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1位
1回
2014/01訪問 2015/01/27
「第14回食事会in大阪~渡辺玲さんを囲んで~」開催顛末記
カレー伝道師こと渡辺玲先生を囲む食事会を主催者である「まさやん」さんからの要請によりコーディネートさせていただいた。年に数回、渡辺先生が来阪されてインド料理教室を開催されるのであるが、その前日に関西のインド料理店等で懇親食事会を開催することが恒例となっており、私も料理教室には参加しないけれど食事会には数回参加させていただいている。今回は関西のマニアの間で最大の注目の的となっているらしいパキスタン料理大阪ハラールレストランで開催することもあり、このお店で数回食事会を開催させていただいている私にコーディネート等を委託されたということである。
食事会開催までに店主と数回打ち合わせをさせていただいて、この食事会の趣旨や参加者のバックグラウンドなど店主によく理解していただいたこともあり、これまで以上に素晴らしい食事会となった。店の席数が24席(通常使用しないカウンター席を除く)にもかかわらず、参加希望者が殺到して結局一部カウンター席なども使用して最大限参加していただいたが、それでも数人参加いただけなかった方がおられ、申し訳ない気持ちでいっぱいであった。食事会は午後6時スタート。早速恒例である?名古屋から参戦されているuさんの「覗き込み」もあり、和やかな雰囲気で始まった。
まずサラダから。通常店では特に指定しない限りキャベツの千切りを主体にオリジナルドレッシングがかかったものが供されるが、今回は特別に「現地っぽい」スタイルで提供いただいた。キャベツ、キュウリ、トマトの他、大根も入っている。ドレッシングは酸味が利いたもの。次にスターターとしてジャガイモ、ナス、玉ねぎを使用したパコラ。そしてこのお店の人気メニューであるマトンの炊き込みごはんである「マトンプラオ」。シークカバブ、シャミカバブも同時に美しく盛り付けて供された。これはテーブルのキャパシティを考えて皿を節約するという目的でこのようにした。予想通り大好評であったが、食事会の前に、この段階で調子に乗って沢山食べすぎると後のカレー類が食べられなくなるので、セーブして食べるよう説明させていただいたが、美味しいこともあり、気が付けば皆さん沢山食べておられたようである。6~7人掛け各テーブルにこれを1皿という配分であったが、当初店主は2皿供する気でいたようで、あわててストップしていただいて、後で食べたい方のみ追加していただくように調整した。シークカバブはたぶんビーフとチキンのミックス。油控えめに焼き上げているため竹輪っぽい食感であるが、私は油ギトギトなことが多い他店のチキンシークカバブより好きである。シャミカバブもたぶんビーフ使用(事前の打ち合わせではビーフを使用するとシェフが言っていたので)。この時点でかなりテンションがあがっている参加者が多かったが、この後さらに驚愕の料理たちが続々と供されたのでした。
スターターとマトンプラオである程度腹が膨れたが、ここからメインであるカレー類の登場となった。まずダール・パラク。ダールといってもひき割りチャナダールを使用。当初、アールー(じゃがいも)・パラクあるいはパンジャーブの定番であるパラク・パニール(カッテージチーズ的なもの)にしようかという案もあったけれど、他にアールー・ゴービーを供する予定であったので、イモがかぶって腹一杯になるのではという懸念があったため他の料理と準備の都合上、ダール・パラクに落ち着いた。渡辺先生が来阪される前にパンジャーブのサルソン・カ・サーグ(からし菜のカレー)のことをブログに書いておられたこともあり、まず最初にパンジャーブを代表する料理を持ってきた。カレー類が供されはじめたので、パン類もということでローティーとナーンを焼いていただいた。渡辺先生がローティーを好むことは事前にリサーチ済である。次にアールー・ゴービー(じゃがいもとカリフラワーのカレー)の予定であったが、調理の都合上か何故かあの「見た目のインパクトが強いアレ」が準備されていた。アレとは「クーナ(クンナ)・ゴシュト」である。羊のふくらはぎの肉(クンナ)を骨・筋と一緒に煮込んだ料理である。味的にはパヤに近い感じで、ニハーリーとパヤを合体させたような感じである。見た目が半端なくインパクト大である。肉の味、骨髄や筋がグレービーに溶け込んで、サラサラしているけれど濃厚な生姜・ニンニクの利いた如何にも身体が温まりそうな味であった。クーナゴシュトの次は辛くない白いチキンカレー。濃厚ながらレモンの酸味も利いて、意外とさっぱりした味であった。店主は「ホワイト・チキン」と言っていたが、現地で実際にどの様な名称の料理なのかは不明。前日に試食した時、シェフは何か違うことを言っていたような気がするが・・ 次にアールー・ゴービー。実はこちらのお店では、アールー・ゴービーはドライなタイプなど数パターンあって、今回は多少グレービーを含んだタイプが供された。この料理も比較的マイルドであった。そしてカレー類の最後はビーフ・カラヒ(カライ)。普段はマトン・カラヒをいただくことが多いけれど、今回はあえてビーフにした。これは単純に自分がビーフ・カラヒを食べたかっただけです(すいません)。汁気はほとんど無く、ドライな仕上がり。濃厚でマトンとはまた別の美味しさであった。
カレー類は以上。どの料理も素晴らしい仕上がりであった。そして最後はデザートが供された。
メインの料理が終わって、デザートは2種類供された。当初、甘いビリヤーニー的なデザートであるザルダだけの予定であったけれど、結局、店主が当初考えていたカジャル・キールも供された。まずパキスタンでは結婚式などのお祝いの席で供されることの多いザルダ。シェフ・カンバル氏は来日する前は本国で結婚式での宴会料理を供する仕事をしていたため、このようなお祝いのデザートは得意なのである。渡辺先生が「ザルダの上に玉子のスライスが乗ってるのは珍しい」とおっしゃっておられたので、店主にそのことを聞いてみると、パキスタンではこのようにすることが多いのだそうだ。ザルダを初めて食べる方が多かったので、予想通りかなり衝撃を与えたようである。普通の日本人の感覚では甘い米料理というのは意外だと思うけれど、参加者の1人がおっしゃっていた「日本でいうと「おはぎ」みたいなもんやな」という言葉が言い得て妙であった。そして最後にカジャル・キール。ニンジン入りのキール。他の参加者にはナッツ等がトッピングされた美しいビジュアルのものが供されたが、参加者が予定より多くなってしまったため、私は別途キール本体だけいただいた。これでこの日の料理はすべて終了。最後に参加者それぞれの自己紹介と店主からの挨拶があった。こちらのお店は店主を含めてスタッフが3人しかいないので、ホールまで手が回らなかった(私など参加者数人でフォローしたが)ことや食器不足など至らない点はいろいろあったけれど、とにかく参加者の皆さんには満足しただけたようであったので安心した。これも日頃、店主やシェフとコミュニケーションをとって、食事会の趣旨などよく分かっていただき開催したことが予想以上の良い結果(内容)に繋がったのだと感じた。
とにかく、渡辺先生、まさやんさんを始め関係者の皆様お疲れ様でした。
rikirohさんを招いて懇親会兼第3回パーク料理を楽しむ会
今年3月まで奈良在住で4月から富山県に転勤となった、グルコバや古民家会のほか、神戸・大阪・京都等インド、スリランカ、パキスタン料理等食べ歩きで遭遇および同行することが多かったrikirohことHさんが盆休みに大阪方面に来られるという情報をキャッチして、急遽大阪ハラールレストランにて懇親会を開催させていただくこととなった。
今回はHさんゆかりの方にお声掛けさせていただき、名古屋から最強マニアuさんにも参加していただきました!また料理は事前に店主と打ち合わせさせていただき、Hさんが食べたいと思うであろうものを用意していただきました。
まず野菜サラダのあとスターターとしてチキンサモサ、ベジパコラ。そしていきなりマトンプラオ。これは本当にこのお店のマストな料理。ビジュアル、味とも素晴らしい。このあとカレー類の登場。まずアルーパラク、ほうれん草とジャガイモのカレー。こちらのお店でパラク系のカレーは食べたことがなかったので、今回初めていただくこととなった。濃厚ながら油っぽくなくて意外にもマイルドな印象でした。滋味深いビーフハリーム。これまたマストのマトンカラヒ。今回はナーンでなくロティでいただきました。そしてHさんuさんリクエストによりチキンティッカ追加。久々にH氏に再会した方ばかりなので、いろいろ積もる話が続きました。でも店内では、uさんによるお約束の「覗き込む」もあったりして・・・これには事情を知らない店主も苦笑いでした。
食事会はこれで終了。このあと有志にて、この日開催されていた淀川花火大会を神崎川沿いまで観にいって解散となったのでした。
第2回パーク料理を楽しむ会開催(微妙に会の名称を変えました)
6月にパキスタン料理の新鋭、大阪ハラールレストラン(大阪市西淀川区大和田)にて初めて開催した「パキスタン料理食事会」がマニアックすぎる内容であったにも関わらず、大好評で予想以上の参加申し込みがあり、さらに店のキャパシティの問題などで参加申し込みをお断りした方などもおられたため、第2回を開催させていただいた。
第1回開催時は、店も初めての貸切営業であったこともあり、準備がギリギリであったり、配膳の仕方などうまくいかなかったところもあって、そのあたりの反省点も踏まえて開催させていただいた。第1回は日曜日の開催であったが、土曜開催の方が参加しやすいという意見もあって今回は土曜日開催とした。時間は前回と同じく17:30から。今回のメニューについては、メインとなる「マトンカライ(カラヒ)」は事前にお願いしたが、それ以外は店主お任せとした。
まずサラダ。前回のキャベツ千切りではなく、カチュンバル的なものが供された。次にパコラ。これも前回と違い、掻き揚げ的なパキスタンスタイルのものを供していただいた。このあたりは前回の反省点を踏まえたもの。そして豪快な鶏一匹丸ごとフライドチキン。あとで作り方をきいたところ、丸ごとフライした後、蒸し器で蒸したとのこと。そのためか予想外に油っぽく無かった(「スチームドチキン」という料理らしい)。これはナイフで解体していただいた。その後は絶品マトンプラオ(これはこのお店の看板メニューであると断言できる)。あと肉団子の中にゆで玉子が入った「スコッチエッグ」をカレーにしたようなナルギスコフタ、前回も好評であったミックスベジ。日本人向けのメニューにも記載されている。グレービーに頼らないところが良い。
そして今回のメイン料理である絶品マトンカライ。以前初めていただいたときはマトンカレーの肉を流用して作っていただいたが、今回はマトンンカライ用に肉を下ごしらえしたためか、予想以上の素晴らしい出来であった。このマトンカライは是非予約するなどして一度食べてみることをお勧めする。巷のエコノミーなインドレストラン等で供されるマトンカレーやマトンマサラなんかと比較すると全く異次元の味である。また今回はナーンだけでなく全粒粉を使用したローティーも供していただいた。これも裏メニューであり、いつもあるわけではないけれど、ナーンより噛み応えがあって味も良い。最後にデザートとして米と牛乳等で作ったフィルニをいただいた。前回のニハーリーも凄かったが、今回も驚きの連続であった。
第1回パキスタン料理食事会@大阪ハラールレストラン
日曜日のディナータイム、FB上で声掛けをさせていただき、今年4月末にオープンしたばかりのパキスタン料理店、大阪ハラールレストランにて、パキスタン料理に興味を持つ南アジア料理ファンや自作マニア、飲食店経営者等を含めて総勢20人による食事会を開催させていただいた。当初10~15人で開催しようと思っていたけれど予想以上に反響が大きく、20人で締め切ったという次第(参加できなかった方々、どうもすいません)。
なお当日は、店主が気を利かせて17:00~20:00を貸切としていただいた。
料理については、事前に店主と打ち合わせした通り、金曜スペシャル等で評価が高かったマトンプラオ、ニハーリー、ラホーリー・ムルグチャナを中心としてミックスベジ、BBQ、ナーンの他、追加サービスとして、野菜サラダ、パコーラー(ポテト、玉ねぎ)、食後のチャイを供していただいた。
まず普通の野菜のサラダのあと、肉のバーベキュー。ドライに香ばしく焼きあがっており、特にチキンティッカはスパイシーであった。この焼き物が供された時点で、参加された皆さんはこのお店のシェフはかなりの力量を持った方だということが分かったと思う。次にお店からのサービスとして、野菜パコラ。ジャガイモと玉ねぎ。パリッと揚げたてで美味しかった。このあとカレー類がまとめて供された。まず肉の煮込み料理ニハーリー(ビーフ)大きな骨付き牛すね肉がこれでもか!と入っていた。 肉はもとより、肉汁や骨から出た出汁?がグレービーに溶け込んだ絶品であった。次にラホーリー・ムルグチャナ。もう1種、ミックスベジカレー。グレービーに頼らない見事にパキスタンタイプな野菜カレー。各カレーともペースト等作り置きせずに料理を提供する直前に調理しているため、スパイスの風味がとてもフレッシュで、巷のエコノミーなインド・ネパール料理店の料理とは一線を画するものであった。ニハーリー(ビーフ)は当然として、特にシェフの地元料理であるラホーリー・ムルグチャナもこのお店を代表する料理であると思う。骨付きチキンとチャナダールを濃厚なグレービーにて調理している。ミックスベジはパキスタン料理らしく油多めであったが、フレッシュなスパイス使いのためかお代わり続出であった。
そして今回、絶対食べたかったマトンプラオ!「マトンプラオ」は、マトンの炊き込みご飯的な料理であるが、日本人の口にも合う味つけで、マトンの肉汁がバスマティライスにしみこんで、大変美味しくいただけた。今後こちらのお店の代表的かつ名物となりうる出来であり参加者からも大好評であった。もしかしたら他の料理との兼ね合いもあるがビリヤーニーよりも好きな味かもしれない。ナーンはパキスタンスタイルの丸型を2つに切って供していただいた。どちらかというと日本人の好む「もっちりふわふわタイプ」ではなくギーを塗っていないハードなタイプ。焼き立てはもちろん美味しいが、冷えても充分美味しかった。あとチャイをいただいてフィニッシュした。
今回の参加者は普段インド料理等南アジア料理を食べ慣れている方がほとんどであり、いい加減な料理については遠慮なしに批評する方々ばかりであったが、皆さん充分堪能し満足された様子でほっとした。店主によると、まだまだお勧めの料理があるそうなので、今後も定期的に食事会を開催してもいいかなと思った。ただ今回のように大人数で店貸切としてしまうと、モスクにお祈り後に食事をしようと思っているイスラム教徒の方々に迷惑がかかるので、できれば次回は10人以内の少人数で開催しようと思う。
大阪マスジド(モスク)近くに第2のハラールレストランがオープン。
大阪中央マスジド(モスク)近くに、数ヶ月前からオープンが案内されていたハラールレストラン「大阪ハラールレストラン」がオープンした。
正直、もう少し何か気の利いた店名になるかと思っていたが、意外にも「ど真ん中ストレートでベタ」なので驚いた。
日曜日のランチタイム遅めに初訪問。店内に入るといわゆる白いイスラム服を着た店主に出迎えていただいた。とても丁寧な方で、あとで聞いたところによるとパキスタン・カシミール地方出身だとのことであった。
メニューは一応あったけれど、どうもまだ試運転中らしく、今日できる料理を説明いただいた。とりあえず初めての訪問であったので、カレー2種とパコラなどがいただける一番高い1,000円のセットをオーダーした。アラカルトメニューは本日お勧めのカレー600円、チキンカレー500円、野菜・豆カレー500円、ナーン200円などかなりリーズナブルであった。持ち帰り弁当も500円と安い。またハラール店であるのでビールなど酒類は置いていない。
カレーはマトンと豆にしたが、マトンは代表的なムスリム系のマトンカレーで豆もレストラン系のリッチなもの。またウエットスパイスとして針ショウガおよびコリアンダーリーフが使われていたのが好印象。 ナーンもギーを塗ってない丸型のパキスタンタイプであった。ライスは日本米。パコラは揚げたてであった。味などはまずまずであったが、あとから店に入ってこられたパキスタン人と思われる方やアフリカ系の方がオーダーしていた単品のカレー+ナーンの方がカレーの量が多くて満足度が高そうであった。
少し店主と話をしたが、まだチラシなどもできておらず、メニューも固まってないとのこと。現在は店主の友人や店の正面にある専門学校の学生などが来店されているようだ。また金曜日はお祈り後のイスラム教徒のためにスペシャルなセットメニューをやっており、ニハリ、ハリーム、ビリヤニ等(メニューは週替り)がいただけるとのこと(900円と安い!)。
このお店を始めた経緯についても少し伺った。店主はもともと飲食店に勤務したり貿易関係の仕事をしていたが、仕事の関係で大阪に移り住んできたとのこと。数年前に大阪マスジドがこの地にでき、特に金曜日などイスラム教徒の方々がマスジドに集まってくるようになったが食事をするところが無かったので、この地でイスラム教徒が安心して食事できる店をやろうと思ったとのこと。大阪圏にもパキスタン人だけでなく、企業研修生として来日されているインドネシア人などが増えてきたことなど今後もイスラム教徒の方々が増える傾向にあるので、これをビジネスチャンスと捉えたのであろう。また店主は以前、埼玉県八潮市に住んでいたらしく「カラチの空」がお気に入りであったという。今後、日本人向けとイスラム教徒向けのメニューを分けて、イスラム教徒向けはホワイトボードに書くという「八潮方式」を採用したいとのことであった。まだ試運転中なので、メニューがはっきりしなかったり、提供時間が少しかかったり(2人でやってるので)するが、近いうちに正式なカラーのメニューブックや看板も完成するとのことであった。
1週間後に再訪問。
店主アバスィ氏にお勧めを聞いてみると、チキンカライだとのこと。今回はそのチキンカライとナーンをオーダー。チキンカライは自分的にはの骨付きチキンとトマトを使ったドライな料理というイメージであるが、当店のチキンカライは骨付きチキンをいわゆるコルマグレービーで調理したもの(チキンマサラみたいな感じ)であったので、ちょっと落胆した。しかし味は良かった(ナーンを置いている「敷物」がざるそば用のざるなのはご愛嬌ということで笑)。その他、サラダ・パコラ・カスタード・チャイをサービスしていただき、結構豪華な昼食となった(今回の会計は800円!本当に申し訳ないです。シュクリヤ!)
今回はじっくり店主と話をして、店の方針や今後の展開等について伺った。詳しいことは書けないが、基本的にはマスジド(モスク)にお祈りに来られる方を対象としているため、日本人の好みに迎合することなく本場の味を提供していくという方針のようである。グレービーについても、巷のエコノミーな店などは「作り置き」を使用するが、当店は「当日に使うものは当日に作る」と効率より味優先でお客さんに料理を供している。なお当店のシェフ(ウルドゥ語しか話せないそう)はパキスタン、ラホールにて経験を積んだベテランであり、パキスタン各地の料理を作ることができるとのことであったので、今後が非常に楽しみである。
食事会などの開催についても15~20人程度集めればハリームやニハリ、マトンプラオやビリヤニ、肉のバーベキューなど一般的なレストランより低価格で提供できるとのことであった。
また当店は某専門学校の真ん前ということもあり、学生・教員・職員の利用も多いとのこと。当店の料理はその学生等が普段時々食べるであろうエコノミーなネパール人によるインド料理とは調理法や味等が違うため、最初はビックリするであろうが慣れればその美味しさが分かってくるし、価格もエコノミーなインド・ネパール料理店と変わらないので、せいぜい利用して欲しいと思う。本当のパキスタン料理を知るチャンスである。
なお某在阪人気パキスタン料理店オーナーから当店へ「I want many more Halal restaurants in Japan, Pakistani people should introudce Pakistani real food in Japan, My advise is only do not copy the Indian style... God bless you all.」というメッセージをいただいている。
私も全く同感である。
2位
1回
2013/01訪問 2015/01/27
私は以前、こってりした北インド系のカレーが好きであったけれど、年齢を重ねるにつれて最近は基本的に南インド料理やスリランカ料理など油少な目のさらっと辛いカレーが好きになってきてました。しかしその反動からか何故か時々パキスタン・ムスリム系の油大量使用のカレーも無性に食べたくなります。
であるので神戸モスク前にあるナーンインや大正区から心斎橋に移転したアリーズキッチンなどパキスタン料理を前面に出す店も足繁く通っている今日この頃です。
さてそうなってくると、もっと他に本場さながらのパキスタン料理がいただける店が無いか?さらに本場のパキスタン料理を出す店は無いのか調べていくと、やたら「八潮」というキーワードが目につく。どうも自動車(中古車)関連の仕事をしているパキスタン人が埼玉県の八潮市に多くおられ、コミュニティもあるとのこと。このような地域は関西にもあり京都市八幡市あたりに同じようにパキスタン・イスラムコミュニティがある。
知人の関西マニアの方々も数人、わざわざ八潮市に行くために上京している方もおられる。
八潮市にはパキスタン系のお店が4店ほどあるようだが、マニアの皆様の高評価をえているのが「カラチの空」と「アルカラム」である。
今回はランチ時にこの2店を梯子するという電撃的かつ無謀な計画をたて、たまたま仕事で上京していたマニアrさんと同行訪問することとなった。
1人で行くとあまりいろんな種類を食べることができないためである。
rさんは過去に2回ほど八潮を訪れ、この2店を訪問したという。
本当はもっと多人数で訪問した方がいいのだけれど。
当日つくばエクスプレス八潮駅で待ち合わせした。埼玉県なので遠いイメージがあるけれど、浅草から20分弱と意外に近い。駅からは徒歩で現地まで行くこととした。約2キロなので20分ほどで到着。
ということで、まずある程度日本人としても入やすいといわれるカラチの空を訪問。
土曜の昼であったが先客は日本人家族1組と少々拍子抜けした。もっとパキスタン人の客が多いのではと想像していたが、まあイスラム教徒の休日は金曜日であるからそんなに来てなくても不思議ではない。あとで聞いてみるとどうも土曜日は夜が忙しいらしい。
レストラン内にはハラルフードの販売コーナーや「ファミリールーム」などもあり、明らかに現地仕様な雰囲気。アウェー感が漂ってきます。
オーダーであるが、客席に日本語で書いてあるメニューがあって、チキンカレーとか普通のインド料理店のようなベタな料理があり、ナニコレと思ったがr氏のアドバイスに従い、ホワイトボードに書いてある本日のスペシャルメニューからオーダーすることとした。オーナーの「普通の日本人にも多く来てもらいたい」という方針により日本人にも受け入れられやすいメニューも揃えているとのこと。でもパキスタン人はホワイトボードに書いてあるメニューから選んでオーダーするとのこと。
確かにウルドゥー語併記のメニューにはコアなパキスタンカレーが並んでいる。さらにインドやパキスタンなどのちょっと高級な店などではシェフが自分の実力をアピールするため、中華系、いわゆるマンチュリアン系の料理も多くラインナップしているというが、こちらのお店もまさにそのとおりというか、パキスタン人向けのホワイトボードのメニューには中華メニューも豊富である。
右側のホワイトボードが日替わりである。ここから2種選ぶこととした。
最初「BLOCHI MUTTON」という良く分からないマトン料理をオーダーしようとしたが、どうも今は作れないようであったので、ある程度どんなものか分かっている「BHINDI GOSHT」と「QURMA MUTTON」をオーダー。ナーンかロティーがついているようで、ロティーをオーダーした。
普通の野菜サラダが出てきたあとしばらくして料理とロティーが席に運ばれてきました。
予想していたより1人分の量が半端ではありません。普通のインド料理店でよく使われている金属製の食器の1.5倍はあります。
ビンディゴーシュト。
骨付きマトンが「これでもか!」というくらい入っています。またオクラの量も相当多い。大量の油を使って強火で一気に調理したような感じです。油っぽいながらスパイス使いやマトンの味などはさすがと思わせるほどの美味でした。
コルママトン。
コルマといってもいわゆるホワイトコルマ。
たぶんミルクを使ったマイルドなマトン料理。これも今まで食べたことが無いような美味しさであった。
これも骨付きマトン肉使用。
タンドールロティーも小麦の美味しさが感じられた。当然ギーは塗っていない。
とにかく取り分けてそれぞれ完食した。
支払いは2人で2,000円! 内訳はビンディーゴシュト900円、コルママトン900円それぞれロティー、サラダ付き。rさんが飲んだチャイ200円でした。
予想以上の素晴らしい店、料理でした。さすがに噂どおりの凄いところです八潮!
3位
1回
2013/01訪問 2015/01/27
カラチの空で充分堪能したあとr氏と店を出てから近くの公園前で少し休憩。さらに巡礼者のごとく次の巡礼地へ移動するマニア2人。満を持してアルカラムに突入した。
実はカラチの空に入店する前に、意外と近くにあったアルカラムの店前で日本人向け電飾?メニューを見ていると店内から店員さんが出てきて「店に入れ」とキャッチされかかったが、「カラチの空に行ってから後で来るから」と一応挨拶のみ済ましていたのであった。
このアルカラムも店内はいかにも現地っぽい感じ。色使いが日本人の感覚と違うし、イスやテーブルも重厚で日本人向けのインテリアでないことが分かる。
同行したr氏はすでに何回か訪問しているため、すでにシェフたちと顔見知りになっている。シェフに「ブログ毎日見てるよ」と言われて照れていた。
このお店も日本人向けには店頭のボードに書いてある、チキンカレーとか普通のインド料理店にあるようなものであるが、カラチの空同様にパキスタン人向けの日替わりメニューは店内のボードに書いてある。
値段が書いてないのがちょっと不安であるが、この中から「ハリーム」と「ニハリ」および「チキンビリヤニ」をオーダーした。
ナーンかロティーどっちにするか聞かれたので、またもやロティーをオーダー。カラチの空のロティーと食べ比べたかったということもあります。
最初に普通のちょっと雑めな野菜サラダが運ばれてきて、しばらくするとロティーと料理が運ばれてきた。
これまた素晴らしいビジュアルです!
ハリームは肉(この店はたぶんマトン)を煮込んで作る特別な手間のかかる料理。よく煮込まれているため肉が溶けてクリーム状になっています。
ニハリは羊の骨付きすね肉をこれまた柔らかく煮込んだ料理。見た目は「マンガ肉」のようだ(はじめ人間ギャートルズ等参照のこと)。この料理も煮込みながら灰汁を取り続けないといけないので手間がかかります。
良く煮込まれて肉が骨から簡単に外れるので思ったより食べやすかった。
チキンビリヤニも大鍋で炊き込んだ(重ね蒸し焼き)もの。香り、食感が素晴らしかった。レモンが入った酸っぱいヨーグルトも付いていたが、ほぼお腹いっぱいの2人にとって、このヨーグルトは口直しにちょうど良かった。
(あまり多くは食べられなかったのだけれど)
こちらのお店のロティーはカラチの空のよりもひと回り大きいので驚いた。これまた当然のことながらギーは塗ってない。焼き加減が素晴らしく良く、タンドールで焼いているため香ばしかったです。最初はこんなに大きなロティーはもう食べられないと思ったけれど気がつくと全部食べていました!
ハリーム、ニハリは完食したものの、さすがにビリヤニはあまり食べることができず、r氏が持ち帰りする手はずでジップロックを取り出そうとしたところ、シェフが気を利かしてくれてザルタ(甘いデザートビリヤニ)をサービスしてくれた(もう喰えまへん)。
せっかくサービスしていただいたのですが2口ほどしか食べられませんでした。これも残ったものはr氏が持ち帰り。このあとチャイを飲んでしばらく店内備え付け?のウルドゥ語新聞等を眺めながら(全く分からなかったが)休憩した。
噂に聞いていた凄腕シェフは2人ともネパール人です。またもう1人インド人のコックさんがおられるようです。
パキスタン料理のことの他、ネパール料理についてもいろいろ教えていただきました。
なお支払額は全部で3,200円でした。ハリーム、ニハリはロティー付きで1000円、ビリヤニは800円、チャイは200円ということでしょうか?
カラチの空とアルカラムを比べると、カラチの空は少し荒削りですが豪快な料理というイメージ。またアルカラムは丁寧な仕事をしているなという印象でした。
八潮にはこの2店の他にあと2店パキスタン系の店があるようです(カラチの空の前の度胸が座ったカレー屋は??)。
r氏は、この近くにあるハラールフード販売店とレストランを兼ねた店を訪問するため、アルカラムを出た後に別れました。
今回思い切って八潮まで足を運んだのですが、本当に素晴らしい2店でした。また機会があれば、もとい機会を作って再訪したいと思います。
たとえば八潮駅前の東横インに宿泊して昼夜2店を行ったり来たりするとか・・
(実際にこれを実行した関西人を知っています)
4位
1回
2013/10訪問 2015/01/27
飲んで 食べて 踊って!?楽しむネパールVol.1
大阪、北浜のネパール・インド料理店Manakamana(マナカマナ)で開催された、ネパールの祭「Teeji(ティージ)」を祝うイベントに参加させていただいた。
「Teeji(ティージ)」はもともとインド系(バウン・チェトリ)限定の女性のお祭りであったようだけれど、最近はちょっと変ってきているそうである。知人のネパール人によると「女の人がずっと踊っている祭り」だとか。「Teeji(ティージ)」前日はご馳走を食べるのが慣わし(ダルカニ)らしく、今回はそのダルカニの料理が供された。
料理は以下のとおり。
①マトンマサラ(骨付きマトンの煮込み)
②モモ(皮から自家製で蒸したて。たぶん関西ではトップクラスの美味しさ。)
③ベジタブル・プラオ
④ダル
⑤マショウラ・タルカリ(ベジミートのスパイス炒め。パニールも入っていた。)
⑥アル・ビリムラ(ジャガイモと赤いんげんのネパールおかず)
⑦チュカウニ(ネパールスタイルのヨーグルトサラダ)
⑧アチャール(タケノコ!)
⑨キール(ダルカニには欠かせないらしい。さすが女性の祭り。)
⑩チャイ
とにかく全ての料理が素晴らしく美味しかった。この日は子供の参加もあったので、辛さを控えめにしているとのことでしたがマトンマサラをはじめ、夢中で何回かお代わりをしてしまった。
そのうち踊りが始まり、店主タパさんや奥様のタカコさんをはじめ、参加者も加わって店内は超満員状態に!その後も続々とお客さんが来店されたので、頃合を見計らって失礼させていただいた。しかしこの後夜遅くまで踊りが続いていたそうです。
今後も定期的にこのようなイベントを開催されるそうなので、マナカマナのFBページなど要チェックです。
とてつもなくスペシャル&マニアックなネパール料理会(2013.2)
ヨガインストラクターでスパイスマニアなSさんからのご招待により、大阪北浜のネパール&インド料理マナカマナにて開催されたスペシャル&マニアックなネパール料理会(Specialすぎるネパール家庭料理会)に参加させていただきました。
マナカマナさんは今年で開業6周年にあたり、記念ウイークとして特別な料理を供する1週間であったとのことでした。
当日の参加者は20人程度でヨガ関係2/3、スパイスマニア関係1/3(当然私はココ)という構成。店内はほぼ満席となりました。
今回事前に知らされたメニューによると、ディロ、チウラ、グンドルックのスープを始め山羊肉のカレー、マショウラのタルカリ、羊の脳みそカレーなどかなりレアかつマニアックな料理が供されるとのことで、とても楽しみにしていました。
料理はバフェ形式で供され、各自自分でターリー等に盛り付けていただくようになっていました。
食事会スタートと同時に皆さんが一斉に料理が並んでいるカウンター方面に群がって混雑したため、私は他の皆さんが一通り盛り付け終わって自席に戻ったところを見計らってから料理が並んでいるカウンターの前に向かいました。
ひととおり料理を拝見させていただいたところ、チウラなど軽食(カジャ)系のものと、ダル、バット(ご飯)に混ぜていただいた方が美味しいような料理に分けて考えることができたたため、まず軽食系のものからターリーに盛っていただきました。
他の皆さんはどちらかと言うとカトリを使いすぎていた感があった(南インド料理やグジャラート料理では無いので)のですが、本来家庭料理的にいただこうと思うと、カトリは必要最小限にしておく方が良です。
ネパールではだいたい1日2食、朝と夜に食事をとるそうなのですが、昼間は何も食べないわけではなく、軽食(といってもモモとか日本人から見ると軽くないものも!)を食べるとのこと。まずそんな軽食をイメージして盛りつけました。
チウラ(押し飯、赤米もありました!)を中心として、タルカリやアチャール、ゴルベラ(トマト)アチャール、肉(マス)のカレー、サーグ(青菜)を周辺に。またダルとグンドルック(発酵乾燥野菜)のスープ、ククラコマス(当然骨付きスープ状)はカトリに入れました。またディロ(そばがきみたいなもの)も一緒に盛ってみました。
楽しみにしていたディロは期待通り!ディロは主食の米が無くなる時期などに食べる代用食のようなもの。ディロ自体に味は無いので、手でちぎって(これが大切)ククラコマスなどカレーをつけて、いただきました。この時注意しないといけないことは、「噛まずに飲み込む」ということです。そう、ディロは飲み物なのです(笑)。この食べ方は東京上池袋のネパール居酒屋味家のプルジャさんから教えていただきました。
チウラも味が無いので、タルカリなんかと混ぜていただくとなかなか面白い食感でいただける。
グンドリュックのスープもいわゆる発酵野菜なので、少し酸味があります。素朴な良い風味でした。(私は大豆を入れたバトマス・グンドリュックが好きです)
全ていただいたあと2回戦。
今度はダルバートをイメージして盛りつけてみました。
バット(ご飯、インディカ米でした!)を盛って、その上にダル(今回はミックスダルでスープ状のもの。クスムでいただく北インドの家庭料理とも共通するようなダルでした。)を掛けるという基本形におかずを数種並べてみました。ロティも1切れだけ。ネパールのダルといえば、たとえば現地で人気の高いタカリー族のダルバートのダルなどは、ジンブーという独特なスパイスをタルカして使うことによって、独自な味になって、インドのダルと全然違う風味でおいしいのですが、今回のような家庭っぽいダルもかなり好きなタイプです。
ダルバートの食べ方で一番大切なことは、まずダルとバットを混ぜるということ、さらに各種タルカリやアチャールを混ぜていただきます。こうするといろんな味が混ざり合ってなんとも言えない美味しさになります。
「日本人は、バットとタルカリ、ダルなんかを混ぜずに別々に食べる!そんなのを見ているとイライラする!」と言ってたのは、東京のインド・ネパール料理店サンサールの豪快な名物女性オーナー、ウルミラさん。
私も当日はそんな感じが少ししました(笑)
そして客席でサーブいただいたモモ。ベジとノンベジをいただいたのですが、これが今までいただいたモモの中で最高の美味しさでした。ゴルベラアチャール(チャトニ)をつけていただいたのですが、つけなくても充分に美味しい。他店では事前にまとめて仕込んでおいて冷凍して、オーダーがあれば蒸し器で蒸して供するというスタイルの店が大半だと思う。たぶん今回のモモは冷凍物では無いと思うのですが、どうなんでしょうか?
そしてデザートにネワール族のお祭りなんかで作られる「ヨマリ」というお菓子。食べるとまるで和菓子でした(笑)これは普通の日本人にも充分受け入れられる味です。
最後にチャイで〆ました。各自砂糖が1本ついていたのですが、マニア達(特に濃い3人)は「砂糖2本でもええやんなあ。そんな味覚になってしまってる。」といって笑いあったのでした。
今回の料理は、たぶん今まで関西ではなかなかお目にかかれないような特別なネパール料理。スペシャルな食事会とはいえ、正直なところ食材調達や仕込みを考えると、なかなかコックさん達はやりたくない料理のはず(笑)。
そこのところをあえて企画・調整・実施していただいたSさんの情熱、およびこのようなスペシャルな食事会を実現したマナカマナのオーナーであるタパさん、奥様のTakakoさん、スタッフの方々の情熱がうまく噛みあって奇跡的にこのような素晴らしい食事会になったのだと思います。
Takakoさんによると、今後はもっとネパール料理に力を入れていくとのことでしたので、ますます期待が募ります。
またこちらのお店は、食べログのレヴューやいろんな方のブログ記事などを読んでみると、ポピュラーな北インド料理もかなり美味しいとのこと。これはネパール人が経営するインド・ネパール料理店では重要なことで、確かにネパール料理を多数ラインナップして美味しく評価が高いとしても、現実問題、来店されるお客さんがオーダーする料理は、ランチを含めてほとんど北インド系のカレー等だと思う。ネパール料理は巷に増殖する他のインド・ネパール料理店と差別化してオンリーワンな店となるためにはとても必要なものであるけれど、北インド系の料理が美味しくないと店の収益に直接関わってくる。ネパール料理がポピュラーで無い現状、美味しい北インド料理で収益を上げつつ、ネパール料理で他店と差別化し、さらにマニアなお客さんには特別なネパール料理も提供できるという形が今後のインド・ネパール料理店の成功するビジネスモデルであると思う。
なにはともあれ、かなり満足させていただきました!
5位
1回
2013/08訪問 2016/02/19
昭和な商店街に出現!スリランカカレーの店(実はナンやタンドリーチキンもあったりして(笑))
進化していたアンブラ!
rikiroh氏との懇親会翌日、昼頃に大阪梅田で今日のランチはどこにしようか考えていたところ、そのrikirohさん、名古屋の怪人uさん、昨日の懇親会にも参加されていたA女史の3人がロッダグループでギャミラサを食べる姿がフェイスブックにアップされていました。近くにいるし折角だから合流したいと思い、メッセージを送ったところ、大正区泉尾のスリランカ料理店セイロンカリーに向かっているとのこと。ランチにちょうど良いと思い合流する旨伝えました。
私が店に到着した時、すでに3人はオーダーを考えているところでした。
まずこちらのお店の代表的なスリランカ料理メニューである「アンブラ」を魚のカレーでオーダー。次にビッタラロティ(エッグロティ)もお願いした。
アンブラはスリランカのライス&カレースタイル。以前いただいた時よりも辛さがすっきり強くなっており、味そのものも良くなっているように感じる。また日本ではほとんど手に入らない「ドラムスティック」も使われており一同驚いたのでした。ビッタラロティはロティの真ん中に卵を落として四角にたたんだもの。これも美味しい!ロティーの作り方も「ガン見」させていただいたけれど、手さばきが良く、かなりの力量を持っているシェフであることが良く分かった。そのあと追加、みんなで相談してコットウロティもオーダー。今回はポークで。いやタマラン味でした。思わず生ビールもオーダーしてしまいました。再度ロティもオーダーしたけれど、ワガママを言って、いわゆるラッキーさんスタイルで作っていただいた。南インドでいうところのパロタである。関西のスリランカ料理店においてはこのスタイルはワーサナのラッキーさんのスタイルであるので、差別化する意味でもこれは通常店では供してないとのこと。サクッとして美味しかったです。
前回訪問した時、他のお客さんはほぼ「ナン&カレー、タンドリーチキン」的なものしかオーダーしてなかったけれど、今回は「アンブラ」をオーダーするお客さんも多かった。序々にではあるけれど、この地においても「スリランカ料理」が浸透し始めている模様です。
なかなか立地的に訪問しずらい店であるけれど、確実にレベルが上がっているので、、無理してでも定期的に訪問したいと思った。
初訪問
関西(特に大阪・神戸)だけの現象だと思うけれど、ここ1~2年スリランカ料理店の充実には目を見張るものがある。
現地そのままの料理を提供するロッダグループの開業がこれに火をつけた感があるが、その後開業したラサハラ、カラピンチャ、デッカオ各オーナー、店主やその他飲食店を経営しているスリランカ人オーナーや肥後橋カルータラ店主などが「スリランカ」を盛り上げるために販促等協力し合っているところに関西独特の特徴がある。
かつてのスリランカ料理店は、老舗で格調高い神戸北野坂コートロッジ(閉店)やコアな方々に人気のある肥後橋カルータラは別格として、ラッキーさんのワーサナや日本風アレンジのラジャスターンなど割と地味にインド料理店の陰に隠れた形で素人目にはインド料理と区別がつきにくいようなメニュー展開をしていたと思う。前述したが、そういったコンセプトから大転換して「現地さながら」というコンセプトに舵を切るきっかけとなったのがロッダグループであったと思う。
昨今、ネパール人経営のインド・ネパール料理店が異常増殖しているという現象については、いろいろ複雑なバックグラウンドが絡み合った結果であるということは分かってきているが、このスリランカ料理店の増殖については、全くその理由が見当たらない。新規オープンされたお店の店主等に話を聞いても、「今、関西ではスリランカ料理がブームであるから流行を取り入れて」というような意識で開業されたお店は無く、スリランカ人オーナーであっても、日本人オーナーであっても、「スリランカに思い入れのある」オーナーさんが経営されているというところが共通している。
さて今回初めて訪問させていただいた「セイロンカリー」さんは、京セラドーム大阪にもほど近い下町、大阪市大正区の泉尾(いずお)商店街の中にある。このあたりは昭和の匂いがただよう中小商店街が数多く集積しているが、この泉尾商店街は、駅前にあって発展したという立地ではなく、正に地元の方ご用達の商店街という趣である。当店はその泉尾商店街の中央よりやや南に位置している。外観はどちらかというと手作り感あふれる居抜き店舗っぽい。スリランカ国旗や「セイロンカリー」という看板から、スリランカ料理のお店であることが分かる。
店内は比較的狭く、テーブル席中心であるが、カウンター席も3席ほどある。今回は一人での訪問であったので、カウンター席に座らせていただいた。メニューを見てみると、ナンとカレー、タンドリーチキンのセットなど北インド系が目立ち、一瞬「なんちゃって」な店かと思うけれど、メニューブックをよく見ると、確かに現地っぽいカレー&ライスなセット「アンブラ」などがあり、スリランカメニューも確り本格的なものがあるという印象。予想外(失礼)に店内はほぼ満席であったけれど、ほとんどの方がナン&カレーを食べているのでちょっと不安が過った。
メニューの中から当然スリランカプレートである「アンブラ」をオーダー。カレーの種類はチキン他4種ほどから選ぶことができる。私は「マグロ」のカレーを選択した。ライスを中心として、パリップやマッルン、テルダーラ、パパダンなどが配置され、中央にカレーがかかっているという、ロッダグループでいう「ギャミラサ」と同じようなスリランカのカレー&ライスのスタイルである。各料理ともしっかりした味、シャープな辛さで、ライスとおかず類を混ぜ合わせて美味しくいただけた。コック氏は、このお店のオープンに合わせて来日したまだ若いスリランカ人青年であるが、なかなか良い仕事をしているようだ。またナンやタンドリーチキンなどのインド料理は、もう一人いるネパール人のコックさんが担当しているようだ。
あとでオーナーと思われる日本人女性にお店のことや料理のことなどいろいろ伺ったところ、もともとご両親がこの商店街で商売をされていたけれど引退し、何か商売をしようと思っていたときに母親の知り合いにスリランカ人がいて(この日はスリランカに帰国していておられなかった方?共同経営者?)スリランカカレーの店をやろうと思ったのだそうである。
「スリランカ料理の店なのに何でナーンやタンドリーチキンなど北インド料理もやっているのか?」ストレートに質問してみたところ、やはりこの立地では、純粋にスリランカ料理だけやっていたのでは商売にならないので、一般的に日本人に受け入れられやすい北インド料理も提供しているとのこと。純粋に経営的な理由からのようで、この立地では現実問題として店を維持するためには致し方ないと思う。
しかし一般のお客さんがナンやタンドリーチキンもスリランカ料理であるかのような誤解を抱くようなことは良くないと思うので、はっきりナンやタンドリーチキンは北インド料理であるというようなメニュー表記や説明等が必要なのではないかと思った。まあロッダさんやその他在阪スリランカ人たちがメニュー構成や販促等のアドバイスをしているようなので、そのあたりのことは心配しなくてもいいのかもしれない。
現状、物販中心の古い商店街にありがちな「商店街内各店舗の閉店時間が早い」という問題もあり、夜の集客が芳しくないようであるが、「アンブラ」以外にコットウロティやデビルなど酒に合うスリランカメニューもあり、夜に訪問する方がいろいろ楽しめそうである。
料理の味も良いし、今後かなり期待できると思う。
6位
1回
2013/07訪問 2014/02/08
ついに登場!ネパールの国民的定食「ダルバート」の店!?←諸事情により閉店
「オアシスカフェ」ホームページによると2014/1/31 諸事情により閉店しますとのこと。ある程度予想していたけれど、営業期間約7か月で閉店とは、ちょっと早かったですね。
大阪中南部に数店舗展開(本店はネパール・カトマンズBasundhara,Kathmandu,Nepal にあり、カトマンズでも最大規模のレストランらしい)しているインド・ネパール料理店「オアシスカフェ」による、ネパールの大衆的定食であるダルバートを中心とした店がオープンした。某マニアからの情報により、急遽予定を変更して平日のランチタイムに訪問してみた。店名の「ねぱりこちゅろ」とは「ネパールの台所」という意味らしい。
店の立地は大阪市営地下鉄、御堂筋線大国町駅を降りて(出口②)徒歩4~5分のわりと殺風景なワンルームマンションなどが多く集積するエリアである。
駅を降りてスーパー玉出を目標に行けば分かりやすい。店頭に大きなネパール国旗を掲げている。
店舗はもともと「そば屋」であったようで、エクステリアは派手にペイントされていたが、格子の引き戸であるとか瓦であるとか純日本風の建物であることが間違いなく分かる。店内についても、インド・ネパール料理店にありがちな怪しい雰囲気は無く、テーブルクロスや照明等を工夫してお洒落な雰囲気を作っており好感がもてる。お金をかけて改装せずに元の雰囲気を残した改装をしているようであるが、逆にそのことによってレトロチックなお洒落カフェの趣も醸し出されており、女性に好まれそうな良い雰囲気である。訪問した日はホール担当者1名の他コックさん2名の体制であったが、レギュラーでこの体制なのかは分からない。
店内に入ってランチタイムのメニューを見たところ、確かに「ナーン」を含むメニューは無く、基本的にダル、タルカリ、アチャール、バート(ごはん)を中心とした、まさにネパール定食ダルバートのみ」という思い切ったものであった。ネパール系インド料理店を利用したことがある一般的な日本人なら、たぶんナーンやタンドリーチキン、マイルドなカレーといった某チェーン店のようなメニューを想像して店に入ってくるのであろうが、上記のようにメニューに「ナーン」は無く、「豆スープ、カレーとごはん」を中心としたものばかり(麺料理であるチョウメンやトッパはあるが)なので、ネパール料理のことをよく知らない、あるいは間違ってイメージしている方々は肩透かしをくらうであろう。
さて今回私がオーダーした料理は、一番内容が充実しており最もダルバートらしい「ダルバート マス」(1,100円)。チキン、マトンから選択できるマスコタルカリ(肉のカレー)はマトンカレーでお願いした。辛さもオーダーできるので、デレイピロでお願いした。その他のメニューは女性客をかなり意識しているようで、680円のシンプルなものからカレーの種類やダル、タルカリ等の組み合わせにより数種類のランチセットが用意されている。麺料理を除く全ランチセットはすべてごはんのお代わりは無料のようである。
「ダルバート マス(ノンベジのダルバート)」の内容であるが、ダル、マスコタルカリ、アチャール2種(アルコアチャール、ムラ+ガージャルミックスアチャール)、ベジタルカリ、サーグ、バート(ごはん)がワンプレートに盛りつけられている。なお混ぜていただいたダルバートは非常に美味しく、特にダルバートの肝であるダールが素晴らしかった。水分多めのシンプルなダール(ムングダール使用?皮付きも入ってた)であるが、ネパール人に人気が高いタカリー族などのダールによく見られる、ヒマラヤの乾燥ハーブである「ジンブー」をタルカして使用しているためとても風味がよく、巷によくある北インドレストラン料理的なダールとは一線を画するものとなっている。このダールをいただけるだけでも価値が高いと思う。一般の日本人を対象としたレストランで、このようなあまり日本人が慣れてないタイプの現地的なダールを供するということはかなり勇気がいることであり、それをあえて供していることでこのお店の本気度が分かる。他のタルカリやアチャールもとても美味しかった。
店のコンセプトなど自分の考えと共感できる部分が多く、関西では本格的な現地仕様のネパール料理がいただける店が少ないため、是非このメニューで頑張って継続していただきたいと思う。ただ今回初めて訪問してみて気になった点もある。
まず1つ目は、一般的なダルバートの食べ方として、おかず類をダルをかけたバートに混ぜていただくわけであるが、たぶん一般的な日本人のお客さんはこういうことをご存じないので、ホール担当者がお客さんに食べ方説明をする必要があるわけであるが、今回見た限りでは一切食べ方について説明をしていなかった(私を含めて)。「自由に食べたらいいでしょ」と言う人もいると思うけれど、ダルバートは基本である「ダール+バート」が重要なのであって、これ無しではせっかくのダルバートの美味しさが半減する。一般的な日本人は「おかず類とご飯を別々に口に入れて口の中で混ぜ合わせる」という食べ方をするので、なおさら特別な説明が必要である。もしホール担当者が日本語でうまく説明できないのであれば何か説明書的なペーパーを用意して各テーブルに配置すべきであろう。根本的なことであるが、「ダルバートとは何ぞや?」というような基本的なことを説明するペーパー等も必要なことは言うまでもない。日本人シェフによるエスニック料理店ではそのような細かい気配りができている店が多いように思うので参考にしていただきたい。
2つ目としては、別のテーブルに座っておられた女性客に料理が配膳される時、ホール担当者が「ごはんはお代わり無料です」と言っていたけれど、普通の女性客ならまずごはんのお代わりはしないと思うし、確かにダルバートとしてはそのようなご飯お代わり無料というスタイルが普通のことだけれど、顧客サービスの面から見ると特にお客にアピールするものではないと思われる。むしろ若い女性客にそんなことを言うと「私そんなに大食いに見えるの?」と反感を買うケースも考えられるので、ここは配慮が必要(男性客のみに声掛けをするとか)なのではないだろうか?
なお、なぜこのような本気のダルバート専門店といっていいコンセプトの店がオープンしたのか、経緯をよく知るマニアの方に伺ったところ、「従来のお決まりのスタイルでなく、よりリアルなものが求められていて、受け入れられつつある… という事に、日本人の入れ知恵でなく、ネパール人スタッフ達自身が気づき始めたらしい」とのこと。そうであればなおさら「ダルバートを普及させる」という強い意志をもって、粘り強くコンセプトを変更することなく店を続けていってほしいと思う。
7位
1回
2013/05訪問 2015/01/27
サクサクパロタのランチセット。みんなが大好きな「ナーン」は無いからね!
بسم الله الرحمن الرحيم Bismillahir Rahmanir Rahim
今やそのインド料理の枠組みにとらわれない創造的なメニュー展開により、京都を代表するインド料理シェフとなった感のあるヌルールシェフ。その留まること無いアイデアを具体化すべく、自身4店目となる「ナヤ インディア ヌール」(新しいインドの光という意味か?)を2013年2月5日にオープンされた。お店は地下鉄の北大路駅と鞍馬口の中間あたり、烏丸通沿いに立地している。近隣には大谷大学がある。
今回私は初めての訪問であったが、こちらのお店をよく知る近隣在住インド料理マニア女子にご案内いただき、ランチタイムに計3名で訪問させていただいた。
このお店の特徴は、現在の日本人が抱く一般的なインド料理のイメージである「ナーン」や「タンドリーチキン」を焼く炭焼き窯「タンドール」を設置していないということ。一般的な日本人のインド料理に対するイメージは「タンドール」を使用して調理する「ナーン」「タンドリーチキン」であると思うけれど、あえてタンドールを設置せず(タンドールを設置できない理由があるのかもしれないが)に、「鉄板」を使って調理するパロタ(ケララパロタ)やドーサを売り物にしているというところにヌルールシェフのただならぬ決意を感じる。
店内に入ると左がテーブル席、右が座敷(!)となっている。思っていたよりキャパシティは小さいようだ。
ランチメニューの中から私はカレー2種、魚のグリル、パロタ、サブジ、サラダ、ミニライス、スープ、ソフトドリンクという構成のAターリー(1,050円)をオーダー。他の2名はランチミールスをオーダーした。日本の一般的なインド料理店のランチセット(ターリー)は、ナーンが必須であるけれど、こちらのお店では前述のとおりナーンでは無く、鉄板で焼いて作るパロタを提供している。焼き立てのパロタはサクサクで、いわゆる「デニッシュ・ペストリー」のような食感である。ナーンに慣れた方にとっては、とても新鮮な食感だとと思うし、供されたカレー等にも合っている。またサラダもエコノミーなインド料理チェーン店でよくある業務用の「サウザンアイランドドレッシング」や「ゴマドレッシング」ではなく、たぶん自家製の酸味がある玉ねぎドレッシングであるなど、手を抜きがちな部分についても抜かりが無い。
近年京都においては、例の巨大ネパール系チェーンのインド料理店の他、ネパール人経営の独立系インド・ネパール料理店、京都アジャンタ系店の出店も目立ち、正に過当競争(オーバーストア)状態となっている。その中で充分他店と差別化されており、特にディナーメニューではインド料理の枠を遥かに超えたヌルールシェフのアイデアあふれる個性的なアラカルトも他店の画一的な料理とは比較にならない素晴らしいものであるという(近隣在住インド料理マニア女子談)。
他の2名がいただいたランチミールスも上質な味であったらしい。
系列店のヌーラーニさんへは何回か訪問させていただいたことがあるが、今回ナヤ・インディア・ヌールさんを訪問させていただいて、シェフのインド料理に対する想いや方向性がよく分かったし、店のコンセプトもはっきりしているなど、遠くからでも訪問する理由を持ったお店であることを確認できた。
スタッフの人手不足や系列店の改装等でかなり多忙のようであるが、今後も京都を代表する「クリエイティブ」なインド料理店として頑張っていただきたいと思う。Alhamdulillah!
追伸:店主がムスリムということもあり、ランチメニューを含めてハラールのようですので、イスラム教徒の方も安心して訪問してください。
8位
1回
2013/04訪問 2016/04/17
和み系パキスタン・ギルギット家庭料理。Aliさんの天然トーク炸裂!←残念ながら閉店・廃業されたそうです。
ギルギットカレーさんについては、2015年後半?位から週末のみの営業になっているという話を大阪モスク関係者から伺っていたけれど、2016年に入って、どうも閉店し廃業されたという話を聞きました。半信半疑だったのですが、某日大阪モスク前の某パキスタン料理店に行った時に、偶然食事をするために来店された店主Aliさんと久しぶりに再会しました。詳しいことは聞かなかったのですが、やはり西灘の店舗はすでに閉鎖して廃業、いまは別の仕事を始められたようです。短い間でしたが、飲食店経営の経験を生かして新しい仕事でも頑張ってほしいと思います。
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2012年12月にオープンして直ぐに行きたかったけれど、なかなか行けなかった「ギルギットカレーAli's」(神戸市灘区)をランチタイムに初訪問した。
日本唯一(と思われる)パキスタン・ギルギット地方の料理がいただけるお店である。
最寄の駅は阪神電車西灘駅で、店は国道2号線沿いにある。意外と駅からも近かった。
(阪急の場合、王子公園駅が最寄で、水道筋商店街の真ん中あたりで南に下っていくと徒歩約15分くらいで行けるようです。ただし、日・月だったら、そのまま水道筋商店街を歩いてスリランカカレー「カラピンチャ」さんに行ってしまう確率が高くなりますが(笑))
店舗は和風建築を無理やり洋風に改造した「折衷様式」と言っても良いような外観。
元はうどん・そば店みたいな和風のお店であったのでしょう。
店に入るとカウンター形式になっており、噂の「逆年の差夫婦」であるオーナーご夫妻(夫パキスタン人、妻日本人)がおられた。
ランチセットの内容はスープ、カレー、サモサ、ライス(バスマティライス)、ナーン半分(当日はチャパティ(というかロティ?)1枚であったが)、野菜少々、ピックルで数種のカレーから1品を選ぶようになっている。
肉のカレーも興味があったが、豆好きの私としては、豆カレー「カーリーダル」を選択した。
一般的にインド料理店などでは、米はコスト的なこともあるけれど日本人が好む日本米を使用することが多いけれど、こちらのお店では高級なバスマティライスを使用していた。店主Aliさんもあとで力説していたが、米については、かなり拘りを持っておられるようである。
「カーリーダル」も豆カレーにしては少し辛目であったが、豆の「ホクホク感」を楽しめて美味しかった。
食事をしながら、たまたま同席した近所在住と思われるお客さんを交えて、ご夫婦とカレーのこと、食材のことやイスラム教のことなどかなり話し込んでしまい、気がつけば1時間以上話をしていたのでした(笑)。
初訪問の感想としては、主に調理はご主人が担当して、店のプロモーションやイベント企画、開催等は奥様が本業?のスキルを生かしてうまく分業されているなという印象であった。
今後も落語会とのジョイントや本場パキスタン・ギルギット地方の家庭料理を食べて皆で踊るイベントなど、2階のスペースを生かした催しをされているので、興味ある方(あるいは婚活に興味ある方)はギルギットカレーのフェイスブックページやブログなどチェックしてください。
また訪問したくなる良いお店でした。
後日ディナータイムに訪問。
当日、スペシャルメニューとして肉のカレー3種(ビーフ、チキン、マトン)が1,200円でいただけるプレート目当てであったが、ランチ時にかなり多くの来客があったらしく、ビーフカレーが品切れとなったため、2種で提供いただいた(1,000円)。
その後、他のお客さんがオーダーした枝豆カレーのおすそ分けがあったり、チャパティやスペシャルなドリンク(笑)のサービスがあったりして、アリさんエミさんご夫婦との会話を楽しみながら美味しくいただいた。
なおこちらのお店は、アリさん自体、もともと料理人ではないので、たとえばナーンインのような派手なレストラン系パキスタンカレーを期待して行くと「ハズレ」と感じると思う。当店の料理はパキスタンでも南部のシンド州やバローチスターン州の料理では無く、北部山岳地帯であるギルギット・バルティスタン州の家庭料理のお店であるので、一般的なパキスタンカレーのイメージとは違うということを頭に入れておく必要がある。アリさんによると、ギルギットの家庭料理は基本的にシンプル&マイルドであるが、オープン当初来店されたお客さんから「パキスタンカレーなのに辛くない」と言われたので、現地より少し辛くしているそうである。現状、具体的にはトマト・玉ねぎベースのグレービーで調理しているメニューが多いようなので、数種のカレーをオーダーしてシェアするにしても、同じような味ばかりになることもある。今後は野菜系料理(ギルギット地方にどのような野菜料理があるのか分からないけれど)の充実やあと2種ほど別のグレービーを使った料理等充実していただければ嬉しいです。
※なお店主が敬虔なイスラム教徒であるため、店にアルコール類のメニューはありません。したがって、飲酒したい場合は酒類を持ち込みしていただいてOKだそうです。持ち込み料や抜栓料などもありません。(近くに酒類を扱うコンビニあり)
9位
1回
2013/03訪問 2013/03/22
本気すぎるベンガル家庭料理会。アシーシシェフは本当に本気だった!
マニアなS女史が最近上洛時に密かに利用しているという東山五条のインド・ベンガル料理店チャクラにて「本気すぎるベンガル家庭料理会」が開催され、幸運にも参加させていただくことができた。
東山五条といっても京都在住者以外はたぶんよく分からないと思う。分かりやすく説明すると清水寺から五条坂をずっと下って東山通りに下りてきたところが東山五条。店はちょうど河原町町行きなど北方面に向かう市バスのバス停前にある。付近には清水寺の他、浄土真宗の宗祖親鸞聖人のお墓「大谷祖廟」などもある。またこの東山あたりは「清水焼」(京都東山清水・五条坂で焼かれる陶磁器の総称)発祥の地であり、現在もこの界隈には陶器関係の窯元や企業、店も多い。特に毎年8月には五条通り沿いに陶器まつりが盛大に開かれ人気を博している。
さてこのチャクラというお店のオーナーシェフ、アシーシ・チョウドリ氏はバングラディシュ出身で来日以来某有名インド料理店で働いたあと独立して昨年1月にこのお店をオープンしたとのこと。
Sさんによると、このアシーシシェフ、「繊細な味付けと天才的なアイディアの持ち主」らしく、どのようなアプローチでベンガル料理を作るのか、かなり期待しておりました。
今回は事前の打ち合わせによりバングラディシュの家庭料理をお願いしているとのこと。
まずスタータードリンクとして「ソルティラッシー」。単に塩味なラッシーではなく、ミント系のハーブやクミン、コリアンダーなどのスパイスも入っている凝ったものでした。
次にスターターとしてチャナ・アルチャート、キチュリ、ナスのバジ、そしてシェフオリジナルのほうれん草とパニールのカトレット。確かにこれも凝った一品で、アイデアとしても素晴らしいし味自体も良かった。
メインのカレーは3種類。ベンガル風フィッシュヘッドカレー(鯛、スズキ、そしてバングラディシュの代表的な魚であるヒルサ!の3種入り)、ムルギー・ジョル(チキンとジャガイモのスープ状カレー)、チングリ・マライ・カレー(エビカレー)。さらにバングラディシュの野菜煮込みである「シュクト」(ドラムスティック入り)も!
これは凄いベンガル料理のオンパレードとなりました。シュクトやカレー類は、油を多く使っていたものの、不思議と油っぽさをあまり感じなかった。このあたりがアシーシシェフのマジックなのであろう。
これらの料理をバスマティライスでいただきましたが、カレー類がスープ状なのでとても良く合って美味しくいただけた。
またアシーシシェフはインド料理のデザートである「クルフィ」を抹茶で作って供してみたり、ラスグッラもそのまま食べると日本人にとっては甘すぎて食べ難いが、ヨーグルトとマンゴーソースを合わせて食べやすくするなど、日頃からかなり研究熱心であるようだ。
関西において代表的なベンガル料理シェフと言えば、まず第一に言わずと知れたショナ・ルパ(神戸市)のビジョン・ムカルジー氏が思い浮かぶが、このアシーシシェフもなかなか良い線を行っていると思う。「インド料理シェフ」という以前に料理人としてのアイデアや技術が優れているのだろう。ムカルジー氏もベンガル料理が得意でありながら、フレンチに対する知識も豊富で、インド料理をフレンチ的なアプローチで作ってみたりという懐の深さを持っている。しかし自店では主に代表的な高級インド料理を供することがほとんどであり、ベンガル料理は特別に予約オーダーを受けた時に作るくらいだと思う。このチャクラにおいても通常は代表的な北インド料理がラインナップされているのみである。だから一般のお客さんは「何がベンガル料理?」と思うかもしれない。レギュラーメニューの北インド料理も美味しいのだと思うけれど、アシーシシェフの実力を知りたいと思ったなら、是非ディナーでベンガル料理を予約した上で訪問していただきたい。
こちらのお店では、他のインド料理店ではめったにいただくことができないベンガル料理を是非食べてみてほしい。
10位
1回
2014/02訪問 2015/01/27
久しぶりに訪問。
開業後1年が経過しオープン直後より確実に味等が向上している。
料理の提供スタイルも確立し、ヘビーローテーションな常連客もかなり増えたようだ。
北新地のビルの5階というランチ営業中心の店舗としては不便な立地であるにも関わらず、人気もますます上昇している。
ただ自分としては、今後このように「夜営業されているBarの昼間だけ店舗を間借りして」というスタイルで、いつまで営業される(できる)のか気になるのです。
2013.2
なぜ関西はこうもスリランカカレーが人気なのか?続々新しいスリランカ料理、カレー店がオープンします。
デッカオさんのことは、肥後橋のスリランカカレー店「カルータラ」にてヨルータラ会(カルータラで予約してスペシャルなディナーメニューをいただくことをマニアかつ常連さんの間でこう呼ぶ)が開催された時に、店内にオープンを知らせるポスターが貼ってあり知りました。
「デッカオ」ってスリランカ語なんやろか?どういう意味なん?と思いつつ、カルータラ店主にどんな方が店をされるのか聞いてみました。すると日本人の男性で奥様がスリランカ人と日本人のハーフだとのこと。スリランカ人の義母にカレー等の作り方を教わったらしいことは分かりました(カルータラ店主が少しテンパっていたので詳しく聞けませんでした)。
その後関西では有名なマニア諸氏であるk氏やr氏、部長が早速訪問するなどして、大体どんな感じのスリランカカレーを供するのか分かったてきたところで、休日のお昼少し遅い時間に訪問してみました。
お店は北新地のスナック?なんかが入居しているビルの5階(国道2号線沿いにあるファミリーマートの奥のビル)。ビルの前には看板も出ていました。
夜は「barオマツ」というbarなのですが、barの営業は夜なので、空いている昼間店を借りて夕方まで営業されています。これは最近よく見かけるようになってきた、いわゆる「店舗の2毛作」という方式で、定休日や営業時間外の店舗を、違うジャンルの店が借り受けて営業するというやり方。
「barオマツ」としては空いている昼間を有効活用して収益をあげられ、またデッカオさんとしては小資金で開業でき、はたまた近い将来本格的な店を出すための実験店として有意義な方式であります。この出店方式は同じスリランカカレー店、水道筋カラピンチャさんも少し店舗の形態は違うけれど同じような形で昨年オープンされています。
それはさておき、くエレベーターで5階に上がって店内に入ってみました。木の暖かさを生かした、とてもお洒落なお店です。
この日は店主の他、奥様もおられました。
カレーは日替わりで3種類あってそのうち2種を選ぶようになっています。
今回は店主お勧めのチキンとナスにしました。トマトや玉ねぎを和えたサラダもついて800円です。
ロッダやラサハラ、カラピンチャさんなどここ数年関西で新たにオープンしたお店のカレーは、さらさらで辛いものが多く、自分なりにスリランカカレーのイメージができているのですが、こちらのカレー(チキンカレー)は少しどろっとしており、自分のイメージとは少し違いました(あとで聞いたらココナツミルクでなく牛乳を使っているとのこと)。しかし、カレーやサラダの味自体は良く、ナスのカレー(モジュ?)は好みの味でした。例によって混ぜていただくと美味しかったです。
ただ、このポーションで800円という価格について、北新地であるからこの価格なのか?原価積み上げ方式なのか分かりませんが、大食いのオッサン(特にバフェの時は顕著である)としては、少々物足りない感がありました。たぶん女性などは丁度良い量であると思いますが。
その後、ライスがイエローライスになるなど、マイナーチェンジしていっているようなので、ポーションも含めて今後さらに完成度が高まっていくものと期待しております。
食後に店主の方と少し話をさせていただく時間があったのですが、意外にも他のスリランカ料理店にはあまり行ったことが無いとのことでした。関西のスリランカ料理店はお互いに仲が良いので、てっきりすでに交流があると思っていました。その後、ラサハラのSさんが訪問されるなどしていますので、今後交流が進むと思います(後日、ロッダ兄にもこちらのお店のことを紹介しておきましたので)。
スリランカ料理店は、こちらのお店の他にも新たなお店が大阪の大正区にもオープンするという情報もあります。
なぜ関西はスリランカ料理店の人気が高いのでしょうか?
※なお店名の「デッカオ」とは、店主の顔が大きいことから、デッカイ顔→デッカオ(バンザーイ!)になったのだそう・・
2013年は激動の年であった。
まず関西(のマニアの間で)で異常に盛り上がっているスリランカ料理。
昨年のカラピンチャに続き大阪市大正区セイロンカリー、北新地デッカオという新しいスリランカ料理店のオープン、そしてそれに続くカルータラ+カラピンチャ+デッカオ等のコラボイベントKKDの開催など関西におけるスリランカカレーの盛り上がりが続いた。
次に個性的なパキスタン系の躍進。
昨年、下町である大阪市大正区から大阪を代表する繁華街の心斎橋に移転したアリーズキッチンが今までにも増して本格的な「インド料理ではない」パキスタン料理そしてアラブ料理を前面に押し出して、店主のキャラクターも多くのお客さんに指示を受けて多くのお客さんを集めるようになった。そして2013年最大のエポックメイキングとなったパキスタン料理「大阪ハラールレストランのオープン(5月)。神戸モスク近くの本格パキスタン料理店ナーン・イン以外にも関西でリアルな「八潮クラス(笑)」のパキスタン料理が食べられるようになったことは画期的であった。
またこれも「インド料理では無い」ダルバートなど、本格ネパール料理を前面にアピールするネパール系店が多く出現したことも特徴的である。特に「カレー伝道師」食事会をきっかけとして、定期的なネパールイベントの開催等リアルなネパール料理の提供に舵を切り始めた大阪北浜マナカマナ、ダルバート専門店ともいえる大阪大国町ねぱりこちゅろのオープン、また「ダルバート」をレギュラーメニューとして採用するネパール系店の増加など「インド料理ではないネパール料理」にシフトし始めたネパール人経営者達が多く出現し始めたことも2013年の特徴であるといえる。
その他、神戸では南インド料理店マドラスキッチンのシェフ・スレシュ氏が外部で料理教室を開催するなど積極的な動きが目立ったが、クスム・IPSの経営者であるテワリ氏の突然の死というショックな出来事もあった。
また東南アジア系では大阪・博労町のアジア料理麦酒食堂が屋号を「サワディシンチャオ」に変更し、よりリアルなアジア料理に取り組むとともに、定期的なプライベートイベント開催等による顧客同士の交流を促進して自店のファンづくりを続ける店主の手法も興味深いものがあった。
そして残念なこともあった。2013年最大のショックな出来事。
それはほぼ毎週定期的に訪問し、マニア達の溜り場もとい情報交換および交流の場となっていた「亜州食堂チョウク」突然の休業(店主のケガによる)である。早期の再開を望みたい。
総括すると2013年は、いままで「インド料理店」として「偽装」していた「インド・ネパール料理店」「スリランカ料理店」「パキスタン料理店」がそれぞれの専門性を高めて「インド料理との違い」を前面にPRするようになった店の増加、および単に料理の提供だけでなく、魅力的な店主の個性を基にした顧客づくりや顧客同士の交流を促進するお店の増加というトレンドが目立った。これはfacebook等SNSの有効な使い方がポイントとなっているように思う。この動きは、いわゆる「緩いコンサル系FCインド・ネパール料理店」の大量出店がベースにあると見ている。
2013年もネパール人経営によるインド料理チェーン店(直営およびコンサル系FC)店が相変わらず増殖し続けており(今年京阪神で何十店増えた??全国では??)、その「チキンカレー、タンドリーチキン、ナーンに代表される日本人がぼんやりイメージしているインド料理」に特化して、辛いスパイス料理に慣れてない日本人を対象としてインド料理をデフォルメすることにより、インド料理に慣れてない方、初めて食べる方に対してインド料理をポピュラーに敷居の低いものにした功績やインド料理店をローコストで出店・運営する仕組みを開発した功績は認めるが、反面、日本人に合わせるあまり、あり得ないレシピによるカレーなど、今まで高級路線でやってきた既存のインド料理店のビジネスモデルを崩壊させ、淘汰を促進するとともに「インド料理を破壊」した罪は重いと思う。