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味のパラディーソ(楽園)を探す旅
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Y・Tパラディーソ (男性・神奈川県) 認証済
この口コミは、Y・Tパラディーソさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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1回
昼の点数:4.5
2011/03 訪問
パラディーソ基準
どこで鰻を食べようと、パラディーソにとってはここ8年来、「小川家」の鰻が評価判断の基準(規準)=スタンダードとなるのです。「小川家」と比べて旨いのか不味いのか、タレは濃いのか淡いのか、米がどうなのか、吸い物は合ってるのか合わないのか、漬物がどうか、店の雰囲気(私メの場合、鰻屋で接客どうこうは関係ない)はどうか・・・などなど。それは前の職場にいた頃、ワイフと伊豆旅行に行った折、たまたま下田で昼食に立ち寄ったところから始まりました。あまりの旨さに感動に近い食後感を持たせていただいた初めてのお店であった訳です。当時、「小川家」は食べログで静岡の沼津伊豆地区で3~5位ぐらいの位置につけていたことを後で確認できた頃です。それ以来、伊豆にドライブや旅行に行く度、我家では下田では魚介鮮魚や寿司ではなく「小川家」の鰻と決まっております。年に一回は、ここの鰻を食べないではいられません。さて、今春は宇佐美にある我家の定宿(と言わせていただきたい)「こころね(心音)」さんの日本一旨い金目鯛の煮付け他をいただいて海の見える野天風呂で癒された翌日のドライブの途中でした。日本一旨いという表現が大げさでないことはここに宿泊された方ならお分かりいただけるはずです。金目鯛を食べる時の基準は「こころね」さんにあります!因みに、「こころね」さんは決して高級旅館でもラグジュアリーホテルでもありません。一般的にはペンションと呼ばれるカテゴリーの宿ですから宿泊費もリーズナブルですが、ここの夕食を食べると他の民宿やペンションが色あせてしまうぐらいの満足度です。少なくとも伊豆の東海岸で宿をとるなら、ハイクラス宿舎を除いては一押しのペンションでしょう。話を鰻に戻しましょう。こちらの鰻重は「松」、「竹」、「梅」と3ランクに分かれておりますが、目方が違うだけで質的な差はあまりないようです。今回はワイフ、次男坊、私メ仲良く中ランクの「竹」を朝のうち(10時頃に)電話で前もって注文しまして、午後1時40分頃にお店に到着いたしました。(店の道向かいに専用パーキングが3台分あります。)こうしておきますと待ち時間は10分弱で食べられます。店の入り口脇、衝立の内側の4人掛けテーブルに案内されました。このお店では、厨房を覗くカウンター窓の下に鰻の桶があって、チョロチョロ井戸水を流して活きた鰻を見ることができます。(これが蒲焼になるんだぁ、って訳ですね。)ほどなく黒い箱の鰻のお重と肝吸い、蕪と胡瓜の糠漬けが添えられてきました。蓋を開きますととても香ばしい鰻の香り!見事にアメ色に染まったタレの照り!早速、山椒を散らしていただきましょう。(山椒の入れ物がアルミの円筒で色気ないですねぇ。)淡麗なタレと決して肉厚とは言えませんが程良く脂ののった鰻の相性はバッチリで美味しいです。ご飯もやや硬めに炊かれており、適切なタレの量が浸みて違和感なく口の中に入ってきます。これ以上タレをかけると「アウト!」のぎり手前です。肝吸いの塩加減も鰻重を邪魔しない、非常に良い塩梅です。人によって香のものは奈良漬けにすべし! と仰るようですが、個人的に蕪の糠漬けは好物でしたので良かったです。「うん、旨い!」、「ホント美味しいね。」と会話して以後、一家3名ほとんど無言です。味わうことに集中しないではいられません。鰻好きのワイフが言うには三島「桜家」の比ではない! とのことです。私メもそう思いますね。パラディーソは、関東の鰻をいくつかのお店でいただいてきましたがここより優れた点をお持ちの店は他にもあるかも知れません。(“通”と言われるほど食しておりませんし。)しかし、私メはここより総合的に優れた鰻店を知りません。小田原「友栄」のようなゴージャスな味わいではありません。「甚太」ほど剛健でもない。「うな平」ほど潔くもない。「はま吉」ほど優しくもない。しかし、「小川家」は何ものかに形容できない「小川家」たる技能と奥行きのある味わいが厳然とあることは間違いないと思うのです。以前、このサイトでパラディーソは「絶妙の~小川家」などと述べました。それは代がわりしても受け継がれているなぁと思いました。
2011/03/31 更新
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食べ放題
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ペット可
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テイクアウト
家族・子供と
デート
女子会
合コン
大人数の宴会
接待
一人で入りやすい
知人・友人と
禁煙 分煙を含む
喫煙可
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日本酒あり
焼酎あり
オシャレな空間
カップルシート
カウンター席
ソファー席
座敷
どこで鰻を食べようと、パラディーソにとってはここ8年来、「小川家」の鰻が評価判断の基準(規準)
=スタンダードとなるのです。
「小川家」と比べて旨いのか不味いのか、タレは濃いのか淡いのか、米がどうなのか、吸い物は合っ
てるのか合わないのか、漬物がどうか、店の雰囲気(私メの場合、鰻屋で接客どうこうは関係ない)
はどうか・・・などなど。
それは前の職場にいた頃、ワイフと伊豆旅行に行った折、たまたま下田で昼食に立ち寄ったところか
ら始まりました。
あまりの旨さに感動に近い食後感を持たせていただいた初めてのお店であった訳です。
当時、「小川家」は食べログで静岡の沼津伊豆地区で3~5位ぐらいの位置につけていたことを後で
確認できた頃です。
それ以来、伊豆にドライブや旅行に行く度、我家では下田では魚介鮮魚や寿司ではなく「小川家」の
鰻と決まっております。
年に一回は、ここの鰻を食べないではいられません。
さて、今春は宇佐美にある我家の定宿(と言わせていただきたい)「こころね(心音)」さんの日本一
旨い金目鯛の煮付け他をいただいて海の見える野天風呂で癒された翌日のドライブの途中でした。
日本一旨いという表現が大げさでないことはここに宿泊された方ならお分かりいただけるはずです。
金目鯛を食べる時の基準は「こころね」さんにあります!
因みに、「こころね」さんは決して高級旅館でもラグジュアリーホテルでもありません。
一般的にはペンションと呼ばれるカテゴリーの宿ですから宿泊費もリーズナブルですが、ここの夕食
を食べると他の民宿やペンションが色あせてしまうぐらいの満足度です。
少なくとも伊豆の東海岸で宿をとるなら、ハイクラス宿舎を除いては一押しのペンションでしょう。
話を鰻に戻しましょう。
こちらの鰻重は「松」、「竹」、「梅」と3ランクに分かれておりますが、目方が違うだけで質的な差はあま
りないようです。
今回はワイフ、次男坊、私メ仲良く中ランクの「竹」を朝のうち(10時頃に)電話で前もって注文しまして、
午後1時40分頃にお店に到着いたしました。(店の道向かいに専用パーキングが3台分あります。)
こうしておきますと待ち時間は10分弱で食べられます。
店の入り口脇、衝立の内側の4人掛けテーブルに案内されました。
このお店では、厨房を覗くカウンター窓の下に鰻の桶があって、チョロチョロ井戸水を流して活きた鰻
を見ることができます。(これが蒲焼になるんだぁ、って訳ですね。)
ほどなく黒い箱の鰻のお重と肝吸い、蕪と胡瓜の糠漬けが添えられてきました。
蓋を開きますととても香ばしい鰻の香り!
見事にアメ色に染まったタレの照り!
早速、山椒を散らしていただきましょう。(山椒の入れ物がアルミの円筒で色気ないですねぇ。)
淡麗なタレと決して肉厚とは言えませんが程良く脂ののった鰻の相性はバッチリで美味しいです。
ご飯もやや硬めに炊かれており、適切なタレの量が浸みて違和感なく口の中に入ってきます。
これ以上タレをかけると「アウト!」のぎり手前です。
肝吸いの塩加減も鰻重を邪魔しない、非常に良い塩梅です。
人によって香のものは奈良漬けにすべし! と仰るようですが、個人的に蕪の糠漬けは好物でした
ので良かったです。
「うん、旨い!」、「ホント美味しいね。」と会話して以後、一家3名ほとんど無言です。
味わうことに集中しないではいられません。
鰻好きのワイフが言うには三島「桜家」の比ではない! とのことです。
私メもそう思いますね。
パラディーソは、関東の鰻をいくつかのお店でいただいてきましたがここより優れた点をお持ちの店は
他にもあるかも知れません。(“通”と言われるほど食しておりませんし。)
しかし、私メはここより総合的に優れた鰻店を知りません。
小田原「友栄」のようなゴージャスな味わいではありません。
「甚太」ほど剛健でもない。
「うな平」ほど潔くもない。
「はま吉」ほど優しくもない。
しかし、「小川家」は何ものかに形容できない「小川家」たる技能と奥行きのある味わいが厳然とある
ことは間違いないと思うのです。
以前、このサイトでパラディーソは「絶妙の~小川家」などと述べました。
それは代がわりしても受け継がれているなぁと思いました。