Y・Tパラディーソさんが投稿したVIRON 渋谷店(東京/渋谷)の口コミ詳細

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味のパラディーソ(楽園)を探す旅

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VIRON 渋谷店渋谷、神泉、代々木公園/パン、サンドイッチ、ケーキ

1

  • 昼の点数:4.5

    • ¥2,000~¥2,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 3.5
      • |酒・ドリンク -
1回目

2011/02 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥2,000~¥2,999
    / 1人

ハード系サンドウィッチは別格ヨ ♡

相模湾岸の町に住む純朴な大輔と横浜・山の手の住民のパラ子は渋谷でデートです。
湘南ボーイの楽ちゃんと田舎娘のお園の仲良しぶりには若干の焦りもあるこの頃、東京デート
で大輔と一気に親密になれたらイイな~と願うパラ子です。

今日も、パラ子のアルファロメオ(赤)は湾岸道路を快走し、渋谷区役所パーキングに到着。
めずらしく大輔にハンドルを握らせて自分はレインボーブリッジから都心への眺めをのんびり眺め
て・・・と言いたいところですが、生憎の雪模様で少しばかりハラハラドキドキ。
モネとジヴェルニーの画家達の展覧会を見て二人で語り合い…などと思っていたのですが、
さて、・・・

モネの壮年期から晩年の睡蓮は良かったようです。また、ジヴェルニーに寄りついて印象派に影
響を受けたアメリカ人の画家達も今回初めて多数紹介されましたが好評でした。
「亜流だけど」の但し書きですが・・・。
どうしてそうなのか?   
輪郭や陰影のつけ方とその色でしょうか。
もう少し詳しく言うと、印象派の連中は光を色に翻訳しているので青~紫系のダークトーンで影を
ひく、概ね輪郭は線では表現しない。
それに対して幾人かのアメリカ人画家はそれ以前の自然主義一派のように輪郭の意識が強く、
褐色~黒の絵の具を影に多用しているのです。
従って、よく見ると様式的には折衷的だと言わざるを得ないのですね。
一般の人々にとっては「なるほど」と言うしかないのですが、難しい事は分からずとも、素直な風景
で素敵だと受け止められるでしょう。実験的じゃない分、受け入れやすい絵だとも言えます。

パラ子   「腹ごしらえしよ。お薦めのブーランジェリーがあるの。」
大輔    「東急デパート前だろ。」
パラ子  「ウン、知ってた?<ヴィロン>。」
大輔    「評価は高いよね。」

パラ子  「今日もハード系サンドで行こっかな。」
大輔     「俺は、生ハムとブリー入り。」
パラ子   「じゃぁ、アタシはローストチキンとキャロット入り。」
大輔    「あれはいいのかよ。」
パラ子  「クイニ―アマンねぇ。どうしよかな…。」
大輔    「半分づつ分けよう。」
パラ子   「そうね。以上3点お願いしま~す。」

スタッフ 「ありがとうございましたー。」

大輔   「で? これ何処で食べるワケ?」
パラ子   「あ、そうか。」
大輔    「雪ジャン、外。」
パラ子   「どこか…お部屋。」
大輔    「計画したろ。」
パラ子   「ウ、ウゥーン、食べたかっただけよ。意図してじゃない。」
大輔    「わかったよ。もう寒いし、どこか入ろう。」

二人は道玄坂の区画へ歩みを進めました。
パラ子に「恥」かかせちゃまずいかな、と大輔は思いました。
こんな展開は初めてのこと、パラ子の心臓の鼓動は急速に高鳴り、外気の寒さに反比例して上気
した顔はピンク色に染まりはじめています。
それを大輔に悟られないよう横顔を長い髪で隠そうと俯きます。
ツンデレの大胆姉さんを装っていても気が小さいパラ子。

悪天候の土曜日の午後はどこも満室です。
3軒目でやっと空室があって、3Hフリーの部屋を確保しました。

大輔    「俺、こういうとこ初めてだよ。」
パラ子   「アタシも(渋谷はネ)。」
大輔   「先に食べない?俺腹減ったよ。」
パラ子   「コーヒー沸かすね。」
大輔    「はぁ~、寒かった。熱いの飲みたいよ。」

パラ子   「はい、コーヒーお待たせしました~。  アッ、クイニーアマン齧って、お行儀ワル。」
大輔   「すんごいバターの風味! サンドそれぞれ半分にしといたよ。」
パラ子   「もう、ガブッといっちゃってぇ。アタシもいただきまーす。」
大輔   「ふ~ん、旨い! 生ハムとブリーの塩っけがグッと来る。」
パラ子   「ここのは、別格よ! チキンとキャロットは優しい味わいだわ。」
大輔    「このパン、葉山の<ブレドール>思い出すなぁ。」
パラ子   「地方のパン屋さんと一緒にしないの!」
大輔   「なんで? <ブレドール>は関東全域で勝負できる美味しさだと思うよ。」
パラ子   「使ってる粉が違うわよ!」
大輔   「おんなじ小麦だろが。」
パラ子   「だから粉のグレードが違うのよ。」

大輔    「また、始まったよ。」
パラ子   「大輔こそ、またもや地元愛で贔屓の引き倒しね。」
大輔   「君の美味しいものって食材データと食べログ評価で決まるのか?」
パラ子   「違うわよ! アタシが美味しいって思えば美味しいの!」
大輔    「じゃ、おれも同じだ。俺が旨いって言えば旨いのさ。だから葉山ブレドール最高!」

パラ子   「・・・、ここのはそれより下ってわけ?」
大輔    「そうは言ってない。」
パラ子   「もう、せっかくいい雰囲気でこの部屋までこぎ着けたのにぃ・・・。」
大輔    「わかったよ。ヴィロンも旨いよ確かに☆4だ。」
パラ子   「☆5 よ!!」

まだサンドウィッチを咀嚼している大輔の唇に突然、突進して口づけるパラ子。
食事もそこそこにそのままベッドになだれ込む二人。
やや険悪な【美味しい店くらべ】の言い合いの空気とはギャップのある場面展開に。
果たしてこの後の二人は・・・?

♡ ♡ ♡ ♡ ♡  つづく  ♡ ♡ ♡ ♡ ♡

2011/02/15 更新

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