフィ レモンとアーモンドの香り 牛乳のガゼインとフヌイユのサラダ
トラウトサーモンは、低温で調理され、アーモンドのパウダーが振られています。
ソースは、アーモンドクリームと白い牛乳のガゼインをつけていただくとのこと。
付け合せには、フヌイユのサラダと甘さの違うトマト3種類が添えられた料理。
この料理で目を見張るべきは、何といっても火入れ。
サーモンは生で味わった時の弾力感や舌に絡みつくネットり感を残しつつ、火を入れることによって得られる旨みの凝縮感も味わえます。
ソースは添えられていますが、何もつけなくてもサーモンの脂の旨みが強く、余韻が長く楽しめるので、何もつけずにいただきました。

(5)オマール海老のフラン 瓶詰め仕立て 暖かい甲殻類のコンソメジュレ 和テイストのサラダ
海老のフランは、コンソメ仕立てで甲殻類の出汁を使用しています。
サラダは、オマール海老にベビーリーフ、紫蘇、菊の花を添え、海老のパウダーを使用し、ジュドオマールから作ったヴィネグレットとメープルヴィネガーのジュレでいただくというもの。
オマール海老のフランは、プルプルした食感がたまらなく、口に含むと滑らかな舌触り。
味わいは蟹の方が強く、香りは海老の方が強い。
サラダはフランとは対照的に、プリッと引き締まったオマール海老の食感が味わえます。
メープルシロップのヴィネガーとの相性も良く、デザート感覚でもいただけます。
オマール海老の美味しさを、余す所なく味わえる一品です。  

(6)グリエした庄内産赤葱のモザイク エシャロットヴィネグレット
 フォアグラと庄内産赤葱をモザイク状に組んだ冷製料理。
フォアグラは、表面だけやや強めにグリエされ中身はほぼミキュイ。
赤葱は焦げがつくまでしっかりとグリエされています。
軽めに胡椒が振られて、付け合せにはエシャロットのグレックと赤ワインに浸けたエシャロット、シブレットのヴィネグレットが添えられた一品。
フォアグラは、ナイフを入れるとプリンの様な弾力で、口に含むと滑らかに溶けていきます。
焦がした赤ネギと組み合わせることで臭味はなく、トロッっとした食感と卵の様な甘みだけが口の中に残ります。

(7)本日の鮮魚 きのこの香り じゃがいものエクラゼ
 魚料理はヒラメのポワレ。
ヒラメは表面だけカリッとさせ、必要以上に火入れはしていません。
ソースはきのこの泡のソースで、その下には、数種類のきのこのソテーとじゃがいものエクラゼが潜んでいるといった料理。
泡のソースはキノコ香りが強く、濃厚なエキスが抽出されています。
ソテーされたキノコもそれぞれ素材の味わいがしっかりしており、それだけいただいても美味。   
ヒラメとじゃがいものエクラゼは、茸の濃厚なソースを受け止める役割で、ヒタヒタに染み込ませて食べると非常に美味。

(8)ゆっくり火を入れた蝦鹿フィレ肉のロースト ソースグランブヌール
 肉料理は、鹿の肉を厚めにカットし、低温でローストしたジビエ料理。
ソースはグランブヌールで、さつまいものピュレも添えてあります。
付け合わせは、リンゴのソテー、さつまいも、オニオン等々です。
鹿肉は、表面以外は均一に火が通っていて、血が滴るような赤色。
絶妙な火入れにより、肉汁を逃がすことなく旨みをとじ込め、かつ噛み締めた時の弾力を兼ね備えており、蝦夷鹿を頬張る肉食獣の気分を味わえます。

(9)キウイのソルべ 花の香り
 ゴールデンキウイのソルベの上にひなげしのジュレ、ライチのムースと菊の花びらを散りばめた色彩も鮮やかなもの。
キウイのソルベとライチのムースはまったり濃厚で、フルーツの酸味と甘みが味わえ、フレッシュ感や爽やかさを味わえます。
この料理で秀逸なのは、ひなげしのジュレ。
ほのかな上品な甘みと、繊細で優しいひなげしの香りが口の中に広がり、リラックスした気分になります。

(10)チョコレート隕石 薔薇
 チョコレートの球体が運ばれ、スタッフが温かいフランボワーズのソースをかけると中からベリーとムースが顔を出すといったお洒落な演出が。
チョコレートはヴァローナ社のものを使用しており、ベリーは、グランベリー、ラズベリー、ブルーベリーの3種。
ムースは、ホワイトチョコレートとフロマージュの2種類を使用し、かすかな薔薇の香りも感じられます。
チョコの苦味、ベリーの甘酢っぱさ、ムースのまったりした甘みなど、様々な味わいが複雑に絡み合い見事なハーモニーを奏でている一品です。

(11)食後の飲み物
 ドリンクメニューのリストを渡され、オーダーしたのは、「ローマ」と命名されたエスプレッソ。
メニューには、エスプレッソだけでも3種類ぐらい掲載されており、酸味の強いもの、カフェインレスのもの等様々。
「ローマ」の味わいは、酸とコクのバランスが取れたもので、優雅な味わいと香りの余韻に浸れました。

(12)ミニャルディーズ   
 小菓子として出されたのが、エクレアと貴腐ワインのジュレに青リンゴのソルベをのせたもの。
エクレアは、クランブル生地にリンゴのキャラメリゼ、チョコレートのテンパリング、塩キャラメルのクリームを挟み込んだもので、生地でサクサクした食感とチョコレート、キャラメルのしっかりした甘さを味わえ、苦いエスプレッソと良く合います。
貴腐ワインのジュレは繊細で上品なワインの甘みと、青リンゴの酸っぱさが爽快感を醸し出し、エクレアとは対照的な小菓子。

  • チョコレート球体

  • 外観

  • 店内から

  • ショープレート

  • ドリンクメニュー(2011.12)

  • カフェメニューその1(2011.12)

  • カフェメニューその2(2011.12)

  • カフェメニューその3(2011.12)

  • おつまみ(2011.12)

  • ウフ ヴェネディクト トリュフ(2011.12)

  • 紅芯大根のジュレ 青森県産帆立のマリネ キャビア(2011.12)

  • フォアグラのテリーヌ エピスとチュルイ ショコラの土(2011.12)

  • 38℃で火を入れたタスマニア産オーシャントラウトのコンフィ(2011.12)

  • 鱈の白子と蕪のフラン 柚子(2011.12)

  • 鱈の白子と蕪のフラン 柚子(2011.12)

  • 活オマールと牛蒡のクリスティアン(2011.12)

  • 蝦夷鹿フィレのロースト(2011.12)

  • 蝦夷鹿フィレのローストアップ(2011.12)

  • みかんとココナッツのイルフロッタント(2011.12)

  • チョコレート球体その1(2011.12)

  • チョコレート球体その2(2011.12)

  • ミニャルディーズ(2011.12)

  • コーヒー:ヴィヴァルド(2011.12)

  • ほうじ茶(2011.12)

  • パン(2011.12)

  • バター(有塩・無塩)(2011.12)

  • シャンパーニュ(\1,785)(2011.12)

  • グラス(白):リースリング(\1,680)(2011.12)

  • グラス(白):サシャーニュモンラッシェ(\1,890)(2011.12)

  • グラス(赤):ユッセリオ コート・デュ・ローヌ(\1,890)(2011.12)

  • 真鯛のライムマリネをお米とゼラチンの繭玉で包んで

  • おつまみ

  • エッグヴェネディクト トリュフの香り

  • 金目鯛のカルパッチョ 発芽野菜と洋梨のサラダ キャビア

  • 38℃で火を入れたサーモンのコンフィ レモンとアーモンドの香り

  • オマール海老のフラン

  • オマール海老のフラン(プルプルバージョン)

  • 和テイストのサラダ

  • 庄内産赤葱とフォアグラのモザイク

  • 真鯛のポワレ きのこの香り

  • 蝦夷鹿フィレ肉のロースト ソースグランブヌール

  • キウイのソルベ 花の香り

  • チョコレート球体 薔薇

  • エクレア/ソーテルヌのジュレ

  • エスプレッソ(ローマ)

  • ヴェルヴェーヌティー

  • シャンパーニュ(\1,575)

  • グラスワイン/白/モンラッシェ(\1,680)

  • グラスワイン/赤(\1,680)

2012/04/14 更新

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