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味のパラディーソ(楽園)を探す旅
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Y・Tパラディーソ (男性・神奈川県) 認証済
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1回
昼の点数:4.0
2015/07 訪問
こんなランチ出したらファミレスは青ざめる
~~~~~ 湘南パラダイス物語 後半そのⅩⅧ ~~~~~結局のところ、週末は逗子のアパートで一晩過ごしてしまった楽ちゃんとお園は、ノロノロ起き出して、紅茶を沸かします。熱い一杯を飲みながら、部屋に広がるベルモット系の香りを楽しんだ後、逗子の街に繰り出して買い物とランチをすることにしました。久木の踏切を渡ってすぐの所に、食材などが庶民的価格で提供されているマーケットがあります。ここで、お園は一週間分の買い物に楽ちゃんを付きあわせて申し訳ながったのでした。 楽ちゃん 「いいよ。気にすんなよ。こうして厚かましく泊めてもらってるのは俺の方だ。」 お園 「ホント眠れた? 楽ちゃんちのベッドたぁ違っぺな。」 楽ちゃん 「寝心地なんざどーでもいいの。お園と一緒に居られたことが嬉しい。」 お園 「そんなふに言ってもらうな嬉しくもある。」 楽ちゃん 「お園のおすすめの店行こうよ。今日は、俺が出すから。」 お園 「いいて、割りカン!」やがて、駅に近づく手前の路地を入って駐車場が見えてくると、この広場のようなパーキングを囲むように何軒かの店が並んでいます。お園は、楽ちゃんの手を引いて小さなビルの2階に上がりました。 お園 「いつか楽ちゃんとここでランチしたかった。」 楽ちゃん 「じぇいじぇいもんくす・・・、こちら、何屋さん?」打ちっ放しのコンクリ壁面、クールな椅子とテーブル、店奥には背の高いカウンター、オープンなキッチン、そして暗めの照明は、いわゆるファミリアなレストランでないことが分かります。 お園 「なんじゃろ。お酒もいっぱいあるし、ダイニングバーたら言う。」 楽ちゃん 「ランチもやってるんだ。」予約なしでも笑顔で迎えられた二人は、テーブル席ではなく奥のカウンターに案内されました。因みに、この店の昼間の女性スタッフの皆さんはベテラン級な方ばかりとお見受けしました。背の低いお園が、このカウンターの椅子に腰かけるには介助が必要なほどです。楽ちゃんが腕と腰を支えて座らせました。 お園 「よっこいしょ(ーいち)。」 楽ちゃん 「古!」 お園 「ウチのとうさんがよく言ってた。」黒板に10種ぐらい記載されたランチメニューから二人は、それぞれ魚系と肉系を選びました。 楽ちゃん ・・・ * 和風ハンバーグ * ライス 大皿にたっぷりの生野菜と、手榴弾状の、優に200gはあろうかという手ごね ハンバーグ(これは念入りに練られ、掌でしっかり形成されている!) 大根おろしに醤油とみりん、ヴィネガーか柑橘系の酸味を加えたようなソース。 荒ごしのマッシュポテト。 ライスは、小盛だが丁度良い炊き加減。 お園 ・・・・ * 真鯛のクリームソース * パン ボール状の器にグリルした鯛の切り身、これに絡むやや濃厚なクリームソース。 下敷きには茹でキャベツ、添えられたガルニにエリンギやシメジなどの茸類、 パプリカ、いんげん等々、ふんだんに盛られている。 驚くべきは、ほうれん草のキッシュまでが載せられて、これにもソースが絡んで いる。 パンはバゲット? 残念ながら温められていないものの、自家製と思しきチャツネ 状の甘く煮たオニオンピュレが添えられている。 楽ちゃん 「うわっ、旨い。これライスと合うわ。」 お園 「こっちはお野菜いっぱいだよ。お魚にたどり着くまで大変。」 楽ちゃん 「ね、これ本当にこの値段なの? どっちも凄いね。」 お園 「噂にゃ聞いてたけど、これなら楽ちゃんもだいじょぶな量だよね。」 楽ちゃん 「大丈夫どころか、メチャ満足でしょ。」 お園 「えがったぁ。」その後、出されたデザートは塩バニラアイスクリーム(ミントの葉添え)。そしてマシーン仕立てのコーヒーでした。店内のテーブル席に座っている地元民らしきマダム達の嬌声が、コンクリ壁に反射して耳障りな程喧(カマビス)しく響き渡るのが玉に瑕ではあります。しかし、これだけ満足度の高いランチをいただければ、マイナスなことは言いたくありません。 楽ちゃん 「この店、優秀だねぇ。」 お園 「どしてそう思う?」 楽ちゃん 「カウンターから見える調理の様子でも、手ぇ抜いてないし。サーブは的確なタイミ ングだし。」 お園 「ウチが逗子来る前は、鎌倉の七里ヶ浜あたりにあったって。」 楽ちゃん 「ああ、『ダブルドアーズ』の場所でしょ。ガキの頃にはあったよ。」お園は、楽ちゃんが満足してくれたことが本当に嬉しかったようです。これでまた、デートや食事に行くべき候補店が増えたのですから・・・。 ~~~~~ つづく ~~~~~
2015/07/24 更新
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ランチ
夜10時以降入店OK
夜12時以降入店可
始発まで営業
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カード可
個室
貸切可
駐車場
飲み放題
食べ放題
子供可
ペット可
クーポン
テイクアウト
家族・子供と
デート
女子会
合コン
大人数の宴会
接待
一人で入りやすい
知人・友人と
禁煙 分煙を含む
喫煙可
ワインあり
日本酒あり
焼酎あり
オシャレな空間
カップルシート
カウンター席
ソファー席
座敷
~~~~~ 湘南パラダイス物語 後半そのⅩⅧ ~~~~~
結局のところ、週末は逗子のアパートで一晩過ごしてしまった楽ちゃんとお園は、ノロノロ起き
出して、紅茶を沸かします。
熱い一杯を飲みながら、部屋に広がるベルモット系の香りを楽しんだ後、逗子の街に繰り出して
買い物とランチをすることにしました。
久木の踏切を渡ってすぐの所に、食材などが庶民的価格で提供されているマーケットがあります。
ここで、お園は一週間分の買い物に楽ちゃんを付きあわせて申し訳ながったのでした。
楽ちゃん 「いいよ。気にすんなよ。こうして厚かましく泊めてもらってるのは俺の方だ。」
お園 「ホント眠れた? 楽ちゃんちのベッドたぁ違っぺな。」
楽ちゃん 「寝心地なんざどーでもいいの。お園と一緒に居られたことが嬉しい。」
お園 「そんなふに言ってもらうな嬉しくもある。」
楽ちゃん 「お園のおすすめの店行こうよ。今日は、俺が出すから。」
お園 「いいて、割りカン!」
やがて、駅に近づく手前の路地を入って駐車場が見えてくると、この広場のようなパーキングを
囲むように何軒かの店が並んでいます。
お園は、楽ちゃんの手を引いて小さなビルの2階に上がりました。
お園 「いつか楽ちゃんとここでランチしたかった。」
楽ちゃん 「じぇいじぇいもんくす・・・、こちら、何屋さん?」
打ちっ放しのコンクリ壁面、クールな椅子とテーブル、店奥には背の高いカウンター、オープンな
キッチン、そして暗めの照明は、いわゆるファミリアなレストランでないことが分かります。
お園 「なんじゃろ。お酒もいっぱいあるし、ダイニングバーたら言う。」
楽ちゃん 「ランチもやってるんだ。」
予約なしでも笑顔で迎えられた二人は、テーブル席ではなく奥のカウンターに案内されました。
因みに、この店の昼間の女性スタッフの皆さんはベテラン級な方ばかりとお見受けしました。
背の低いお園が、このカウンターの椅子に腰かけるには介助が必要なほどです。
楽ちゃんが腕と腰を支えて座らせました。
お園 「よっこいしょ(ーいち)。」
楽ちゃん 「古!」
お園 「ウチのとうさんがよく言ってた。」
黒板に10種ぐらい記載されたランチメニューから二人は、それぞれ魚系と肉系を選びました。
楽ちゃん ・・・ * 和風ハンバーグ
* ライス
大皿にたっぷりの生野菜と、手榴弾状の、優に200gはあろうかという手ごね
ハンバーグ(これは念入りに練られ、掌でしっかり形成されている!)
大根おろしに醤油とみりん、ヴィネガーか柑橘系の酸味を加えたようなソース。
荒ごしのマッシュポテト。
ライスは、小盛だが丁度良い炊き加減。
お園 ・・・・ * 真鯛のクリームソース
* パン
ボール状の器にグリルした鯛の切り身、これに絡むやや濃厚なクリームソース。
下敷きには茹でキャベツ、添えられたガルニにエリンギやシメジなどの茸類、
パプリカ、いんげん等々、ふんだんに盛られている。
驚くべきは、ほうれん草のキッシュまでが載せられて、これにもソースが絡んで
いる。
パンはバゲット? 残念ながら温められていないものの、自家製と思しきチャツネ
状の甘く煮たオニオンピュレが添えられている。
楽ちゃん 「うわっ、旨い。これライスと合うわ。」
お園 「こっちはお野菜いっぱいだよ。お魚にたどり着くまで大変。」
楽ちゃん 「ね、これ本当にこの値段なの? どっちも凄いね。」
お園 「噂にゃ聞いてたけど、これなら楽ちゃんもだいじょぶな量だよね。」
楽ちゃん 「大丈夫どころか、メチャ満足でしょ。」
お園 「えがったぁ。」
その後、出されたデザートは塩バニラアイスクリーム(ミントの葉添え)。
そしてマシーン仕立てのコーヒーでした。
店内のテーブル席に座っている地元民らしきマダム達の嬌声が、コンクリ壁に反射して耳障りな程
喧(カマビス)しく響き渡るのが玉に瑕ではあります。
しかし、これだけ満足度の高いランチをいただければ、マイナスなことは言いたくありません。
楽ちゃん 「この店、優秀だねぇ。」
お園 「どしてそう思う?」
楽ちゃん 「カウンターから見える調理の様子でも、手ぇ抜いてないし。サーブは的確なタイミ
ングだし。」
お園 「ウチが逗子来る前は、鎌倉の七里ヶ浜あたりにあったって。」
楽ちゃん 「ああ、『ダブルドアーズ』の場所でしょ。ガキの頃にはあったよ。」
お園は、楽ちゃんが満足してくれたことが本当に嬉しかったようです。
これでまた、デートや食事に行くべき候補店が増えたのですから・・・。
~~~~~ つづく ~~~~~