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味のパラディーソ(楽園)を探す旅
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Y・Tパラディーソ (男性・神奈川県) 認証済
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1回
昼の点数:4.0
2015/05 訪問
デートで来いや;5月は居心地良すぎ
5月の土曜日の午後、みなとみらい小ホールにて、大輔とパラ子は合唱のコンサートを聴きに行きました。パラ子の母が所属する横浜市内のアマチュア合唱団が、数年ぶりに成果披露をやるというので、若い夫婦は久しぶりにホールに応援に駆けつけたという訳です。コンサートが終わった午後3時過ぎ、このまま帰るのも惜しいような気持ち良い風がふく晴れの日は、運河沿いに散歩しようと相成りました。 大輔 「お母様達の合唱は素晴らしかったね。」 パラ子 「うん、結構。根詰めて練習してたからね。それよかママ達の真っ赤なドレス!」 大輔 「あー、ははは・・・。あれはあれで、ここ一番の晴れ姿ってことで・・・。」 パラ子 「恥ずかしいやら、羨ましいやら。あの歳でもステージ映えするものね。」 大輔 「でも歌はドラマティックな表現もできてたんじゃない。」 パラ子 「伝えとく、ママきっと喜ぶわよ。」今しがた、堪能したコンサートの感想など語り合ううちに、インターコンチを背に国際橋の下、遊歩道が見えてきました。意外にも少ない人影を眺めているうちに、運河沿いを歩きたくなり、どちらからともなく歩道から階段を降りて煉瓦敷きに歩みを進めました。 パラ子 「ここからの眺めって、何だか新鮮だワ。」 大輔 「いいねぇ。」観覧車をやり過ごすと、立派な洋館が現れます。 パラ子 「ここって、アタシたちが最初に結婚式場の候補にしてたところだね。」 大輔 「あぁ、でもベイエリアの『月』良かったじゃん。」 パラ子 「パパの取引先の皆さんが来やすいようにって東京になっちゃったんだよね。」 大輔 「おっ、カフェがある!」 パラ子 「お茶しよっか?」 大輔 「外の席がいいな。」テラス席は、今さっき披露宴を終えて出て来た若者たちが、帰るのが名残惜しいいのか、二次会待ちなのか、グループで喫茶しながら談笑しています。カップルも何組か軽食やスウィーツを楽しんでいます。車道から少し離れ、式場の建物がバックにあるここは、思いの外静かなのです。フォーマルな衣装の、お兄さんが注文を訊きにきてくれました。 大輔 「ちょっと小腹が空いたなぁ。」 パラ子 「アタシはスイーツと紅茶がいい。」 大輔 「今日のパスタは?」 スタッフ 「しらすと茄子・トマトのアーリオオーリオですね。」 大輔 「それ、いってみよう。あと、アップルタイザーね。」 パラ子 「抹茶とチェリーのパンペルデュに、ダージリンをお願い。」 スタッフ 「かしこまりました。」 大輔 「ね、パンペルデュって何?」 パラ子 「う~ん、何て言えばいいかな、写真見るとフレンチトーストにフルーツとか アイスとかソースがかかってたワ。美味しそうなんだもん。」 大輔 「ふ~ん、フレンチトーストかぁ。流行ってるもんな。」※注釈・・・失われたパンの意味=従って、時が経ち硬くなったパンを玉子と砂糖を絡めて フライパンやオーブンで加熱調理し、食べやすくしたおやつ的な食事。さて、二人が座ったテラス席の目の前は遊歩道を挟んで運河と橋、右手にはランドマークやクイーンズなどのビル群が見えます。左手方向は、赤レンガ倉庫群と県庁を中心とした臨海地区の市街地や倉庫群が公園越しに見えます。横浜の眺めとしては「いかにも」なお洒落加減です。そこに、爽やかな5月の風と薄い雲を通した柔らかな陽射しとくれば、絶好のデート日和に3時のおやつタイムです。 * しらすと茄子・水菜のアーリオオーリオ これは優秀な調理! 最初の一口から、美味しい。 パスタは、アルデンテ(でも、芯なしで噛む食感は程よい硬さと弾力) 塩加減は絶妙で、具のしらすとマッチしている。皮を剥かれた茄子は一口大にカット されて、一度茹でてその後ソースと一緒にソテーされ絡めていて、熱々。 シンプルな塩味と思いきや、トマトの仄かな酸味としらすのコク・風味が味わいを 豊かにしている。 * アップルタイザー まあ、どこのマーケットにもある、炭酸リンゴジュースだけど爽やか。 これを、通常はジュースグラスとか大き目のタンブラーで出すのかと思ったら、この 店はワイングラスで提供してくれる。 * 抹茶とチェリーのパンペルデュ 温かなフレンチトーストの上に冷たい抹茶アイスクリームと抹茶テイストのホイップ、 煮詰めたチェリーとソースがかかっている。 口に含むと、複雑に甘さと酸味と苦味が混じり合うが、違和感がないどころか非常に 幸せな豊かさを感じる。 ただし、若干カロリーが高そうな一品ではある。 * ダージリン 美味しい。 大輔 「このパスタ、めっちゃ旨い!」 パラ子 「どれ。」 大輔 「一口あげる。」 パラ子 「・・・モグモグ。いいワァ、凄くいい。好きな味。」 大輔 「イタリアンとしても上出来じゃない?・・・おや、まだ食うの?」 パラ子 「もう一口、ゴメンね。」しらす&茄子のアーリオオーリオは取り合いに近いことになりました。茄子の柔らかく熱い食感は、快感に近い余韻を残して喉元をとおり過ぎます。 パラ子 「このデザート、よくこの組み合わせでやろうと思ったわよね。」 大輔 「何? ミスマッチなの? 抹茶とチェリーが・・・」 パラ子 「そうじゃなく、複雑に微妙に絡んで攻めて来るんだわ。パンの温もりとアイス の冷たさの対比って言うのかな、それもねぇ。」 大輔 「食レポやれるね、パラ子は。」二人は、このカフェが提供するメニューに、期待以上の手応えを味わって満足しました。 パラ子 「ねぇ、お園ちゃんさ、お父様に帰って来いって言われてるらしいのよ。」 大輔 「ヘ、 そんじゃぁ、楽ちゃん先輩どうすんの?」 パラ子 「さて、どうするんでしょう・・・。お園ちゃんメールで泣いてた。」 大輔 「俺たちが先に結婚しちゃったもんなぁ。」 パラ子 「農園の跡継ぎ問題よ。」 大輔 「だとすると、応援のしようがないよな。」 パラ子 「・・・。」のどかで、晴れやかな5月のみなとみらいの居心地よさに酔いかけた意識は、この話題振りで覚醒させられてしまいました。 パラ子 「近々、楽ちゃんのお誕生パーティじゃん。そこで何か話聞けるかも。」 大輔 「ふーん。・・・駆け落ち・・・。」 パラ子 「するわけないじゃん。冷静な楽ちゃんが。」 大輔 「いや、俺だったらの話。」 パラ子 「うちの家族が反対してたら、ダイちゃんそうした?」 大輔 「当たり前。命がけ。(毅然!)」 パラ子 「えへ、・・・。」 大輔 「マジ。」明後日には、横浜で仲間を集めて飲み会の予定を組んでいました。その時の二人の様子を見たいとパラ大ス・コンビは思ったのでした。 ~~~~ つづく ~~~~
2015/05/26 更新
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日本酒あり
焼酎あり
オシャレな空間
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カウンター席
ソファー席
座敷
5月の土曜日の午後、みなとみらい小ホールにて、大輔とパラ子は合唱のコンサートを聴きに
行きました。
パラ子の母が所属する横浜市内のアマチュア合唱団が、数年ぶりに成果披露をやるというので、
若い夫婦は久しぶりにホールに応援に駆けつけたという訳です。
コンサートが終わった午後3時過ぎ、このまま帰るのも惜しいような気持ち良い風がふく晴れ
の日は、運河沿いに散歩しようと相成りました。
大輔 「お母様達の合唱は素晴らしかったね。」
パラ子 「うん、結構。根詰めて練習してたからね。それよかママ達の真っ赤なドレス!」
大輔 「あー、ははは・・・。あれはあれで、ここ一番の晴れ姿ってことで・・・。」
パラ子 「恥ずかしいやら、羨ましいやら。あの歳でもステージ映えするものね。」
大輔 「でも歌はドラマティックな表現もできてたんじゃない。」
パラ子 「伝えとく、ママきっと喜ぶわよ。」
今しがた、堪能したコンサートの感想など語り合ううちに、インターコンチを背に国際橋の下、
遊歩道が見えてきました。
意外にも少ない人影を眺めているうちに、運河沿いを歩きたくなり、どちらからともなく歩道
から階段を降りて煉瓦敷きに歩みを進めました。
パラ子 「ここからの眺めって、何だか新鮮だワ。」
大輔 「いいねぇ。」
観覧車をやり過ごすと、立派な洋館が現れます。
パラ子 「ここって、アタシたちが最初に結婚式場の候補にしてたところだね。」
大輔 「あぁ、でもベイエリアの『月』良かったじゃん。」
パラ子 「パパの取引先の皆さんが来やすいようにって東京になっちゃったんだよね。」
大輔 「おっ、カフェがある!」
パラ子 「お茶しよっか?」
大輔 「外の席がいいな。」
テラス席は、今さっき披露宴を終えて出て来た若者たちが、帰るのが名残惜しいいのか、二次
会待ちなのか、グループで喫茶しながら談笑しています。
カップルも何組か軽食やスウィーツを楽しんでいます。
車道から少し離れ、式場の建物がバックにあるここは、思いの外静かなのです。
フォーマルな衣装の、お兄さんが注文を訊きにきてくれました。
大輔 「ちょっと小腹が空いたなぁ。」
パラ子 「アタシはスイーツと紅茶がいい。」
大輔 「今日のパスタは?」
スタッフ 「しらすと茄子・トマトのアーリオオーリオですね。」
大輔 「それ、いってみよう。あと、アップルタイザーね。」
パラ子 「抹茶とチェリーのパンペルデュに、ダージリンをお願い。」
スタッフ 「かしこまりました。」
大輔 「ね、パンペルデュって何?」
パラ子 「う~ん、何て言えばいいかな、写真見るとフレンチトーストにフルーツとか
アイスとかソースがかかってたワ。美味しそうなんだもん。」
大輔 「ふ~ん、フレンチトーストかぁ。流行ってるもんな。」
※注釈・・・失われたパンの意味=従って、時が経ち硬くなったパンを玉子と砂糖を絡めて
フライパンやオーブンで加熱調理し、食べやすくしたおやつ的な食事。
さて、二人が座ったテラス席の目の前は遊歩道を挟んで運河と橋、右手にはランドマークや
クイーンズなどのビル群が見えます。
左手方向は、赤レンガ倉庫群と県庁を中心とした臨海地区の市街地や倉庫群が公園越しに見
えます。
横浜の眺めとしては「いかにも」なお洒落加減です。
そこに、爽やかな5月の風と薄い雲を通した柔らかな陽射しとくれば、絶好のデート日和に
3時のおやつタイムです。
* しらすと茄子・水菜のアーリオオーリオ
これは優秀な調理! 最初の一口から、美味しい。
パスタは、アルデンテ(でも、芯なしで噛む食感は程よい硬さと弾力)
塩加減は絶妙で、具のしらすとマッチしている。皮を剥かれた茄子は一口大にカット
されて、一度茹でてその後ソースと一緒にソテーされ絡めていて、熱々。
シンプルな塩味と思いきや、トマトの仄かな酸味としらすのコク・風味が味わいを
豊かにしている。
* アップルタイザー
まあ、どこのマーケットにもある、炭酸リンゴジュースだけど爽やか。
これを、通常はジュースグラスとか大き目のタンブラーで出すのかと思ったら、この
店はワイングラスで提供してくれる。
* 抹茶とチェリーのパンペルデュ
温かなフレンチトーストの上に冷たい抹茶アイスクリームと抹茶テイストのホイップ、
煮詰めたチェリーとソースがかかっている。
口に含むと、複雑に甘さと酸味と苦味が混じり合うが、違和感がないどころか非常に
幸せな豊かさを感じる。
ただし、若干カロリーが高そうな一品ではある。
* ダージリン
美味しい。
大輔 「このパスタ、めっちゃ旨い!」
パラ子 「どれ。」
大輔 「一口あげる。」
パラ子 「・・・モグモグ。いいワァ、凄くいい。好きな味。」
大輔 「イタリアンとしても上出来じゃない?・・・おや、まだ食うの?」
パラ子 「もう一口、ゴメンね。」
しらす&茄子のアーリオオーリオは取り合いに近いことになりました。
茄子の柔らかく熱い食感は、快感に近い余韻を残して喉元をとおり過ぎます。
パラ子 「このデザート、よくこの組み合わせでやろうと思ったわよね。」
大輔 「何? ミスマッチなの? 抹茶とチェリーが・・・」
パラ子 「そうじゃなく、複雑に微妙に絡んで攻めて来るんだわ。パンの温もりとアイス
の冷たさの対比って言うのかな、それもねぇ。」
大輔 「食レポやれるね、パラ子は。」
二人は、このカフェが提供するメニューに、期待以上の手応えを味わって満足しました。
パラ子 「ねぇ、お園ちゃんさ、お父様に帰って来いって言われてるらしいのよ。」
大輔 「ヘ、 そんじゃぁ、楽ちゃん先輩どうすんの?」
パラ子 「さて、どうするんでしょう・・・。お園ちゃんメールで泣いてた。」
大輔 「俺たちが先に結婚しちゃったもんなぁ。」
パラ子 「農園の跡継ぎ問題よ。」
大輔 「だとすると、応援のしようがないよな。」
パラ子 「・・・。」
のどかで、晴れやかな5月のみなとみらいの居心地よさに酔いかけた意識は、この話題振りで
覚醒させられてしまいました。
パラ子 「近々、楽ちゃんのお誕生パーティじゃん。そこで何か話聞けるかも。」
大輔 「ふーん。・・・駆け落ち・・・。」
パラ子 「するわけないじゃん。冷静な楽ちゃんが。」
大輔 「いや、俺だったらの話。」
パラ子 「うちの家族が反対してたら、ダイちゃんそうした?」
大輔 「当たり前。命がけ。(毅然!)」
パラ子 「えへ、・・・。」
大輔 「マジ。」
明後日には、横浜で仲間を集めて飲み会の予定を組んでいました。
その時の二人の様子を見たいとパラ大ス・コンビは思ったのでした。
~~~~ つづく ~~~~