みつお★さんが投稿したイエティキッチン(兵庫/新伊丹)の口コミ詳細

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みつお★のエスニック料理探訪記

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みつお★ (男性・兵庫県) 認証済

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掲載保留イエティキッチン新伊丹、稲野、猪名寺/ネパール料理、インド料理、インドカレー

1

  • 昼の点数:3.6

    • ~¥999 / 1人
      • 料理・味 3.7
      • |サービス 3.3
      • |雰囲気 3.3
      • |CP 4.3
      • |酒・ドリンク 3.5
1回目

2016/05 訪問

  • 昼の点数:3.6

    • [ 料理・味3.7
    • | サービス3.3
    • | 雰囲気3.3
    • | CP4.3
    • | 酒・ドリンク3.5
    ~¥999
    / 1人

立地的には厳しいものの圧倒的なコストパフォーマンスの高さを誇るネパール系の優良店。

<2016年5月訪問>休日のランチタイム、急にチョウメンが食べたくなり、当店のことを思い出して久しぶりに訪問してみた。しばらく間隔が空いたのだけれど店内外とも前回訪問時とほぼ同じ感じ。店内に入ってメニュー表を見て見ると、季節特別メニュー?みたいなのもラインナップしており、なかなか意欲的な印象を持った。少し遅い目の時間帯ということもあるのか、前回と同じく客は私一人。

さっそくメニュー表の中からチョウメン680円をオーダー。まず最初にキャベツの千切りと水菜主体で業務用フレンチドレッシングがかかったサラダとコーンスープが供された。特筆すべきはサラダで、特に何も特徴の無い普通のサラダなのであるが、当店のようなタイプのネパール系店では小さなカトリに申し訳ない程度の量のものが供される傾向にあるが、当店はケチることなく充分な量のもの供された。これは非常に好印象であった。そしてメインのチョウメンが供された。麺は普通の中華麺を使用して、具材はソーセージ、キャベツなど、さらに薄い玉子焼きもトッピングされているという特に何の変哲もないものであったのだけれど、ボリュームたっぷりで特に辛すぎることも無く非常に食べやすい味であった。

そして次週の休日ランチタイムに再度訪問。前回訪問時にナーン、カレー2種、マライティッカ2pが中心となったBランチが食べてみたくなり、再訪したもの。まず最初に前回と同じくケチってないサラダとネパール系の定番である中華系のマンチョウスープが供された。しばらくしてしてチャレスコタールに載せられたカレー2種(チキン&野菜)マライティッカ2P、ミックスアチャール(ムラ、カジャル&カンクロ)、ミニライスが供された。そして大き目のナーン。チキンカレーは甘くないバターチキンっぽいグレービーに骨なしチキンという食べやすいもの、野菜カレーは、よくネパール系店の賄いで供されるようなスープっぽいグレービーで具だくさんの食べごたえあるもの。マライティッカもランチタイムに供されるものとしては大き目であった。ナーンは厚めで食べ応えがあった。そして食後に正しくネパールの最初から砂糖が入っている量タップリの「チヤ」(インドのチャイではない)。これだけの味、ボリュームでありながら780円税込とは全く恐れ入った。普通はこのようなセットなら間違いなく1,000円以上はする。というか、このクラスのクオリティはなかなかランチではお目にかかれない。

そしてその次の週の休日にも訪問。前回訪問時に気になっていたサモサセットをオーダー。基本的にはBランチと同じなのであるが、ライス、マライティッカがサモサに変更されている。席に運ばれてきたタールに載せられた巨大サモサ(笑)を見て驚いた!通常のサモサ3個分位あるビッグサイズであった。サモサのフィリングもジャガイモだけでなく、ナッツなどが入った凝ったものであり、このセットも800円税込という超ハイコストパフォーマンスであった。

目立たないお店で、地元の方でも知らない人は多いと思うけれど、お客さんも少しづつ増えてきて、近所の常連さんも何人かおられるようであった。伊丹市内や尼崎市北部にはインド料理店が多いのだけれど、ほぼ全店訪問している私が見る限り、間違いなく当店が一番であるという印象である(ちなみにタンドリーチキンなどの焼物は荒牧のビ・サパナエックが一番であるが)。幹線道路沿いながら駐車場が無く、鉄道駅からも少し離れているため、当店へのアクセスは自転車や徒歩等が中心の近隣住民等が中心になるが、インド料理やネパール料理に興味を持って何軒か食べ歩いておられる方であれば、他店との違いが分かると思うし間違いなく満足できるお店である。

<2015年初訪問>
当店は、2014.3にサムジャナ(以前は大阪京橋をはじめ京都高野イズミヤ前などに店舗があった京橋ネパールキッチン・カトマンドゥから独立開業したお店。現在は京都の店舗のみ)の一族が京橋店閉店後に立ち上げた「イナム」という店であったが、京都サムジャナと同じくカレーの味等クオリティが低いうえに近隣同業者とほぼ同価格であり、立地的にも??なため、同店が主にターゲット顧客層としているであろう近隣大型マンション等在住ファミリー等に支持されず収益的に厳しかったためか早々と見切りをつけて京都に撤収、2015.5に現オーナーシェフが居抜きにて店名を「イエティキッチン」とし開業した模様である。当店のオーナーシェフは、来日後名古屋などのお店、そして京都一乗寺ナマステキッチンに5年ほど勤めた(この時にサムジャナの一族と知り合ったらしい)後、某店を経て独立開業した模様。8月頃に店の変化に気がついたが当店へのアクセスは、自動車の駐車場が無いため基本的に自転車か徒歩となるが、たまたま近隣の商業施設に用事があり自転車利用であったため、訪問してみることにした次第。

店の外観はブラウンという目立ちにくい色。イナムの閉店前(大雨により店正面上部に貼ってあった大きなポスター的看板が剥がれ落ちた)のままで地味な印象である。白地にオレンジ色の看板およびネパール国旗は掲げられているが、たぶんエスニック料理等に興味が無い一般の方は、どんな料理が供されるのかよく分からないので、尼崎市~川西市を南北に縦断する産業道路沿いであるものの不利な印象である(こういうところはチェーン店系の店舗プロデュースおよび工事をされている工務店さんの仕事を見習うべき)。

さて店内に入ると昼の遅い時間であったためかお客さんは皆無で、ネパール人オーナーシェフ1人による営業体制であった。メニュー表を見ると、ネパールの国旗を掲げた店ではあるけれど、カレーライス、ナーン&カレーを中心とした巷によくあるインド・ネパール料理店のラインナップとほぼ同様な感じであった。ただカツオのカレーやフライドモモがセットとなった「カツオカレーセット」とか、ちょっと珍しいものがあったものの、たぶんオーダーするお客さんは少ないであろうと思われる。カレーライスを除いてネパールで使用されるチャレスコタール(真鍮製のタール)にて供されるが、メニュー表の写真を見る限りナーン&カレーというインド料理っぽいもの中心の構成であるので中途半端な印象である。今回はたぶん普段オーダーが多そうな普通っぽいものは避けて「スパイシーチキンセット」という鶏肉のチューリップをスパイスなど加えつつ加熱調理したものが2個ついており、ダールおよび野菜カレー、ナーンorライスがセットとなったものを主食ライスでオーダーした(辛さは辛口で)。

まずスープ(チキンスープ)とサラダ(水菜中心)、次にネパールっぽいチャレスコタールに料理が盛りつけられ席に運ばれてきた。カレー類はダール、野菜。どちらかというと粘度高めの物。味的にはまずまず良い感じで比較的ネパール風であったものの、どちらかというとナーンで食べることを前提としたような感じであった。スパイシーチキンはあらかじめ調理・保存していたものを再加熱したクオリティ低めのものであった。なお添えられていたネパーリーアチャールであるが、これは当オーナーシェフが以前勤めていた京都一乗寺ナマステキッチンと全く同じ美味しいミックスアチャール(大根、人参、胡瓜)であった。当店はチャレスコタールにて料理を供していることから、私などダルバートをはじめ「ネパール料理」を期待して訪問するお客さんにとっては、セットメニューにダールが含まれているものが多いなど、主食にライスを選択すれば「ダルバート」っぽくいただけるので、とても良いと感じるけれども、味決めなどいま一つネパールっぽさが薄いし、たぶんこちらのお店が主要顧客ターゲットとして設定しているであろう「ファミリー客」にとっても(一般的な日本人が想像している)インド料理っぽくも無いという中途半端なイメージはぬぐえない印象である。夜のメニューブックも見せていただいたが、ランチタイムの印象以上に中途半端な印象を受けた(ランチタイムの方がネパール料理店っぽい)。

総合すると当店は、京阪神地区に大量出店しているネパール系チェーン店が供するランチタイムの料理よりは良いものを供しているし、食器も良いものを使用しているなど、当地域のネパール系のお店としては貴重な優良店であると思うが、いわゆる「経営不振により閉店した物件に、同業で居抜き出店する」という、インド・ネパール料理店ではよくあることであるが、一般的には通常考えにくい出店をされており、産業道路という生活動線に隣接しているものの駐車場は無く(経費的に難しいようだ)、最寄駅(阪急新伊丹駅)から少し離れており、商圏が狭くて供している料理がいまひとつターゲットとしているであろう客層と合ってない、阪急稲野駅前に地域で一番人気を誇るインド料理店が存在し阪急伊丹駅前にもインド料理店が2店ある(もう1店出店するという噂もある)など、非常に厳しい経営環境であるということは間違いない。伊丹市南部および尼崎市北部はここ数年インド料理店の出店が集中しているが、ナマステビハニ、インディゴ伊丹店、ディップジョティ伊丹店、リトルインディア猪名寺店、シリバラジつかしん店など閉店した店も多く、また近隣の大型SC内にもネパール系インド料理店の出店が噂されるなど完全にオーバーストア状態で、よほど何か飛び抜けた特徴のある店か他に中古車輸出業とか別に主要な収入源のあるオーナー経営や個人店だと代表者の奥さんや子供などが近隣の倉庫や工場などで働いており収入がある(在留資格維持のために店を継続しなければいけない)などでないと維持継続は難しいのではないかと思う。

  • Bランチ

  • サモサセット

  • チョウメン

2016/06/10 更新

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