2回
2021/08 訪問
関東で香港充電が足りない時来店リスト。綱島の香港へ行く。
全日本・香港の人が頑張るお店を全力で美味しんでやります協会に所属しているわたくし。
コロナ禍とあってもう2年ほど香港に飛んでない。路地裏の雲呑麪も、くそ苦い涼茶屋スタンドにも、銅鑼灣街市にすらも行ってない。乾麺のストックも、蝦子粉すらも切れた…つまり私の中の香港充電が切れた…
しかしTwitterで話題になっており某リンゴの新聞もあるよということでツイートをいくつか拝見したのでこちら去年の夏に行ってみた。
冰檸檬茶のレモンの輪切りがグイグイ本場ばりに入っているか数えなくてはならない…。氷と檸檬をガシガシしないと。
駅からすぐのこちら、建物を見ると控えめな電飾。もっとバリバリしていただいていいでござんすよ。
店内特に一階はチャーチャンテンみたいなタイルがあり、ビタソイも売っている。平日の昼間に行ったのでめちゃくちゃ空いている。
2階に行くとかわいい制服?をきたウエイトレスさんがいる。
お水をいただき、ついつい指をトントンしようとしたが、この方は日本人なのかなぁと引っ込める。
西多士メインで来たのですが、炒飯美味しそうですよね、2ついけますかね?と聞くと、いや結構…量が多いですよ、女性の方は難しいかもですと優しいお答え。
アドバイスに従って早速酒鷄煮と日替わりの中にあった炒飯、冰檸檬茶をいただく。
しばらくしてくるとオシャレに盛り付けられているお料理たちが到着…においが香港…ちょっと控えめというか、品があるお味…炒飯はパラパラで美味しい醤油ベースなのか、サラサラと飲める…。雲呑麺も気になったのだが、トッピング形式がよくわからんのと、空腹時に考えたくないので頼まなかった。
うん、充電はまだチャージできる。
『唔該〜西多士〜唔該晒〜』
唯一話せるンゴイ〜サイドゥーシー〜。
この人、日本人だったな…食べ切れるのだろうかという優しいイケメソ店員さんの目を心配したが、ニコニコされて嬉しそう。
ピーナツバターたっぷり、蜂蜜もたっぷり。普通にペロリと平らげてしまった。パワー←きんにくんの音調で。
店内は香港のオシャレバージョンというか、私は路地裏の看板とかよくわかんない屋根が青空みたいなところが好きなのですが、こちらは若い日本の子たちにも入りやすく人気が出そうなお洒落な香港スタイル。政治や国のことに詳しくなくてもいい。ちょっとだけでも多文化共生、知らない国の人に思いを馳せたくて若い子たちも来られたら嬉しい。
香港充電が足りなくなった時にはここに来たくなります。
2022/02/01 更新
你食咗飯未啊(ネイセッジョーファンメイア)?
せっじょー、めいあー。
これくらいしか広東語を覚えていないのにとにかく私は数年前、短期間で濃密に香港に通っていた。
美食の街という香港,初めて降り立った時は今でも忘れない。
言葉が本当にわからないし、今まで聞いてきた中国語とは完全に異なり(当たり前だが)歌うような会話なのだ。
英語はほとんど通じないし,漢字が読めてもじっくり見ないとわからない、しかし街中はなんとも美味しい匂いで充満しているので怯まずに食べなくてはと。この店にはそんなあの時の自分をもう一度持ち直してくれるような香りが、においが立ち込めているのだ。
ランチのLOギリギリに入店したのですがお店の皆さんは快く入れてくださる。こういったところも香港なんだよな。お店も休憩に入るけどいいよね?ってもちろんいい。
二階の窓際に通して頂き、昔の子供の頃に憧れた香港映画の中の的士やおじさんたちの写真を壁に見ながら,タイル調の内装とほどよい電飾に癒される。
食べログの評価を見ると香港に頻繁に行かずしてこの店のラーメンを日本のラーメン屋などと比べているのでしょうか、本場の味やゴムゴム感触を味わっていない方も・・・・
私は今回日替わりのランチというよりも車仔麺をオプションついかしまくってさらに凍檸檬茶に西多士をくらっているのですがオプション大盛りでメイン別、つまり2.5人分くらい食べて本場の味なんでこれで2000円ちょいは破格すぎるのでは。。。。と感激した。
しかも以前のOPENした当時よりもメニューが変わっており記載が細かくなっていた。これだったら広東語に弱い私でもいける。日本人にわかりやすい。
しかし麺についてはお姉さんに質問しまくった。これとこれは同じに見えるけど違うの?違いますよ〜〜笑。日本人には同じ写真に見えますよ〜〜ふふふ、と言ったかんじ。
大根と味のしみまくった豚バラ肉の煮込みが麺の上にあると大変落ち着く。それに八角もほんのり効いているのでこれもいい。
麺はつけ麺。大好物のハチノスを頬張った。これがさ、たまらんのですよ。日式で食べると旨味を感じないのですが,ハチノスはアジアで食べると驚くほど自分には美味しく感じる。口に運んでそのまま消えては食べていく。寄せては返す波のように・・・
凍檸檬茶の枚数を数える委員会日本支部に所属している私としては,多めにしてね〜〜〜と頼んだらなんと!!!!!5枚!!
日本茶餐廳最高新記録なのではないか、しかも薄くないし分厚めだ。たまらない香港人のあたたかさ。飯にかける情熱よ。
サイドーシーも、ホウホウセッ!!!!
幸せの充電でございました。