ちぇんいぇさんが投稿した温石(静岡/焼津)の口コミ詳細

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温石焼津/日本料理

1

  • 昼の点数:4.6

      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.8
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.2
      • |酒・ドリンク -
1回目

2024/03 訪問

  • 昼の点数:4.6

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク-

す、素晴らしいの一言しか言えん!

【2024.3.10 初訪問】

ある日、食べ仲間から、「焼津の温石さんの席が空いているのですが、ご一緒に如何ですか?」との素敵なお誘いを受ける。

焼津の温石さんといえば、かなり名を馳せている名店であり、機会があるなら是非とも行ってみたい!と思うお店の一つ。

当然、二つ返事で直ぐに返信。

すると、「もう一名空きがあるので、ご友人に声を掛けて頂いても構いませんよ?」との事なので、女友達に声を掛け、2名で参加させて頂く事に。

当日、車でお店に伺うため、女友達の住む名古屋市東部へ車を走らせるが、この日、名古屋は「名古屋ウィメンズマラソン」の開催日。

街の中心部は、全て封鎖されているため、迂回路が大渋滞!泣

余裕みて事務所を出発しているものの、約束の時間に、少し遅れてしまう。すみません。

そのまま、名古屋ICから新東名で焼津へ向かう。高速道路は、道が空いており、当初の予定通り、一斉スタートの15分前には駐車場へ到着。

ただ初訪問のお店のため、駐車場の位置が分からず、お店の方へ確認しようと、ドアに手を掛けるがドアには鍵が掛かっている状態。

仕方がないので、暫く、車内で待っていると、同席させて頂く方が一名お見えに。

ご挨拶させて頂くと、お店のドアが開く。

お店の方に、自分が停めている車の位置が、お店の駐車場で間違いないか確認し入店。

おー、茶懐石謳うだけあり、目に麗しい坪庭の景色を楽しめるね。

宴の席へ入るが、主催者様の到着を待ち、暫し着座は待つ。

数分後、タクシーが到着し、主催者様の到着。

自分は、主催者様以外、お会いした事がない方々ばかりのため、一通り、ご挨拶申し上げから、主催者様の指定の席へ座り、会はスタート。

皆様は、シャンパーニュで乾杯。自分は、車の運転があるため、ノンアルコール飲料のラインナップから、

△ノンアルコールスパークリングワイン?ジュース?

を注文。

⚫︎鯵の砧巻き、牛蒡

初っ端から、鯵の旨さに舌を巻く。

△台湾産烏龍茶?

⚫︎アスパラガスの出汁

アスパラガスを水に浸し煮て抽出したものらしく、新鮮で淡い味わいが、舌に響く。

⚫︎ジンドウイカの炭火焼き、ホワイトアスパラと菜の花

こ、これは半端ない!
烏賊への火の入れ方、塩の塩梅、全てがギリギリのライン!

またアスパラガスは、先程の出汁を取ったものらしいが、全く味が抜けていない!

静岡の超有名天麩羅屋のご主人も仰っていたが、静岡は、海の幸だけでなく、野菜等地の物の豊かなんやろうね。

⚫︎華鯛と筍

△台湾産烏龍茶?

⚫︎鯛、馬鈴薯の酢漬け
⚫︎根深葱の霰揚げ

此れも、完璧!食感、甘さ、旨味を完璧に引き出している!葱というありふれた食材で、これだけ感動させるのは素晴らしい!!

⚫︎赤座エビのしゃぶしゃぶ

先程まで、元気に動いていた赤座海老!
これまた火の入れ方が、ギリギリのラインで、口に入れた途端、感動と口福が訪れる幸せを噛み締められる!

△台湾産烏龍茶?

⚫︎椎茸の炭火焼き、赤座エビの味噌
⚫︎疣鯛と春菊、黄身醤油
⚫︎白甘鯛、発酵芽キャベツ

甘鯛というと松笠焼きで鱗の旨さを引き出していて好きなんだが、此方の料理は、鱗は、別で揚げたのか焼いたのか分からないが、身の上に振り掛けられていた。旨い!

また発酵芽キャベツというのは初めて食べたが、これかなり旨い!

御主人曰く、単に、塩に漬け、乳酸発酵させただけと仰っていたが、そんな単純でない気がする。

というのも、中国料理の中で、泡菜(パオツァイ)という野菜を乳酸発酵させた漬物があるのだが、発酵させる過程というのは、常温で保存させるため、別の菌も繁殖し易く、旨い漬物作るのは、言葉で言うほど簡単なものではないからだ。

⚫︎水菜と薄揚げの辛子胡麻浸し

箸休めと仰っていた。
辛子のツンっとした鼻に抜ける風味も好きだが、此方の辛子の使い方は、仄かに感じられる程度に抑え、旨さを引き立ててる。これも旨い!

⚫︎蛤、白菜、蓮根団子の鍋仕立て

かなり大きな蛤だった!桑名の某有名料亭で、五年物を食べた事あるが、それに匹敵する大きさの蛤やった!

ご主人曰く、このぐらいの大きさの物が、一番旨いとの事。

⚫︎太刀魚の炊き込みご飯
⚫︎芽キャベツと豆腐の白味噌汁
⚫︎玉丼(蛤と筍)
⚫︎生しらす丼

⚫︎きらぴ香(苺)

バカデカい苺!単に大きいだけでなく、甘味や香も良かった!

⚫︎きらぴ香と餡子の和菓子

自ら、きらぴ香と白餡を包み、仕上げる。
苺の瑞々しさが際立つ、苺大福のような甘味であった。

△御抹茶

ご主人自ら、一人一人に丁寧に点てていた。
よく子供の頃、祖母の家へ行くと、抹茶を点てて貰っていたが、全くその良さが分からなかったが、大人になると、渋味や旨味が、身体に沁み渡り、その良さが分かるようになってきたよね。まぁ、それだけ年取ったって話か!笑

非常に、満足度高い時間を過ごせ、主催者様には感謝しかない!有難うございました!

普通なら話は此処で終わりなのだが、此方のご主人、驕り高ぶらず、人間性が素晴らしいと思ったよ。

帰り際、お見送りして頂いたのだが、お店の前の一通で、自分の車が見えなくなるまで、頭を下げ続けていたもの。

常連の主催者様なら、まだ分かるよ?今後、お会いするかどうか分からない一見の自分に対しても、同じ姿勢で接客するというのは、なかなか出来ない事だよ。

見た目、まだ三十路ぐらいの若いご主人なのかと思い、失礼ながら、ご主人に年齢伺うと、四十路との事。

うーん、料理も素晴らしいが、人間性も素晴らしい!こういった素晴らしい逸材と出会うと、自分の浅はかさや至らなさが、如実に出ていて恥ずかしくなる。泣

また機会があれば、よろしくお願い致します。

ご馳走様でした!!

2024/03/16 更新

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