みつお★さんが投稿したセイロンカリー(大阪/弁天町)の口コミ詳細

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みつお★のエスニック料理探訪記

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みつお★ (男性・兵庫県) 認証済

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移転セイロンカリー大正/インド料理、スリランカ料理、インドカレー

1

  • 昼の点数:4.2

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 4.7
      • |サービス 3.9
      • |雰囲気 3.6
      • |CP 3.8
      • |酒・ドリンク 3.8
1回目

2013/08 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス3.9
    • | 雰囲気3.6
    • | CP3.8
    • | 酒・ドリンク3.8
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

昭和な商店街に出現!スリランカカレーの店(実はナンやタンドリーチキンもあったりして(笑))

進化していたアンブラ!
rikiroh氏との懇親会翌日、昼頃に大阪梅田で今日のランチはどこにしようか考えていたところ、そのrikirohさん、名古屋の怪人uさん、昨日の懇親会にも参加されていたA女史の3人がロッダグループでギャミラサを食べる姿がフェイスブックにアップされていました。近くにいるし折角だから合流したいと思い、メッセージを送ったところ、大正区泉尾のスリランカ料理店セイロンカリーに向かっているとのこと。ランチにちょうど良いと思い合流する旨伝えました。

私が店に到着した時、すでに3人はオーダーを考えているところでした。
まずこちらのお店の代表的なスリランカ料理メニューである「アンブラ」を魚のカレーでオーダー。次にビッタラロティ(エッグロティ)もお願いした。
アンブラはスリランカのライス&カレースタイル。以前いただいた時よりも辛さがすっきり強くなっており、味そのものも良くなっているように感じる。また日本ではほとんど手に入らない「ドラムスティック」も使われており一同驚いたのでした。ビッタラロティはロティの真ん中に卵を落として四角にたたんだもの。これも美味しい!ロティーの作り方も「ガン見」させていただいたけれど、手さばきが良く、かなりの力量を持っているシェフであることが良く分かった。そのあと追加、みんなで相談してコットウロティもオーダー。今回はポークで。いやタマラン味でした。思わず生ビールもオーダーしてしまいました。再度ロティもオーダーしたけれど、ワガママを言って、いわゆるラッキーさんスタイルで作っていただいた。南インドでいうところのパロタである。関西のスリランカ料理店においてはこのスタイルはワーサナのラッキーさんのスタイルであるので、差別化する意味でもこれは通常店では供してないとのこと。サクッとして美味しかったです。

前回訪問した時、他のお客さんはほぼ「ナン&カレー、タンドリーチキン」的なものしかオーダーしてなかったけれど、今回は「アンブラ」をオーダーするお客さんも多かった。序々にではあるけれど、この地においても「スリランカ料理」が浸透し始めている模様です。

なかなか立地的に訪問しずらい店であるけれど、確実にレベルが上がっているので、、無理してでも定期的に訪問したいと思った。


初訪問
関西(特に大阪・神戸)だけの現象だと思うけれど、ここ1~2年スリランカ料理店の充実には目を見張るものがある。
現地そのままの料理を提供するロッダグループの開業がこれに火をつけた感があるが、その後開業したラサハラ、カラピンチャ、デッカオ各オーナー、店主やその他飲食店を経営しているスリランカ人オーナーや肥後橋カルータラ店主などが「スリランカ」を盛り上げるために販促等協力し合っているところに関西独特の特徴がある。

かつてのスリランカ料理店は、老舗で格調高い神戸北野坂コートロッジ(閉店)やコアな方々に人気のある肥後橋カルータラは別格として、ラッキーさんのワーサナや日本風アレンジのラジャスターンなど割と地味にインド料理店の陰に隠れた形で素人目にはインド料理と区別がつきにくいようなメニュー展開をしていたと思う。前述したが、そういったコンセプトから大転換して「現地さながら」というコンセプトに舵を切るきっかけとなったのがロッダグループであったと思う。

昨今、ネパール人経営のインド・ネパール料理店が異常増殖しているという現象については、いろいろ複雑なバックグラウンドが絡み合った結果であるということは分かってきているが、このスリランカ料理店の増殖については、全くその理由が見当たらない。新規オープンされたお店の店主等に話を聞いても、「今、関西ではスリランカ料理がブームであるから流行を取り入れて」というような意識で開業されたお店は無く、スリランカ人オーナーであっても、日本人オーナーであっても、「スリランカに思い入れのある」オーナーさんが経営されているというところが共通している。


さて今回初めて訪問させていただいた「セイロンカリー」さんは、京セラドーム大阪にもほど近い下町、大阪市大正区の泉尾(いずお)商店街の中にある。このあたりは昭和の匂いがただよう中小商店街が数多く集積しているが、この泉尾商店街は、駅前にあって発展したという立地ではなく、正に地元の方ご用達の商店街という趣である。当店はその泉尾商店街の中央よりやや南に位置している。外観はどちらかというと手作り感あふれる居抜き店舗っぽい。スリランカ国旗や「セイロンカリー」という看板から、スリランカ料理のお店であることが分かる。

店内は比較的狭く、テーブル席中心であるが、カウンター席も3席ほどある。今回は一人での訪問であったので、カウンター席に座らせていただいた。メニューを見てみると、ナンとカレー、タンドリーチキンのセットなど北インド系が目立ち、一瞬「なんちゃって」な店かと思うけれど、メニューブックをよく見ると、確かに現地っぽいカレー&ライスなセット「アンブラ」などがあり、スリランカメニューも確り本格的なものがあるという印象。予想外(失礼)に店内はほぼ満席であったけれど、ほとんどの方がナン&カレーを食べているのでちょっと不安が過った。

メニューの中から当然スリランカプレートである「アンブラ」をオーダー。カレーの種類はチキン他4種ほどから選ぶことができる。私は「マグロ」のカレーを選択した。ライスを中心として、パリップやマッルン、テルダーラ、パパダンなどが配置され、中央にカレーがかかっているという、ロッダグループでいう「ギャミラサ」と同じようなスリランカのカレー&ライスのスタイルである。各料理ともしっかりした味、シャープな辛さで、ライスとおかず類を混ぜ合わせて美味しくいただけた。コック氏は、このお店のオープンに合わせて来日したまだ若いスリランカ人青年であるが、なかなか良い仕事をしているようだ。またナンやタンドリーチキンなどのインド料理は、もう一人いるネパール人のコックさんが担当しているようだ。

あとでオーナーと思われる日本人女性にお店のことや料理のことなどいろいろ伺ったところ、もともとご両親がこの商店街で商売をされていたけれど引退し、何か商売をしようと思っていたときに母親の知り合いにスリランカ人がいて(この日はスリランカに帰国していておられなかった方?共同経営者?)スリランカカレーの店をやろうと思ったのだそうである。

「スリランカ料理の店なのに何でナーンやタンドリーチキンなど北インド料理もやっているのか?」ストレートに質問してみたところ、やはりこの立地では、純粋にスリランカ料理だけやっていたのでは商売にならないので、一般的に日本人に受け入れられやすい北インド料理も提供しているとのこと。純粋に経営的な理由からのようで、この立地では現実問題として店を維持するためには致し方ないと思う。

しかし一般のお客さんがナンやタンドリーチキンもスリランカ料理であるかのような誤解を抱くようなことは良くないと思うので、はっきりナンやタンドリーチキンは北インド料理であるというようなメニュー表記や説明等が必要なのではないかと思った。まあロッダさんやその他在阪スリランカ人たちがメニュー構成や販促等のアドバイスをしているようなので、そのあたりのことは心配しなくてもいいのかもしれない。

現状、物販中心の古い商店街にありがちな「商店街内各店舗の閉店時間が早い」という問題もあり、夜の集客が芳しくないようであるが、「アンブラ」以外にコットウロティやデビルなど酒に合うスリランカメニューもあり、夜に訪問する方がいろいろ楽しめそうである。

料理の味も良いし、今後かなり期待できると思う。


  • 掲載了承済

  • コットウロティ

  • ビッタラロティ

  • アンブラ

  • ロティ(ラッキーさんスタイル)

  • フィッシュ(まぐろ)カレー

  • ランプライス(2014.1.11~13スペシャルメニュー)

  • ワタラッパン

  • トーセ

  • サンバル

  • ワデ

  • インディアーッパ

2016/02/19 更新

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