『ダブルブラインド』Pen2510さんの日記

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 以前読んだ本の中に、計算ができる馬のエピソードがあった。
簡単な計算式を見せると、答えの数だけ蹄でトントンしたそうな。だけど、観客も出題者も問題を知らない(見ない)ように出題すると、いつまでたってもトントン。
ゆっくりトントンしてる間に、答えに近づく時の緊張感や正解の数になったときの安堵感とか、知らず知らずのうちに出ていた表情や態度に反応していたって事らしい。
別に、ちょっとした変化を敏感に感じ取る動物に、今さらながら感心しているのではなく、このテスト方法がダブルブランクテストであると言う事。
色々なテイスティングも、半ば当て物みたいなのをメディアとかで良く見かける。それは、番組として成立すれば良いんだけど、テストとしては成立していないことの方が圧倒的に多い。そして、クレームがあっても、間違ったテストはしていないと言い張る。
メディアの影響は言うまでもない。私が嫌いな某食品関連のマンガも、その影響力はかなりの物のようだ。そしてそれらの事を信じる人もいれば、自分でも実験してみる好奇心旺盛な人もいるんだけど、結局正しいテストをしていないから、個人の都合の良い方向や事前の情報に引きずられる。でも自分で試した結果なんで、正しい事だと思い込む。
ひょっとしたら、本人も気付かないうちに、計算ができる馬になってる人もいるかもしれない・・・
などと、不特定多数に喧嘩を売るような事を書いてるけど、日記なんでまぁ良いか。
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