winter556さんが投稿したミスタードーナツ 中央区大濠ショップ(福岡/大濠公園)の口コミ詳細

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ミスタードーナツ 中央区大濠ショップ大濠公園、唐人町/レストラン、担々麺、中華粥

2

  • 昼の点数:3.0

    • ~¥999 / 1人
      • 料理・味 3.0
      • |サービス 2.5
      • |雰囲気 2.5
      • |CP 3.0
      • |酒・ドリンク -
2回目

2020/03 訪問

  • 昼の点数:-

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-

いまも残る「21型」店舗

 平日午前、「ミスタードーナツ大濠ショップ」へ。対面での説明を受けたうえでいくつかの書類に署名や捺印をするために簡単な机がある場所が、短時間ではあるが必要となって利用させていただいた。

 カウンターで支払いを済ませ受け取ったレシートには、ショップナンバーが記載されている。ショップナンバーは、日本国内での開業順に振られているものだという。こちら「大濠ショップ」はNo.0121。調べてみると、昭和50年1月開業だそうだ。ちなみに、100号店の開業は昭和49年、200号店の開業は昭和53年とのこと。

 「ブレンドコーヒー」(308円)を飲んだ。新型コロナウイルス感染症が気になるところだが、このときばかりはマスクを外すしかない。マグカップの縁は丸められ、厚みも適度。唇の触感が良いと、コーヒーの味もより良く感じられる。お替りが追加料金なしで可能だが、せめて長居くらいは慎むべく、それは自粛。

 こちら「大濠ショップ」は、「ミスタードーナツ」約1,200店舗のうち、現在わずか3店舗しか残っていない「21型」店舗であることが特筆される。
 「21型」店舗とは、「ミスタードーナツ」が、いわゆる「バブル景気」の1980年代後半に「21世紀を目前にして、より未来を意識したエンターテインメント的な店舗づくり」を目指したモデルだそうだ。その特徴は、派手な内装だ。米国が栄華を謳歌した1950年代をモチーフに、チェッカー柄、ネオン管、クロームメッキなどを多用し、ジュークボックスやメリーゴーランドといった大仕掛けも設置するという、キンキラ、イケイケ仕様。新規出店にも既存店の改装にも採用された。こちら「大濠ショップ」はもちろん後者だ。最盛期には30店舗ほどの「21型」店舗が存在したという。いまも残る3店は、こちらのほか、「今福鶴見ショップ」(大阪市)、「フジグラン松山ショップ」(松山市)。「今福鶴見ショップ」のメリーゴーランドは保守部品入手困難のため修理できず回転していないらしいが、こちら「大濠ショップ」では現在も回転している! 「フジグラン松山ショップ」はどうなのかわからないが、回転していてほしい。
 最近更新されたのかと想像される新しい椅子やテーブルは金属光沢のない優しい白木調のものになっているし、ネオン管装飾は以前より減らされている気がするし、「21型」のキンキラ、イケイケ度はだいぶ和らいでいる。それでも、お店のど真ん中で回転しつづけるメリーゴーランドはこの店舗の強烈なアイコンとしてゆるぎない。「20世紀末の貴重なバブル遺産」と表現していた人がいたが、言い得ていると思う。
 外壁には重厚な青銅製(?)のエンブレムが掲げられている。それに施されたレリーフは、チェッカー柄に回転木馬。刻まれた文字は「Great American Carousel Plaza  Since 1955 Boston Mass Mister Donut」と読み取れる。「素敵なアメリカ式回転木馬広場 1955年マサチューセッツ州ボストンにて創業 ミスタードーナツ」といったところか。ミスタードーナツ発祥の地アメリカでは現在ミスタードーナツはほぼ淘汰されて風前の灯火だということだが、日本でこうして由来が大切にされて長らえている。
 あれこれ面白い、一見の価値ある店舗ではないだろうか。

  • 「ブレンドコーヒー」(308円)

  • 内観

  • 外観

  • 外観

2022/05/27 更新

1回目

2011/06 訪問

  • 昼の点数:3.0

    • [ 料理・味3.0
    • | サービス2.5
    • | 雰囲気2.5
    • | CP3.0
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人

勉強お断り

 「ミスタードーナツ」には、FC店が非常に多い。このお店は、「株式会社西鉄プラザ」の経営。4種の交通系ICカードでの支払い可。そのうち、nimocaならば、ポイントが付く。

 店内には、「勉強お断り」と掲示されている。自習室がわりに客席を利用する不心得者が目に余る状態だったのだろう。あたりまえだが、いけないのは長時間の客席の占有なのであって、勉強しなければいくら居ても良いというものでもない。(一方で、アメリカでは、夜な夜なドーナツ店で思索を巡らし大成した若き天才学者などもいたと聞くのに、地代の高い日本の都市部の「ミスタードーナツ」は、天才学者の揺籃地などにはなり得ないようだ、という見方をすると、日本は貧しく世知辛い国なのかもしれないと思えてきたりもする。)

 「ミスタードーナツ」には、大きく二つに分けて、アーリーアメリカン調の素朴でウッディな内装のお店と、フィフティーズアメリカンポップ調のクロームメッキやネオン管を多用した派手な内装のお店とがあるが、こちらのお店は、1980年代に後者風に改装されて以来、現在に至るまでその路線を維持している。

2014/09/09 更新

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