3回
2024/10 訪問
シチリアと日本の調和
2024/10/28 更新
2024/07 訪問
シチリア島遠望
シチリア島のイタリアン、というテーマ性のはっきりしたレストラン。雰囲気はカジュアルですが、料理はどの一皿も「今日のシェフの想い」が込められた逸品。
盛夏のランチの一例は、甘えびのガスパチョ、宮城のカツオをサラダ仕立てで、グリーントマトのほろ苦いパスタ夏野菜添え、西尾の茹で落花生、舌平目のラグーソースのコンキリエ、黒イチジクとモルタデッラハム、牛のグリル、フルーツのカッサータ、ピスタチオのチョコ。
箸休め、小菓子も含めて盛りだくさん、華やかで変化にとんだ豪華な内容で大変満足いたしました。一皿ずつの味の方向性がはっきりとしているところも、絵のように美しい盛り付けも、食事の楽しさと豊かさを高めてくれます。
ほんのひとときのシチリア島散策気分が味わえる、情緒豊かな一軒です。
2024/07/20 更新
2021/01 訪問
ひそかに進化し続けるシチリア料理店
定期的に訪れると、必ず進化している不思議なレストランです。今日のランチは今までで一番美味しかった。前菜のフレッシュなチーズも秀逸、パスタは毎回、違う味わいで楽しみですし、メインのお肉料理も繊細な火入れが神業のように感じられました。デザートは70%カカオのチョコを使ったチョコレートのケーキが、なめらかさと質の良いカカオの香りの調和でお見事。目立たない場所で、素朴かつ可愛らしいインテリアですが、シェフの天才性が光っています。お皿も個性があって、年輪の上に木の器、渦のお皿、地理のお皿、と、楽しめます。気楽な雰囲気で、高品質なお料理がいただける稀有なレストランです。
2021/01/24 更新
スターターは甘えびのタルタルにリコッタチーズをまぜてカンノーロ仕立てに仕上げた一品。
ヒラメのカルパッチョ。
サワラの粕漬け仕立て、ポルチーニの炭フリット添え。
モン・サンミシェルのムール貝とつるなのパスタ。
アニョレッティというショートパスタにリコッタチーズと秋トリュフ。
牛ほほ肉低温調理をグリルしてマルサラ酒のソースで。
くるみのパン。
自家製タルトには栗のペーストとカシスジェラート、栗のチップを載せて。
黒ごまフロランタンとピスタチオのチョコ。
コーヒー。
コースメニューはおまかせなので、今日のメニューを一例として載せてみました。
牛ほほ肉は煮込み調理されることが多いですが、今日の一皿は低温調理によって超高級コンビーフのような仕上がり。魔法ですか。
一品一品に繊細さと大胆さが宿る、天才性薫るシクラメンテ劇場。一皿ずつが絵のように美しく、何度訪れても飽きることのない貴重なリストランテです。