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味のパラディーソ(楽園)を探す旅
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Y・Tパラディーソ (男性・神奈川県) 認証済
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1回
昼の点数:4.0
2013/05 訪問
相模の海の夕日を見る、大人のための絶景ポイント
相模湾の夕日を見る絶景ポイントはいくつもあるのですが、音羽ノ森ホテルのカフェテラスはその中でも群を抜いて素晴らしいのです。この南側には「プラージュスッド」や「マーロウ」「レストランDon」なども控えているのですが、海に近接しているにもかかわらず標高を稼いだ分だけ見晴らしは良いのです。テラス右手には長者ヶ﨑の突端から、遠く伊豆半島方面が見渡せ、夕暮れ時に金色に輝く海を眺めることは至福の時なのです。さらに、ここがリゾートホテルのカフェテラスであることから、雰囲気はカジュアルながらサービスのありようはフォーマルで、大人を満足させる居心地です。土日・休日の客層は幼い子供を連れたファミリーや若年のカップルも居るには居ます。しかし、ここのメニューの価格帯やもてなしのグレードから言うと、ゴールイン間近、あるいは新婚のカップル~落ち着いた中高年夫妻あたりに似合うお店といったイメージでしょうか。さて、パラはロシアの巨匠「イリヤ・レーピン」を渋谷で3回、葉山で2回、都合5回も観に行ってしまいました。(いくら好きでも、ほとんどアホですね。)何度見ても、この画家の優れた描写力と人間洞察の深さには感服してしまいます。「ヴォルガの船曳き人夫」習作はじめ、妻ヴェーラのうたた寝の肖像や家族を描いた絵は、心打たずにおきません。その仕上げに、初夏の眩い光を浴びて相模湾を見下ろす音羽ノ森ホテルのカフェに来てしまったという、プチ・ブル(古ッ)なアフタヌーンです。長者ヶ先のカーブを過ぎてすぐ、急な登りを駆け上がると絶壁に建つお洒落なホテルの黒服が出迎えてくれます。車のキーを預け、フロントに入るとすぐ目の前左にバー、正面にはティールームとテラスが目に入ってきます。晴れていれば、言わずもがなで外に出たくなりますよ。爽やかな午後の風を頬に受けて、テラスの北寄りの席を陣取ったパラは、アイスカフェオレと「天使の海老、松の実のペペロンチーノ」を注文いたします。ところで、「天使の海老」とは何ぞやと思いますが、これはこのホテルが勝手に命名した訳ではなく、れっきとしたニューカレドニア産の養殖?高級食材の海老なのですね。人工的に美味しくなるよう品種改良された「ホワイト海老」を(株)ゴダック社が独占販売しているというものです。すこし前までの時代では、この手のメニューに「スカンピ」=ラングスチーヌを使っていたように思うんですが、今やアカザエビは高すぎて一般の市場に出回らない。となれば、輸入ものでも高級美味な「天使の海老」を使うといったトレンドなのでしょう。風はさわやかでも日差しは真夏並みにきつく、まくった腕が焼けてしまいそうな午後のテラス。やや、待たされた感があったもののペペロンチーノが来ましたよ。麺は芯なしの過ぎたアルデンテ(この方がパラは好き)、味は鷹の爪のパンチとフルーツトマトの仄かな甘み、海老の出汁が溶け出して、頃合いのよい塩加減が好ましいのです。件の「天使の海老」ですが、これが非常に強い旨味を宿しておりまして、下拵えに手抜きなくソースと絡めていることがわかります。この海老の甘さ、旨味はちょっと表現のしようがないぐらい。松の実の食感も心地よく、スパ麺の食事はするすると進みます。また、食べたくなる味と申してよいでしょう。遠く三浦半島南部の長井あたりからのパノラマに目をやると、暮れゆく海の色の変化が今日の一日の幸福感に花を添えてくれます。この店の評価は、「この場所にある」という存在価値に対しての評価といたしましょう。冷たいカフェオレを喉に流しこんで、黄昏に近づくR134を北上し帰路につきました。
2013/05/29 更新
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ソファー席
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相模湾の夕日を見る絶景ポイントはいくつもあるのですが、音羽ノ森ホテルのカフェテラスは
その中でも群を抜いて素晴らしいのです。
この南側には「プラージュスッド」や「マーロウ」「レストランDon」なども控えているのですが、
海に近接しているにもかかわらず標高を稼いだ分だけ見晴らしは良いのです。
テラス右手には長者ヶ﨑の突端から、遠く伊豆半島方面が見渡せ、夕暮れ時に金色に輝く
海を眺めることは至福の時なのです。
さらに、ここがリゾートホテルのカフェテラスであることから、雰囲気はカジュアルながらサー
ビスのありようはフォーマルで、大人を満足させる居心地です。
土日・休日の客層は幼い子供を連れたファミリーや若年のカップルも居るには居ます。
しかし、ここのメニューの価格帯やもてなしのグレードから言うと、ゴールイン間近、あるいは
新婚のカップル~落ち着いた中高年夫妻あたりに似合うお店といったイメージでしょうか。
さて、パラはロシアの巨匠「イリヤ・レーピン」を渋谷で3回、葉山で2回、都合5回も観に行っ
てしまいました。(いくら好きでも、ほとんどアホですね。)
何度見ても、この画家の優れた描写力と人間洞察の深さには感服してしまいます。
「ヴォルガの船曳き人夫」習作はじめ、妻ヴェーラのうたた寝の肖像や家族を描いた絵は、
心打たずにおきません。
その仕上げに、初夏の眩い光を浴びて相模湾を見下ろす音羽ノ森ホテルのカフェに来てしま
ったという、プチ・ブル(古ッ)なアフタヌーンです。
長者ヶ先のカーブを過ぎてすぐ、急な登りを駆け上がると絶壁に建つお洒落なホテルの黒服
が出迎えてくれます。
車のキーを預け、フロントに入るとすぐ目の前左にバー、正面にはティールームとテラスが目に
入ってきます。
晴れていれば、言わずもがなで外に出たくなりますよ。
爽やかな午後の風を頬に受けて、テラスの北寄りの席を陣取ったパラは、アイスカフェオレと
「天使の海老、松の実のペペロンチーノ」を注文いたします。
ところで、「天使の海老」とは何ぞやと思いますが、これはこのホテルが勝手に命名した訳で
はなく、れっきとしたニューカレドニア産の養殖?高級食材の海老なのですね。
人工的に美味しくなるよう品種改良された「ホワイト海老」を(株)ゴダック社が独占販売して
いるというものです。
すこし前までの時代では、この手のメニューに「スカンピ」=ラングスチーヌを使っていたように思う
んですが、今やアカザエビは高すぎて一般の市場に出回らない。
となれば、輸入ものでも高級美味な「天使の海老」を使うといったトレンドなのでしょう。
風はさわやかでも日差しは真夏並みにきつく、まくった腕が焼けてしまいそうな午後のテラス。
やや、待たされた感があったもののペペロンチーノが来ましたよ。
麺は芯なしの過ぎたアルデンテ(この方がパラは好き)、味は鷹の爪のパンチとフルーツトマト
の仄かな甘み、海老の出汁が溶け出して、頃合いのよい塩加減が好ましいのです。
件の「天使の海老」ですが、これが非常に強い旨味を宿しておりまして、下拵えに手抜きなく
ソースと絡めていることがわかります。
この海老の甘さ、旨味はちょっと表現のしようがないぐらい。
松の実の食感も心地よく、スパ麺の食事はするすると進みます。
また、食べたくなる味と申してよいでしょう。
遠く三浦半島南部の長井あたりからのパノラマに目をやると、暮れゆく海の色の変化が今日
の一日の幸福感に花を添えてくれます。
この店の評価は、「この場所にある」という存在価値に対しての評価といたしましょう。
冷たいカフェオレを喉に流しこんで、黄昏に近づくR134を北上し帰路につきました。