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車で国道１９号線を走っていたところ、 小学生の頃から食べていた、わさび漬け屋さんがあることを思い出した。 親父が仕事の関係で、国道１９号線往来していたころに、 こちらのわさび漬けをよく買ってきていた。 何度か親父と一緒にお店でわさび漬けを買ったことがあるのだが、 もうかなり前の記憶でのお店の面影しかなく、明科駅に近づくにつれ あたりを見回しながら運転しているとお店を発見。 さっそく車を停めてお店に入る。 昔と変わらない包装紙や容器だなぁとショーケースを眺めていると、 おっとりとした風情の女性が現れた。 ３００ｇ入りを３つとセロリー漬けを１つお願いすると 暖簾の奥からご主人とおぼしき男性がわさび漬けの入っている 大型の容器とともに店頭に出てこられ、お願いしている３つの わさび漬けの容器づめを始められた。 手元を眺めていると熟練のなせる技か、ほぼ１回で詰めるわさび漬けの 量が決まる。鮮やかです。 作業中に、以前のお店は道路沿いでしたよねと御主人に話を伺うと １７，８年くらい前に建物を新築され、その際に道路沿いから さげたとのこと、現在２代目で４０年近くわさび漬けをされている ことなどを話してくださいました。 お願いしたものの準備が出来上がったので、お会計を済ませて 車で帰宅。夕食で早速いただきました。 容器を開けわさび漬けを包んでいるセロファンを開くと、 粕の香りが広がります。 当然のことながら1度で全て食べるわけではないので、食べる分を 小皿に取り分け、いただきます。 針生姜のように刻まれたわさびと漬け床の粕を一緒にいただきます。 程よい甘みの粕が舌上に広がり、ツーンとしたわさびの辛みと香りが 鼻から抜けます。 同時に昔食べたわさび漬けの記憶が蘇り、まさにこの味、この香りです。 これだこれと唸ってしまいました。 一緒に添えられている「お漬物のしおり」によると、醤油を少々加えると 一層美味しくなるとのこと。 試してみると、程よい甘みの粕に醤油の塩味が加わり、わさびが辛さが 一層引き立ちます。 また、焼魚、刺身、糸引納豆、蕎麦、海苔茶漬にもとのことなので、 試してみようと思います。
2022/11訪問
2回
2024/06訪問
1回
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