レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
2位
1回
2015/11訪問 2015/11/10
料理良し、雰囲気良し、ホスピタリティよしの広東料理 @ 施家菜(シーカサイ)
神戸の山もほんのり秋色に染まってる。
生田神社神社にお参りした後のランチタイム。
広東料理の「施家菜」へ。
生田神社から徒歩三分、にしむら珈琲の近くだ。
ビルの4階にあるが、一階のビル入口には、施家菜のスペシャルランチメニューが掲げられている。
「香港風牡蠣焼きそばと海老ワンタン」¥1,380+税
自分が好きなキーワードが全て入ったメニューを見て即、入店を決定。
店内は広くも無いが狭すぎるということでも無い。カウンターにテーブル席があって、一人客から、大人数でない"何とか会"まで対応出来そうだ。
カウンターの後ろには、大きな水槽があり、活魚がいる。超高級魚のキジハタ(関西ではアコウと呼ぶ)。香港ではガルーパ。姿蒸しに熱々の香味油をかけて出来上がり、上品な白身と香菜、タレをごはんにかけて食べる。香港に行く度に、鯉魚門でごちそうになったのを思い出す。そのキジハタが何匹も悠然と泳いでいる。見るからに垂涎の魚貝の水族館状態だ。
ランチの注文は、予定どおり、香港風牡蠣焼きそばと海老ワンタン。
料理を待っている間に続々とお客さんが入って来る。家族連れに女子会。近くで耳に入ってくる神戸弁が懐かしく心地よい。
牡蠣焼きそばは、細麺のあんかけ焼きそばで、小ぶりだけど、牡蠣はたっぷり入っている。これにシャキシャキの青梗菜やらキノコやら、いろいろ。牡蠣は火のとおりが絶妙でぷりぷり、牡蠣の旨味が口の中で拡散される。
海老ワンタンもおいしい。
なめらかなワンタンとぷりぷり海老、パクチーの清涼さも絶妙だ。
店の雰囲気もホスピタリティもいいね。
神戸のおすすめ中華レストランでBMやね。
3位
1回
2015/12訪問 2015/12/07
大須辺りでさっくりとランチ探し。ヒットしたのが、こちらのすゞ屋。なんと半世紀以上続くとんかつの老舗らしい。
店に入ると、壁に掲げられた花の絵の額縁の数々。とっても落ち着きのある雰囲気。料理店によくある壁のメニュー表やポスターなど一切なし。
お茶と一緒に運ばれたメニューを見る。
もちろんとんかつ屋なので、とんかつがあって当たり前だけど、旬の牡蠣やホタテ、海老などのフライもあったり、洋食店でもある。
「そういやぁ、あつあつの牡蠣フライも食べたいなあ」と思ったりもしたけど、初訪問のとんかつ屋さんで、先ずはとんかつをいただかないと思い直して、メニューを見ると、
○ 限定ランチロースかつ定食¥1,080というのがある。
その下にロースかつ定食¥1,620というのもあり、何が違うんだろうと思ったけど、その限定品をいただくことにした。
大きなとんかつに、ごはんと味噌汁、お新香。それにソースだ。
名古屋で食べたとんかつは、ほとんど、味噌かつの記憶しかなく、たまには、普通のソースでも食べたい。
テーブルに備え付けのソースを少したらしてロースかつを食べる。カットされたロースかつは一般的なとんかつ屋のものより細めだ。
衣は極めて薄く、ロースかつはむちゃくちゃ柔らかくあまい。文句無しでうまい。
今年、名古屋で食べたとんかつの中で、一番、うまいな。
とんかつと一緒に出されたソースも使用する。
一見、味噌だれかと思ったけど、一味違って、デミグラスの風味が広がる。これまた、うまいソース。
とんかつもうまいし、ソースもうまい。
今度は、魚介の洋食も食べに来よう。
4位
1回
2015/05訪問 2015/06/01
小学校の修学旅行旅行以来のお伊勢さん。
外宮、内宮をお参りして、おかげ横丁へ。
伊勢と言ったら、伊勢の名物、赤福。
もう随分とお土産に買っている。おそらく、お土産ではダントツ1位で買っている。それだけ親しみがあり、お土産にも喜ばれる。
その赤福の本店がおかげ横丁にある。
こりゃ行かねばならぬ。
五十鈴川のたもとに、切妻屋根の歴史ある建物が建っており、間口がL字状で広い。
暖簾をくぐって入ると、お伊勢参りの客を迎える昔からの世界に出会う。
朱色のかまどに湯気が立ち上り、店内では餅入れ職人がせっせと餅に餡子を乗せている。
○ 赤福餅盆 ¥290を注文
赤福餅が3つに番茶のセットだ。
お店のスタッフが盆に乗せて、わざわざ、奥の座敷まで案内してくれる。
五十鈴川に面した縁側に座ってお茶を飲むと、外宮から内宮まで回ってきた疲れも癒される。
こうやって、三百年もの間、おもてなしを続けられてきたことがすごい。
赤福餅は、個人的にも何十年もお付き合いしてきたが、
餡子の三筋の紋様は、五十鈴川の清流を模しているという意味を初めて知った。
雰囲気も味わいながら、
いつも食べている赤福餅には違いないんだが、
出来立ての赤福餅は、より柔らかく、餡がきめ細やかでとろけるみたいだ。いつにも増して美味しい。
この雰囲気、質感、この味わい。
お伊勢さんに来て良かった。
いい思い出になった。
5位
1回
2015/12訪問 2015/12/08
大須を南下。住宅が中心のエリア。
道沿いに佇む珈琲店。
店内に入る。
静かに流れる音楽、ウッディな店内。カウンターにマスターが一人。
昭和の雰囲気でもなく名古屋の喫茶チェーン店でもない。温かみが感じるし洗練さらた珈琲店とでもいったらいいのか・・・
こういう店を探していたというか、求めていたんだと気づく。
いいお店だなあ。
本日のコーヒーとシフォンケーキを注文した。
時間が静かに流れる。
iPhoneを触っている自分が恥ずかしくなるね。
本当は文庫本なんかを持ち込み、自家焙煎の珈琲をゆっくりと味わうのがいいね。
こんどはそうしよう。
いいお店に出会えてよかった。
6位
1回
2015/07訪問 2015/07/07
金山でランチタイム。
駅前の某人気店は開店20分で満席終了。仕方がないので、いつも通り、食べログの地図情報から自分の居る位置を中心に、さっくり探索。
駅前から少し離れるけど、十分、徒歩圏のこの店をピックアップ。
繁華街の中に忽然と現れた料亭、一鳳。
名古屋コーチンをメインに据えた店とのこと。
よくよく考えると、今まで名古屋コーチンを食べたかどうか記憶が定かじゃない。
店内は立派な日本料亭の様相。
ちょっと、敷居が高いかなど思ったけど、女将達が一人でも歓迎ムード。個室に通してくれた。
ランチメニューから名古屋コーチンが入った
○ 旬のおまかせ膳¥1,580 とした。
焼きサバ、茶碗蒸し、コーチン唐揚、里芋饅頭、ササミの胡麻酢がけ、赤だし、香の物、サラダ、ごはん
名古屋コーチンは弾力がある食感、鯖は脂がのってうまい。
飛び込みで入ったけど、なかなか良さげ。
名古屋コーチンの水たきを楽しみに取っておこう。
勘定を済まして店を出るとき、女将さんが傘をさして出口まで送ってくれた。
7位
2回
2017/08訪問 2017/08/06
名古屋のうどんと言ったら、味噌煮込みうどんが有名だが、そうではなく大繁盛している店が市内にあると知ってやって来た。
この店には駐車場がないけど、近所にコインパーキングがある。また、名古屋では公共の駐輪場が整っているので、駐輪場探しに困らない一方、不法駐輪も少ない。これには東京23区や横浜市なんかも見習いたいね。
この店の目の前にも駐輪場があって便利そうだ。
13時過ぎに着いたけど、8名くらいの行列待ち。
うどん屋で行列に並ぶのは、神保町のうどん丸香以来。老若男女、客層も広い。繁盛店の特徴の一つやね。
入り口まで後、三組くらいのところでメニューを配ってくれ、注文を受けてくれる。
晴天と言えども、まだ、立春まで寒い日が続く。
◯ 天ぷらうどん¥930
◯ おにぎり ゆかり ¥160 を注文して順番を待つ。
店内は広いカウンターにゆったり10席とテーブル4席。目の前にある厨房を眺めながらのんびり待つ。
自分より先に席に着いたお客さんもまだ、うどんの出来上がりを静かに待っている。
自分は未だその先・・・女将さんが気にかけくれ、新聞やうどんの専門誌を持って来てくれた。
きしめんや味噌煮込みうどん以外の名古屋うどん初体験。
神戸のにしむら珈琲なみの陶器の分厚さ。
料理が冷えない効果がある。なるほど流石。
天ぷらうどんの天ぷらは別皿だ。きれいな黄金色で、ししとう、レンコン、海老、イモ、玉ねぎ、具沢山だ。これに塩をふりかけるのも良し、うどん出汁につけるのも良しだ。
ししとうとレンコンを食べて確信。
こりゃ、素材が厳選されているな・・・
ころもさっくり、素材の良さが食感と旨みがダイレクトに伝わってくる。この天ぷらだけで、酒も飲めるしごはんも進めそうなくらいうまい。
手打ちうどんは、もっちりツルツル上品な食感。大阪でも讃岐でもない、この店ならではのうどん。
それに鰹と昆布の旨みがしっかり溶け込んだ薄口醤油の出汁。これは自分が大好きなテースト。
今度は冷たいうどんか釜揚げを体験しよう。
また来たい店。
8位
3回
2022/07訪問 2022/07/07
ここでは随分とお世話になった。
年間通して来ていたので30回位は来たかもしれない。
このところの孟夏であっても、味噌煮込みうどん定食を食べる。
たまごは、席に運ばれる直前に、ぐつぐつ煮だっている土鍋の真ん中に入れてもらう。
このたまごを潰さないように、周りの具材を食べていく。ごはんも七割がた残しておく。
具材を全部食べ終わった位には、たまごは半熟状態になる。この半熟たまごをレンゲで掬い上げ、ごはんの真ん中に入れる。あとは、味噌煮込みのスープを掬い、じゃぶじゃぶ状態になるようにごはんにぶっかける。
あとは、半熟たまごを割ってごはんと軽く混ぜて、ガツガツっと食べる。このガツガツっというのがポイントだ。
この食べ方を約30年前に、岐阜の某アパレルの社長に教えてもらって以降、愚直に続けている。というか、今では伝道師だ。関東、関西に限らず、紹介したお客さんには大好評だ。名古屋で食った味噌煮込みうどんでは、一番、うまいと思う。
この店に来るのも、これが最後になる。
長いこと、ごちそうさま。
中川区の宗円町という住宅街の一角にあるうどん屋さん、丸岡うどん。
中京地区でかれこれ30年、味噌煮込みうどんを食ってきた。
味噌煮込みうどんの初体験は、連れて行ってもらった某ブランド味噌煮込みうどん店。名古屋のちょっとした百貨店やレストランでよく見かける。
味噌煮込みうどんの代名詞のような店ではあるが、名古屋も広い。味噌煮込みうどんを扱ううどん屋もいっぱいある。
いろんな味噌煮込みうどんを経験するにつれ、自分の嗜好というのもわかってきた。
決して、暖簾に限らず、街のうどん屋さんがむしろ好きで、味噌とうどんに野菜の煮込み具合、まろやかさ、それに付け合わせに反応している。安くてうまい、地場の味噌煮込みうどんかいい。
ここでも味噌煮込みうどん定食¥1,050を注文した。
大きなおぼんに乗って運ばれてくる。
鍋では味噌出汁にうどんや野菜などの具沢山が、湯気と一緒にグツグツ音を立てている。
もちろん、真ん中には生卵が落とされている。
それに加えて目を見張ったのが、尾頭付き魚の煮付けだ。味噌煮込みうどんを注文して、魚の煮付けが出てきたのは初めてだ。
ここの味噌煮込みうどんは、自分のほぼイメージ通りのものだ。
コクと旨味のある味噌出汁はまろやかで、うどんは程よいコシがある。自分には芯は不要だ。
あえて言うなら、これに鶏肉が入ったらより良しだ。
魚の煮付けもうまい。これはこれで、ごはんがすすむ。
最後は、いつも通り。
ごはんに、半熟化した卵を乗せて、味噌煮込みの出汁をつゆだくにして、ガツガツっと食べる。至高の食べ方。
この店いいね〜。また来よう。
9位
1回
2015/03訪問 2015/03/24
名古屋ではたこ焼きも進化していた!むちゃくちゃうまい! @ たこ咲
矢場町から大須通りに向かう間に縦横に広がった商店街がある。それぞれに、なんとか通りと名前が付けられており、バラエティー豊かにいろんな種類のお店があり、見るだけでも楽しい。
名古屋駅前のスーパーリッチなショッピングビルより、何百倍もおもしろい。
観光客の為にわざとらしく作られているというより、家族連れが普段使いで楽しんでいる光景がほのぼのしていてよろしい。
仁王門通りの街角に賑わっている店がある。店というより掘っ建て小屋で二畳くらいの大きさだ。
たこ焼きのたこ咲。
この店の前の通路にベンチみたいなのが置いてあり、お客さんはここで食べている。
店の中ではご夫婦?らしきお二人が、間断なくひたすら、黙々とたこ焼きを焼いている。
「20分ほどかかりますが・・・」と言われたが、それくらい、周りのロケーションを見学するだけで何とも思わない。
むしろ、愛知県民を魅了する、こんなに小さなたこ焼き屋さんが興味深い。
○ 秘伝ソースたこ焼き¥500を注文する。
お二人さんが連携してたこ焼きを焼く。
旦那さん?が、たこ焼き機にメリケン粉を流し、天かすにネギ、紅生姜のみじん切り、そして、出汁のようなもの?をシュッとかけ、型を整える。
その後、奥さんにたこ焼き機ごと引き渡され、奥さんはひたすら球体に丸めて行きながら、火を通す。
出来上がると、番号を呼ばれ、たこ焼きを受け取る。
昔懐かしい、舟の形をした木の皮の器に入っている。
たこ焼きはピンポン玉くらい大きい。
爪楊枝でなく箸を使う。
箸でつかむと、黄卵をつかんでいるみたいに楕円形にカタチがかわる。
つまり、柔らかいのだ。爪楊枝でほ取り上げれないのだ。
こんなに皮が薄く柔らかなたこ焼きは初めて。それでいて、中はアツアツのとろとろ。スパイシーで甘いソースと小さなあられのような天かすとミックスになると、それらが調和され、むちゃくちゃうまい。
これは、今まで経験したことのないたこ焼きやね。
名古屋恐るべし。
10位
4回
2022/02訪問 2022/02/20
もう少しで春がやってくる。
うなぎの旬は冬だ。この冬の食べ納め・・・
と言いながら、春になっても夏になってもふらりとうなぎを食べに行くのだろうけど。次に食べるうなぎは、名古屋なのか、東京なのか、それとも横浜か?・・・
○ 特上丼¥4,300を注文した。
これには、一匹半のうなぎが使われていて、ごはんを覆ううなぎのてんこ盛り。うなぎ好きの人は踊り出し、初訪問の人は椅子から転げ落ちるかも知れない。さらには、ごはんの下にもうなぎが隠れている。
今日のうなぎは、特別、脂が乗っていて旨味と甘みを感じる。やはり、旬というのは大切だ。
食べ終わると腹いっぱい。
今日の晩ごはんはいらないな。
そうなんだ。ここは、量も多いので、二食分を食べていると思うと、とっても価値ある料金であることに気づく。
こりゃすごいわ・・・
○ 特上丼 ¥4,300也
分厚い、うなぎの量にたじろぐ。しかもごはんの下にも隠れている。
今晩の夜ごはんは要らないね。
名古屋に来て鰻を食べる回数が増えた。
関東にいた時は、旬の冬場を中心に行っていたが、名古屋は何せ、鰻屋が多い。
さぞかし、鰻の消費量は都道府県でダントツの一位かと思ったら、豈図らんや、11位であった。単価は、東京、愛知県、京都府、大阪府の4件が千円を超えていた。
名古屋の鰻料理で人気なのは、どこに行っても、櫃まぶしで、だいたい、三千円前後なので、単価を引っ張っているのかもしれない。
お上りさんかもしれないけど、過去30年で食べてきた、名古屋の鰻を含め、評判の鰻屋には行ってみよう。
名駅でダントツ人気なのは、イチビキ。
この前の道を通ることがあるが、その度、長蛇の列。観光客もわざわざ来るらしいので、先回りで待つことに。
開店は、11時30分。
行列の先頭から続々と入って行く。が・・・
当方の前で一巡が終了。24番目は残念ながら、二巡目であった。さらに、店の人から、「今からさらに40分待っていただきますが、大丈夫ですか?」
なんか慰められているのか、機械的な通告なのか微妙な感じだ。
まあ、このまま、わかりました、諦めて帰りますというわけにはいかんね。
この時間を利用して、溜めていたブログを書きしたためる。
店内に通されたのは12時10分。店の人が言った通りだ。
席に通され、すかさず、上丼¥2,850を注文。
さらに待って、上丼が出てきたのが、12時40分。
すっかり、お腹も減った。
イチビキに鰻のを求めて来るお客さんの数と、一匹一匹、丁寧に焼き上げる、大将のこだわりがなせる現象やね。
さてと・・・待ちに待った、上丼が出できた。
なんと、鰻のてんこ盛り!
これに肝吸いまで付いている。
蒸さず炭火でじっくり直焼きした鰻は香ばしく、甘めで濃い味付け。身は分厚くぷりぷり、うまみたっぷり。これがこれでもかと食べられるのだから、鰻好きにはたまらんね。
これで二千円台のお代だから、待った甲斐があったというものだ。
店を出た時には、すっかり、二時間もこの場所にいたことも忘れるくらい、満足していたね。
瀬戸ものの町に鰻の名店があるという。
いよいよ、鰻の旬のシーズンとなり、これは是非とも行きたいとBMしていた。
名鉄尾張瀬戸駅を降りて、銀座通り商店街を抜けると、深川神社の大きな鳥居が見える。
鳥居から深川神社に続く道の脇に小さな長屋のような商店街がある。この一角にうなぎの田代がある。名古屋の老舗の鰻屋とは、ちょっと様相が違う。
気合いを入れて、開店前の一番乗りを目指したが、自分の前にはすでに二組が予約ノートに名前を書いて、どこかで時間つぶしをしているみたいだ。
田代の大将から、「開店の11時30分に来て下さい」と告げられる。一番乗りではなかったが、一巡目には入れた。
この後は、深川神社にお参りして、瀬戸ものの町をさっくり散策。招き猫ミュージアムから、せと広商店街をまわり、11時15分には、田代の店まで戻ってきた。
店頭のベンチには、何組かの待ち客が座っている。予約ノートを見ると、12時30分までぎっしり書かれている。この店では、店頭でノートに書いてもらったら、店前でずっと待つ必要がないので、手持ち無沙汰にならなくて良い。
それでも、どんどん、客の数は増え続け、それに比例して、再来店の時間も後にずれていく。
建物の窓は外され、窓際の炭火焼場所から、店内はよく見える。
大将は、開店時間を見越して準備に取り掛かっている。
四、五十㎝はあるだろう丸々と太った活鰻をまな板において、手早くさばいていく。この臨場感がこの店、この時間で味わえる。
さばいた鰻は金串に刺して、炭火焼へ置いていく。関東風の蒸しは無しだ。
うちわで熱を起こしてはひっくり返し、タレにつけてはひっくり返す。それに、なんと、焼き加減を見るために手で触る。職人のなせる業だ。
○ 鰻丼並(なんと一匹分!)¥2,700を注文
それには上があって、一匹半分らしいが、食べ切れる度胸が無い。
鰻丼は、丼の蓋がされて出てくるが、きちんと閉まりきらない。蓋が浮くぐらい丼の中身が多いということだ。
玉手箱のように、蓋を開けると、香ばしくうまそうなにおいとともに、鰻焼きが顔を見せる。
デカイ!分厚い!ぷりぷり!
鰻にかぶりつく。程よい弾力ともに噛み応え。
続くのは脂の甘さと鰻の旨味が広がる。口の中が、まるで、フカヒレの姿煮を大胆にかぶりついたのと同じような歓喜に包まれる。
なるほど、これか‼︎多くのブロガーの皆さんが絶賛する鰻丼とは。
確かに、関東の溶けるような繊細さとは違う次元で、焼き加減を極めるとこんな感じになるのか?もちろん、素材の良さがあってのことかもしれないが・・・
これは、今年、名古屋で食べた鰻焼きの中で一番!★★★★★やね。