みつお★さんが投稿したダルバート食堂(大阪/谷町四丁目)の口コミ詳細

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みつお★のエスニック料理探訪記

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みつお★ (男性・兵庫県) 認証済

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移転ダルバート食堂谷町六丁目、谷町四丁目、松屋町/カレー、ネパール料理

1

  • 夜の点数:3.8

    • ¥2,000~¥2,999 / 1人
      • 料理・味 4.2
      • |サービス 3.3
      • |雰囲気 3.7
      • |CP 3.4
      • |酒・ドリンク 3.4
  • 昼の点数:3.7

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 3.5
      • |雰囲気 3.6
      • |CP 3.6
      • |酒・ドリンク 3.7
1回目

2015/06 訪問

  • 夜の点数:3.8

    • [ 料理・味4.2
    • | サービス3.3
    • | 雰囲気3.7
    • | CP3.4
    • | 酒・ドリンク3.4
    ¥2,000~¥2,999
    / 1人
  • 昼の点数:3.7

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気3.6
    • | CP3.6
    • | 酒・ドリンク3.7
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

満を持して開業!「ネパールスタイルのライス&カリー」が新しい!

実験的夜営業で絶品アルタマ、セクワ、豚チョエラなどでスパイス飲み。ダルバート食堂のヨル(夜)バート食堂( ゚д゚ )

2015年6月某日、普段は昼営業のみであるダルバート食堂が、実験的に夜営業をやってみるとのことであったので、3人で訪問してみた。夜メニューは、これも実験的に酒のアテになるような、ピーナッツサデコ、豚チョエラ、ブトゥワ(ブートン・砂肝炒め)羊セクワ、チキンチリなどが中心で、ダルバートも用意されていたが飲みの〆用ということであった。とりあえずアテ数品を頼んでビールと持ち込みスパークリングワインで楽しませていただいた。そして〆にアルタマ。発酵させた筍とジャガイモ、豆のスープである。店主本人が「自信ある」というだけあって、自分が今まで他のネパール料理店でいただいたアルタマの中でも最高クラスに美味しかった。当店のアルタマは不定期でもいいから是非レギュラー化して欲しい逸品である。

なお今後は不定期(周イチ?)に夜営業も始められるようで、関西では東京の大久保や新大久保、巣鴨のようなネパール料理をアテにして飲める店がほぼ無いので、今後の「夜バート食堂」の展開に注目したい。また酒(特にワイン)について、いくらかの抜栓料を払えば持ち込みOKらしいので、詳しいことは当店FBなどを参考にしていただきたい。


満を持して開業!「ネパールスタイルのライス&カリー」が新しい!

マニアの間で非常に評価の高い神戸大倉山のネパール食堂ククリでの調理担当、ネパールでの調理研修、その後の間借り系イベント的出店などで腕を磨いてきた「ククリ・バンチャ」Ryoさんが、2015年5月ついに自分の店「ダルバート食堂」を開業した。オープン初日に訪問しようと思っていたが、出遅れてしまったため14時前に売り切れとなってしまった(ツイッターで分かった)ので、次の週のランチタイムに初訪問した。

最寄の鉄道駅は大阪地下鉄谷町4丁目駅で、店は谷町筋の谷町5丁目から少し西に入ったところに立地している。この谷町5丁目あたりというのは、「大阪カレー激戦区」いわゆる裏谷四(大阪の地下鉄谷町四丁目駅と堺筋本町駅の間、中央大通りから松屋町筋を北にあがった一帯のこと。個性的なカレー専門店が20店舗以上集積している特異な地域であり、大阪スパイスカレーブームの中心地)から少し南に外れているが、充分に「圏内」である。

店主Ryoさんは充分に時間をかけて調理技術習得、店コンセプトおよび事業計画等を練ってきたということもあり、店の外観、および内装などについて、予想通り非常に良く考えられており、変に民族っぽい雰囲気にせずにBGMも含めてお洒落なカフェやブティックのような印象であった。「カウンターの他にテーブル席もあって、ゆっくり食事やお茶(チャイ)を楽しむこともできる。

当店は基本的にネパール定食である「ダルバート」中心のお店であり、カレーは2週間程度のサイクルで別の種類のものに変更されるらしく、訪問時はチキンorラムから選択するようになっていた(チキン1,000円、ラム1,100円)。今回はラムカレーを選択して辛い青唐辛子のアチャールを追加(50円)した。

しばらくして供されたプレートは、ダールにラムカレー、アチャール、牛蒡や冬瓜などのタルカリにライスは玄米という構成であった。予想していた通り、開業前に間借り系イベント出店されていた時に供されていた現地風の「ガチンコ」なダルバートではなく、正に「ネパールスタイルのカレーライス」という呼び方がピッタリのものであった。スパイシーなラムカレーや優しい味のダールが玄米によく馴染んで、タルカリの食感も良く、ガチなダルバートほど塩気も強くないので、カレーマニアだけでなく多くの方々に受け入れられるような味であった。

開業にあたって料理の提供スタイルを変えてきたことについて店主Ryoさんに確かめてみると、やはり出店地域の客層や現在のトレンドなどを充分考慮してこのスタイルになったとのことであった。タルカリ等については、日本人に馴染の食材を使用して食べ易いものを前提に、いろいろ日替わりで考えているとのこと。このあたりのことは私も以前から気になっていた部分で、開業にあたり、あまりにもマニアックでガチなダルバートをやってしまうとターゲットとする市場が小さなものになってしまうため危険だなと思っていたが、ここのところはRyoさんも充分に分かっていたようで安心した。食後に本格的なチャイもいただいたが、これも単品勝負できるくらいのクオリティの高いものであった。

なお店のオペレーションについても、このようなタイプの店は人件費など固定費の比率が高いと店を継続していくことが困難なこともあり、一部セルフ方式を導入するなど、一人での営業を前提としているようである(そういう見方をすれば、本来はカウンターだけの店にした方が効率が良いのであるが。今のようにテーブル席が多いとお客さんで混雑した時など1人営業では少し辛い。近隣で例えると、開業当初の谷四ゼロワンカレーさんがその典型である。)。

今後、営業を継続していくにあたって、来店されるお客さんに合わせて微調整は必要であると思うけれど、当面、基本的なところはこの線で充分勝負していけると思う。ただ個人的な見解というか要望としては、ライスについて、玄米やオプションのスパイスライスも良いのだけれど、カレーやダール、タルカリそれぞれの微妙な味を楽しむためには、やはり白米(できればインディカ米)というオプションも設定していただけたら、なお良いのではと思った。たぶんこの店が主なターゲットとしている客層はスパイス感強めなものを好み高評価する傾向にあると思うので、それはそれでいいのだけれど、ネパールのダルバートを良く知るお客さんにとっては少し「やり過ぎ」な感じを受けると思うので、基本となるプレーンなライスとして軽い「インディカ米」の用意もした方が、そういうお客さんにも満足していただけると思う(東京・南青山にあるオシャレなネパール料理店AMA(アマ)のダルバートのライスも、基本玄米であるのだけれど、白米も選択できるようになっており、実際白米を選択するお客さんも多かったように記憶している)。

総合的な印象として、最近の「大阪スパイスカレー系」店のトレンドとして、「スリランカのライス&カリー」や「南インド料理」等が大きくフィーチャーされる中で、当店のような「ネパールのダルバート」を基本としながら、「大阪スパイスカレー系」のアプローチをしている当店は、このスタイルがこれからの新しいトレンドを引っ張って行くとは思えないけれど、「ネパールの定食である「ダルバート」を民族料理店的なアプローチでは無くスパイスカレー店としてアプローチをする」というコンセプトとしての「ネパールスタイルのライス&カリー」は非常に新しく、他店と差別化されており、その料理の完成度と相まって今後人気が高まっていくのではないかと思う。あと特に女性客に対しては「野菜と豆がたっぷりでヘルシー」というところを強調した方が、より分かりやすく当店の料理の特徴を伝えることができるのではないだろうか?

とにもかくにも開業おめでとうございます。


  • 水はセルフ。氷ありと無し。

  • 砂肝ブテコと豚チョエラ

  • チキンチリ

  • アルタマ

  • マトンセクワ

2015/06/27 更新

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